JPH0639143Y2 - 小形無限直線運動用玉軸受の方向転換路の構成構造 - Google Patents

小形無限直線運動用玉軸受の方向転換路の構成構造

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JPH0639143Y2
JPH0639143Y2 JP1987025054U JP2505487U JPH0639143Y2 JP H0639143 Y2 JPH0639143 Y2 JP H0639143Y2 JP 1987025054 U JP1987025054 U JP 1987025054U JP 2505487 U JP2505487 U JP 2505487U JP H0639143 Y2 JPH0639143 Y2 JP H0639143Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、断面矩形状のトラックレールと、該トラック
レールの両側面にボールを介して跨架嵌合されるスライ
ドユニツトとが相対的に無限直線運動を行う転がり軸受
に関し、より小形(例えば、トラツクレールの幅が20mm
以下、従ってボール径3.5mmφ以下)の軸受にも好適な
スライドユニツトの方向転換路の構成構造を提供するも
のである。
従来の技術 従来のこの種の直線運動用玉軸受の方向転換路は、側板
内に形成されている。即ち、直線状の負荷路とリターン
路との間を連結するために、側板内に半円弧状の凹溝が
凹接されており、方向転換路の外側壁面を形成する。方
向転換路の内側壁面は、略蒲鉾形の半円筒状のチツプに
より形成され、該チツプが前記半円弧状の凹溝に橋渡し
をする状態に嵌合凹溝に嵌合されて、内外両壁面が完備
された方向転換が完成される。
前記従来例の構成のものは、中形以上の直線運動用玉軸
受であれば、方向転換路も大形となり、従つてチツプの
寸法も大きく、側板にチツプを嵌め込む組立作業も容易
に行われ、組立作業上問題はない。ところが小形の直線
運動用玉軸受では、チツプも小形となり、方向転換路を
完成するためには、ピンセツトで小形のチツプを摘み上
げ、側板の嵌合凹溝内に嵌合するという作業も必要とす
るため、嵌合不充分となることもあり、作業性が極端に
悪くなり、生産性及び精度の向上策が望まれていた。ま
た、側板とケーシングとの正確な組立位置がセツトでき
ないため、側板の方向転換路とケーシングのリターン路
とが境界面で連絡位置のずれを生じ、このため方向転換
路とリターン路との間を転動するボールの円滑な転動が
妨げられ、チツプの嵌合不充分と相俟つて無限循環路内
のボールの移動が妨げられるため、小形無限直線運動用
玉軸受の直線運動の抵抗増を招来していた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、チツプを連設したスペーサを側板の嵌合凹溝
内に取付け嵌合する作業を、小形の軸受にあつても容易
に且つ正確に行うことができると共に、側板に形成され
た方向転換路とケーシングに形成された軌道溝およびリ
ターン路との位置合わせを正確に合わせることができる
小形無限直線運動用玉軸受を提供せんとするものであ
る。
問題点を解決するための手段 本考案は、長手方向にレール軌道溝が凹設されている断
面矩形状のトラックレールと、該トラックレールと対峙
する内側面に前記レール軌道溝に対峙しうる内側軌道溝
が長手方向に凹設されかつ該内側軌道溝のそれぞれに平
行してリターン路が形成されているケーシングと、該ケ
ーシングの進行方向の両端に取付け固着可能とされ、か
つ前記対峙する両軌道溝よりなる負荷路と前記リターン
路とを連絡する略半円弧状の方向転換路が形成されてい
る側板と、前記負荷路、リターン路および側板の両方向
転換路よりなる無限循環路中に無限循環可能に配列、保
持される多数のボールとよりなり、前記トラックレール
上に前記負荷路中のボールを介して前記ケーシングが摺
動自在に跨架嵌合された無限直線運動用玉軸受に関する
ものであって、前記レール軌道溝はトラックレールの左
右両側面にのみ各1条列凹設され、前記ケーシングの内
側軌道溝も内側面の左右両側面にのみ各1条列凹設さ
れ、前記両軌道溝が直接相対峙して前記トラックレール
とケーシングとの相対する左右の両側面にのみ各1条列
の負荷路が形成され、ケーシングの左右両側の前記負荷
路より外側のより低い位置にリターン路が各1条列形成
され、前記負荷路とリターン路とを連絡する略半円弧状
の左右の方向転換路はそれぞれ外側に向けて低く傾斜し
て両側板内に形成され、前記断面矩形状のトラックレー
ルに跨架される前記両側板には、スペーサ挟着凹部が凹
設されまたそのコ字状垂下部にはそれぞれ前記外側下方
に傾斜した方向転換路の外側壁面を形成する方向転換路
凹溝および該方向転換路凹溝に直交して上端が外方に傾
斜した突出部端部嵌合凹溝が凹設され、前記方向転換路
凹溝の内端は、前記負荷路内を転動するボールの方向転
換路へのすくい部とされ、組立てられたとき前記レール
