JP2002028292A - 弾球遊技機及び弾球遊技機における遊技盤取付方法 - Google Patents

弾球遊技機及び弾球遊技機における遊技盤取付方法

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JP2002028292A
JP2002028292A JP2000217836A JP2000217836A JP2002028292A JP 2002028292 A JP2002028292 A JP 2002028292A JP 2000217836 A JP2000217836 A JP 2000217836A JP 2000217836 A JP2000217836 A JP 2000217836A JP 2002028292 A JP2002028292 A JP 2002028292A
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ball
game
board
front frame
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JP2000217836A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Takashi Katayama
孝 片山
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技盤の前面枠への取付作業が一人の作業員
でも容易に行うことができる弾球遊技機、及び弾球遊技
機における遊技盤取付方法を提供する。 【構成】 前面枠3は、遊技盤40の裏面側を支持する
裏面支持部168a〜168eと、遊技盤40の表面側
を支持する表面支持部167a〜167fと、遊技盤4
0を前面枠3に対して固定可能な固定手段170と、を
備え、遊技盤40の裏面側を裏面支持部168a〜16
8eに当接させると共に、遊技盤40を側方にスライド
させながら表面側を表面支持部167a〜167fに当
接させて前面枠3に装着し固定手段170により側方端
面を押圧することにより、遊技盤40を前面枠3に固定
する。こうすることにより、遊技盤の前面枠に対する装
着作業を容易に行うことができ、複数の作業員を必要と
することなく、一人の作業員でも容易に遊技盤40を前
面枠3に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤が装着され
る遊技盤装着部が形成された前面枠を備え、前記遊技盤
を遊技機前面側から前記遊技盤装着部に取付可能な弾球
遊技機、及び弾球遊技機における遊技盤取付方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機において、遊
技盤を前面枠に装着する際には、前面枠の裏面側あるい
は表面側から前面枠に対して遊技盤を斜めにして遊技盤
の一端側から挿入し、装着していた。そして、遊技盤を
装着した後、遊技盤を前面枠に対して押え付けながら施
錠あるいは固定操作を行うことにより、遊技盤を前面枠
に対して固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように、遊技盤を装着した後、遊技盤を前面枠に対して
押え付けながら施錠あるいは固定操作を行う場合、一人
の作業員では作業が困難であり、そのため遊技盤の取付
作業に長時間を要したり、あるいは複数の作業員で取付
作業を行わなければならないという問題があった。本発
明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、遊技盤の前面枠への取付作業が一人の作
業員でも容易に行うことができる弾球遊技機、及び弾球
遊技機における遊技盤取付方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技盤が装着される遊
技盤装着部が形成された前面枠を備え、前記遊技盤を遊
技機前面側から前記遊技盤装着部に取付可能な弾球遊技
機において、前記前面枠は、前記遊技盤装着部に設けら
れ前記遊技盤の裏面側に当接して前記遊技盤の裏面側を
支持する裏面支持部と、前記遊技盤装着部に設けられ前
記遊技盤の表面側に当接して前記遊技盤の表面側を支持
する表面支持部と、遊技盤装着部の一側に設けられ且つ
前記遊技盤を前記前面枠に対して固定可能な固定手段
と、を備え、前記遊技盤の裏面側を前記裏面支持部に当
接させて遊技盤を前記前面枠と平行にすると共に、遊技
盤を側方にスライドさせることで遊技盤の表面側を表面
支持部に当接させ、さらに前記固定手段により遊技盤の
側方を固定することにより、遊技盤を前面枠に取り付け
ることを特徴とする。このように構成することにより、
遊技盤を前面枠に当接させて側方にスライドし、固定手
段で遊技盤の側方端面を押圧するだけで遊技盤が前面枠
に取り付けられるため、遊技盤の前面枠に対する装着作
業を容易に行うことができ、複数の作業員を必要とする
ことなく、一人の作業員でも容易に遊技盤を前面枠に取
り付けることができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記固
定手段には、前記遊技盤の側方端面のみに当接する固定
当接部が形成されていることを特徴とする。このように
構成することにより、固定手段は、遊技盤の側方端面に
当接することにより、遊技盤を前面枠に対して固定する
ため、遊技盤表面側に固定手段が現れることがなく、遊
技機の美観を損ねることがない。また、固定手段が遊技
盤の側方端面に当接するため、スライドさせた遊技盤が
スライドさせる前の位置に戻ってしまうことがない。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記固
定手段は、前記前面枠に回動自在に軸支されていること
を特徴とする。このように構成することにより、固定手
段を回動させるだけで遊技盤が前面枠に固定されるた
め、遊技盤の前面枠に対する固定作業を容易に行うこと
ができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記固
定当接部は、円弧状に形成されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、固定手段を回動す
る際に、固定当接部が固定手段の回動に伴って遊技盤の
側方端面を摺動するため、固定手段をスムーズに回動す
ることができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記遊
技盤には、該遊技盤を前記遊技盤装着部に装着する際に
前記表面支持部を挿通させるための挿通部が形成されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、遊技盤を遊技盤装着部に対して正面から平行に当接
させることができ、遊技盤を遊技盤装着部に対して斜め
方向から挿入する等の必要がなく、遊技盤の取付作業を
さらに向上させることができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記遊
技盤には、前記固定当接部が当接するための固定凹部が
形成されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、固定当接部と当接する部分を容易に認識す
ることができ、固定当接部による摩耗、破損等に対する
修理、メンテナンス等を行い易くなる。
【0010】また、請求項7の発明においては、前記遊
技盤には、前記裏面支持部が当接するための支持凹部が
形成されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、遊技盤裏面の支持部分を容易に認識するこ
とができ、裏面支持部による摩耗、破損等に対する修
理、メンテナンス等を行い易くなる。
【0011】また、請求項8の発明においては、前記表
面支持部の端部には、遊技機表面側に向かって折曲して
折曲げ部が形成されていることを特徴とする。このよう
に構成することにより、遊技盤装着部で遊技盤をスライ
ドさせる際、遊技盤と表面支持部とが干渉することがな
く、遊技盤を表面支持部に容易に当接させることができ
る。
【0012】また、請求項9の発明においては、前記表
面支持部と前記裏面支持部は、互いに重ならない位置に
配置されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、遊技盤の同じ位置で表裏から遊技盤を支持
することがないため、遊技盤に多少の歪みがある場合で
も歪みを吸収することができ、前面枠に対して容易に装
着することができる。
【0013】更に、請求項10の発明においては、遊技
盤が装着される遊技盤装着部が形成された前面枠を備
え、前記遊技盤を遊技機前面側から前記遊技盤装着部に
取付可能な弾球遊技機において、前記前面枠は、前記遊
技盤装着部に設けられ前記遊技盤の裏面側に当接して前
記遊技盤の裏面側を支持する裏面支持部と、前記遊技盤
装着部に設けられ前記遊技盤の表面側に当接して前記遊
技盤の表面側を支持する表面支持部と、遊技盤装着部の
一側に設けられ且つ前記遊技盤を前記前面枠に対して固
定可能な固定手段と、を備え、前記遊技盤の裏面側を前
記裏面支持部に当接させて遊技盤を前記前面枠と平行に
すると共に、遊技盤を側方にスライドさせることで遊技
盤の表面側を表面支持部に当接させ、さらに前記固定手
段により遊技盤の側方を固定することにより、遊技盤を
前面枠に取り付けることを特徴とする。このように構成
することにより、遊技盤を前面枠に当接させて側方にス
ライドし、固定手段で遊技盤の側方端面を押圧するだけ
で遊技盤が前面枠に取り付けられるため、遊技盤の前面
枠に対する装着作業を容易に行うことができ、複数の作
業員を必要とすることなく、一人の作業員でも容易に遊
技盤を前面枠に取り付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1乃至図5を参照
して実施形態に係る遊技機としての弾球遊技機1の全体
の構成について説明する。弾球遊技機1は、図1及び図
5に示すように、縦長な方形状に枠組み形成される外枠
2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊
技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられる
前面枠3と、該前面枠3の前面上部に開閉自在に設けら
れる前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠
3に設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉
枠4、遊技盤40、上皿19、下皿27、灰皿29、操
作ハンドル30、機構板100、玉発射装置87があ
る。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に
遊技者に遊技玉を貸し出すためのカードユニット装置3
1が付設されている。
【0015】前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の
遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着され
ている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5
