JPH0647157A - 遊技盤の取付構造 - Google Patents

遊技盤の取付構造

Info

Publication number
JPH0647157A
JPH0647157A JP22344492A JP22344492A JPH0647157A JP H0647157 A JPH0647157 A JP H0647157A JP 22344492 A JP22344492 A JP 22344492A JP 22344492 A JP22344492 A JP 22344492A JP H0647157 A JPH0647157 A JP H0647157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game board
frame
hook
game
hook member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22344492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP22344492A priority Critical patent/JPH0647157A/ja
Publication of JPH0647157A publication Critical patent/JPH0647157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技盤を簡単かつ能率良く着脱できるように
する。 【構成】 遊技盤13の側方部を固定可能なフック部材
81〜83をフレーム71に設け、これらのフック部材
81〜83により遊技盤13をワンタッチで着脱可能に
固定する。一方のフック部材81は、遊技盤13の側方
部を引っかけて固定し、他方のフック部材82、83
は、回動可能で、その回動によって遊技盤13の着脱を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤の取付構造に係
わり、詳しくは、遊技機に使用される各種遊技盤を取り
付ける方法を改良した遊技盤の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体として玉を用いたパチ
ンコ機では遊技の実行のために、遊技盤を設け、この遊
技盤に役物装置などを配置している。遊技意欲を減退さ
せず、斬新な役物装置を開発するなどして遊技者の興味
を引くために、遊技盤そのものを、あるいはパチンコ機
を台ごと交換することが一般的に行われている。従来の
パチンコ機では、遊技盤を係止具によってパチンコ機の
前面枠に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパチ
ンコ機にあっては、遊技盤の着脱の際に、前面枠を木枠
から外し、遊技盤を固定している係止具を遊技盤の裏面
から操作して着脱を行う構成になっていたため、着脱が
面倒で、作業能率が悪いという問題点があった。また、
どうしても遊技盤の着脱に際して前面枠を木枠から外す
必要があり、作業がおおがかりになっていた。
【0004】一方、従来の他のパチンコ機では、遊技盤
をパチンコ機の裏側方向から取り付けているものもある
が、この場合は遊技盤をパチンコ機の前面側から取り外
すことができず、着脱の能率が悪いという欠点があっ
た。
【0005】そこで本発明は、遊技盤を簡単かつ能率良
く着脱できる遊技盤の取付構造を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技盤の取付構造は、遊技盤13を、遊技機
(例えば、パチンコ機1)の前面枠11と一体成形され
たフレーム71に取り付ける遊技盤の取付構造であっ
て、前記遊技盤13の側方部を固定可能な固定部材(例
えば、フック部材81〜83)を前記フレーム71に設
け、該固定部材により遊技盤13をワンタッチで着脱可
能に固定するようにしたことを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、前記固定部材
は、複数のフック部材81〜83からなり、一方のフッ
ク部材81は、遊技盤13の側方部を引っかけて固定
し、他方のフック部材82、83は、回動可能で、その
回動によって遊技盤13の着脱を行うことを特徴とす
る。
【0008】前記固定部材は、遊技盤13を着脱する際
に、遊技機の前面方向からだけで着脱が可能であり、か
つ遊技機の金枠12および前面表示パネル14を開くの
みで着脱可能であることを特徴とする。
【0009】前記回動可能なフック部材は、通常はスプ
リング105の付勢力によって遊技盤13を押える方向
に力を加え、遊技盤13を取り外すとき、該スプリング
