JPH0653655A - バンプ付き回路基板の製造方法 - Google Patents

バンプ付き回路基板の製造方法

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JPH0653655A
JPH0653655A JP22213392A JP22213392A JPH0653655A JP H0653655 A JPH0653655 A JP H0653655A JP 22213392 A JP22213392 A JP 22213392A JP 22213392 A JP22213392 A JP 22213392A JP H0653655 A JPH0653655 A JP H0653655A
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順三 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンプの形状,厚み及びピッチにバラツキを
生ずることがない,バンプ付き回路基板の製造方法を提
供すること。 【構成】 セラミックス基板形成用のグリーンシート2
10,220,230と,グリーンシートの焼結温度で
は焼結しないバンプ形成用の未焼結シート12とを準備
する。未焼結シート12にホール10を穿設し,バンプ
形成用のホール10内に導体5を充填する。上記グリー
ンシート210,220,230と未焼結シート12と
を積層し,熱圧着することにより積層板を得る。積層板
をグリーンシートが焼結する温度で加熱焼成してセラミ
ックス基板21,22,23を得ると共に上記導体5を
上記セラミックス基板の上に転写接合してバンプを形成
し,その後,該セラミックス基板から上記未焼結シート
を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子部品等と接続する
ためのバンプを有する,バンプ付き回路基板の製造方法
に関する。
【0002】
【従来技術】従来,回路基板に集積回路を実装するに
は,ワイヤボンディング方式やQFP表面実装方式が主
流であった。しかし,近年の小型・高密度化の要求によ
り,フリップチップ実装方式が注目されている。フリッ
プチップ実装に対応するためには,回路基板に高精度の
電極(バンプ)を形成する必要がある。
【0003】他方,回路基板を更に他の基板(マザーボ
ード)に実装するには,従来,DIP方式やPGA方式
を採っていた。しかし,これも小型・高密度・軽量化の
要求により,表面実装可能なバンプ方式への移行が切望
されている。ここでも回路基板に高精度なバンプを形成
する必要がある。高精度なバンプとは,径・厚み・ピッ
チのばらつきの小さいバンプという意味である。
【0004】該バンプ方式とは,図7,図8に示すごと
く,回路基板9の表面に凸形状のバンプ57を形成し,
該バンプ57と電子部品7のパッド77(図7)或いは
バンプ57とマザーボード6のパッド67(図8)と
を,半田4により接続固定する。これにより,回路基板
9と電子部品7,或いは回路基板9とマザーボード6の
電気的導通を図る。
【0005】上記バンプ方式による回路基板としては,
例えば図9(d)に示すごとく,下から順に積層された
セラミックス基板93,92,91と,該セラミックス
基板91,92に穿設されたスルーホール90と,該ス
ルーホール90の上に形成されたバンプ57とを有する
ものがある。スルーホール90の内部には,導体5が充
填されている。セラミックス基板92,93には,配線
パターン59が形成されている。
【0006】次に,上記バンプ付き回路基板の製造方法
について説明する。まず,図9(a)に示すごとく,セ
ラミックス基板91,92,93形成用のグリーンシー
ト910,920,930を準備し,該グリーンシート
910,920には貫通孔915,925を穿設する。
次に,該貫通孔内に導体5を充填する。次いで,グリー
ンシート920,930の上に配線パターン59を形成
する。
【0007】次に,図9(b)に示すごとく,上記グリ
ーンシート930,920,910を下から順に積層
し,これらの位置合わせを行い,熱圧着して,積層板を
得る。次に,図9(c)に示すごとく,グリーンシート
910の上に,導体5によりバンプ57を形成する。次
に,上記積層板を焼結温度で加熱する。これにより,グ
リーンシート930,920,910が焼結してセラミ
ックス基板93,92,91となり,図9(d)に示す
ようなバンプ付き回路基板9が得られる。
【0008】上記バンプの形成方法としては,グリーン
