JPH0649098B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0649098B2
JPH0649098B2 JP33914591A JP33914591A JPH0649098B2 JP H0649098 B2 JPH0649098 B2 JP H0649098B2 JP 33914591 A JP33914591 A JP 33914591A JP 33914591 A JP33914591 A JP 33914591A JP H0649098 B2 JPH0649098 B2 JP H0649098B2
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詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ遊技機等に関す
る弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込
んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弾球遊技機において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、特開昭57−
200176号公報に記載のものがあった。この従来の
弾球遊技機は、遊技者にとって有利となる第1の状態と
遊技者にとって不利となる第2の状態とに変化可能な可
変入賞球装置が遊技領域に設けられており、表示状態が
変化可能な可変表示装置が表示制御されて、その表示結
果が予め定められた特定の表示態様となった場合に特定
遊技状態が発生して前記可変入賞球装置が第1の状態に
駆動制御されるように構成されていた。そして、特定遊
技状態の発生に伴なう可変入賞球装置の第1の状態への
駆動制御により、遊技者に大きな遊技価値が付与可能な
状態にし、遊技者に大きな興奮を与えんとしていた。そして、この種の弾球遊技機においては、特定遊技状態
が一旦発生して可変入賞球装置が第1の状態になれば、
遊技者に大きな満足感を与えて遊技者へのサービスを向
上させることができる反面、特定遊技状態が頻繁に発生
し過ぎて大きな遊技価値を付与し過ぎた場合には、それ
に伴なう損失が遊技場に生じるのである。故に、この特
定遊技状態の発生確率が所望の値になることが遊技場に
とって重要となる。そこで、この従来の弾球遊技機にお
いては、前記特定遊技状態の発生確率を遊技場側におい
て変更調整できるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、この種の従来の
弾球遊技機においては、遊技場において特定遊技状態の
発生確率を変更調整すれば、その変更された確率に従っ
て、前記可変表示装置が制御されて、特定遊技状態が発
生する表示結果の出現が前記変更調整された確率に従っ
たものとなるように制御される。しかし、前記可変表示
装置の可変表示部が1つしか存在せず、その1つの可変
表示部の可変表示結果次第で前記特定の遊技状態が発生
するか否かが決まるように構成されていたために、遊技
者の可変表示装置による遊技の楽しみ方は、その1つの
可変表示部が可変開始されてから表示結果が導出表示さ
れた時点において、その表示結果が特定遊技状態が発生
する特定の表示態様であるか否かだけを楽しむ状態とな
る。ところが、遊技場側が特定の遊技状態の発生確率を
低めに変更設定した場合には、1つの可変表示部の表示
結果が前記特定の表示態様となるか否かだけしか楽しみ
方のない可変表示装置における、その特定の表示態様に
なる確率が低下するのであり、特定の遊技状態の発生確
率を低めに設定したことがそのまま可変表示装置を通し
ての遊技者の楽しみの低下につながってしまうという欠
点が生ずる。すなわち、この従来の弾球遊技機において
は、1つの可変表示部の可変表示結果が前記特定の表示
態様になるか否かの二者択一的な面白味しか存在しない
ために、前記特定の表示態様となる確率が低下すればそ
の面白味が直接低下してしまうのである。 一方、この従来の弾球遊技機においては、前記特定遊技
状態の発生に伴なう可変入賞球装置の第1の状態の駆動
制御が1回きりで終わってしまうため、遊技者の興奮も
1回きりで終わってしまい、今一歩遊技者に大きな満足
感を与えることができないという欠点があった。
【0004】そこで、予め定められた繰返し継続条件の
成立に基づいて、前記可変入賞球装置の第1の状態を再
度繰返して継続制御するようにし、可変入賞球装置の第
1の状態への制御に伴う興奮を遊技者に繰返し与えるこ
とができるようにして最終的に遊技者を大きな興奮状態
に導いて大きな満足感が付与できるように構成すること
が考えられる。
【0005】このように、特定遊技状態が一旦発生して
可変入賞球装置の第1の状態の駆動制御を繰返して継続
した場合には、遊技者により一層大きな満足感を与えて
遊技者へのサービスを向上させることができる。しか
し、その反面、遊技場側にとっては、1回の特定遊技状
態の発生に伴って遊技者に付与する価値が大きいため
に、それに伴なう損失も大きくなる。故に、この特定遊
技状態の発生確率の入力設定を遊技者が勝手に変更設定
した場合には、遊技場が大きな損失を被る虞れが生じる
のである。また、特定遊技状態の発生確率の入力設定が
高すぎる等の極端な設定状態であった場合には、それに
従って特定遊技状態の発生回数も極端な発生回数となっ
てしまう不都合が生じる。そこで、遊技場においては、
特定遊技状態の発生回数に応じてなんらかの歯止めがか
かるような自動調整制御機能を有する弾球遊技機が望ま
れていた。
【0006】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、特定遊技状態の発生確率をたと
え低めに入力設定したとしても、可変表示装置による可
変表示をある程度遊技者が楽しむことができ、しかも、
特定遊技状態の発生に伴なう興奮を遊技者に繰返し与え
て大きな満足感を遊技者に提供することができると共
に、その特定遊技状態の発生確率を遊技者が勝手に変更
できず、かつ、特定遊技状態の発生回数に応じた発生頻
度の調整制御機能を有する弾球遊技機を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技領域に打
玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機であって、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有する可変表示
装置と、 該可変表示装置を可変表示制御し、前記複数の可変表示
部の表示結果を時期を異ならせて導出表示させる可変表
示制御手段と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
化可能な可変入賞球装置と、前記複数の可変表示部の表示結果が予め定められた特定
の表示態様の組合せとなった場合に特定遊技状態が発生
して、 前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動した後第
2の状態にし、予め定められた繰返し継続条件の成立に
基づいて、第2の状態となっている前記可変入賞球装置
を再度第1の状態に繰返し駆動制御する駆動制御手段
と、遊技者が操作できない弾球遊技機内部に設けられ、前記
特定の表示態様の組合せの発生確率を遊技場側が入力設
定可能な確率設定操作手段と、 該確率設定操作手段により入力設定された発生確率に従
って、 前記特定の遊技状態の組合せの発生確率を調整す
る確率調整手段と 前記特定遊技状態の発生回数に応じて前記特定遊技状態
の発生頻度を調整する制御手段と を含むことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、可変表示装置が、表示状態が
変化可能な可変表示部を複数有するもので構成されてお
り、その可変表示装置が可変表示制御されて、前記複数
の可変表示部の表示結果が時期を異ならせて導出表示さ
れる。そして、その複数の可変表示部の表示結果が予め
定められた特定の表示態様となった場合に特定遊技状態
が発生して、前記可変表示装置を第1の状態に駆動した
後第2の状態にし、予め定められた繰返し継続条件の成
立に基づいて、第2の状態となっている前記可変入賞球
装置が再度第1の状態に繰返し駆動制御される、また、
特定の表示態様の組合せの発生確率を遊技場側が入力可
能な確率設定操作手段が、弾球遊技機の内部に設くられ
ており遊技者が操作できないように構成されている。そ
して、その確率設定操作手段により入力設定された発生
確率に従って、前記可変表示装置の特定の表示態様に組
合せの発生確率が調整される。さらに、制御手段の働き
により、特定遊技状態の発生回数に応じて特定遊技状態
の発生頻度が調整される。
【0009】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0010】図1は、この発明にかかる弾球遊技機の一
例のパチンコ機の正面図である。構成において、パチン
コ機10は、前面枠11を開閉自在に装着し、その前面
に遊技領域が形成される遊技盤1を前面枠11に着脱自
在に装着している。遊技盤1には、入賞領域の一例のセ
ーフ孔2a〜2c、入賞玉によって後述の可変表示装置
40を可変表示できる条件の定められた入賞領域3a〜
3c、複数のヤクモノ(通称チューリップ)4a,4
b、およびアウト玉入口5が形成される。
【0011】また、遊技盤1の下方部には、可変入賞球
装置(いわゆる電動式ヤクモノ)30が配設される。こ
の可変入賞球装置30の詳細は、後述の図3を参照して
説明する。遊技盤1のほぼ中央部には、可変表示装置4
0が配設される。この可変表示装置40の詳細は、図4
〜図7を参照して説明する。
【0012】前面枠11には、停止信号発生手段の一例
の停止スイッチ12、およびスピーカ13が設けられ
る。停止スイッチ12は、遊技者の操作によって可変表
示装置40の可変表示を停止させるために用いられる。
なお、図示では、停止スイッチ12が1個設けられてい
る場合を示すが、可変表示装置40に含まれる各回転ド
ラム(図5に示す51a〜51c)に対応して複数個設
けてもよく、また全く設けなくてもよい。スピーカ13
は、最大価値付与状態(特定遊技状態)になったこと、
または可変入賞球装置30の開成している状態であるこ
とを音声で知らせるのに用いられる。
【0013】図2はパチンコ機の裏面構造の図解図であ
る。遊技盤1に形成されたセーフ孔2a〜2cの裏面に
は、セーフ孔2a〜2cへ入賞した入賞玉をヤクモノ4
a,4bの上部へ導くための径路211,212が形成
される。入賞領域3a〜3cの裏面には、それぞれの入
賞領域へ入賞した玉を検出すための検出スイッチ22a
〜22cが設けられる。これらの検出スイッチ22a〜
22cは、入賞領域3a〜3cへの入賞玉を検出するこ
とによって、可変表示装置40の表示状態を変化できる
ように定められた状態を検出するのに用いられる。そし
て、遊技盤1の裏面であってアウト玉入口5よりもやや
上部位置には、径路213および214が傾斜して設け
られる。径路213,214は、セーフ孔2a〜2c、
入賞領域3a〜3c、ヤクモノ4a,4bまたは可変入
賞球装置30のいずれかへ入賞した入賞玉を入賞玉処理
器23へ導くものである。
【0014】入賞玉処理器23は、径路213を介して
導かれる入賞玉を1個ずつ間欠的に落下させる。この入
賞玉処理器23によって1個ずつ落下された玉によっ
て、賞品玉の払い出し動作が行なわれる。
【0015】図3は可変入賞球装置30の斜視図であ
る。この可変入賞球装置30は、遊技者にとって有利と
なる第1の状態の一例として後述の開閉板33を前面へ
開いて玉を受入れ、遊技者にとって不利となる第2の状
態の一例として開閉板33を閉じて玉の受入れを阻止す
るものである。
【0016】次に可変入賞球装置30の具体的な構成を
説明する。飾り枠31の中央部分には、玉の入賞可能な
入賞領域32となる透孔が形成される。透孔の前面には
開閉板33が前面側に開閉自在に設けられる。開閉板3
3は、その下辺が軸331で軸支され、その一方側(図
示では右側)の裏面にU字状の突起部332が形成され
る。突起部332には、透孔が穿設される。透孔には、
レバー34の先端に固着されたピン341が挿通され
る。レバー34の他方端は、支点342で支持される。
レバー34の上部位置には、開閉板33を開閉駆動する
ための開閉機構33が設けられる。開閉機構35は、ソ
