JPH064072Y2 - 給水ポンプの呼水装置 - Google Patents

給水ポンプの呼水装置

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JPH064072Y2
JPH064072Y2 JP1987081733U JP8173387U JPH064072Y2 JP H064072 Y2 JPH064072 Y2 JP H064072Y2 JP 1987081733 U JP1987081733 U JP 1987081733U JP 8173387 U JP8173387 U JP 8173387U JP H064072 Y2 JPH064072 Y2 JP H064072Y2
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JP
Japan
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positive pressure
valve
exhaust passage
chamber
water
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JP1987081733U
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JPS63190591U (ja
Inventor
政雄 愛沼
光夫 広瀬
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ト−ハツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、消防用ポンプ等の給水ポンプの呼水装置の改
良に関するものである。
[従来の技術] 第2図に示すように、呼水装置aが取付けられる給水ポ
ンプbは、内部にポンプ室cを有するケーシングdと、
該ポンプ室cにそれぞれ連通する吸込口e及び吐出口f
とを備えている。
このような給水ポンプbに設けられている呼水装置a
は、第2図に示すように、給水ポンプbの吸込口e側の
ケーシングdに一体に設けられているケーシング1を有
する。このケーシング1内には一端が給水ポンプbのポ
ンプ室cに連通する連通口1Aに接続されてポンプ室c
内の空気を外部に排出するための排気通路2が形成され
ている。排気通路2の途中には、ダイヤフラム式止水弁
3と、逆止弁4とが配設され、排気通路2の終端には真
空ポンプ5が取付けられている。ダイヤフラム式止水弁
3は呼水が真空ポンプ5内に侵入するのを阻止するため
のもので、逆止弁4は真空ポンプ5を停止した際に排気
通路2の逆流を阻止して呼水の落下を阻止するためのも
ので、且つ真空ポンプ5は給水ポンプbの呼水を行うた
めのものである。
ダイヤフラム式止水弁3は、排気通路2の一部を拡げて
形成された弁室3Aと、排気通路2の一部をなしていて
弁室3Aに隣接する逆止弁4側に形成された負圧圧力室
3Bと、弁室3Aと負圧圧力室3Bとを連通するように
形成された弁孔3Cとを有している。これらの弁室3A
と負圧圧力室3Bと弁孔3Cとは共にケーシング1内に
形成されている。弁室3Aの弁孔3Cに対向する部分に
は開口部3Dが形成されており、この開口部3Dには栓
体3Eが螺着されている。弁室3A側の弁孔3Cの開口
部周縁には弁座3Fが形成されていて、弁座3Fに対向
するようにして弁室3Aには弁体3Gが収納されてい
る。弁体3Gには弁孔3Cを貫通する弁棒3Hが固着さ
れ、該弁棒3Hはケーシング1に形成された負圧圧力室
3Bの開口3Iを貫通するようになっている。該開口部
3Iの外側には該開口部3Iを塞ぐダイヤフラム3Jが
ダイヤフラム押えキャップ3Kによって固定されてい
る。ダイヤフラム押えキャップ3Kとダイヤフラム3J
とで囲まれた空間は、正圧圧力室3Lとなっている。正
圧圧力室3Lが大気圧と同圧の正圧となるようにダイヤ
フラム押えキャップ3Kには、大気圧に連通させる連通
孔9Aが設けられている。
逆止弁4は、ケーシング1の排気通路2に配設された弁
座4Aと、排気通路2の一部をなしていて弁座4Aを貫
通する弁孔4Bと、排気通路2を流れる空気が給水ポン
プbのポンプ室c側に逆流しようとした時に弁孔4Bを
閉じる動作をするボール弁体4Cとを有している。
真空ポンプ5は、第1の管継手6と第2の管継手7とを
介して排気通路2の出口側に取付けられている。この真
空ポンプ5は内部にポンプ室5Aを備えており、該ポン
プ室5Aには複数の羽根5Bを放射状に配置したロータ
5Cが回転自在に収納されている。
逆止弁4の真空ポンプ5側に隣接する排気通路2には自
動ドレン手段8が設けられている。この自動ドレン手段
8は、排気通路2に弁孔8Aを開口させて設けられた弁
座8Bと、ケーシング1に形成されていて一端が弁孔8
Aを介して排気通路2に連通し他端が外部に開口する孔
8Cを有する弁室8Dと、弁室8Dに収納されていて排
気通路2が負圧になった時弁孔8Aを自動的に閉じるボ
ール弁体8Eとからなっている。
このような従来の呼水装置aでは、先ず、真空ポンプ5
