JP3326308B2 - シグナルロータを備えた内燃機関の動弁装置 - Google Patents

シグナルロータを備えた内燃機関の動弁装置

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JP3326308B2
JP3326308B2 JP18509595A JP18509595A JP3326308B2 JP 3326308 B2 JP3326308 B2 JP 3326308B2 JP 18509595 A JP18509595 A JP 18509595A JP 18509595 A JP18509595 A JP 18509595A JP 3326308 B2 JP3326308 B2 JP 3326308B2
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博之 徳田
弘志 宗時
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2本のカムシャフト
を有するシグナルロータを備えたエンジンの前後左右方
向の寸法を短縮可能とするカムシャフトスプロケットの
取付ボルトの配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クランクシャフトの回転を2本のカムシ
ャフトに伝えるダブルオーバヘッドカムシャフト式エン
ジン(以下DOHCエンジンという)のタイミングチェ
ーントレーンの一例を図3から図5に示す。図中、31
はクランクシャフトスプロケット、32a,32bはカ
ムシャフトスプロケット、33はシグナルロータ、34
はタイミングチェーンである。通常、DOHCエンジン
のカムシャフトスプロケット32a,32bはカムシャ
フト35a,35bの前端部に複数個の取付ボルト36
a,36bにより各々固定されており、クランクシャフ
トスプロケット31からタイミングチェーン34によっ
てかけわたされ、クランクシャフト37の回転をカムシ
ャフト35a,35bへ伝達している。
【0003】また、板金製のシグナルロータ33が一方
のスプロケット32bの前側に重ね合わされ、カムシャ
フト35bの所定のクランク角位置に合致するように複
数の取付ボルト36bにより取り付けられている。この
シグナルロータ33には、その外周縁にクランク角信号
を発生させるための複数個の突起38が設けられてお
り、これがエンジンの静止部材に取り付けられた磁気タ
イプのクランク角センサ(図示しない)に近接して通過
する際に発生する磁気の変動をクランク角信号として検
出させている。この磁気の変動は突起38がセンサの近
傍を通過する速度が大きいほど大きくなり、クランク角
信号が正確に得られるので、通常、シグナルロータ33
の外周速度をできるだけ大きく取るためシグナルロータ
33の外径は大きく設定されている。このため、シグナ
ルロータ33の突起38がこれと並行して配置されてい
る他方のスプロケット32aの取付ボルト36aと干渉
しないように、両カムシャフト35a,35b間の間隔
L1を大きく設定したり、あるいは、シグナルロータ3
3の外周部をスプロケット32aの前方に配置し、取付
ボルト36aとの間に間隔L2を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成においては、シグナルロータ33の外径を大
きく形成するため、カムシャフト35a,35b間の間
隔L1を大きく設定したり、シグナルロータ33を取付
ボルト36aの前方に間隔L2を設けて設定したりする
ので、エンジンの全幅が大きくなる問題、あるいは、全
長が長くなる問題がある。本発明はクランク角センサの
感度を低下させずに、このような問題点を解消すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、2本のカムシ
ャフトのそれぞれまたはいずれかに駆動用のスプロケッ
トを備えた動弁装置において、一方のカムシャフトに固
定される円盤形のシグナルロータに、シグナルロータの
外周縁の基部より***する外周***部を複数形成し、各
外周***部の最大半径の部分に突起部を形成するととも
に、他方のカムシャフトにスプロケットを取り付ける
取付ボルトスプロケットにあけた挿入穴と歯形の間に
形成されるリブ部に同心円上に配置、しかも、前記取
付ボルトが前記シグナルロータの半径方向延長線上に存
在するような位置関係とし、前記シグナルロータの隣り
合う2つの突起部の間の外周縁と取付ボルトとが最接近
するように、前記外周***部と前記取付ボルトとが干渉
しないクランク角位相関係とすることを特徴とする。
【0006】
【実施例】本発明の実施例のDOHCエンジンは4行程
4気筒エンジンであり、そのタイミングチェーントレー
ンは上述の従来のものとほぼ同じ構成であるので、同じ
ものについての説明は省略し、異なるものについて説明
をする。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例の正面図、図2は図1のA−
A線に沿う断面図である。図1、図2において、各カム
シャフトスプロケット2a,2bはシリンダヘッドに設
置されたカムシャフト1a,1bに各々固定されてい
