JPH0648926A - 頭皮の汚れの減少法 - Google Patents
頭皮の汚れの減少法Info
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- JPH0648926A JPH0648926A JP3295249A JP29524991A JPH0648926A JP H0648926 A JPH0648926 A JP H0648926A JP 3295249 A JP3295249 A JP 3295249A JP 29524991 A JP29524991 A JP 29524991A JP H0648926 A JPH0648926 A JP H0648926A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 金属イオン予備処理を含む頭髪の染色に際し
て頭皮の着色（汚れ）が染毛と同時に起る欠点を解決し
て頭皮の汚れを減少させた毛髪の染色法の提供。 【構成】 予備処理工程において毛髪を金属イオンで処
理して次いでその処理毛髪を酸化または自動酸化の染色
工程にかける毛髪の染色法において、予備処理工程と染
色工程との間で頭皮を激しいマッサージ、こすり、くし
入れまたはブラッシングに十分な時間かけて染色工程に
よって生ずる頭皮の汚れを減少させるか、または予備処
理工程と染色工程との間に十分な時間を経過させて染色
工程によって生ずる頭皮の汚れを減少させるか、または
両者を交互に実施して汚れを減少させる。
て頭皮の着色（汚れ）が染毛と同時に起る欠点を解決し
て頭皮の汚れを減少させた毛髪の染色法の提供。 【構成】 予備処理工程において毛髪を金属イオンで処
理して次いでその処理毛髪を酸化または自動酸化の染色
工程にかける毛髪の染色法において、予備処理工程と染
色工程との間で頭皮を激しいマッサージ、こすり、くし
入れまたはブラッシングに十分な時間かけて染色工程に
よって生ずる頭皮の汚れを減少させるか、または予備処
理工程と染色工程との間に十分な時間を経過させて染色
工程によって生ずる頭皮の汚れを減少させるか、または
両者を交互に実施して汚れを減少させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は金属イオン予備処理を使
用して生きた頭皮上の毛髪の染色法を活性化するときの
頭皮の汚れを減少させる方法に関する。
用して生きた頭皮上の毛髪の染色法を活性化するときの
頭皮の汚れを減少させる方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】金属イオン処理を使用して種々の染毛法
を活性化することは当業技術において周知である。たと
えば独国特許第２，０２８，８１８号には種々の金属イ
オンの一種を含む予備処理の使用によって酸化性染色を
活性化することが記載されている。染色成分、たとえば
ピロガロール、１，２，４−トリヒドロキシベンゼンま
たはその他の容易に酸化されるフェノール、を通常含む
自動酸化染色系も金属イオンによって活性化される（た
とえば米国特許第６２９２１３１号参照）。
を活性化することは当業技術において周知である。たと
えば独国特許第２，０２８，８１８号には種々の金属イ
オンの一種を含む予備処理の使用によって酸化性染色を
活性化することが記載されている。染色成分、たとえば
ピロガロール、１，２，４−トリヒドロキシベンゼンま
たはその他の容易に酸化されるフェノール、を通常含む
自動酸化染色系も金属イオンによって活性化される（た
とえば米国特許第６２９２１３１号参照）。
【０００３】金属イオンによって活性化されうるものと
して当業技術において知られる天然染料および天然染料
前駆体としてインドール系の化合物（米国特許第２，９
３４，２９６号および同第３，１９４，７３４号；なら
びに英国特許第７９７，１７４号）、ログウッド・アブ
ストラクト（米国特許第４，８０１，３０２号）、ヘン
