JP3294092B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP3294092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体に対する情
報の記録及び/又は再生及び/又は消去を行う光ピック
アップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は記録媒体に対する情報の記録及
び/又は再生及び/又は消去を行う従来の光ピックアッ
プ装置の一例を示す。この例では、半導体レーザからな
る光源11より出射された発散光からなる光束は、コリ
メートレンズ12により略平行光とされ、ビームスプリ
ッタ13を透過して偏向プリズム14により記録媒体1
5の方向に偏向され、対物レンズ16により光ディスク
などの記録媒体15の記録面上の情報トラックの所定位
置に集光される。記録媒体15は、スピンドルモータに
より回転駆動され、対物レンズ16からのレーザ光が記
録面上の情報トラックを走査する。
【0003】記録媒体15の記録面で反射された反射光
束は、対物レンズ16により略平行光とされて偏向プリ
ズム14により反射され、検出レンズ17により集光傾
向が与えられて受光素子で検出されることにより、再生
信号及びフォーカス信号、トラック信号などのサーボ信
号が検出される。一般的なナイフエッジ法によりフォー
カス検出を行う場合には、検出レンズ17からの検出光
(検出すべき反射光)は、ナイフエッジプリズム18に
より一部が反射され、他の一部が直進する。
【0004】検出レンズ17から直進した検出光の焦点
近傍には2分割フォトダイオードからなる受光素子19
がその分割線がナイフエッジプリズム18のエッジと平
行となるように設置され、検出レンズ17から直進した
検出光が2分割フォトダイオード19により検出され
る。2分割フォトダイオード19の各分割部分の出力信
号の差が図示しない回路でとられてフォーカス信号が生
成されることによりフォーカス検出が行われる。また、
ナイフエッジプリズム18で反射された検出光は多分割
フォトダイオードからなる受光素子20により検出され
て再生信号及びトラック信号が検出される。
【0005】また、シャープ技報第48号第21〜26
頁「レーザディスク用ホログラムピックアップ」199
1年3月には、ホログラムを用いることにより小型軽量
化と光学系の簡素化を図った光ピックアップ装置が記載
されている。この光ピックアップ装置では、半導体レー
ザからのレーザ光はホログラム素子の裏面に形成された
トラッキングビーム生成用回折格子により2つのトラッ
キング用副ビームと情報信号読み出し用主ビームの3つ
の光ビームに分けられる。この3つの光ビームは、ホロ
グラム素子とコリメートレンズを透過し、対物レンズに
よって記録媒体としてのディスク上に集光される。
【0006】ディスクで反射された光は、対物レンズと
コリメートレンズによって再び集光され、ホログラム素
子に入射して回折される。ホログラム素子によって回折
された光は5分割フォトダイオードからなる受光素子上
に導かれるが、ホログラム素子が格子周期の異なる2つ
の領域に分かれていることにより、主ビームの反射光の
うちホログラム素子の一方の領域に入射したものが5分
割フォトダイオードの2つの分割部分の分割線上に集光
され、主ビームの反射光のうちホログラム素子の他方の
領域に入射したものが5分割フォトダイオードの他の1
つの分割部分に集光される。また、副ビームの反射光は
それぞれ5分割フォトダイオードの他の2つの分割部分
に集光され、5分割フォトダイオードの各分割部分の出
力信号から再生信号、フォーカス信号、ラジアル誤差信
号が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記シャープ技報に記
載されている、ホログラムを用いることにより小型軽量
化と光学系の簡素化を図った光ピックアップ装置では、
コリメートレンズが反射光を受光素子に集光する集光レ
ンズの役目を果たしている。コリメートレンズが無い有
限系の場合には対物レンズがその集光レンズの役目を果
たすことになる。しかし、この集光レンズの焦点距離が
短くなると、一般的にナイフエッジ法でフォーカス検出
を行う場合に図15に示すように感度が高くなる。
【0008】また、記録媒体の高密度化の要求から対物
レンズの開口数を高くすると、フォーカス検出の感度が
さらに図16に示すように高くなる。フォーカス信号に
よるフォーカス制御の立場からみると、フォーカス検出
の感度が極端に高くてフォーカス信号のフォーカス誤差
に対してリニアな範囲が狭いと、問題となる。ある程度
のフォーカス制御範囲を得るためには、フォーカス検出
の感度が高すぎてはいけない。
【0009】従来の光ピックアップ装置では、高開口数
の対物レンズを用いると、その点が問題となる。つま
り、記録媒体の高密度化に伴い高開口数の対物レンズを
用いる場合は何らかの方法でフォーカス信号の感度を下
げてフォーカス信号のリニアな範囲を広くしなければな