る。これらのスプロケット2a,2bには中心部にカム
シャフト1a,1bの前端部に挿入する挿入穴3a,3
bがあけられており、この穴3a,3bと歯形の間に形
成されるリブ部4a,4bにカムシャフト1a,1bに
締結する取付ボルト5a,5bの取付穴6a,6bが同
心円上に設けられている。この内の一方のスプロケット
2bはシグナルロータ7とともに上述の従来例のものと
同様にカムシャフト1bに取り付けられている。また、
他方のスプロケット2aの取付ボルト5aは、シグナル
ロータ7の外周***部8(斜線部)と干渉しないクラン
ク角位相関係にあるカムシャフト1aのクランク角位置
に設定されている。
【0007】すなわち、板金製のシグナルロータ7が平
底状の円盤形に成形され、この中心に設けた中心穴9を
カムシャフト1bに挿入し、スプロケット2bの前面に
密着して取り付けられている。そして、シグナルロータ
7の外周縁には真円の基部10より***する4個の外周
***部8が形成されている。そして、この***部8の最
大半径の部分に突起部11が形成されており、突起部1
1と次の突起部11の間の外周縁は、基部10に相当す
る最短径の部分から漸次***して最大半径の突起部11
に至る滑らかな傾斜部12に形成されているので、スプ
ロケット2a,2bの回転に伴ってシグナルロータ7お
よび他方側のスプロケット2aの取付ボルト5aが回動
するとき、このボルト5aが傾斜部12において最接近
するようなクランク角位置にボルト5aを設定すること
ができる。
【0008】なお、本実施例では4行程4気筒エンジン
のもので説明したが、2行程エンジンでもよく、エンジ
ンの気筒数に限定されることもなく、シグナルロータの
外周***部の数にも制限されることはない。また、本発
明は、クランクシャフトからの回転を一方のカムシャフ
トにタイミングチェーンあるいはベルト等の伝達機構で
伝達し、このカムシャフトから他方のカムシャフトへの
回転の伝達を歯車の噛み合いによって行うものであって
も成り立つことはいうまでもない。この場合、シグナル
ロータの回転方向とスプロケットの回転方向が互いに逆
方向であるので、上記実施例のものよりシグナルロータ
の半径の小さい基部側に取付ボルトが最接近できるよう
に設定することができ、エンジンの全幅をより短縮する
ことができる。
【0009】
【発明の効果】上記構成によれば、シグナルロータの取
り付いていないカムシャフト側の駆動用のスプロケット
をカムシャフトに取り付ける取付ボルトが、一方のカム
シャフトに取り付けられたシグナルロータの外周***部
と干渉しないクランク角位相関係にあるクランク角位置
に設定されているので、***部の最大外径より内側の傾
斜部に最接近して設定でき、カムシャフト間の間隔を短
縮することが可能となり、エンジンの全幅を小さくでき
る効果が得られる。同時に、シグナルロータをスプロケ
ットの取付ボルトの前方に設定することが不要となるた
め、エンジンの全長を短縮できる効果も得られる。ま
た、カムシャフト間の間隔を拡げずにシグナルロータの
外径を大きく設定できるので、周速が大きくなり、低速
回転時においても正確なクランク角信号が得られ、安価
な制御回路にできる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】従来の実施例の正面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図5】従来の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1a,1bカムシャフト 2a,2bカムシャフトスプロケット 5a 取付ボルト 7 シグナルロータ 8 外周***部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/04 G01D 5/245

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のカムシャフトのそれぞれまたはいず
    れかに駆動用のスプロケットを備えた動弁装置におい
    て、一方のカムシャフトに固定される円盤形のシグナル
    ロータに、シグナルロータの外周縁の基部より***する
    外周***部を複数形成し、各外周***部の最大半径の部
    分に突起部を形成するとともに、他方のカムシャフトに
    スプロケットを取り付ける取付ボルトスプロケット
    にあけた挿入穴と歯形の間に形成されるリブ部に同心円
    上に配置、しかも、前記取付ボルトが前記シグナルロ
    ータの半径方向延長線上に存在するような位置関係と
    し、前記シグナルロータの隣り合う2つの突起部の間の
    外周縁と取付ボルトとが最接近するように、前記外周隆
    起部と前記取付ボルトとが干渉しないクランク角位相関
    係とすることを特徴とするシグナルロータを備えた内燃
    機関の動弁装置。
JP18509595A 1995-07-21 1995-07-21 シグナルロータを備えた内燃機関の動弁装置 Expired - Fee Related JP3326308B2 (ja)

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