の外周に沿って、装飾ランプ6〜8,9’,10’が臨
んでいる。この装飾ランプ6〜8,9’,10’は、遊
技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の
遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊
技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓
5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述
する玉切れスイッチ115が作動したとき)を報知する
玉切れランプ9や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(な
お、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)
が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが
設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,
9’,10’の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、
緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。
特に、玉切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ラ
ンプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に
対して状況を報知するようになっている。また、スピー
カ12a,12bは、異常が生じたときに、その旨を報
知する報知音も発生するようになっている。また、スピ
ーカ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取
り付けられてスピーカ12a,12bから発生される音
声を通すようになっている。また、スピーカ12a,1
2bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞ
れ光装飾用の装飾LED37,38が前面開閉枠4に取
り付けられている。また、円形透視窓5の外周には、証
紙台13に貼付された証紙13a(図2参照)を視認す
るための透視レンズ39が設けられている。証紙台13
は、遊技領域41以外となる遊技盤40の表面に取り付
けられる。
【0016】上記した装飾ランプ6〜8,9’,1
0’、玉切れランプ9、賞球ランプ10は、図3に示す
ように、プリント配線基板で構成されるランプ基板6
a,7a,8a,9a,10aに実装されて前面枠3の
前面側に取り付けられている。装飾LED37,38
は、プリント配線基板で構成されるLED基板37a,
38aに実装されて前面開閉枠4の裏面側に取り付けら
れている。なお、ランプ基板9a,10aには、それぞ
れ玉切れランプ9、賞球ランプ10以外に装飾ランプ6
〜8と同様の装飾ランプ9’,10’も実装されてい
る。そして、各ランプ基板6a,7a,8a,9a,1
0aが枠用電飾中継基板15に接続され、各LED基板
37a,38aが枠用電飾中継基板16に接続されてい
る。枠用電飾中継基板15,16は、前面枠3の裏面下
部に取り付けられる中継基板端子台95に止着される枠
用電飾中継基板96に接続された後、後述する電飾制御
基板80に接続されている。電飾制御基板80は、後述
する主基板151からの情報信号の種類に応じて上記し
た装飾ランプ6〜8,9’,10’、玉切れランプ9、
賞球ランプ10、装飾LED37,38を表示制御する
ものである。なお、枠用電飾中継基板15は、前面枠3
の前面側に取り付けられ(これに対応してランプ基板も
前面枠3の前面側に取り付けられている)、枠用電飾中
継基板16は、前面開閉枠4の裏面側に取り付けられて
いる(これに対応してLED基板も前面開閉枠4の裏面
側に取り付けられている)。
【0017】また、前記スピーカ12a,12bから延
びる配線は、前面開閉枠4の上方左右裏面に取り付けら
れる効果音中継基板17a,17bに一旦接続され、そ
の後、前面枠3の裏面下部に取り付けられる中継基板端
子台95に止着される効果音中継基板97に接続された
後、後述する効果音制御基板82に接続されている。効
果音制御基板82は、主基板151からの情報信号の種
類に応じてスピーカ12a,12bを駆動制御するもの
である。
【0018】次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられ
る上皿19の構成について説明すると、上皿19は、複
数の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することに
より構成されている。上皿19の開放側の上方には、玉
抜き操作レバー21が設けられている。この玉抜き操作
レバー21は、左右方向に移動可能に設けられ、スプリ
ング(図示しない)の付勢力に抗して一方向に移動させ
ることにより、上皿19に貯留されていた玉を裏面側に
形成される玉抜き路(図示しない)を流下させて下皿2
7に誘導するものである。
【0019】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞玉
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発
射位置に玉を供給するものである。また、上皿19に
は、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット
装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。この操作部は、球貸スイッチ24
と返却スイッチ25(共に図4に符号のみを記載)と表
示LED(図示しない)が実装される残高表示基板23
からなり、該残高表示基板23が上皿19の上面に臨む
ように設けられている。
【0020】球貸スイッチ24は、カードユニット装置
31によって遊技玉を借り受ける際に操作するものであ
り、返却スイッチ25は、遊技終了の際にカードユニッ
ト装置31のカード挿入口34に差し込まれたカードを
返却するためのものである。また、残高表示器は、カー
ドユニット装置31のカード挿入口34に差し込まれた
カードの残額が表示されるものである。なお、上皿19
に設けられる上記した球貸スイッチ24、返却スイッチ
25、及び表示LEDが実装される残高表示基板23か
ら延びる上皿配線は、前面枠3の軸支側の下部に形成さ
れる配線通し開口(図示しない)から前面枠3の裏側に
引き出されて後述する払出制御基板144に接続されて
いる。なお、上皿19の開放側末端は、前面枠3の前面
側で最も前方に突出した錠用凸部22となっており、こ
の錠用凸部22には、前面開閉枠4を前面枠3に対して
施錠し且つ前面枠3を外枠2に対して施錠する施錠装置
84(図5参照)を操作するためのシリンダー錠26が
臨んでいる。
【0021】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球
通路(図示しない)を介して接続樋93(図5参照)か
ら排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下
皿27の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライド
可能に取り付けられるようになっている。この玉抜き操
作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留さ
れていた賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に
移し替えることができる。また、下皿27の左側には、
灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設
けられている。操作ハンドル30は、図5に示す玉発射
装置87の発射装置電動機88(ステッピングモータ)
の駆動を一時的に停止させるための単発発射スイッチ9
1及び遊技者が操作ハンドル30を触れていることを検
知するタッチセンサ92(図4に符号のみ記載)を内蔵
していると共に、弾発力を調節する指掛け部30a(図
1参照)を備えるものである。
【0022】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置31が隣接されている。このカードユ
ニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前
述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等の操作部
を操作することにより作動されるものである。しかし
て、カードユニット装置31は、使用可能状態であるか
否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニ
ット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器33と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード挿入口34とが設
けられている。そして、このように構成されるカードユ
ニット装置31は、独自の制御回路によって制御される
ものであるが、後述する払出制御基板144とカードユ
ニット配線35を介して接続されている(図4参照)。
【0023】一方、弾球遊技機1の背面には、図5に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板100が設け
られると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有
する玉発射装置87が固着され、その玉発射装置87の
側方には、機構板100の余剰球通路から流下してきた
玉を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着され、更
に、接続樋の側方に中継基板取付台95が取り付けら
れ、外枠2に対する前面枠3の開放側裏面に外枠2の掛
止片85に対する前面枠3の施錠及び前面枠3に対する
前面開閉枠4の施錠を行う施錠装置84が設けられてい
る。
【0024】上記した構成のうち、玉発射装置87に
は、発射制御基板90が付設されており、この発射制御
基板90によって玉発射装置87が駆動制御されるよう
になっている。なお、発射制御基板90は、発射制御基
板ボックス89内に収容されており、この発射制御基板
ボックス89から外部に露出している位置に設けられる
コネクタを介して払出制御基板144と接続されており
(図4参照)、所定の状態となったときに払出制御基板
144から停止信号をうけて打玉の発射を行えないよう
になっている。また、中継基板取付台95には、枠用電
飾中継基板96と効果音中継基板97と発射制御信号中
継基板98と発射制御電源中継基板99とが所定の位置
に取り付けられている。
【0025】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について
順次説明する。