を適宜な手段により起動して排気通路2内を負圧状態に
すると、逆止弁4が開き、また止水弁3のダイヤフラム
3Jが負圧圧力室3B内に突出するように変形されて止
水弁3が開かれる。このように逆止弁4と止水弁3とが
開かれると、給水ポンプbのポンプ室c内の空気が真空
ポンプ5によって吸い出されて呼水が行われる。この
際、給水ポンプbの吐出口fは適宜な手段で塞がれてい
る。また、ダイヤフラム3Jが負圧圧力室3B内に突出
するように変形されると、その分だけ正圧圧力室3Lが
減圧状態になるが、連通孔3Aから空気が吸い込まれる
ので、該正圧圧力室3Lは大気圧に保持される。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の呼水装置では、逆止弁
4と止水弁3とが開かれて呼水が開始されると、止水弁
3が開く前よりも負圧圧力室3B内の負圧は正圧側に近
づくため、正圧圧力室3L側から大気圧でダイヤフラム
3Jを負圧圧力室3B側に押す程度の圧力では、止水弁
3の開度が小さくて空気の吸込み効率が低下し、呼水作
業に長い時間が掛かる問題点があった。
本考案の目的は、呼水に要する時間を短縮できる給水ポ
ンプの呼水装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案を、第1図に示す実施例をもとに説明すると、給
水ポンプbのポンプ室cに一端が接続された排気通路2
を有し、該排気通路2の他端には真空ポンプ5が接続さ
れ、排気通路2には呼水が吸上げられた時に該呼水によ
り弁体3Gが押上げられて排気通路2を閉じるダイヤフ
ラム式止水弁3と真空ポンプ5が停止した時に排気通路
2を閉じる逆止弁4とが配設されている給水ポンプの呼
水装置であって、本考案においては、ダイヤフラム式止
水弁3は、排気通路2から独立して形成されている正圧
圧力室3Lと、該正圧圧力室3Lに一端が接続されて他
端が真空ポンプ5のポンプ室5Aの正圧側部分5Dに接
続されて該正圧圧力室3Lを大気圧よりも高い正圧に加
圧するための止水弁駆動用正圧通路9と、前記正圧圧力
室3Lの圧力変化で作動するダイヤフラム3Jと、該ダ
イヤフラム3Jの作動により排気通路2の開閉動作をす
る弁体3Gとで構成している。
[作用] 上記のように、ダイヤフラム式止水弁3の正圧圧力室3
Lを排気通路2から独立させて設け、該正圧圧力室3N
と真空ポンプ5のポンプ室5Aの正圧側部分5Dとを止
水弁駆動用正圧通路9で接続すると、真空ポンプ5を起
動して呼水を行う際、真空ポンプ5で給水ポンプbのポ
ンプ室c内の空気を吸引したときに逆止弁4と止水弁3
とが開かれて、止水弁3が開く前よりも排気通路2内の
負圧が正圧側に近づいても、正圧圧力室3Lには真空ポ
ンプ5の排気が止水弁駆動用正圧通路9を経て送り込ま
れて該正圧圧力室3Lの圧力が大気圧より高くなり、そ
の圧力でダイヤフラム3Jを負圧圧力室3B側に押し出
すので、止水弁2の開度が大きくなり、呼水を効率よく
行うことができ、呼水に要する時間を短縮できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して詳細に説明
する。
本実施例の給水ポンプの呼水装置aは、その止水弁3の
構成が第2図に示されている従来の呼水装置の止水弁と
異なっているので、次に従来のものと相違する部分につ
いて説明する。
本実施例では、止水弁3の弁体3Gを駆動するための圧
力室が、従来と同様に排気通路2の一部に形成された負
圧圧力室3Bと、排気通路2とは独立して設けられた正
圧圧力室3Lとで構成されている。弁棒3Hはダイヤフ
ラム押えキャップ3Kを気密に貫通するようになってい
る。正圧圧力室3Lには止水弁駆動用正圧通路9の一端
が連通孔9Aを介して接続されている。該止水弁駆動用
正圧通路9の他端は真空ポンプ5のポンプ室5Aの正圧
側部分5Dに接続されている。即ち、止水弁駆動用正圧
通路9は、正圧圧力室3Lに開口するようにダイヤフラ
ム押えキャップ3Kに形成された連通孔9Aと、この連
通孔9Aに取付けられたニップル9Bと、ニップル9B
に一端が連結されたパイプ9C(第1図に一点鎖線で示
されている。)と、パイプ9Cの他端を真空ポンプ5の
ポンプ室5Aの正圧側部分5Dに連結するニップル9D
とから構成されている。
上記実施例の呼水装置aを駆動して給水ポンプbの呼水
を行うには、先ず、給水ポンプbを駆動する駆動源を起
動する。次に該駆動源の動力をクラッチ等を介して真空
ポンプ5に繋いで、真空ポンプ5を駆動する。このよう
にして真空ポンプ5が駆動されると、排気通路2が負圧
になり、且つ止水弁駆動用正圧通路9に真空ポンプ5の
排気が送り込まれて該止水弁駆動用正圧通路9が大気圧
より高い正圧になる。該止水弁駆動用正圧通路9が大気
圧より高い正圧になると、ダイヤフラム式止水弁3の正
圧圧力室3Lが大気圧より高い正圧になり、その圧力で
ダイヤフラム3Jが弁体3G側に凸の状態に変形され
る。この際、負圧圧力室3Bが負圧になり且つ正圧圧力
室3Lが大気圧より高い正圧になるので、ダイヤフラム
3Jが従来のように排気通路2の負圧しかかからないな
い場合よりも大きく弁体3G側に凸の状態に変形する。
