JPH0630655B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0630655B2
JPH0630655B2 JP26333988A JP26333988A JPH0630655B2 JP H0630655 B2 JPH0630655 B2 JP H0630655B2 JP 26333988 A JP26333988 A JP 26333988A JP 26333988 A JP26333988 A JP 26333988A JP H0630655 B2 JPH0630655 B2 JP H0630655B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関するもので、
詳しくは、遊技盤面上に発射された遊技球が入賞するこ
とにより別遊技を開始させる始動口と別遊技を行なうた
めの別遊技装置とを備えた弾球遊技機に関する。
[従来の技術] 従来、遊技盤面上に発射した遊技球が始動口と称する入
賞口に入賞すると、遊技盤面に設けた可変表示装置によ
る別遊技を開始し、その可変表示が遊技者の停止操作で
又は一定時間経過後に停止したときの結果態様に応じ
て、チューリップやアタッカと称する可変入賞装置を開
くことにより、遊技者に大きな利益が得られる機会を与
えるパチンコ遊技機が知られている。この種のパチンコ
遊技機では、別遊技による利益獲得の機会を多くの遊技
者に与えるため、別遊技の結果態様が予め設定した確率
に基づいて出現するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように遊技者に大きな利益をもた
らす別遊技の結果態様が一定の確率で出現するとして
も、別遊技は遊技球が始動口に入らなければ開始され
ず、始動口への入賞は保証されていない。また、上記の
パチンコ機において、特にプロといわれる特定の遊技者
のために、始動口の近傍の釘を調整したり、始動口を遊
技球が入賞しにくい位置に配置したりすると、技量の乏
しい遊技者は別遊技ができず、結果的に遊技者の技量に
よって賞品球の獲得数に大きな差が生ずることになり、
一般人を対象とする遊技としては平等性に欠けるという
問題点があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、
遊技者の技量によらず、平等な確率で別遊技による賞球
獲得の機会が与えられると共に、従来の釘調整を不要と
する弾球遊技機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、遊技盤面上に遊技球を発射する発射装置と、
該発射装置から発射された遊技球の入賞に関して遊技者
に不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可
能に形成され、遊技球が入賞することにより別遊技を開
始させる始動口と、別遊技を行なうための別遊技装置と
を具備する弾球遊技機において、前記発射装置から所定
数の遊技球が発射される毎にそれを検出する発射球検出
手段と、乱数を発生する乱数発生手段と、該乱数発生手
段で発生した乱数の値を判定する判定手段と、前記発射
球検出手段からの検出信号に応じて乱数発生手段で発生
した乱数の値が所定値と判定されたとき、前記始動口を
所定個数の遊技球が入賞するまで第2状態に変換駆動す
ると共に、始動口への入賞で開始される別遊技が前記乱
数とは別個に発生した乱数の値に対応した結果態様で終
了するように別遊技装置を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
本発明の一態様として、乱数発生手段は、発射球検出手
段からの検出信号に応じて乱数を発生する第1の乱数発
生部と、該乱数とは別個に乱数を発生する第2の乱数発
生部とを含む。
更に、遊技盤面には、別遊技が特定の結果態様にて終了
したとき遊技者に有利な状態となる変動入賞装置が配設
される。
[作用] 本発明の弾球遊技機においては、発射装置から所定数
(例えば1個)の遊技球が発射される毎に乱数発生手段
が乱数を発生し、判定手段がその値を判定する。その結
果、乱数の値が所定値と判定されたとき、始動口を遊技
者に有利な第2状態に変換駆動する。この変換駆動は、
第2状態を継続する場合だけでなく、第1状態と第2状