105の付勢力に抗してフック部材82、83を回動す
ることにより、遊技盤13の固定を解除することを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明では、遊技盤の側方部を固定可能な固定
部材(例えば、複数のフック部材)がフレームに配置さ
れ、これらの固定部材により遊技盤がワンタッチで着脱
可能に固定される。したがって、遊技機をパチンコ機の
前面側から簡単に能率良く着脱できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明を適用したクレジット方式の
パチンコ機の一実施例の外観斜視図である。図1におい
て、1はパチンコ機であり、パチンコ遊技を行う過程で
内部のマイクロコンピュータに一定の範囲で玉数を記憶
するクレジット方式になっている。
【0012】パチンコ機1は、正面側に見える部分とし
て額縁状の前面枠11と、前面枠11の開口部に配設さ
れ、ガラスを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14の
下方の前面操作パネル15とを有している。前面枠11
はパチンコ機1を設置している木製の枠体16に開閉可
能に支持されており、同様に金枠12は前面枠11に開
閉可能に支持されている。なお、前面枠11は樹脂製で
あり、所定のカラフルな色彩が施されている。
【0013】前面表示パネル14は前面側が突出しつつ
やや盛り上がるような曲面状に形成され、この前面表示
パネル14には賞球としてのパチンコ玉を受ける上皿2
1が形成されるとともに、前面側にクレジット数表示器
22、精算ボタン23、上皿玉抜きスイッチ24および
玉抜き中点滅表示器25が設けられている。
【0014】クレジット数表示器22は250個を限度
として遊技者が保有するパチンコ玉の数をクレジットと
して表示するもので、具体的には上皿21が一杯になっ
た時点で、そのとき上皿21をオーバーした玉の数を2
50個までの範囲で表示し、250個を超える玉は後述
の下皿32に排出される。クレジット数を250個に限
定したのは、マイクロコンピュータの「1バイト」の範
囲に合せるためと、回動式スロットルマシン(いわゆる
パチスロ)におけるクレジットの範囲(例えば、現行で
は最大でクレジット数=50:メダル数)と同調させる
ためである。
【0015】クレジット数表示器22は、例えば7セグ
メントの大型のLEDを用いて3列で構成され、クレジ
ット数を100の位まで1個単位で表示する。なお、ク
レジット数表示器22は7セグメントのLEDに限ら
ず、例えばドットLED、液晶、蛍光表示管等を用いて
構成してもよい。
【0016】また、本実施例の場合、クレジット数表示
器22は排出エラーの表示(例えば、CEと表示)を行
う機能も兼ねている。排出エラーとしては、例えば賞球
排出のトラブル、貸玉数のトラブルなどがあり、これら
の場合にクレジット数表示器22は排出エラーを表示し
て遊技者に対して報知している。
【0017】精算ボタン23はクレジットを精算するた
めのもので、精算ボタン23を押すと、そのときのクレ
ジット数に相当する玉数が払い出されて下皿32に排出
される。上皿玉抜きスイッチ24は上皿21の玉を後述
の玉貯留皿32に移すために、両者を接続する通路を開
閉するソレノイド(図示略)をオンするための押し釦で
あり、上皿玉抜きスイッチ24を押すと、玉抜き中点滅
表示器25が点滅して遊技者に知らせるようになってい
る。なお、玉抜き中点滅表示器25としては、例えばL
EDが用いられる。
【0018】前面操作パネル15には、その左側に灰皿
31が形成されるとともに、前面中央側が前方に突出す
るような形状に形成され、その突出部の内部は玉貯留皿
(下皿)32になっている。玉貯留皿32は上皿21お
よびクレジット数が一杯のときに賞品玉を受ける等の役
目がある他、玉を一時的に貯留するためのものである。
また、前面操作パネル15には玉抜きレバー33、オー
バーフローランプ34、発射装置の発射操作ハンドル3
5、発射強弱レベルLED36および単発スイッチ37
が設けられている。
【0019】玉抜きレバー33は玉貯留皿32に貯留さ
れた玉を外部下方に抜くためのもので、この玉抜きレバ
ー33を、例えば左方向に移動させると、玉貯留皿32
の下底部が一部開口して玉を下方に放出することができ
る。オーバーフローランプ34は玉貯留皿32の側壁部
に内蔵されるように配置されており、玉貯留皿32の玉
が一杯になったとき、点灯して遊技者に知らせるもので
ある。オーバーフローランプ34の点灯に応じて遊技者
が玉抜きレバー33を操作して玉貯留皿32の玉を放出
すると、オーバーフロー状態が解消する。
