JPH0650724Y2 - クランクアングルセンサー取付構造 - Google Patents

クランクアングルセンサー取付構造

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JPH0650724Y2
JPH0650724Y2 JP11501789U JP11501789U JPH0650724Y2 JP H0650724 Y2 JPH0650724 Y2 JP H0650724Y2 JP 11501789 U JP11501789 U JP 11501789U JP 11501789 U JP11501789 U JP 11501789U JP H0650724 Y2 JPH0650724 Y2 JP H0650724Y2
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crank angle
angle sensor
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electromagnetic pickup
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JP11501789U
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正美 西田
弘和 松浦
紀子 杖田
公一 枦山
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのクランク角を検出するクランクア
ングルセンサーの取付構造に係り、特に、クランクアン
グルセンサーの信頼性の向上対策に関する。
(従来の技術) 一般に、エンジンのクランク角或いはクランク軸の瞬時
回転速度を検出するクランクアングルセンサーは、カム
軸或いはこれによって回転駆動されるディストリビュー
タに対して設けられており、このクランクアングルセン
サーによって検出されたカム軸の回転角或いは瞬時回転
速度からクランク角或いはクランク軸の瞬時回転速度を
算出するようになっている。ところが、通常、カム軸は
タイミングベルト等を介してクランク軸によって回転駆
動されるようになっているので、タイミングベルトなど
の伸縮によってクランク軸の回転とカム軸の回転との間
には若干のずれが発生し、このずれによってクランクア
ングルセンサーの検出誤差が大きくなる。特に、タイミ
ングベルトの周長が長くなるDOHC式V型エンジンにあっ
ては、上記検出誤差を無視できず、点火時期の精度が低
下するといった問題があった。そこで、この点火時期の
精度を向上させるための構成として例えば特開昭61−11
440号公報に示されるように、周縁部に複数の回転角検
出用凸部を形成したロータプレートをクランク軸のフロ
ント側軸端にこれと一体的に回転するように取付け、一
方、このロータプレートの周縁部に近接して、各回転角
検出用凸部が通過する毎にパルス信号を出力する電磁ピ
ックアップをエンジンのシリンダブロック側面に取付
け、このパルス信号に基づいてクランク角等を算出する
ようにたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したようなこれまでのクランクアン
グルセンサーでは、電磁ピックアップがエンジンからの
振動の影響を受け易く、この振動によって、回転角検出
用凸部と電磁ピックアップとの間隙寸法が不安定となっ
て、正確なクランク角の検出が行えなくなる場合があっ
た。また、エンジンが発する熱はセンサーに大きく悪影
響を与えるものであり、この熱影響を抑制するための構
成が求められていた。
そこで、本考案は、上記エンジンからの振動および熱の
悪影響の抑制を一つの構成で両立させ、クランクアング
ルセンサーの信頼性を向上させることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案では、クランクア
ングルセンサーの電磁ピックアップを、剛性が高く、ま
た、エンジンの熱が直接伝導され難い位置に設けた。具
体的には、クランクアングルセンサーのロータプレート
をエンジンのクランク軸の軸端に設けると共に、このク
ランク軸の軸端近傍にオイルポンプを配設し、このオイ
ルポンプのハウジングにオイルレベルゲージ挿入孔を形
成し、該オイルレベルゲージ挿入孔よりもクランク軸の
軸端側に上記ロータプレート外周に対面して、クランク
アングルセンサーの電磁ピックアップを取付ける取付ボ
ス部を形成した構成としている。
(作用) 上述した構成により、本考案では、オイルレベルゲージ
挿入孔よりもクランク軸の軸端側に、クランクアングル
センサーの電磁ピックアップを取付ける取付ボス部を形
成したことで、この取付ボス部は高い支持剛性でもって
エンジンに支持されることになる。また、取付けボス部
とエンジンとの間には、エイルレベルゲージの挿入孔と
しての空間が形成されているので、エンジンからの熱が
直接取付けボス部に伝導し難くなる。よって、電磁ピッ