シート910の上に導体5を印刷する印刷方法がある。
また,凹部を設けたシリコーン樹脂に導体5を充填した
ものをグリーンシート910の上に載置し,その後の積
層板を加熱するときに,上記導体5をグリーンシート9
10側に転写する樹脂転写方法がある。
【0009】
【解決しようとする課題】しかしながら,バンプを形成
するに当たっては,上記いずれの形成方法においても,
以下に述べる種々の問題を伴う。即ち,上記印刷方法で
は,印刷厚みのばらつきが生じるために,図10の下部
に示すごとく,バンプ57の厚みが不揃いになり,薄い
バンプ571と,厚いバンプ572,573とが形成さ
れる。
【0010】そのため,図10に示すごとく,これらバ
ンプを有する回路基板9を,マザーボード6のパッド6
71,672,673の上に実装しようとする場合,薄
いバンプ571とパッド671との間に,隙間8が発生
してしまうため,両者を接続することができない。ま
た,電子部品7を実装する場合(図7)にも上記と同様
の問題がある。
【0011】したがって,バンプの厚みを揃える必要が
ある。その方法としては,厚いバンプを平面研削機によ
り研磨して薄いバンプの厚みに揃えることが考えられ
る。しかし,この研磨作業を行うことは,製造工程を増
すことになり,時間,労力共に無駄である。更に,積層
板の焼成収縮のばらつきにより,図11に示すごとく,
バンプ574,575,576のピッチが,マザーボー
ドのパッド674,675,676のピッチと一致しな
くなることがある。
【0012】次に,上記樹脂転写方法においては,バン
プをセラミックス基板側に転写するときに,シリコーン
樹脂が変形してしまう。そのため,バンプの形成位置が
スルーホールの位置から外れてしまうことがある。そこ
で,グリーンシートを焼結してセラミックス基板とした
後に,金属固体をろう付けする方法が考えられる。この
方法によれば,バンプの形状,及びこの厚み及びピッチ
のバラツキを少なくすることができる。
【0013】しかし,この方法においては,使用するろ
う付け用治具が高価であること,また,熱膨張係数の差
に起因してクラックが発生することが懸念される。本発
明はかかる問題点に鑑み,バンプの形状,厚み及びピッ
チにバラツキを生ずることがない,バンプ付き回路基板
の製造方法を提供しようとするものである。
【0014】
【課題の解決手段】本発明は,セラミックス基板と,該
セラミックス基板の表面に突設されたバンプとを有する
バンプ付き回路基板の製造方法において,セラミックス
基板形成用のグリーンシートと,該グリーンシートの焼
結温度では焼結しないバンプ形成用の未焼結シートとを
準備する準備工程と,上記未焼結シートにホールを穿設
し,該ホールにバンプ形成用の導体を充填する導体充填
工程と,上記グリーンシートの表面に配線パターンを配
置する回路形成工程と,上記グリーンシートに上記未焼
結シートを積層し,熱圧着することにより積層板を得る
積層工程と,上記積層板を上記グリーンシートが焼結す
る温度で加熱することによりセラミックス基板を得ると
共に上記導体をセラミックス基板の上に転写接合しバン
プを形成する加熱工程と,上記セラミックス基板から未
焼結シートを除去することにより上記バンプ付き回路基
板を得る除去工程とからなることを特徴とするバンプ付
き回路基板の製造方法にある。
【0015】本発明において最も注目すべきことは,上
記未焼結シートのホール内にバンプ形成用の導体を充填
し,該未焼結シートをグリーンシート上に積層し,加熱
し,上記導体をグリーンシートに接合すると共にグリー
ンシートを焼成して,セラミックス基板となし,その後
上記未焼結シートを除去することである。
【0016】未焼結シートは,積層工程における熱圧
着,及び加熱工程における加熱では焼結せず,膨張,収
縮等の変形が生じないものである。未焼結シートは,グ
リーンシートに積層した際,グリーンシート中に含まれ
るバインダーの蒸発を妨げないものである。未焼結シー
トは,厚み0.1〜1.0mmが好ましい。厚み0.1
mm未満ではグリーンシートが焼成中に剥がれるおそれ
がある。また,厚み1.0mmを越える場合には脱バイ
ンダー不足の問題がある。
【0017】未焼結シートとしては,アルミナ,ジルコ
ニア,ムライト等のシート材とバインダーとを混合した
ものを用いる。シート材としては,アルミナが最も好ま
しい。グリーンシートは,1000℃以下で焼結可能な
低温焼成基板用材料であることが好ましい。
【0018】上記導体は,加熱の際に未焼結シートと接