らない。
【0010】本発明は、フォーカス信号の感度を下げる
ことによりフォーカス信号のリニアな範囲を広くするこ
とができてフォーカス制御範囲を広げることができ、か
つ、検出光の有効利用や低コスト化、信頼性の向上を図
ることができる光ピックアップ装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録媒体に光束を照射する
光源と、この光源からの光束を前記記録媒体の記録面の
情報トラックに集光する対物レンズと、前記記録媒体の
記録面からの反射光を前記対物レンズを通して受光して
検出する受光素子とを有し、前記記録媒体に対する情報
の記録及び/又は再生及び/又は消去を行う光ピックア
ップ装置において、前記反射光の一部を用いて前記記録
面上の集光スポットのフォーカス制御を行うためのフォ
ーカス信号を生成するフォーカス検出手段を備え、この
フォーカス検出手段は、前記対物レンズの焦点距離を
f、前記対物レンズの開口数をNA、前記記録面上に記
録された最短マークの空間周波数をν、前記光源の波長
をλ、前記光源からの光束の周波数と前記NAにより決
まる前記記録媒体の記録面で反射されて前記対物レンズ
を通過した反射光の径に比例する定数をkとし、前記反
射光の光軸に垂直な面内で前記反射光の中心を原点とし
て前記情報トラック方向にy軸、前記情報トラック方向
と直交する方向にx軸をとったとき、 x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦0若しくは0≦y≦kf(νλ−NA) で表わされる第1の領域の内部の光束を光束領域分割手
段で分割して検出しフォーカス信号を生成するものであ
り、フォーカス信号の感度を下げてフォーカス信号のリ
ニアな範囲を広くすることができ、フォーカス制御範囲
を広げることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ピックアップ装置において、前記反射光のうち x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦kf(νλ−NA) で表わされ、さらに、前記第1の領域以外となる第2の
領域の光束を光束領域分割手段で分割して検出しトラッ
ク信号を生成するトラック検出手段を備えたものであ
り、反射光の有効利用を図ることができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の光ピックアップ装置において、前記反射光のうち
前記第1の領域及び第2の領域以外の領域の光束を分割
する光束領域分割手段と、この光束領域分割手段により
分割した光束を受光する1つの受光素子を備えたもので
あり、低コスト化及び回路構成の簡略化を図ることがで
きる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の光ピックアップ装置において、前記光束領域
分割手段がホログラムであるものであり、設計自由度の
向上、小型化、低コスト化を図ることができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の光
ピックアップ装置において、前記ホログラムと前記記録
媒体との間に設けられるλ/4板を有し、前記ホログラ
ムが偏光分離ホログラムであるものであり、小型化、光
利用率の向上及び信頼性の向上を図ることができる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の光ピックアップ装置において、前記光源と受光素
子が同一のパッケージ内に配置されているものであり、
小型化、部品点数の削減、低コスト化、信頼性の向上を
図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の実施形態の前提と
なる第1の光ピックアップ装置について説明する。この
第1の光ピックアップ装置は、前述した図15に示す従
来の光ピックアップ装置において、以下に述べる点が異
なるようにしたものである。すなわち、この第1実施形
態は、従来の光ピックアップ装置とは検出光のナイフエ
ッジによる遮光の仕方、つまり、フォーカス検出に用い
る光束領域が異なる。
【0018】従来の光ピックアップ装置では、図2
(a)(b)に示すように検出レンズ17からの検出光
21は、直線で左右に2分割されてその一方21aがナ
イフエッジプリズム18により反射され、他方12bが
直進する。これに対して、この第1の光ピックアップ装
置では、図2(c)に示すように検出レンズ17からの
検出光21は、光束領域分割手段により3分割されて中
心近傍の帯状部分21dが直進し、他の部分21e、2
1fが光束領域分割手段により反射される。
【0019】図1に示すように上記光束領域分割手段は
中心部に帯状の透過部22aを持つ平板ミラー22が用
いられ、この平板ミラー22は透過部22a以外の領域
に反射膜22bが設けられている。検出レンズ17から
の検出光21は、中心近傍の帯状部分21dが平板ミラ
