JPH0639349A - 塗装仕上げ方法 - Google Patents

塗装仕上げ方法

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JPH0639349A
JPH0639349A JP11262491A JP11262491A JPH0639349A JP H0639349 A JPH0639349 A JP H0639349A JP 11262491 A JP11262491 A JP 11262491A JP 11262491 A JP11262491 A JP 11262491A JP H0639349 A JPH0639349 A JP H0639349A
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JP
Japan
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coating
resin
resistance
group
coating material
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JP11262491A
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English (en)
Inventor
Toshio Ogoshi
利雄 大越
Komaji Matsui
駒治 松井
Tadayoshi Tatsuno
龍野忠義
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被塗面に熱硬化性アクリル樹脂粉体塗料を塗
装し、溶融又は硬化させて形成した塗面上に有機溶剤希
釈型クリヤ塗料を塗装する方法であって、該クリヤー塗
料がシラノール基及び珪素原子に直接結合した加水分解
性基から選ばれる少なくとも1種の基及びエポキシ基を
官能基成分として含有する樹脂及び硬化触媒を必須成分
として含有することを特徴とする塗装仕上げ方法。 【効果】 得られた塗膜は仕上り性、耐擦り傷性、耐酸
性、耐チッピング性などに優れた効果をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装仕上げ方法、更に詳
しくは公害対策に適応し、塗膜外観が良好で、耐擦り傷
性・耐酸性・耐チッピング性・耐久性の優れた塗膜を形
成できる塗装仕上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】美粧的外観と耐久性が重視
される自動車外板などの塗装仕上げ方法としては、有機
溶剤型の熱硬化性アミノアルキド樹脂塗料・熱硬化性ア
ミノアクリル樹脂塗料あるいはイソシアネート硬化型ア
クリル樹脂塗料が一般的に用いられている。しかしこれ
らの塗料は多量の溶剤を使用するために省資源・大気汚
染性の面で問題があり改善が求められている。また、近
年、飛石の衝撃による塗膜傷からの腐食を低減するため
の塗膜の耐チッピング性の向上が求められている。これ
らの要求への対応策として厚膜化により耐チッピング性
を改良できるアクリル樹脂粉体塗料を上塗りとして検討
したが塗面平滑性が劣ること、また走行中の砂塵による
傷・洗車ブラシの擦り傷およびドア開閉時の爪傷が付き
易いこと、また、酸性雨(一般にpHが4以下の雨をい
う)によりエッチングされたり、白化、シミ等が発生し
易いこと等の問題点があった。また、該粉体塗膜の平滑
性を改良するため該粉体塗膜の表面に有機溶剤型の熱硬
化性アミノアクリル樹脂クリヤー塗料を塗装することも
考えられるが、このものでは粉体塗膜との付着性、耐酸
性、耐擦り傷性などの性能を満足させることができなか
った。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、粉体塗膜
の耐擦り傷性、耐酸性、および塗面平滑性を向上させ、
公害対策に適応し、塗膜外観が良好で、耐擦り傷性、耐
酸性、耐チッピング性、耐久性の優れた塗膜を形成でき
る塗装仕上げ方法について鋭意研究の結果塗装仕上げ用
の塗料組成物として特定の有機溶剤希釈型クリヤー塗料
組成物を熱硬化性アクリル樹脂粉体塗膜上に塗装するこ
とによって、上記目的を達成できることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0004】すなわち本発明は、被塗面に熱硬化性アク
リル樹脂粉体塗料を塗装し、溶融又は硬化させて形成し
た塗面上に有機溶剤希釈型クリヤ塗料を塗装する方法で
あって、該クリヤ塗料がシラノール基及び珪素原子に直
接結合した加水分解性基から選ばれる少なくとも1種の
基及びエポキシ基を官能基成分として含有する樹脂及び
硬化触媒を必須成分として含有することを特徴とする塗
装仕上げ方法に関する。