【0026】まず、主に図2を参照して,本実施形態の
要部を構成する遊技盤40について説明する。遊技盤4
0は、前面枠3の表面側に形成される遊技盤装着部17
5(図7参照)に装着固定されるべく、ほぼ正方形状の
合板により形成され、その表面には、円形うず巻き状に
誘導レール42が取り付けられ、該誘導レール42の内
側が遊技領域41とされて発射された打玉が落下するも
のである。遊技領域41には、図示の場合、特別可変表
示装置44、特別可変入賞球装置48、普通可変入賞球
装置58等が設けられると共に、単に打玉を入賞とする
入賞口、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は
多数の障害釘が設けられ、また、遊技領域41の最下方
には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込ま
れるアウト口69が設けられている。
【0027】遊技盤40の上部であって幅方向ほぼ中
央、及び下部であって幅方向中央からやや左寄りの位置
には、それぞれ位置決め孔160a,160bが穿設さ
れている。また、遊技盤40の左側端面からやや右寄り
の位置で上端部及び下端部には、それぞれ挿通部161
a,161bが形成されている。この挿通部161a,
161bは、隅角部に曲面が施された長方形状の切り欠
き部として形成されるものである。また、遊技盤40の
右側上方の隅角部,幅方向中央からやや左寄りの上端
部,左側端部の高さ方向ほぼ中央,幅方向中央からやや
左寄りの下端部,及び右側下方の隅角部には、それぞれ
支持凹部162a〜162eが形成されている。この支
持凹部162a〜162eは、隅角部に曲面が施された
長方形状の溝として遊技盤40の裏面側に形成されるも
のである。また、遊技盤40の右側端部には、上下2箇
所にそれぞれ固定凹部163a,163bが形成されて
いる。この固定凹部163a,163bは、挿通部16
1a,161bと同様、隅角部に曲面が施された切り欠
き部として形成されるものであるが、挿通部161a,
161bに比べてその切り欠きの深さが浅く形成されて
いる。更に、遊技盤40の左側端部には、上下2箇所に
それぞれ表面支持部当接部164a,164bが形成さ
れている。この表面支持部当接部164a,164b
は、隅角部に曲面が施された切り欠き部として形成され
るものであるが、固定凹部163a,163bと同様、
挿通部161a,161bに比べてその切り欠きの深さ
が浅く形成されている。
【0028】なお、遊技盤40は、ベニヤ板により形成
されるものであり、ベニヤ板の寸法精度は、±0.5m
m程度とあまり高くないが、ベニヤ板に上記のような支
持凹部162a〜162eや固定凹部163a,163
bを加工する際、前記位置決め孔160a,160bを
基準としてベニヤ板の寸法精度よりも高い加工精度で加
工することができる。このように、遊技盤40に支持凹
部162a〜162eや固定凹部163a,163bが
加工されていることにより、遊技盤40の装着位置を正
確に位置決めすることができ、遊技盤40取付時のガタ
つきを防止することができるものである。
【0029】次に、遊技領域41の構成をその遊技動作
に従ってより詳細に説明すると、遊技領域41の中央よ
りやや上方の左右両側には、それぞれ通過玉検出器6
1,62が設けられている。この通過玉検出器61,6
2は、遊技領域41を落下する打玉の通過を検出する
と、その検出信号に基づいて特別可変表示装置44の上
部側に設けられる左右一対のLEDからなる普通図柄表
示器63を可変表示(点灯移動)して表示結果を導出す
る(左右いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。
しかして、普通図柄表示器63の表示結果が予め定めら
れた当りLEDの点灯である場合に、普通可変入賞球装
置58が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器6
3の可変時間は、通常確率モードのときに相対的に長く
(例えば、30秒)、確率変動モードのときに相対的に
短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、普通
図柄表示器63の左右側方には、普通図柄表示器63の
可変表示中に通過玉検出器61,62を通過した打玉数
を記憶表示する普通図柄記憶LED64(最高4個まで
記憶表示する)が設けられている。
【0030】普通可変入賞球装置58は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される特別可変表示装置44と遊技領
域41の前記アウト口69の上部に配置される特別可変
入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド59によ
って開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞
球装置である。そして、普通可変入賞球装置58には、
始動玉検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け
入れた入賞玉を検出するようになっている。しかして、
打玉が始動玉検出器60によって検出されると特別可変
表示装置44が可変表示を開始する。なお、普通可変入
賞球装置58の開放時間は、通常確率モードのときに相
対的に短く(例えば、0.5秒)、確率変動モードのと
きに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。ま
た、普通可変入賞球装置58が開放していない場合でも
打玉を受け入れるようになっている。
【0031】特別可変表示装置44は、複数の図柄を可
変表示する液晶タイプの可変表示器からなり、遊技領域
のほぼ中央に配置される。そして、可変表示器の変動停
止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組
合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃
った場合)である場合に、特定遊技状態となって特別可
変入賞球装置48の開閉板49(大入賞口)を次に説明
する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、大
当り図柄の組合せの一部は、確率変動図柄として設定さ
れ、この確率変動図柄で大当り遊技状態となったときに
は、その大当り遊技状態終了後における前記普通図柄表
示器63における当り(当りLEDの点灯)の出現確率
や特別可変表示装置44における大当り図柄の出現確率
が高くなる確率変動モードとなるように設定されてい
る。また、特別可変表示装置44には、前述したような
普通図柄表示器63及び普通図柄記憶LED64に加え
て、可変表示器の外周部分を光装飾する飾りLED45
と、可変表示器の可変動作中に前記始動玉検出器60に
よって検出された玉数を記憶表示する特別図柄始動記憶
LED46(最高4個まで記憶表示する)と、が設けら
れている。
【0032】特定遊技状態となったときに駆動制御され
る特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50によって
開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に受
け入れられた打玉を検出する入賞個数検出器52が設け
られている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉板
49の内側)には、打玉の検出(V入賞検出)に伴って
大当り遊技状態の継続権を成立させる特定玉検出器51
が設けられており、該特定玉検出器51の上方には、一
旦V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは
打玉が特定玉検出器51を通過しないようにするVシャ
ッター(図示しない)が設けられている。このVシャッ
ターは、ソレノイド43によって開閉駆動が行われる。
しかして、大当り遊技状態となった場合には、一定時間
(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内
に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで
開閉板49を開放(以下、この開放を開放サイクルとい
う)し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉が特
定玉検出器51によって検出されたときに継続権が成立
して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サ
イクルにおいて継続権が成立していることを条件に最高
16回の開放サイクルを繰り返すことができるようにな
っている。
【0033】また、特別可変入賞球装置48には、入賞
玉検出器55a,55bを内蔵する通常入賞口54a,
54bや開閉板49が開放していることを表示するアタ
ッカーランプ56が設けられている。また、遊技領域4
1には、上記した構成以外に、それぞれに飾りランプ4
7a,47b及び入賞玉検出器65a,65bを内蔵す
る入賞口61a,61b、サイド飾りランプ67aを内
蔵するサイド飾り67、等が設けられている。
【0034】以上説明した本実施形態において、打球が
入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞玉を検出するた
めの信号が導出される入賞玉検出器51,52,55
a,55b,65a,65bがすべて設けられている。
これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を
払い出すために使用されるものである。しかして、これ
らの入賞玉検出器51,52,55a,55b,65
a,65bは、図3に示すように、次に説明する中継基
板77を介して主基板151に接続され、主基板151
では、これらの検出器からの検出信号を記憶すると共に
順次払出制御基板144に賞球個数信号を導出して入賞
に対応する賞球を払い出すように後述する玉払出装置1
16を駆動制御するようになっている。なお、検出器5
2は、開閉板49の開放を規制するための計数機能を兼
用している。
【0035】また、始動玉検出器60は、図3に示すよ
うに、中継基板77を介することなく直接主基板151
と接続されて始動信号と入賞信号(ただし、他の入賞玉
検出器51,52,55a,55b,65a,65bに
よって導出される賞球個数情報は、相対的に多い個数、
例えば、13個や15個であるのに対し、始動玉検出器
60に基づく賞球個数情報は、相対的に少ない個数、例
えば、5個や7個である)を入力している。これは、始
動玉検出器60からの配線を直接主基板151に接続す
ることにより、その途中に不正な回路基板を組み込んだ
配線(ぶら下がり基板等と称されている)が接続されて
いるか否かの発見を容易にするためである。また、始動
玉検出器60と主基板151とを直接接続する配線は、
他の配線の色と明らかに異なる色(本実施形態の場合に
は、ピンクと黄の蛍光色)としたので、この点からも始
動玉検出器60からの配線に不正が行われているか否か
を見分け易い。
【0036】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する各カバー体70,71の裏面に取り付
