JPH0517162B2 - - Google Patents

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JPH0517162B2
JPH0517162B2 JP60172576A JP17257685A JPH0517162B2 JP H0517162 B2 JPH0517162 B2 JP H0517162B2 JP 60172576 A JP60172576 A JP 60172576A JP 17257685 A JP17257685 A JP 17257685A JP H0517162 B2 JPH0517162 B2 JP H0517162B2
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JP
Japan
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gas
turbine
steam
generated
pressure
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JP60172576A
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JPS6232181A (ja
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Osamu Nagata
So Kashima
Hajime Yamada
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6232181A publication Critical patent/JPS6232181A/ja
Publication of JPH0517162B2 publication Critical patent/JPH0517162B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency

Landscapes

  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、原油を、触媒を用いて流動接触分解
するプラントにおける触媒の再生塔から発生する
ガスのエネルギーを、発電などによつて回収する
装置に関する。
典型的な先行技術は、第5図に示されている。
原油の流動接触分解を行なうために、原油はポン
プ1からライザ2を経て反応塔3に供給される。
反応塔3では原油の流動接触分解が行なわれ、こ
こで脱炭し、反応塔3からのガスは管路4から次
段の主蒸留塔に送られて良質なガソリンを得る。
反応塔3内での反応によつて炭素が付着したアル
ミナなどから成る触媒は、管路5から再生塔6に
送られる。再生塔6には、蒸気タービン7などに
よつて駆動されるブロア8から、管路9を経て空
気が送られる。したがつて再生塔6では、触媒に
付着している炭素が燃焼されて触媒が再活性化さ
れる。活性化された触媒は管路5aからライザ2
に供給される。
再生塔6からの一酸化炭素を多量に含む発生ガ
スは、再生塔6の塔頂から管路10を経て排出さ
れ、サイクロン集塵器11で触媒が集塵され、ホ
ツパ11aに捕修される。サイクロン集塵器11
において集塵されたのちの発生ガスは、管路12
から流量制御を行なうスライド弁13を経て多重
オリフイス14を通り、2ポートスライド弁15
からボイラ16に、または冷却ポツト17に供給
される。ボイラ16では一酸化炭素を多量に含む
前記発生ガスが燃焼され、その燃焼ガスは、管路
18から煙突19に供給される。2ポートスライ
ド弁15において切換えられる発生ガスは、冷却
ポツト17に導かれ、管路20から煙突19に導
かれて放散される。
発明が解決すべき問題点 このような第5図に示される先行技術では、再
生塔6から排出される発生ガスの保有するエネル
ギーはボイラ16において燃焼され、蒸気エネル
ギーに変換されて蒸気タービン等に供給し、エネ
ルギー回収されている。しかしながらボイラ16
に供給される発生ガスは、スライド弁13におい
て絞り損失を生じ、またボイラ16を含む蒸気プ
ロセスの熱回収効率が低いことに起因し、再生塔