レノイド351を含み、ソレノイド351のブランジャ
352にロッド353の一端を連結し、ロッド353の
他端をレバー34の中央部に連結して構成される。
【0017】入賞領域32は、必要に応じて複数の入賞
領域32a,32b,32cに分けられる。入賞領域3
2b,32cへ入賞した玉は、直接遊技盤1の裏面へ導
かれ、径路213を介して入賞玉処理器23へ至る。入
賞領域32aは、最大価値付与状態(特定遊技状態)に
おいて、玉の通過に応じて可変入賞球装置30の開閉板
33を再度繰返して開閉駆動できるように定められた特
定領域である。この入賞領域32を挟む両側の飾り枠3
1には、セーフ孔36a,36bが形成される。セーフ
孔36a,36bは、遊技盤1に沿って落下する玉を常
時受入れることができるように、飾り枠31の面よりも
前面上に突出して形成され、落入した玉を入賞玉として
裏面へ導く。
【0018】さらに、必要に応じて、発光ダイオード3
7が開閉板33を開いたときに露出する飾り枠31部分
に設けられる。発光ダイオード37は、最大価値付与状
態において、開閉板33を開成しているときに、入賞領
域32aへの入賞玉が発生したことに応じて、一定時間
後に開閉板33を閉成した後、再度繰返し開成できる条
件の成立したことを表示するのに用いられる。
【0019】動作において、開閉板33は、ソレノイド
351が付勢されてプランジャ352を引上げたとき、
図示のように前面側に開成されて、遊技者に有利な状態
になる。一方、ソレノイド351が消勢されると、プラ
ンジャ352が下方向へ押し出されて、レバー34が下
方向に回動する。このため、開閉板33が閉成されて、
遊技者にとって不利な状態となる。
【0020】ところで、図3に示す実施例では、最大価
値を付与するための可変入賞球装置の一例として、遊技
者にとって有利な状態として開閉板33を連続的に開成
し、遊技者にとって不利な状態として開閉板33を閉成
する場合を示すが、その他各種の入賞しやすい状態と入
賞しにくい状態に変化するものであってもよい。たとえ
ば、遊技者に有利な第1の状態としては、相対的に短い
一定時間(2秒)毎に開成と閉成とを交互に所定回数だ
け繰返すようにしてもよい。また、可変入賞球装置の他
の例として、いわゆるチューリップのようなものを用い
かつ遊技者に不利な状態として玉が入賞不可能ではない
が入りにくい状態にしてもよい。さらに他の例として、
遊技盤1の下方部分に入賞玉を受入れる相対的に大きな
入賞口を形成し、その上部に玉が入賞領域へ入賞するの
を阻害する障害物を設け、最大価値付与状態に基づいて
その障害物を遊技盤1の裏面へ引込めて入賞口へ入賞し
やすいようにしたものでもよい。
【0021】図4は可変表示装置40の正面図である。
構成において、可変表示装置40は、セグメント表示器
41および回転ドラム表示機構50を含んで構成され
る。セグメント表示器41は、数字などの識別情報を電
気的に可変表示するものである。回転ドラム表示機構5
0は、機械的に回転駆動することによって、その外周に
描かれた識別情報を可変表示するものである。
【0022】より具体的には、可変表示装置40は、飾
り枠42の上部にセグメント表示器41を設け、飾り枠
42の横方向に複数個(図示では3個)形成された表示
窓から回転ドラム51a,51b,51cの一部を目視
できるように回転ドラム表示機構50を収納して構成さ
れる。セグメント表示器41は、たとえば0〜9を表示
するものであって、回転ドラム表示機構50の可変表示
期間とほぼ同じ期間中、数字を可変表示する。前記回転
ドラム51a,51b,51cの一部を目視させるため
の表示窓および前記セグメント表示器41により表示状
態が変化可能な可変表示部が構成されている。
【0023】図5〜図7は回転ドラム表示機構50の詳
細図であり、特に図5はその斜視図を示し、図6はその
正面図を示し、図7は図6に示すC−C´方向に沿う縦
断面図を示す。
【0024】図において、回転ドラム表示機構50に含
まれる回転ドラム群51は、複数列の回転ドラム51
a,51b,51cを含む。各列の回転ドラム51a〜
51cの外周上には、絵模様や記号や数字などの識別情
報(たとえばベル,星,ヨットなどの絵模様または数字
もしくはアルファベットなどの記号)が描かれる。回転
ドラム51a〜51cのそれぞれの側面には、ラチェッ
ト歯車52a〜52cが固着される。ラチェット歯車5
2a〜52cは、回転ドラムの外周上に描かれた識別情
報の数に相当する歯数を有する。回転ドラム51a〜5
1cのそれぞれは、ドラム軸531で遊嵌されて、その
摩擦力で個別的に回転自在に支持される。ドラム軸53
1の両端は、ボックス532の側面で支持される。ドラ
ム軸531の一方端側には、回転駆動機構54が設けら
れる。回転駆動機構54は、モータ541および複数の
歯車542,543を含む。モータ541の回転力は、
歯車542および543を介してドラム軸531に伝達
される。
【0025】ボックス532の後方背面には、各列の回
転ドラム51a〜51cを個別的に回転されまたは停止
制御するためのソレノイド55a〜55c(図示では5
5cのみを示す)が固着される。ソレノイド55a〜5
5cのプランジャ551は、対応する係止レバー56a
〜56c(図示では56cのみを示す)の一端とピンで
連結される。係止レバー56a〜56cは、軸561で
軸支される。軸561の両側は、ボックス532の両側
面で固着される。係止レバー56a〜56cのそれぞれ
の先端には、爪状部562が形成される。各係止レバー
56a〜56cの爪状部562は、対応するラチェット
歯車52a〜52cのそれぞれと係合して各列の回転ド
ラム51a〜51cを停止させ、ロック状態を保持す
る。
【0026】そして、可変入賞球装置30を相対的に長
い時間だけ遊技者に有利な状態とすることの可能な最大
価値付与状態(特定遊技状態)は、回転ドラム表示機構
50で表示される各列の回転ドラムの絵模様などの識別
情報の組合わせ状態と、セグメント表示器41で表示さ
れる数字情報の表示状態との組合わせによって決められ
る。
【0027】さらに、回転ドラム51a〜51cに関連
して、所定の位置で回転ドラムによって表示される識別
情報を検出するための検出手段58a〜58cが設けら
れる。検出手段は、たとえば次のように構成される。各