けられる盤用電飾中継基板76及び中継基板77を介し
て主基板151や電飾制御回路80に接続されるように
なっている。即ち、図3に示すように、遊技盤40に設
けられる各スイッチ51,52,55a,55b,65
a,65b,61,62及び各ソレノイド43,50,
59は、中継基板77を介して主基板151に接続さ
れ、遊技盤40に設けられる飾りランプを実装している
飾りランプ基板56,67a、遊技盤40に設けられる
飾りLEDを実装している飾りLED基板45及び記憶
表示LED46,64は、盤用電飾中継基板76を介し
て電飾制御回路80に接続されている。
【0037】一方、遊技盤40の裏面には、図6に示す
ように、前記特別可変表示装置44の裏面が突出して設
けられている。この特別可変表示装置44の裏面部分に
は、表示制御基板75が表示制御基板カバー74に被覆
されて取り付けられている。表示制御基板75は、特別
可変表示装置44の可変表示器の可変表示動作を主基板
151からの情報信号の種類に応じて駆動制御するもの
である。なお、表示制御基板カバー74は、その外周端
部に突設された取付片74aが遊技盤40にビス止めさ
れて取り付けられている。
【0038】また、上記した特別可変表示装置44裏面
の周囲には、カバー体70が取り付けられ、このカバー
体70に連通するようにその下部に入賞玉誘導カバー体
71が取り付けられている。カバー体70には、その中
央に前記特別可変表示装置44の裏面が貫通する窓孔7
2が形成され、カバー体70の左側後面には、盤用電飾
中継基板76と、情報端子基板78と、が取り付けられ
ている。盤用電飾中継基板76は、前述したように遊技
盤40の遊技領域41に設けられるスイッチ、ランプ、
ソレノイド、LED等の電気部品と主基板151又は電
飾制御基板80との接続を中継するものである。情報端
子基板78は、図3に示すように、弾球遊技機1の営業
管理上必要な遊技情報(例えば、大当り遊技状態中であ
る旨を報知する大当り1情報、確率変動図柄で大当り遊
技状態となり、その大当り状態中及びその大当りによる
確率変動中である旨を報知する大当り2情報(大当り中
と確率変動中に出力され続ける信号)、確率変動図柄に
よる大当り状態終了後の確率変動中である旨を報知する
確率変動情報、始動玉検出器をONした打玉の数を報知
する始動口情報、特別可変表示装置の可変動作回数を報
知する図柄確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動
作回数を報知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入
賞球装置の開閉回数を報知する役物回数情報)を遊技場
に設置される管理コンピュータに出力するための外部接
続端子を有し、これらの情報が主基板151から与えら
れるようになっている。更に、どの図柄で大当りした
か、どの図柄で停止したか等の情報を出力するようにし
てもよい。
【0039】また、入賞玉誘導カバー体71の後面側に
は、中継基板77と、電飾制御基板80及び効果音制御
基板82を収容する制御基板ボックス79と、が取り付
けられている。電飾制御基板80は、図3に示すよう
に、遊技盤40の遊技領域41(必ずしも遊技領域41
の内部に設けられなくてもよく、遊技盤40に設けられ
ていれば良い)に設けられる飾りランプや飾りLED、
及び前面枠3や前面開閉枠4に設けられる飾りランプや
飾りLED等を主基板151からの情報信号に応じて一
括して駆動制御するものである。電飾制御基板80の上
部には、多数のコネクタ80a〜80eが実装され、そ
の下部がMPUやROM等のICチップが実装される領
域となっている。また、効果音制御基板82は、前記ス
ピーカ12a,12bを駆動制御するものであり、主基
板151からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効
果音を発生させるものである。効果音制御基板82の上
部には、多数のコネクタ82a〜82cが実装され、そ
の下部がMPUやROM等のICチップが実装される領
域となっている。また、効果音制御基板82には、音量
を切り替える音切替スイッチ83が設けられている。
【0040】以上、遊技盤40の構成について詳細に説
明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、
後に詳述するように、前面枠3の表面側に形成される遊
技盤装着部175(図7参照)に装着固定されるように
なっている(図9参照)。遊技盤装着部175の下方部
は、平板状の支持板となって遊技盤40の下辺を載置す
るようになっており、その支持板のほぼ中央にアウト玉
を誘導するアウト玉誘導通路(図示しない)が形成され
ている。また、遊技盤40を遊技盤装着部175に装着
固定した状態においては、その裏面から機構板100が
被覆されることとなるが、その機構板100は、前面枠
3裏側の一側側面に固定される軸受金具(図示しない)
の上下に突設される軸ピンに機構板100の一側に固定
される軸支金具(図示しない)の掛止穴を係止すること
により、開閉自在に軸支され、また、前面枠3裏側の適
宜位置に植立される係止ピン(図示しない)と機構板1
00に設けられる機構板係止レバー149とを係合させ
ることにより、機構板100を閉じた状態で保持するこ
とができるようになっている。なお、機構板100は、
前面枠3に対して固定されて開閉できないものであって
もよい。
【0041】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板100の構成について図5を参照して説明する。図
5において、機構板100は、主として賞球を貯留する
賞球タンク105と該賞球タンク105に貯留された賞
球を下流側に整列しながら誘導する玉整列レール部材1
08及びカーブレール部材111とが設けられる上部構
成部と、カーブレール部材111からの玉を誘導する玉
通路114と入賞に基づく賞球を払い出す玉払出装置1
16とが設けられる中間構成部と、主として遊技盤40
に打ち込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理機構が
設けられる下部構成部と、が背面から見て開口窓102
を構成するように機構板主体101上に一体的に形成さ
れている。このため、機構板100を閉じた状態におい
て遊技盤40の裏面主要部が開口窓102から外部に臨
むようになっているため、遊技盤40の裏面構造が前述
したように、特別可変表示装置44の裏面及び表示制御
基板カバー74を有する複雑なものであっても、機構板
100の開閉動作をスムーズに行うことができる。な
お、開口窓102の中央よりやや下方には、該開口窓1
02の両側端から架け渡した状態で後方に突出形成され
た横架突出板103が設けられ、該横架突出板103に
後述する主基板ボックス150の上部が取り付けられる
ようになっている。
【0042】そこで、以下、機構板100の構成につい
て説明する。まず、機構板100の上部構成部には、多
量の賞球を貯留する賞球タンク105と、該賞球タンク
105から供給される賞球を仕切壁によって複数列(本
実施形態の場合、2列)に整列して流下させる玉整列レ
ール部材108と、該玉整列レール部材108によって
誘導された賞球を後述する玉払出装置116に向けて方
向転換するカーブレール部材111と、該カーブレール
部材111の上方に設けられた情報端子基板132がそ
れぞれ所定の位置に設けられている。
【0043】賞球タンク105は、その底面に揺動自在
に軸支されて図示しないバネにより上方向に付勢される
玉切れ情報検知レバー(図示しない)が設けられ、該玉
切れ情報検知レバーの下方に、玉切れ情報スイッチ10
7が固定されている。この玉切れ情報スイッチ107
は、後述する情報端子基板132に接続されて賞球タン
ク105内に賞球が不足したときに図示しない管理コン
ピュータに玉切れ信号を出力するようになっている。上
記した賞球タンク105の下流側に配置される玉整列レ
ール部材108は、上部構成部の一端から他端に向けて
傾斜状に取り付けられ、その内部中央に2条の仕切壁
(図示しない)が立設されて賞球タンク105から流出
した賞球を下流に向かって2列に整列させるようになっ
ている。また、玉整列レール部材108の下流側上部に
は、玉ならし部材109が支軸を支点として揺動自在に
垂下され、玉整列レール部材108上を上下2段となっ
て流下する賞球を玉ならし部材109に埋設される重錘
の作用によって1段とするようになっている。
【0044】上記した玉整列レール部材108の下流側
上部には、外部との信号線が接続される外部接続端子1
33を有する情報端子基板132が設けられる。情報端
子基板132に設けられる外部接続端子133は、外部
(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機1との間の
信号線を接続する玉切れ情報出力端子と球貸情報出力端
子と賞球情報出力端子等を有し、更に、前記玉切れ情報
スイッチ107が接続されるコネクタ132aと、払出
制御基板144が接続されるコネクタ132bと、主基
板151が接続されるコネクタ132cと、を有して構
成されている。
【0045】上部構成部には、上記した構成以外に、そ
の開放端部及び情報端子基板132の上部に対応する位
置に機構板係止レバー149が一端を支持されて回動自
在に設けられている。機構板係止レバー149には、前
面枠3の裏面側の所定の位置に植立固定される係止ピン
(図示しない)の先端部と係合する溝が形成されてお
り、この溝と係止ピンとの係合を解除するように回動さ
せることにより、機構板100の前面枠3の裏面側への
固定状態を解除することができる。なお、機構板係止レ
バー149は、上部構成部の開放端部及び下部構成部の
開放端部に設けられているため、機構板100の前面枠
3の裏面側への固定状態を堅固に安定化させることがで
きるようになっている。
【0046】次に、機構板100の中間構成部の上部に
は、前記玉整列レール部材108の下流端に連通して賞
球の向きを180度変換して導くカーブレール部材11
1が設けられている。このカーブレール部材111も賞
球を2列に整列して下流側に導くように区画形成されて
いる。また、カーブレール部材111のヘアピン状の屈
曲部には、図示しない玉抜き弁が揺動自在に設けられ、
その玉抜き弁の側方から下流側に向けて玉抜き通路11
2が形成されている。玉抜き通路112は、玉抜き弁が
操作されたとき(例えば、営業が終了して賞球タンク1
05に貯留される賞球を外部に抜く必要が生じたと
き)、賞球タンク105及び玉整列レール部材108に
貯留されていた賞球を玉抜き通路112を通し弾球遊技
機1の外部に誘導するものである。
【0047】また、カーブレール部材111の下流側に
は、垂直状に玉通路部材が設けられる。具体的には、左
右2列の玉通路114から玉通路部材が構成され、該2
列の玉通路114には、それぞれ玉切れスイッチ115
が通路に臨むように設けられている。この玉切れスイッ
チ115は、図3に示すように、枠用スイッチ中継基板
142を介して主基板151に接続され、玉切れスイッ
チ115が玉を検出しなくなったときには、次に説明す
る玉払出装置116の払出モータ118の作動を停止し
て玉の払出を不能動化させるようになっている。
【0048】上記した玉通路部材の下方に取着される玉
