JPH0644310Y2 - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
- Publication number
- JPH0644310Y2 JPH0644310Y2 JP1988056415U JP5641588U JPH0644310Y2 JP H0644310 Y2 JPH0644310 Y2 JP H0644310Y2 JP 1988056415 U JP1988056415 U JP 1988056415U JP 5641588 U JP5641588 U JP 5641588U JP H0644310 Y2 JPH0644310 Y2 JP H0644310Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- power supply
- noise
- transformer
- line
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、スイッチング電源装置の出力ノイズ低減回路
に関するものである。従来スイッチング電源装置におい
て出力ノイズを低減するためには、出力コンデンサに高
周波インピーダンスの低いコンデンサを使用する方法、
出力コンデンサを多数並列に接続し、高周波インピーダ
ンスを低くする方法、出力端子に直接コンデンサを接続
し、測定点のインピーダンスを低くする方法、或いはシ
ールド板を設けて静電シールド、磁気シールドをする方
法等がとられていた。しかし、これらの方法で出力ノイ
ズを低減するとコストが高くなり外形も大きく、特に出
力端子まわりが複雑になるという欠点があった。本考案
は係る点を鑑み少ないコンデンサを用いて、安価で容易
に出力ノイズを低減する装置を提供するものである。
に関するものである。従来スイッチング電源装置におい
て出力ノイズを低減するためには、出力コンデンサに高
周波インピーダンスの低いコンデンサを使用する方法、
出力コンデンサを多数並列に接続し、高周波インピーダ
ンスを低くする方法、出力端子に直接コンデンサを接続
し、測定点のインピーダンスを低くする方法、或いはシ
ールド板を設けて静電シールド、磁気シールドをする方
法等がとられていた。しかし、これらの方法で出力ノイ
ズを低減するとコストが高くなり外形も大きく、特に出
力端子まわりが複雑になるという欠点があった。本考案
は係る点を鑑み少ないコンデンサを用いて、安価で容易
に出力ノイズを低減する装置を提供するものである。
以下図面により説明する。第１図、第２図及び第３図は
本考案の一実施例回路図及びその動作波形図で図中EDC
は直流電源、T1は出力トランスn1、n2はその１次及び２
次（出力）巻線、Q1は前記直流電源EDCと１次巻線n1間
に直列接続された半導体スイッチ（トランジスタ）D1、
D2は前記２次巻線n2側の出力を整流する出力整流器、L
1、C1は出力平滑用チョークコイル及びコンデンサ、CON
Tは整流器出力電圧と基準電圧を比較して半導体スイッ
チQ1の導通巾を制御する制御回路、Ｐは本考案の要部を
構成する出力ラインと並列に設けた新たな電線である。
因みに新たな電線Ｐは出力整流器と（＋）又は（−）出
力端子間に導通線を出力トランスＴに近接して並列配設
する。
本考案の一実施例回路図及びその動作波形図で図中EDC
は直流電源、T1は出力トランスn1、n2はその１次及び２
次（出力）巻線、Q1は前記直流電源EDCと１次巻線n1間
に直列接続された半導体スイッチ（トランジスタ）D1、
D2は前記２次巻線n2側の出力を整流する出力整流器、L
1、C1は出力平滑用チョークコイル及びコンデンサ、CON
Tは整流器出力電圧と基準電圧を比較して半導体スイッ
チQ1の導通巾を制御する制御回路、Ｐは本考案の要部を
構成する出力ラインと並列に設けた新たな電線である。
因みに新たな電線Ｐは出力整流器と（＋）又は（−）出
力端子間に導通線を出力トランスＴに近接して並列配設
する。
この回路の動作は通常半導体スイッチのQ1のスイッチン
グ動作により直流電源EDCを交流に変換し、これを整
流、平滑して直流出力を得、又、該直流出力を検出し
て、制御回路CONTを介して該半導体スイッチQ1の導通巾
を制御することにより定電圧化する。所で係るスイッチ
ング電源装置における出力端子間ノイズの発生する原因
は、出力トランスＴのｄΦ/dtと出力整流回路とが鎖交
した事による起電力の影響が支配的である。一次側半導
体スイッチQ1が導通状態から非導通状態、非導通状態か
ら導通状態へと変化する時に、半導体スイッチQ1を流れ
る電流Ｉの変化dI/dtによって出力トランスＴの磁束変
化ｄΦ/dtが最大になる。また出力端子間ノイズもこの
時に発生する。そこで本考案では起電力を発生させるた
めの配線ルートによって起電力の極性は決定されるが、
上記の新たな電線を出力トランスＴに近づけて設けて、
トランスＴの磁束と鎖交させ、出力端子間ノイズの起電
力の極性と逆向きに起電力を発生させ出力端子間ノイズ
を低減するようにしたものである。この構成によれば新
たな電線により出力トランスＴの磁束と鎖交させ、出力
ノイズと逆極性のノイズを発生させて出力（＋）ライン
に発生する起電力を吸収し、出力端子間ノイズを低減さ
せている。第２図は動作波形図で（ａ）図は従来（新た
な電線のない）の出力ノイズ波形、（ｂ）図は新たな電
線Ｐに発生した起電力波形、（ｃ）図は本案実施例の出
力ノイズ波形を示す。因みに上記の波形は直流電源EDC
（270V）、２次コイル（N2）電圧（20V）整流出力（5
V）の時の例である。即ち上記波形図から明らかなよう
に起電力発生回路Ｐより出力ライン（ａ）−（ｂ）と逆
極性に（−）30mV、（＋）10mVのノイズ電圧を発生せし
めることにより第２図（ｃ）に示す如く従来例のノイズ
電圧（＋）60mVが30mVに又（−）30mVが（−）20mVに低
減できた。以上の実施例では出力トランスの磁束の変化
を利用して逆起電力を発生した例について説明したが、
この他、出力トランス或いはチョークコイルの漏れイン
ダクタンスを利用してもよい。以上の説明から明らかな
ように本考案を用いることにより、容易に出力端子間ノ
イズを低減でき、かつコスト的に有利となる等実用上の
効果は大きい。
グ動作により直流電源EDCを交流に変換し、これを整
流、平滑して直流出力を得、又、該直流出力を検出し
て、制御回路CONTを介して該半導体スイッチQ1の導通巾
を制御することにより定電圧化する。所で係るスイッチ
ング電源装置における出力端子間ノイズの発生する原因
は、出力トランスＴのｄΦ/dtと出力整流回路とが鎖交
した事による起電力の影響が支配的である。一次側半導
体スイッチQ1が導通状態から非導通状態、非導通状態か
ら導通状態へと変化する時に、半導体スイッチQ1を流れ
る電流Ｉの変化dI/dtによって出力トランスＴの磁束変