【0005】本発明において、クリヤー塗料はシラノー
ル基及び/又は珪素原子に直接結合した加水分解性基、
エポキシ基及び好ましくは水酸基を含有する樹脂(以下
「クリヤー用樹脂」と略すことがある。)及び硬化触媒
を必須成分として含有する塗料組成物である。
【0006】上記クリヤー用樹脂が有する加水分解性基
は、水の存在下で加水分解してヒドロキシシラン基を生
成する残基であり、例えばC15 のアルコキシ基;フ
ェノキシ基、トリルオキシ基、パラメトキシフェノキシ
基、パラニトロフェノキシ基、ベンジルオキシ基などの
アリールオキシ基;アセトキシ基、プロピオニルオキシ
基、ブタノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基、フェニ
ルアセトキシ基、ホルミルオキシ基などのアシロキシ基
及び−N(R12 、−ON(R12 、−ON=C
(R12 、−NR2 COR1 (式中、それぞれR1 は
同一もしくは異なってC18 のアルキル基(例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチルな
どの基)、アリール基(例えばフェニル、トリル、キシ
リルなどの基)、アラルキル基(例えばフェネチル基)
を示し、R2 はH、C18 のアルキル基を示す。)で
表わされる残基などがある。
【0007】上記クリヤー用樹脂としては、好ましくは
例えば、 水酸基含有樹脂(A)、エポキシ基含有樹脂
(B)、シラノール基及び/又は珪素原子に直接結合し
た加水分解性基を含有する樹脂(C)の3成分を含有す
る樹脂混合物(以下、「樹脂」と略す。)、 エポキシ基含有樹脂(B)、シラノール基及び/又
は珪素原子に直接結合した加水分解性基を含有する樹脂
(C)の2成分の樹脂混合物であって、かつ樹脂(B)
及び樹脂(C)のいずれか一方もしくは両方に水酸基を
含有する樹脂混合物(以下、「樹脂」と略す。)、 水酸基、エポキシ基、シラノール基及び/又は珪素
原子に直接結合した加水分解性基を含有する樹脂(以
下、「樹脂」と略す。) などが挙げられる。
【0008】樹脂:水酸基含有樹脂(A)としては、
1分子中に平均2個以上の水酸基を含有し、好ましくは
数平均分子量が1,000〜200,000、好ましく
は3,000〜80,000のものが使用できる。水酸
基が平均2個より少ないと硬化性(ゲル分率)が劣るも
のとなるので好ましくない。水酸基の数は、仕上り性、
耐水性などの観点から、平均400個以下であることが
好ましい。数平均分子量が1,000未満では耐擦り傷
性、耐酸性、耐チッピング性等が劣るものとなり、一方
200,000を上回ると他の成分との相溶性が低下し
て、その結果、硬化が不均一で仕上りが劣るものとなる
ので好ましくない。
【0009】水酸基含有樹脂(A)としては、従来から
公知の樹脂が使用できるが、特に耐候性、仕上り性など
の観点からビニル系重合体を用いることが好ましい。
【0010】該ビニル系重合体としては、例えば下記水
酸基含有重合性不飽和単量体(a)及び必要に応じてそ
の他の重合性不飽和単量体(b)をラジカル重合して得
られる(共)重合体が使用できる。
【0011】水酸基含有重合性不飽和単量体(a)とし
ては、例えば(a−1)〜(a−5)が挙げられる。 (a−1)ヒドロキシアルキルビニルエーテル:ヒドロ
キシブチルビニルエーテルなど、(a−2)アリルアル
コール及びメタリルアルコール、(a−3)(メタ)ア
クリル酸のヒドロキシアルキルエステル:ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ートなど、(a−4)(ポリ)アルキレングリコールモ
ノアクリレート:エツレングリコールモノアクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノアクリレートなど、
(a−5)(a−1)〜(a−4)とラクトン類(例え
ばε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン)との付加
物など。
【0012】また、その他の重合性不飽和単量体(b)
としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アク
リレート、ラウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキ
シル(メタ)アクリレートなどの如き(メタ)アクリル
酸のC124個のアルキル又はシクロアルキルエステル
類;スチレン、ビニルトルエンなどの如きビニル芳香族
化合物類;パーフルオロブチルエチル(メタ)アクリレ
ート、パーフルオロイソノニルエチル(メタ)アクリレ
ート、パーフルオロオクチルエチル(メタ)アクリレー
トなどの如きパーフルオロアルキル(メタ)アクリレー
ト類及び(メタ)アクリロニトリル類、オレフィン類、