回転ドラム51a〜51cの円周方向の外周部分には、
各識別情報を描いている位置毎に被検出部となる第1の
磁性体571〜57nが形成される。また、各回転ドラ
ム51a〜51cの外周部の基準となる1つの位置(た
とえば571に対応する位置)には、第1の磁性体57
1よりも幅方向にやや離れて第2の磁性体57rが形成
される。磁性体57rは、各回転ドラム51a〜51c
が1回転するまでの識別情報の形成位置を検出するため
の基準となる位置を検出するのに用いられる。これらの
磁性体571〜57n,57rは、第1,第2の検出部
が近接センサや磁気抵抗素子などの金属(鉄)を検出可
能なものであれば、鉄片が用いられる。また、第1,第
2の検出部が感磁性素子または磁電素子(たとえばホー
ル素子,リードスイッチなど)であれば、磁性体の他の
例として永久磁石が用いられる。
【0028】各回転ドラム51a〜51cの上部位置に
は、第1の磁性体571〜57nを検出するための第1
の検出部581a〜581cが形成されるとともに、第
2の検出部582a〜582cが形成される。
【0029】なお、図示の実施例では、磁気的な検出手
段を用いた場合を示すが、これに代えて光学的な検出手
段やその他各種の検出手段を用いてもよい。
【0030】図8は操作ボックス60の詳細図である。
図において、操作ボックス60は、遊技盤1の裏面等の
遊技者が操作できない弾球遊技機内部に装着されてお
り、筐体61を含む。筐体61には、制限回数設定器6
2,継続回数設定器63,リセット信号発生回路に含ま
れるリセットスイッチ64および確率設定操作手段の一
例の確率調整スイッチ65が設けられる
【0031】ここで、制限回数設定器62は、たとえば
ディップスイッチが用いられ、ある期間における最大価
値を付与できる回数を設定するのに用いられる。換言す
れば、制限回数設定器62は、ある期間内に最大価値を
付与できるように定められた状態(特定遊技状態)が発
生するのを制限するために、ある期間に何回最大価値付
与状態(特定遊技状態)になればそれ以降最大価値付与
状態(特定遊技状態)になるのを制限(または禁止)す
る動作を開始するかを設定するものである。
【0032】制限回数設定器63は、最大価値付与状態
になった後、繰返して可変入賞球装置30を遊技者に有
利な状態にすることのできる継続回数を設定するのに用
いられる。
【0033】リセットスイッチ64は、その操作によっ
てリセット信号を発生するものである。このリセット信
号は、ある期間における最大価値付与状態の生じた回数
をリセットするのに用いられる。ここで、ある期間と
は、リセット信号発生手段がリセットスイッチ64のよ
うな手動スイッチであれば、リセットスイッチ64が押
圧されてから次に押圧されるまでの期間をいう。なお、
リセット信号発生手段は、タイマー手段のようなものを
用いて、ある時間または期間ごと(たとえば24時間事
または3日毎、もしくは1週間毎など)に自動的にリセ
ット信号を発生するものであってもよい。また、その他
の例として、開店時において電源を投入したとき、リセ
ット信号を発生するものであってもよい。その場合は、
リセットスイッチ64が不要となるか、もしくはこれら
を組合わせても設けておきかついずれかの出力でリセッ
ト信号を発生するようにしてもよい。
【0034】図9はこの発明の一実施例の遊技制御回路
図である。図において、この実施例の遊技制御回路は、
遊技状態検出手段の一例の表示スタート信号発生回路7
1、機械的表示駆動回路72、電気的表示制御回路7
3、停止信号発生手段の一例の表示ストップ信号発生回
路74、特定遊技状態検出手段の一例の最大価値付与状
態検出回路75、価値付与手段の一例の入賞球装置駆動
回路76、制限手段の一例の最大価値付与状態制限回路
77および継続回数制限回路78を含んで構成される。
【0035】機械的表示駆動回路72は、モータ541
を駆動するためのモータ駆動回路721、およびソレノ
イド55a〜55cを駆動するためのソレノイド駆動回
路722を含む。電気的表示制御回路73は、フリップ
フロップ731,アンドゲート732,ドライバ73
3,遅延回路734および735並びに表示情報発生回
路80を含む。この表示情報発生回路80については、
図10を参照して詳細に説明する。この機械的表示駆動
回路72および電気的表示制御回路73によって、表示
駆動制御手段が構成される。
【0036】最大価値付与状態検出回路75は、ドラム
組合せ判定回路751および組合せ状態検出回路752
を含む。組合せ状態検出回路752は、回転ドラム表示
機構50の機械的表示状態と、セグメント表示器41の
電気的表示状態との組合せが最大価値を付与できるよう
に定められた組合せになったことを検出するための回路
である。なお、可変表示装置が機械的な表示手段のみの
場合、または電気的表示手段のみの場合であれば、それ
ぞれの表示状態が予め定めらる最大価値付与状態(特定
遊技状態)であるかどうかを検出するように回路構成さ
れる。
【0037】最大価値付与状態制限回路77は、検出手
段の一例のカウンタ771,判断手段の一例の比較回路
772および制限回数設定手段の一例の制限回数設定器
62を含み、必要に応じてリセット信号発生手段の一例
のリセット信号発生回路773を含む。ここで、カウン
タ771は、ある期間における最大価値付与状態の発生
した回数を計数するのに用いられる。比較回路772
は、ある期間における最大価値付与状態の発生回数が制
限回数に達したか否かを判断するのに用いられる。リセ
ット信号発生回路773は、図8に示すようなリセット
スイッチ、または一定期間毎に自動的に信号を発生する
ようなタイマー、もしくは電源スイッチを投入したとき
リセット信号を発生するような回路(たとえば微分回
路)などが用いられる。また、これらを組合せたもので
あってもよい。
【0038】この実施例では、最大価値を付与するため
の価値付与手段として、入賞球装置30を相対的に長い
時間だけ遊技者に有利な状態にするものが用いられる。
その目的で、入賞球装置駆動回路76は、開成時間制御
回路761、ドライバ762およびソレノイド351を
含む。この開成時間制御回路761は、クロック信号発
生回路761aを含む。クロック信号発生回路761a
は、電気的表示状態を変化させるための微少時間(0.
