JPH0647305B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH0647305B2
JPH0647305B2 JP61107302A JP10730286A JPH0647305B2 JP H0647305 B2 JPH0647305 B2 JP H0647305B2 JP 61107302 A JP61107302 A JP 61107302A JP 10730286 A JP10730286 A JP 10730286A JP H0647305 B2 JPH0647305 B2 JP H0647305B2
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roller
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、熱転写記録装置に関する。
(ロ)従来の技術 サーマルヘッドとプラテンとの圧接間に、インクシート
と記録紙とを重畳して挿入し、これらを同一方向へ搬送
しつつサーマルヘッドを駆動して記録紙に記録を行なう
熱転写記録装置は、例えば、特開昭58-140266号公報に
見られるように、既に実用化されている。
斯る熱転写記録装置では、インクシートと記録紙との夫
々の搬送速度は全く同一であることが望ましい。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところで、一般にインクシート及び記録紙の搬送は、夫
々駆動モータの回転駆動力を伝達ギヤあるいはベルトか
ら付与される搬送ローラによって行なうように構成され
るので、これらの機械的精度に鑑みると、インクシート
と記録紙との搬送速度を全く同一にするには、非常に困
難である。
そこで、インクシートの搬送速度に対して記録紙のそれ
が大である場合について考えてみると、インクシート
は、一般に非常に薄いフィルム状であるので、記録紙の
移動に伴なって、インクシートはこれ自身の搬送速度よ
り速い速度、即ち記録紙の移動速度で引き摺られて進ん
でしまう。このようにインクシートが引き摺られて進ん
だ場合、インクシートの速度がこれ自身の搬送速度に追
従せず、インクシートに弛みが生じ、更には皺が発生
し、記録不良の原因となる。
従って、本発明の目的は、特に高度な機械的精度を必要
とせず、更にインクシートの皺や弛みの発生を抑えてイ
ンクシート及び記録紙の搬送を行なうことにある。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、サーマルヘッドとプラテンとの間に、インク
シートと記録紙とを重畳して挿入し、これらを同一方向
へ搬送しつつインクシート上のインクを記録紙に転写し
て記録を行なう熱転写記録装置において、上記インクシ
ートの搬送速度を上記記録紙の搬送速度より大としたこ
とを特徴とする。
(ホ)作用 本発明によれば、インクシートの搬送速度は、記録紙の
搬送速度よりある範囲内で大とされているため、インク
シートは記録紙より先行して搬送され、従来のように、
記録紙の搬送に伴なって引き摺られることがない。
なお、この場合、記録紙がインクシートの搬送に伴なっ
て引き摺られんとされるが、記録紙はある程度大きな剛
性を有するので、インクシートに引き摺られて移動する
ことはない。
(ヘ)実施例 第1図は、本案の一実施例を適用したカラー記録を行な
う熱転写記録装置を示す側面図である。
インクシートロール(1)から引き出されるインクシート
(2)は、その長手方向に例えばイエロー、マゼンタ、シ
アン及びブラックの色インクをこの順序で繰り返し有す
るものであって、ガイドシャフト(3)及び第1ヘッドガ
イドシャフト(4)を経てサーマルヘッド(5)と回動自在
なプラテン(6)との対接間を通り、第2ヘッドガイドシ
ャフト(7)、搬送ローラ(8)と圧接ローラ(9)との対接
間及びガイドシャフト(10)を経て巻取ロール(11)に至
る。
一方、一対の保持リール(50)間に装着された記録紙ロー
ル(12)から引き出される記録紙(13)は、ガイドローラ(1
4)を経て2枚の板を若干の隙間をあけて設けられた挿入
路(15)の挿入口(15a)から挿入され、第1搬送ローラ(1
6)と第1圧接ローラ(17)との対接間を通過した後、プラ
テン(6)とこれに非常に近接して対向配置されたガイド
ローラ(18)との間隙を経てサーマルヘッド(5)とプラテ
