JP4607368B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスマートボール機などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
通常、パチンコ機などの遊技機の遊技盤には、遊技盤の盤面に沿って落下する遊技球の流れに影響を与えるための障害釘や風車などが配設されている。
しかしながら、障害釘や風車により遊技球の流れをランダムにすることはできるものの、視覚的に面白みがなかった。
また、通常の遊技機には、遊技の雰囲気を盛り上げるための複数のLED素子などの装飾ランプが配設されている。
【0003】
装飾ランプを多く配設すれば、遊技の雰囲気をより盛り上げることができる一方、遊技機の製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、遊技盤上を落下する遊技球に関連して、視覚的に面白みのある遊技機を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、低コストで遊技の雰囲気をより盛り上げることができる遊技機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技盤上に遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、上記遊技盤の盤面に沿って設けられ、前方からの光を反射させるための第1反射部材と、上記第1反射部材に対して手前側に所定間隔をあけて対向する板状部材であって、後方からの光の一部を反射させ、一部を透過させるハーフミラーとを含み、上記第1反射部材とハーフミラーとにより区画された空間は、遊技球を通過させるための球通路を構成することを特徴とする遊技機である。
【0005】
遊技盤には、多数本の障害釘が配設されており、遊技盤上に発射された遊技球は、遊技盤の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って下方へと落下していく。遊技球が落下していく過程で始動口に入ると、大当たり抽選が行われ、その抽選結果が大当たりであれば、大当たり遊技に突入する。
本発明の構成によれば、球通路内を通過する遊技球を、遊技盤の盤面に垂直な方向に対して交叉方向に見た場合、ハーフミラーを透して直接見える像だけでなく、第1反射部材に映し出された像、この像がハーフミラーにより反射されて再び第1反射部材に映し出された像、さらにこの像がハーフミラーにより反射されて第1反射部材に映し出された像というふうに、複数の像をハーフミラーを透して見ることができる。これにより、球通路内を通過する遊技球が数珠状に連なったように見えるので、視覚的に面白みのある遊技機を提供することができる。
【0006】
また、球通路内を通過する遊技球は、ハーフミラーを透して見るため見えにくい。遊技者は見えにくい遊技球の動きに注目することとなるので、球通路内を通過する遊技球の動きに遊技者の注目を集めることができる。特に、遊技球の残像が見えるので、遊技球の動きに予想がつきにくく、遊技球の動きにより遊技者の注目を集めることができる。
請求項2記載の発明は、上記遊技盤の裏側に設けられ、上記球通路に対して交叉するように、上記ハーフミラーに向かって光を照射する第1発光手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機である。
【0007】
この構成によれば、第1発光手段からハーフミラーに向かって照射された光は、ハーフミラーを透して直接見える光だけでなく、この光がハーフミラーに反射して再び第1反射部材に反射した光、さらにこの光がハーフミラーに反射して第1反射部材に反射した光というふうに、複数の光をハーフミラーを透して見ることができる。これにより、第1発光手段から照射された光が数珠状に連なったように見えるので、視覚的に面白みのある遊技機を提供することができると共に、少ない数の第1発光手段により複数種の光を照射できるので、低コストで遊技の雰囲気をより盛り上げることができる。
【0008】
また、ハーフミラーを透して見るため見えにくかった遊技球を、第1発光手段の働きにより、鮮明に見えるようにすることができる。これにより、遊技球の動きに注目してなかった遊技者の注目も集めることができる。
上記ハーフミラーには、絵柄などが描かれた装飾シートが貼り付けられていてもよい。これにより、第1発光手段を発光させたときに、装飾シートに描かれた絵柄などを浮かび上がらせることができるので、視覚的により面白みのある遊技機を提供することができる。
【0009】
上記第1発光手段は、遊技中常に発光するものであってもよいし、大当たり遊技時に発光するものであってもよい。
請求項3記載の発明は、上記第1反射部材とハーフミラーとの間に設けられ、上記遊技盤の盤面に対してほぼ平行に上記球通路内を照らす第2発光手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機である。
この構成によれば、第2発光手段から照射された光により、球通路内を通過する遊技球を明るく照らし出すことができる。これにより、球通路内を通過する遊技球が数珠状に連なったように見えるのを、より鮮明にすることができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記遊技盤の盤面に対してほぼ直交するように設けられ、上記第2発光手段から照射された光を反射するための第2反射部材をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の遊技機である。