態を交互に繰返す場合も含む。この変換駆動中に所定数
の遊技球が始動口に入賞すると、別遊技装置で別遊技を
開始する一方、始動口を第1状態に停止させる。所定数
の遊技球が入賞しなかった場合には、次回に持ち越す。
すなわち、次の変換駆動は持越し分を加えた数の遊技球
が入賞するまで行なう。更に、乱数発生手段は、発射球
検出手段からの検出信号に応じて発生する乱数とは別個
に乱数を発生する。その乱数の値により、始動口への入
賞で開始される別遊技の結果態様が決定され、その結果
態様で別遊技が終了する。
上記のように、始動口の第2状態への変換及び始動口へ
の入賞で開始される別遊技の結果態様は、所定数の発射
球に対して予め定めた乱数値の出現する確率により、そ
れぞれ決定されるので、遊技者には、始動口への入賞と
別遊技の結果態様に応じた利益獲得の機会とが平等に与
えられ、遊技場においては従来の釘調整なしに入賞率の
管理ができる。
また、変動入賞装置を備えた場合、これを遊技者に有利
な状態に変換させる別遊技の特定の結果態様が、乱数発
生手段で発生する乱数の値によって決定され、その乱数
値は予め定めた確率で出現する。従って、遊技者に大き
な利益をもたらす変動入賞装置の状態変換の機会も平等
に与えられる。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の正
面図である。このパチンコ遊技機1の遊技盤面2には、
遊技球が入賞することにより別遊技を開始させる始動口
として、後述の発射装置から遊技盤面2上に発射された
遊技球が入賞できない第1状態と入賞できる第2状態と
に変換される可変入賞装置3L,3C,3Rが左、中
央、右の各部に配置されている。遊技盤面2の中央には
別遊技を行なうための可変表示装置4が配置され、その
下方に、別遊技の結果が特定の表示態様になった時に開
く扉を備えた変動入賞装置5が設けられている。
なお、遊技盤面2上には、打ち出された遊技球を可変入
賞装置の上部に導く案内手段として多数の釘6が配置さ
れる一方、正面の右側下部には打球ハンドル7が設けら
れ、遊技者がこれを操作すると、遊技盤の裏側に取り付
けた発射装置から遊技球が発射され、遊技盤面2上のガ
イドレール8に沿って移動するようになっている。
遊技球発射装置としては、例えば第2図に示すものが用
いられる。この発射装置9は、電磁力によりプランジャ
10を突出させて遊技球Pを飛び出させるソレノイドを
含む球打出し部11と、そのプランジャ突出側に設けら
れた打球案内部12とから成る。打球案内部12は、遊
技球Pを送り込むため先端部分を切り欠いた円筒状の部
材で形成され、その内部底面には、プランジャ10の先
端で弾かれた遊技球Pを前方に案内する一対の平行な突
条13を備えている。
更に、発射装置9から遊技球Pが1個発射される毎にそ
れを検出するため、発射装置9の前方に発射球センサ1
4が配置される。この発射球センサ14は、発射された
遊技球Pが通過できる穴を有する磁気センサから成り、
その出力は、後述の発射球カウンタ18(第3図)に送
られる。
発射装置9から発射された遊技球Pは、第3図に示すよ
うに発射球通路15を通り、ガイドレールに沿って上昇
して遊技盤面2に向かうが、遊技盤面2上に到達しない
で発射装置9の方に戻ってきた戻り球P′は、回収路1
6に落下する。これを検出する戻り球センサ17が回収
路16の途中にが配置され、この戻り球センサ17の出
力は、戻り球カウンタ19に送られる。これにより、遊
技盤面2上に到達しないで発射装置9の方に戻ってきた
遊技球(戻り球)は、発射球として計数されない。
上記の発射球センサ14、戻り球センサ17、発射球カ
ウンタ18及び戻り球カウンタ19は、第6図の回路に
接続される発射球検出装置20を構成している。ここ
で、発射球カウンタ18は、発射球センサ14が遊技球
Pを検出すると計数値が1つ増加し、戻り球カウンタ1
9は、戻り球センサ17が戻り球P′を検出すると計数
値が1つ増加する。
後述する第6図の回路は、発射球検出装置20からの検
出信号に応じて乱数を発生し、その乱数値が予め定めた
数に当ったとき、始動口を形成している可変入賞装置3
L,3C,3Rを遊技者に有利な第2状態に変換駆動
し、そのいずれかに遊技球が入賞すると、変換駆動を停
止して可変入賞装置3L,3C,3Rを第1状態に復帰
