JPH08270410A - 内燃機関の補機駆動装置 - Google Patents

内燃機関の補機駆動装置

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JPH08270410A
JPH08270410A JP9986895A JP9986895A JPH08270410A JP H08270410 A JPH08270410 A JP H08270410A JP 9986895 A JP9986895 A JP 9986895A JP 9986895 A JP9986895 A JP 9986895A JP H08270410 A JPH08270410 A JP H08270410A
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JP
Japan
Prior art keywords
camshaft
journal
shaft
cam
fuel pump
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Pending
Application number
JP9986895A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Osawa
宏 大澤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のエンジンで、燃料ポンプ等をカムシ
ャフトで駆動する構造に改良を加えた。 【構成】 カムシャフト10の端部にカムシャフトジャ
ーナル20を設けるとともにこのカムシャフトジャーナ
ル20の外周をカムハウジング22で支持し、カムシャ
フトジャーナル20の端部に凹溝21を形成して、燃料
ポンプ18の回転軸に取付けられたカップリング16の
軸17を挿入して結合した。カムシャフト10が回転す
るときの振動をカムハウジング22で受けるので、外部
に振動が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料ポンプ、ディスト
リビュータあるいは回転角センサ等を駆動する、内燃機
関の補機駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料ポンプ、ディストリビュータあるい
は回転角センサ等の補機は、エンジンのクランク軸の回
転に同期させて駆動する必要がある。このため、たとえ
ば燃料ポンプ等の補機は、その駆動軸に取付けられたス
プロケットとクランク軸に取付けられたスプロケットと
をチェンで連係させて駆動することが行われる。このよ
うにクランク軸で補機を直接的に駆動するようにしても
よいが、最初からクランク軸と同期回転するように設け
られているカムシャフトの回転に同期させるようにして
もよい。このようにカムシャフトの回転に同期させると
きには、補機をカムシャフトに直接結合させるのが普通
である。
【0003】図4について、カムシャフトで補機を駆動
するようにした従来のものを説明する。1はシリンダヘ
ッドであり、2はその上部に設けられたシリンダヘッド
カバーである。シリンダヘッド1には縦方向の孔3が複
数個形成され、その孔3にはステムガイド4を介してバ
ルブ5のステム6が昇降自在に貫通している。7はバル
ブヘッド、8はバルブリフタである。シリンダヘッドカ
バー2の内側には、2個のバルブ5の間の位置にカムハ
ウジング9が設けられ、カムシャフト10のカムシャフ
トジャーナル11の部分を回転自在に支持している。カ
ムシャフト10のカム12には、バルブリフタ8が当接
している。13はバルブリフタ8をカムシャフト10側
に押圧するスプリングである。
【0004】カムシャフト10の端部にもカムシャフト
ジャーナル14が設けられ、このカムシャフトジャーナ
ル14に設けられた凹溝15にカップリング16の軸1
7が嵌入している。シリンダヘッド1とシリンダヘッド
カバー2の側部には、補機としての燃料ポンプ18が支
持されており、この燃料ポンプ18の駆動軸(図示せ
ず)はカップリング16に結合している。これによりカ
ムシャフト10が回転すると、その回転力はカップリン
グ16を介して燃料ポンプ18に伝えられることにな
る。なお、カムシャフト10の内部には破線で示すよう
にオイル通路19が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の従来
の補機駆動装置では、特に図示するような4バルブ式の
エンジンの場合、カムハウジング9の両側にカム12が
あるので、その回転によりカムハウジング9を支点にし
た振動が出やすいという問題があった。したがってこの
部分の強度を高くして、振動を抑制するようにする必要
があった。本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、特に強度を高めることなく、補機が駆動されるとき
の振動を抑制するようにした、内燃機関の補機駆動装置
を提供しようとするものである。
【0006】補機としてのディストリビュータをカムシ
ャフトに結合したものの例が、実公平5−41265号
公報、実公平5−41267号公報および実開昭61−
32574号公報に開示されている。しかしながらこれ
らの考案は、いずれもカムシャフトにディストリビュー
タを取付けたことによってエンジンの長さ寸法が大きく
ならないように工夫をしたものであって、本発明が意図
している、補機が駆動されるときの振動の抑制を図った
ものではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、カムシャフトの端部にカムシャ
フトジャーナルを設けるとともに該カムシャフトジャー
ナルの外周をカムハウジングで支持し、前記カムシャフ
トジャーナルの端部に凹溝を形成して補機の回転軸に取
付けられたカップリングの軸を挿入結合したことを特徴
とする。
【0008】
【作用】カムシャフトの端部にカムシャフトジャーナル
を設けてカムハウジングで支持し、その部分にカップリ
ングを介して補機を結合したことにより、カムシャフト
