JPH0653912B2 - リールバージ敷設性に優れた高靭性電縫鋼管 - Google Patents

リールバージ敷設性に優れた高靭性電縫鋼管

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リールバージ敷設性に優れた高靭性電縫鋼管
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、海底ラインパイプの敷設方法としては、第2図に
示すように、バージ1上で手溶接、MIG(Metal Iner
t Gas)溶接またはMAG(Metal Active Gas)溶接に
より円周溶接を行い、接続したパイプ2を送り出して海
底4に敷設する方法が最も一般的である。しかし、この
方法ではバージ1上にて溶接、溶接部の検査、コーティ
ング等を行う必要があり、作業スペースが狭いために作
業効率の点が劣ること、あるいは天候の影響を大きく受
けるために作業能率が悪いことなどの点より問題があっ
た。
このため、第3図(a)に示すように、陸上5で円周溶
接、検査、及びコーティング等を行い、できあがった長
尺のパイプ2を海上のバージ1のリール3上に巻き取
り、第3図(b)に示すように目的とする海上におい
て、リール3からパイプ2を巻き戻しながら海底4に敷
設する、いわゆるリールバージ法が多用されつつある。
このリールバージ法では、非常に効率的に作業を行うこ
とができるものの、リール3に巻き取る時あるいは海底
に敷設するためにリール3から巻き戻す時に、パイプ2
の一部に引張及び圧縮の応力がかかり、第4図に示すよ
うにパイプ2の円周溶接7のトウ部に割れが生じやすい
という問題があった。
従来より、溶接部の靭性を改良する方法としては、特公
昭60−31888号あるいは特開昭53−12571
号がある。前者は、母材成分の炭素当量を規定しかつ溶
接後熱処理を行うものであり、後者は溶接時に被溶接材
料に超音波振動を付与して行うものである。これらは、
溶接部の靭性向上に効果はあるものの、前者では特に熱
処理工程の追加が必要である。後者は超音波を付与する
ための装置及び適当な振動数の調整が必要であり、また
振動数が不適当であると付与しないほうがかえって靭性
が優れるという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、リールバージ法により電縫鋼管を敷
設する場合、リールにパイプを巻き取る工程あるいは敷
設時にリールから巻き戻す工程があるため、パイプの一
部に引張及び圧縮の応力がかかり、円周溶接トウ部に割
れが生じやすいという問題点がある。
本発明は、上記の事情にかんがみて開発されたもので、
リールバージ敷設性に優れた高靭性電縫鋼管を提供する
ものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、電縫鋼管のリールバージ法への適用に当
り調査を重ねた結果、円周溶接トウ部の割れ発生には溶
接熱影響部の軟化が悪影響を及ぼしていることを見出
し、さらに研究を重ねたところ、溶接時の熱を受けても
軟化の程度が事実上問題のない高靭性電縫鋼管を用いる
ことにより、トウ部の割れを有効に防止し得ることを知
見し、本発明をなすに至ったのである。
すなわち、本発明は下記の技術手段から成る電縫鋼管で
ある。
成分として、 C:0.03〜0.20重量%、 Mn:0.50〜1.5重量%、 Si:0.05〜0.50重量%、 Al:0.005〜0.060重量% の範囲内で含有し、かつ、Nb、V、Tiについて、 Nb+V+Ti≦0.040重量% を満足し、残部は実質的に鉄及び不可避的不純物よりな
る鋼で、かつ炭素当量Ceq及び溶接割れ感受性Pcm
が、 0.20≦Ceq≦0.36 Pcm≦0.25 を満足し、さらに、降伏比(=降伏応力/引張り強さ)
が85%以下であることを特徴とする溶接軟化部の少な
いリールバージ敷設に優れた高靭性電縫鋼管である。
但し、Ceq及びPcmは次式で与えられる。
Ceq=C+Mn/6+Cu/15 +Ni/15+Cr/5 +Mo/5+V/5 Pcm=C+Si/30+Mn/20 +Cu/20+Ni/60 +Cr/20+Mo/15 +V/10+5B また、上記鋼に成分として (a)Ni:0.50重量%以下、 Cu:0.50重量%以下、 Ca:0.005重量%以下、 Cr:0.3重量%以下、 のうちから選ばれた1種もしくは2種以上または/およ
び (b)Mo:0.30重量%以下 B:0.002重量%以下 のうち一種または二種 を含有させることによって、リールバージ敷設にさらに
優れた高靭性電縫鋼管を得ることができる。
〔作用〕
以下に本発明の作用を説明する。
本発明者らは、上記した円周溶接トウ部の割れについ