1〜0.3秒)間隔のクロックcl1および1秒クロッ
クcl2を発生するものである。なお、最大価値の他の
例としては、その他の価値を付与するものは、たとえば
相対的に多い賞品玉数を直接払い出すものであってもよ
い。
【0039】継続回数制限回路78は、最大価値の一例
として可変入賞球装置30を相対的に長い時間だけ開成
する場合において、その開成期間中に継続して開成でき
る条件になったとき、閉成後再度繰返して開成できる回
数を制限するものである。その目的で、継続回数制限回
路78は、継続回数設定器63,繰返し条件検出回路7
81,カウンタ782,ゲート回路783,比較回路7
84および微分回路785を含む。ここで、繰返し条件
検出回路781は、たとえば可変入賞球装置30の開成
期間中において、入賞領域32aに入賞した玉を検出す
るスイッチなどが用いられる。
【0040】図10は表示情報発生回路80の具体的な
回路図である。この表示情報発生回路80は、数字情報
発生回路81、確率調整回路82および最大価値付与状
態(特定遊技状態)になるのを禁止するための禁止回路
83を含む。
【0041】次に、図1〜図10を参照して、この実施
例の具体的な動作を説明する。この実施例の動作として
は、表示状態が最大価値付与状態(特定遊技状態)にな
らない場合、最大価値付与状態(特定遊技状態)になっ
てもその発生回数が制限回数以下の場合、およびこの発
明の特徴となる最大価値付与状態(特定遊技状態)の発
生回数が制限回数に達した場合の3通りが考えられる。
そこで、以下には、これらの場合に分けて動作説明を行
なう。
【0042】(1) 表示状態が最大価値付与状態(特
定遊技状態)にならない場合の動作 遊技者は、短時間に最大価値を獲得するために、回転ド
ラム表示機構50およびセグメント表示器41の表示状
態を変化できるように定められた入賞領域3a〜3cの
いずれかに入賞させるように狙って遊技する。このと
き、打込玉がセーフ孔2a〜2cまたはヤクモノ4a,
4bのいずれかへ入賞すると、従来周知のパチンコ機と
同様にして1個の入賞玉につき所定個数の賞品玉(景品
玉)が放出される。
【0043】一方、打込玉が入賞領域3a〜3cのいず
れかへ入賞すると、その入賞玉が検出スイッチ22a〜
22cで検出される。この検出スイッチ22a〜22c
のそれぞれの出力は、加算パルスとして加減算カウンタ
711に与えられる。加減算カウンタ711は、加算パ
ルスが入力される毎にその計数値を1ずつ加算し、その
計数値を比較回路712に与える。比較回路712は、
加減算カウンタ711の計数値が表示装置40の可変表
示を開始するのに要する一定数(たとえば1)以上であ
るか否かを判断し、一定数以上であることを判断すると
スタート信号をアンドゲート713に与える。このアン
ドゲート713には、後述の遅延回路735を介してフ
リップフロップ731の出力Qバー(QバーはQの上に
横棒が付された記号を意味する。以下同様)(ハイレベ
ル)が与えられる。このため、アンドゲート713はハ
イレベルのスタート信号をモータ駆動回路721および
ソレノイド駆動回路722に与える。応じて、モータ駆
動回路721がモータ541を回転駆動させ、ソレノイ
ド駆動回路は722がソレノイド55a〜55cを付勢
する。このため、回転ドラム51a〜51cが駆動し
て、機械的に識別情報を変化する。これと同様に、アン
ドゲート713の出力がフリップフロップ731をセッ
トさせる。このため、フリップフロップ731の出力Q
がハイレベルとなり、アンドゲート732を能動化させ
るとともに、表示情報発生回路80に与えられる。アン
ドゲート732は、フリップフロップ731の出力Qが
ハイレベルの期間中、開成時間制御回路761から与え
られるクロックcl1を導出して表示情報発生回路80
に与える。このクロックcl1は、セグメント表示器4
1によって電気的に表示される識別情報(数字)を順次
的に変化させるための周期(たとえば0.1〜0.3
秒)に相当する周波数に選ばれる。なお、表示情報発生
回路80の動作については後述する。
【0044】また、アンドゲート713の出力は、減算
パルスとして加減算カウンタ711に与えられるととも
に、タイマー動作をスタート指令する信号としてタイマ
ー741に与えられる。このとき、フリップフロップ7
31の出力Qバーは、ローレベルとなる。このローレベ
ルが遅延回路735で微少時間だけ遅延されて、アンド
ゲート713を不能動化する信号として与えられる。、
このため、一旦表示装置40の表示状態が変化し始める
と、たとえば加減算カウンタ711の計数値が比較回路
712で設定されている一定値以上あっても、スタート
信号の導出が禁止される。
【0045】次に、セグメント表示器41の表示状態を
変化させる場合の動作、すなわち表示情報発生回路80
の動作を説明する。数値情報発生回路81は、10進カ
ウンタ81aを含む。この10進カウンタ81aは、ク
ロックcl1が与えられる毎に、その計数値を1ずつ歩
進し、0から9までの数値を順次的に計数するものであ
って、10を計数する毎にその計数値をリセットする。
すなわち、10進カウンタ81aは、数値0〜9を順次
的に検出するリングカウンタである。この10進カウン
タ81aは、計数値0〜6,8,9に対応する出力端子
を含み、その計数値に対応する出力端子からハイレベル
を導出する。
【0046】ところで、最大価値付与状態(特定遊技状
態)は、回転ドラム51a〜51cで表示される識別情
報の組合せが所定のもの(たとえばオールA)でありか
つセグメント表示器41で表示される識別情報が所定の
数字(たとえば7)の場合と定められる。この場合は、
10進カウンタ81aの計数値0〜6,8,9の出力端
子がアンドゲート810〜816,818,819の一
方入力として与えられる。アンドゲート810〜81
6,818,819には、インバータ81cの出力がオ
アゲート81dを介して他方入力として与えられる。ア
ンドゲート810〜816,818,819は、インバ
ータ81cの出力がハイレベルのとき、すなわち確率調
整回路82に含まれるラッチ回路82eの出力がローレ
ベルの場合であって、10進カウンタ81aの対応する
計数値別の出力端子からハイレベルが与えられたとき、
ハイレベルを導出してデコーダ81bに与える。デコー
ダ81bは、7を除く10進カウンタ81aの計数値を
デコードし、その出力をドライバ733に与える。ここ
で、10進カウンタ81aの計数値の7をデコーダ81
bに与えない理由は、数字7を表示するタイミングをラ
ッチ回路82eからの出力に基づいて行なうためであ
る。
【0047】次に、確率調整回路82の詳細を説明す
る。可変ピッチ発振器82aは、可変抵抗器82cの調
節によってパルスの発生周期を変化するものである。た