させる。これらの変換駆動中に所定数(例えば1個)の
遊技球が入賞しなかった場合には、次回の変換駆動を所
定数の2倍(例えば2個)の遊技球が入賞するまで行な
う。
上記のような始動口の変換駆動は継続的、継続的のいず
れでもよい。また、複数の可変入賞装置の駆動方法とし
ては、全部を一斉に変換駆動するほか、各入賞装置を順
次1回ずつ2つの状態に変換駆動する方法がある。この
方法によれば、変換する入賞口が循環し、表示の面白さ
がある一方、所定個数の遊技球が入賞した時に変換駆動
中の可変入賞装置が停止するので、複数の可変入賞装置
の全部を一斉に停止した場合と比較して、可変入賞装置
全部の変化が小さく、視覚的に望ましいものとなる。
上記の始動口を形成する可変入賞装置3L、3C及び3
Rは、例えば第4図に示すように構成される。
まず、遊技盤の正面側に一対の可動片42a,42bが
開閉自在に配置され、その下部はカバー部材43で覆わ
れる。この可変入賞装置は、一対の可動片42a,42
bが第4図(A)に示すように閉じることで遊技球が入賞
できない第1状態となり、第4図(B)に示すように開く
ことで遊技球が入賞できる第2状態となる。
遊技盤の裏側には、ソレノイド44を収納したブラケッ
ト45が取り付けられる。ソレノイド44の上下から出
たプランジャ46の上下端には、それぞれ円形の係合板
47,48が固着され、上端の円板47とブラケット4
5の上面との間にコイルスプリング49が配置されてい
る。ソレノイド44に通電して励磁すると、プランジャ
46の下端部が第4図(A)の状態から下方に突出する。
その後、通電を止めてソレノイド44を消磁すると、コ
イルスプリング49の力でプランジャ46が元の状態に
戻される。可変入賞装置は、このプランジャ46の移動
を利用して一対の可動片42a,42bを開閉させるも
のである。
一対の可動片42a,42bは、それぞれ円柱状の基部
を有し、各基部の正面側に設けた偏心軸51によりカバ
ー部材43の内側に回動自在に支持される。各可動片4
2a,42bの基部とソレノイド44との間には、プラ
ンジャ46の上下往復運動を可動片42a,42bの開
閉運動に変える運動伝達部材52が設けられる。この運
動伝達部材52は矩形板を主体とし、その左右端面に設
けた突起53a,53bを支点として、可変入賞装置の
取付板の左右後方に延びた支持部41a,41bに回動
自在に支持される。更に、運動伝達部材52は、背面側
にソレノイド下部の円板43を挟むL字形の凸部54を
有し、正面側には、対応する可動片42a,42bの基
部に向かって延びた一対の伝達棒55a,55bを有す
る。各伝達棒55a,55bの先端部は細く形成され、
各可動片42a,42bの基部の背面側に設けた穴56
a,56bに摺動自在に挿入される。
一対の可動片42a,42bの基部の間には、両可動片
が開いた時に入賞した遊技球を受けて後方に向かわせる
三角形の凸部57を備えた入賞球受部58が配置され、
その下側後方に入賞球排出用の樋59が設けられる。入
賞球受部58は、入賞球を受けるほか、一対の可動片4
2a,42bが開いた時、各可動片の基部から下方に突
出した凸片60a,60bを係止することにより、一対
の可動片42a,42bを第4図(B)のように開いた状
態に保持する機能を有する。
上記構成の可変入賞装置3L,3C,3Rは、各々のソ
レノイド44が駆動されない状態では、第4図(A)に示
すように一対の可動片42a,42bを閉じている。こ
こで、ソレノイド44に通電して励磁すると、スプリン
グ49に抗してプランジャ46が下がり、その下端の円
盤48を介して運動伝達部材52の凸部54を押し下げ
る。そのため運動伝達部材52が回動し、正面側の伝達
棒55a,55bを持ち上げる。その結果、第4図(B)
に示すように、一対の可動片42a,42bが左右に開
き、各々の下部凸片60a,60bが入賞球受部58に
当たった所で停止する。これにより遊技球が入賞可能と
なり、入賞球は入賞球受部58から樋59を通って入賞
球通路に排出される。一方、通電を止めてソレノイド4
4を消磁するとコイルスプリング49の力でプランジャ
46が元の状態に戻される。このプランジャ46の上方
移動により、運動伝達部材52が上記と逆の方向に回動
し、伝達棒55a,55bを下げる。その結果、一対の