ー22の透過部22aを透過して直進し、他の部分21
e、21fが平板ミラー22により反射される。検出レ
ンズ17から平板ミラー22の透過部22aを透過して
直進した検出光21dは2分割フォトダイオード19に
より検出され、2分割フォトダイオード19の各分割部
分の出力信号の差が図示しない回路でとられてフォーカ
ス信号が生成されることによりフォーカス検出が行われ
る。また、平板ミラー22により反射された検出光は多
分割フォトダイオードからなる受光素子20により検出
され、この受光素子20の各分割部分の出力信号から図
示しない回路で再生信号及びトラック信号が検出され
る。
【0020】次に、本発明の実施形態の前提となる第2
の光ピックアップ装置について説明する。この第2の光
ピックアップ装置は、上記第1の光ピックアップ装置に
おいて、図3に示すように光束領域分割手段として平板
ミラー22の代りにナイフエッジプリズム18及び遮光
板23が用いられる。検出レンズ17からの検出光21
は、中心近傍の帯状部分21dがナイフエッジプリズム
18及び遮光板23の間を透過して直進し、他の部分2
1e、21fがナイフエッジプリズム18及び遮光板2
3により反射される。
【0021】検出レンズ17から直進した検出光21d
は2分割フォトダイオード19により検出され、2分割
フォトダイオード19の各分割部分の出力信号の差が図
示しない回路でとられてフォーカス信号が生成されるこ
とによりフォーカス検出が行われる。また、ナイフエッ
ジプリズム18及び遮光板23により反射された検出光
は多分割フォトダイオードからなる受光素子20により
検出され、この受光素子20の各分割部分の出力信号か
ら図示しない回路で再生信号及びトラック信号が検出さ
れる。
【0022】次に、本発明の実施形態の前提となる第3
の光ピックアップ装置について説明する。この第3の光
ピックアップ装置は、上記第1の光ピックアップ装置に
おいて、図4に示すように光束領域分割手段として2つ
のナイフエッジプリズム18、24が用いられる。検出
レンズ17からの検出光21は、中心近傍の帯状部分2
1dがナイフエッジプリズム18、24の間を透過して
直進し、他の部分21e、21fがナイフエッジプリズ
ム18、24により反射される。
【0023】検出レンズ17から直進した検出光21d
は2分割フォトダイオード19により検出され、2分割
フォトダイオード19の各分割部分の出力信号の差が図
示しない回路でとられてフォーカス信号が生成されるこ
とによりフォーカス検出が行われる。また、ナイフエッ
ジプリズム18により反射された検出光は多分割フォト
ダイオードからなる受光素子20により検出され、ナイ
フエッジプリズム24により反射された検出光は受光素
子25により検出されて受光素子19、25の出力信号
から図示しない回路で再生信号及びトラック信号が検出
される。
【0024】このように、第1の光ピックアップ装置乃
至第3の光ピックアップ装置は、記録媒体15に光束を
照射する光源としての半導体レーザ11と、この光源1
1からの光束を記録媒体15の記録面の情報トラックに
集光する対物レンズ16と、記録媒体15の記録面から
の反射光を対物レンズ16を通して受光して検出する受
光素子19、20とを有し、記録媒体15に対する情報
の記録及び/又は再生及び/又は消去を行う光ピックア
ップ装置において、前記反射光の一部を用いて前記記録
面上の集光スポットのフォーカス制御を行うためのフォ
ーカス信号を生成するフォーカス検出手段としての検出
レンズ17、平板ミラー22、受光素子19、20及び
図示しない回路、又は検出レンズ17、ナイフエッジプ
リズム18、遮光板23、受光素子19、20及び図示
しない回路、又は検出レンズ17、ナイフエッジプリズ
ム18、24、受光素子19、20及び図示しない回路
を備え、このフォーカス検出手段が前記反射光の中心近
傍の帯状部分を光束領域分割手段としての平板ミラー2
2又はナイフエッジプリズム18及び遮光板23又はナ
イフエッジプリズム18、24で分割して検出しフォー
カス信号を生成するので、フォーカス信号の感度を下げ
てフォーカス信号のリニアな範囲を広くすることがで
き、フォーカス制御範囲を広げることができる。
【0025】次に、本発明の第1実施形態について説明
する。この第1実施形態は、請求項1、2記載の発明の
一実施形態であり、上記第1の光ピックアップ装置にお
いて、図5に示すように対物レンズ16の焦点距離を
f、対物レンズ16の開口数をNA、記録媒体15の記
録面上に記録された最短マークの空間周波数をν、半導
体レーザ11からのレーザ光の波長をλ、レーザ光の径
に比例する定数をkとし、検出レンズ17からの検出光
21の光軸に垂直な面内で検出光21の中心を原点とし
て記録媒体15の記録面上の情報トラック方向にy軸、
情報トラック方向と直交する方向にx軸をとったとき、
フォーカス検出手段が x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦0若しくは0≦y≦kf(νλ−NA) で表わされる第1の領域若しくはの内部の光束を光