とえば、可変ピッチ発振器82aの出力パルスの1つの
パルス幅をクロックcl1の周期A(一定)と同じに選
び、パルスの発生周期B(たとえばB>A)を可変すれ
ば数字7に表示される確率を変化させることができる。
この可変ピッチ発振器82aの出力パルスは、アンドゲ
ート82dの一方入力として与えられる。アンドゲート
82dは、フリップフロップ731の出力Qがローレベ
ルになったとき、インバータ82bで反転されて与えら
れるハイレベルによって能動化されて、可変ピッチ発振
器82aの出力パルスを導出してラッチ回路82eに与
える。しかし、可変表示状態が停止指令されるまでは、
フリップフロップ731の出力Qがハイレベルであるの
で、可変ピッチ発振器82aの出力パルスが導出され
ず、かつしたがってラッチ回路82eはローレベルを導
出し続ける。したがって、セグメント表示器41の表示
状態が順次的に変化している期間中は、数字7を表示さ
せるための信号がデコーダ81bに与えられない。
【0048】そして、アンドゲート713からスタート
信号が導出されてからタイマー741で設定された一定
時間後、またはその一定時間内に遊技者によって停止ス
イッチ12が操作されると、オアゲート742が可変表
示を停止させるためのストップ信号を導出してソレノイ
ド駆動回路722に与える。このソレノイド駆動回路7
22には、クロック信号発生回路761aから1秒クロ
ックcl2が与えられている。ソレノイド駆動回路72
2は、ストップ信号が与えられた後、1秒クロックcl
2が与えられる毎に、ソレノイド55a,55b,55
cを1秒間隔で順次的に消勢する。応じて、係止レバー
56a,56b,56cの爪状部562が対応するラチ
ェット歯車52a,52b,52cに順次係合して、各
回転ドラム51a,51b,51cを順次停止させる。
また、ソレノイド駆動回路722は、ソレノイド55c
を消勢した後1秒クロックcl2が与えられたことに応
じて、ストップ信号を導出してモータ駆動回路721お
よび遅延回路734に与える。モータ駆動回路721
は、ストップ信号の入力に応じて、モータ54を消勢す
る。このように、回転ドラム51a〜51cの停止後も
モータ541を回転駆動させている理由は、各回転ドラ
ムの停止後も回転力を加えてラチェット歯車52a〜5
2cと係止レバー56a〜56cの爪状部562とが完
全にロックした状態に強制して、回転ドラムで表示され
る識別情報が変化するのを防止するためである。
【0049】遅延回路734は、ストップ信号が与えら
れた後微少時間遅れてフリップフロップ731をリセッ
トさせる。このためフリップフロップ731の出力Qが
ローレベルとなり、出力Qバーがハイレベルとなる。出
力Qがローレベルとなると、アンドゲート732が不能
動化されるので、クロックcl1が10進カウンタ81
aに与えられなくなる。このため、10進カウンタ81
aはその計数値の歩進を停止する。これと同時に、イン
バータ82bがハイレベルを導出してラッチ回路82e
にラッチ指令信号を与えるとともに、アンドゲート82
dを能動化させる。このとき、可変ピッチ発振器82a
の出力パルスがローレベルであれば、ラッチ回路82e
はローレベルを読込んで保持し、その出力をローレベル
のままとする。ラッチ回路82eの出力がローレベルの
場合は、アンドゲート83aが不能動化されたままであ
るので、数字7を表示させるための信号がデコーダ81
bに与えられない。このためデコーダ81bは10進カ
ウンタ81aの計数値をデコードして、その計数値を連
続的にセグメント表示器41で表示させる。
【0050】このとき、検出手段58a〜58cは、各
回転ドラム51a〜51cによって表示窓で表示される
識別情報を検出して、ドラム組合せ判定回路751に与
える。ドラム組合せ判定回路751は、各回転ドラム5
1a〜51cで表示される識別情報の組合せが最大価値
を付与できるように定められた組合せ、またはその他の
組合せであって相対的に小さな価値を付与するように定
められたものか否かを判定する。ドラム組合せ判定回路
751の判定結果は、組合せ状態検出回路752および
開成時間制御回路761に与えられる。組合せ状態検出
回路752は、回転ドラム51a〜51cの組合せが最
大価値を付与できるように定められた組合せ(たとえば
オールA)でないか、または最大価値を付与できるよう
に定められた組合せであってもセグメント表示器41で
表示される識別情報が数字7でなければ、最大価値付与
状態(特定遊技状態)でないことを検出して、その出力
をローレベルのままとする。このため、開成時間制御回
路761は、クロック信号発生回路761aの1秒クロ
ックcl2が相対的に短い時間(たとえば5秒)に相当
する数だけ与えられるまで、ドライバ762を能動化さ
せる。ドライバ762は、相対的に短い時間だけソレノ
イド351を付勢させて、可変入賞球装置30を開成さ
せる。
【0051】(2) 最大価値付与状態(特定遊技状
態)となりかつ或る期間における最大価値付与状態(特
定遊技状態)の発生回数が制限回数以内の場合の動作 この場合における回転ドラム51a〜51cの駆動およ
びセグメント表示器41の電気的可変表示の動作は、上
述の(1)の場合と同様である。そして、フリップフロ
ップ731の出力Qがローレベルに変化したタイミング
において、可変ピッチ発振器82aの出力パルスがハイ
レベルであれば、そのハイレベルがラッチ回路82eで
ラッチされる。このため、ラッチ回路82eのハイレベ
ル出力がアンドゲート83aの一方入力として与えられ
るとともに、インバータ81cでローレベルに反転され
てオアゲート81dを介してアンドゲート810〜81
6,818,819を不能動化させる。このとき、アン
ドゲート83aには、比較回路772の出力がインバー
タ83bで反転されて他方入力として与えられている。
しかし、比較回路772は、最大価値付与状態の発生回
数が制限回数以内であれば、その出力をローレベルとし
ている。このため、このローレベルがインバータ83b
でハイレベルに反転されて、アンドゲート83aに与え
られている。したがって、アンドゲート83aは、ラッ
チ回路82eがハイレベルをラッチしたことに応答し
て、数字7を表示指令するための信号をデコーダ81b
に与える。デコーダ81bは数字7をデコードして、ド
ライバ733に与えて、セグメント表示器41で表示さ
せる。
【0052】また、フリップフロップ731の出力Qバ
ーは、微分回路736で微分されて、判定指令信号とし
てドラム組合せ判定回路751および組合せ状態検出回
路752に与えられる。ドラム組合せ判定回路751
は、回転ドラム51a〜51cで表示される識別情報の
組合せが最大価値を付与できるように定められた組合せ