ナおよびその他のキノン染料（チェッコスロバキア特許
第１４２，８５１号）があげられる。
して当業技術において知られる天然染料および天然染料
前駆体としてインドール系の化合物（米国特許第２，９
３４，２９６号および同第３，１９４，７３４号；なら
びに英国特許第７９７，１７４号）、ログウッド・アブ
ストラクト（米国特許第４，８０１，３０２号）、ヘン
ナおよびその他のキノン染料（チェッコスロバキア特許
第１４２，８５１号）があげられる。
【０００４】このような染色法の商業的利用は、それら
が多数の著しい欠点をもつという事実によってひどく制
限されている。第１の欠点はこれらの染色系を頭皮に使
用するときに生ずる許容しえないほどの量の頭皮汚染で
ある。毛髪ケラチンおよび皮膚への金属イオンの親和力
は全く同様である。それ故、塗布した金属イオンのかな
りの部分が頭皮によって吸収される。皮膚によって吸着
された金属イオンおよび毛髪によって吸着された金属イ
オンは染色法において均等な反応性をもつ。従って毛髪
染色中にかなりな量の色が頭皮上に生成する。永久染料
すなわちシャンプーによって容易に除去されない染料を
使用すると、頭皮の着色はかなりな時間続く。
が多数の著しい欠点をもつという事実によってひどく制
限されている。第１の欠点はこれらの染色系を頭皮に使
用するときに生ずる許容しえないほどの量の頭皮汚染で
ある。毛髪ケラチンおよび皮膚への金属イオンの親和力
は全く同様である。それ故、塗布した金属イオンのかな
りの部分が頭皮によって吸収される。皮膚によって吸着
された金属イオンおよび毛髪によって吸着された金属イ
オンは染色法において均等な反応性をもつ。従って毛髪
染色中にかなりな量の色が頭皮上に生成する。永久染料
すなわちシャンプーによって容易に除去されない染料を
使用すると、頭皮の着色はかなりな時間続く。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、金属イオン予備処理を含む毛髪の染色に際して頭
皮の着色（汚れ）が染毛と同時に起りうるという点であ
る。
点は、金属イオン予備処理を含む毛髪の染色に際して頭
皮の着色（汚れ）が染毛と同時に起りうるという点であ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、予備処理工程
において毛髪を金属イオンで処理して爾後の毛髪染色を
促進し次いでその処理毛髪を酸化または自動酸化の染色
工程にかける生きた頭皮上の毛髪の染色法において、
（ａ）予備処理工程と染色工程との間に生きた頭皮を激
しいマッサージ、こすり、くし入れまたはブラッシング
に十分な時間かけて染色工程によって生ずる頭皮の汚れ
を減少させるか、または（ｂ）予備処理工程と染色工程
との間に十分な時間を経過させて染色工程によって生ず
る頭皮の汚れを減少させるか、または（ｃ）予備処理工
程と染色工程との間に生きた頭皮を激しいマッサージ、
こすり、くし入れまたはブラッシングにかけ、且つ予備
処理工程と染色工程との間に時間を経過させ、そしてマ
ッサージ、こすり、くし入れまたはブラッシングの継続
時間および予備処理工程と染色工程との間の経過時間を
十分にとって染色工程によって生ずる頭皮の汚れを減少
させる、改良を含むことを特徴とする毛髪の染色法、を
提供する。
において毛髪を金属イオンで処理して爾後の毛髪染色を
促進し次いでその処理毛髪を酸化または自動酸化の染色
工程にかける生きた頭皮上の毛髪の染色法において、
（ａ）予備処理工程と染色工程との間に生きた頭皮を激
しいマッサージ、こすり、くし入れまたはブラッシング
に十分な時間かけて染色工程によって生ずる頭皮の汚れ
を減少させるか、または（ｂ）予備処理工程と染色工程
との間に十分な時間を経過させて染色工程によって生ず
る頭皮の汚れを減少させるか、または（ｃ）予備処理工
程と染色工程との間に生きた頭皮を激しいマッサージ、
こすり、くし入れまたはブラッシングにかけ、且つ予備