束領域分割手段で分割して検出しフォーカス信号を生成
し、トラック検出手段が領域、の内部の光束のうち
フォーカス検出に用いなかった方の光束によりプッシュ
プル法でトラック信号を検出するようにしたものであ
る。
【0026】情報トラックのパターンは図5に点線で示
すようにy軸に対称であり、領域は、検出レンズ17
からの検出光21の光軸に垂直な面内でx軸に平行な直
線y=kf(νλ−NA)とx軸とで囲まれた領域(図
5の斜線部分)となる。また、領域は、検出レンズ1
7からの検出光21の光軸に垂直な面内でx軸に平行な
直線y=−kf(νλ−NA)とx軸とで囲まれた領域
(図5の斜線部分)となる。
【0027】図6に示すように検出レンズ17からの検
出光21は光束領域分割手段としての分割プリズム26
により図5に示すように光軸に垂直な面内で複数の領域
〜に分割され、領域、の内部の光束のうち一方
の光束が2分割フォトダイオードからなる受光素子27
により受光されて検出される。この2分割フォトダイオ
ード27は情報トラック方向と直交するx軸方向の分割
線により2分割され、図示しない演算回路で2分割フォ
トダイオード27の各分割部分の出力信号b、cの差が
とられてフォーカス信号FE=b−cが生成される。従
って、検出レンズ17、分割プリズム26、2分割フォ
トダイオード27及び図示しない演算回路はフォーカス
検出手段を構成することになる。
【0028】また、領域、の内部の光束のうち他方
の光束が2分割フォトダイオードからなる受光素子28
により受光されて検出され、この2分割フォトダイオー
ド28は情報トラック方向と平行なy軸方向の分割線に
より2分割されている。2分割フォトダイオード28の
各分割部分の出力信号d、eの差が図示しない演算回路
でとられてトラック信号TE=d−eが生成され、検出
レンズ17、分割プリズム26、2分割フォトダイオー
ド28及び図示しない演算回路はトラック検出手段を構
成する。
【0029】他の領域、の内部の光束はそれぞれ無
分割フォトダイオードからなる受光素子29、30によ
り受光されて検出され、図示しない演算回路は、フォト
ダイオード29、30の出力信号a、fの和をとって再
生信号Rf=a+fを生成し、あるいはフォトダイオー
ド27〜30の出力信号の和をとって再生信号Rf=a
+b+c+d+e+fを生成する。
【0030】図7は本発明の第2実施形態の信号検出部
を示す。この第2実施形態は、請求項1、2記載の発明
の他の実施形態であり、上記第1実施形態において、光
束領域分割手段として分割プリズム26の代りに複数の
ナイフエッジプリズム18、31、32を用いるように
したものであり、その他の部分が上記第1実施形態と同
様に構成されている。
【0031】検出レンズ17からの検出光21は、領域
、の内部の光束のうち一方の光束が直進して2分割
フォトダイオード27により受光され、領域、の内
部の光束のうち他方の光束がナイフエッジプリズム18
で反射されて2分割フォトダイオード28により受光さ
れる。また、検出レンズ17からの検出光21は、他の
領域の内部の光束がナイフエッジプリズム18、32
で反射されてフォトダイオード30により受光され、領
域の内部の光束がナイフエッジプリズム31で反射さ
れてフォトダイオード29により受光される。
【0032】このように、第1実施形態及び第2実施形
態は、請求項1記載の発明の実施形態であって、記録媒
体15に光束を照射する光源としての半導体レーザ11
と、この光源11からの光束を記録媒体15の記録面の
情報トラックに集光する対物レンズ16と、記録媒体1
5の記録面からの反射光を対物レンズ16を通して受光
して検出する受光素子27〜30とを有し、記録媒体1
5に対する情報の記録及び/又は再生及び/又は消去を
行う光ピックアップ装置において、前記反射光の一部を
用いて前記記録面上の集光スポットのフォーカス制御を
行うためのフォーカス信号を生成するフォーカス検出手
段としての検出レンズ17、分割プリズム26若しくは
ナイフエッジプリズム18、31、2分割フォトダイオ
ード27及び図示しない演算回路を備え、このフォーカ
ス検出手段は、対物レンズ16の焦点距離をf、対物レ
ンズ16の開口数をNA、前記記録面上に記録された最
短マークの空間周波数をν、光源11の波長をλ、前記
光束の径に比例する定数をkとし、前記反射光の光軸に
垂直な面内で前記反射光の中心を原点として前記情報ト
ラック方向にy軸、前記情報トラック方向と直交する方
向にx軸をとったとき、 x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦0若しくは0≦y≦kf(νλ−NA) で表わされる第1の領域若しくはの内部の光束を光
束領域分割手段としての分割プリズム26若しくはナイ
フエッジプリズム18、31で分割して検出しフォーカ
ス信号を生成するので、フォーカス信号の感度を下げて
フォーカス信号のリニアな範囲を広くすることができ、
フォーカス制御範囲を広げることができ、さらに、再生
信号のS/Nを向上させることができる。