であることを判定して、その判定結果を組合せ状態検出
回路752および開成時間制御回路761に与える。組
合せ状態検出回路752は、ドラムの組合せ状態が最大
価値付与状態(特定遊技状態)となりかつセグメント表
示器41の表示状態が数字7であることに基づいて、最
大価値付与状態(特定遊技状態)になったことを検出し
て、その出力をハイレベルとする。この最大価値付与状
態検出出力(特定遊技状態検出出力)は、最大価値を付
与指令する信号として開成時間制御回路761に与えら
れるとともに、加算パルスとしてカウンタ771に与え
られ、さらに能動化信号として繰返し条件検出回路78
1に与えられる。
【0053】一方、カウンタ771は、加算パルスの入
力に応じてその計数値を歩進する。このとき、比較回路
772はカウンタ771の計数値が制限回数設定器62
で設定されている制限回数に達したか否かを判断し、制
限回数に達していないことを判断するとその出力をロー
レベルのままとする。
【0054】開成時間制御回路761は、最大価値付与
状態検出出力(特定遊技状態検出出力)に応じて相対的
に長い時間(たとえば30秒)だけドライバ762を能
動化させる。このため、ドライバ762は相対的に長い
時間だけソレノイド351を付勢して、可変入賞球装置
30を開成させる。このとき、必要に応じて、開成期間
中であることを音声で知らせてもよい。
【0055】可変入賞球装置30の開成期間中に、入賞
領域32aへの入賞玉が1個でも発生すると、繰返し条
件検出回路781がそれを検出して加算パルスとしてカ
ウンタ782に与える。カウンタ782は、繰返し条件
の検出回数を累積的に計数する。そして、開成時間制御
回路761は、可変入賞球装置30を閉成した後、ゲー
ト開成信号をゲート回路783に与える。このため、カ
ウンタ782の計数値が比較回路784の比較入力とし
て与えられる。比較回路784は、継続回数設定器63
で設定されている継続設定回数n1とカウンタ782の
計数値n2とを比較し、n1の方が大きいこと(すなわ
ちn2が継続設定回路n1以下)を判断するとハイレベ
ルを導出して微分回路785に与える。このハイレベル
が微分回路785で微分されて、繰返し開成指令するた
めの信号として開成時間制御回路761に与えられる。
応じて、開成時間制御回路761は再び相対的に長い一
定時間(30秒)だけ可変入賞球装置30を開成させ
る。そして、可変入賞球装置30を相対的に長い一定時
間だけ繰返して開成した回数が継続設定回数n1になる
と、カウンタ782の計数値n2がn1と等しくなる。
比較回路784はそれを判断すると、以後繰返し開成指
令信号の導出を停止して、リセット信号をカウンタ78
2に与えて、カウンタ782をリセットさせる。
【0056】このようにして、一旦最大価値付与状態
(特定遊技状態)になると、相対的に大きな価値が付与
されるまで、可変入賞球装置30が繰返して開成される
ことになる。
【0057】上述のような最大価値付与のための動作
(特定遊技状態発生時の動作)は、組合せ状態検出回路
752が最大価値付与状態(特定遊技状態)を検出する
毎に行なわれる。
【0058】(3) 最大価値付与状態(特定遊技状
態)の発生回数が制限回数m1になった場合の動作 上述のごとく、組合せ状態検出回路752が最大価値付
与状態を検出する毎に、カウンタ771はその発生回数
を累積的に計数している。そして、カウンタ771の計
数値m2が制限回数設定器62で設定されている制限回
数m1に達すると、比較回路772がそれを検出してそ
の出力をハイレベルとする。このため、比較回路772
のハイレベル出力がインバータ83bでローレベルに反
転されてアンドゲート83aに与えられるので、以後ア
ンドゲート83aが不能動化される。このため、最大価
値付与状態(特定遊技状態)の発生回数が制限回数m1
に達すると、それ以後はラッチ回路82eがたとえハイ
レベルをラッチしても、そのハイレベルが数字7を表示
指令する信号としてデコーダ81bに与えられない。換
言すれば、最大価値付与状態の発生回数が制限回数にな
れば、以後セグメント表示器41が数字7を表示するの
を禁止しているので、最大価値付与状態(特定遊技状
態)の発生が禁止されることになる。また、特定遊技状
態の発生回数が少なすぎる場合には、特定遊技状態の発
生確率が向上するように制御してもよい。なお、ラッチ
回路82eがハイレベルをラッチしているときには、イ
ンバータ81cの出力がローレベルになるので、比較回
路772のハイレベル信号がオアゲート81dを介して
アンドゲート810〜816,818,819に与えら
れることになる。前記禁止回路83により、前記特定遊
技状態の発生頻度を調整する制御手段が構成されてい
る。
【0059】なお、上述の実施例では、最大価値付与状
態(特定遊技状態)の発生回数が制限回数に達すると、
以後最大価値付与状態(特定遊技状態)の発生を禁止す
る場合を述べた。しかし、最大価値付与状態(特定遊技
状態)の発生を制限する他の実施例としては、その発生
確率を低くするようにしてもよい。その場合は、比較回
路772の出力があったとき、可変ピッチ発振器82a
の周期Bを可変抵抗器82cの設定にもかかわらず最も
長くなるように強制すればよい。
【0060】(4) 最大価値付与状態(特定遊技状
態)の発生回数を制限すべき期間を変化させる場合の動
作 最大価値付与状態(特定遊技状態)の発生回数が制限回
数に達した後は、前述のように以後最大価値付与状態
(特定遊技状態)の発生が禁止される。この禁止状態を
解除するためには、次の動作が行なわれる。たとえば、
遊技場の係員が制限回数に達したパチンコ機を台解放す
るために、禁止状態を解除したい場合は、リセットスイ
ッチ64を押圧する。これに応じて、カウンタ771の
計数値がリセット(0)されるので、比較回路772の
出力がローレベルとなる。このため、アンドゲート83
aが以後能動化されて、数字7の表示が可能となる。こ
のようにリセットスイッチが前回押圧された後最大価値
付与状態(特定遊技状態)の発生回数が制限回数に達し
たとき、次にリセットスイッチ64が押圧されるまでの
期間または時間によって、最大価値付与状態の発生を禁
止する期間を自由に変更し得る。
【0061】一方、リセット信号発生回路773がタイ
マー手段で構成されている場合であれば、一定期間また
は時間毎にリセット信号を発生することによって、その
周期で最大価値付与状態の制限が自動的に解除されるこ
とになる。
【0062】また、リセット信号発生回路773が電源
スイッチの投入時にリセット信号を発生するものであっ
ても同様である。前記入賞球装置駆動回路76と継続回
数制限回路78とにより、前記特定遊技状態検出手段の
検出出力に基づいて前記可変入賞球装置を第1の状態に