着しないものである。導体としては,銀,銅等とバイン
ダーとを混合してペースト状にしたものを用いる。ま
た,導体は,フリットを含有していないものが好まし
い。フリットがない導体は,未焼結シートと接着しない
ので,除去工程において未焼結シートとバンプとの分離
が容易である。
【0019】また,回路形成工程においては,グリーン
シートの表面に,導体を用いて配線パターンを形成し,
回路基板を得る。また,必要に応じて,グリーンシート
に貫通孔を設け,該貫通孔に導体を充填する。これによ
り,各セラミックス基板の配線パターンの導通を図るこ
とができる。また,除去工程においては,回路基板を叩
く,或いは未焼結シートをこする等の作業により,未焼
結シートを除去する。
【0020】
【作用及び効果】本発明においては,グリーンシートの
焼結温度では焼結しない未焼結シートに,バンプ形成用
のホールを穿設し,該ホール内に導体を充填している。
該導体は,グリーンシートを加熱する際に,グリーンシ
ートと接着する。そのため,未焼結シートのホールに充
填された導体は,セラミックス基板の上にバンプとして
形成される。
【0021】また,未焼結シートは,上記加熱により,
未焼結シート中のバインダーが熱分解し,非常にもろ
く,剥離し易い状態になる。そのため,除去工程におい
て,軽く回路基板をたたく,ハケでこするなどの極めて
簡素な作業で,回路基板及びバンプから未焼結シートを
容易に除去することができる。
【0022】また,バンプ形成用の未焼結シートは,グ
リーンシートとの熱圧着,及び加熱の際には,変形しな
い。そのため,バンプの形状,及びその厚みやピッチの
バラツキがないバンプ付き回路基板を製造することがで
きる。従って,本発明によれば,バンプの形状,厚み及
びピッチにバラツキを生ずることがない,バンプ付き回
路基板の製造方法を提供することができる。
【0023】
【実施例】実施例1 本発明にかかる実施例について,図1〜図3を用いて説
明する。本例により製造された回路基板2は,図3
(b)に示すごとく,セラミックス基板21の上に,凸
形状のバンプ50を形成している。回路基板2は,下か
ら順に積層されたセラミックス基板23,22,21
と,スルーホール20とを有する。
【0024】スルーホール20は,セラミックス基板2
1,22に穿設された貫通孔215,225より形成さ
れている。スルーホール20の内部には,銀ペーストよ
りなる導体5が充填されている。上記バンプ50は,ス
ルーホール20の真上に形成されている。セラミックス
基板22,23の上には,配線パターン59が形成され
ている。
【0025】上記バンプ付き回路基板の製造方法につい
て説明する。まず,準備工程において,図1(a)に示
すごとく,セラミックス基板21,22,23形成用の
グリーンシート210,220,230と,該グリーン
シートの焼結温度では焼結しない未焼結シート11,1
2,13を準備する。なお,後述のごとく,この中,未
焼結シート12が,バンプ形成用未焼結シートである。
グリーンシートは,1000℃以下で焼結する低温焼成
基板用材料である。
【0026】上記グリーンシートを作製するに当たって
は,まず,CaO−Al2 3 ─SiO2 ─B2 3
ガラス60重量%(以下,%という)とアルミナ40%
とよりなるセラミックス基板材料の混合粉末に,溶剤,
バインダー,及び可塑剤を加え,混練して,スラリーを
作成する。次いで,常法のドクターブレード法を用い
て,上記スラリーを用いて,厚み0.3mmのグリーン
シートを作成する。
【0027】上記未焼結シートを作製するに当たって
は,アルミナ粉末をバインダーにより混合して,ペース
ト状にする。次いで,常法のドクターブレード法を用い
て,上記ペーストを用いて,厚み0.2mmの未焼結シ
ートを作成する。未焼結シートは,積層工程における熱
圧着,及び加熱工程における加熱では,膨張,収縮等の
変形が生じないものである。未焼結シートは,グリーン
シートに積層した際,グリーンシート中に含まれるバイ
ンダーの蒸発を妨げないものである。
【0028】次いで,導体充填工程において,図1
(b)に示すごとく,グリーンシート210,220及
びバンプ形成用の未焼結シート12に,貫通孔215,
225及びホール10を穿設する。次いで,図2(a)
に示すごとく,貫通孔215,225及びホール10内
に,導体5を充填する。
【0029】導体5は,グリーンシートの加熱の際に未
焼結シートと接着しないものである。導体5としては,
フリットを含有していない銀系導体とバインダーとを混
合してペースト状にしたものを用いる。次いで,回路形