処理工程と染色工程との間に時間を経過させ、そしてマ
ッサージ、こすり、くし入れまたはブラッシングの継続
時間および予備処理工程と染色工程との間の経過時間を
十分にとって染色工程によって生ずる頭皮の汚れを減少
させる、改良を含むことを特徴とする毛髪の染色法、を
提供する。
【０００７】好ましい態様において、予備処理工程の直
後に、頭皮をマッサージ、こすり、くし入れまたはブラ
ッシングの中間工程にかけ、そして染色工程を中間工程
の実質的に直後から中間工程から２４時間以内の間に行
なう。好ましくは中間工程は予備処理工程の実質的に直
後に行なう。別の好ましい方法は中間工程直後の染色工
程の実施を含む。更に別の好ましい方法は予備処理工程
直後の中間工程の実施および中間工程直後の染色工程の
実施を含む。
後に、頭皮をマッサージ、こすり、くし入れまたはブラ
ッシングの中間工程にかけ、そして染色工程を中間工程
の実質的に直後から中間工程から２４時間以内の間に行
なう。好ましくは中間工程は予備処理工程の実質的に直
後に行なう。別の好ましい方法は中間工程直後の染色工
程の実施を含む。更に別の好ましい方法は予備処理工程
直後の中間工程の実施および中間工程直後の染色工程の
実施を含む。
【０００８】本発明者は従来述べられている望ましくな
い頭皮の汚れが、金属イオンの塗布と染料の塗布との間
に経過時間を置くことによって驚異的に且つ予想外にも
殆ど完全に無くなるということを発見した。この持続
（経過）時間は多くの因子に応じて変わる。本発明は次
の仮説によって制限されるものではないけれども、この
ような経過時間中に頭皮に吸着された金属イオンは皮膚
と共に剥離すると信ぜられる。頭皮から活性金属イオン
の大部分を除去するために十分な時間が自然の剥離過程
に経過しなければならない。一般に少なくとも２４時
間、更に好ましくは少なくとも４８時間の経過時間が頭
皮の汚れを許容しうる水準に減少させるのに適当であ
る。実際の問題として、２４〜４８時間の経過で十分で
あるが、４８〜７２時間が最適である。この経過時間中
に、毛髪上に吸着された金属イオンは着色の活性化に関
してその活性をなんら失なわない。
い頭皮の汚れが、金属イオンの塗布と染料の塗布との間
に経過時間を置くことによって驚異的に且つ予想外にも
殆ど完全に無くなるということを発見した。この持続
（経過）時間は多くの因子に応じて変わる。本発明は次
の仮説によって制限されるものではないけれども、この
ような経過時間中に頭皮に吸着された金属イオンは皮膚
と共に剥離すると信ぜられる。頭皮から活性金属イオン
の大部分を除去するために十分な時間が自然の剥離過程
に経過しなければならない。一般に少なくとも２４時
間、更に好ましくは少なくとも４８時間の経過時間が頭
皮の汚れを許容しうる水準に減少させるのに適当であ
る。実際の問題として、２４〜４８時間の経過で十分で
あるが、４８〜７２時間が最適である。この経過時間中
に、毛髪上に吸着された金属イオンは着色の活性化に関
してその活性をなんら失なわない。
【０００９】驚異的に且つ予想外にも、本発明者は上記
の時間遅延が頭皮剥離の促進法によって著しく減少する
ことを発見した。金属イオン含有処方物の塗布後の激し
いシャンプーは使用者が予備処理工程と染色工程との間
の実質的に短い時間を使用して毛髪を染めるのを可能に
し然も同時に頭皮の汚れのかなりな減少を得ることを可
能にする。いくつかの酸化性染料にとって、金属イオン
含有処方物の塗布後の激しいシャンプーは使用者がその
実質的直後に頭皮の汚れのかなりな減少を伴って毛髪を
染色することを可能にする。激しいシャンプーと同様に
金属イオンの塗布と染料の塗布との間に必要な経過時間
を実質的に減少させるその他の方法は頭皮の激しいマッ
サージ、激しいこすり、激しいくし入れ、および激しい
ブラッシングを含む。有利なことに、これらの方法のい
づれもが毛髪の染料吸収程度を変化させない。
の時間遅延が頭皮剥離の促進法によって著しく減少する