ン(6)との対接間を通り、更に第2搬送ローラ(19)と第
2圧接ローラ(20)との対接間を経て2枚の板を若干の隙
間をあけて設けられた排出路(21)の排出口(21a)に至
る。
サーマルヘッド(5)は一対の板状ブラケット(30)に配設
され、プラテン(6)に対して接離自在である。
板状ブラケット(30)は第1枝部(31)及び第2枝部(32)か
らなる略V字状をしており、各枝部の結合部が軸(33)に
より回動自在に軸支されている。第1枝部(31)にはサー
マルヘッド(5)、第1ヘッドガイドシャフト(4)及第2
ヘッドガイドシャフト(7)が夫々平行に配設され、第2
枝部(32)にはカム圧接ローラ(34)を有するカム圧接シャ
フト(35)が配設されている。また、板状ブラケット(30)
は第2枝部(32)の先端と軸(36)との間に張架されたスプ
リング(37)によって軸(33)を中心に時計方向に回動付勢
されている。
扇状の偏心カム(38)を有するカム支持シャフト(39)は、
カム圧接シャフト(35)の上方にこのシャフトと平行に配
設され、カム圧接ローラ(34)と偏心カム(38)とが対向し
ている。
而して、カム支持シャフト(39)が図示しない駆動モータ
にて適宜に回動されることにより、サーマルヘッド(5)
はプラテン(6)に対して接離される。即ち、偏心カム(3
8)がカム支持シャフト(39)より上方に位置せしめられる
時、板状ブラケット(30)はスプリング(37)により軸(33)
を中心に時計方向に回動付勢され、サーマルヘッド(5)
はプラテン(6)に圧接する。一方、偏心カム(38)がカム
支持シャフト(39)より下方に位置せしめられる時、偏心
カム(38)がカム圧接シャフト(35)を押し下げ、従って、
板状ブラケット(30)はスプリング(37)の付勢力に抗して
軸(33)を中心に反時計方向に回動し、サーマルヘッド
(5)はプラテン(6)から離隔する。
インクシート(2)の搬送経路の途中には、インクシート
(2)を挟んで光源(40)及びカラーセンサ(46)が対向する
ように配設されており、インクシート(2)の色を検出し
ている。
第4図は斯る光源(40)の取付部を示す側面断面図であ
る。光源(40)は基台(41)にねじ込まれて植設されてい
る。筒状のカバー(43)は、光源(40)より若干高く形成さ
れており、この内径は光源(40)の最大径と略等しい。そ
して、このカバー(43)は光源(40)の周囲を包囲するよう
に取り付けられる。なお、カバー(43)の外側壁には、下
端から略中央までガイド溝(44)が形成され、ガイド溝(4
4)の終端に孔(45)が穿たれている。先端が光源(40)の方
向へく字状に突出して折曲された板バネ(42)は、く字状
部の先端と光源(40)の外周との距離がカバー(43)の厚さ
より狭くなる配置で、光源(40)の側方でこれと略平行に
立設されている。従って、カバー(43)のガイド溝(44)の
位置を板バネ(42)と合わせてカバー(43)を下降させる
と、カバー(43)は板バネ(42)に案内されて下方へ移動
し、板バネ(42)のく字状部先端が孔(45)内に係合するこ
とによって、カバー(43)は板バネ(42)と光源(40)とより
挟まれて固定される。
なお、カバー(43)の上端開口は、第1図に示すように、
斜めになっていて、インクシート(2)の面と略平行の状
態でその面に近接するようにされているので、カバー(4
3)の取付向きが不適切となった場合、カバー(43)の上端
がインクシート(2)に接触して、インクシート(2)を損
傷せしめる虞れがある。しかし乍ら、本案によれば、カ
バー(43)のガイド溝(44)を板バネ(42)に合わせることに
よって、カバー(43)はその先端が確実にインクシート
(2)と略平行になる状態で装着される。
従って、光源(40)はインクシート(2)に接触して汚れる
ことがなく、また光源(40)の点灯時の発熱によりインク
シート(2)が劣化することもない。また、カバー(43)は
上方へ簡単に引き抜けるので、光源(40)の交換も容易で
ある。
上記各部品は、一対の固定側板(100)及びこれら固定側
板の若干内側にこれらと平行であり、かつシャフト(10
1)を中心に回動自在に配された一対の可動側板(102)に
取着されている。
一対の固定側板(100)間には、インクシートロール
(1)、ガイドシャフト(3)、サーマルヘッド(5)及びこ
の周辺部、搬送ローラ(8)、ガイドシャフト(10)及び巻
取ロール(11)が取着されている。