【0020】発射操作ハンドル35は1列に整列してい
るパチンコ玉のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊
技盤13前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作
を行うものである。発射操作ハンドル35は、その外周
全体にわたって金属製の薄い膜でコーティング処理され
ており、これにより遊技者がハンドルを握った状態を金
属の導電性によって検知できるようになっている。ま
た、発射操作ハンドル35の図中左側方には発射操作ス
イッチ35aが配置されており、発射操作スイッチ35
aの操作により発射の強弱(例えば、玉の飛距離)を調
整可能になっている。
【0021】発射強弱レベルLED36は発射操作スイ
ッチ35aの操作によって可変された発射強弱レベル
(玉の飛距離)を表示するもので、例えばLEDの点灯
個数で発射強弱レベルが分かるようになっている。単発
スイッチ37は発射操作ハンドル35の操作にかかわら
ず一時的に玉の発射を停止するためのもので、例えば玉
を単発的に発射するようなときに用いられる。
【0022】パチンコ機1の前面枠11の上部には役物
装置の大当り時に点灯する大当り表示器41が設けられ
ている。金枠12は前面枠11に開閉可能に支持され、
通常は施錠孔51にキーを挿入して操作することにより
施錠装置によって前面枠11に対して施錠されている。
金枠12を開く場合には、施錠孔51に所定のキーを挿
入して回動操作することにより、施錠装置のロック状態
が解除されてオープンする。
【0023】遊技盤13は、例えば木製のベニアからな
り、その前面側が遊技領域になっている。遊技領域は任
意の構成をとり得ることができ、例えばいわゆる第1種
に属するもの、第2種に属するもの、あるいは第3種に
属するものなどがあり、パチンコ遊技を行うものであれ
ば、本発明の適用対象になり得る。本実施例では第2種
に属するものを採用している。
【0024】すなわち、遊技領域の周囲には弾発された
玉を遊技盤13面の上方部まで案内するレール61が配
置されており、レール61内側のほぼ中央部にはセンタ
ー役物装置(変動入賞装置)62が、該センター役物装
置62の下方にはチューリップタイプの普通電動始動口
63が、該普通電動始動口63の左右上方にはそれぞれ
普通図柄ゲート64、65が配置されている。
【0025】センター役物装置62は、直立状に起立し
て流下してきた玉が内部に流入することを阻止する遊技
者にとって不利な第1状態(閉状態)と、上端を外側に
倒して流下してきた玉を受け止めて内部に玉を流入させ
る遊技者にとって有利な第2状態(開状態)とに変換可
能な一対の可動片(可動部材)66a、66bを有し、
可動片66a、66bによって受け入れた玉が流入する
一般入賞口と特別入賞口(いわゆるV入賞口:継続入賞
口)とが配設されている。
【0026】普通電動始動口63へ玉が入賞すると、セ
ンター役物装置62の可動片66a、66bが玉を受入
れ易い第2状態(開状態)になり、このときセンター役
物装置62の特別入賞口に入賞した場合(V入賞した場
合)には、特別態様遊技状態(大当り状態)に移行す
る。この特別態様遊技状態では、可動片が最大18回の
開閉動作を行うとともに、これを1サイクルとしてV入
賞を条件に、例えば最大15サイクルだけ特別態様遊技
を繰り返すことを可能にしている。したがって、遊技者
は多くの出玉を得て、より高い利益を享受することがで
きるようになっている。
【0027】普通図柄ゲート64、65は玉が1個分だ
け通過可能なゲートを有し、玉がゲートを通過すると、
普通電動始動口63に配置された普通図柄表示器63a
の図柄(例えば、数字)を変化させ、この数字が特定の
値(例えば、「7」)になると、普通電動始動口63の
チューリップを電動動作させて一定時間だけ開くように
なっている。普通電動始動口63は通常はチューリップ
を閉じているが、上記のように一定条件下でチューリッ
プを開くように構成されている。また、詳細を後述する
ように確率設定器75によってチューリップを開く確率
が変動するようになっている。
【0028】センター役物装置62の両側でレール61
の内側に沿った部分には、装飾用のサイドランプ67、
68が配置されており、サイドランプ67、68は、例
えば可動片66a、66bが開くときに点滅する他、大
当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるように点滅す
る。さらに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる
打球方向変換部材(図示略)が回転自在に複数設置され