て、API1104に従って円周溶接部から試験片10
を取り出し、第5図に示すように曲げ試験機11を用い
て繰り返し曲げ試験(歪量5%)により再現試験を実施
し検討した結果、第4図に典型例にみられるように割れ
6が円周溶接7のトウ部より発生していることを確認す
ることができた。また、この割れは溶接熱影響部の軟化
の程度が大きい時に発生する傾向が大きく、溶接熱影響
部の軟化を小さくすれば有効に防止し得ることが明らか
となった。
この種の割れは第6図のグラフに示した硬さHvの分布
の模式図から解るように、溶接部7による溶接熱影響部
8と母材9の硬度の不連続に起因するものであり、巻き
取り巻き戻し時に溶接熱影響部8と母材9で塑性変形の
不均一が生じるために発生すると考えられる。すなわ
ち、割れの発生は、軟化域をもつ溶接熱影響部8に変形
が集中し、局部的に加工硬化し脆化することにより起る
と考えられる。
また、第6図に示すように溶接熱影響部8が母材9に比
較して軟化する理由は、一般に電縫鋼管用鋼板は高強度
・高靭性を得るためにCR(コントロールド・ローリン
グ)法が採用されているが、溶接時の熱によりAC3点以
上に加熱され、CRの効果がなくなるためと考えられ
る。特に、電縫鋼管では巻き取り巻き戻し時の応力状態
より見て、問題となるのはシーム溶接部よりも円周溶接
部における軟化である。
上記した検討結果より溶接熱影響部の軟化の程度を減少
させるために、種々の成分系について軟化の度合(△H
v)を調査し、ある特定の成分系にすれば軟化の度合を
非常に小さく抑えることができることが発見し、本発明
に至った。
それは、第1図に示すように、Nb、V及びTiの合計
量とCeq(炭素当量)の値を規制することである。第
1図は、Nb+V+Tiの量を0.040重量%以下及
び0.040重量%超にした場合の軟化の度合(△H
v)とCeqの関係を示したものであり、定性的に、C
eqを増加させれば△Hvを減ずることができることが
わかる。定量的には、Ceqを0.20重量%以上にす
れば△Hvを8以下に抑えることができる。△Hvが8
以下では第5図に示した繰り返し曲げ試験より円周溶接
トウ部からの割れはほとんど皆無である。
Nb、V及びTiの合計量の制限が軟化抑制に効果があ
るのは、これらは、単体あるいはそれらの複合により、
母材の強度を上げる、すなわちCRの効果を上げる元素
であり、これらの元素を限定することにより、CRの効
果を減少することができるためと考えられる。さらに、
Ceqの上昇が軟化抑制に効果があるのは、基本的にC
Rの効果を減らすためと考えられ、円周溶接時の熱によ
る軟化の程度が少なくなり均一変形が行なわれ、曲げ延
性の改善には寄与すると考えられる。
Nb+V+Tiを0.040重量%以下に規制するの
は、溶接熱影響部の軟化を、実際上問題のない程度まで
抑えるために、また降伏比を85%以下にするために、
Nb+V+Tiが0.040重量%以下であることが必
要である。よって、0.040重量%以下の範囲とし
た。また、Ceqの範囲については0.20重量%未満
では、その効果がなく、0.36重量%を越えると、C
eqの上昇の効果が飽和するだけでなく、著しい靭性の
劣化が起る。よって、0.20重量%以上0.36重量
%以下の範囲とした。
その他、本発明の鋼における各成分の限定理由について
説明する。
Cは必要な強度を得るために、0.03重量%以上の含
有が必須であるが、0.20重量%を越えると、溶接割
れ感受性が増大するため0.03〜0.20重量%の範
囲とした。
Siは脱酸剤としてまた強度を確保する目的で0.05
重量%以上の添加が必要であるが、0.50重量%を越
えると、低温靭性の劣化及び、溶接割れ感受性を高める
ので、0.05〜0.50重量%の範囲とした。
Mnは強度を確保するために、0.50重量%以上の添
加が必要であるが、1.5重量%を越えると、溶接割れ
感受性が増大しラインパイプ敷設時に必要な曲げ延性の
劣化を招くため、0.50〜1.5重量%の範囲とし
た。
Alは強力な脱酸元素であるが、0.005重量%未満
ではその効果がなく、一方0.060重量%を越える
と、効果はほぼ飽和に達するだけでなく非金属介在物の
増加をもたらす。よって、0.005〜0.060重量
%の範囲とした。
Niは強度及び耐HIC性を向上させ、さらに母材及び
溶接熱影響部の靭性を著しく改善するため有効である
が、0.50重量%を越えるとスケールきずの発生が著
しくなり、鋼板の表面性状を害するので、0.50重量
%以下の範囲とした。
CuはpHが高い環境下で鋼表面に安定な皮膜を生成し
て、耐蝕性を向上させると共に、耐HIC性向上にも効
果を示す。しかしながら、Cu添加量が0.50重量%
を越えれば熱間加工性を損なうので0.50重量%以下
の範囲とした。