フルオロオレフィン類、ビニルエステル類、シクロヘキ
シル又はアルキルビニルエーテル類、アリールエーテル
類などが挙げられる。
【0013】エポキシ基含有樹脂(B)は、1分子中に
平均2個〜300個のエポキシ基を有し、好ましくは数
平均分子量が120〜200,000、好ましくは24
0〜80,000のものである。エポキシ基の数が平均
2個より少ないと耐擦り傷性、耐酸性、耐チッピング性
が劣るものとなるので好ましくない。数平均分子量が1
20未満の化合物を得ることは困難であり、一方、数平
均分子量が200,000を上回ると他の成分との相溶
性が劣り、その結果得られる塗膜の耐候性、仕上り性な
どが低下するので好ましくない。
【0014】エポキシ基含有樹脂(B)としては、エポ
キシ基含有重合性不飽和単量体(c)(例えば特開平2
−160879号公報に記載される一般式(4)〜(1
8)の脂環族ビニルモノマーなど)の単独重合体もしく
は前記その他の重合性不飽和単量体(b)との共重合体
などが好適に使用できる。
【0015】シラノール基及び/又は珪素原子に直接結
合した加水分解性基を含有する樹脂(C)としては、例
えばγ−(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ(メタ)アクリロキシプロピルトリシラノー
ル、γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、2−スチリルエチルトリメトキシシラン、
アリルトリエトキシシランなどの如きシラン化合物(d
−1);該シラン化合物(d−1)及びトリアルコキシ
又はトリヒドロキシシラン化合物(例えばメチルトリメ
トキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルト
リシラノール)との反応物(d−2)(例えば特開平2
−160879号公報に記載されるポリシロキサン系マ
クロモノマー)の単独重合体もしくはその他の重合性不
飽和単量体(b)との共重合体などが好適に使用でき
る。
【0016】上記樹脂(A)、(B)及び(C)の配合
割合は、これら3成分の総合計量で樹脂(A)5〜95
重量%、好ましくは20〜80重量%、樹脂(B)95
〜5重量%、好ましくは80〜20重量%、樹脂(C)
0.1〜80重量%、好ましくは1〜20重量%の範囲
が耐擦り傷性、耐酸性、耐チッピング性及び塗膜仕上り
性などの点から好ましい。
【0017】樹脂:エポキシ基含有樹脂(B)、シラ
ノール基及び/又は珪素原子に直接結合した加水分解性
基を含有する樹脂(C)としては前記と同様のものが使
用できる。
【0018】また、樹脂においては、樹脂(B)及び
樹脂(C)のいずれか一方もしくは両方に水酸基を有す
るが、該樹脂(B)及び樹脂(C)中に水酸基を導入す
る方法としては、例えば単量体成分として前記水酸基含
有重合性不飽和単量体(a)を必須単量体成分として用
いることにより行なえる。この場合の水酸基の数は、1
分子中に平均1個以上、好ましくは平均400個以下含
有させるのが好ましい。また水酸基を導入した樹脂の数
平均分子量はそれぞれ1,000〜200,000、好
ましくは3,000〜80,000のものが望ましい。
【0019】また、上記樹脂(B)及び(C)の配合割
合は、これら2成分の総合計量で樹脂(B)5〜95重
量%、好ましくは20〜80重量%、樹脂(C)95〜
5重量%、好ましくは80〜20重量%の範囲が耐擦り
傷性、耐酸性、耐チッピング性及び塗膜仕上り性などの
点から好ましい。
【0020】樹脂には必要に応じて前記水酸基含有樹
脂(A)を配合することができる。
【0021】樹脂 該樹脂は、1分子中に平均1個以上、好ましくは平均
2〜40個のシラノール基及び/又は珪素原子に直接結
合した加水分解性基、1分子中に平均1個以上、好まし
くは2〜40個のエポキシ基及び1分子中に平均2〜2
00個の水酸基を有することが、耐擦り傷性、耐酸性、
耐チッピング性及び塗膜仕上り性などの点から好まし
い。
【0022】樹脂は例えば前記水酸基含有重合性不飽
和単量体(a)、前記エポキシ基含有重合性不飽和単量
体(c)、前記シラン化合物(d−1)及び/又は反応
物(d−2)、必要に応じてその他の重合性不飽和単量
体(b)との共重合体が好適に使用できる。
【0023】該単量体(a)〜(d−2)の配合割合
は、樹脂中の官能基が前記範囲内に入るように配合すれ
ばよい。
【0024】また樹脂の数平均分子量は1,000〜
200,000、好ましくは3,000〜80,000
のものが望ましい。
【0025】樹脂には必要に応じて前記水酸基含有樹
脂(A)を配合することができる。
【0026】上記した樹脂〜の中でも耐擦り傷性、
耐酸性、耐チッピング性に優れたの樹脂を用いること
が望ましい。
【0027】上記樹脂は、例えばトルエン、キシレン等