成工程において,図2(b)に示すごとく,グリーンシ
ート220,230の上に配線パターン59を形成す
る。
【0030】次に,積層工程において,図3(a)に示
すごとく,押圧用未焼結シート13,グリーンシート2
30,220,210,バンプ形成用の未焼結シート1
2,押圧用未焼結シート11を,下から順に積層し,位
置合わせを行い,熱圧着して,積層板を得る。上記押圧
用未焼結シート11,13は,導体5を充填していない
他はバンプ用未焼結シート12と同様である。熱圧着の
条件は,温度100℃,積層板の押圧力は50kg/c
2 であり,20秒間行う。
【0031】次に,加熱工程において,上記グリーンシ
ートが焼結する温度で上記積層板を,最高900℃,保
持時間20分の条件で加熱する。これにより,グリーン
シート230,220,210が焼結してセラミックス
基板23,22,21が得られる。また,未焼結シート
12の導体5がセラミックス基板21の上に転写接合さ
れて,セラミックス基板91の上にバンプ50が形成さ
れる。
【0032】次に,除去工程において,未焼結シート1
1,12,13を,ハケで剥離,除去する。更に,上記
セラミックス基板の上に残存しているアルミナ粉末を超
音波洗浄により除去する。これにより,前記のごとく,
図3(b)に示した回路基板2が得られる。
【0033】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例の製造方法においては,グリーンシートの焼結温度で
は焼結しない未焼結シート12にバンプ形成用のホール
10を穿設し,該ホール10内に導体5を充填してい
る。導体5は,加熱工程の際に,未焼結シート12と接
着しないで,軟化したセラミックス基板21と接合す
る。そのため,上記導体5は,セラミックス基板21の
上にバンプ50を形成することができる。
【0034】また,本例の未焼結シート11,12,1
3は,上記加熱により,未焼結シート中のバインダーが
加熱分解し,非常にもろく,剥離し易い状態になる。そ
のため,除去工程において,回路基板を軽くたたく,ハ
ケでこする等の極めて簡素な作業で,回路基板及びバン
プから未焼結シートを容易に除去することができる。ま
た,バンプ形成用の未焼結シート12は,グリーンシー
トの熱圧着,及び加熱の際には,変形しないので,バン
プ50の形状,及びその厚みやピッチのバラツキを生じ
ることがない。
【0035】実施例2 本例においては,図4に示すごとく,グリーンシート2
10の上に,バンプ形成用の未焼結シート12のみを積
層している。その他は,実施例1と同様である。本例に
おいても,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0036】実施例3 本例のバンプ付き回路基板においては,図5(b)に示
すごとく,バンプ500がスルーホール20の口径より
も大きい。上記バンプ500を形成するに当たっては,
図5(a)に示すごとく,未焼結シート12に,スルー
ホール20よりも大きい口径のホール10を穿設する。
その他は,実施例1と同様である。本例においても,実
施例1と同様の効果を得ることができる。
【0037】実施例4 本例のバンプ付き回路基板においては,図6(b)に示
すごとく,スルーホール20の上のバンプ50の他に
も,配線パターン59の上にもバンプ51を形成してい
る。また,上記回路基板2は,1層のセラミックス基板
24からなり,該セラミックス基板24の上には,配線
パターン59が形成されている。貫通穴245はスルー
ホール20である。その他は,実施例1と同様である。
【0038】上記回路基板を製造するに当たっては,図
6(a)に示すごとく,準備工程において,グリーンシ
ート240と未焼結シート11,12,13とを準備す
る。次いで,導体充填工程において,グリーンシート2
40に貫通孔245と未焼結シート12にホール10,
100を穿設し,該貫通孔及びホール内に導体5を充填
する。次いで,回路形成工程において,グリーンシート
240の上に,配線パターン59を形成する。
【0039】次に,積層工程において,図6(a)に示
すごとく,押圧用の未焼結シート13,グリーンシート
240,バンプ形成用の未焼結シート12,押圧用の未
焼結シート11を下から順に積層する。以下,実施例1
と同様の方法により回路基板を製造する。本例において
も,実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0040】実施例5 上記バンプ付き回路基板(実施例1〜3)について,バ