Caは硫化物系介在物の形状を球状化して、硫化物系介
在物がHICの起点となることを抑制し、これにより耐
HIC性を確保するに有効な元素であるが、0.005
重量%を越えるCaの添加は大型介在物を増加させて耐
HIC性及び耐水素ふくれ性を低下させるおそれがある
から、0.005重量%以下の範囲とした。
Crは鋼の耐蝕性を向上させて鋼中への水素侵入を低下
させると共に、Ni添加に伴う耐SSC性の劣化を防ぐ
効果がある。しかし、0.30重量%を越えれば特に溶
接部の靭性が劣化するため、0.30重量%以下の範囲
とした。
Mo,B: Mo,Bはともに強度を高めるために添加する。しかし
Moは0.30重量%を越えて添加しても効果が飽和し
経済的でなく、またBは0.002重量%を越えると靭
性が劣化するのでMoは0.30%重量以下、Bは0.
002重量%以下にそれぞれ限定する。
Pcmは、溶接割れ感受性の指標であり、該成分系では
0.25を越えると著しく溶接割れ感受性が高まり、円
周溶接部の曲げ延性が劣化する。
よって、0.25以下の範囲とした。
降伏比(降伏点/引張強さ)が85%以下の規定は以下
の理由による。一般に、第7図に示す応力−歪曲線中の
曲線Aで示す降伏比が高い材料は、応力がσを越える
と歪がεを突破し、小さい応力で歪が著しく増加する
ことになる。特に円周溶接熱影響部に軟化部が生じ易い
材料(局部的に弱い部分をもつ材料)では、わずかな応
力の増加であっても歪が軟化部に集中し、トウ部に割れ
が発生し易く、最終的には第8図に示すように局部座屈
13を起し易い傾向にある。しかし、第7図の曲線Bで
示す降伏比が低い材料では、第9図に示すパイプの中央
部に最大の曲げ応力がかかったとき、中央部が加工硬化
し、中央部から端の方向へ変形或が拡がるだけで均一変
形14を起し、トウ部に割れは発生しにくく、さらに局
部座屈には至らない。このような数多くの実験事実よ
り、少なくとも降伏比が85%以下であることが必要で
ある。
この考え方でわかるように、母材と継手の強度の均一性
は非常に大事であり、円周溶接の熱で局部的に弱い部分
ができるということは絶対に避けなければならない。
電縫鋼管の製造工程の概略を第10図によって説明す
る。
一般に電縫鋼管は、コイル状に巻かれた帯板をアンコイ
ラによって巻戻し、レベラで平坦化した後、帯板両サイ
ドをトリミング装置によって、所定の帯幅に加工すると
共に帯板継目エッジ部端面の仕上加工をするいわゆる前
処理を行う。
さらにブレークダウンロールフォーミング方式では、第
10図に示す如く、所要の幅にトリミングされた鋼帯2
0の両エッジ部21を、先ずエッジフォーミングロール
31によって所要の曲率に曲げ成形し、次いで数段のブ
レークダウンロール32、及びサイドロール33によっ
て、ほぼ断面円形の素管22に成形し、成形された素管
22の継目エッジ部23の角度コントロール、仕上げ成
形、センタリングを数段のフインパスロール34によっ
て行い、数段のフインパスロール34の出側において、
図示してないコンタクトチップにより素管22の継目エ
ッジ部23を加熱し、加熱された素管22の継目エッジ
部23をスクイズロール35により圧着接合するもので
ある。
この圧着接合により生じた溶鋼ビートをスクイズロール
35の後流側に設置したビード切削装置により切削除去
する一連の工程によって製造される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について説明する。
第1表に示す組成のパイプ(外径273.1mm肉厚1
2.7mm)を素材に、被覆アーク溶接にてセルロース
系の溶接棒を用いて6層6パスで円周溶接を行い、AP
I1104に従って円周溶接部を含んで12.7mm×
幅25.4mm×長さ230mmの試験片(n=10
0)を採取し、第5図に示すように、歪量が5%の繰返
し曲げ試験を行い合計10回曲げ後、溶接部近傍のわれ
発生の有無を調査した。結果を第2表に示した。
第1表において、本発明に基いた成分系No.8〜No.3
3は、ほとんど割れの発生が見られなかった。これに対
し、比較例No.1は、母材のC量及び溶接割れ感受性式
(Pcm)の上限をはずれる場合であり、割れ発生率は
高い。比較例No.2は溶接割れ感受性式(Pcm)の値
は0.099と小さいものの、炭素当量(Ceq)の値
が下限をはずれ、溶接熱影響部の軟化部発生により34
%の割れ発生率となっている。比較例No.3及びNo.4
はそれぞれ、Ceq及びPcmが上限値を越えているた
め、高い発生率になっている。比較例No.5は、Pc
m、Ceq及び降伏比(YR)が規定値を満足している
ものの、Nb+V+Tiの含有量が規定値を越えている
ため割れの発生率が高い。さらに比較例No.6及びNo.