6からの発生ガスのエネルギーを十分回収してい
るものとは言いがたい。
本発明の目的は、再生塔からの発生ガスのエネ
ルギーを十分に回収することができるようにして
流動接触分解プラントにおける再生塔からの発生
ガスのエネルギー回収装置を提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、原油を触媒によつて流動接触分解
し、その触媒を再生するための再生塔からの発生
ガスをコンバインドサイク設備に導き、このコン
バインドサイクル設備では、 前記発生ガスを燃焼圧縮機で昇圧して燃焼器で
燃焼させ、この燃焼器からの燃焼ガスでガスター
ビンを駆動し、ガスタービンからの排ガスを排熱
回収ボイラに供給して蒸気を発生し、この蒸気に
よつて蒸気タービンを駆動することを特徴とする
流動接触分装置再生塔からの発生ガスのエネルギ
ー回収装置である。
好ましい実施態様では、前記ガスタービンまた
は前記蒸気タービンのいずれか少なくとも一方の
動力によつて、燃料圧縮機を駆動することを特徴
とする。
本発明はまた、原油を触媒によつて流動接触分
解し、その触媒を再生するための再生塔からの発
生ガスを膨張タービンによつて降圧し、降温した
のちに、コンバインドサイクル設備に導きこのコ
ンバインドサイクル設備では、 前記発生ガスを燃料圧縮機で昇圧して、燃焼器
で燃焼させ、この燃焼器からの燃焼ガスをガスタ
ービンに供給して駆動し、ガスタービンからの排
ガスを排熱回収ボイラに供給して蒸気を発生し、
この蒸気によつて蒸気タービンを駆動することを
特徴とする流動接触分解装置再生塔からの発生ガ
スのエネルギー回収装置である。
作 用 本発明に従えば、再生塔からの発生ガスは、膨
張タービンによつて降圧、降温し、さらに熱交換
器で降温したのちに、コンバインドサイクル設備
に導くようにしているので、膨張タービンにより
発生ガスの保有する圧力エネルギーを電力または
動力として回収するとともに、コンバインドサイ
クル設備に導き、ガスタービンおよび蒸気タービ
ンによつて発電または動力などとして回収するよ
うにしたので高効率で発生ガスの保有エネルギー
を回収することが可能になる。またこの膨張ター
ビンに後続するコンバインドサイクル設備の燃料
圧縮機に、膨張タービンおよび熱交換器により、
降温したガスを供給し得るため、燃料圧縮機での
昇圧を容易に、かつ効率よく行うことができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例のブロツク図であ
る。前述の第5図と同一の構成要素には同一の参
照符号を付す。原油の流動接触分解を行なうため
に、原油はポンプ1からライザ2を経て反応塔3
に供給される。反応塔3では原油の流動接触分解
が行なわれ、ここで脱炭し、反応塔3からのガス
は管路4から次段の主蒸留塔に送られて良質なガ
ソリンを得る。反応塔3内での反応によつて炭素
が付着したアルミナなどから成る触媒は、管路5
から再生塔6に送られる。再生塔6には、蒸気タ
ービン7によつて駆動されるブロア8から、管路
9を経て空気が送られる。したがつて再生塔6で
は、触媒に付着している炭素が燃焼されて触媒が
再活性化される。活性化された触媒は管路5aか
らライザ2に供給される。
再生塔6からの一酸化炭素を多量に含む発生ガ
スは、再生塔6から管路10およびサイクロン集
塵器11を経由し、管路12に導かれるととも
に、管路30から膨張タービン設備31を経てコ
ンバインドサイクル設備32に供給される。膨張
タービン設備31では、管路30からの発生ガス
は調速弁33から膨張タービン34に導かれる。
調速弁33の上流側および膨張タービン34の下
流側には、バイアス管路35が接続される。バイ
パス管路35には、開閉動作を行なうバイパス弁
36が介在される。こうして管路30からの発生
ガスは、膨張タービン34を通ることによつて圧
力が降下されるとともに温度が降下される。膨張
タービン34の動力によつて発電機37が駆動さ
れる。
一方、膨張タービン設備31にて吸収され得な
い余剰分のガスは、管路12から流量制御を行う
スライド弁13を経て多重オリフイス14を通
り、2ポートスライド弁15から冷却ポツト17
に供給される。発生ガスは、冷却ポツト17に導