【0033】例えば、記録媒体15がコンパクトディス
クからなる光ディスクの場合、クロック周期Tに対して
ジッタ方向に最も短い信号は3T、最も長い信号は11
Tである。対物レンズ16のNAと半導体レーザ11の
波長により決まる記録媒体15上の光スポットの径が一
定の場合、記録媒体15の記録密度が高くなると、3T
信号の振幅は記録媒体15上のピットによる回折パター
ンの0次光と1次光の重なりが少なくなるので、それら
の干渉により発生する信号変化が少なくなる。しかし、
検出レンズ17からの検出光を部分的に遮光することに
より、3T信号の振幅を低下させずに3T信号に含まれ
るノイズ成分を低減でき、3T信号のS/Nを向上させ
ることができる。また、検出レンズ17からの検出光の
中心部を遮光しているので、11T信号の振幅が低下
し、実質的に波形等価の効果が得られる。
【0034】また、第1実施形態及び第2実施形態は、
請求項2記載の発明の実施形態であって、請求項1記載
の光ピックアップ装置において、前記反射光のうち x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦kf(νλ−NA) で表わされ、さらに、前記第1の領域以外となる第2の
領域の光束を光束領域分割手段として分割プリズム26
若しくはナイフエッジプリズム18、32で分割して検
出しトラック信号を生成するトラック検出手段としての
検出レンズ17、分割プリズム26若しくはナイフエッ
ジプリズム18、32、2分割フォトダイオード28及
び図示しない演算回路を備えたので、検出光の有効利用
を図ることができる。
【0035】図8は本発明の第3実施形態の信号検出部
を示す。この第3実施形態は、請求項3記載の発明の一
実施形態であり、上記第1実施形態において、検出レン
ズ17からの検出光21における外側の領域、の内
部の光を1つの受光素子33で受光する構成としたもの
である。光束領域分割手段としては分割プリズム26の
代りに分割プリズム34が用いられる。
【0036】検出レンズ17からの検出光21は、領域
の内部の光束と、領域の内部の光束と、他の領域
、の内部の光束とに分割されて領域、の内部の
光束のうち一方の光束が2分割フォトダイオードからな
る受光素子27により受光され、領域、の内部の光
束のうち他方の光束が2分割フォトダイオードからなる
受光素子28により受光されて他の領域、の内部の
光束が1つの無分割受光素子33により受光される。図
示しない演算回路は、フォトダイオード33の出力信号
aを再生信号Rfとして出力し、あるいはフォトダイオ
ード27、28、33の出力信号の和をとって再生信号
Rf=a+b+c+d+eを生成する。
【0037】このように、この第3実施形態は、請求項
3記載の発明の一実施形態であって、請求項1または2
記載の光ピックアップ装置において、前記反射光のうち
前記第1の領域(、の一方)及び第2の領域(、
の他方)以外の領域、の光束を分割する光束領域
分割手段としての分割プリズム34と、この光束領域分
割手段34により分割した光束を受光する1つの受光素
子33を備えたので、回路の簡素化を図ることができ、
受光素子の出力信号を増幅する高価な高帯域アンプを最
小限の1個にすることができて低コスト化を図ることが
できる。さらに、受光素子を小型化して帯域を向上させ
ることができる。
【0038】図9は本発明の第4実施形態の信号検出部
を示す。この第4実施形態は、請求項4記載の発明の一
実施形態であり、上記第1の光ピックアップ装置におい
て、光束領域分割手段としてホログラム35を用い、受
光素子として2分割フォトダイオードからなる受光素子
36及び無分割フォトダイオードからなる受光素子(P
D)37〜39を用いたものである。
【0039】ホログラム35は、検出レンズ17からの
検出光21を領域、〜(領域、は領域をy
軸で分割したもの)に分割して領域、の内部の光束
をPD37へ回折し、領域の内部の光束をPD36へ
回折し、領域の内部の光束をPD38へ回折し、領域
の内部の光束をPD39へ回折する。PD36は情報
トラック方向と直交するx軸方向の分割線により2分割
されている。
【0040】図示しない演算回路は、PD36の各分割
部分の出力信号b、cの差をとってフォーカス信号FE
=b−cを生成し、PD38、39の出力信号d、eの
差をとってトラック信号TE=d−eを生成し、PD3
7の出力信号aを再生信号Rf=aとして出力し、ある
いはPD36、37〜39の出力信号の和をとって再生
信号Rf=a+b+c+d+eを生成する。
【0041】このように、この第4実施形態は、請求項
4記載の発明の一実施形態であって、上記第1の光ピッ
クアップ装置において、光束領域分割手段がホログラム
35であるので、ホログラムが量産性に優れていること
から低コスト化を図ることができる。また、ホログラム
なら複雑な形状のプリズムと同等の機能を有するものが
単板で安価に形成できるので、簡単な構成で複雑な形状
のプリズムと同等の効果を得ることができ、設計自由度
を向上させることができる。また、機能集積という意味