クアップへの振動および熱による悪影響が抑制される。
(実施例) 次に、本考案における一実施例を図面に沿って説明す
る。
この実施例は本考案をDOHC式6気筒V型エンジンに適用
したもので、第1図に示すように、第1,第2バンク2,3
を備えたDOHC式6気筒V型エンジン1は、第1バンク2
側に配置される第1シリンダヘッド4と、第2バンク3
側に配置される第2シリンダヘッド5と、これらシリン
ダヘッド4,5を組付けるシリンダブロック6と、該シリ
ンダブロック6の下部に配置されるオイルパン7とで構
成されている。また、第1,第2シリンダヘッド4,5の上
面には、夫々第1,第2シリンダヘッドカバー4a,5aが覆
設されている。
そして、上記シリンダブロック6には、エンジンの駆動
力を取出すためのクランク軸8が支持され、このクラン
ク軸8のフロント側端部にはタイミングプーリ9が回転
一体に取付けられている。また、第1シリンダヘッド4
には、第1吸気弁用カム軸10と第1排気弁用カム軸11と
が支持され、これらカム軸10,11のフロント側端部に
は、夫々第1吸気弁用タイミングプーリ10a及び第1排
気弁用タイミングプーリ11aが取付けられている。同様
に、第2シリンダヘッド5には、第2吸気弁用カム軸12
と第2排気弁用カム軸13とが設けられ、これらカム軸1
2,13のフロント側端部には、夫々第2吸気弁用タイミン
グプーリ12a及び第2排気弁用タイミングプーリ13aが設
けられている。
そして、上記各タイミングプーリ9,10a,11a,12a,13aに
はタイミングベルト14が掛けられており、各カム軸10,1
1,12,13は、クランク軸8によってこれと同期して回転
駆動されるようになっている。尚、各タイミングプーリ
9,10a,11a,12a,13aに対するタイミングベルト14の係合
周長を十分に確保するために、アイドルプーリ15a,15b,
15cが設けられている。
また、上記タイミングプーリ9に近接したシリンダブロ
ック6にはオイルポンプ16が配設されている。このオイ
ルポンプ16はシリンダブロック6前面に取付けられたハ
ウジング16bと、該ハウジング16b内に収容され、クラン
ク軸8上に回転一体に支持されたロータ(図示せず)と
からなる。また、第3図にも示すように、このオイルポ
プ16のハウジング16bの外側部16aには上記タイミングプ
ーリ9の外周縁に近接してオイルレベルゲージ挿入孔17
が開口されており、このオイルレベルゲージ挿入孔17に
は、該挿入孔17から上方へ延びるゲージ管17a(第1
図)が液密状に嵌合固定されている。尚、このゲージ管
17aの上端は、支持ブラケット17bを介してシリンダヘッ
ドカバー5aに支持されている。更に、第3図に示すよう
に、上記オイルポンプ16のハウジング16bには、そのシ
リンダブロック側に位置するオイルポンプケースに面す
る裏面において、そのオイルポンプケースに当接するシ
ール面16f(第3図破線部分)が形成されており、この
シール面16fと略対面する位置のハウジング16b前面側
に、タイミングプーリ9へのダストの侵入を防止するた
めのリブ16dが立設されている。従って、このリブ16dに
よってシール面16f周辺の剛性が向上されており、ハウ
ジング16bのフランジ高さを高くしたり、別途リブを設
けることなしにオイルポンプケースとハウジング16bと
の間のシール性の向上を図れるようになっている。
そして、本考案の特徴とするところは、上記クランク軸
8のタイミングプーリ9に近接して設けられたクランク
アングルセンサー18にある。
このクランクアングルセンサー18は、ロータプレート1
9、取付けボス部20および電磁ピックアップ21とから構
成されている。
上記ロータプレート19は、クランク軸8の軸端付近で、
タイミングプーリ9よりもシリンダブロック6側に、即
ちタイミングプーリ9とオイルポンプ16のハウジング16
bとの間に回転一体に取付けられ、その周縁部には、複
数(本例のものは3枚)の回転角検出用凸部19aが円周
方向に等角度間隔をあけて突設されている。
取付けボス部20は、第2図及び第3図の如く上記電磁ピ
ックアップ21を取付ける取付け孔20aを形成するもの
で、その形成位置に特徴がある。即ち、この取付けボス
部20は上記オイルレベルゲージ挿入孔17よりも前側で、
挿入孔17周縁のハウジング16bと一体的に形成されてい
る。従って、この取付けボス部20は高い支持剛性でオイ
ルポンプ16のハウジング16bに形成されていると共に、
第2図に示すように、この取付けボス部20のシリンダブ
ロック6側にはオイルレベルゲージの挿通部分としての
空間Aが形成されている。また、この取付けボス部20に
は、その上面に、電磁ピックアップ21をボルト止めによ
り支持するためのボルト孔20bが形成されている。
電磁ピックアップ21は、上記取付けボス部20の取付け孔
20aに挿入される本体21aと、該本体21aに一体形成され
た取付けブラケット21bとを有し、上記取付けブラケッ
ト21bを上記ボルト孔20bにボルト止めすることにより本
体21aが取付けボス部20の取付け孔20aに嵌挿されてい