の炭化水素系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル
等のエステル系溶剤、ジオキサン、エチレングリコール
ジエチルエーテル等のエーテル系溶剤、ブタノール、プ
ロパノール等のアルコール系溶剤、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン等の脂肪族系炭化水素等に、溶解又は分散
した溶液型、分散型、非水分散型などの形態で使用され
る。
【0028】該非水分散型の樹脂組成物は、前記樹脂
、又はを分散安定剤とし、該分散安定剤の存在下
に、1種以上のラジカル重合性不飽和単量体と重合開始
剤とを該単量体と分散安定剤とは溶解するが、その単量
体から得られる重合体粒子は溶解しない有機溶剤中に添
加し、重合反応を行なわせることにより非水分散液を製
造することができる。上記分散安定剤として用いる樹脂
が混合物、即ち樹脂又はを用いる場合には、樹脂混
合物の一部もしくは全部の成分を分散安定剤として単量
体の重合を行ない、樹脂混合物の一部の成分を用いて重
合させた場合には残りの成分を配合することにより非水
分散液を得ることができる。非水分散液の粒子成分とな
るポリマーを形成するのに用い得る単量体の種類として
は既に記載したすべての単量体を使用することができ
る。好ましくは粒子成分となるポリマーは使用している
有機溶剤に溶解してはならないので、高極性の単量体を
多く含む共重合体である。すなわちメチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロニトリル、2−ヒドロキシ(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
クリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどのモノマー
を多く含んでいることが好ましい。又、非水分散液の粒
子は必要に応じ架橋させておくことができる。粒子内部
を架橋させる方法の一例としてはジビニルベンゼルやエ
チレングリコールジメタクリレート等の多官能モノマー
を共重合することによって行なえる。
【0029】非水分散液に用いる有機溶剤には該重合に
より生成する分散重合体粒子は実質的に溶解しないが、
上記分散安定剤及びラジカル重合性不飽和単量体に対し
ては、良溶媒となるものが包含される。一般には、脂肪
族炭化水素を主体とし、これに適宜芳香族炭化水素や上
記の如きアルコール系、エーテル系、エステル系または
ケトン系溶剤を組合わせたものが好適に使用される。さ
らに、トリクロロトリフルオロエタン、メタキシレンヘ
キサフルオライド、テトラクロロヘキサフルオロブタン
なども必要により使用できる。
【0030】上記単量体の重合はラジカル重合開始剤を
用いて行なわれる。使用可能なラジカル重合開始剤とし
ては、例えば、2,2′−アゾイソブチロニトリル、
2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル
などのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキシド、ラウリ
ルパーオキシド、tert−ブチルパーオクトエートな
どの過酸化物系開始剤が挙げられ、これら重合開始剤は
一般に、重合に供される単量体100重量部当り0.2
〜10重量部範囲内で使用することができる。上記重合
の際に存在させる分散安定剤樹脂の使用配合は、該樹脂
の種類に応じて広い範囲から選択できるが、一般には該
樹脂100重量部に対してラジカル重合性不飽和単量体
を3〜240重量部程度、好ましくは5〜82重量部と
するのが適当である。
【0031】本発明においては、分散安定剤樹脂と重合
体粒子とを結合させることもできる。
【0032】上記した非水分散液の樹脂組成物は有機溶
剤に分散安定剤樹脂が溶解した液相中にラジカル重合性
不飽和単量体が重合した重合体粒子である固相が安定に
分散した非水分散液であって、塗装時の固形分を大幅に
上昇させることができ、しかも塗装後の粘度が高くなる
ためにタレ、流れ等のない仕上り外観に優れた膜が形成
できる。更にその形成された被膜は、被膜の連続相がシ
ロキサン結合を有する光、化学的に安定な被膜であり、
更に該被膜中の重合体粒子成分が該連続相により安定化
されているとともに被膜が粒子成分により補強されてい
るので、耐衝撃性等の機械的特性に優れた被膜が形成で
きる。
【0033】クリヤー塗料で用いる硬化触媒は樹脂中の
シラノール基、珪素原子に直接結合した加水分散性基、
エポキシ基、水酸基の反応を促進するために使用するも
のであって、例えばアルミニウム、チタニウム、ジルコ
ニウム、カルシウム、バリウムなどの金属類にアルコキ
シ基が結合した金属アルコキシド類;該金属アルコキシ
ド類にケト・エノール互変異性体を構成し得るキレ〜ト