このようにダイヤフラム3Jが大きく変形されると、弁
体3Gが弁座3Fから従来よりも大きく離間して止水弁
3が開かれる。止水弁3が開かれると、排気通路2が開
通して給水ポンプbのポンプ室c内の空気を吸引排気し
て呼水を行う。
このようにして呼水を行う場合、給水ポンプbのポンプ
室c内の空気を吸引排気する際に、正圧圧力室3Lは排
気通路2とは独立して大気圧より高い正圧に加圧されて
いるので、排気通路2の負圧の度合が止水弁3を開く前
よりも正圧側に近づいても、その影響を受けない。従っ
て、止水弁5の開度は従来より大きくなり、効率のよい
呼水を行うことができる。
特に、本実施例の呼水装置aについては、呼水の吸い上
げ高さが低くて、呼水時に排気通路2内の負圧の度合が
高まらないときにも、止水弁3を開くために正圧圧力室
3Lを加圧する正圧力は呼水の吸上げ高さに関係なく高
められるため、止水弁3の開度を拡げて効率よい呼水を
行え、呼水に要する時間を短縮できる。このように本考
案の呼水装置は呼水に要する時間を短縮できるので、放
水までの時間をできるだけ短縮したい消防用ポンプに好
適である。
尚、上記実施例においては、弁室3A及び排気通路2が
呼水装置aのケーシング1に形成されているが、本考案
はこれに限定されるものではなく、弁室及び排気通路を
ケーシング1とは別体の管状体で構成してもよいのは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る給水ポンプの呼水装
置によれば、下記のような優れた効果を得ることができ
る。
(イ)ダイヤフラム式止水弁の正圧圧力室を排気通路か
ら独立させて設け、該正圧圧力室と真空ポンプのポンプ
室の正圧側部分とを止水弁駆動用正圧通路で接続したの
で、真空ポンプを起動して呼水を行う際、該真空ポンプ
で吸引したときに逆止弁と止水弁とが開かれて、止水弁
が開く前よりも排気通路内の負圧が正圧側に近づいて
も、正圧圧力室には真空ポンプの排気が止水弁駆動用正
圧通路を経て送り込まれて該正圧圧力室の圧力が大気圧
より高くなり、その圧力でダイヤフラムを負圧圧力室側
に押し出すので、止水弁の開度が大きくなり、呼水を効
率よく行うことができ、呼水に要する時間を短縮するこ
とができる。
(ロ)呼水の吸い上げ高さが低くて、呼水時に排気通路
内の負圧の度合が高まらないときにも、止水弁を開くた
めに正圧圧力室を加圧する正圧力は呼水の吸上げ高さに
関係なく高められるため、止水弁の開度を拡げて効率よ
い呼水を行え、呼水に要する時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の呼水装置の一実施例を示す一部断面正
面図、第2図は従来の呼水装置を示す一部断面正面図で
ある。 a…呼水装置、b…給水ポンプ、c…給水ポンプのポン
プ室、2…排気通路、3…ダイヤフラム式止水弁、3G
…止水弁の弁体、3J…ダイヤフラム、3L…止水弁の
正圧圧力室、4…逆止弁、5…真空ポンプ、5A…真空
ポンプのポンプ室、5D…真空ポンプのポンプ室の正圧
側部分、9…止水弁駆動用正圧通路、9A…連通口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水ポンプのポンプ室に一端が接続された
    排気通路を有し、該排気通路の他端には真空ポンプが接
    続され、前記排気通路には呼水が吸上げられた時に該呼
    水により弁体が押上げられて前記排気通路を閉じるダイ
    ヤフラム式止水弁と前記真空ポンプが停止した時に前記
    排気通路を閉じる逆止弁とが配設されている給水ポンプ
    の呼水装置において、 前記ダイヤフラム式止水弁は、前記排気通路から独立し
    て形成されている正圧圧力室と、前記正圧圧力室に一端
    が接続されて他端が前記真空ポンプのポンプ室の正圧側
    部分に接続されて前記正圧圧力室を大気圧よりも高い正
    圧に加圧するための止水弁駆動用正圧通路と、前記正圧
    圧力室の圧力変化で作動するダイヤフラムと、前記ダイ
    ヤフラムの作動により前記排気通路の開閉動作をする弁
    体とを備えていることを特徴とする給水ポンプの呼水装
    置。
JP1987081733U 1987-05-28 1987-05-28 給水ポンプの呼水装置 Expired - Lifetime JPH064072Y2 (ja)

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JPS63190591U JPS63190591U (ja) 1988-12-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5949791U (ja) * 1982-09-25 1984-04-02 ト−ハツ株式会社 消防ポンプの呼水装置

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JPS63190591U (ja) 1988-12-08

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