る。従って、本体21aの上端面にある検出部21cが上記ロ
ータプレート19の周縁部に対面するように配設されてお
り、各回転角検出用凸部19aが通過する毎にパルス信号
を出力するようにしている。
従って、エンジン1の運転時には、クランク軸8の回転
に伴なってタイミングプーリ9およびロータプレート19
が回転する。
タイミングプーリ9の回転はタイミングベルト14および
各タイミングプーリ10a,11a,12a,13aを介して各カム軸1
0,11,12,13を回転させ、エンジンのシリンダに配設され
たバルブの開閉動を行う。一方、ロータプレート19の回
転により回転角検出用凸部19aが電磁ピックアップ21の
検出部21cに近接した位置を通過すると、電磁ピックア
ップ21内に磁力が発生して、この電磁ピックアップ21か
ら1パルス信号が発せられる。従って、クランク軸8の
回転速度に応じてパルス間隔が変化することでクランク
角やクランク軸8の瞬時回転速度を検出する。そして、
本考案の特徴とする作用を述べると、エンジン1の運転
に伴なって、該エンジンからは振動が発生するが、上記
電磁ピックアップ21の取付けボス部20は、単にオイルポ
ンプ16の側面に設けられているのではなく、剛性の高い
オイルレベルゲージ挿入孔17の基端部と一体形成されて
いることで高い支持剛性をもって配設されていることに
なり、電磁ピックアップ21への振動の影響が少なく、該
電磁ピックアップ21とロータプレート19との間隙寸法が
適性に維持され、検出精度が向上する。また、エンジン
1が発する熱は上記空間Aの断熱作用により直接電磁ピ
ックアップ21に伝導され難くなり、熱の影響による電磁
ピックアップ21の検出精度の低下が抑制される。このよ
うに、本例の構成によれば、クランクアングルセンサー
18のエジン1の振動および熱による悪影響を抑制するこ
とができ、検出精度及びその信頼性が向上する。
尚、本例におけるエンジンは、DOHC式6気筒V型エンジ
ンとしたが、本考案はこれに限らず、種々の形態のエン
ジンへ適用が可能である。
(考案の効果) 上述したように、本考案によれば、オイルレベルゲージ
挿入孔よりもクランク軸の軸端側に、クランクアングル
センサーの電磁ピックアップを取付ける取付ボス部を形
成したことで、取付ボス部の支持剛性を高くできる。ま
た、取付けボス部とエンジンとの間には、オイルレベル
ゲージの挿入孔としての空間が形成されているので、エ
ンジンが発する熱が直接取付けボス部に伝導し難くな
る。従って、電磁ピックアップへの振動および熱による
悪影響の抑制が図れ、クランクアングルセンサーの検出
精度が向上し、その信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はV型エンジン
の正面図、第2図はクランクアングルセンサーの取付け
ボス部周辺の縦断面図、第3図はオイルポンプハウジン
グの正面図である。 1……エンジン 8……クランク軸 16……オイルポンプ 17……オイルレベルゲージ挿入孔 18……クランクアングルセンサー 19……ロータプレート 20……取付けボス部 21……電磁ピックアップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランクアングルセンサーのロータプレー
    トがエンジンのクランク軸の軸端に設けられていると共
    に、このクランク軸の軸端近傍にオイルポンプが配設さ
    れ、このオイルポンプのハウジングにオイルレベルゲー
    ジ挿入孔が形成され、該オイルレベルゲージ挿入孔より
    もクランク軸の軸端側に上記ロータプレート外周に対面
    して、クランクアングルセンサーの電磁ピックアップを
    取付ける取付ボス部が形成されていることを特徴とする
    クランクアングルセンサー取付構造。
JP11501789U 1989-09-28 1989-09-28 クランクアングルセンサー取付構造 Expired - Lifetime JPH0650724Y2 (ja)

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JP11501789U JPH0650724Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 クランクアングルセンサー取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH0352615U JPH0352615U (ja) 1991-05-22
JPH0650724Y2 true JPH0650724Y2 (ja) 1994-12-21

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JP7259924B2 (ja) * 2017-11-22 2023-04-18 スズキ株式会社 クランク角センサの取付構造
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