かれ、管路20から煙突19に導かれて放散され
る。
さらに、膨張タービン34から、またはバイパ
ス管路35から、管路38,39,40を経由し
た発生ガスは、熱交換器41を経てコンバインド
サイクル設備32に供給される。管路39には、
ガスホルダ42が接続される。コンバインドサイ
クル設備32は、基本的には、燃料圧縮機装置5
0と、ガスタービン装置60と、排熱回収ボイラ
装置70と、蒸気タービン装置80とを含む。燃
料圧縮機装置50では、熱交換器41において温
度が降下された発生ガスは、管路51から低圧圧
縮機52を経て、さらにインタークーラ53を経
て高圧圧縮機54に導かれる。低圧圧縮機52お
よび高圧圧縮機54は、各々にサージ防止弁5
5,56と可変静翼57,58による流量調節機
能を備えており、通常は、高圧圧縮機54の吐出
圧力Pcを、所定の値に保つように、圧力調節機
構59で制御されている。
燃料圧縮機装置50からの前記発生ガスは、管
路110からガスタービン装置60のガス燃料制
御弁61を介して、燃焼器62に供給される。燃
焼器62には、また、液体燃料制御弁63から管
路64を経て液体燃料が供給される。管路64か
らの液体燃料は、通常起動時および助燃時に使用
される。燃焼器62には、前記ガス又は液体燃料
の他に、吸気管65からの空気を空気圧縮機66
で圧縮昇圧した燃焼用空気が供給される。燃焼器
62において燃焼した燃焼ガスは、ガスタービン
67に導かれて回転力に変換され、ガスタービン
装置60が駆動される。
ガスタービン装置60からの排ガスは、管路6
8から排熱回収ボイラ装置70におけるダンパ7
1およびボイラ73に供給される。ボイラ73か
らの排ガスおよび管路68からダンパ72、管路
95を経由する余剰排ガスは、煙突96から放散
される。
ボイラ73において発生された高圧蒸気は、管
路74から、管路113を経由し、蒸気タービン
装置80に供給され調速弁81を経て蒸気タービ
ン82を回転させ、動力を発生させコンデンサ8
3へ排出される。
一方、蒸気タービン装置80に吸収し切れなか
つた余剰蒸気は、管路74から流量制御弁111
を経て管路112から蒸気消費装置に供給され
る。
さらに蒸気タービン装置80のコンデンサ83
に排出された蒸気は、コンデンサ83で冷却され
凝縮した水は管路を経て給水ポンプ115によつ
て圧送され、インタークーラー53に供給され、
さらに管路を経て熱交換器41に導かれ、その
後、管路117を経て排熱回収ボイラ73に供給
される。
発電機118は、ガスタービン装置60および
蒸気タービン装置80によつて回転駆動され、さ
らにまた増速歯車装置119を介して低圧および
高圧圧縮機52,54が回転駆動される。
次に、本エネルギー回収装置の運転を可能にす
る制御システムについて説明する。流動接触分解
装置では元来、第1図に示すように反応塔3と再
生塔6の各塔頂間の差圧を一定に保持するため
に、差圧制御装置130の差圧検出器121で各
塔頂差圧Pdを検出し、差圧制御装置130で差
圧設定器124から出力される設定値Pdsと比較
され、所定の演算と施されて、その出力で、スラ
イド弁13を駆動して差圧制御する。その結果、
塔頂差圧PdはPd=Pdsに制御される。
次に、本エネルギー回収装置では、第1図に示
すように、膨張タービン圧力制御装置122を設
け、その調節計123に前記差圧検出器121で
検出された差圧信号Pdおよび差圧設定器124
からの差圧設定信号Pdsから偏差設定器126で
設定される微少偏差信号ΔPdsを減じた若干小さ
い差圧設定信号Pd1=(Pds−ΔPds)を入力し、
所定の演算を施しその出力で、膨張タービン装置
31の調節弁33を駆動し、差圧制御する。その
結果、塔頂差圧PdはPd=Pd1に制御される。
このように、膨張タービン圧力制御装置122
の差圧設定値Pd1=(Pds−ΔPds)は差圧制御装
置130の差圧設定値PdsにくらべΔPdsだけ小
さく設定しているため、通常の運転状態では、ス
ライド弁13は全閉状態となつており、なんらか
の異常で塔頂差圧が異常に大きくなつたときに開
くことができるように待機状態となつている。
膨張タービン設備31に備えられているバイパ
ス弁36は、膨張タービン34によつて駆動され
る発電機37の負荷遮断時、および膨張タービン