払出装置116は、ほぼ直方体形状をなすケースの内部
に収納されて機構板主体101の前面側に着脱自在に取
り付けられるようになっている。玉払出装置116の構
造について簡単に説明すると、ケース内には、左右2列
の玉通路114と個々に連通する2条の玉通路(図示し
ない)が形成され、その玉通路の下端には、玉払出装置
116内の玉を1個づつ区切って下流端の玉排出口(図
示しない)から排出するスプロケット(図示しない)が
設けられている。スプロケットは、円柱状の部材の両端
に遊技玉を受け入れる間隔を保持して突設される複数の
突出部を備え、前記払出モータ118の駆動によって回
転するようになっている。また、玉排出口は、前後方向
に並列する2つの排出口からなり、前側の排出口は、玉
払出装置116から排出する玉を貸球として払い出す貸
球排出口として構成され、後側の排出口は、玉払出装置
116から排出する玉を賞球として払い出す賞球排出口
として構成されている。前側の排出口には、該排出口か
ら排出される玉数(貸球数)を検出するための球貸しカ
ウントスイッチ119(図4に符号のみ記載)が設けら
れている。後側の排出口には、該排出口から排出される
玉数(賞球数)を検出するための賞球カウントスイッチ
120(図4に符号のみ記載)が設けられている。ま
た、スプロケットの下流側には、玉を貸球排出口に送る
玉通路と賞球排出口に送る玉通路との間で通路を切り換
える切換弁(図示しない)が設けられており、該切換弁
は、通路切換ソレノイド117(図4に符号のみ記載)
の駆動によって球貸側の玉通路と賞球側の玉通路とを切
り換えるようになっている。更に、玉の払出動作を確実
に行うために払出モータ118の停止位置(正確には、
回転部材の停止位置)を検出するモータ位置センサ12
2(図4に符号のみ記載)が設けられている。
【0049】また、上記した玉払出装置116のケース
には、上記した通路切換ソレノイド117、払出モータ
118、カウントスイッチ119,120、モータ位置
センサ122が接続される払出ユニット中継基板124
が付設されている。この払出ユニット中継基板124
は、図3及び図4に示すように、払出制御基板144に
接続されると共に枠用スイッチ中継基板142を介して
主基板151にも接続されている。なお、上記した玉通
路114、玉切れスイッチ115、玉払出装置116、
及び払出ユニット中継基板124は、払出装置カバー1
64によって被覆されるようになっている。
【0050】次に、機構板100の下部構成部について
説明すると、下部構成部の後面側には、玉払出装置11
6の下端より賞球通路126が形成され、該賞球通路1
26の下端に上皿連通口(図示しない)が形成されてい
る。この上皿連通口は、弾球遊技機1の前面に設けられ
る上皿19に賞球を導くものである。上皿連通口の一側
側方には、余剰球通路が接続されている。しかして、入
賞に基づく賞球が多数払い出されて上皿19が賞球で満
杯となり、遂には上皿連通口に到達してさらに賞球が払
出続けられたときには、賞球は、余剰球通路に導かれ、
その後、前記接続樋93を介して前記下皿27に排出さ
れる。そして、さらに賞球が払出続けられたときには、
下皿27も満杯になるが、余剰球通路の一側側壁に設け
られた満タンスイッチ129部分にまで到達すると、満
タンスイッチ129がONされて、玉払出装置116の
モータ118の駆動を停止して賞球及び貸球の払出動作
を不能動化する。なお、上記した賞球通路126、玉抜
き通路112、及び余剰球通路の後面は、下部通路カバ
ー体128によって閉塞されている。
【0051】一方、下部構成部の前面側(遊技盤40に
当接する側)には、遊技盤40で発生した入賞玉を集合
する入賞玉集合樋(図示しない)が傾斜状に設けられて
いる。この入賞玉集合樋に集められた入賞玉は、打込玉
排出通路(図示しない)を通って弾球遊技機1の外部
(弾球遊技機の設置島の内部に形成される回収経路)に
放出される。打込玉排出通路には、入賞玉だけではなく
前記アウト口69に取り込まれたアウト玉及び前記玉抜
き通路112から玉抜きされた賞球も合流して放出され
るものである。
【0052】また、上記のように構成される機構板10
0の下部構成部の後面側には、電圧の異なる複数の電源
を生成する電源ユニット基板137を収容する電源ユニ
ットボックス136と、前記玉払出装置116の動作を
制御する払出制御基板144を収容する払出制御基板ボ
ックス143と、前記満タンスイッチ129、玉切れス
イッチ115、及び払出ユニット中継基板124と前記
主基板151との接続を中継する枠用スイッチ中継基板
142と、が設けられている。
【0053】電源ユニットボックス136は、前記開口
窓102の下部位置側に機構板主体101に突設される
係止爪(図示しない)に着脱自在に取り付けられ、内部
に収容される電源ユニット基板137には、電源線13
5が接続される電源コネクタが実装されている。電源コ
ネクタに接続される電源線135は、前記情報端子基板
132から機構板主体101の裏面側に形成される配線
処理溝(図示しない)に沿って機構板100の開放側下
部まで引き通され、直前位置で機構板主体101の表側
に引き出されて電源コネクタに接続される。また、電源
線135によって供給される電圧は、図4に示すよう
に、AC24Vの電圧であり、電源ユニット基板(電源
生成基板)137で生成される複数の電圧は、DC30
V、DC21V、DC12V、DC5Vの4種類であ
る。(但し、他の基板に対してAC24Vも供給す
る。)また、電源ユニット基板137は、主基板151
及び払出制御基板144の各CPUに駆動電源が供給さ
れていない間、各基板151,144のRAMの記憶内
容をバックアップ(保持)するために各基板151,1
44にバックアップ電源を供給するようになっている。
なお、電源ユニット基板(電源生成基板)137から電
源断信号が出力されることによって主基板151及び払
出制御基板144は、バックアップをするための処理を
行うようになっている。
【0054】上記した表示制御基板カバー74、制御基
板ボックス79、主基板ボックス150、払出制御基板
ボックス143、及び電源ユニットボックス136は、
その一部又は全部を透明の合成樹脂によって内部が透視
し得るように構成されている(ROM等の不正改造を容
易に視認できる)と共に放熱穴が形成されている。ま
た、制御基板ボックス79内に収容される効果音制御基
板82は、ROM(特に、効果音データを記憶している
ROM)さえ交換すれば簡単にリサイクルが可能であ
る。また、制御基板ボックス79内に収容される電飾制
御基板80、及び表示制御基板カバー74に被覆される
表示制御基板75も、盤面構成やランプ等の数を変えな
ければ、同様にROMを交換することによりリサイクル
可能である。つまり、遊技盤40の入れ替え時にそれら
ボックス毎回収し、ROMを取り出して書き換え又は交
換すれば、異なる内容の新しい機種用のものとすること
ができるので、その新しい機種の入れ替えの際にROM
だけを変えた制御ボックスを再び納品して再利用するこ
とができる。
【0055】以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の
構成、及び機構板100の構成について説明してきた
が、次に、配線接続される回路構成について、図3及び
図4を参照して説明する。主基板151には、遊技盤4
0に設けられる各スイッチ51,52,55a,55
b,65a,65bからの信号が中継基板77を介して
入力されると共に始動玉検出器60からの信号も入力さ
れ、また、満タンスイッチ129及び玉切れスイッチ1
15からの信号が枠用スイッチ中継基板142を介して
入力される。更に、主基板151には、払出ユニット中
継基板124及び枠用スイッチ中継基板142を介して
賞球カウントスイッチ120からの信号が入力されるも
のである。
【0056】上記した入力信号のうち、遊技盤40に設
けられる各スイッチ51,52,60,61,62,6
5a,65bからの入力信号に基づいて主基板151
は、遊技盤40に設けられるソレノイド43,50,5
9及び各記憶表示LED46,64を制御すると共に、
遊技状態に応じた電飾信号を電飾制御基板80に出力
し、遊技状態に応じた効果音信号を効果音制御基板82
に出力し、更に、大当り表示制御信号あるいはリーチ表
示制御信号又は外れ表示制御信号を表示制御基板75に
出力し、情報端子基板78に各種の遊技情報を出力す
る。電飾制御基板80は、主基板151から入力される
電飾信号の種類に応じて、各種ランプ6〜10,47
a,47b,56,67a及び各種LED37,38,
45,57を表示駆動制御し、効果音制御基板82は、
主基板151から入力される効果音信号の種類に応じて
スピーカ12a,12bを駆動制御する。また、表示制
御基板75は、主基板151から入力される表示制御信
号の種類に応じて各図柄表示器44,63の表示結果を
導出するように制御する。
【0057】また、満タンスイッチ129からの入力信
号に基づいて主基板151は、払出制御基板144に満
タン信号を出力し、その満タン信号に基づいて払出モー
タ118の駆動を停止したりする。また、満タンスイッ
チ129からの入力信号があったときには、主基板15
1は、次に説明する賞球可能信号を出力しないようにす
る。なお、満タンスイッチ129からの入力信号があっ
たときには、電飾制御基板80に満タン信号を出力して
所定のランプ又はLEDを表示駆動してその旨を報知す
るようにしてもよい。
【0058】また、遊技盤40に設けられる通過玉検出
器61,62を除く各スイッチ51,52,55a,5
5b,60,65a,65bからの入力信号に基づいて
主基板151は、払出制御基板144に賞球個数信号を
出力し、払出制御基板144は、その賞球個数信号及び
賞球可能信号の入力に基づいて払出モータ118を駆動
して所定個数の賞球を払い出す。また、賞球カウントス
イッチ120からの入力信号に基づいて主基板151
は、払い出されるべき賞球個数が検出されれば払出制御
基板144に賞球個数信号をクリアするクリア信号を出
力する。また、賞球カウントスイッチ120からの入力
信号に基づいて主基板151は、情報端子基板132に
賞球個数信号を出力し、この信号を情報端子基板132
から外部の管理コンピュータの出力する。更に、各スイ
ッチ51,52,55a,55b,60,65a,65
bからの入力信号に基づいて主基板151は、電飾制御
基板80(及び効果音制御基板82)に賞球信号を出力
し、賞球ランプ10(又はスピーカ12a,12b)を
表示駆動してその旨を報知する。更に、玉切れスイッチ
115からの入力信号に基づいて主基板151は、払出
制御基板144に賞球可能信号を出力しないようにした
り、電飾制御基板80に賞玉切れ信号を出力して玉切れ
ランプ9を所定の態様で表示駆動する。
【0059】上記したように、主基板151には、遊技
動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を
制御するためのスイッチ入力、及び飾りランプ、飾りL
ED、スピーカ12a,12bを駆動制御するためのス
イッチ入力しか入力されず、主基板151と他の制御基
板144,80,82,75との関係においては、主基
板151から他の制御基板144,80,82,75に
向かって一方向の通信関係となる。このため、他の制御
基板144,80,82,75に不法な処理プログラム
を組み込んで主基板151で不正な処理を施そうとして