ンプの厚み,ピッチ,及びバンプを被実装体のパッドに
半田を介して接続したときの接続信頼性について評価し
た。尚,比較例として,グリーンシート210,22
0,230にそれぞれ貫通孔215,225,235を
穿設し,該貫通孔内に導体5を充填し,次いで,これら
を熱圧着して積層板を得た。その後,該積層板の上に導
体5を5回繰り返して印刷し,バンプ50を形成した
(図9(c)参照)。
【0041】その他は,実施例1と同様である。上記評
価結果を表1に示す。同表において,バンプ高さのバラ
ツキは,バンプの高さの最大値の差の絶対値を意味す
る。バンプピッチバラツキは,(最大値−最小値)×1
00/(2×平均値)により算出する。半田付け不良
は,バンプとパッドとの接続不良を意味する。
【0042】表1より知られるごとく,実施例1〜3
は,バンプ高さバラツキが21μm以下,バンプピッチ
バラツキが0.11%以下であり,半田付け不良は発生
しなかった。尚,比較例は,上記評価において,実施例
1〜3に比して著しくバラツキが大きく,半田付け不良
も発生した。
【0043】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の製造方法を示す製造工程説明図。
【図2】図1に続く,製造工程説明図。
【図3】図2に続く,製造工程説明図。
【図4】実施例2の製造方法を示す製造工程説明図。
【図5】実施例3の製造方法を示す製造工程説明図。
【図6】実施例4の製造方法を示す製造工程説明図。
【図7】バンプ付き回路基板に電子部品が実装された状
態を示す説明図。
【図8】バンプ付き回路基板がマザーボードに実装され
た状態を示す説明図。
【図9】従来例の製造方法を示す製造工程説明図。
【図10】従来例にかかる,印刷方法によりバンプを形
成したバンプ付き回路基板が,マザーボードに実装され
た不良状態を示す説明図。
【図11】従来例にかかる,印刷方法によりバンプを形
成したバンプ付き回路基板が,マザーボードに実装され
た他の不良状態を示す説明図。
【符号の説明】
10...ホール, 12...バンプ形成用の未焼結シート, 11,13...押圧用の未焼結シート, 2...バンプ付き回路基板, 20...スルーホール, 21,22,23,24...セラミックス基板, 210,220,230,240...グリーンシー
ト, 215,225,235,245...貫通孔, 5...導体, 50,500,51...バンプ, 59...配線パターン,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス基板と,該セラミックス基
    板の表面に突設されたバンプとを有するバンプ付き回路
    基板の製造方法において, セラミックス基板形成用のグリーンシートと,該グリー
    ンシートの焼結温度では焼結しないバンプ形成用の未焼
    結シートとを準備する準備工程と, 上記未焼結シートにホールを穿設し,該ホールにバンプ
    形成用の導体を充填する導体充填工程と, 上記グリーンシートの表面に配線パターンを配置する回
    路形成工程と, 上記グリーンシートに上記未焼結シートを積層し,熱圧
    着することにより積層板を得る積層工程と, 上記積層板を上記グリーンシートが焼結する温度で加熱
    することによりセラミックス基板を得ると共に上記導体
    をセラミックス基板の上に転写接合しバンプを形成する
    加熱工程と, 上記セラミックス基板から未焼結シートを除去すること
    により上記バンプ付き回路基板を得る除去工程とからな
    ることを特徴とするバンプ付き回路基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記グリーンシート
    は,1000℃以下で焼結可能な低温焼成基板用材料で
    あることを特徴とするバンプ付き回路基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記未焼結シ
    ートは,アルミナ粉末と有機バインダーとよりなるアル
    ミナシートであることを特徴とするバンプ付き回路基板
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において,上記導体は,フリッ
    トを含有していないことを特徴とするバンプ付き回路基
    板の製造方法。
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