駆動制御した後、第2の状態に駆動制御し、予め定めら
れた繰返し継続条件の成立に基づいて、第2の状態とな
っている前記可変入賞球装置を再度第1の状態に繰返し
て駆動させる駆動制御手段が構成されている。また、前
記確率調整回路82により、前記特定遊技状態の発生確
率を調整する確率調整手段が構成されている。
【0063】なお、上述の実施例では、最大価値付与状
態(特定遊技状態)の一例として、機械的な可変表示と
電気的な可変表示との組合せの場合について説明した
が、これに限らずいずれか一方のみの場合であってもよ
い。特に、電気的可変表示手段のみを用いる場合は、セ
グメント表示器が複数桁設けられ、その内の1つの桁が
最大価値を付与できるように定められた数字7の表示が
制限される。また、機械的な可変表示のみの場合は、ス
トップ信号が与えられてから最後に停止される回転ドラ
ム51aの停止タイミングを、各回転ドラムで表示され
る識別情報の組合せが最大価値付与状態(特定遊技状
態)にならないように微少時間だけずらせるように、ソ
レノイド駆動回路722の回路を変更すればよい。
【0064】また、上述の実施例では、リセット信号発
生回路773がパチンコ機毎に設けられた場合を説明し
たが、パチンコ機から離れた場所に設けられた管理装置
を、遠隔的にパチンコ機の台番号を指定してリセット信
号が出るように構成してもよい。
【0065】さらに、上述の実施例では、遊技制御回路
の一例として、ハード回路を用いて構成した場合を説明
したが、図9および図10に示す実施例と同様の動作を
行なうためのプログラムを設定記憶させておき、そのプ
ログラムに基づいてソフト処理によって行なってもよい
ことは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】本発明は、可変表示装置が複数の可変表
示部を有し、その複数の可変表示部の表示結果が時期を
異ならせて導出表示されるために、遊技者は、すべての
可変表示部の表示結果が導出表示された段階で特定遊技
状態が発生する特定の表示態様の組合せとなっているか
否かを楽しむことができるばかりでなく、すべての可変
表示部の表示結果が導出表示される以前の段階におい
て、各可変表示部の表示結果が時期を異ならせて導出表
示されるプロセスを楽しむことができる。その結果、た
とえ特定遊技状態の発生確率を低めに入力設定したこと
に基づいてすべての可変表示部の表示結果が導出表示さ
れた段階における前記特定の表示態様の組合せとなる確
率が低下したとしても、遊技者は、複数の可変表示部の
表示結果が時期を異ならせて導出表示されるプロセスを
見て楽しむことができ、しかも、一部の可変表示部の表
示結果がまだ導出表示されていない段階で既に表示結果
が導出表示された可変表示部の表示態様が前記特定の表
示態様の組合せとなる条件の満たしている場合には、遊
技者にしてみれば、前記特定の表示態様の組合せが成立
して特定の遊技状態が発生するかもしれないという期待
感を抱くことができ、可変表示装置を通じての遊技の面
白味をある程度味わうことができる。さらに、特定遊技
状態が一旦発生すれば、繰返し継続条件の成立に基づい
て第2の状態になっている可変入賞球装置が再度第1の
状態に繰返し駆動されるために、特定遊技状態の発生に
伴なう興奮を遊技者に繰返し与えて大きな満足感を遊技
者に提供できる。一方、特定遊技状態の発生は可変入賞
球装置の第1の状態への繰返し継続制御を伴なうため
に、確率設定操作手段が遊技者に勝手に設定変更された
のでは遊技場の被害が非常に大きくなるが、その確率設
定操作手段が遊技場側しか入力操作できない箇所に設け
られているために、遊技場側が入力設定した確率を遊技
者によって不測に設定変更されることが防止でき、前述
した遊技場側の被害を未然に防止することができる。し
かも、特定遊技状態の発生回数に応じて、特定遊技状態
の発生頻度が調整制御されるため、特定遊技状態の発生
回数に応じた発生頻度の調整機能付きの弾球遊技機を提
供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の弾球遊技機の一例のパチンコ機の正
面図である。
【図2】パチンコ機の裏面図である。
【図3】可変入賞球装置の斜視図である。
【図4】表示装置の正面図である。
【図5】回転ドラム表示機構の一部切欠き斜視図であ
る。
【図6】回転ドラム表示機構の正面図である。
【図7】回転ドラム表示機構の縦断面図である。
【図8】操作ボックスの詳細図である。
【図9】この発明の一実施例の遊技制御回路の回路図で
ある。
【図10】表示情報発生回路の詳細図である。
【符号の説明】
10はパチンコ機、30は可変入賞球装置、40は表示
装置(可変表示装置)、41はセグメント表示器、50
は回転ドラム表示機構、60は操作ボックス、71は表
示スタート信号発生回路、72は機械的表示駆動回路、
73は電気的表示駆動回路、74は表示ストップ信号発
生回路、75は最大価値付与状態検出回路、76は入賞
球装置駆動回路、77は最大価値付与状態制限回路、7
8は継続回数制限回路、80は表示情報発生回路、82
は確率調整回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
    れる弾球遊技機であって、表示状態が変化可能な可変表示部を複数有する可変表示
    装置と、 該可変表示装置を可変表示制御し、前記複数の可変表示
    部の表示結果を時期を異ならせて導出表示させる可変表
    示制御手段と、 前記遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利となる第
    1の状態と遊技者にとって不利となる第2の状態とに変
    化可能な可変入賞球装置と、前記複数の可変表示部の表示結果が予め定められた特定
    の表示態様の組合せとなった場合に特定遊技状態が発生
    して、 前記可変入賞球装置を第1の状態に駆動した後第
    2の状態にし、予め定められた繰返し継続条件の成立に
    基づいて、第2の状態となっている前記可変入賞球装置
    を再度第1の状態に繰返し駆動制御する駆動制御手段
    と、遊技者が操作できない弾球遊技機内部に設けられ、前記
    特定の表示態様の組合せの発生確率を遊技場側が人力設
    定可能な確率設定操作手段と、 該確率設定操作手段により人力設定された発生確率に従
    って、 前記特定の遊技状態の組合せの発生確率を調整す
    る確率調整手段と 前記特定遊技状態の発生回数に応じて前記特定遊技状態
    の発生頻度を調整する制御手段と を含むことを特徴とす
    る、弾球遊技機。
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