化合物が配位した金属キレート化合物類;AlCl3
Al(C2 52 Cl、TiCl4 、ZrCl4 、S
nCl4 、FeCl4 、BF3 、BF3 :(OC2
52 などの如きルイス酸類;有機プロトン酸(メタス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸など)、無機プロトン酸(リン酸、亜リン酸、ホスフ
ィン酸、硫酸など)のプロトン酸類;ケイ酸アルミニウ
ムなどの如きSi−O−Al結合を有する化合物などが
好適に使用できる。上記した中でも金属キレート化合物
が好ましく、更にはジイソプロポキシエチルアセトアセ
テートアルミニウム、トリス(エチルアセトアセテー
ト)アルミニウム、イソプロポキシ・ビス(エチルアセ
トアセテート)アルミニウム、モノアセチルアセトナー
ト・ビス(エチルアセトアセテート)アルミニウム、ト
リス(n−プロピルアセトアセテート)アルミニウム、
トリス(n−ブチルアセトアセテート)アルミニウム、
モノエチルアセトアセテート・ビス(アセチルアセトナ
ート)アルミニウム、トリス(アセチルアセトナート)
アルミニウム、トリス(プロピオニルアセトナート)ア
ルミニウム、アセチルアセトナート・ビス(プロピオニ
ルアセトナート)アルミニウムなどの如きアルミニウム
キレート化合物類;ジイソプロポキシ・ビス(エチルア
セトアセテートチタニウム、ジイソプロポキシ・ビス
(アセチルアセトナート)チタニウムなどの如きチタニ
ウムキレート化合物類;テトラキス(n−プロピルアセ
トアセテート)ジルコニウム、テトラキス(アセチルア
セトナート)ジルコニウム、テトラキス(エチルアセト
アセテート)ジルコニウムなどの如きジルコニウムキレ
ート化合物類などが好適である。
【0034】硬化触媒の配合割合は前記クリヤー用樹脂
100重量部に対して、0.01〜30重量部、好まし
くは0.1〜10重量部とする。硬化触媒が0.01重
量部未満では硬化性が低下し、30重量部を上回ると塗
膜の耐水性が低下するので好ましくない。
【0035】更に、クリヤー塗料には1分子中に少なく
とも2個のエポキシ基を含有する数平均分子量2000
以下のポリエポキシ化合物を用いることができる。該化
合物を用いると、このものがクリヤー塗料の反応性希釈
剤として作用するので塗料の低粘度化及び高固形分化を
計ることができ、また、硬化時の副生成物がないので均
一硬化性に優れた塗膜を得ることができるという利点が
ある。該化合物の配合量は前記クリヤー用樹脂固形分1
00重量部に対して、通常、約0〜100重量部、好ま
しくは約5〜60重量部とすることが望ましい。
【0036】上記エポキシ化合物としては、例えば
【化1】 と下記したポリイソシアネート化合物との付加物(使用
し得るポリイソシアネート化合物としては、例えばヘキ
サメチレンジイソシアネートもしくはトリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシアネー
ト類;水素添加キシリレンジイソシアネートもしくはイ
ソホロンジイソシアネートの如き環状脂肪族ジイソシア
ネート類;トリレンジイソシアネートもしくは4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネートの如き芳香族ジイ
ソシアネート類の如き有機ジイソシアネートそれ自体、
またはこれらの各有機ジイソシアネートと多価アルコー
ル、低分子量ポリエステル樹脂もしくは水等との付加
物、あるいは上記した如き各有機ジイソシアネート同志
の重合体、さらにはイソシアネート・ビウレット体等が
挙げられるが、それらの代表的な市販品の例としては
「バーノックD−750、−800、DN−950、−
970もしくは15−455」〔以上、大日本インキ化
学工業株式会社製品〕、「デスモジュールL、NHL、
ILもしくはN3390」〔西ドイツ国バイエル社製
品〕、「タケネートD−102、−202、−110N
もしくは−123N」〔武田薬品工業株式会社製品〕、
「コロネートL、HL、EHもしくは203」〔日本ポ
リウレタン工業株式会社製品〕または「デュラネート2
4A−90CX」〔旭化成工業株式会社製品〕等であ
る);
【化2】 等の不飽和基を有するエステル化物(例えば、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、トリメチロールプロパン及び1,4
−ブタンジオール等をエステル化反応して得られる数平
均分子量900のエステル化物)を過酢酸等で酸化させ
て得られるもの等が挙げられる。
【0037】また上記したような脂環式オキシラン基を
有する化合物以外にも、脂環式でないオキシラン基を有
する化合物、例えば、ジグリシジルエーテル、2−グリ
シジルフェニルグリシジルエーテル等も使用できる。
【0038】また、クリヤー塗料には、透明性を阻害さ