で小型化に寄与することができる。なお、請求項4記載
の発明は、上記請求項1〜3記載の発明の各実施形態に
適用して光束領域分割手段をホログラムで構成するよう
にしてもよい。
【0042】図10は本発明の第5実施形態を示す。こ
の第5実施形態は請求項6記載の発明の一実施形態であ
る。第5実施形態では、上記第4実施形態において、複
数の受光素子36〜39は同一基板、例えばシリコン基
板上に配置され、半導体レーザ11と受光素子36〜3
9が同一のパッケージ内に配置されて1つのユニット4
0が構成される。
【0043】半導体レーザ11より出射された発散光か
らなる光束は、ホログラム35を透過してコリメートレ
ンズ12により略平行光とされ、偏向プリズム14によ
り記録媒体15の方向に偏向されて対物レンズ16によ
り記録媒体15の記録面上の情報トラックの所定位置に
集光される。記録媒体15の記録面で反射された反射光
束は、対物レンズ16により略平行光とされて偏向プリ
ズム14により反射され、コリメートレンズ12により
集光傾向が与えられてホログラム35に入射する。
【0044】ホログラム35は、コリメートレンズ12
からの検出光21を上述のように領域、〜に分割
して領域、の内部の光束をPD37へ回折し、領域
の内部の光束をPD36へ回折し、領域の内部の光
束をPD38へ回折し、領域の内部の光束をPD39
へ回折する。図示しない演算回路は、PD36の各分割
部分の出力信号b、cの差をとってフォーカス信号FE
=b−cを生成し、PD38、39の出力信号d、eの
差をとってトラック信号TE=d−eを生成し、PD3
7の出力信号aを再生信号Rf=aとして出力する。再
生信号を検出する系はノイズを低減するために初段アン
プを上記基板上に形成する構成も考えられる。
【0045】この第5実施形態はコリメートレンズ12
を用いた無限系の実施形態であるが、本発明の第6実施
形態は請求項6記載の発明の他の実施形態であって、上
記第5実施形態において、図12に示すようにコリメー
トレンズ12が無いだけの有限系の構成としたものであ
る。
【0046】このように、第5実施形態及び第6実施形
態は請求項6記載の発明の実施形態であって、請求項4
記載の光ピックアップ装置において、光源としての半導
体レーザ11と受光素子36〜39が同一のパッケージ
内に配置されているので、小型化、部品点数の削減及び
低コスト化を図ることができる。また、光源と受光素子
とホログラムの関係を常に一定に保つことができ、経時
変化、温度変化に対して信号品質を一定に保つことがで
き、信頼性を向上させることができる。
【0047】図13は本発明の第7実施形態を示す。こ
の第7実施形態は請求項5記載の発明の一実施形態であ
る。第7実施形態では、上記第5実施形態において、ホ
ログラム35の代りに偏光分離ホログラム41及びλ/
4板42が用いられている。半導体レーザ11より出射
された直線偏光の光束は偏光分離ホログラム41を透過
した後にλ/4板42を透過することにより円偏光に変
換され、コリメートレンズ12により略平行光とされ、
偏向プリズム14により記録媒体15の方向に偏向され
て対物レンズ16により記録媒体15の記録面上の情報
トラックの所定位置に集光される。
【0048】記録媒体15の記録面で反射された反射光
束は、対物レンズ16により略平行光とされて偏向プリ
ズム14により反射され、コリメートレンズ12により
集光傾向が与えられて再びλ/4板42を透過すること
により半導体レーザ11の出射光とは偏光方向が90°
回転した直線偏光となり、偏光分離ホログラム41によ
り回折されて所定形状に分割される。
【0049】偏光分離ホログラム41は、偏光分離機能
を有するホログラムのことであり、例えばS偏光を透過
し、P偏光を回折する機能を有するホログラムのことで
ある。この偏光分離ホログラム41は、λ/4板42か
らの検出光21を上述のように領域、〜に分割し
て領域、の内部の光束をPD37へ回折し、領域
の内部の光束をPD36へ回折し、領域の内部の光束
をPD38へ回折し、領域の内部の光束をPD39へ
回折する。図示しない演算回路は、PD36の各分割部
分の出力信号b、cの差をとってフォーカス信号FE=
b−cを生成し、PD38、39の出力信号d、eの差
をとってトラック信号TE=d−eを生成し、PD37
の出力信号aを再生信号Rf=aとして出力する。
【0050】偏光分離ホログラム41と記録媒体15と
の間にλ/4板42を配置したことにより、半導体レー
ザ11からの照明光が偏光分離ホログラム41を通過し
ても照明光が回折せず記録媒体15からの反射光のみ回
折させることが可能となり、つまり、照明光と反射光と
をほぼ同一光路に設定することができる。また、記録媒
体を照明する照明系と、記録媒体からの反射光より各種
信号を検出する検出系とも光利用効率を向上させること
ができる。
【0051】このように、この第7実施形態は、請求項
5記載の発明の一実施形態であって、請求項4記載の光
ピックアップ装置において、ホログラム41と記録媒体