一対の可動側板(102)間には、記録紙ロール(12)、ガイ
ドローラ(14)、第1搬送ローラ(16)、第1圧接ローラ(1
7)、プラテン(6)、ピンチローラ(18)、第2搬送ローラ
(19)及び第2圧接ローラ(20)等が取着されている。
第2図及び第3図は、記録紙(13)の搬送駆動系の要部を
示す斜視図であり、第2図は右側の可動側板(102)を外
側から示し、第3図は左側の可動側板(102)を外側から
示している。
まず、第2図において、シャフト(101)は図示しない駆
動モータにより回動され、このシャフト(101)には、ギ
ヤプーリ(200)が配設されており、このギヤプーリ(200)
と可動側板(102)に支持されたギヤプーリ(201)との間に
ギヤベルト(202)が張架されている。ギヤプーリ(201)と
一体に形成されたギヤ(203)は、通常伝達ギヤ(204)(20
5)を介して第1搬送ローラ(16)の回転軸に配設されたギ
ヤ(206)と連なっており、シャフト(200)が図中時計方向
に回動されると、第1搬送ローラ(16)がある回転速度で
図中反時計方向に回動される。
ギヤ(204)(205)を支持するアーム(207)は、一端が軸(20
8)にて回動自在に支持され、他端がソレノイド(209)に
連結されている。また、その他端には、ばね(210)によ
り引っ張り力が付与されている。従って、ソレノイド(2
09)が消勢されている場合、伝達ギヤ(205)はギヤ(206)
と噛合し、ソレノイド(209)が付勢されると、アーム(20
7)はばね(210)の力に抗して時計方向に回動し、伝達ギ
ヤ(205)はギヤ(206)から離隔する。
すべりクラッチ(211)が、第2搬送ローラ(19)の回転軸
に固着されており、第2搬送ローラ(19)は図中時計方向
にスムーズに回転し得、図中反時計方向に摩擦制動を与
えられつつ回転し得る。
第5図は、斯るすべりクラッチ(211)の一実施例を示す
側面断面図である。可動側板(102)に固定された軸受(22
0)は、第2搬送ローラ(19)の回転軸を回動自在に軸支し
ている。一端にフランジを有する筒体(221)は、これの
フランジと軸受(220)との間に摩擦シート(222)を挟んで
第2搬送ローラ(19)の回転軸に回動自在に嵌入されてい
る。更に、筒体(221)の外周には、筒体(221)のフランジ
と第2搬送ローラ(19)の回転軸の端部に螺着されたナッ
ト(223)との間にスプリング(224)が適宜に圧縮されて介
在せしめられており、このスプリング(224)の一端はナ
ット(223)に係止されている。
而して、第2搬送ローラ(19)が第3図中時計方向に回転
する時、スプリング(224)は緩む方向であり、第2搬送
ローラ(19)はスムーズに回転し得る状態であり、これに
対し、第2搬送ローラ(19)が第3図中反時計方向に回転
する時、スプリング(224)が筒体(221)を締め付け、従っ
て、摩擦シート(222)による摩擦力が筒体(221)及びスプ
リング(224)を介して第2搬送ローラ(19)の回転軸に伝
わり、第2搬送ローラ(19)は摩擦制銅を受けながら回転
し得る。
再び、第2図において、記録紙ロールの一端を保持する
保持リール(50)が、可動側板(102)に固定されている。
一方、第3図において、シャフト(101)には、ギヤプー
リ(300)が配設されており、このギヤプーリ(300)と第2
搬送ローラ(19)の回転軸に回動自在に配されたギヤプー
リ(301)との間にギヤベルト(302)が張架されている。更
に、ギヤプーリ(301)と一体に形成されたギヤプーリ(図
に現われていない)とギヤプーリ(303)との間にギヤベル
ト(304)が張架されている。従って、シャフト(101)の回
動力はギヤベルト(302)(304)を経てギヤプーリ(303)に
伝達される。
スプリングクラッチ(305)は、ギヤプーリ(301)と第2搬
送ローラ(19)の回動軸とを関連付けるものであって、ギ
ヤプーリ(301)が図中反時計方向に回動せしめられる時
のみ、その回動力を第2搬送ローラ(19)の回動軸に伝達
し、これを回動せしめる。
第6図は、ギヤプーリ(303)の周辺機構を詳細に示す側
面断面図である。
ギヤプーリ(303)には、スリーブ(310)は一方向クラッチ
(311)を介して回転軸(312)を外端部に連結されている。
回動軸(312)は可動側板(102)に固定された軸受(314)に
