JPH0644415Y2 - 無痛剥離ができる貼付剤 - Google Patents

無痛剥離ができる貼付剤

Info

Publication number
JPH0644415Y2
JPH0644415Y2 JP13460888U JP13460888U JPH0644415Y2 JP H0644415 Y2 JPH0644415 Y2 JP H0644415Y2 JP 13460888 U JP13460888 U JP 13460888U JP 13460888 U JP13460888 U JP 13460888U JP H0644415 Y2 JPH0644415 Y2 JP H0644415Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patch
bag
peeled
shape
painlessly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13460888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0255936U (ja
Inventor
雅昭 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc filed Critical Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Priority to JP13460888U priority Critical patent/JPH0644415Y2/ja
Publication of JPH0255936U publication Critical patent/JPH0255936U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0644415Y2 publication Critical patent/JPH0644415Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、無痛剥離ができる貼付剤に関する。
(ロ)従来の技術及びその課題 従来、医療用絆創膏、サージカルテープ、消炎鎮痛プラ
スター、湿布薬等の貼付剤は、貼付時に皮膚面に、貼着
剤や膏剤が付着しているため剥離するときに痛みを感
じ、また皮膚角質を剥離することから、かぶれ等を生起
するという欠点を有していた。
(ハ)課題を解決するための手段 本考案では、所定形状の貼付剤の所要位置に、剥離液を
収納した袋体を形成し、同袋体を、貼付剤の外表部より
押圧破壊できるべく構成してなる無痛剥離ができる貼付
剤及び、貼付剤の外形が略正六角方形状となっている無
痛剥離ができる貼付剤を提供せんとするものである。
(ニ)作用 この考案では、貼付剤を患部に貼付した後に剥離する場
合には、まず貼付剤の外表部より指等で貼付剤の袋位置
を押圧すると、袋体の底部が破壊されて袋体中に収納さ
れた剥離液が出てくることになり、剥離液は皮膚面と貼
付剤との間に浸透して貼付剤の剥離を容易とするもので
あり、またかかる貼付剤を患部に貼付する場合には、外
形が略正六角形であるために、各辺の適当なる合わせに
よる敷き並べ方によって、たとえ患部の形状が弯曲状で
あったり変形状であっても、患部全般を覆う形で貼付剤
を隣接密着状態に貼付することができものである。
(ホ)効果 この考案によれば、剥離液を収納した袋体を破壊するこ
とにより、剥離液を皮膚面と貼付剤との間に浸透させる
ことができるるため容易に無痛状態で皮膚面から貼付剤
を剥離することができ、皮膚のかぶれを防止できると共
に、外形を略正六角形状としたために、剥離液収納の袋
体から、剥離液が貼付剤全体にくまなく行きわたり、剥
離効果を更に向上でき、しかも、略正六角形状の故に貼
付剤の貼付時に患部の形状になじみやすい状態で貼るこ
とができ、貼付状態でも患部の動きを円滑に行いうる効
果を有する。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
は、本案貼付剤の平面図であり、第2図は第1図のI-I
線の要部断面図を示しており、第1図より分るように、
貼付剤(A)の外形は略正六角形状に形成されている。
そして、貼付剤(A)は、伸縮性を有した基布(A-1)
に膏剤(A-2)を塗膏して消炎鎮痛プラスターを構成し
ており、基布としては不織布・リント布・織布等を使用
し、膏剤としてはメントール・サリチルメチル・ハッカ
油・カンファー・チモール等の薬物を含有させている。
しかし、貼付剤(A)は、かかる消炎鎮痛プラスター以
外にもサージカルテープ・医療用絆創膏・湿布薬・テー
ピング包帯等にも応用できるものである。
かかる貼付剤(A)は、第2図に示すように基布(A-
1)の略中央部に小孔(1)を形成しており、同小孔
(1)の底部には破壊されやすい薄膜(2)を張設し、
小孔(1)の上部にはやや強度のある合成樹脂製の蓋体
(3)が***状に形成されており、小孔(1)と薄膜
(2)と蓋体(3)とにより、貼付剤(A)の略中央部
には密封状の中空の袋体(a)が構成されていることに
なる。
なお、中空の密封状の袋体(a)を構成するに際して
は、第4図に示すように、予め円形状の薄膜(2)の上
面中央に半球状の蓋体(3)を載置して、内部を中空に
した袋体(a)を別体として構成することができる。こ
れを単体基布(A-1)の小孔(1)に裏面より嵌入し
て、薄膜(2)の周縁上面と基布(A-1)の小孔周縁裏
面とを密着させ、次いで小孔を除いた基布(A-1)の裏
面に、膏剤(A-2)を塗布して貼付剤(A)を構成する
ことができる。
なお、袋体(a)の位置は基布(A-1)の略中央部以外
にも貼付剤(A)の種類等に応じて適当な位置に配設す
ることができる。
また、薄膜(2)は、第3図に示す通り蓋体(3)を上
方より押圧することにより、内部の圧力変化にともな
い、容易に破壊されやすい素材としており、他方蓋体
(3)は上方より押圧することができるように、やや弾
性を有した合成樹脂素材を使用している。
かかる中空の袋体(a)中には剥離液(B)が収納され
ており、この剥離液(B)は皮膚面と、軟膏剤との間に
浸透して皮膚面に貼着した軟膏剤を剥離しやすいように
するものであり、例えば塩水、リンガー液等を使用す
る。なお、必要に応じて、皮膚のかぶれ等を治療し、或
は予防する薬液を用いることもできる。
この考案の実施例では、貼付剤(A)の外形は正六角形
状としているが、それ以外の多角形状(菱形・三角形状
等)のものであってもよい。
また、袋体(a)は一個でなく、複数個を適当な位置に
配設しておくこともでき、また袋体(a)は円形以外に
も方形でき、また袋体(a)は円形以外にも方形、長方
形、貼付剤(A)の外形に沿った形等種々のものを考え
うる。
この考案の実施例は上記のように構成されているもので
あり、製造に際しては、例えば予め貼付剤のベースとな
る基布(A-1)を作成するときに、一体的に小孔(1)
の底部の薄膜(2)と蓋体(3)とを形成し、その内部
に剥離液(B)を収納しておくこともできるし、また予
め第4図に示すように袋体単体(a)を作成しておき、
これを基布(A-1)の小孔(1)中に嵌入して組合せる
ことにより貼付剤(A)を構成することもできるもので
あり、いづれにしても、貼付剤(A)を患部に貼付した
後に、剥離する場合には、蓋体(3)を上面より指等で
押圧することにより、内部圧力の変化で小孔(1)の底
部の薄膜(2)を破壊し内部の剥離液(B)を流出せし
めるものであり、この剥離液(B)を、皮膚面と膏剤と
の間に浸透させ貼付剤(A)の剥離を容易に、かつ無痛
状態で剥離できるようにするものであり、またかかる貼
付剤(A)を患部に貼付するに際しては、正六角形の外
形を利用して、第5図に示すように、変形患部にも充分
に対応してなじみやすい形状に貼付することができるも
のであり、また、略正六角形の略中央部に袋体(a)を
設けることにより、袋体(a)の破壊にて流出した剥離
液(B)の浸透を貼付剤の全面にわたって行いうるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案貼付剤の正面図。 第2図は、第1-I線の要部断面図。 第3図は、袋体を押圧している状態の説明図。 第4図は、袋体の単体の説明図。 第5図は、本案貼付剤の患部への貼付状態を示す説明
図。 (A):貼付剤 (1):小孔 (2):薄膜 (3):蓋体 (a):袋体 (B):剥離液