この構成によれば、第2発光手段から照射された光を第2反射部材で反射することにより、球通路内を通過する遊技球を、少ない数の第2発光手段で明るく照らし出すことができる。したがって、低コストで遊技の雰囲気をより盛り上げることができる。
【0011】
上記第2発光手段は、大当たり遊技時に発光するものであってもよいし、遊技中常に発光するものであってもよい。
請求項5記載の発明は、上記球通路には、当該球通路内を通過する遊技球を衝突させて、遊技球の流れに変化を与えるための障害部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機である。
この構成によれば、障害部材の働きにより、球通路内を通過する遊技球の流れに変化を与えることができるので、視覚的により面白みのある遊技機を提供することができる。
【0012】
上記障害部材は、金属製のものであってもよいし、樹脂により一体的に形成されたものであってもよい。
また、上記障害部材は、棒状の障害釘であってもよいし、板状のものであってもよい。
請求項6記載の発明は、発射された遊技球を上記遊技盤の左側上部に導いて、上方に放つためのガイドレールをさらに含み、上記球通路は、上記遊技盤の右側に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機である。
【0013】
ガイドレールに沿って遊技盤の左側上部から上方に放たれた遊技球のほとんどは、遊技盤の左側を通って下方に落下していく。通常、遊技盤の右側を通って下方に落下していく遊技球は始動口に入りにくいので、遊技者の注目は遊技盤の左側を通って落下していく遊技球に集まる。
本発明の構成によれば、遊技盤の右側に球通路を設けることにより、遊技盤の右側を通って下方に落下していく遊技球にも遊技者の注目を集めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態に係るパチンコ機1について具体的に説明する。
本発明の一実施形態としてパチンコ機1について説明するが。本発明はパチンコ機に限らず、スマートボール機などの遊技機にも適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機1の外観構成を示す正面図である。パチンコ機1は、ベース枠2に開閉自在に取り付けられた正面扉3を有している。正面扉3には、その上部を開口する略円形の窓4が形成されている。窓4には例えばガラス板などの透明板が嵌め込まれており、この透明板を介して、その奥側に設けられた遊技盤5を視認できるようになっている。
【0015】
正面扉3には、パチンコ機1における遊技の雰囲気を盛り上げるための複数のランプLが配置されている。
また、正面扉3の下部には、遊技球を貯留するための球受容器6が配置されている。球受容器6に貯留された遊技球は、パチンコ機1の内部に設けられた発射装置7に1球ずつ供給されるようになっている。
遊技盤5の周縁には、発射装置7から発射された遊技球を遊技盤5の左側上部に導くための略円弧状のガイドレール8が配置されている。遊技者が球受容器6の右側に設けられたハンドル9を操作することにより、発射装置7から遊技球が発射され、発射された遊技球はガイドレール8に沿って遊技盤5の左側上部へと導かれる。遊技盤5には、多数本の障害釘(図示せず)が配設されており、ガイドレール8に沿って遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って下方へと落下していく。
【0016】
遊技盤5のほぼ中央には、メイン表示器10が配置されている。メイン表示器10は、例えば回転可能に保持された2つの回転ドラム10L、10Rと、2つの回転ドラム10L、10Rの間に配設された1つのドット表示器10Cとを含む。各表示器10L、10C、10Rは例えば1桁の数字を変動表示可能であって、メイン表示器10は、3つの表示器10L〜10Rにより、3桁の数字の組み合わせを表示可能である。
【0017】
メイン表示器10の下方には、遊技球が入球可能な始動口11および役物始動口12が配置されている。役物始動口12に関連して電動チューリップ役物13が設けられている。通常時は、役物始動口12に遊技球が入りにくくなるようになっている。すなわち、通常時には、電動チューリップ役物13の羽根131、132が互いに近接して窄められ、羽根131、132の先端が始動口11との間に所定の隙間をあけて近接した状態になっている。そして、メイン表示器10の左側に配置された通過ゲート14を遊技球が通過したことに応答して、メイン表示器10の上方に配置されたミニデジタル表示器15の表示が変動し、その後所定時間が経過して、ミニデジタル表示器15に予め定める数字が表示されると、電動チューリップ役物13の羽根131、132が所定時間だけ両側に大きく開かれて、役物始動口12に遊技球を入れることができる。
【0018】
始動口11または役物始動口12に遊技球が入ると、予め定める個数の賞球(遊技球)が遊技者に付与されると共に、遊技者が大当たり遊技を実行できるか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。
