JPH0650114A - エンジンの吸排バルブ - Google Patents

エンジンの吸排バルブ

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Publication number
JPH0650114A
JPH0650114A JP20488092A JP20488092A JPH0650114A JP H0650114 A JPH0650114 A JP H0650114A JP 20488092 A JP20488092 A JP 20488092A JP 20488092 A JP20488092 A JP 20488092A JP H0650114 A JPH0650114 A JP H0650114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
valve
intake
diameter
sliding range
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20488092A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Tanaka
一郎 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP20488092A priority Critical patent/JPH0650114A/ja
Publication of JPH0650114A publication Critical patent/JPH0650114A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステムシールのシール性を確保するとともに
軽量化を可能にしたエンジンの吸排バルブを提供する。 【構成】 エンジンの吸排バルブは、バルブ本体10の
バルブステム13において、ステムガイド15上端のス
テムシール19に対する摺動範囲(図中A部)並びにス
テムガイド15下端に対する摺動範囲を除いて、バルブ
ステム13の径を摺動範囲での径よりも細くした。例え
ば、図中の第1及び第2小径部30,31である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの吸排バル
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のエンジン、例えば、4サイクルの
エンジンには、そのシリンダヘッドに吸気及び排気バル
ブ(以下、吸排バルブとよぶ)が設けられている。シリ
ンダヘッドには、一端が吸気及び排気通路に臨み、他端
がロッカカバー内に突出するようにしてステムガイドが
嵌合されていて、そのステムガイドに吸排バルブのバル
ブステムが通されている。吸排バルブの傘形をなしたバ
ルブヘッドは、燃焼室内に位置されて、吸気及び排気通
路を燃焼室側から開閉可能としている。また、シリンダ
ヘッドのロッカカバー内に突出したステムガイドの先端
には、バルブステムとの間をシールするステムシールが
取り付けられており、このステムシールは、ロッカカバ
ー内のオイルがバルブステムとステムシールとの間に適
量以上供給されないようにしている。
【0003】最近では、エンジン性能の向上を図るべ
く、前記吸排バルブの軽量化を目的とした開発が行われ
ている。材料面での軽量化策として、バルブをチタン合
金やセラミックなどで成形する方法などがあり、一方、
形状面での軽量化策としては、バルブ内部に中空部を設
ける方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、吸排バルブをチタン合金やセラミクスで成形
したり、バルブ内部を中空にしたりする軽量化策は、そ
の製造コストが高価なものになっている。また、他の軽
量化策として、吸排バルブのバルブステム全体のの径を
耐強度径まで細くすることが考えられるが、単に全体を
細くするだけだと、ステムシールのシール性に問題が生
じてあまり好ましいものでない。
【0005】この発明は、上述したことを考慮してなさ
れ、その目的は、ステムシールのシール性を確保すると
ともに軽量化を可能にしたエンジンの吸排バルブを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のエンジンの吸排バルブは、バルブステム
において、ステムガイド上端のステムシールに対する摺
動範囲並びにステムガイド下端に対する摺動範囲を除い
て、バルブステムの径を摺動範囲での径よりも細くす
る。
【0007】
【作用】この発明のエンジンの吸排バルブによれば、ス
テムガイド上端のステムシールに対する摺動範囲並びに
ステムガイド下端に対する摺動範囲を除いて、バルブス
テムの径を摺動範囲での径よりも細くし、吸排バルブの
軽量化を図る。バルブステムが摺動しているとき、ステ
ムシールはその摺動範囲内に常に位置する。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1に示すように、エンジンの吸排
バルブのバルブ本体10は、傘部11(以下バルブヘッ
ド11とする)、首部12、軸部13(以下バルブステ
ム13とする)及び軸端部14からなっている。なお、
図1において、吸気バルブ側だけを示したが、排気バル
ブ側も同様の構造となっている。
【0009】シリンダヘッド16には、一端が吸気通路
21に臨み、他端がロッカカバー内18に連通するよう
にしてステムガイド15が嵌合されていて、そのステム
ガイド15にバルブ本体10のバルブステム13が通さ
れている。バルブ本体10の傘形をなしたバルブヘッド
11は、燃焼室20内に位置されて、吸気通路21と燃
焼室20側との間を開閉可能としている。また、シリン
ダヘッド16のロッカカバー内18に突出したステムガ
イド15の先端には、バルブステム13との間をシール
するステムシール19が取り付けられており、このステ
ムシール19は、ロッカカバー内18の潤滑オイルがバ
ルブステム13とステムシール15との間に適量以上供
給されないようにしている。
【0010】バルブ本体10の軸端部14には、分割コ
レット23を介してスプリングリテーナ24が取り付け
られており、スプリングリテーナ24とシリンダヘッド
16との間にはバルブスプリング25が取り付けられて
いる。バルブ本体10はバルブスプリング25により、
そのばね復元力が働く方向に強く引っ張られている。従
って、バルブ本体10は、ロッカアーム26の上下運動
により、そのバルブステム13がステムガイド15内を
摺動され、そのバルブヘッド11が吸気通路21の燃焼
室への開口部を開閉するよう動作する。なお、図中17
はウォータジャケット、22はバルブシールを示す。