も実行することができないという利点があり、また、主
基板151の制御の一部を他の制御基板144,80,
82,75で担当しているので、主基板151の負担が
軽減されると共に、監督官庁による主基板151の検査
の容易化を図ることも可能である。
【0060】次に、払出制御基板144には、モータ位
置センサ122及び各カウントスイッチ119,120
からの信号が払出ユニット中継基板124を介して入力
され、残高表示基板23の球貸スイッチ24及び返却ス
イッチ25からの信号が入力され、カードユニット装置
31から各種の情報が入力されている。更に、主基板1
51から前述したように、賞球可能信号、賞球個数信
号、満タン信号が入力されるものである。上記した入力
信号のうち、モータ位置センサ122からの入力信号に
基づいて払出制御基板144は、貸球及び賞球の払出動
作において払出モータ118の停止位置、即ち回転部材
の停止位置を正確に制御すると共に回転部材が回転して
いるか否かを検出できる。また、カウントスイッチ11
9,120からの入力信号に基づいて払出制御基板14
4は、貸球及び賞球の正確な払出数を払い出すように払
出モータ118を駆動制御すると共に、情報端子基板1
32に賞球数情報及び貸球数情報を出力する。なお、賞
球数情報を主基板151から出力するようにしてもよ
い。
【0061】また、球貸スイッチ24からの入力信号に
基づいて払出制御基板144は、カードユニット装置3
1からの残額情報と照会して残額情報に余裕があるとき
に貸球要求信号を許容して払出モータ118を駆動し、
また、返却スイッチ25からの入力信号に基づいて払出
制御基板144は、カードユニット装置31にカードの
返却信号を出力する。また、カードユニット装置31か
らの各種の情報入力に基づいて払出制御基板144は、
残高表示基板23の残高表示器に残高情報を出力する。
更に、主基板151からの賞球可能信号、賞球個数信
号、満タン信号等に基づいて払出制御基板144は、前
述したように払出ユニット中継基板124を介して賞球
の払出動作を実行せしめたりする。なお、情報端子基板
132に接続される玉切れ情報スイッチ107からの入
力信号は、払出制御基板144に入力されることはな
く、そのまま玉切れ情報として外部の管理コンピュータ
等に出力される。
【0062】また、払出制御基板144には、弾球遊技
機1内に設けられるアース板152(図6に符号のみ図
示)が接続される。具体的に、アース板152は、上皿
19、下皿27、及び賞球タンク105の玉貯留部や機
構板100に形成される玉通路等に配置されて、貯留あ
るいは通過する遊技玉と接触する際にその遊技玉に帯電
した静電気を受ける。そして、アース板152で受けた
静電気は、払出制御基板144に送られ、最終的には払
出制御基板144に接続されたカードユニット装置31
から外部に放電される。
【0063】以上、配線接続される回路構成について説
明してきたが、次に、本実施形態の要部を構成する前面
枠3の構造について、図7を参照して説明する。図7
は、前面開放枠4を取り外した状態の前面枠3の正面図
である。前面枠3は、縦長な方形状に樹脂材料により形
成され、その表面中央部やや上方側には、遊技盤40を
装着固定するための、ほぼ正方形状に形成される遊技盤
装着部175が形成されている。また、前面枠3の左側
方上部及び前記灰皿29の上方には、前面開閉枠4を取
り付けるためのヒンジ166がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0064】遊技盤装着部175は、前面枠3の前面か
ら後面側に突出して段差状に形成されるものであり、底
部を構成する遊技盤装着部底板180,上方の立ち壁部
分を構成する上部壁177,左側の立ち壁部分を構成す
る左側方壁178,右側の立ち壁部分を構成する右側方
壁179及び下方の立ち壁部分を構成する遊技盤載置部
176から構成され、遊技盤装着部底板180のほぼ中
央には、遊技盤を40装着固定した際に、遊技盤40の
裏面側の表示制御基板カバー74等が挿通する裏面開口
165穿設されている。
【0065】遊技盤装着部175の右側上方、左側上
方、右側端部の上下2箇所、左側下方及び右側下方に
は、それぞれ遊技盤40の表面側を支持するための表面
支持部167a〜167fが遊技盤装着部175の内側
方向に向かって突設されている。この表面支持部167
a〜167fは、167a,167bが上部壁177の
奥行き方向ほぼ中央、167c,167dが左側方壁1
78の奥行き方向ほぼ中央167e,167fが右側方
壁179の奥行き方向ほぼ中央に突設されるものであ
り、その角部に曲面が施された長方形状に形成されてい
る。また、表面支持部167a〜167fの右側方端部
は、遊技機表面側に向かって折曲して形成され、それぞ
れ折曲部173a〜173fとして形成されている(図
10,図11,図13参照)。
【0066】表面支持部167aの右側方には裏面支持
部168aが、表面支持部167bの右側方には裏面支
持部168bが、表面支持部167cと167dとの間
には裏面支持部168cが、表面支持部167eの右側
方には裏面支持部168dが、表面支持部167fの右
側方には裏面支持部168eが、遊技盤装着部180表
面上に突設されている。この裏面支持部168a〜16
8eは、遊技盤40の裏面側を支持するためのものであ
る。また、裏面支持部168a〜168eのうち、16
8a,168b,168d,168eは、横長の薄板状
に形成されているが、168cは、表面支持部167c
の下方から表面支持部167dの上方に亘って縦長の長
方形状に形成されている。なお、168cの長さは、前
記支持凹部162cの長さよりもやや短く形成されてい
る。また、裏面支持部168a〜168eの高さ寸法
は、前記支持凹部162a〜162eの深さ寸法よりも
大きく設定されている。更に、裏面支持部168a〜1
68eの右側角部は、面取りされた形状になっている
(図10参照)。
【0067】裏面支持部168a,168bの上方に
は、上部壁177に沿ってそれぞれリブ169が突設さ
れている。このリブ169は、遊技盤40が前面枠3に
装着された際に、遊技盤40の上方の位置決めをするた
めのものである(図11乃至図13参照)。
【0068】右側方壁179の遊技盤装着部底板180
側には、遊技盤40を前面枠3に対して固定する際に操
作する固定手段170が、遊技盤装着部175の上下2
箇所に設けられている。この固定手段170には、遊技
盤40を前面枠3に対して固定した際に遊技盤40の側
方端面に形成された固定凹部163a,163bに当接
する円弧状の固定当接部171が形成されている。ま
た、固定手段170は、前面枠3の表面側から挿通した
支軸172を固定手段170の回転中心に挿通し、スプ
リング173を介して前面枠裏面側から袋ナット174
により螺着することにより、前面枠3に対して回動自在
に軸支されることとなる(図11参照)。
【0069】なお、表面支持部167a〜167f及び
裏面支持部168a〜168eは、図7に示すように、
正面から見て互いに重ならない位置に配置されている。
このため、遊技盤の同じ位置で表裏から遊技盤を支持す
ることがないため、遊技盤に多少の歪みがある場合でも
歪みを吸収することができ、前面枠に対して容易に装着
することができる。
【0070】以上、前面枠3の構造について説明してき
たが、次に、前面枠3に対して遊技盤40を取り付ける
手順について図8乃至図13を参照して説明する。図8
は、前面枠3に対して遊技盤40を載置した場合の前面
枠3の正面図であり、図9は、前面枠3に対して遊技盤
40を固定した場合の前面枠3の正面図であり、図10
は、図7のA−A線で切断した断面図であり、図11
は、図7のB−B線で切断した断面図であり、図12
は、図7のC−C線で切断した断面図であり、図13
は、図7のD−D線で切断した断面図である。
【0071】まず、前面枠3に設けられた2つの固定手
段170の固定当接部171が、前面枠3にほぼ隠れる
位置まで固定手段170を半時計方向に回動させる。次
に、遊技盤40を前面枠3に対してほぼ平行にした状態
で、前面枠3の表面側から遊技盤装着部175部分に挿
入し、遊技盤載置部176上に載置する。この際、挿通
部161aに表面支持部167aを、挿通部161bに
表面支持部167fを挿通させて挿入することにより、
表面支持部167a〜167fが遊技盤40と干渉する
ことがない。また、遊技盤40を遊技盤装着部175に
挿入する際、遊技盤40の裏面上端部がリブ169表面
上に沿っていくため、スムーズに遊技盤40が遊技盤装
着部175に挿入される。
【0072】遊技盤40を遊技盤装着部175に挿入
し、遊技盤装着部底板180方向に押し付けた場合に
は、遊技盤40は、支持凹部162a,162b,16
2d,162eにそれぞれ当接した裏面支持部168
a,168b,168d,168eにより支持されるこ
ととなる。この状態で、遊技盤40を左方向にスライド
させ、スライドさせた後、図9に示すように固定手段1
70を時計方向に回動させる。固定手段170を時計方
向に回動させると、固定手段170に形成された固定当
接部が固定凹部163a,163bにそれぞれ当接し、
遊技盤40が更に左方向へスライドする。この際、支持
凹部162a,162b,162d,162eは、横長
に形成されているため、裏面支持部168a,168
b,168d,168には、支持凹部162a,162
b,162d,162eが当接したまま遊技盤40がス
ライドすることとなる。
【0073】そして、遊技盤40が左方向へスライドす
ることにより、挿通部161aの右端部が表面支持部1
67aの裏面側に、遊技盤40の左側上方の角部が表面
支持部167bの裏面側に、表面支持部当接部164a
が表面支持部167cの裏面側に、表面支持部当接部1
64bが表面支持部167dの裏面側に、遊技盤40の
左側下方の角部が表面支持部167eの裏面側に、挿通
部161bの右端部が表面支持部167fの裏面側に挿
入されることとなる。これにより、遊技盤40の表面が
表面支持部167a〜167fの裏面側により支持さ
れ、遊技盤40が前方側へ倒れたり、落下したりするこ
とがない。このとき、表面支持部167a〜167fの
右側方端部は、前述のように、折曲部173a〜173
fが形成されているため、表面支持部167a〜167
fの下方に遊技盤40がスムーズに挿入されることとな
る。そして、上記のように遊技盤40が表面支持部16
7a〜167fの下方に挿入され、固定凹部163a,
163bが固定手段170によって固定されることによ
り、遊技盤40が前面枠3に装着固定されることとな
る。
【0074】前述のように、遊技盤40が前面枠3に装
着固定された際、遊技盤40の各部分が、図10乃至図
13に示すような状態で前面枠3に装着固定されること
になる。以下、図10乃至図13を参照して遊技盤40
が固定されている部分について説明する。
【0075】図10は、図7におけるA−A線で切断し
た断面図であり、裏面支持部168c上で切断した図で
ある。図10において、遊技盤40の左端部の裏面側に
形成された支持凹部162cに裏面支持部168cが当
接すると共に、遊技盤40の左端部の表面側には、表面
支持部167cの裏面側が当接している。このように、
遊技盤40の左端部の表裏に、表面支持部167c及び
裏面支持部168cが当接することにより、遊技盤40
の左端部が挟持され、固定されている。また、図中、表