軸支されており、また回転軸(312)と軸受(314)とは、こ
の間に配挿されたクラッチ(313)により連結されてい
る。ここで、一方向クラッチ(311)はスリーブ(310)の第
3図中反時計方向の回動力のみを回転軸(312)に伝達
し、またクラッチ(313)はスリーブ(310)の第3図中時計
方向への回動時に回転軸(312)をロックする。
回転軸(312)の内端部近傍には、リール(315)が固着さ
れ、更に摩擦リング(316)を介して保持リール(50)が回
動自在に嵌入されている。なお、保持リール(50)は記録
紙ロール(12)の端部を係合保持するものである。
斯る構成において、記録動作について説明する。なお、
以下の説明において、インクシートロール(1)、搬送ロ
ーラ(8)、記録紙ロール(12)、第1搬送ローラ(16)、第
2搬送ローラ(19)及びシャフト(101)の各回動方向は、
第1図における方向を示すものである。
保持リール(50)間に装着された記録紙ロール(12)から引
き出された記録紙(13)が、既述の如く、挿入口(15a)か
ら挿入され、所定の経路を経て排出口(21a)から排出さ
れた状態で、シャフト(101)が図示しない駆動モータに
より時計方向に回動されると、第1搬送ローラ(16)及び
第2搬送ローラ(19)は、夫々反時計方向及び時計方向に
回動される。よって、記録紙(13)は、記録紙ロール(12)
から引き出されて正方向へ搬送される。
この時、第6図に示すように、保持リール(50)を保持す
る回転軸(312)はクラッチ(313)の作用によってロック状
態であり、保持リール(50)は摩擦リング(316)による摩
擦力が付与されつつ回転する。従って、記録紙ロール(1
2)から引き出される記録紙(13)には、適当なバックテン
ションが正確かつ確実に付与されることとなり、記録紙
(13)は常にたるむことなく引き出される。
ここで、記録紙(13)は、プラテン(6)と該プラテンに対
して記録紙(13)の1枚分の厚さ以下の間隙を空けて対向
配置されたピンチローラ(18)との間を通過してサーマル
ヘッド(5)とプラテン(6)との対接間へ案内されている
ので、記録紙(13)は常にプラテン(6)の外周面と密接し
た状態で搬送され、搬送むらが生じない。また、通常プ
ラテン(6)は弾性ゴム材で形成されているが、本実施例
において、ピンチローラ(18)はプラテン(6)に圧接され
ていないので、プラテン(6)が変形することもない。な
お、本実施例では、サーマルヘッド(5)とプラテン(6)
との対接間の上流側にピンチローラ(18)を配設したが、
ピンチローラ(18)を対接間の下流側に設けてもよい。更
には、上記対接間の上流側及び下流側の両方に設ける
と、最も効果的である。
一方、インクシートロール(1)から引き出されて既述の
所定の経路に配されたインクシート(2)は、搬送ローラ
(8)及び巻取ロール(11)が回動されることによって、サ
ーマルヘッド(5)とプラテン(6)との間を記録紙(13)と
共に正方向へ搬送される。
この時、インクシート(2)の搬送速度は、記録紙(13)の
それに対して0〜5%程度速い速度となるようにギヤ比
等が適宜に設定されているので、インクシート(2)は記
録紙(13)の搬送にて引き摺られることがない。ここで、
インクシート(2)の搬送に対して、記録紙(13)が制動力
を与えることになるものの、インクシート(2)は巻取ロ
ール(11)の回転によって強く搬送方向へ引っ張られてい
る。従って、インクシート(2)に弛みが生じ、皺となる
こともない。
ところで、本案によれば、記録紙(13)への最初の熱転写
記録に先立ち、記録紙ロール(12)から引き出された記録
紙(13)は、熱転写記録がなされることなく、既述の所定
の経路に沿って、所定量(例えば、インクシート(2)の
1つの色インクの長さ分)だけ正方向に搬送された後、
逆方向へ大きく搬送され、そして再び正方向へ搬送され
て記録紙(13)の記録頁の先頭が、サーマルヘッド(5)と
プラテン(6)との対接間あるいは該対接間を若干越えた
位置に位置決めされる。この時、記録紙(13)のみを搬送
するだけで良いので、サーマルヘッド(5)とプラテン
(6)とは、離隔せしめられるが、特に、これに限られる
ものではなく、サーマルヘッド(5)とプラテン(6)とを
圧接した状態で記録を行なうことなく記録紙(13)とイン
クシート(2)とを正方向へ搬送し、その後両者共逆方向
へ搬送するようにしてもよい。