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状の貼付剤の所要位置に、剥離液を
    収納した袋体を形成し、同袋体を、貼付剤の外表部より
    押圧して底部を破壊できるべく構成してなる無痛剥離が
    できる貼付剤。
  2. 【請求項2】貼付剤の外形が略正六角方形状となってい
    る実用新案登録請求の範囲第1項の無痛剥離ができる貼
    付剤。
JP13460888U 1988-10-14 1988-10-14 無痛剥離ができる貼付剤 Expired - Lifetime JPH0644415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13460888U JPH0644415Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 無痛剥離ができる貼付剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13460888U JPH0644415Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 無痛剥離ができる貼付剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0255936U JPH0255936U (ja) 1990-04-23
JPH0644415Y2 true JPH0644415Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31393523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13460888U Expired - Lifetime JPH0644415Y2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 無痛剥離ができる貼付剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0644415Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7340269B2 (ja) * 2021-02-05 2023-09-07 株式会社Suw テーピングテープ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0255936U (ja) 1990-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200038252A1 (en) Tri-layered wound dressing and method therefor
US20220401714A1 (en) Applicator for water-soluble sheet-shaped preparation
SK278466B6 (en) The adhesive plaster containing an active agent
US6086912A (en) Topical drug delivery system
JPH0644415Y2 (ja) 無痛剥離ができる貼付剤
JP2019115718A (ja) マイクロニードルパッチの保護離型シート
JP4189837B2 (ja) 薬剤投与貼付材
JPH0136519Y2 (ja)
JP2004344389A (ja) 創傷保護剤の製造方法
JP2001026519A (ja) ゲルシート
JPH0140503Y2 (ja)
JP4455109B2 (ja) 魚の目治療用絆創膏
JP3207132U (ja) 下着に貼る湿布薬
JPS5828589Y2 (ja) 指圧代用容器のような貼り薬
KR0119565Y1 (ko) 상처 보호밴드
AU2009353789A1 (en) Transdermal therapeutic system
JP2000140000A (ja) 血管カテーテル刺入部の衛生管理用パッチ
KR200429866Y1 (ko) 피부첩부용 패치
JP4787399B2 (ja) 軟膏貼付材
JPS609223Y2 (ja) 貼薬シ−ト
JPH0429618Y2 (ja)
US20090053289A1 (en) Kit for the treatment of a corn or callus
JP3025501U (ja) 救急絆創膏
JPS6311142Y2 (ja)
JPH074805Y2 (ja) 医療補助用粘着シート