るとともに、障害釘(図示略)が多数植設されている。
また、遊技領域の中央下部にはアウト玉回収口69が形
成されている。
【0029】『確率制御の内容』ここで、本実施例のパ
チンコ機1は、いわゆるニューロパチンコ普電制御と称
される制御を行っており、これは普通電動始動口63の
電動チューリップへの入賞確率(以下、適宜単に普電入
賞確率という)を以下のように変動制御しているからで
ある。 (I)通常時 玉の発射100個に対して、3個の始動入賞があるよう
に、普通電動始動口63の入賞確率を制御する。詳しく
は、当り確率1/3と、1/30の乱数を使い分けて入
賞率を制御する。 (II)高確率時 普通電動始動口63の入賞確率を1/3に制御する。し
たがって、玉の発射3個に対して、1個の始動入賞があ
ることになり、遊技者は極めて有利な状態になって遊技
が面白くなる。
【0030】A.普電入賞確率が変動する条件 センター役物装置62の大当り終了後、確率設定器(図
示略)によって設定された後述の6段階の確率値のうち
の1つを用いて高確率になるかどうかを決定する。ま
た、高確率中、次の大当りが発生すると、通常の確率に
戻る。なお、大当り中は通常の確率を採用する。
【0031】B.確率設定値 普電入賞確率が高確率に変動する確率値には、以下の6
段階がある。 [6]……17/32 [5]……13/32 [4]……10/32 [3]……7/32 [2]……5/32 [1]……3/32
【0032】上記の6段階の変動確率値は確率設定器に
より、例えばホールの開店前に係員によって予め変更・
設定(すなわち、6段階のうちの1つが設定)される。
この確率設定は重要であることから密閉のために、施錠
装置が設けられ、ホールの係員がキー挿入口に所定のキ
ーを差し込むことより、確率の設定が行われる。したが
って、簡単に外部から遊技者が触れることがなく、しか
も確率の値を外部から見ることができない構造になって
いる。
【0033】遊技盤の取付構造 次に、本発明を適用した遊技盤13の取付構造について
説明する。図2はパチンコ機1の遊技盤13の取り付け
に関する構成を示す図である。図2において、71はパ
チンコ機1の前面枠11と一体成形されたフレームであ
り、フレーム71は合成樹脂製で、所定の色彩(例え
ば、白)が施されている。
【0034】フレーム71は枠型の形状を有し、その中
央部には遊技盤13の形状に沿ったほぼ四角の中央開口
部71Kが形成されている。中央開口部71Kは遊技盤
13をフレーム71に取り付けた際に、遊技盤13のセ
ンター役物装置62の裏メカ等をパチンコ機1の裏側か
ら点検・保守ができるようにするために、形成されてい
る。
【0035】枠型のフレーム71の左右各側にはフック
部材81およびフック部材82、83がそれぞれ設けら
れており、これらのフック部材81〜83は遊技盤13
の側方部を固定可能な固定部材に相当する。フック部材
81はT型の断面を有し、樹脂を素材として形成されて
おり、図3に詳細を示すように、ボス84(他方のボス
は図示略)を介してビス85、86によりフレーム71
に固定されている。フック部材81は、矢印で示す方向
から遊技盤13の側方部を引っかけて固定するもので、
T型の平面部とフレーム71との間に遊技盤13の側方
部を引っかけるようにして挟む構造になっている。
【0036】図3に示すように遊技盤13の側方部には
金属枠91が配置されており、金属枠91は遊技盤13
の下側を除く3方向(上部および両側方部)に設けら
れ、遊技盤13を補強している。なお、図2では金属枠
91を省略して描いている。
【0037】再び図2に戻り、フック部材82、83は
フレーム71の図中右側部分に取り付けられており、何
れも樹脂を素材として形成されている。フック部材82
は遊技盤13を固定するフック部82Aと、フック部8
2Aの上下を回動自在に支持する支持部82B、82C
とによって構成されている。同様に、フック部材83は
遊技盤13を固定するフック部83Aと、フック部83
Aの上下を回動自在に支持する支持部83B、83Cと
によって構成されている。
【0038】ここで、一例としてフック部材82の詳細
な構造について、図4を参照して説明する。なお、フッ
ク部材83も同様の構造である。図4に示すように、フ
ック部材82の支持部82B、82Cは直方体形状をな
し、ビス(図示略)などの取付手段によってフレーム7
1に固定されている。支持部82B、82Cには、それ
ぞれピン孔101、102が形成されている。一方、フ
ック部82Aはほぼ平板状に形成されるとともに、その
先端部はほぼ90°曲折して遊技盤13の端部を係合可
能な係合部103になっている。また、フック部82A
の基端部にはその上下にピン104(他方のピンは図示