面支持部167bは、遊技盤40の左側上部の角部表面
に当接するものであり、また、裏面支持部168bは、
遊技盤40の左側上部の裏面に形成された支持162b
に当接するものである。このように、遊技盤40の左側
上部の表裏に、表面支持部167b及び裏面支持部16
8bが当接することにより、遊技盤40の左側上部が挟
持され、固定されている。更に、図中、リブ169は、
上部壁177の左側に形成されるものであり、遊技盤4
0の左側上端部に当接して遊技盤40の左側上部の位置
決めをしている。
【0076】図11は、図7におけるB−B線で切断し
た断面図であり、固定手段170の支軸172の中心で
切断した図である。図11において、遊技盤40の右端
部の下方に形成された固定凹部163bには、固定手段
170の固定当接部171が当接することにより、遊技
盤40の右端部の下方が固定されている。また、図中、
表面支持部167aは、遊技盤40の右側上部の表面に
当接するものであり、また、裏面支持部168aは、遊
技盤40の右側上部の裏面に形成された支持162aに
当接するものである。このように、遊技盤40の左側上
部の表裏に、表面支持部167a及び裏面支持部168
aが当接することにより、遊技盤40の右側上部が挟持
され、固定されている。また、図中、リブ169は、上
部壁177の右側に形成されるものであり、遊技盤40
の右側上端部に当接して遊技盤40の右側上部の位置決
めをしている。なお、遊技盤40の右端部の上方には、
固定凹部163aが形成され、この固定凹部163aに
固定手段170の固定当接部171が当接することによ
り、遊技盤40の右端部の上方が固定されている。
【0077】図12は、図7におけるC−C線で切断し
た断面図であり、裏面支持部168a及びリブ169の
中心で切断した図である。図12において、表面支持部
167aは、遊技盤40の右側上部の表面に当接するも
のであり、また、裏面支持部168aは、遊技盤40の
右側上部の裏面に形成された支持162aに当接するも
のである。このように、遊技盤40の左側上部の表裏
に、表面支持部167a及び裏面支持部168aが当接
することにより、遊技盤40の右側上部が挟持され、固
定されている。また、図中、リブ169は、上部壁17
7の右側に形成されるものであり、遊技盤40の右側上
端部に当接して遊技盤40の右側上部の位置決めをして
いる。なお、リブ169は、図12に示すように、遊技
盤40を遊技盤装着部175に装着しやすいように、遊
技盤40の表側から裏側に向かってテーパ状に形成され
ている。
【0078】図13は、図7におけるD−D線で切断し
た断面図であり、表面支持部167a上で切断した図で
ある。図13において、遊技盤40の左端部の表面側に
は、表面支持部167dの裏面側が当接している。ま
た、図13には図示しないが、図10で示したように、
遊技盤40の左端部の裏面側には、支持凹部162cが
形成されて裏面支持部168cが当接している。このよ
うに、遊技盤40の左端部の表裏に、表面支持部167
d及び裏面支持部168cが当接することにより、遊技
盤40の左端部が挟持され、固定されている。
【0079】また、図10乃至図13に示すように、遊
技盤40が前面枠3に装着固定された際には、遊技盤4
0の後面側と遊技盤装着部底板180の前面側との間に
は、隙間が形成されるが、これは、前述のように、支持
凹部162a〜162eの深さ寸法が裏面支持部168
a〜168eの高さ寸法よりも小さいためである。
【0080】なお、上記した実施形態では、遊技盤40
の右側端部に固定凹部163a,163bが形成された
ものを示したが、固定凹部163a,163bが形成さ
れず、固定手段170の固定当接部171が遊技盤40
の右側端部に当接するものであってもよい。このように
構成することにより、遊技盤40に固定凹部163a,
163bを加工する必要がなくなるため、遊技盤40の
製造コストの低減を図ることができる。
【0081】また、上記した実施形態では、遊技盤40
の裏面側に支持凹部162a〜162eが形成されたも
のを示したが、支持凹部162a〜162eが形成され
ず、裏面支持部168a〜168eが遊技盤40の裏面
側に直接当接するものであってもよい。このように構成
することにより、遊技盤40に固定凹部163a,16
3bを加工する必要がなくなるため、遊技盤40の製造
コストの低減を図ることができる。
【0082】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技盤40が装着される遊技盤装着部175が形成
された前面枠3を備え、前記遊技盤40を遊技機前面側
から前記遊技盤装着部175に取付可能な弾球遊技機1
において、前記前面枠3は、前記遊技盤装着部175に
設けられ前記遊技盤40の裏面側に当接して前記遊技盤
40の裏面側を支持する裏面支持部168a〜168e
と、前記遊技盤装着部175に設けられ前記遊技盤40
の表面側に当接して前記遊技盤40の表面側を支持する
表面支持部167a〜167fと、遊技盤装着部175
の一側に設けられ且つ前記遊技盤40を前記前面枠3に
対して固定可能な固定手段170と、を備え、前記遊技
盤40の裏面側を前記裏面支持部168a〜168eに
当接させて遊技盤40を前記前面枠3と平行にすると共
に、遊技盤40を側方にスライドさせることで遊技盤4
0の表面側を表面支持部167a〜167fに当接さ
せ、さらに前記固定手段170により遊技盤3の側方を
固定することにより、遊技盤40を前面枠3に取り付け
ることを特徴とする。このように構成することにより、
遊技盤40を前面枠3に当接させて側方にスライドし、
固定手段170で遊技盤40の側方端面を押圧するだけ
で遊技盤40が前面枠に取り付けられるため、遊技盤4
0の前面枠3に対する装着作業を容易に行うことがで
き、複数の作業員を必要とすることなく、一人の作業員
でも容易に遊技盤40を前面枠3に取り付けることがで
きる。
【0083】また、本実施形態の構成によれば、前記固
定手段170には、前記遊技盤40の側方端面のみに当
接する固定当接部171が形成されていることを特徴と
する。このように構成することにより、固定手段170
は、遊技盤40の側方端面に当接することにより、遊技
盤40を前面枠3に対して固定するため、遊技盤40表
面側に固定手段170が現れることがなく、遊技機の美
観を損ねることがない。また、固定手段170が遊技盤
40の側方端面に当接するため、スライドさせた遊技盤
40がスライドされる前の位置に戻ってしまうことがな
い。
【0084】また、本実施形態の構成によれば、前記固
定手段170は、前記前面枠3に回動自在に軸支されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、固定手段170を回動させるだけで遊技盤40が前
面枠3に固定されるため、遊技盤40の前面枠3に対す
る固定作業を容易に行うことができる。
【0085】また、本実施形態の構成によれば、前記固
定当接部171は、円弧状に形成されていることを特徴
とする。このように構成することにより、固定手段17
0を回動する際に、固定当接部171が固定手段170
の回動に伴って遊技盤40の側方端面を摺動するため、
固定手段170をスムーズに回動することができる。
【0086】また、本実施形態の構成によれば、前記遊
技盤40には、該遊技盤40を前記遊技盤装着部175
に装着する際に前記表面支持部167a〜167fを挿
通させるための挿通部161a,161bが形成されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、遊技盤40を遊技盤装着部175に対して正面から
平行に当接させることができ、遊技盤40を遊技盤装着
部175に対して斜め方向から挿入する等の必要がな
く、遊技盤40の取付作業をさらに向上させることがで
きる。
【0087】また、本実施形態の構成によれば、前記遊
技盤40には、前記固定当接部171が当接するための
固定凹部163a,163bが形成されていることを特
徴とする。このように構成することにより、固定当接部
171と当接する部分を容易に認識することができ、固
定当接部171による摩耗、破損等に対する修理、メン
テナンス等を行い易くなる。
【0088】また、本実施形態の構成によれば、前記遊
技盤40には、前記裏面支持部168a〜168eが当
接するための支持凹部162a〜162eが形成されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、遊技盤裏面の支持部分を容易に認識することがで
き、裏面支持部168a〜168eによる摩耗、破損等
に対する修理、メンテナンス等を行い易くなる。
【0089】また、本実施形態の構成によれば、前記表
面支持部167a〜167fの端部には、遊技機表面側
に向かって折曲して折曲部173a〜173fが形成さ
れていることを特徴とする。このように構成することに
より、遊技盤装着部175で遊技盤40をスライドさせ
る際、遊技盤40と表面支持部167a〜167fとが
干渉することがなく、遊技盤40を表面支持部167a
〜167fに容易に当接させることができる。
【0090】また、本実施形態の構成によれば、前記表
面支持部167a〜167fと前記裏面支持部168a
〜168eは、互いに重ならない位置に配置されている
ことを特徴とする。このように構成することにより、遊
技盤40の同じ位置で表裏から遊技盤40を支持するこ
とがないため、遊技盤40に多少の歪みがある場合でも
歪みを吸収することができ、前面枠3に対して容易に装
着することができる。
【0091】更に、本実施形態の構成によれば、遊技盤
40が装着される遊技盤装着部175が形成された前面
枠3を備え、前記遊技盤40を遊技機前面側から前記遊
技盤装着部175に取付可能な弾球遊技機1において、
前記前面枠3は、前記遊技盤装着部175に設けられ前
記遊技盤40の裏面側に当接して前記遊技盤40の裏面
側を支持する裏面支持部168a〜168eと、前記遊
技盤装着部175に設けられ前記遊技盤40の表面側に
当接して前記遊技盤40の表面側を支持する表面支持部
167a〜167fと、遊技盤装着部175の一側に設
けられ且つ前記遊技盤40を前記前面枠3に対して固定
可能な固定手段170と、を備え、前記遊技盤40の裏
面側を前記裏面支持部168a〜168eに当接させて
遊技盤40を前記前面枠3と平行にすると共に、遊技盤
40を側方にスライドさせることで遊技盤40の表面側
を表面支持部167a〜167fに当接させ、さらに前
記固定手段170により遊技盤3の側方を固定すること
により、遊技盤40を前面枠3に取り付けることを特徴
とする。このように構成することにより、遊技盤40を
前面枠3に当接させて側方にスライドし、固定手段17
0で遊技盤40の側方端面を押圧するだけで遊技盤40
が前面枠に取り付けられるため、遊技盤40の前面枠3
に対する装着作業を容易に行うことができ、複数の作業
員を必要とすることなく、一人の作業員でも容易に遊技
盤40を前面枠3に取り付けることができる。
【0092】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技盤が装着される遊
技盤装着部が形成された前面枠を備え、前記遊技盤を遊
技機前面側から前記遊技盤装着部に取付可能な弾球遊技
機において、前記前面枠は、前記遊技盤装着部に設けら
れ前記遊技盤の裏面側に当接して前記遊技盤の裏面側を