ことを発見した。金属イオン含有処方物の塗布後の激し
いシャンプーは使用者が予備処理工程と染色工程との間
の実質的に短い時間を使用して毛髪を染めるのを可能に
し然も同時に頭皮の汚れのかなりな減少を得ることを可
能にする。いくつかの酸化性染料にとって、金属イオン
含有処方物の塗布後の激しいシャンプーは使用者がその
実質的直後に頭皮の汚れのかなりな減少を伴って毛髪を
染色することを可能にする。激しいシャンプーと同様に
金属イオンの塗布と染料の塗布との間に必要な経過時間
を実質的に減少させるその他の方法は頭皮の激しいマッ
サージ、激しいこすり、激しいくし入れ、および激しい
ブラッシングを含む。有利なことに、これらの方法のい
づれもが毛髪の染料吸収程度を変化させない。
【００１０】「激しい」という語は処理区域の少なくと
も部分的な剥離を生ぜしめるに十分な強度でという意味
で使用される。これは通常のシャンプー、マッサージ、
くし入れ、ブラッシングなどに使用されるよりもずっと
大きな力を必要とする。
も部分的な剥離を生ぜしめるに十分な強度でという意味
で使用される。これは通常のシャンプー、マッサージ、
くし入れ、ブラッシングなどに使用されるよりもずっと
大きな力を必要とする。
【００１１】本発明の方法は多くの利点を提供する。そ
の第１の利点は、染毛する人が染毛系についての金属イ
オン予備処理の利点すなわち迅速な顕色および強度の大
きい染毛を、頭皮の汚れの問題を実質的に回避しながら
利用しうるということである。
の第１の利点は、染毛する人が染毛系についての金属イ
オン予備処理の利点すなわち迅速な顕色および強度の大
きい染毛を、頭皮の汚れの問題を実質的に回避しながら
利用しうるということである。
【００１２】
実施例１ （ａ）灰色の生きた頭髪を１００ｍｌの水中の１ｇの硫
酸第１鉄・７水和物の溶液でリンスした。この溶液はク
エン酸／アンモニアの混合物でｐＨ９．５に予め調製し
たものである。水でリンスした後に、包装物の指示通り
に製造した商業的に入手しうる酸化性染料組成物（ＮＩ
ＣＥ ’Ｎ ＥＡＳＹＲ Ｓｈａｄｅ １２０−暗褐
色）を上記の頭髪にこすりつけ、５分間放置した。この
頭髪は暗褐色に染まった。頭皮も強い汚れ（着色）を示
した。毛髪の分け線において特に顕著であった。この汚
れ（着色）はシャンプーによっても除去されなかった。 （ｂ）実施例１の上記（ａ）の方法を別の灰色の生きた
頭髪についてくりかえした。ただし金属イオン処理工程
と染色工程との間に２４時間の時間を経過させた。頭皮
の汚れ（着色）は非常に少なかった。その上、目にみえ
る汚れはシャンプーによって容易に除去された。
酸第１鉄・７水和物の溶液でリンスした。この溶液はク
エン酸／アンモニアの混合物でｐＨ９．５に予め調製し
たものである。水でリンスした後に、包装物の指示通り
に製造した商業的に入手しうる酸化性染料組成物（ＮＩ
ＣＥ ’Ｎ ＥＡＳＹＲ Ｓｈａｄｅ １２０−暗褐
色）を上記の頭髪にこすりつけ、５分間放置した。この
頭髪は暗褐色に染まった。頭皮も強い汚れ（着色）を示
した。毛髪の分け線において特に顕著であった。この汚
れ（着色）はシャンプーによっても除去されなかった。 （ｂ）実施例１の上記（ａ）の方法を別の灰色の生きた
頭髪についてくりかえした。ただし金属イオン処理工程
と染色工程との間に２４時間の時間を経過させた。頭皮
の汚れ（着色）は非常に少なかった。その上、目にみえ
る汚れはシャンプーによって容易に除去された。
【００１３】実施例２ （ａ）灰色の生きた頭髪を水（１００ｍｌ）中の１０％
ラウリル硫酸ナトリウム溶液で２回シャンプーした。十
分なリンスの後に、水（１００ｍｌ）中の５，６−ジヒ
ドロキシインドール（１ｇ）の新しく調製した溶液を毛
髪にふりかけ１０分間放置した。リンスおよびシャンプ
ーの後に、毛髪は深黒色に染まった。然し、頭皮の毛髪
の分離線もひどく汚れた黒色であった。この汚れはシャ