化ｄΦ/dtが最大になる。また出力端子間ノイズもこの
時に発生する。そこで本考案では起電力を発生させるた
めの配線ルートによって起電力の極性は決定されるが、
上記の新たな電線を出力トランスＴに近づけて設けて、
トランスＴの磁束と鎖交させ、出力端子間ノイズの起電
力の極性と逆向きに起電力を発生させ出力端子間ノイズ
を低減するようにしたものである。この構成によれば新
たな電線により出力トランスＴの磁束と鎖交させ、出力
ノイズと逆極性のノイズを発生させて出力（＋）ライン
に発生する起電力を吸収し、出力端子間ノイズを低減さ
せている。第２図は動作波形図で（ａ）図は従来（新た
な電線のない）の出力ノイズ波形、（ｂ）図は新たな電
線Ｐに発生した起電力波形、（ｃ）図は本案実施例の出
力ノイズ波形を示す。因みに上記の波形は直流電源EDC
（270V）、２次コイル（N2）電圧（20V）整流出力（5
V）の時の例である。即ち上記波形図から明らかなよう
に起電力発生回路Ｐより出力ライン（ａ）−（ｂ）と逆
極性に（−）30mV、（＋）10mVのノイズ電圧を発生せし
めることにより第２図（ｃ）に示す如く従来例のノイズ
電圧（＋）60mVが30mVに又（−）30mVが（−）20mVに低
減できた。以上の実施例では出力トランスの磁束の変化
を利用して逆起電力を発生した例について説明したが、
この他、出力トランス或いはチョークコイルの漏れイン
ダクタンスを利用してもよい。以上の説明から明らかな
ように本考案を用いることにより、容易に出力端子間ノ
イズを低減でき、かつコスト的に有利となる等実用上の
効果は大きい。
第１図及び第２図は本考案の一実施例回路図及び動作波
形図である。 EDC……直流入力電源、Q1……半導体スイッチ、T1……
出力トランス、D1、D2……整流器、L1……チョークコイ
ル、C1……コンデンサ、Ｐ……新たな電線、CONT……制
御回路。
形図である。 EDC……直流入力電源、Q1……半導体スイッチ、T1……
出力トランス、D1、D2……整流器、L1……チョークコイ
ル、C1……コンデンサ、Ｐ……新たな電線、CONT……制
御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−260559（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−273173（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−129571（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−81661（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−26364（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−138381（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭63−38713（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭55−29343（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】直流電源と出力トランスの１次巻線に直列
接続された半導体スイッチと前記出力トランスの２次巻
線側出力を整流する整流器と前記整流出力と基準電圧を
比較して前記半導体スイッチの導通巾を制御する制御回
路を備えた電源装置において、前記出力整流（＋）ライ
ン又は（−）ラインに、出力ノイズと逆極性の起電力を
発生せしめる様に、新たな電線を前記出力トランスに近
づけて設け、前記新たな電線を（＋）ライン又は（−）
ラインと並列接続することにより、前記出力ノイズを低
減するようにしたことを特徴とするスイッチング電源装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988056415U JPH0644310Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988056415U JPH0644310Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | スイッチング電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01162785U JPH01162785U (ja) | 1989-11-13 |
| JPH0644310Y2 true JPH0644310Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31282295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988056415U Expired - Lifetime JPH0644310Y2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0644310Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59129571A (ja) * | 1983-01-14 | 1984-07-25 | Tdk Corp | スイツチング電源 |
| JPS61273173A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-03 | Hitachi Ltd | スイツチング電源回路 |
| JP2640741B2 (ja) * | 1985-12-13 | 1997-08-13 | 株式会社東芝 | スイッチング電源回路におけるノイズ低減回路 |
| JPS6426364A (en) * | 1987-07-22 | 1989-01-27 | Tokin Corp | Ringing choke converter |
| JPS6481661A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-27 | Dx Antenna | Constant-voltage power circuit |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP1988056415U patent/JPH0644310Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01162785U (ja) | 1989-11-13 |
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