15との間に設けられるλ/4板42を有し、ホログラ
ム41が偏光分離ホログラムであるので、照明系、検出
系とも光利用効率を向上させることができ、これにより
書き換え用などで記録媒体の記録面上の光スポットを高
いパワーを持つ光スポットとする必要がある場合、より
低出力の光源を用いることができ、コストを下げること
ができる。また、λ/4板と偏光分離ホログラムによる
アイソレーションにより記録媒体からの戻り光の影響
(半導体レーザの出力変動等)を押えることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、記録媒体に光束を照射する光源と、この光源からの
光束を前記記録媒体の記録面の情報トラックに集光する
対物レンズと、前記記録媒体の記録面からの反射光を前
記対物レンズを通して受光して検出する受光素子とを有
し、前記記録媒体に対する情報の記録及び/又は再生及
び/又は消去を行う光ピックアップ装置において、前記
反射光の一部を用いて前記記録面上の集光スポットのフ
ォーカス制御を行うためのフォーカス信号を生成するフ
ォーカス検出手段を備え、このフォーカス検出手段は、
前記対物レンズの焦点距離をf、前記対物レンズの開口
数をNA、前記記録面上に記録された最短マークの空間
周波数をν、前記光源の波長をλ、前記光束の径に比例
する定数をkとし、前記反射光の光軸に垂直な面内で前
記反射光の中心を原点として前記情報トラック方向にy
軸、前記情報トラック方向と直交する方向にx軸をとっ
たとき、 x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦0若しくは0≦y≦kf(νλ−NA) で表わされる第1の領域の内部の光束を光束領域分割手
段で分割して検出しフォーカス信号を生成するので、フ
ォーカス信号の感度を下げてフォーカス信号のリニアな
範囲を広くすることができ、フォーカス制御範囲を広げ
ることができる。
【0053】請求項2記載の発明によれば、請求項
載の光ピックアップ装置において、前記反射光のうち x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦kf(νλ−NA) で表わされ、さらに、前記第1の領域以外となる第2の
領域の光束を光束領域分割手段で分割して検出しトラッ
ク信号を生成するトラック検出手段を備えたので、検出
光の有効利用を図ることができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の光ピックアップ装置において、前記反射光
のうち前記第1の領域及び第2の領域以外の領域の光束
を分割する光束領域分割手段と、この光束領域分割手段
により分割した光束を受光する1つの受光素子を備えた
ので、回路の簡素化及び低コスト化を図ることができ、
さらに、受光素子を小型化して帯域を向上させることが
できる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2または3記載の光ピックアップ装置において、前記光
束領域分割手段がホログラムであるので、低コスト化を
図ることができて設計自由度を向上させることができ、
小型化に寄与することができる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の光ピックアップ装置において、前記ホログラムと前
記記録媒体との間に設けられるλ/4板を有し、前記ホ
ログラムが偏光分離ホログラムであるので、照明系、検
出系とも光利用効率を向上させることができ、これによ
り書き換え用などで記録媒体の記録面上の光スポットを
高いパワーを持つ光スポットとする必要がある場合、よ
り低出力の光源を用いることができ、コストを下げるこ
とができる。また、λ/4板と偏光分離ホログラムによ
るアイソレーションにより記録媒体からの戻り光の影響
を押えることができる。
【0057】請求項6記載の発明によれば、請求項4ま
たは5記載の光ピックアップ装置において、前記光源と
受光素子が同一のパッケージ内に配置されているので、
小型化、部品点数の削減及び低コスト化を図ることがで
き、光源と受光素子とホログラムの関係を常に一定に保
つことができ、経時変化、温度変化に対して信号品質を
一定に保つことができて信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の前提となる第1の光ピック
アップ装置の一部を示す概略図及びその平板ミラーを示
す平面図である。
【図2】同第1の光ピックアップ装置及び従来装置のフ
ォーカス検出に用いる光束を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態の前提となる第2の光ピック
アップ装置の一部を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態の前提となる第3の光ピック
アップ装置の一部を示す概略図である。
【図5】本発明の第1実施形態のフォーカス検出に用い
る光束を示す断面図である。