支持する裏面支持部と、前記遊技盤装着部に設けられ前
記遊技盤の表面側に当接して前記遊技盤の表面側を支持
する表面支持部と、遊技盤装着部の一側に設けられ且つ
前記遊技盤を前記前面枠に対して固定可能な固定手段
と、を備え、前記遊技盤の裏面側を前記裏面支持部に当
接させて遊技盤を前記前面枠と平行にすると共に、遊技
盤を側方にスライドさせることで遊技盤の表面側を表面
支持部に当接させ、さらに前記固定手段により遊技盤の
側方を固定することにより、遊技盤を前面枠に取り付け
ることを特徴とする。このように構成することにより、
遊技盤を前面枠に当接させて側方にスライドし、固定手
段で遊技盤の側方端面を押圧するだけで遊技盤が前面枠
に取り付けられるため、遊技盤の前面枠に対する装着作
業を容易に行うことができ、複数の作業員を必要とする
ことなく、一人の作業員でも容易に遊技盤を前面枠に取
り付けることができる。
【0093】また、請求項2の発明においては、前記固
定手段には、前記遊技盤の側方端面のみに当接する固定
当接部が形成されていることを特徴とする。このように
構成することにより、固定手段は、遊技盤の側方端面に
当接することにより、遊技盤を前面枠に対して固定する
ため、遊技盤表面側に固定手段が現れることがなく、遊
技機の美観を損ねることがない。また、固定手段が遊技
盤の側方端面に当接するため、スライドさせた遊技盤が
スライドさせる前の位置に戻ってしまうことがない。
【0094】また、請求項3の発明においては、前記固
定手段は、前記前面枠に回動自在に軸支されていること
を特徴とする。このように構成することにより、固定手
段を回動させるだけで遊技盤が前面枠に固定されるた
め、遊技盤の前面枠に対する固定作業を容易に行うこと
ができる。
【0095】また、請求項4の発明においては、前記固
定当接部は、円弧状に形成されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、固定手段を回動す
る際に、固定当接部が固定手段の回動に伴って遊技盤の
側方端面を摺動するため、固定手段をスムーズに回動す
ることができる。
【0096】また、請求項5の発明においては、前記遊
技盤には、該遊技盤を前記遊技盤装着部に装着する際に
前記表面支持部を挿通させるための挿通部が形成されて
いることを特徴とする。このように構成することによ
り、遊技盤を遊技盤装着部に対して正面から平行に当接
させることができ、遊技盤を遊技盤装着部に対して斜め
方向から挿入する等の必要がなく、遊技盤の取付作業を
さらに向上させることができる。
【0097】また、請求項6の発明においては、前記遊
技盤には、前記固定当接部が当接するための固定凹部が
形成されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、固定当接部と当接する部分を容易に認識す
ることができ、固定当接部による摩耗、破損等に対する
修理、メンテナンス等を行い易くなる。
【0098】また、請求項7の発明においては、前記遊
技盤には、前記裏面支持部が当接するための支持凹部が
形成されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、遊技盤裏面の支持部分を容易に認識するこ
とができ、裏面支持部による摩耗、破損等に対する修
理、メンテナンス等を行い易くなる。
【0099】また、請求項8の発明においては、前記表
面支持部の端部には、遊技機表面側に向かって折曲して
折曲げ部が形成されていることを特徴とする。このよう
に構成することにより、遊技盤装着部で遊技盤をスライ
ドさせる際、遊技盤と表面支持部とが干渉することがな
く、遊技盤を表面支持部に容易に当接させることができ
る。
【0100】また、請求項9の発明においては、前記表
面支持部と前記裏面支持部は、互いに重ならない位置に
配置されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、遊技盤の同じ位置で表裏から遊技盤を支持
することがないため、遊技盤に多少の歪みがある場合で
も歪みを吸収することができ、前面枠に対して容易に装
着することができる。
【0101】更に、請求項10の発明においては、遊技
盤が装着される遊技盤装着部が形成された前面枠を備
え、前記遊技盤を遊技機前面側から前記遊技盤装着部に
取付可能な弾球遊技機において、前記前面枠は、前記遊
技盤装着部に設けられ前記遊技盤の裏面側に当接して前
記遊技盤の裏面側を支持する裏面支持部と、前記遊技盤
装着部に設けられ前記遊技盤の表面側に当接して前記遊
技盤の表面側を支持する表面支持部と、遊技盤装着部の
一側に設けられ且つ前記遊技盤を前記前面枠に対して固
定可能な固定手段と、を備え、前記遊技盤の裏面側を前
記裏面支持部に当接させて遊技盤を前記前面枠と平行に
すると共に、遊技盤を側方にスライドさせることで遊技
盤の表面側を表面支持部に当接させ、さらに前記固定手
段により遊技盤の側方を固定することにより、遊技盤を
前面枠に取り付けることを特徴とする。このように構成
することにより、遊技盤を前面枠に当接させて側方にス
ライドし、固定手段で遊技盤の側方端面を押圧するだけ
で遊技盤が前面枠に取り付けられるため、遊技盤の前面
枠に対する装着作業を容易に行うことができ、複数の作
業員を必要とすることなく、一人の作業員でも容易に遊
技盤を前面枠に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る弾球遊技機を示す正面図であ
る。
【図2】弾球遊技機に設けられる遊技盤を示す正面図で
ある。
【図3】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図4】払出制御基板と各種制御基板及び電気部品との
関係を示すブロック図である。
【図5】弾球遊技機を示す背面図である。
【図6】遊技盤の裏面に取り付けられる各種構成部材を
示す背面図である。
【図7】前面開放枠を取り外した状態の前面枠の正面図
である。
【図8】前面枠に対して遊技盤を載置した場合の前面枠
の正面図である。
【図9】前面枠に対して遊技盤を固定した場合の前面枠
の正面図である。
【図10】図7のA−A線で切断した断面図である。
【図11】図7のB−B線で切断した断面図である。
【図12】図7のC−C線で切断した断面図である。
【図13】図7のD−D線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 2 外枠 3 前面枠 4 前面開閉枠 40 遊技盤 41 遊技領域 44 特別可変表示装置 70 カバー体(裏カバー体) 74 表示制御基板カバー 75 表示制御基板 79 制御基板ボックス(収容体) 80 電飾制御基板 82 効果音制御基板 100 機構板 150 主基板ボックス(収容体) 151 主基板(遊技制御基板) 161a,b 挿通部 162a〜162e 支持凹部 163a,b 固定凹部 164a,b 裏面支持部当接部 167a〜167f 表面支持部 168a〜168e 裏面支持部 169 リブ 170 固定手段 171 固定当接部 173a〜173f 折曲部 175 遊技盤装着部 176 遊技盤載置部 177 上部壁 178 左側方壁 179 右側方壁 180 遊技盤装着部底板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤が装着される遊技盤装着部が形成
    された前面枠を備え、前記遊技盤を遊技機前面側から前
    記遊技盤装着部に取付可能な弾球遊技機において、 前記前面枠は、前記遊技盤装着部に設けられ前記遊技盤
    の裏面側に当接して前記遊技盤の裏面側を支持する裏面
    支持部と、前記遊技盤装着部に設けられ前記遊技盤の表
    面側に当接して前記遊技盤の表面側を支持する表面支持
    部と、遊技盤装着部の一側に設けられ且つ前記遊技盤を
    前記前面枠に対して固定可能な固定手段と、を備え、 前記遊技盤の裏面側を前記裏面支持部に当接させて遊技
    盤を前記前面枠と平行にすると共に、遊技盤を側方にス
    ライドさせることで遊技盤の表面側を表面支持部に当接
    させ、さらに前記固定手段により遊技盤の側方を固定す
    ることにより、遊技盤を前面枠に取り付けることを特徴
    とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記固定手段には、前記遊技盤の側方端
    面のみに当接する固定当接部が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記固定手段は、前記前面枠に回動自在
    に軸支されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記固定当接部は、円弧状に形成されて
    いることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の弾
    球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技盤には、該遊技盤を前記遊技盤
    装着部に装着する際に前記表面支持部を挿通させるため
    の挿通部が形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技盤には、前記固定当接部が当接
    するための固定凹部が形成されていることを特徴とする
    請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技盤には、前記裏面支持部が当接
    するための支持凹部が形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記表面支持部の端部には、遊技機表面
    側に向かって折曲して折曲げ部が形成されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の弾
    球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記表面支持部と前記裏面支持部は、互
    いに重ならない位置に配置されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項8に記載のいずれかに記載の弾球遊
    技機。
  10. 【請求項10】 遊技盤が装着される遊技盤装着部が形
    成された前面枠を備え、前記遊技盤を遊技機前面側から
    前記遊技盤装着部に取付可能な弾球遊技機において、 前記前面枠は、前記遊技盤装着部に設けられ前記遊技盤
    の裏面側に当接して前記遊技盤の裏面側を支持する裏面
    支持部と、前記遊技盤装着部に設けられ前記遊技盤の表
    面側に当接して前記遊技盤の表面側を支持する表面支持
    部と、遊技盤装着部の一側に設けられ且つ前記遊技盤を
    前記前面枠に対して固定可能な固定手段と、を備え、 前記遊技盤の裏面側を前記裏面支持部に当接させて遊技
    盤を前記前面枠と平行にすると共に、遊技盤を側方にス
    ライドさせることで遊技盤の表面側を表面支持部に当接
    させ、さらに前記固定手段により遊技盤の側方を固定す
    ることにより、遊技盤を前面枠に取り付けることを特徴
    とする弾球遊技機における遊技盤取付方法。
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