34のトリツプ時において、塔頂差圧Pdが一時
的に異常に大きくなるのを防ぐためにフイドフオ
ーワード制御信号によつて強制的に開弁状態にす
るなど、一種の安全装置として働くべく設置され
ている。
コンバインドサイクル設備32の起動にあたつ
ては、管路112から逆に供給される蒸気によつ
て、あるいはまた助燃炉76において助燃を行な
うことによつて、ボイラ73から発生される蒸気
を管路113から蒸気タービン装置80に供給
し、軸系を駆動する。この回転速度が所定の値ま
で上昇した時点で、ガスタービン装置60におい
て、液体燃料制御弁63からの液体燃料を供給し
て燃焼器62において燃焼を行ない、ガスタービ
ン装置60を起動させる。これによつて燃料圧縮
機装置50から管路110を介して供給される発
生ガスの圧力が十分に上昇し時点で、ガス燃料制
御弁61を介して発生ガスを供給して、液体燃料
から、発生ガスの使用に切り換え、ガスタービン
装置60は定常運転に入る。
排熱回収ボイラ装置70は、ガスタービン装置
60から管路68を介する排ガスの流量を2つの
ダンパ71,72の操作によつて、あるいはまた
助燃炉76の運転によつて暖気する。この暖気完
了を行なつた時点で、管路112、流量制御弁1
11および管路74をこの順序で逆に供給される
蒸気を遮断し、ボイラ73からの蒸気を蒸気ター
ビン装置80に供給する。
ガスタービン装置60に備えられているガス燃
料制御弁61は、ガバナ132によつてその開度
が制御される。ガバナ132は軸系の回転速度に
応答し、発電機118を駆動するにあたり、その
ガバナ132の回転速度制御機能によつて発電機
系統への同期回転速度まで上昇させて発電機11
8を電力系統に並列に投入し、並列運転を可能と
する。この同期投入後には、ガバナ132の機能
は回転速度制御機能から圧力制御機能に切換り、
管路39の圧力検出器133によつて検出される
ガス圧PFがガバナ132の内部で設定されるガ
ス圧力設定値PFSとなるようにガス燃料制御弁6
1を制御しつつ、調圧運転が行なわれる。ガスタ
ービン装置60の運転がなんらかの外的な条件で
制限される場合には、調圧運転を解除し、その制
限条件の範囲で運転が行なわれる。
排熱回収ボイラ装置70における流量制御弁7
5の開度は、調節計140によつて制御される。
調節計140には、圧力検出器133からの出力
が与えられるとともに、圧力設定器141におい
て設定された圧力PF1なる信号が与えられる。こ
の圧力設定値PF1は、 PF1=PFS+ΔPFS ……(1) すなわち、前記ガバナ132の内部で設定され
るガス圧力設定値PFSより微少差圧ΔPFSだけ高い
値に設定されている。
こうして管路39の圧力PFは、それよりも若
干圧力の高い設定値PF1で設定されている調節計
140の働きによつて、助燃炉76への発生ガス
の流量が制御され、こうして管路39における発
生ガスの圧力が値PF1に調節される。
圧力検出器133からの出力は、さらに調節計
150にも与えられる。この調節形150には、
圧力設定器151からの圧力PF2なる信号が与え
られる。この圧力設定値PF2は、 PF2=PFS+ΔPFS+ΔPSS ……(2) すなわち、前記調節計140に入力される圧力
設定値PF1よりさらに微小差圧ΔPSSだけ高い値に
設定されている。そして調節形150からの出力
は、安全弁152の開度を制御する。安全弁15
2は、2ポートスライド弁15と冷却ポツト17
との間に介在される。以上、管路39のガス圧力
はガバナ132および2つの調節計141,15
0を介し、各々ガス燃料制御弁61、流量制御弁
75および安全弁152で制御するが、各々の圧
力設定値に差圧をもたせているので、通常はまず
ガスタービン装置60のガス燃料制御弁61が全
開になり、PF>PFSとなつた場合に、次に、排熱
ボイラ装置70の流量制御弁75が制御を開始す
る。さらに流量制御弁75が全開近傍に来てもな
お圧力が上昇し、こうして管路39における発生
ガスの圧力が上昇したとき、PF>PF2になると、
安全弁152が制御を開始し、発生ガスは冷却ポ
ツト17から管路20を経て煙突19から放散さ
れる。
次に、蒸気系統の制御系については、排熱回収
ボイラ装置70から管路74を経て発生される蒸