【図6】同第1実施形態の一部を示す概略図及びその受
光素子を示す平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の一部を示す概略図であ
る。
【図8】本発明の第3実施形態の一部を示す概略図及び
その受光素子を示す平面図である。
【図9】本発明の第4実施形態の一部を示す概略図、そ
のホログラムを示す平面図、及びその受光素子を示す平
面図である。
【図10】本発明の第5実施形態を示す概略図である。
【図11】同第5実施形態の半導体レーザ及び受光素子
を示す平面図である。
【図12】本発明の第6実施形態を示す概略図である。
【図13】本発明の第7実施形態を示す概略図である。
【図14】従来の光ピックアップ装置を示す概略図であ
る。
【図15】検出レンズの焦点距離とフォーカス検出感度
の関係を示す特性図である。
【図16】対物レンズのNAとフォーカス検出感度の関
係を示す特性図である。
【符号の説明】
11 半導体レーザ 12 コリメートレンズ 13 ビームスプリッタ 14 偏向プリズム 15 記録媒体 16 対物レンズ 17 検出レンズ 18、31、32 ナイフエッジプリズム 19、20、25、27〜30、33、36〜39
受光素子 22、24 平板ミラー 23 遮光板 26、34 分割プリズム 35 ホログラム 40 光源と受光素子を同一のパッケージ内に配置
したユニット 41 偏光分離ホログラム 42 λ/4板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/135,7/09

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に光束を照射する光源と、この光
    源からの光束を前記記録媒体の記録面の情報トラックに
    集光する対物レンズと、前記記録媒体の記録面からの反
    射光を前記対物レンズを通して受光して検出する受光素
    子とを有し、前記記録媒体に対する情報の記録及び/又
    は再生及び/又は消去を行う光ピックアップ装置におい
    て、前記反射光の一部を用いて前記記録面上の集光スポ
    ットのフォーカス制御を行うためのフォーカス信号を生
    成するフォーカス検出手段を備え、このフォーカス検出
    手段は、前記対物レンズの焦点距離をf、前記対物レン
    ズの開口数をNA、前記記録面上に記録された最短マー
    クの空間周波数をν、前記光源の波長をλ、前記光源か
    らの光束の周波数と前記NAにより決まる前記記録媒体
    の記録面で反射されて前記対物レンズを通過した反射光
    の径に比例する定数をkとし、前記反射光の光軸に垂直
    な面内で前記反射光の中心を原点として前記情報トラッ
    ク方向にy軸、前記情報トラック方向と直交する方向に
    x軸をとったとき、 x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦0若しくは0≦y≦kf(νλ−NA) で表わされる第1の領域の内部の光束を光束領域分割手
    段で分割して検出しフォーカス信号を生成することを特
    徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ピックアップ装置におい
    て、前記反射光のうち x2+y2≦(kfNA)2 で表わされ、かつ、 −kf(νλ−NA)≦y≦kf(νλ−NA) で表わされ、さらに、前記第1の領域以外となる第2の
    領域の光束を光束領域分割手段で分割して検出しトラッ
    ク信号を生成するトラック検出手段を備えたことを特徴
    とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の光ピックアップ装
    置において、前記反射光のうち前記第1の領域及び第2
    の領域以外の領域の光束を分割する光束領域分割手段
    と、この光束領域分割手段により分割した光束を受光す
    る1つの受光素子を備えたことを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の光ピックアッ
    プ装置において、前記光束領域分割手段がホログラムで
    あることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の光ピックアップ装置におい
    て、前記ホログラムと前記記録媒体との間に設けられる
    λ/4板を有し、前記ホログラムが偏光分離ホログラム
    であることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の光ピックアップ装
    置において、前記光源と受光素子が同一のパッケージ内
    に配置されていることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
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