JPH0640398B2 - 光学式ピツクアツプ装置 - Google Patents

光学式ピツクアツプ装置

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JPH0640398B2
JPH0640398B2 JP60107952A JP10795285A JPH0640398B2 JP H0640398 B2 JPH0640398 B2 JP H0640398B2 JP 60107952 A JP60107952 A JP 60107952A JP 10795285 A JP10795285 A JP 10795285A JP H0640398 B2 JPH0640398 B2 JP H0640398B2
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JP
Japan
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light
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disk
diffracted light
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聡 杉浦
勝春 佐藤
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Pioneer Corp
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Pioneer Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学式ビデオディスク、ディジタルオーディオ
ディスク等に情報を記録再生する光学式ピックアップ装
置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、光源と、該光源から発せられ、ディスクに入
射される入射光をディスク上に収束する対物レンズと、
ディスクにて反射された反射光の少なくとも一部を受光
する受光素子と、入射光と反射光の光路中に配置され、
その溝の深さが光源が発する光の波長の略1/2に設定
され、入射される光を所定の回折角度で±1次回折光に
回折する回折手段とを有する光学式ピックアップ装置に
おいて、回折手段により、+1次回折光又は−1次回折
光のうちの少なくとも一方が略無収差の光となるように
し、略無収差の1次回折光を対物レンズを介してディス
クに照射し、回折手段により回折された反射光の一方の
1次回折光を受光素子にて受光し、光源として発振スペ
クトラムのピークを2つ以上有する半導体レーザを用
い、回折手段を、その回折方向がディスクに形成された
トラックと平行又は垂直となるように配置するように
し、もって隣接トラックからのクロストークを少なくす
るか又は良好な時間軸方向のS/Nが得られるようにし
たものである。
〔従来の技術〕
ディスクに光学的に情報を記録再生する場合、レーザ光
等の記録再生用光をディスク上に入射し、その反射光を
受光するために、入射光と反射光とを分離する必要があ
る。斯かる分離手段としてハーフミラーや、1/4波長
板と偏光プリズムとの組合せ等が提案されているが、こ
れらを用いると、装置が大型化する欠点があった。これ
を解決するものとして例えば特開昭56−57013号
公報、特開昭59−119548号公報等に開示されて
いるように、回折格子を分離手段として用いることが考
えられる。
第3図は回折格子を分離手段として用いた場合における
従来の光学式ピックアップ装置の模式的平面図である。
同図において1は所定の波長λの記録再生用光を発する
半導体レーザ、ガスレーザ等の光源である。2は入射さ
れる光を回折する位相型回折板(回折格子)である。位
相型回折板2が有する溝の深さ、間隔及び向きによって
回折光の分布状態が決定されるが、その深さは波長λの
略1/2に設定されており、略々1次回折光のみが導出
されるようになっている。3は対物レンズであり、ディ
スク4上に光を収束するように図示せぬフォーカスモー
タ等により駆動される。5はディスク4により反射され
た反射光を受光し、焦点誤差信号やディスク4に記録さ
れている情報の再生信号を出力する受光素子である。
光源1から発せられた光は位相型回折板2により回折さ
れる。その溝の深さが光の波長λの略々1/2に設定さ
れているため、このとき導出されるのは殆ど+1次回折
光と−1次回折光のみである。位相型回折板2は、例え
ば−1次回折光(又は+1次回折光)のみを殆ど無収差
で回折するように設定されており、この−1次回折光が
対物レンズ3に入射光として入射され、ディスク4上に
収束、照射される(+1次回折光は図示していない)。
ディスク4により反射され、対物レンズ3に入射した反
射光は、さらに位相型回折板2に入射され、そこで再び
+1次回折光と−1次回折光とに回折される。そしてそ
のうち殆ど無収差の+1次回折光(又は−1次回折光)
は光源1に戻され、非点収差を有する−1次回折光(又
は+1次回折光)が受光素子5に照射される。従って受
光素子5を4分割しておき、所謂非点収差法により焦点
誤差制御を行うことができるとともに、その和信号から
記録情報の再生信号を得ることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところでマルチモードの半導体レーザは、第4図に示す
ように、1nmの長さの間に数本のピーク波長を有してい
る。このように発振スペクトラムのピークを2つ以上有
する半導体レーザを光源1として用い、位相型回折板2
に入射角度αで入射させると、第5図に示すように、近
似した比較的大きいレベルの1次回折光が複数本導出さ
れる。例えば入射角度αが約9度、位相型回折板2が1
mm当たり約200本の回折格子を有するものとすると、
波長が785nmの1次回折光Lと波長が784nmの1
次回折光L(又は波長が786nmの1次回折光L
がなす角度θは約0.007度となる。光源1と位相型
回折板2との距離(位相型回折板2と光軸との交点Pと
光源1との距離)を5mm、位相型回折板2と対物レンズ
3との距離を5mm、対物レンズ3の焦点距離を2mmと仮
定すると、波長が785nmの1次回折光はディスク4上
の点Qに、また波長が784nmの1次回折光は点Rに、
各々収束され、点Qと点Rとの距離は約0.256μm
となる。
すなわち光源1として発振スペクトラムのピークを2つ
以上有する半導体レーザを用いると、位相型回折板2の
回折方向に広がった収束光がディスク4上に照射される
ことになる。従ってディスク4上の隣接トラックからの
