JPH0643809B2 - 石炭ガス化プラントのブ−スタ圧縮機制御方法 - Google Patents

石炭ガス化プラントのブ−スタ圧縮機制御方法

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JPH0643809B2
JPH0643809B2 JP61094847A JP9484786A JPH0643809B2 JP H0643809 B2 JPH0643809 B2 JP H0643809B2 JP 61094847 A JP61094847 A JP 61094847A JP 9484786 A JP9484786 A JP 9484786A JP H0643809 B2 JPH0643809 B2 JP H0643809B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、石炭ガス化プラントの制御方法に係り、特
に、運用性を広げる為に行なう変圧運転に際して、ブー
スタ圧縮機の好適な圧力制御を行い得る制御方法に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来、石炭ガス化プラントは、定圧運転で検討されてお
り、ブースタ圧縮機出口圧力は一定値制御されていた。
この種の制御技術にいては米国文献“化石燃料エネルギ
ー(Fossil Energy)”1980年3月号が公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、ガス系統圧力(ガス化炉〜ガスタービ
ン間)が定圧運転であるとしていた。一方、ガス化炉の
型式が流動層タイプであつたり、脱硫装置が最新技術で
ある乾式の流動層タイプの脱硫方式であつたりする場合
は、流動層の運転範囲拡大の為に、ガス流動にほぼ比例
したガス圧力とする事が望ましい。この場合、流動層運
転に必要なガス流速を確保する為には、低負荷時にガス
圧力を下げる事が必要となり、逆にいえば一定圧力の場
合には、負荷運用可能な最低負荷限度が大きくなるとい
う事になる。
この様な変圧運用のニーズに応じて、ブースタ圧縮機に
おける圧力制御も変圧に対応するものとする必要が生じ
た。
つまり、ブースタ圧縮機出口圧力一定のままでは、ガス
化炉入口とブースタ圧縮機出口との間に配置されている
ガス化炉空気供給弁の差圧が、高負荷では小さく、低負
荷では大きくなつて、制御性が悪くなる。更に、低負荷
で絞り損失が大きくなるという問題点がある。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、ブースタ
圧縮機の出口圧力を必要以上に高くしてブースタ駆動用
動力を浪費することを防止でき、更に、ガス化炉空気制
御弁の制御性を向上せしめ得る、ブースタ圧縮機の制御
方法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為に創作した本発明方法の基本的
な原理は、ブースタ圧縮機の出口空気圧を、ガス化炉圧
力に比して一定差圧だけ高くすることにより、ブースタ
圧縮機の出口圧力が必要以上に高くなることを防止する
ものである。
上記の原理に基づいて前記の目的を達成するため、本発
明に係る制御方法は、ガス化炉で発生したガスを燃料と
するガスタービンと、上記ガスタービンによつて駆動さ
れる空気圧縮機と、前記ガス化炉に空気を供給するブー
スタ圧縮機とを備え、かつ、前記ガスタービンの負荷に
応じてガス化炉の出口ガス圧力を変化させる方式の運転
を行う石炭ガス化プラントにおいて、前記のブースタ圧
縮機の出口側空気圧力を、ガス化炉で発生したガスの圧
力に比して一定圧力だけ高くなるように制御することを
特徴とする。
〔作用〕
上記のように制御すると、ブースタ圧縮機出口圧力は、
ガス化炉が必要とする圧力以上に高くならないので、該
ブースタ圧縮機の駆動用動力を節減することが出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。ガス
化炉10でガス化されたガスは、脱硫装置や脱塵装置を
含んだガスクリーンアツプ設備11を経由し、ガスター
ビンの燃料調整弁12により流量を調整されて、ガスタ
ービン燃焼器3へ導かれ、燃焼後、ガスタービン2を駆
動し、その駆動力によつてガスタービン圧縮機1、及び
発電機4を駆動する。
一方、ガスタービン圧縮機出口の空気の一部は燃焼器3
へ導かれるとともに、残部はブースタ圧縮機5で加圧さ
れ、ガス化炉空気供給弁9を経てガス化炉10へ導か
れ、燃焼用空気として使用される。ブースタ圧縮機の駆
動源は、本例ではタービン6であり、タービン加減弁7
によつて駆動力が調整される。ブースタ圧縮機には低流
量制限があり、その制限以下となつてサージング領域に
入る事を防止する為にサージング防止弁8が設けられて
いる。
ブースタ圧縮機5はガス化炉10への供給圧力を確保す
る為に設置されるものであり、その圧力設定は、当然ガ
ス化炉入口圧力より高い値とする必要がある。
第2図は、石炭ガス化プラントの負荷と圧力との関係を
示す表である。
,P,P,P,Pは、第1図の系統上の場
所A,A,A,A,Aに夫々対応する特性で
ある。
ガスタービンの負荷特性上、ガスタービン圧縮機出口A
の圧力は、負荷降下に伴つて低下するPの如き特性
を示す。ブースタ圧縮機入口Aの圧力Pは、P
ら若干低下する程度である。一方、ガス系統は、ガス化
