JPH0649496Y2 - 走行作業車の操向装置 - Google Patents

走行作業車の操向装置

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JPH0649496Y2
JPH0649496Y2 JP1943789U JP1943789U JPH0649496Y2 JP H0649496 Y2 JPH0649496 Y2 JP H0649496Y2 JP 1943789 U JP1943789 U JP 1943789U JP 1943789 U JP1943789 U JP 1943789U JP H0649496 Y2 JPH0649496 Y2 JP H0649496Y2
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JP
Japan
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clutch
traveling work
steering device
hydraulic cylinder
work vehicle
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JP1943789U
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JPH02109774U (ja
Inventor
省二 寺元
正文 辻田
幹夫 松井
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,走行作業車の操向装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
クラッチのシフトにより,クラッチ切断からシフト量に
比例して作用力が強くなるブレーキ入りの動作をするク
ラッチブレーキ機構を両車軸に設け,このクラッチのシ
フト量調整操作で旋回半径を変える操向装置はコンバイ
ンを始めとする各種の走行作業車の操向装置に用いられ
ている。そして,クラッチのシフトは油圧シリンダ等の
遠隔操作機構で行い,そのストローク量は操作レバーの
傾倒量で設定するのが一般的である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが,このような構成をとると、クラッチをブレー
キ入り側にシフトすればするほど反力が高くなり,当初
の油圧では,もはや,油圧シリンダがストロークできな
くなる事態が生ずる。このため,特開昭62-55274号公報
には,操作レバーの傾倒量(クラッチのシフト量)に対
応して油圧シリンダの油圧を高めるようにしているもの
が見受けられる。しかし,この先行例のものは,油圧シ
リンダの一定ストロークのところ(クラッチが切断する
ところ)に配管を設け,これにリリーフ弁を接続して供
給圧を制御するものであるため,クラッチの切断とブレ
ーキの効き始めの部分の圧力調整に微妙なものを要求さ
れる。
〔課題を解決するための手段〕
そこで,この考案は,操作レバーの傾倒操作により,油
圧シリンダを介してクラッチを切断側にシフトさせると
ともに,その傾倒角度以上の傾倒操作により,傾倒角度
に対応した強さのリリーフ圧をもって前記クラッチをブ
レーキ入り側にシフトさせる走行作業車の操向装置にお
いて,前記油圧シリンダに,前記クラッチが切断側位置
で主ピストンがストロークエンドし,以後,副ピストン
がリリーフ圧の上昇を伴いながらブレーキ入り側にスト
ロークして前記主ピストンに追従するロッドをさらにス
トロークさせる二段シリンダを用いてなる走行作業車の
操向装置を提供することで,前記した課題を解決したも
のである。
〔作用〕
以上の手段をとることにより,クラッチが切断側に位置
したときは主ピストンがストロークエンドするものであ
るから,十分な作動圧を有する圧油を供給でき,動作が
確実になる。
〔実施例〕
以下,この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の油圧回路図,第2図は主たる油圧機
器の断面図である。
走行作業車のミッションは伝動ギア1に噛合うギア部2a
を中央に有する伝動軸2を両側に張出させ,各々の端部
を多板のディスク部3aを有する端部部材3に対して軸支
する。また,伝動軸2の両側上には,それぞれスライド
して一端にギア部2aに噛合うギア部4aを形成し,他端に
ディスク部3aに接当するディスク部4bを形成したクラッ
チ4をシフト自在に嵌装する。なお,伝動軸2のギア部
2aには左右の車軸5のギア部5aが並列しており,クラッ
チ4がシフトしても,そのギア部4aはこのギア部5aとの
噛合いを外れないように設定されている。したがって,
クラッチ4を伝動軸2のギア部2a側にシフトしてこれと
噛合わすと,伝動ギア1に伝達された動力は伝動軸2か
らクラッチ4を介して車軸5に伝わり,これに連結され
たクローラ6等を駆動する。一方,クラッチ4を端部部
材3側にシフトし,双方のギア部2a,4a同士の噛合いを
外せば,伝動軸2から供給される動力は切断され,さら
に,クラッチ4をこの方向にシフトすれば,端部部材3
とクラッチ4のディスク3a,4b同士が押圧し合い,その
摩擦力が車軸5に伝わり(この状態でもクラッチ4と車
軸5とは係合しているから),クローラ6にブレーキ力
を発生することになるのである。
ところで,以上のクラッチ4のシフトは,中央部に形成
された溝部4cに嵌入されたシフトレバー7を回動するこ
とで行い,この操作はこのシフトレバー7に連結された
油圧シリンダ8の伸縮で行う。油圧シリンダ8の伸縮は
ソレノイドバルブ9の切り換えで行うが,このソレノイ
ドバルブ9の切り換え指令を手動操向となる操作レバー
10の傾倒操作や自動操向となる車輌前部に設けられた自