気の圧力は、圧力検出器160によつて検出さ
れ、その出力は調節計161に与えられる。調節
系161は、蒸気タービン装置80の管路113
に介在されている調速弁81の開度を制御し、管
路74の圧力が一定となるように圧力制御する。
管路74の蒸気圧がさらに上昇した時には、調節
計161の蒸気圧力設定値よりも若干高い蒸気圧
力設定値を与えられている調節計170が動作
し、流量制御弁111の開度を制御する。こうし
て流量制御弁111および管路112を介して蒸
気消費装置へ蒸気が供給される。
第2図は、第1図における実施例の膨張タービ
ン装置31およびコンバインドサイクル設備32
の両者が停止している状況における運転状態を示
す。この運転状態ではサイクロン集塵器11から
の発生ガスは、スライド弁13から多重オリフイ
ス14を経て2ポートスライド弁15に導かれ、
冷却ポツト17から管路20を経て煙突19から
放散される。こうして安全な流動接触分解の運転
が続行される。この第2図では運転中の部分のみ
が示されている。
第3図は、第1図に示された実施例において膨
張タービン設備31が停止している時の状態を示
す。この運転中においては、サイクロン集塵器1
1からの発生ガスはスライド弁13から多重オリ
フイス14を経てスライド弁15に導かれ、さら
に管路39から熱交換器41を経て、コンバイン
ドサイクル設備32に供給される。
第4図は、第1図に示された実施例におけるコ
ンバインドサイクル設備32が停止している時の
動作状態を示す。サイクロン集塵器11からの発
生ガスは、管路30を経て膨張タービン設備31
に供給され、さらに管路38,39を経て排熱回
収ボイラ装置70の助燃炉76に供給される。助
燃炉76からの排ガスは、ボイラ73に与えら
れ、その排ガスは管路75から煙突76に導かれ
る。
この場合ポンプ180から供給される水は、コ
ンデンサ83からインタークーラ53を経て、さ
らに熱交換器41に導かれて、予熱され、管路1
17を経てボイラ73に供給される。
このような実施例によれば、再生塔6からの発
生ガスの全量を膨張タービン装置31に送り、膨
張ターバン34の調速弁33または可変静翼など
の流量調整手段を駆動して膨張タービン設備31
の運転状況を制御装置122で制御し、この膨張
タービン設備31において降圧、降温した発生ガ
スを熱交換器41でさらに冷却させ、その後、燃
料圧縮機50で昇圧し、ガスタービン装置60に
燃料として供給する。ガスタービン装置60にお
いて発生した高温度の排ガスは排熱回収ボイラ装
置70に供給され、ここで蒸気が発生される。蒸
気は蒸気タービン装置80に供給されたガスター
ビン装置60と協力して負荷である発電機118
を駆動し、電力としてさらには動力としてエネル
ギーを回収することができる。そのうえ排熱回収
ボイラ装置70への給水は、蒸気タービン装置8
0におけるコンデンサ83から給水ポンプ115
により燃料圧縮機装置50のインタークーラ53
に供給され、さらに熱交換器41を通過し、この
ようにして加熱昇温された高温度の給水は、ボイ
ラ73に送られる。このようにして装置全体のエ
ネルギー回収を高効率で行なうことができるよう
になる。このようにして本発明の実施例によれ
ば、再生塔6からの発生ガスが有するエネルギー
を膨張タービン装置31およびコンバインドサイ
クル設備32において有効に回収することができ
る。このとき、流動接触分解のための設備を大幅
に変更することなくまた、その装置の動作になん
ら悪影響を与えることなしにエネルギーの回収を
行なうことができるという優れた利点が達成され
る。また第2図〜第4図に関連して述べたように
膨張タービン設備31またはコンバインドサイク
ル設備32のいずれか少なくとも一方が異常とな
つてそれを切り放して停止しても、いずれか他方
の運転続行状態とすることができ、しかもこの場
合流動接触分解の操業にはなんら悪影響を及ぼす
ことがない。
上述の実施例では、低圧および高圧圧縮機5
2,54、空気圧縮機66およびガスタービン6
7ならびに蒸気タービン82は、単一の軸系に連
結されているけれども、これらは相互に連結され
ていなくてもよく、たとえば低圧および高圧圧縮
機52,54はモータなどによつて回転駆動され
るようにしてもよい。また、ブロア7はモータな