炉等の運用特性から必要なガス化炉入口圧力Pと、該
圧力Pから摩擦損失による圧力降下を差引いた値とな
るガスタービン入口Aの燃料圧力Pの特性で示され
る。ガス化炉圧力一定の従来プラントではガス化炉入口
圧力はP′によつて示される。ブースタ圧縮機出口圧
力は、従来の定圧プラントvはP′に示す一定圧力制
御で良かつたが、変圧プラントの場合は、ガス化炉入口
圧力Pに伴つて変化するよう、Pのような特性を持
たせる事が、ガス化炉空気供給弁の流量制御上から望ま
しいものとなる。
第3図は、上記のような特性を持たせる為の具体的制御
ブロツクを示すものである。
第3図(A)は、ガス化炉入口圧力15に所定の圧力増
分16を加えてこれをブースタ圧縮機出口圧力の目標値
とし、ブースタ圧縮機出口圧力13との偏差に応じてブ
ースタ圧縮機タービン加減弁7を制御し、ブースタ圧縮
機回転数を変えるものである。
第3図(B)は、ガスタービン或いはガス化炉への負荷
指令値21の関数(第2図のP設定に対応する)とし
てブースタ圧縮機出口圧力設定を行ない、以下は、第3
図(A)と同様の制御を行なうものである。
又、第3図(C)は、ガス化炉入口圧力15に所定の圧
力増分16を加えた信号と、ガスタービン等の負荷指令
値21の関数で与える信号との内高い方の値を選びブー
スタ圧縮機出口圧力設定を行ない、以下は第3図(A)
と同様の制御を行なうものである。
第3図(D)は、ガス化炉入口圧力15に所定の圧力増
分16を加えた信号をブースタ圧縮機出口圧力目標値と
し、ブースタ圧縮機出口圧力13との偏差制御信号にガ
スタービン等の負荷指令値21の関数で与える先行信号
を加えブースタ圧縮機タービン加減弁7を制御するもの
である。
第4図は前記と異なる実施例を説明するための系統図で
ある。この実施例は、発電機負荷設定23と発電機負荷
25との偏差とにより制御演算してガスタービン燃料調
整減12に開度指令を与え、またガス化炉空気供給弁9
の開度指令を与える。
また、本実施例(第4図)では、ブースタ圧縮機5の駆
動源をタービン6としたが、これをモータに置き換える
事も可能である。この場合の回転数制御には、流体継
手、サイリスタ制御等を適用することが出来る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ブースタ圧縮機出口圧力を、必要以上
に高くしないで済むので、圧縮機動力の軽減を図るとと
もに、ガス化炉空気供給弁の制御性向上を図ることが出
来るという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例を説明する為の石炭ガス
化プラント系統図である。第2図は石炭ガス化プラント
の負荷と圧力との関係を示す図表である。第3図
(A),(B),(C),(D)は、それぞれ前記実施
例に適用し得る制御方法のブロツク図である。第4図は
前記と異なる実施例を説明する為の石炭ガス化プラント
の系統図である。 5……ブースタ圧縮機、6……ブースタ圧縮機駆動用タ
ービン、12……燃料調整弁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス化炉で発生したガスを燃料とするガス
    タービンと、上記ガスタービンによって駆動される空気
    圧宿機と、前記ガス化炉に空気を供給するブースタ圧縮
    機とを備え、かつ、前記ガスタービンの負荷に応じてガ
    ス化炉の出口ガス圧力を変化させる方式の運転を行う石
    炭ガス化プラントにおいて、前記のブースタ圧縮機の出
    口側空気圧力を、ガス化炉で発生したガスの圧力に比し
    て一定圧力だけ高くなるように制御することを特徴とす
    る石炭ガス化プラントのブースタ圧縮機制御方法。
  2. 【請求項2】前記のブースタ圧縮機の出口側空気圧力を
    ガス化炉で発生したガスの圧力に比して一定圧力だけ高
    くなるように制御する場合、ガスタービンの負荷に基づ
    いてガス化炉で発生したガスの圧力を推定し、ガスター
    ビン負荷デマンドに応じてブースタ圧縮機の出口側空気
    圧力を制御することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の石炭ガス化プラントのブースタ圧縮機制御方
    法。
  3. 【請求項3】前記のブースタ圧縮機の出口側空気圧力を
    ガス化炉で発生したガスの圧力に比して一定圧力だけ高
    くなるように制御する場合、ガスタービンの負荷に基づ
    いてガス化炉で発生したガスの圧力を推定し、ガスター
    ビン負荷デマンドに応じてブースタ圧縮機の出口側空気
    圧力制御目標値Aを求めると共に、ブースタ圧縮機の出
    口側空気圧力がガス化炉発生ガス圧に対して一定圧だけ
    高くなるように出口側空気圧力制御値Bを求め、前記双
    方の制御目標値A,Bの内の高値を選択することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の石炭ガス化プラン
    トのブースタ圧縮機制御方法。
JP61094847A 1986-04-25 1986-04-25 石炭ガス化プラントのブ−スタ圧縮機制御方法 Expired - Lifetime JPH0643809B2 (ja)

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