大当たり抽選の抽選結果は、メイン表示器10に表示される。各表示器10L〜10Rの表示は、始動口11または役物始動口12に遊技球が入るのに応答して変動を開始し、所定時間が経過した後、表示器10L、10R、10Cの順に停止されていく。大当たり抽選の抽選結果は、全ての表示器10L〜10Rの表示が停止したときに各表示器10L〜10Rに表示されている数字の組み合わせによって表示される。
【0019】
役物始動口12の下方には、例えば左右に長い長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能な大入賞口16が配置されている。この大入賞口16に関連して、大入賞口16に遊技球を案内する開状態および大入賞口16に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開閉可能な開閉板17が設けられている。すなわち、開閉板17は、遊技盤5の盤面に沿った状態で大入賞口16を閉塞して、大入賞口16に遊技球が入るのを阻止することができ、また、この状態から、大入賞口16の下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側に倒伏することにより、大入賞口16を開放して、大入賞口16上に落下してくる遊技球を大入賞口16内に導き入れることができる。
【0020】
大入賞口16への遊技球の入球に対しては、予め定める個数の遊技球が、図示しない賞球払出装置により賞球として球受容器6に払い出されるようになっている。大当たり遊技に突入すると、開閉板17が開状態となり、遊技者は多数個の賞球を獲得することができる。
遊技盤5の上部には、遊技球の流れに影響を与えるための風車18が、左右両側に2つずつ(計4つ)配置されている。また、遊技盤5の下部には、遊技球の入球に対して単に賞球が付与される普通入賞口19が、左右両側に2つずつ(計4つ)配置されている。始動口11、役物始動口12および普通入賞口19に入らなかった遊技球(アウト球)は、遊技盤5の下部に形成されたアウト球回収口20から機内に回収される。
【0021】
遊技盤5には、そのほぼ中央から右側下部にかけて、球通路部材21が配設されている。球通路部材21は、遊技盤5の右側を落下する遊技球を導くためのものであって、その内部が球通路を構成している。球通路部材21は、遊技盤5のほぼ中央に配置された上通路部材22と、上通路部材22の右側に連設され、遊技盤5の右側下部を円弧状に延びる下通路部材23とを含む。
図2は、球通路部材21の構成を示す正面図であって、内部構成を説明するために一部断面図で示している。
【0022】
図1および図2を参照して、上通路部材22の中央部には、略楕円形の大窓24が形成されており、上通路部材22を遊技盤5に取り付けたときに、遊技盤5に取り付けられたメイン表示器10を大窓24を介して視認できるようになっている。上通路部材22の右側には、大窓24よりも小さい略楕円形の小窓25が形成されており、上通路部材22を遊技盤5に取り付けたときに、遊技盤5の右側上部に取り付けられた風車18を小窓25内に通すことができるようになっている。
【0023】
下通路部材23には、遊技盤5の右側に配置される2つの普通入賞口19と、遊技盤5の左側下部に配置される1つの普通入賞口19とが取り付けられている。また、下通路部材23には、大入賞口16に対向する位置に略長方形状の矩形窓26が形成されており、開閉板17は、この矩形窓26内を通って開閉可能となっている。
上通路部材22および下通路部材23の内部には、多数本の障害釘27が配置されている。上通路部材22の上縁から上通路部材22内に入った遊技球は、多数本の障害釘27の間を通って、下通路部材23内に導かれる。下通路部材23の内側板28には、遊技盤5の右側に配置される2つの普通入賞口19の上方に、それぞれ開口29が形成されている。
【0024】
下通路部材23内を落下してきた遊技球Bは、図2に示すように、障害釘27に当って開口29から下通路部材23の外部に飛び出す場合もあれば、そのまま下通路部材23内を通ってアウト球回収口20へと導かれる場合もある。障害釘27の働きにより、球通路部材21内を通過する遊技球Bの流れに変化を与えることができるので、視覚的により面白みのあるパチンコ機1を提供することができる。
【0025】
各障害釘27は、金属製のものであってもよいし、樹脂により一体的に形成されたものであってもよい。
また、障害部材は、棒状の障害釘27に限らず、例えば板状のものであってもよい。
図3は、遊技盤5および球通路部材21の一部断面図である。また、図4は、球通路部材21内を遊技球が落下する様子を示す正面図である。
【0026】
図3を参照して、球通路部材21は、遊技盤5の盤面に取り付けられる後板(第1反射部材)30と、後板30から所定間隔(遊技球が通過できる程度の間隔)をあけて対向する前板31とを含む。後板30および前板31により区画された空間は、球通路32を構成している。
後板30は、例えばプラスチック板にクロムメッキを蒸着して形成されたミラーメッキにより構成されており、前方からの光を反射させる。一方、前板31は例えば透明板に金属膜をコーティングして形成されたハーフミラーにより形成されており、後方からの光の一部を反射させ、残りの一部を透過させる。後板31は、ミラーメッキに限らず鏡などにより構成されていてもよい。また、ハーフミラーは、例えば液晶を用いて、印加する電流量に応じて反射率が変化するようなものであってもよい。