可動片42a,42bが閉じた状態となる。
本実施例では、別遊技開始用の始動口として上記のよう
な可変入賞装置を使用しているが、それ以外の入賞装置
を用いてもよい。例えば、遊技盤面上に設けた入賞口の
上方で棒状の入賞規制部材を出没させることにより、そ
の入賞口を遊技球が入賞できない若しくは入賞し難い第
1状態と遊技球が入賞できる第2状態とに変換するよう
にしたもの、或は、遊技盤面上に設ける入賞口を遊技球
が入賞できない若しくは入賞し難い位置(第1状態)と
遊技球が入賞できる位置(第2状態)との間で移動自在
に形成したもの等が使用できる。
次に、遊技盤面2設けた別遊技用の可変表示装置4と変
動入賞装置5について説明する。
第5図に示すように、可変表示装置4は遊技盤面2上に
取り付けられる正面部32を有し、この正面部32の上
部に左右一対の小窓33L,33Rが設けられ、下部に
大窓34が設けられている。小窓33L及び33R内に
は、数字を可変表示する7セグメントLED(発光ダイ
オード)から成る表示器35L,35Rが配置され、大
窓34内には、円筒形のリール36の周面の一部が表わ
れるように配置される。リール36は、水平に置かれた
その中心軸を支点として、パルスモータを駆動源とする
リール駆動部37により一方向に回転駆動される。リー
ル36の周面には、複数(例えば10個)の図柄を印刷し
たシートが装着される。リール駆動部37は、リール3
6の回転を停止した時、その周面に巻いたシートの図柄
の1つが正面部32の大窓34内に納まるようにリール
36を位置決めする。上記の表示器35L,35R及び
リール駆動部37には、第6図に示す制御部25からの
出力信号で制御される駆動回路38が接続される。
一方、変動入賞装置5はアタッカと称するもので、台形
状の正面板の上部に設けた開口の正面側にほぼ同形の扉
を開閉自在に取り付け、その開口内に入賞口を有する。
この変動入賞装置5の扉は、正面板の裏面側に取り付け
たソレノイドを動力源とする駆動機構により開閉され
る。
次に、実施例の電気回路部について説明する。
第6図に示すように、前述の発射球検出装置20を構成
する発射球カウンタ18及び戻り球カウンタ19からの
出力信号a及びbに応じて乱数を発生する第1の乱数発
生部21と、発生した乱数の値を判定する第1の判定部
22と、その判定した乱数が所定値のとき別の乱数を発
生する第2の乱数発生部23と、その乱数の値を判定す
る第2の判定部24と、第1の判定部22で判定した乱
数値が所定値のとき、可変表示装置3L,3C,3Rを
そのいずれかに所定数の遊技球が入賞するまで第2状態
に変換駆動すると共に、始動口への入賞で開始される別
遊技が第2の判定部24で判定した乱数値に応じた結果
態様で終了するように可変表示装置4を制御する制御部
25とが設けられる。
また、可変入賞装置3L,3C,3Rのいずれかに遊技
球が入った時それを検出する入賞球検出手段として、入
賞球センサ61と入賞球カウンタ62が設けられる。入
賞球センサ61は、遊技球が通過する孔を有する磁気セ
ンサから成り、その孔を各可変入賞装置から出た遊技球
が通過した時の磁界の変化から入賞球を検出する。勿
論、磁気センサ以外のセンサ(光センサ、マイクロスイ
ッチ等)を用いてもよい。入賞球センサ61の検出信号
は入賞球カウンタ62に入力され、ここで入賞球の個数
がカウントされる。更に、各可変入賞装置3L,3C,
3Rごとに前述のソレノイド44を駆動する駆動回路6
3が設けられる。
変動入賞装置(アタッカ)5に対しては、内部の入賞口
に入賞した遊技球を検出する手段としてアタッカ入賞球
センサ71と入賞球カンウタ72が設けられる。入賞球
センサ71は、前述の入賞球センサ61と同様の磁気セ
ンサから成り、アタッカの入賞球排出通路に配置されて
いる。アタッカ入賞球センサ71の検出信号は、入賞球
カンウタ72に入力され、ここで入賞球の個数がカウン
トされる。更に、アタッカの扉駆動用のソレノイド73
を駆動する駆動回路74が設けられる。
第6図の回路において、第1の乱数発生部21は、発射
球カウンタ18が1をカウントする毎に所定の演算を行
なって乱数を発生する。但し、戻り球カウンタ19の値
が0であることを条件とし、その計数値が1以上であれ
ば乱数を発生しない。例えば、戻り球カウンタ19の計
数が2であるときは、それをカウントした時点から発射