の回転時に生ずる振動がカムハウジングで受けられるの
で、外部に振動を発生することがない。補機はカップリ
ングを介して与えられるカムシャフトの回転力で回転駆
動される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について図4
と同一の部分には同一の符号を付して説明する。本発明
のものでは、カムシャフト10の端部にカムシャフトジ
ャーナル20が設けられている。そしてこのカムシャフ
トジャーナル20の端部には、図2および図3に示すよ
うに、略長方形の凹溝21が形成されている。凹溝21
にはカップリング16の軸17が嵌入している。なお、
カムシャフトジャーナル20の外周にはカムハウジング
22が設けられ、カムシャフトジャーナル20を回転自
在に支持している。
【0010】シリンダヘッド1とシリンダヘッドカバー
2の側部には、補機としての燃料ポンプ18が支持され
ており、この燃料ポンプ18の駆動軸(図示せず)はカ
ップリング16に結合している。これによりカムシャフ
ト10が回転すると、その回転力はカップリング16を
介して燃料ポンプ18に伝えられることになる。カムシ
ャフト10の内部には破線で示すようにオイル通路19
が設けられ、図2に示すように凹溝15を避けるように
斜めに設けられた枝部19aに接続されている。これに
よって、カムハウジング22とカムシャフトジャーナル
20の間に潤滑油を吐出させる。
【0011】このような構成においてカムシャフト10
が回転すると、その回転力は、カムシャフト10からカ
ップリング16を介して燃料ポンプ18に伝えられる。
カムシャフト10へのカップリング16の結合はカムハ
ウジング22で支持されたカムシャフトジャーナル20
の部分で行われるので、カムシャフト10が回転するこ
とによって生ずる振動はカムハウジング22によって抑
えられ、外部に伝わることはない。
【0012】以上説明した実施例は、補機として燃料ポ
ンプを使用したが、本発明はこれに限られるものではな
く、軸によって駆動されるものであれば種類を問わない
ものである。燃料ポンプのほか、ディストリビュータや
回転角センサ等を考えることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、カムシ
ャフトの端部にカムシャフトジャーナルを設けてカムハ
ウジングで支持し、その部分に補機を結合したことによ
り、カムシャフトの回転時に生ずる振動がカムハウジン
グで受けられるので、外部に振動を発生することがな
い。カムシャフトの端部にカムシャフトジャーナルを設
け、その部分をカムハウジングで支持したことにより、
特に強度の大きいカムシャフトを使用することなく、ま
た従来のものに比してカムシャフトの全長が大きくなる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のうちの要部を拡大した断面図である。
【図3】図2のうちのカムシャフトジャーナルを右方か
ら見た正面図である。
【図4】従来構造を図1に対応して示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 シリンダヘッドカバー 5 バルブ 9 カムハウジング 10 カムシャフト 11 カムシャフトジャーナル 12 カム 16 カップリング 17 軸 18 燃料ポンプ 20 カムシャフトジャーナル 21 凹溝 22 カムハウジング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムシャフトの端部にカムシャフトジャ
    ーナルを設けるとともに該カムシャフトジャーナルの外
    周をカムハウジングで支持し、前記カムシャフトジャー
    ナルの端部に凹溝を形成して補機の回転軸に取付けられ
    たカップリングの軸を挿入結合したことを特徴とする内
    燃機関の補機駆動装置。
JP9986895A 1995-03-31 1995-03-31 内燃機関の補機駆動装置 Pending JPH08270410A (ja)

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JP9986895A JPH08270410A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 内燃機関の補機駆動装置

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JPH08270410A true JPH08270410A (ja) 1996-10-15

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ID=14258794

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285236A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Honda Motor Co Ltd カム軸により回転駆動される補機を備える内燃機関
JP2008180233A (ja) * 2008-04-23 2008-08-07 Hitachi Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2008223767A (ja) * 2008-04-23 2008-09-25 Hitachi Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2008223766A (ja) * 2008-04-23 2008-09-25 Hitachi Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2010151144A (ja) * 2010-03-29 2010-07-08 Hitachi Automotive Systems Ltd 内燃機関

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