せない程度に金属フレーク、マイカ粉末、着色顔料、体
質顔料(例えばシリカ、重合体微粒子、バリタ、タルク
など)など及び必要に応じてセルロースアセテートブチ
レート、表面調整剤、紫外線吸収剤、その他塗料用添加
剤などが使用できる。クリヤー塗料に先立って塗装する
熱硬化性アクリル樹脂粉体塗料は、熱硬化性アクリル樹
脂系の粉体塗料であれば特に限定なく使用できるが、
(a)アクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステ
ル(アルキル基は炭素数1〜12)、アクリル酸または
メタクリル酸のエポキシエステルおよび必要に応じて、
これらと共重合可能なビニル系単量体の共重合体であっ
て、ガラス転移温度が40〜100℃であるエポキシ基
官能性アクリル樹脂及び脂肪族族二塩基酸を主成分とす
る熱硬化性アクリル樹脂系粉体塗料が適している。本発
明において、特に上記酸エポキシ系熱硬化性アクリル樹
脂系粉体塗料を用いることにより、例えば該粉体塗料の
溶融塗膜上にクリヤー塗料を塗装し同時に両塗膜を焼付
けた場合には粉体溶融塗膜表面又は近傍の酸基又はエポ
キシ基とクリヤー塗料中のシラノール基、エポキシ基な
どの官能基との反応により、また、粉体塗料の溶融焼付
け後の塗膜上にクリヤー塗料を塗装した場合には酸基及
びエポキシ基との反応によって新たに生じる水酸基又は
残存する酸基又はエポキシ基とクリヤー塗料中の官能基
との反応により両塗膜の界面で化学結合を生じクリヤー
塗膜に外力(飛石、砂など)がかかっても両塗膜の相互
間で剥離、ワレなどの欠陥を起こす恐れがなく耐チッピ
ング性、耐擦り傷性、耐久性などに優れた塗膜が形成で
きるといった利点がある。
【0039】上記エポキシ基官能性アクリル樹脂(c)
の製造に際しては懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法
などが適用できる。この際ガラス転移温度が40℃より
も低い共重合体ではブロッキングを生じやすく、一方、
100℃より高い場合は平滑な塗膜が得られ難い。エポ
キシ基含有モノマーの共重合比は20〜40重量%程度
が適当である。40重量%より多くしても、高価になる
ばかりで塗膜物性の向上は望めず、一方、20重量%に
満たない場合は塗膜の架橋度が低く所望の塗膜物性が得
られにくい傾向がある。上記架橋剤である脂肪族二塩基
酸(b)としては、C4 〜C20の脂肪族二塩基酸が適し
ており、中でもドテカン2酸が架橋密度を高めた有機溶
剤希釈型クリヤ塗料塗膜との密着性の点および粉体塗料
の貯蔵安定性・硬化性・塗膜性能からみて特に好まし
い。粉体塗料を製造するには、アクリル樹脂と硬化剤、
必要に応じて顔料、塗面調整剤、硬化触媒等と共に、例
えば温度90〜130℃で溶融混練し、冷却後に粉砕す
る方法などが適用できる。
【0040】本発明において被塗物としては、冷延鋼
板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、合金メ
ッキ鋼板、アルミニウム板、アルミニウムメッキ鋼板、
ステンレス鋼板、銅板、銅メッキ鋼板、錫メッキ鋼板等
の金属板が包含される。またこれらの金属板にリン酸塩
系やクロム酸塩系などの化成処理を施した表面処理板も
包含される。さらに、これらの金属板や表面処理板にプ
ライマー塗膜を電着塗装、スプレー塗装、ロール塗装な
どによって形成したもの、およびさらにこのプライマー
塗装板上にベースコート塗膜を形成したものも被塗物に
包含される。
【0041】本発明方法においては、上記被塗物上に前
記熱硬化性アクリル樹脂粉体塗料が乾燥膜厚で通常30
〜150μm、好ましくは50〜100μmの範囲とな
るよう塗装、焼付される。次いで粉体塗膜上に前記有機
溶剤希釈型クリヤ塗料が乾燥膜厚で通常10〜50μ
m、好ましくは15〜30μmの範囲となるよう塗装、
焼付けされ所期の多層塗膜が形成される。粉体塗膜の膜
厚が薄すぎると得られる多層塗膜の耐チッピング性が十
分でなくなり、一方、厚すぎると焼付け時にワキが発生
しやすくなる。また、有機溶剤希釈型クリヤ塗膜の膜厚
が薄すぎると塗膜の平滑性が悪くなり、一方、厚すぎる
とタレが発生し仕上り外観が低下する。
【0042】また、本発明において、塗膜を形成するた
めの焼付けは、粉体塗料を例えば、約90〜130℃温
度で加熱し、溶融塗膜を得たのち、次いで、該粉体塗膜
上に形成したクリヤー塗料を粉体塗料及びクリヤー塗料
が同時に硬化できる。例えば、約140℃〜200℃、
好ましくは約160〜180℃で約30〜60分間加熱
を行なうことにより、また、粉体塗料を例えば約140
℃〜200℃、好ましくは約160〜180℃で約30
〜60分間、加熱し硬化粉体塗膜を得たのち、次いで、
該粉体塗膜上に形成したクリヤー塗料を例えば約80〜
140℃で約30〜40分間(乾燥時間を延長すること
により室温〜80℃でも良い。)加熱することにより行