【0011】一方、バルブ本体10のバルブステム13
は、図1に示すように、ステムガイド15内の下端側か
ら上端側にわたる所定範囲に、第1小径部30を有して
おり、また、ステムシール19の上端側からバルブステ
ム13の軸端部14側にわたる所定範囲に第2小径部3
1を有している。これら第1及び第2小径部30,31
は、その径がステムガイド15の内径より細くされてい
る。なお、これら第1及び第2小径部30,31の径
は、バルブ本体10の強度が十分確保できる程度まで細
くされている。
【0012】バルブステム13のステムシール19との
摺動部分、図中Aの部分は、従来のバルブステムの径よ
り細くするとかえってシール性が悪くなるので、バルブ
ステム本体、すなわち、ステムガイド15の内径とほぼ
同径とされている。また、バルブステム13のステムガ
イド15下端側との摺動部分も、ステムガイド15の内
径とほぼ同径とされている。
【0013】従って、吸排バルブのバルブ本体10は、
上述したようにバルブステム13の第1及び第2小径部
30,31の径をステムガイド15の内径より細くして
軽量化した。この軽量化策は、単にバルブステムの周面
を削り取って径を細くするだけの簡単なもので、バルブ
ステム13の内部に中空を設けるなどの軽量化策に比
べ、吸排バルブの製造コストが低く抑えることができ
る。また、バルブステム13のステムシール19との摺
動範囲は、ステムガイド15の内径とほぼ同径とされい
るので、従来通りのシール性の確保ができるなど良い効
果が得られる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のエンジ
ンの吸排バルブは、ステムガイド上端のステムシールに
対する摺動範囲並びにステムガイド下端に対する摺動範
囲を除いて、バルブステムの径を摺動範囲での径よりも
細くして軽量化される。この軽量化策は、バルブステム
の内部に中空部を設けるなどの軽量化策に比べ、吸排バ
ルブの製造コストが低く抑えることができ、また、バル
ブステムの摺動範囲の径は、ステムガイドの内径とほぼ
同径とされているので、従来通りのシール性が確保がで
きるなど良い効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸気ポートのバルブの概略断面図である。
【符号の説明】
10 バルブ本体 11 バルブヘッド(傘部) 12 首部 13 バルブステム(軸部) 14 軸端部 15 ステムガイド 16 シリンダヘッド 18 ロッカカバー内 19 ステムシール 20 燃焼室 24 スプリングリテーナ 25 バルブスプリング 30 第1小径部 31 第2小径部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブステムにおいて、ステムガイド上
    端のステムシールに対する摺動範囲並びにステムガイド
    下端に対する摺動範囲を除いて、バルブステムの径を摺
    動範囲での径よりも細くしたことを特徴とするエンジン
    の吸排バルブ。
JP20488092A 1992-07-31 1992-07-31 エンジンの吸排バルブ Withdrawn JPH0650114A (ja)

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JP20488092A JPH0650114A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 エンジンの吸排バルブ

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JP20488092A JPH0650114A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 エンジンの吸排バルブ

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Publication Number Publication Date
JPH0650114A true JPH0650114A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16497929

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20488092A Withdrawn JPH0650114A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 エンジンの吸排バルブ

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JP (1) JPH0650114A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755898A (en) * 1995-01-24 1998-05-26 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Scroll type compressor and method for manufacturing the same
JP2012149589A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toyota Motor Corp エキゾーストバルブ
US20130312694A1 (en) * 2012-05-23 2013-11-28 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Intake engine valves

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755898A (en) * 1995-01-24 1998-05-26 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Scroll type compressor and method for manufacturing the same
JP2012149589A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toyota Motor Corp エキゾーストバルブ
US20130312694A1 (en) * 2012-05-23 2013-11-28 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Intake engine valves

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005