JPH0650284B2 - 滑り台式摩擦試験機 - Google Patents

滑り台式摩擦試験機

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JPH0650284B2
JPH0650284B2 JP10403188A JP10403188A JPH0650284B2 JP H0650284 B2 JPH0650284 B2 JP H0650284B2 JP 10403188 A JP10403188 A JP 10403188A JP 10403188 A JP10403188 A JP 10403188A JP H0650284 B2 JPH0650284 B2 JP H0650284B2
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JP
Japan
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road surface
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JP10403188A
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洋一 山口
健八 三橋
昌 木田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、滑り台式摩擦試験機に係わり、更に詳しく
は滑走体に一定の初速度を与えるにあたり、特別の手段
を用いることなく、しかも性能が接近したサンプルの摩
擦力を精度良く試験することが出来る滑り台式摩擦試験
機に関するものである。
〔従来技術〕
従来、ゴム材料等の摩擦試験機としては、例えばゴムサ
ンプルを路面上に接触させながら揺動させて摩擦係数を
求める振子式の摩擦試験機、またゴムサンプルを路面上
に接触させながさ回転させて摩擦係数を求めるピンオン
ディスク式の摩擦試験機,回転減速式の摩擦試験機(特
公昭53-34725号公報,特公昭53-57082号公報)等が知ら
れている。
また、この他に一定の傾斜面にゴムサンプルを接触させ
た状態で斜面上での物体の滑り速度や、物体が滑る始め
る斜面の角度から摩擦係数を求める傾斜型の摩擦試験機
(特公昭57-44137号公報)も知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
然し乍ら、このような従来の摩擦試験機は、ゴムサンプ
ルを最初から路面上に接触させた状態で摩擦係数を求め
る形式のものであるため、近接した物性のサンプルを試
験する場合、サンプルの駆動手段や路面状況等で、性能
が近接したサンプルの微妙な差の摩擦係数の差を求める
ことはできず、従って、精度の高い摩擦試験を行なうこ
とができないと言う問題があった。
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、サンプルを取付けた滑走体を、一定の高さで、
一定の傾斜角度を有する滑り台から自重により滑り出さ
せて、平走部分から飛び出し、サンプルが路面に接触し
てサンプルの摩擦力により停止する。この距離を測定す
ることにより、特に初速度を与える手段を備えることな
く、性能が近接したサンプルでも精度を良く、しかも微
妙な差の摩擦試験を行なうことが出来る滑り台式摩擦試
験機を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記目的を達成するため、両側縁部に長手方
向に向かって平行なガイドレールを備えた一定の傾斜角
度を有する滑り台と、前記滑り台のガイドレールに沿っ
て自走すると共に、一定の初速度で路面上に飛び出す滑
走体とからなり、前記滑走体の底部に、少なくとも一つ
以上のサンプルを取付け可能で、かつサンプルの先端
は、滑走体が平走部分に来た時路面接触するように接着
可能なサンプル取付け治具を設けたことを要旨とするも
のである。
〔発明の作用〕
この発明は、上記のように構成された、滑走体の底部
に、少なくとも一つ以上のサンプルを取付け、この滑走
体を、一定の高さで、一定の傾斜角度を有する滑り台か
ら自重により滑り出させて、平走部分から一定の初速度
で路面上に飛び出す。そしてサンプルの摩擦力により停
止するまでの滑走体の移動距離を測定することにより、
サンプルの摩擦性能を調べることを特徴としている。
〔発明の実施例〕
以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の氷上摩擦試験用の滑り台式摩擦試
験機を構成する滑り台1の斜視図を示し、この滑り台1