なわれる。
【0043】
【作用及び発明の効果】本発明方法において、粉体塗膜
上に塗装されるクリヤー塗料は、シラノール基、エポキ
シ基及び好ましくは水酸基を有する樹脂を触媒の存在下
で硬化させた塗膜であることからそれ自体の性質及び粉
体塗膜との組合わせにより耐擦り傷性、耐酸性、耐チッ
ピング性及び耐久性に優れたものが得られる。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明する。なお、以下、「部」および「%」は重量基準に
よるものとする。
【0045】 I.有機溶剤型クリヤ塗料の製造例 クリヤー塗料a: 下記 メチルトリメトキシシラン 2720部 (20mol) γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 256部 (1mol) 脱イオン水 1134部 6%塩酸 2部 ハイドロキノン 1部 混合物を80℃、5時間反応させポリシロキサン系マク
ロモノマーを得た。得られたポリシロキサン系マクロモ
ノマーの数平均分子量は2000、平均的に1分子当り
1個のビニル基(重合性不飽和結合)と4個の水酸基を
有していた。次に 上記ポリシロキサン系マクロモノマー 200部 メチルメタクリレート 100部 n−ブチルアクリレート 300部
【化3】 2−ヒドロキシエチルアクリレート 200部 アゾビスイソブチロニトリル 10部 の混合物をブタノールとキシレンの等重合混合物100
0部中に滴下し120℃で重合させ透明な固形分50%
共重合体を得た。共重合体の数平均分子量は約4000
0であった。続いて、上記共重合体(固形分)500
部、トリス(アセチルアセテート)アルミニウム2部、
シリコンオイルKP−322(信越化学工業株式会社社
製、商標名、以下同様の意味を示す。)0.025部の
混合物をティスパーで均一に撹拌混合し、更にキシレン
でスプレー粘度まで希釈してクリヤー塗料aを得た。
【0046】 クリヤー塗料b: 下記 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 150部 スチレン 200部
【化4】 n−ブチルアクリレート 300部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 150部 アゾビスイソブチロニトリル 10部 の混合物をブタノールとキシレンの等重量混合物100
0部に滴下し、120℃で反応を行ない固形分50%、
共重合体数平均分子量数20000の透明な共重合体を
得た。次に、上記重合体(固形分)500部、テトラキ
ス(アセチルアセトン)ジルコニウム2部、シリコンオ
イルKP−322 0.025部の混合物をディスパー
で均一に撹拌混合し、更にキシレンでスプレー粘度まで
希釈してクリヤー塗料bを得た。
【0047】II.粉体の製造例 粉体塗料P−1:スチレン20部、メタクリル酸メチル
33部、アクリル酸ブチル22部、メタクリル酸グリシ
ジル25部からなる共重合体85部に対して、硬化剤と
してドデカン2酸を15部、シリコンオイルKP322
を0.05部、更に硬化促進剤としてジオクチル錫マレ
エート0.5部を予め乾式混合した後、エキストルーダ
ーを用いて100℃で溶融混練し、冷却後、粒径10〜
40μmに粉砕して粉体塗料P−1を得た。
【0048】粉体塗料P−2:スチレン15部、メタク
リル酸メチル33部、アクリル酸ブチル22部、メタク
リル酸グリシジル30部からなる共重合体85部に対し
て、硬化剤としてドデカン2酸を15部、塗面調整剤と
してシリコンオイルKP322を0.05部、更に硬化
促進剤としてジオクチル錫マレエート0.5部およびチ
タン白JRNC(テイカ(株)製)30部を予め乾式混
合した後、エキストルーダーを用いて100℃で溶融混
練し、冷却後、粒径10〜40μmに粉砕して粉体塗料
P−2を得た。
【0049】塗装用素材(電着塗装板)の作成 100×300×0.8mmの冷間圧延鋼板(SPCC
−D)に脱脂剤ファインクリーナー4326TA(日本
パーカライジング(株)製)を用いて油分、汚れを除去
し、次いで化成皮膜剤パルボンド3004(日本パーカ
ライジング(株)製)を用いてリン酸亜鉛処理を行なっ
た物を部材とする。上記部材にエレクロン9600グレ
ー(関西ペイント(株)製、カチオン電着塗料)を乾燥
膜厚が25μmになる条件で電着塗装を行い、水洗後1
70℃−30分間加熱乾燥し電着塗装板を作成した。
【0050】実施例1〜2および比較例1 上記電着塗装板上に粉体塗料P−2を静電粉体塗装機
(GEMA−721型)を用いて加熱乾燥後の膜厚が6
0μmになる条件で塗装し160℃−3分体焼付けた。
次いで、この塗板上に表1に示す有機溶剤型クリヤ塗料
をエア式スプレーガン(ワイダー W−71岩田塗装機
工業(株))を用いて乾燥膜厚が20〜30μmになる