どによつて駆動されるようにしてもよい。膨張タ
ービン設備31は省略されてもよい。本発明は、
他の化学プラントから発生する燃焼可能なガスの
エネルギーを回収するためにもまた、実施される
ことができる。
効 果 以上のように本発明によれば、再生塔からの発
生ガスを燃料圧縮機において圧縮して燃焼し、そ
の排ガスによつてガスタービンを駆動し、その後
の排ガスはボイラにおいて熱回収される。ボイラ
からの蒸気は、蒸気タービンに供給される。この
ようにして、高効率の熱回収を行なうことができ
る。さらにまた膨張タービン設備によつて、再生
塔からの発生ガスを膨張して降圧し、しかも降温
してさらに熱交換器で降温することにより燃料圧
縮機装置の容量を軽減するようにしたので、発生
ガスからのエネルギーの回収をさらに高効率で行
なうことができる。すなわち本発明では、再生塔
からの発生ガスを燃料圧縮機で昇圧し、次にガス
タービン装置の燃焼器で燃焼させて、たとえば発
電機を駆動してエネルギー回収を行うとともに、
その高温排ガスを排熱回収ボイラに導き、上記エ
ネルギーとして回収することによつて、発生ガス
を直接ボイラで燃焼させるよりも、効率よく、発
生ガスのエネルギーを回収することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の系統図、第2図は
第1図示の実施例における膨張タービン装置31
およびコンバインドサイクル設備32の両者が停
止しているときの運転状態を示す系統図、第3図
は第1図に定められた実施例における膨張タービ
ン設備31が停止しているときの運転状態を示す
系統図、第4図は第1図に示された実施例におけ
るコンバインドサイクル設備32が停止している
ときの運転状態を示す系統図、第5図は先行技術
の系統図である。 3……反応塔、6……再生塔、11……サイク
ロン集塵器、14……多重オリフイス、15……
スライド弁、17……冷却ポツト、31……膨張
タービン設備、32……コンバインサイクル設
備、34……膨張タービン、42……ガスホール
ダ、50……燃料圧縮機装置、52……低圧圧縮
機、53……インタークーラー、54……高圧圧
縮機、60……ガスタービン装置、62……燃焼
器、66……空気圧縮機、67……ガスタービ
ン、70……排熱回収ボイラ装置、73……ボイ
ラ、76……助燃炉、80……蒸気タービン装
置、82……蒸気タービン、83……コンデン
サ、119……増速歯車装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原油を触媒によつて流動接触分解し、その触
    媒を再生するための再生塔からの発生ガスをコン
    バインドサイクル設備に導き、このコンバインド
    サイクル設備では、 前記発生ガスを燃料圧縮機で昇圧して燃焼器で
    燃焼させ、この燃焼器からの燃焼ガスでガスター
    ビンを駆動し、ガスタービンからの排ガスを排熱
    回収ボイラに供給して蒸気を発生し、この蒸気に
    よつて蒸気タービンを駆動することを特徴とする
    流動接触分解装置再生塔からの発生ガスのエネル
    ギー回収装置。 2 前記ガスタービンまたは前記蒸気タービンの
    いずれか少なくとも一方の動力によつて、燃料圧
    縮機を駆動することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の流動接触分解装置再生塔からの発生
    ガスのエネルギー回収装置。 3 原油を触媒によつて流動接分解し、その触媒
    を再生するための再生塔からの発生ガスを膨張タ
    ービンによつて降圧、降温したのちに、コンバイ
    ンドサイクル設備に導き、このコンバインドサイ
    クル設備では、 前記発生ガスを燃料圧縮機で昇圧して、燃焼器
    で燃焼させ、この燃焼器からの燃焼ガスでガスタ
    ービンを駆動し、ガスタービンからの排ガスを排
    熱回収ボイラに供給して蒸気を発生し、この蒸気
    によつて蒸気タービンを駆動することを特徴とす
    る流動接触分解装置再生塔からの発生ガスのエネ
    ルギー回収装置。
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