【0027】
球通路32内を落下する遊技球Bを、遊技盤5の盤面に垂直な方向Aに対して交叉方向に見た場合、前板31を透して直接見える像33Aだけでなく、後板30に映し出された像33B、この像33Bが前板31により反射されて再び後板30に映し出された像33C、さらにこの像33Cが前板31により反射されて後板30に映し出された像33Dというふうに、複数の像33A〜33Dを前板31を透して見ることができる。これにより、図4に示すように、球通路32内を落下する遊技球Bが数珠状に連なったように見えるので、視覚的に面白みのあるパチンコ機1を提供することができる。
【0028】
また、球通路32内を通過する遊技球Bは、前板31を透して見るため見えにくい。遊技者は見えにくい遊技球Bの動きに注目することとなるので、球通路32内を通過する遊技球Bの動きに遊技者の注目を集めることができる。特に、遊技球Bの残像が見えるので、遊技球Bの動きに予想がつきにくく、遊技球Bの動きにより遊技者の注目を集めることができる。
球通路部材21の内側には、複数のLED素子(第1発光手段)34が配設されている(図1参照)。これらのLED素子34は、点滅あるいは点灯することによりパチンコ機1における遊技の雰囲気を盛り上げるためのものであって、遊技中常に発光するものであってもよいし、例えば大当たり遊技時などに発光するものであってもよい。
【0029】
図5は、遊技盤5および球通路部材21の要部断面図である。また、図6は、複数のLED素子34を発光させた状態の球通路部材21を示す正面図である。
図5を参照して、複数のLED素子34は、パチンコ機1の内部に設けられた制御部(図示せず)に接続された基板35に取り付けられている。遊技盤5には、基板35が配置される位置が開口されて、基板収容部36が形成されている。基板35は、この基板収容部36内に、遊技盤5の盤面に対してほぼ平行になるように配置される。
【0030】
球通路部材21の後板30には、各LED素子34に対向する位置に開口37が形成されている。各LED素子34は、基板35に垂直な方向に対して所定角度だけ傾いて取り付けられており、各LED素子34から開口37を介して照射された光は、前板31を透して直接見える光38Aだけでなく、この光38Aが前板31に反射して再び後板30に反射した光38B、さらにこの光38Bが前板31に反射して後板30に反射した光38C、さらにこの光38Cが前板31に反射して後板30に反射した光38Dというふうに、複数の光38A〜38Dを前板31を透して見ることができる。
【0031】
各LED素子34を基板35に取り付ける角度を調節することにより、図6に示すように、複数のLED素子34から照射された光が、様々な方向に数珠状に連なったように見える。これにより、視覚的に面白みのあるパチンコ機1を提供することができると共に、少ない数のLED素子34により複数種の光を照射できるので、低コストで遊技の雰囲気をより盛り上げることができる。
また、前板31を透して見るため見えにくかった遊技球を、複数のLED素子34の働きにより、鮮明に見えるようにすることができる。これにより、遊技球の動きに注目してなかった遊技者の注目も集めることができる。
【0032】
複数のLED素子34の発光色は、全て同じ色であってもよいし、それぞれ異なる色(例えば赤色、青色、緑色、水色、黄色など)であってもよい。また、複数のLED素子34は、それぞれ複数色(例えば赤色、青色、緑色およびそれらの組み合わせ)を発光可能なものであってもよい。LED素子34は、チップLEDにより構成されていてもよい。
後板30および前板31は、平板に限らず、例えば波形状に形成されていてもよい。この場合、球通路32内を落下する遊技球や、複数のLED素子34から照射された光が波打っているように見えるので、視覚的により面白みのあるパチンコ機1を提供することができる。
【0033】
前板31には、例えば絵柄などが描かれた装飾シートが貼り付けられていてもよい。これにより、複数のLED素子34を発光させたときに、装飾シートに描かれた絵柄などを浮かび上がらせることができるので、視覚的により面白みのあるパチンコ機1を提供することができる。
図7は、パチンコ機1の要部拡大正面図であって、内部構成を説明するために一部断面図で示している。
【0034】
正面扉3の裏側には、球通路部材21の右側に、複数のLED素子(第2発光手段)39が配設されている。これらのLED素子39は、LED素子34と同様、点滅あるいは点灯することによりパチンコ機1における遊技の雰囲気を盛り上げるためのものであって、遊技中常に発光するものであってもよいし、例えば大当たり遊技時などに発光するものであってもよい。
複数のLED素子39は、パチンコ機1の内部に設けられた制御部(図示せず)に接続された複数の基板40に、例えば3個ずつ取り付けられている。各LED素子39は、遊技盤5の盤面に対して平行に取り付けられており、遊技盤5の盤面に対してほぼ平行に光を照射するようになっている。ただし、各LED素子39は、遊技盤5の盤面に対して平行ではなく、遊技盤5の盤面に対して所定角度だけ傾けて取り付けられていてもよい。
【0035】
球通路部材21の外側板41には、例えば各LED素子39に対向する位置に開口(図示せず)が形成されており、各LED素子39から照射された光は、これらの開口を介して球通路部材21内を照らすようになっている。