7では、YRが上限をはずれるために極めて高い割れ発
生率である。
すなわち、本発明の電縫鋼管を用いることにより、溶接
部の曲げ延性が改善され、リールバージ敷設用電縫鋼管
として極めて有効であることが実証された。
なお、電縫鋼管用鋼板の製造については、鋼片を118
0〜1260℃の温度に加熱し、その後の圧延にあたっ
て960℃以上で累積圧下率を50%以上とし、仕上が
り温度を800℃以下にした。
電縫鋼管は、ブレークダウンロールフォーミング方式に
よって製造した。製造装置は、ブレークダウンロール4
段、サイドロール3段、フィンパスロール3段、エッジ
フォーミングロール及びスクイズロールは共に1段であ
る。この装置を用いて鋼板を逐次円筒形状に成形し、外
径273.1mmに仕上げた後、高周波溶接を行い、さ
らにポストアニーリングを施して所要の電縫鋼管を得
た。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の電縫鋼管は、すぐれた円
周溶接部の靭性を有し、リールバージ敷設用電縫鋼管と
して利用できるので、工業的に極めて利用価値の高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は軟化の度合い(△Hv)とCeqの関係を示す
グラフ、第2図は一般的な海底ラインパイプの施工方法
の説明図、第3図はリールバージ法の説明図、第4図は
円周溶接トウ部に見られる典型的な割れを示す溶接部断
面図、第5図は繰返し曲げ試験方法の説明図、第6図は
CR材での硬さ分布を示す模式図、第7図は応力−歪曲
線、第8図は局部的に弱い部分をもち、かつ降伏比が高
いパイプの変形状態を示す斜視図、第9図は降伏比が低
いパイプの変形状態を示す斜視図、第10図は電縫鋼管
の製造工程の平面図である。 1……バージ、2……電縫鋼管 3……リール、4……海底 5……陸上、6……割れ 7……溶接部、8……熱影響部 9……母材、10……試験片 11……曲げ試験機、20……鋼帯 21……エッジ部、22……素管 23……継目エッジ部 31……エッジフォーミングロール 32……ブレークダウンロール 33……サイドロール 34……フィンパスロール 35……スクイズロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.03〜0.20重量%、 Mn:0.50〜1.5重量%、 Si:0.05〜0.50重量%、 Al:0.005〜0.060重量% の範囲内で含有し、Nb、V、Tiが、 Nb+V+Ti≦0.040重量% を満足し、残部は実質的に鉄及び不可避的不純物よりな
    り、かつ下記で与えられる炭素当量Ceqが0.20以
    上0.36以下、及び溶接割れ感受性Pcmが0.25
    以下であることを特徴とする降伏比が85%以下で、溶
    接軟化部の少ない、リールバージ敷設性に優れた高靭性
    電縫鋼管。 Ceq=C+Mn/6+Cu/15 +Ni/15+Cr/5 +Mo/5+V/5 Pcm=C+Si/30+Mn/20 +Cu/20+Ni/60 +Cr/20+Mo/15 +V/10+5B
  2. 【請求項2】前記の成分に加えて、 Ni:0.50重量%以下、 Cu:0.50重量%以下、 Ca:0.005重量%以下、 Cr:0.3重量%以下、 のうちから選ばれた1種もしくは2種以上を含有する請
    求項1記載のリールバージ敷設性に優れた高靭性電縫鋼
    管。
  3. 【請求項3】前記の成分に加えて、 Mo:0.30重量%以下、 B:0.002重量%以下、 のうち1種又は2種を含む請求項1または2記載のリー
    ルバージ敷設性に優れた高靭性電縫鋼管。
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