略)が設けられるとともに、スプリング105を縮設可
能なスプリング収納部106が形成されている。
【0039】ピン104はフック部82Aの内部側に変
位自在な構造になっており、例えばフック部82Aの内
部にスプリング(図示略)を縮設し、通常は、スプリン
グの付勢力によってピン104が押されて外部に突出し
ているが、ピン104をピン孔101に挿入するときな
どには、スプリングの付勢力に抗してピン104を内部
に押込めることが可能なようになっている。フック部8
2Aの下側の他方のピンについても同様の構成になって
いる。
【0040】スプリング105はスプリング収納部10
6に縮設されることにより、フック部82Aを矢印S方
向に付勢する(すなわち、遊技盤13の端部を押える)
ような力を付与するものである。
【0041】フック部材82を組み立てるには、まずス
プリング105の中心部をピン104に通してスプリン
グ105をスプリング収納部106に縮設する(下側の
スプリングについても同様)。次いで、ピン104を指
で押してフック部82Aの内部側に変位させ(押し込
め)、この状態でフック部82Aを支持部82B、82
Cの間に挿入し、ピン104(他方は図示略)をそれぞ
れピン孔101、102に挿入する(スプリングの付勢
力でピン104が押される)。このようにして、ピン1
04がピン孔101、102に挿入されることにより、
フック部82Aが支持部82B、82Cに回動自在に支
持されるとともに、スプリング105によってフック部
82Aに対して矢印S方向の付勢力が付与される。な
お、他方のフック部材83についても同様の手順で組み
立てる。
【0042】遊技盤の取付手順 次に、遊技盤13をフレーム71に取り付ける手順につ
いて説明する。最初に、パチンコ機1の金枠12および
前面表示パネル14を開き、次いで、図2に示すように
遊技盤13を持ち、パチンコ機1の前面側から遊技盤1
3の図中左側方部をフック部材81に引っかける、すな
わちフック部材81のT型の平面部とフレーム71との
間に遊技盤13の左側方部を引っかけるようにして挿入
する。フック部材81は樹脂製であり、弾力性があるの
で、遊技盤13が多少斜めになっていても、フック部材
81に引っかけるのは容易である。
【0043】次いで、フック部材82、83のそれぞれ
のフック部82A、83Aを図2に示す方向(遊技盤1
3を受入れ可能なオープン状態)に開き、遊技盤13の
右側方部をフレーム71の部分まで押し込める。この様
子は図5に示される。なお、図5は一方のフック部材8
2について示すものである。また、図5では都合上、金
属枠91の図示を略している。図5(a)はフック部8
2Aを開いて遊技盤13をフレーム71の方に押すとき
の様子を示している。なお、図5および後述の図6、図
7では遊技盤13に装着される各種の入賞装置、入賞
口、風車、障害釘などの遊技に必要な部材の図示を略し
ている。
【0044】次いで、図5(b)に示すように、遊技盤
13の右側方部をフレーム71の部分まで押し込め、フ
ック部82Aから手を離すと、スプリング105の付勢
力によってフック部82Aが遊技盤13側に自動的に変
位し、その係合部103が遊技盤13の端部に係合して
ロックする。このようにして、遊技盤13がフレーム7
1に対してパチンコ機1の前面側から取り付けられる。
図6はフック部材82の係合部103が遊技盤13の端
部に係合してロックした状態を示す斜視図である。ま
た、図7は遊技盤13をフレーム71に当接させ、各フ
ック部材81〜83によって固定した状態を示す断面図
である。
【0045】次に、遊技盤13をフレーム71から取り
外す手順について説明すると、まずパチンコ機1の金枠
12および前面表示パネル14を開き、次いで、フック
部材82、83のそれぞれのフック部82A、83Aを
図2に示す方向(遊技盤13を取り外し可能なオープン
状態)に開くように回動して係合部103による束縛か
ら遊技盤13の右側方部を解除する。これにより、遊技
盤13の右側方部が一定範囲で自由に移動可能な状態に
なる。
【0046】次いで、遊技盤13の右側方部をフック部
82A、83Aから引き離して手前側(パチンコ機1の
前面側)に移動させ、遊技盤13をやや斜めにし、さら
にフック部材82から遊技盤13を引き外す。その後、
遊技盤13全体をパチンコ機1の前面側に取り出す。こ
のようにして、遊技盤13がフレーム71から取り外さ
れる。なお、上記説明では遊技盤13に装着される各種
の電気部品の配線コネクタを予め抜いておくなどの処理
は省略している。
【0047】このように、本実施例では遊技盤13の左
側方部を一方のフック部材81に引っかけて固定し、他
方のフック部材82、83のフック部82A、83Aを