球カウンタ18の計数出力を2回パスする(乱数を発生
しない)。そして、その回数分、戻り球カウンタ19を
カウントダウンして0にする信号cを出力する。
この乱数発生部21で発生した乱数の値が予め定めた数
に当ると、前述のように始動口を遊技者に有利な第2状
態に変換駆動することになるが、その確率は次のように
定められる。例えば、乱数の発生する範囲を1〜409
6とした場合、始動口を開く乱数値の範囲を1〜273
とすれば、始動口を第2状態に変換駆動する確率は約1
5分の1となる。
第1の判定部22は、第1の乱数発生部21で発生した
乱数の値が上記のように定めた範囲に入るか否かを判定
する。
制御部25は、第1の判定部22で判定した乱数が始動
口を開く値のとき、可変入賞装置3L,3C,3Rの可
動片を変換駆動する駆動回路63に駆動信号を送り、こ
れらの可変入賞装置が第2状態となるようにソレノイド
44を駆動させる。この変換駆動中、いずれかの可変入
賞装置に遊技球が入賞してカウンタ62が出力すると、
可変入賞装置を遊技者にとって不利な第1状態に戻して
停止させる。
また、遊技球が始動口に入賞することによって入賞球カ
ウンタ62が所定値になると(その値が1の場合は遊技
球が入賞すると)、制御部25は可変表示装置4の駆動
回路38に信号を送って別遊技を開始させる。一方、第
2の乱数発生部23が乱数を発生し、その乱数値を第2
の判定部24が判定する。その結果、乱数の値が予め定
めた数に当ったときには、別遊技を特定の結果態様(例
えば大当り)にて終了させることになるが、特定の結果
態様の確率は次のように定められる。例えば、乱数の発
生する範囲を1〜4096とした場合、大当りになる乱
数値の範囲を1001〜1012とすれば、大当りの確
率は約341分の1となる。
かくして、別遊技の結果態様が大当りの場合、制御部2
5は、可変表示装置4を大当りの表示で停止させる信号
を駆動回路38に送ると共に、変動入賞装置5の駆動回
路74に信号を送って扉を一定時間開かせる。
なお、大当り以外の当り又は外れの場合(それぞれ対応
して設定される乱数値の範囲により確率が定められる)
には、別遊技装置4をそれに対応した表示で停止させ、
当りの場合は所定個数の賞品球を払い出す。
第6図の回路において、第1、第2の乱数発生部21、
23及び第1、第2の判定部22、24は、それぞれ単
一の乱数発生手段及び判定手段として構成してもよい。
また、上記の乱数発生部、判定部及び制御部は、それぞ
れ公知の電子回路で構成できるが、マイクロコンピュー
タでこれらの動作を実行するようにしてもよい。
その場合、マイクロコンピュータは、所定数(例えば1
個)の遊技球が発射される毎に乱数を振って、その値が
抽選に当った時、すなわち始動口を開く値になった場
合、フラグ1を立てる。そして、可変入賞装置3L,3
C,3Rを遊技者に有利な第2状態に継続的又は継続的
に変換駆動する信号を出力し、可変入賞装置のいずれか
に遊技球が入賞したとき変換駆動を停止するようにプロ
グラムされる。フラグ1が立っても遊技球が入賞しない
場合には、次の抽選で生ずるフラグを2として、持越し
分を加えた個数の遊技球が入賞するまで可変入賞装置の
変換駆動を行なう。また、フラグ1が立っている時、始
動口に対して遊技球が例えば2個入賞してしまった場合
は、フラグを−1として次の抽選で生ずるフラグ1と相
殺する。一方、第2の乱数発生部23で発生した乱数の
値が大当りに当った場合には、それに対応したフラグを
立てるようにする。
ところで、実施例の可変入賞装置3L,3C,3Rは、
一対の可動片を閉じることで遊技球が入賞できない状態
を第1状態としているが、本発明で用いられる可変入賞
装置の第1状態は、遊技球が入賞し難い(入賞は不可能
ではないが困難な)状態であってもよい。その場合に
は、可変入賞装置が第1状態であっても、すなわち上記
のフラグ1が立っていないときに、遊技球が可変入賞装
置に入賞することが起こり得るが、そのような入賞は入
賞球センサ61で検出される。その時、マイクロコンピ
ュータはフラグを−1とし、その後の抽選で生ずるフラ
グ1と相殺する。
上記のようにマイクロコンピュータを使用し、フラグを
設定することにより、始動口の状態変換及び別遊技の結
果態様をそれぞれ所定の確率で実行することができる。