ンプーまたはこすりによっても除去されなかった。 （ｂ）実施例２の（ａ）の方法を別の灰色の生きた頭髪
についてくりかえした。ただし金属イオン処理工程とジ
ヒドロキシインドール処理工程との間に２４時間の経過
時間をおいた。頭皮のほとんどは退色がなかった。 （ｃ）灰色の３番目の頭皮を実施例２の（ｂ）に述べた
ように染色した。ただし金属イオン処理工程とジヒドロ
キシインドール処理工程との間に８時間の経過時間をお
き、その８時間のあいだ商業的シャンプー（ＣＬＡＩＲ
ＯＬ ＣＯＮＤＩＴＩＯＮＲ；正常毛髪用）で激しくシ
ャンプーした。染色後に、目に見える頭皮の汚れはなか
った。
ラウリル硫酸ナトリウム溶液で２回シャンプーした。十
分なリンスの後に、水（１００ｍｌ）中の５，６−ジヒ
ドロキシインドール（１ｇ）の新しく調製した溶液を毛
髪にふりかけ１０分間放置した。リンスおよびシャンプ
ーの後に、毛髪は深黒色に染まった。然し、頭皮の毛髪
の分離線もひどく汚れた黒色であった。この汚れはシャ
ンプーまたはこすりによっても除去されなかった。 （ｂ）実施例２の（ａ）の方法を別の灰色の生きた頭髪
についてくりかえした。ただし金属イオン処理工程とジ
ヒドロキシインドール処理工程との間に２４時間の経過
時間をおいた。頭皮のほとんどは退色がなかった。 （ｃ）灰色の３番目の頭皮を実施例２の（ｂ）に述べた
ように染色した。ただし金属イオン処理工程とジヒドロ
キシインドール処理工程との間に８時間の経過時間をお
き、その８時間のあいだ商業的シャンプー（ＣＬＡＩＲ
ＯＬ ＣＯＮＤＩＴＩＯＮＲ；正常毛髪用）で激しくシ
ャンプーした。染色後に、目に見える頭皮の汚れはなか
った。
【００１４】実施例３ （ａ）生きた白色頭髪を水（１００ｍｌ）中の塩化マン
ガン（２ｇ）の溶液でリンスした。この溶液はモノ・エ
タノールアミンでｐＨ１０に調整したものであった。リ
ンスの後に、商業的自動酸化性染料（ＣＬＡＩＲＯＬ
ＯＰＴＩＯＮＧＲＡＤＵＡＬＲ−暗褐色：活性成分１，
２，４−ベンゼントリオール）を頭髪にこすりつけ、１
０分間放置した。リンスおよびシャンプーの後に、毛髪
は暗褐色に染まり、頭皮はひどく汚れた。頭皮の汚れは
シャンプーまたはこすりによって除去することはできな
かった。 （ｂ）白色の第２の生きた頭髪を実施例３の（ａ）に述
べたようにして処理した。ただし金属イオン溶液処理の
直後に正常毛髪用のＣＬＡＩＲＯＬ ＣＯＮＤＩＴＩＯ
ＮＲ Ｓｈａｍｐｏｏで激しくシャンプーした。シャン
プーを洗い落とした後に、頭髪を直ちに染めた。リンス
後に、頭皮の汚れは殆ど認められなかった。
ガン（２ｇ）の溶液でリンスした。この溶液はモノ・エ
タノールアミンでｐＨ１０に調整したものであった。リ
ンスの後に、商業的自動酸化性染料（ＣＬＡＩＲＯＬ
ＯＰＴＩＯＮＧＲＡＤＵＡＬＲ−暗褐色：活性成分１，
２，４−ベンゼントリオール）を頭髪にこすりつけ、１
０分間放置した。リンスおよびシャンプーの後に、毛髪
は暗褐色に染まり、頭皮はひどく汚れた。頭皮の汚れは
シャンプーまたはこすりによって除去することはできな
かった。 （ｂ）白色の第２の生きた頭髪を実施例３の（ａ）に述
べたようにして処理した。ただし金属イオン溶液処理の
直後に正常毛髪用のＣＬＡＩＲＯＬ ＣＯＮＤＩＴＩＯ
ＮＲ Ｓｈａｍｐｏｏで激しくシャンプーした。シャン
プーを洗い落とした後に、頭髪を直ちに染めた。リンス
後に、頭皮の汚れは殆ど認められなかった。
【００１５】実施例４ 激しいくし入れ、またはブラッシングなどの期間と、頭
皮の実質的に完全な剥離が起るに必要な時間よりも短い
待期時間との組合せによって本発明の利点が得られるこ
とを実証するために次の実験を行なった。なお、これら
２つの期間は頭皮剥離が起って頭皮の汚れが減少するに
十分な時間であった。 （ａ）生きた頭髪を水（１００ｍｌ）中の１０％ラウリ
ル硫酸ナトリウム溶液に硫酸銅（１ｇ）を含有させた溶
液で２回シャンプーした。リンス後に毛髪をタオルで乾
燥し、次いで毛髪と頭皮を商業用の硬いヘア・ブラシで