それぞれ回動して遊技盤13の右側方部を挟むようにし
てロックするという簡単な操作によりワンタッチで遊技
盤13をフレーム71に固定し、逆の手順で遊技盤13
をフレーム71から同じくワンタッチで簡単に取り外す
ことができる。
【0048】したがって、従来に比べて極めて簡単かつ
容易に遊技盤13の着脱をワンタッチで行うことがで
き、作業能率を格段に向上させることができる。また、
遊技盤13の着脱に際してパチンコ機1の前面側からの
一方向の作業のみでよく、この点からも着脱の能率を高
めることができる。さらに、遊技盤13の着脱に際して
準備することとして、従来のように前面枠を木枠から外
す等という煩わしい作業が必要でなく、単にパチンコ機
1の金枠12および前面表示パネル14を開くのみで遊
技盤13の着脱を行うことができる。
【0049】なお、フック部材の形態は上記実施例のタ
イプに限定されず、遊技盤の着脱をワンタッチで行うこ
とができるものであれば、どうのような形状、配置であ
ってもよい。例えば、複数のフック部材を遊技盤の上下
方向に配置するような変形例を採用することも可能であ
る。フック部材の大きさ、材質もパチンコ機の機種に応
じて適宜変更が可能で、本発明の目的の範囲内でどのよ
うにしてもよい。
【0050】本発明に係わる遊技盤の取付構造は一部ク
レジット方式のパチンコ機に適用する例に限らず、他の
全てのパチンコ機にも適用することができる。また、遊
技媒体としてパチンコ玉を用いない遊技機であっても、
遊技盤を有するものには同様の考え方を適用可能であ
る。さらに、いわゆる玉貸機が併設されたパチンコ機
や、パッキーカードを読み込むカードリーダライタを内
蔵したパチンコ機にも適用できる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、遊技盤の側方部を固定
可能な固定部材をフレームに配置し、これらの固定部材
により遊技盤をワンタッチで着脱可能に固定しているの
で、従来に比べて極めて簡単かつ容易に遊技盤の着脱を
行うことができ、作業能率を格段に向上させることがで
きる。また、遊技盤の着脱に際して遊技機の前面側から
の一方向の作業のみでよく、これによっても着脱の能率
を高めることができる。さらに、遊技盤の着脱に際して
従来のように前面枠を木枠から外す等という煩わしい作
業が必要でなく、単に遊技機の金枠や前面表示パネルを
開くのみで遊技盤の着脱を行うことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技盤の取付構造を適用したパチ
ンコ機の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例の遊技盤の取り付けに関する構成を示
す図である。
【図3】同実施例の遊技盤を一方のフック部材に引っか
ける様子を示す図である。
【図4】同実施例の他方のフック部材の構成を示す図で
ある。
【図5】同実施例の遊技盤を他方のフック部材に固定す
る様子を示す図である。
【図6】同実施例の遊技盤を他方のフック部材に固定し
た状態を示す斜視図である。
【図7】同実施例の遊技盤を両方のフック部材に固定し
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 11 前面枠 13 遊技盤 22 クレジット数表示器 23 精算ボタン 62 センター役物装置 63 普通電動始動 口71 フレーム 81〜83 フック部材(固定部材) 82A、83A フック部 82B、82C、83B、83C 支持部 103 係合部 105 スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤を、遊技機の前面枠と一体成形さ
    れたフレームに取り付ける遊技盤の取付構造であって、 前記遊技盤の側方部を固定可能な固定部材を前記フレー
    ムに設け、 該固定部材により遊技盤をワンタッチで着脱可能に固定
    するようにしたことを特徴とする遊技盤の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、複数のフック部材から
    なり、 一方のフック部材は、遊技盤の側方部を引っかけて固定
    し、 他方のフック部材は、回動可能で、その回動によって遊
    技盤の着脱を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技
    盤の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は、遊技盤を着脱する際
    に、遊技機の前面方向からだけで着脱が可能であり、 かつ遊技機の金枠および前面表示パネルを開くのみで着