操センサー11のオンオフ動作で行う。すなわち,操作レ
バー10を左右いずれかに傾倒すると,対応する操向スイ
ッチ12a,12bのいずれかを作動させ,制御回路13を介し
てソレノイドバルブ9の対応するソレノイド9a,9bを励
磁するのである。また,自操センサー11が障害物や目的
物を見つけると,旋回方向に対応した自操センサースイ
ッチ11a,11bのいずれかを作動させ,同じように対応す
るソレノイド9a,9bを励磁するのである。
次に,この考案では,以上の油圧シリンダ8を以下の二
段シリンダに構成するとともに,ソレノイドバルブ9の
圧油供給回路に挿設するリリーフ弁13と操作レバー10の
関連構成を以下のように行うのである。第2図にその詳
細を示すと,まず,油圧シリンダ8であるが,シリンダ
室8aをロッド側から主室8bと副室8cの二室に仕切り,そ
れぞれの室8b,8c内に主ピストン8d,副ピストン8eを配
す。主ピストン8d,副ピストン8eとも,一本のロッド8f
に連係するが,このうち,主ピストン8dのみはロッド8f
に対してロッド側方向へは相対移動可能に取り付ける。
このような構成の下,主室8b,副室8cのそれぞれ正圧室
をソレノイドバルブ9のポンプ側回路に接続し,主室8b
の背圧室をタンク側回路に接続する。
以上により,操作レバー10の傾倒あるいは自操センサー
11の指令が生ずれば,ソレノイドバルブ9を切り換えて
左右いずれかの油圧シリンダ8へ圧油を供給するのであ
るが,このとき,まず,主ピストン8dがロッド8fを連動
させてストロークエンドまでストロークし,シフトレバ
ー7を回動させてクラッチ4を切断位置までシフトす
る。さらに,操作レバー10が傾倒されると,今度は副ピ
ストン8eのみがストロークし(ただし,ロッド8fも連動
する),クラッチ4をさらにシフトさせてブレーキ入り
の状態とする。ブレーキ入りの状態であっても,クラッ
チ4のシフト量が大きくなればなるほどブレーキ力は強
くなるのであるが,それとともに反力も大きくなるか
ら,圧油の供給圧が一定のままであれば,ある位置から
圧油はリリーフ弁14からリリーフしてしまい,ブレーキ
力もそれ以上出ない。したがって,油圧シリンダ8のロ
ッド8fのストロークに応じてリリーフ弁14のリリーフ圧
も高められる必要があるのであるが,これを操作レバー
10の傾倒角度に対応した構成とする。すなわち,操作レ
バー10の傾倒角度に対応して回動角度を増すカムレバー
15を設け,このカムレバー15によってリリーフ弁14のス
プール16を押してリリーフ圧を調整する調整スプリング
17を押圧するのである。なお,操作レバー10がいずれの
方向に傾倒しても,その角度に応じて同じようにカムレ
バー15を回動させる構成が必要となる(本例では操作レ
バー10に副レバー18を左右方向に張出させ,この副レバ
ー18の両端とカムレバー15とをワイヤ等の連結部材19で
結んでいる)。したがって,操作レバー10を傾倒し,副
ピストン8eをストロークさせ,クラッチ4をブレーキ入
りの状態にしたとき,そのストロークが増せば増すほ
ど,カムレバー15も回動角度を増し,調整スプリング17
の力を強めてリリーフ圧を高めるのである。
〔考案の効果〕
以上,この考案は,油圧シリンダ8を以上のような二段
シリンダにし,主ピストン8dのストロークエンドをクラ
ッチ4の切断位置に設定したものであるから,この状態
をはっきりと感触でき,操作に安心感を与える。また,
主ピストン8dはストロークエンドの位置では機械的にス
トップされるものであるから,十分な作動圧をもった圧
油を供給でき,動作が確実である。さらに,本来必要と
するリリーフ弁14にリリーフ圧を調整する機構を付与し
たものであるから,余分なリリーフ弁等を必要とせず,
部材を省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る操向装置の油圧回路図,第2図
は主たる油圧機器の断面図である。 (符号) 4……クラッチ 8……油圧シリンダ 8d…… 〃 の主ピストン 8e…… 〃 の副ピストン 8f…… 〃 のロッド 10……操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバー(10)の傾倒操作により,油圧
    シリンダ(8)を介してクラッチ(4)を切断側にシフ
    トさせるとともに,その傾倒角度以上の傾倒操作によ
    り,傾倒角度に対応した強さのリリーフ圧をもって前記
    クラッチ(4)をブレーキ入り側にシフトさせる走行作
    業車の操向装置において,前記油圧シリンダ(8)に,
    前記クラッチ(4)が切断側位置で主ピストン(8d)が
    ストロークエンドし,以後,副ピストン(8e)がリリー
    フ圧の上昇を伴いながらブレーキ入り側にストロークし
    て前記主ピストン(8d)に追従するロッド(8f)をさら
    にストロークさせる二段シリンダを用いてなる走行作業
    車の操向装置。
JP1943789U 1989-02-20 1989-02-20 走行作業車の操向装置 Expired - Lifetime JPH0649496Y2 (ja)

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JP1943789U JPH0649496Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20 走行作業車の操向装置

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JPH02109774U JPH02109774U (ja) 1990-09-03
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