而して、上述のようにして、記録紙(13)の記録頁の先頭
が所定の位置に位置決めされると共に、インクシートロ
ール(1)から引き出されたインクシート(2)の1色目
(例えば、イエロー)のインクの先端が、上記所定の位置
に位置決めされた状態で、記録紙(13)及びインクシート
(2)を正方向へ搬送しつつ、サーマルヘッド(5)を発熱
駆動することによって、記録紙(13)に1色目の記録が行
なわれる。
次に、インクシート(2)の2色目(例えば、マゼンタ)の
インクによる熱転写記録を行なうために、記録紙(13)は
逆方向へ搬送される。
この場合、まず、偏心カム(38)が駆動され、サーマルヘ
ッド(5)がプラテン(6)から離隔される。
この状態で、シャフト(101)が反時計方向に回動される
と、第1搬送ローラ(16)及び記録紙ロール(12)が夫々時
計方向及び反時計方向に回動される。従って、記録紙(1
3)は第1搬送ローラ(16)にて搬送されつつ記録紙ロール
(12)に巻き戻される。この巻き戻し時、第2搬送ローラ
(19)は、第2図及び第5図に示すように、すべりクラッ
チ(211)の作用によって反時計方向に摩擦制動を受けつ
つ、記録紙(13)の移動に伴なって回転するようにされて
いるので、記録紙(13)は、適宜のバックテンションが付
与された状態で巻き戻されることとなり、巻き戻される
記録紙(13)にたるみやゆるみが生じることはない。更
に、巻き戻される記録紙(13)に大きな抵抗力が加わった
場合でも、第6図に示すように摩擦リング(316)の動作
により、保持リール(50)、即ち記録紙ロール(12)は、駆
動モータ(図示せず)から付与される回動力に対してすべ
りが生じるように構成されているので、記録紙(13)は破
れたりすることなく、正常に巻き戻される。
こうして、記録紙(13)の巻き戻しが終了すると、記録紙
(13)は再度、記録紙ロール(12)から引き出されて正方向
へ搬送され、インクシート(2)の次のインクが熱転写さ
れる。
(ト)発明の効果 本発明によれば、インクシートの搬送速度を記録紙の搬
送速度より大としたので、インクシートが記録紙の搬送
に伴なって引き摺られることなく、従って、インクシー
トに皺や弛み等を生ぜしめることなく、インクシート及
び記録紙を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示し、第1図は
熱転写記録装置を示す側面図、第2図は右側の可動側板
の外側を示す斜視図、第3図は左側の可動側板の外側を
示す斜視図、第4図は光源の取付け部を示す側断面図、
第5図はすべりクラッチ部を示す断面図、第6図は記録
紙の回動部を示す縦断面図である。 (1)……インクシートロール、(2)……インクシート、
(5)……サーマルヘッド、(6)……プラテン、(12)……
記録紙ロール、(13)……記録紙、(18)……ピンチロー
ラ、(40)……光源、(43)……カバー、(50)……保持リー
ル、(211)……すべりクラッチ、(311)……一方向クラッ
チ、(312)……回動軸、(313)……クラッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドとプラテンとの間に、イン
    クシートと記録紙とを重畳して挿入し、これらを同一方
    向へ搬送しつつインクシート上のインクを記録紙に転写
    して記録を行なう熱転写記録装置において、上記インク
    シートの搬送速度を上記記録紙の搬送速度より大とした
    ことを特徴とする熱転写記録装置。
JP61107302A 1986-05-09 1986-05-09 熱転写記録装置 Expired - Lifetime JPH0647305B2 (ja)

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JP61107302A JPH0647305B2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09 熱転写記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118280A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Toshiba Corp 画像形成装置

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