上には、ゴムサンプルWを取付けた滑走体2が滑走可能
に載置されている。
前記、滑り台1は、一定の高さ(この実施例では1m)
で、一定の傾斜角度(この実施例では30゜〜50゜)
に構成した立体状のフレーム3の斜辺部分に、長手方向
に向って平行な金属製のガイドレール4a,4bが取付
けてあり、このガイドレール4a,4bは、傾斜部分R
とこれに接続する平走部分Sとで構成され、平走部分S
は、路面T上(氷上)に接続するように構成されてい
る。
また、滑り台1のフレーム3の上部には、滑走体2を係
止させておくフック5が取付けられ、滑走体2を一定の
初速度で滑り出させる場合に滑走体2の後端側にフック
5を係止させておくものである。
次に、ガイドレール4a,4bに沿って滑走する滑走体
2は、第3図〜第7図に示すようにベース板6の両側の
前後部に、前記ガイドレール4a,4bと係合して滑走
可能な摺動部材7a,7bが取付けられ、この実施例の
摺動部材7a,7bとしては、4つの戸車を使用してい
る。
また、上記のようにガイドレール4a,4bは、金属性
の二枚の板を平行に並べたもので、この上を4つの戸車
を使用して滑走体2が滑走するので、抵抗が極めてすく
なく、また騒音も発することなく円滑に滑走させること
が出来るものである。
なおこの摺動部材7a,7bは、戸車に限定されず、例
えばガイドレール4a,4bに沿って摺動する橇状のも
のでも良い。
前記ベース板6の上面の両側には、ガイドフレーム8
a,8bが取付けられ、このガイドフレーム8a,8b
間には、所定重量のウエイトGが着脱自在に取付けられ
ている。
また、前記ベース板6の底面側には、第3図〜第5図に
示すように滑走体2の横巾Hの中央ラインX−Xを中心
として、ベース板6の前部側の対称位置には、板状のゴ
ムサンプルWを着脱自在に取付けるサンプル取付け治具
9a,9bが配設され、またベース板6の後部側の中央
ラインX−X上には、回転自在なキャスター10が取付
けられている。
前記、サンプル取付け治具9a,9bは、第7図及び第
9図に示すように、固定金具11と、可動金具12とで
構成され、可動金具12は、ベース板6に吊設されたブ
ラケット14の長孔14aに、ネジ部材14bを介して
移動調節可能に取付けられている。
前記固定金具11と可動金具12との間隙hに、ゴムサ
ンプルWを圧入させて取付けるように構成されている。
また、ゴムサンプルWのサンプル取付け治具9a,9b
から突出する長さは、滑走体2が傾斜部分Rから平走部
分Sに来て、更に路面T上(氷上)に移動したとき、ゴ
ムサンプルWの先端が路面と接触するように設定されて
いる。
なお、上記の可動金具12はビス等を外して移動出来る
ように構成され、ゴムサンプルWの厚さに応じて固定金
具11との間隙hを調整し得るようになっている。ま
た、13は、ゴムサンプルWが滑走体2の滑走時に後方
に倒れるのを防止するための棒状の転倒防止治具であっ
て、前述したベース板6の前部側底面に、ブラケット1
4を介して固定されている。
以上のように、滑走体2は、一つのキャスター10と、
二つのサンプル取付け治具9a,9bに装着されるゴム
サンプルWで3点支持され、滑走体2がガイドレール4
a,4bを滑走して路面T上(氷上)を走行する際、滑
走体2の直進安定性を高めている。
なお、上記の実施例では、ゴムサンプルWをサンプル取
付け治具9a,9bに各々取付けているが、これに限定
されず、一本の長い板状のゴムサンプルWをサンプル取
付け治具9a,9bに装着して試験することも可能であ
る。
また、第2図〜第7図において15は、ベース板6の後
端側に取付けられた滑走体2の把手であり、また16は
ベース板6の底部に着脱自在に取付けるウエイトG1を
示している。
次に、第11図〜第14図は、サンプル取付け治具9
a,9bの他の実施例を示し、この実施例は、上記の第
1実施例のように板状のゴムサンプルWを使用せずに、
路面と接触する部分が円弧状に形成された半円弧状のゴ
ムサンプルW1を取付ける場合のサンプル取付け治具1
7を示している。即ち、半円弧状のゴムサンプルW1を
取付ける場合には、第1実施例のような圧入式のサンプ
ル取付け治具9a,9bでは取付けることが出来ないの
で、断面凹状の台座18をブラケット14に装着し、そ
してこの台座18に、接着剤または第13図及び第14
図に示すようなサンプル固定フック19と、サンプル固
定ネジ20とにより固定するようにしたものである。
これによって、板状のゴムサンプルW1だけではなく、
半円弧状のゴムサンプルW1も取付けて氷上の摩擦試験
を行うことが出来るのである。
次に、上記の構成の滑り台式試験機による摩擦試験方法
を説明する。
まず、滑走体2の底部に設けられたサンプル取付け治具