クロストークが増加したり、同一トラックの時間軸方向
のS/Nが悪化する欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図及び第2図は本発明の光学式ピックアップ装置の
模式的斜視図を表わしている。本発明の構成は基本的に
は第3図における場合と同様である。但し本発明におい
ては光源1としてマルチモードの半導体レーザが用いら
れる。さらにまた位相型回折板2は、その回折格子11
の方向がディスク4のトラック12に対して特定の関係
(垂直(第1図)又は平行(第2図))になるように配
置されている。その他光源1から発せられたレーザ光が
位相型回折板2に入射され、そこで回折された1次回折
光のうち、殆ど無収差の回折光が対物レンズ3に入射さ
れ、ディスク4上に収束されるようになされているこ
と。またディスク4からの反射光が対物レンズ3、位相
型回折板2を介して受光素子5に照射されるようになさ
れていることは第3図における場合と同様である。
〔作用〕
しかしてその作用を説明する。光源1から発せられた光
は、位相型回折板2の回折格子11がx軸方向と略平行
となされているため、y軸方向と略平行な方向に回折さ
れる。位相型回折板2は、例えば−1次回折光(又は+
1次回折光)のみを殆ど無収差で回折するように設計さ
れており、この無収差の−1次回折光が対物レンズ3に
入射光として入射され、ディスク4上に収束、照射され
る。ディスク4により反射され、対物レンズ3に入射し
た反射光は、さらに位相型回折板2に入射され、そこで
再び+1次回折光と−1次回折光とにy軸と平行な方向
に回折(分離)される。そして一方の1次回折光は光源
1に戻され、他方の1次回折光が受光素子5に入射され
る。受光素子5に入射される1次回折光として非点収差
を有する方を選定すれば、所謂非点収差法による焦点誤
差制御を行うことができる(勿論他の方法により焦点誤
差制御を行うこともできる)。
一方受光素子5の出力からディスク4に形成されたトラ
ック12上に記録されている情報の再生信号を得ること
ができる。ディスク4が例えばビデオディスクにおける
場合のように、所定の信号(ビデオ信号)が周波数変調
されて記録されているようなときは、第1図に示すよう
に、回折格子11による回折方向(y軸方向)をトラッ
ク12の方向と略平行にするのがよい。このようにする
とマルチモードの半導体レーザのビームの広がりがトラ
ック12と平行な方向となり、隣接トラックからのクロ
ストークが増大するのを防止することができる。
またディスク4が例えば光学式ディジタルオーディオデ
ィスクにおける場合のように、所定の信号(オーディオ
信号)がEEM変調等ディジタル変調されているとき
は、第2図に示すように、回折格子11による回折方向
(y軸方向)をトラック12の方向と略垂直にするのが
よい。このようにするとマルチモードの半導体レーザの
ビームがトラック12と垂直な方向に広がり、同一トラ
ックの時間軸方向には広がらないので、時間軸方向のS
/Nが悪化するのを防止することが可能である。
〔効果〕
以上の如く本発明は、光源と、該光源から発せられ、デ
ィスクに入射される入射光をディスク上に収束する対物
レンズと、ディスクにて反射された反射光の少なくとも
一部を受光する受光素子と、入射光と反射光の光路中に
配置され、その溝の深さが光源が発する光の波長の略1
/2に設定され、入射される光を所定の回折角度で±1
次回折光に回折する回折手段とを有する光学式ピックア
ップ装置において、回折手段により、+1次回折光又は
−1次回折光のうちの少なくとも一方が略無収差の光と
なるようにし、略無収差の1次回折光を対物レンズを介
してディスクに照射し、回折手段により回折された反射
光の一方の1次回折光を受光素子にて受光し、光源とし
て発振スペクトラムのピークを2つ以上有する半導体レ
ーザを用い、回折手段を、その回折方向がディスクに形
成されたトラックと平行又は垂直となるように配置する
ようにしたので、隣接トラックからのクロストークが増
大するのを防止したり、時間軸方向のS/Nが悪化する
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の光学式ピックアップ装置の
模式的斜視図、第3図は従来の光学式ピックアップ装置
の模式的平面図、第4図はマルチモードの半導体レーザ
のスペクトラム図、第5図は従来の光学式ピックアップ
装置の模式的光路図である。 1……光源、2……位相型回折板 3……対物レンズ、4……ディスク 5……受光素子、11……回折格子 12……トラック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、該光源から発せられ、ディスクに
    入射される入射光を該ディスク上に収束する対物レンズ
    と、該ディスクにて反射された反射光の少なくとも一部
    を受光する受光素子と、該入射光と反射光の光路中に配
    置され、その溝の深さが該光源が発する光の波長の略1
    /2に設定され、入射される光を所定の回折角度で±1
    次回折光に回折する回折手段とを有する光学式ピックア
    ップ装置において、 該回折手段により、該+1次回折光又は該−1次回折光
    のうちの少なくとも一方が略無収差の光となるように
    し、略無収差の該1次回折光を該対物レンズを介して該
    ディスクに照射し、該回折手段により回折された該反射
    光の一方の1次回折光を該受光素子にて受光し、該光源
    として発振スペクトラムのピークを2つ以上有する半導
    体レーザを用い、該回折手段を、その回折方向が該ディ
    スクに形成されたトラックと平行又は垂直となるように
    配置することを特徴とする光学式ピックアップ装置。
JP60107952A 1985-05-20 1985-05-20 光学式ピツクアツプ装置 Expired - Lifetime JPH0640398B2 (ja)

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JPS61265745A JPS61265745A (ja) 1986-11-25
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JP2624783B2 (ja) * 1988-06-29 1997-06-25 株式会社日立製作所 光集積回路
JP2547826B2 (ja) * 1988-10-19 1996-10-23 キヤノン株式会社 マルチモード半導体レーザを使用する干渉計測装置

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