条件で塗装し、140℃−30分間加熱乾燥させた。有
機溶剤型クリヤ塗料を塗装していないものを比較例1と
した。
【0051】実施例3〜4および比較例2〜3 前記電着塗装板上に水性ベース用塗料アスカベークWT
−330(関西ペイント(株)製、アクリル−メラミン
樹脂塗料)をエア式スプレーガン(ワイダーW−71岩
田塗装機工業(株))を用いて乾燥膜厚が20〜30μ
mになる条件で塗装し、140℃−30分間加熱乾燥さ
せた。その後、実施例1と同様の方法で、表1に示すよ
うに粉体塗料P−1および有機溶剤型クリヤを塗装し
た。粉体塗料を塗装しないものを比較例2とした。
【0052】実施例1〜4および比較例1〜3で得た塗
装板について、下記方法に従って試験および評価を行な
った。試験結果を後記表−1に示す。
【0053】試験方法及び評価方法 仕上がり性:塗面の平滑性、鮮映性および色調を目視で
総合的に調べ次の基準で表示する。 ○:非常に優れている。 △:やや劣る。 ×:劣る。 耐チッピング性:Q−G−Rグラベロメータ(Qパネル
社製)を用い7号砕石0.5kgを4kg/cm2 のエ
ア圧、20℃の温度条件で試験板に砕石を吹き付け、塗
膜に衝撃を与えた後、JIS Z2371−1988に
規定された塩水噴霧試験方法準じて塩水噴霧試験を48
時間実施した。錆発生の状態を総合的に評価し次の基準
で表示する。 ○:優れている(7×7cmの試験板に錆発生 2個
以下) △:やや劣る (7×7cmの試験板に錆発生 3〜
9個) ×:劣る (7×7cmの試験板に錆発生 10個
以上) 耐酸性:40%硫酸溶液に、試験塗板を1/2浸漬し、
50℃で5時間放置した後、水洗し、塗面を観察し、次
の基準で評価した。 ○:全く変化のないもの。 △:塗面に異常はないが、浸漬部と非浸漬部の境界にわ
ずかに段差が認められるもの。 ×:塗面が白化したもの。 耐擦り傷性:JIS K5400 7.6(1990)
に従い、試験板の初期光沢(20度鏡面反射率)を測定
し、その値をAとする。この試験板を学振型摩擦堅牢度
試験機の摩擦子の部分にネル布を取付け、試験片に水/
だるまクレンザー=4/6(クレンザーはだるまクレン
ザー本舗製)に混合した液を2cc滴下し荷重500g
をかけ20回往復させた後、この塗板の光沢(20度鏡
面反射率)を測定し、その値をBとする。耐スリ傷性を
下記式による光沢保持率から以下の基準で表示する。
【数1】 ○:光沢保持率(%) 50< △:光沢保持率(%) 50〜20 ×:光沢保持率(%) 20>
【表1】 (*1)クリヤ塗料C:マジクロン 100クリヤ
(商標名、関西ペイント社製、アクリル/メラミン系樹
脂)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 5/00 PSD 6904−4J 5/03 PNG 6904−4J 133/00 PFZ 7921−4J 163/00 PHZ 8830−4J 183/06 PMV 8319−4J 201/10 PDP 7415−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗面に熱硬化性アクリル樹脂粉体塗料
    を塗装し、溶融又は硬化させて形成した塗面上に有機溶
    剤希釈型クリヤ塗料を塗装する方法であって、該クリヤ
    塗料がシラノール基及び珪素原子に直接結合した加水分
    解性基から選ばれる少なくとも1種の基及びエポキシ基
    を官能基成分として含有する樹脂及び硬化触媒を必須成
    分として含有することを特徴とする塗装仕上げ方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024854A1 (fr) * 1996-12-05 1998-06-11 Kaneka Corporation Composition de resine pour revetement en poudre
WO2000036034A1 (de) * 1998-12-11 2000-06-22 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Pulverlackierte haushaltsgeräte mit einer epoxysilan-basierte deckschicht
WO2000035599A1 (de) * 1998-12-11 2000-06-22 Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh Pulverlackierte substrate mit einem decklack auf basis epoxidgruppenhaltiger silane

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