9a,9bに所定形状のゴムサンプルWを取付け、また
滑走体2には、所定重量のウエイトG,G1を取付け
る。そして、滑り台1のフレーム3の上部に設けたフッ
ク5へ滑走体2の後端側を係止させ、試験の準備が完了
となる。
この状態からフック5を外すと、滑走体2は自重により
ガイドレール4a,4bに沿って滑り出し、そして、平
行部分Sから一定の初速度で路面T上(氷上)に滑走し
た滑走体2は、路面と接触するゴムサンプルWの摩擦力
により減速して停止する。この時の滑走体2の移動距離
を測定することにより、ゴムサンプルWの摩擦性能を調
べるのである。
なお、サンプルとしては、上記のようにゴムに限定され
ず、合成樹脂材等を使用して行うことも可能である。
そして、次に同じ試験を行う場合には、サンプル取付け
治具9a,9bから試験の終わったゴムサンプルWを取
り外し、次に新しいゴムサンプルWを装着して同様な試
験を繰返し行うものである。
次に、上記の試験機を使用して実験した結果について説
明する。
(a)ゴムサンプルの形状 一辺が25mmで、厚さ8 mmの正立方体を使用し、材質とし
ては、加硫天然ゴムを使用した。
(b)路面状態:氷。
上記の測定データの結果、データのバラツキは、 R/=4.5% R:22cm,:500 cm(5m) 滑走体2が5m滑った場合、±11cm程度のバラツキが
あった。
この結果、再現性が良好であり、またバラツキが小さい
ことから、精度の高い摩擦試験であることが判った。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のように両側縁部に長手方向に向かっ
て平行なガイドレールを備えた一定の傾斜角度を有する
滑り台と、前記滑り台のガイドレールに沿って自走する
と共に、一定の初速度で路面上に飛び出す滑走体とから
なり、前記滑走体の底部に、少なくとも一つ以上のサン
プルを取付け可能で、かつサンプルの先端は、滑走体が
平走部分に来た時路面接触するように接着可能なサンプ
ル取付け治具を設けた為、以下のような優れた効果を奏
するものである。
(a)台車を一定の高さから滑り出させることによって一
定の初速度で路面上を滑らせることが出来、また滑り出
す高さを変えることにより、初速度を変えることが出来
る。
(b)特に初速度を与える手段を一切用いていないので、
どのような場所でも即時に測定することが出来る。
(c)氷上での摩擦試験の場合、サンプルは直進するた
め、水膜の発生が少なく、従来の回転式摩擦試験機によ
って得られるサンプル間の僅かな差を明確に知ることが
出来る。
特に、性能が近接したサンプルでも精度良く、しかも微
妙な差を明確にした摩擦試験を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施した滑り台の斜視図、第2図
は滑り台上に滑走体が載置されている状態を示す斜視
図、第3図は滑走体の正面図、第4図は第3図のIV−IV
矢視側面図、第5図は第3図のV−V矢視側面図、第6
図は滑走体の平面図、第7図は滑走体の底面図、第8図
はサンプル取付け治具の拡大正面図、第9図及び第10
図は、サンプル取付け治具の詳細図、第11図〜第14
図は、サンプル取付け治具の他の実施例を示し、第11
図はサンプル取付け治具を取付けた滑走体の拡大正面
図、第12図は第11図の左側面図、第13図及び第1
4図はサンプルを取付け治具に取付けた状態を示すサン
プル取付け治具の側面図と底面図である。 1……滑り台、2……滑走体、4a,4b……ガイドレ
ール、W……サンプル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側縁部に長手方向に向かって平行なガイ
    ドレールを備えた一定の傾斜角度を有する滑り台と、前
    記滑り台のガイドレールに沿って自走すると共に、一定
    の初速度で路面上に飛び出す滑走体とからなり、前記滑
    走体の底部に、少なくとも一つ以上のサンプルを取付け
    可能で、かつサンプルの先端は、滑走体が平走部分に来
    た時路面接触するように装着可能なサンプル取付け治具
    を設けたことを特徴とする滑り台式摩擦試験機。
JP10403188A 1988-04-28 1988-04-28 滑り台式摩擦試験機 Expired - Lifetime JPH0650284B2 (ja)

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JPH01276044A JPH01276044A (ja) 1989-11-06
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