また、始動口を第2状態に変換しているとき、別遊技を
行なっているとき、或は別遊技の結果態様によりアタッ
カが開いているとき等に、次のフラグが立った場合に
は、それを記憶しておき、別遊技の結果表示後その他必
要な時にフラグの状態に応じた動作を実行することがで
きる。
以上、実施例について説明したが、本発明はパチンコ遊
技機に限らず、スマートボール機や雀球遊技機、その他
の弾球遊技機に適用できる。また、始動口の構成や配置
は任意であり、別遊技装置も実施例の可変表示装置のほ
か任意のものを用いることができる。
[発明の効果] 上記のように、本発明の弾球遊技機は、所定数の遊技球
が発射される毎に発生する乱数の値に応じて始動口を遊
技者に有利な状態に変換すると共に、始動口への入賞で
開始される別遊技の結果態様も乱数で決定するようにし
たから、始動口の状態変換及び別遊技の結果態様の確率
をそれぞれ調整することができる。そのため、遊技者に
は、始動口への入賞と別遊技の結果態様に応じた利益獲
得の機会が平等に与えられ、遊技者の技量にかかわらず
弾球遊技を楽しむことができると共に、遊技場において
は従来の釘調整なしに入賞率の管理ができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の正面
図、第2図は遊技球発射装置と発射球センサの例を示す
図、第3図は発射球と戻り球の検出装置を示す図、第4
図は可変入賞装置の例を示す図、第5図は別遊技装置の
構成を示す図、第6図は実施例の電気回路部のブロック
図である。 1……パチンコ遊技機、2……遊技盤面、 3L,3C,3R……可変入賞装置、 4……可変表示装置、5……変動入賞装置、 6……釘、7……打球ハンドル、 8……ガイドレール、9……発射装置、 14……発射球センサ、 17……戻り球センサ、 18……発射球カウンタ、 19……戻り球カウンタ、 20……発射球検出装置、 21……第1の乱数発生部、 22……第1の判定部、 23……第2の乱数発生部、 24……第2の判定部、 25……制御部、 42a,42b……可動片、 43……カバー部材、44……ソレノイド、 46……プランジャ、52……運動伝達部材、 55a,55b……伝達棒、 58……入賞球受部、59……入賞球排出樋、 61,71……入賞球センサ、 62,72……入賞球カウンタ、 63,74……駆動回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に遊技球を発射する発射装置
    と、 該発射装置から発射された遊技球の入賞に関して遊技者
    に不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可
    能に形成され、遊技球が入賞することによって別遊技を
    開始させる始動口と、 別遊技を行なうための別遊技装置と、 前記発射装置から所定数の遊技球が発射される毎にそれ
    を検出する発射球検出手段と、 乱数を発生する乱数発生手段と、 該乱数発生手段で発生した乱数の値を判定する判定手段
    と、 前記発射球検出手段からの検出信号に応じて前記乱数発
    生手段で発生した乱数の値が所定値と判定されたとき、
    前記始動口を所定個数の遊技球が入賞するまで第2状態
    に変換駆動すると共に、前記始動口への入賞で開始され
    る別遊技が前記乱数とは別個に発生した乱数の値に対応
    した結果態様で終了するように前記別遊技装置を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記乱数発生手段が、前記発射球検出手段
    からの検出信号に応じて乱数を発生する第1の乱数発生
    部と、該乱数とは別個に乱数を発生する第2の乱数発生
    部とを含んでいる請求項(1)記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技盤面上には、別遊技が特定の結果
    態様にて終了したとき遊技者に有利な状態となる変動入
    賞装置を設けたことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載
    の弾球遊技機。
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