約１０分間激しくブラッシングした。この期間中、皮膚
の汚れが特に認められる頭髪の線と頭部前面のまわりの
ブラッシングに特に注意を払った。この期間の終りに頭
髪を実質的に乾燥させ、頭皮を刺激した。次いで頭髪を
中心から分けて実質的に２つの等しい部分になるように
頭髪を分けた。包装物の指示に従い製造した商業的に入
手しうる酸化性染料組成物（ＣＬＡＩＲＯＬ ＮＩＣＥ
’Ｎ ＥＡＳＹ Ｓｈａｄｅ １２０−暗褐色）によ
り左手側を染色した。染料を洗い落とした後に、頭髪の
左手側は暗褐色に染まり、頭皮は僅かな汚れを示したこ
とを認めることができた。頭髪の右手側は実質的に手を
付けずに約８時間そのままにした。次いでこれを上記と
全く同様に染めた。染料を洗い落とした後に、頭髪は暗
褐色に染まり、目にみえる頭皮の汚れはなかった。すな
わち右手側の頭皮は明らかに左手側よりも汚れが少なか
った。 （ｂ）第２の実験において、生きた頭皮を実施例４の
（ａ）の硫酸銅含有溶液で２回シャンプーした。次いで
全体の頭髪を直ちにＮＩＣＥ ’Ｎ ＥＡＳＹＳｈａｄ
ｅ １２０で５分間染めた。リンス後に、頭髪は暗褐色
に染まったが、頭皮とくに頭髪と分け目の線での頭皮も
著しく着色した。いかなる場合にも、汚れは上記実験の
いづれよりも遥かに多く認められた。
皮の実質的に完全な剥離が起るに必要な時間よりも短い
待期時間との組合せによって本発明の利点が得られるこ
とを実証するために次の実験を行なった。なお、これら
２つの期間は頭皮剥離が起って頭皮の汚れが減少するに
十分な時間であった。 （ａ）生きた頭髪を水（１００ｍｌ）中の１０％ラウリ
ル硫酸ナトリウム溶液に硫酸銅（１ｇ）を含有させた溶
液で２回シャンプーした。リンス後に毛髪をタオルで乾
燥し、次いで毛髪と頭皮を商業用の硬いヘア・ブラシで
約１０分間激しくブラッシングした。この期間中、皮膚
の汚れが特に認められる頭髪の線と頭部前面のまわりの
ブラッシングに特に注意を払った。この期間の終りに頭
髪を実質的に乾燥させ、頭皮を刺激した。次いで頭髪を
中心から分けて実質的に２つの等しい部分になるように
頭髪を分けた。包装物の指示に従い製造した商業的に入
手しうる酸化性染料組成物（ＣＬＡＩＲＯＬ ＮＩＣＥ
’Ｎ ＥＡＳＹ Ｓｈａｄｅ １２０−暗褐色）によ
り左手側を染色した。染料を洗い落とした後に、頭髪の
左手側は暗褐色に染まり、頭皮は僅かな汚れを示したこ
とを認めることができた。頭髪の右手側は実質的に手を
付けずに約８時間そのままにした。次いでこれを上記と
全く同様に染めた。染料を洗い落とした後に、頭髪は暗
褐色に染まり、目にみえる頭皮の汚れはなかった。すな
わち右手側の頭皮は明らかに左手側よりも汚れが少なか
った。 （ｂ）第２の実験において、生きた頭皮を実施例４の
（ａ）の硫酸銅含有溶液で２回シャンプーした。次いで
全体の頭髪を直ちにＮＩＣＥ ’Ｎ ＥＡＳＹＳｈａｄ
ｅ １２０で５分間染めた。リンス後に、頭髪は暗褐色
に染まったが、頭皮とくに頭髪と分け目の線での頭皮も
著しく着色した。いかなる場合にも、汚れは上記実験の
いづれよりも遥かに多く認められた。
【００１６】本発明の方法は皮膚に吸着された金属イオ
ンが皮膚と共に剥離するのに対して毛髪上の金属イオン
はそのまま残るために操作しうると信ぜられる。それ
故、金属イオンの存在を必要とする着色は毛髪上にのみ
生ずる。皮膚の上層の剥離は数日を要するけれども、本
発明の方法は洗浄およびブラッシングによって加促され
ることが知られる。
ンが皮膚と共に剥離するのに対して毛髪上の金属イオン
はそのまま残るために操作しうると信ぜられる。それ
故、金属イオンの存在を必要とする着色は毛髪上にのみ
生ずる。皮膚の上層の剥離は数日を要するけれども、本
発明の方法は洗浄およびブラッシングによって加促され
ることが知られる。
【００１７】本発明の利点を確実にするために完全な頭
皮の剥離を行なってはならない。必要なことのすべては
剥離が目にみえる皮膚の汚れの量のかなりな減少を生ず