    脱可能であることを特徴とする請求項1記載の遊技盤の
    取付構造。
  4. 【請求項4】 前記回動可能なフック部材は、通常はス
    プリングの付勢力によって遊技盤を押える方向に力を加
    え、 遊技盤を取り外すとき、該スプリングの付勢力に抗して
    フック部材を回動することにより、遊技盤の固定を解除
    することを特徴とする請求項2記載の遊技盤の取付構
    造。
JP22344492A 1992-07-30 1992-07-30 遊技盤の取付構造 Pending JPH0647157A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22344492A JPH0647157A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 遊技盤の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22344492A JPH0647157A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 遊技盤の取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0647157A true JPH0647157A (ja) 1994-02-22

Family

ID=16798240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22344492A Pending JPH0647157A (ja) 1992-07-30 1992-07-30 遊技盤の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0647157A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024868A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2016131801A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社足立ライト工業所 弾球遊技機
JP2016131800A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社足立ライト工業所 弾球遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024868A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2016131801A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社足立ライト工業所 弾球遊技機
JP2016131800A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 株式会社足立ライト工業所 弾球遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4607368B2 (ja) 遊技機
JP2003210688A (ja) 遊技機
JP2008295806A (ja) 遊技機
JP5148958B2 (ja) 遊技機
JPH09155039A (ja) 遊技機
JPH0647157A (ja) 遊技盤の取付構造
JP2009056027A (ja) 遊技機
JP2001347021A (ja) 弾球遊技機
JP2733199B2 (ja) 遊戯機の可変表示装置
CN209188081U (zh) 一种便于维护的神奇宝藏游戏机
JP2644193B2 (ja) 遊戯機
JPH0623100A (ja) 遊技機の制御基盤配置構造
JPH06243A (ja) パチンコ機の裏機構構造
JP2892776B2 (ja) パチンコ遊技機の役物装置
JP2009056028A (ja) 遊技機
JPS63301Y2 (ja)
JPS629914Y2 (ja)
JPH0623097A (ja) 遊技機の装飾ランプ取付構造
JPH0647159A (ja) 遊技機の配線処理構造
JPH07299230A (ja) 遊技機の遊技盤
JP2002028292A (ja) 弾球遊技機及び弾球遊技機における遊技盤取付方法
JP3753334B2 (ja) 遊技機
JPH0627185Y2 (ja) パチンコ機の入賞装置
JPH0623118A (ja) 遊技機の配線処理構造
JPH0623099A (ja) 制御データ設定装置の配置構造