球通路部材21の内側板28の一部、および遊技盤5の右側に配置された2つの普通入賞口19の側面19Aには、それぞれミラーメッキ(第2反射部材)42が貼り付けられている。複数のLED素子39から照射された光がミラーメッキ42に反射することにより、球通路部材21の内部全体が明るく照らし出されるようになっている。これにより、球通路部材21内を通過する遊技球が数珠状に連なったように見えるのを、より鮮明にすることができると共に、ミラーメッキ42の働きにより、球通路部材21内を通過する遊技球を少ない数のLED素子39で明るく照らし出すことができるので、低コストで遊技の雰囲気をより盛り上げることができる。
【0036】
球通路部材21の内側板28の一部、および遊技盤5の右側に配置された2つの普通入賞口19の側面19Aには、ミラーメッキ42に限らず、鏡などが貼り付けられていてもよい。
また、ミラーメッキ42や鏡などは、球通路部材21の内側板28の一部、および遊技盤5の右側に配置された2つの普通入賞口19の側面19Aに限らず、例えば球通路部材21の内側板28全体に貼り付けられていてもよいし、球通路32内に立設されていてもよい。
【0037】
再び図1を参照して、ガイドレール8により遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技球のほとんどは、遊技盤5の左側を通って下方に落下していく。通常、遊技盤5の右側を通って下方に落下していく遊技球は始動口11に入りにくいので、遊技者の注目は遊技盤5の左側を通って落下していく遊技球に集まる。
本実施形態では、遊技盤5の右側に球通路部材21を設けることにより、遊技盤5の右側を通って下方に落下していく遊技球にも遊技者の注目を集めることができる。
【0038】
本発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、発光手段は、LED素子に限らず、電球などであってもよい。
球通路部材21の後板30および前板31は、それぞれミラーメッキおよびハーフミラーにより構成されるものに限らず、例えば後板30の前面にミラーメッキが貼り付けられ、透明な前板31の後面にハーフミラーが貼り付けられることにより構成されていてもよい。
【0039】
球通路部材21は、遊技盤5の右側に限らず、左側に配置されていてもよいし、遊技盤5の盤面全体を覆うように設けられていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機の外観構成を示す正面図である。
【図2】球通路部材の構成を示す正面図である。
【図3】遊技盤および球通路部材の一部断面図である。
【図4】球通路部材内を遊技球が落下する様子を示す正面図である。
【図5】遊技盤および球通路部材の要部断面図である。
【図6】複数のLED素子を発光させた状態の球通路部材を示す正面図である。
【図7】パチンコ機の要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
5 遊技盤
8 ガイドレール
27 障害釘
30 後板(第1反射部材)
31 前板(ハーフミラー)
32 球通路
34 LED素子(第1発光手段)
39 LED素子(第2発光手段)
42 ミラーメッキ(第2反射部材)

Claims (6)

  1. 遊技盤上に遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、
    上記遊技盤の盤面に沿って設けられ、前方からの光を反射させるための第1反射部材と、
    上記第1反射部材に対して手前側に所定間隔をあけて対向する板状部材であって、後方からの光の一部を反射させ、一部を透過させるハーフミラーとを含み、
    上記第1反射部材とハーフミラーとにより区画された空間は、遊技球を通過させるための球通路を構成することを特徴とする遊技機。
  2. 上記遊技盤の裏側に設けられ、上記球通路に対して交叉するように、上記ハーフミラーに向かって光を照射する第1発光手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 上記第1反射部材とハーフミラーとの間に設けられ、上記遊技盤の盤面に対してほぼ平行に上記球通路内を照らす第2発光手段をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 上記遊技盤の盤面に対してほぼ直交するように設けられ、上記第2発光手段から照射された光を反射するための第2反射部材をさらに含むことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 上記球通路には、当該球通路内を通過する遊技球を衝突させて、遊技球の流れに変化を与えるための障害部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 発射された遊技球を上記遊技盤の左側上部に導いて、上方に放つためのガイドレールをさらに含み、
    上記球通路は、上記遊技盤の右側に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
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