るに十分であるということである。これは頭皮からの金
属イオンのすべての損失を必要とせず、かなりな減少の
みを必要とする。その上、金属イオンは最外層にのみ存
在し、この層が除去されるべき第１の層である。
皮の剥離を行なってはならない。必要なことのすべては
剥離が目にみえる皮膚の汚れの量のかなりな減少を生ず
るに十分であるということである。これは頭皮からの金
属イオンのすべての損失を必要とせず、かなりな減少の
みを必要とする。その上、金属イオンは最外層にのみ存
在し、この層が除去されるべき第１の層である。
Claims (9)
- 【請求項１】 予備処理工程において毛髪を金属イオン
で処理して爾後の毛髪染色を促進し次いでその処理毛髪
を酸化または自動酸化の染色工程にかける生きた頭皮上
の毛髪の染色法において、 （ａ）予備処理工程と染色工程との間に生きた頭皮を激
しいマッサージ、こすり、くし入れまたはブラッシング
に十分な時間かけて染色工程によって生ずる頭皮の汚れ
を減少させるか、または（ｂ）予備処理工程と染色工程
との間に十分な時間を経過させて染色工程によって生ず
る頭皮の汚れを減少させるか、または（ｃ）予備処理工
程と染色工程との間に生きた頭皮を激しいマッサージ、
こすり、くし入れまたはブラッシングにかけ、且つ予備
処理工程と染色工程との間に時間を経過させ、そしてマ
ッサージ、こすり、くし入れまたはブラッシングの継続
時間および予備処理工程と染色工程との間の経過時間を
十分にとって染色工程によって生ずる頭皮の汚れを減少
させる、改良を含むことを特徴とする毛髪の染色法。 - 【請求項２】 予備処理工程と染色工程との間に少なく
とも２４時間を経過させる請求項１の方法。 - 【請求項３】 予備処理工程と染色工程との間に少なく
とも４８時間を経過させる請求項１の方法。 - 【請求項４】 予備処理工程と染色工程との間に２４〜
７２時間を経過させる請求項１の方法。 - 【請求項５】 予備処理工程と染色工程との間に少なく
とも４８〜７２時間を経過させる請求項１の方法。 - 【請求項６】 予備処理工程において毛髪を金属イオン
で処理して爾後の毛髪染色を促進し次いでその処理毛髪
を酸化または自動酸化の染色工程にかける生きた頭皮上
の毛髪の染色法において、予備処理工程の後に生きた頭
皮を激しいマッサージ、こすり、くし入れまたはブラッ
シングの中間工程にかけ、そして中間工程後に及び予備
処理工程の後の２４時間未満の後に染色工程を行ない、
それによって染色工程によって生ずる頭皮の汚れを減少
させる改良を含むことを特徴とする毛髪の染色法。 - 【請求項７】 中間工程を予備処理工程の実質的に直後
に行なう請求項６の方法。 - 【請求項８】 染色工程を中間工程の実質的に直後に行
なう請求項６の方法。 - 【請求項９】 中間工程を予備処理工程の直後に行な
い、染色工程を中間工程の直後に行なう請求項６の方
法。
Applications Claiming Priority (4)
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|---|---|---|---|
| US07/580,694 US5042987A (en) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | Method for reducing scalp staining in hair dyeing processes involving a metal ion pretreatment step |
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|---|---|
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-
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