軌道溝内へ突出され、前記ケーシングと側板のスペーサ
挟着凹部との間には前記方向転換路凹溝に達しない短い
薄板コ字状のスペーサが挟着可能とされ、該スペーサの
垂下部下端には前記方向転換路の内側壁面を形成する従
来のチツプに相当する短円柱状の方向転換路突出部が、
組立てられたとき、前記傾斜した突出部端部嵌合凹溝と
合致する位置に上端が外側に傾斜して左右一体に突設さ
れ、前記スペーサの両方向転換路突出部の上下両端部は
前記側板の突出部端部嵌合凹溝にそれぞれ嵌入可能とさ
れており、前記側板の方向転換路凹溝の近傍にはケーシ
ング側に面して位置決め突出部が突設され、前記スペー
サおよびケーシングにはそれぞれ位置決め孔が穿設さ
れ、前記位置決め突出部が前記スペーサおよびケーシン
グの位置決め孔に嵌入可能とされ、前記位置決め突出部
の位置決め孔への嵌入により前記ケーシング、スペーサ
および側板の位置決め固定が可能とされ、かつ方向転換
路が正確に形成される構成により前述の問題点を解決し
得たものである。
作用 前述の構成とすることにより、小形の無限直線運動用玉
軸受であるにも拘わず、側板とスペーサとにより方向転
換路が正確に形成され、且つ方向転換路とリターン路と
の継合が正確に行われ、組立の作業性が向上し、ボール
群の無限循環路内の円滑な転動を来す。
実施例 以下本考案の構成を第1図〜第4図および第13図〜第15
図に示す実施例により説明する。本考案は、両側面1,1
の長手方向にのみレール軌道溝2,2がそれぞれ凹設され
ている断面矩形状のトラックレール3と、該トラツクレ
ール3の両側面1,1と対峙するコ字状の内側面4に前記
両レール軌道溝2,2にそれぞれ対峙しうる内側軌道溝5
が長手方向に凹設されかつ該内側軌道溝5のそれぞれの
外側に平行してリターン路6,6が形成されているケーシ
ング7と、該ケーシング7の進行方向双矢印A方向の両
端面8,8に取付固着可能とされ、かつ前記対峙するレー
ル軌道溝2と内側軌道溝5とよりなる負荷路9と前記リ
ターン路6とを連絡する略半円弧状の方向転換路10が形
成されている側晩11と、前記負荷路9、リターン路6お
よび側板11の両方向転換路10,10よりなる無限循環路中
に無限循環可能に配列保持される多数のボール12,12と
よりなり、前記トラツクレール3上に前記負荷路9中の
ボール12を介して前記ケーシング7が摺動自在に跨架嵌
合された無限直線運動用玉軸受であり、前記レール軌道
溝2はトラックレール3の左右両側面1,1にのみ各1条
列凹設され、前記ケーシング7の内側軌道溝5も内側面
4の左右両内壁側面17,17にのみ各1条列凹設され、前
記両軌道溝2,5が直接相対峙して前記トラックレール3
とケーシング7との相対する左右両側面1,1および4に
のみ各1条列の負荷路9が形成され、ケーシング7の左
右両側の前記負荷路9より外側のより低い位置にリター
ン路6が各1条列形成され、前記負荷路9とリターン路
6とを連絡する略半円弧状の左右の方向転換路10,10は
それぞれ外側に向けて低く傾斜して両側板11,11内に形
成され、前記断面矩形状のトラックレール3に跨架され
る前記両側板11,11には、スペーサ挟着凹部31が凹設さ
れまたその進行方向左右のコ字状をなす垂下部13,13に
それぞれ前記外側下方に傾斜した方向転換路10の半円弧
状外側壁面を形成する方向転換路凹溝14,14が、また該
方向転換路凹溝14の中央に直交して上端が外方に傾斜し
た突出部端部嵌合凹溝15,15が凹設され、前記方向転換
路凹溝14の内端は、前記負荷路9内を転動するボール1
2,12の方向転換路10へのすくい部30とされ、組立てられ
たとき前記レール軌道溝2内へ突出し、前記ケーシング
7と側板11,11のスペーサ挟着凹部31,31との間には前記
側板11の垂下部13より短く前記方向転換路凹溝14に達し
ない長さの薄板コ字状のスペーサ16,16が挟着可能とさ
れ、該スペーサ16のコ字状垂下部の下端には前記方向転
換路10の内壁側面17を形成する短半円柱状の方向転換路
突出部18,18が左右に一体に突設され、また該両方向転
換路突出部18,18間を連結するコ字状の薄肉部19が形成
されており、前記スペーサ16の両方向転換路突出部18,1
8の上下の端部20,20は前記側板11の突出部嵌合凹溝15,1
5にそれぞれ嵌入可能とされており、また前記側板11の
垂下部13,13の方向転換路凹溝14,14の近傍にはケーシン
グ7側に面して短円柱状の位置決め突出部21,21が突設
され、前記スペーサ16およびケーシング7の挾着端面に
はそれぞれ位置決め孔22,23が穿設され、組立に際し前
記位置決め突出部21が前記スペーサ16の位置決め孔22お
よびケーシング7の位置決め孔23に嵌入可能とされ、前
記位置決め突出部21の位置決め孔22,23への嵌入によ
り、前記ケーシング7、スペーサ16および側板11の位置
決め固定が可能とされ、前記側板11およびスペーサ16の
位置決めにより、第13図、第14図の組立部分拡大断面図
に示すごとく、側板11の方向転換路凹溝14とスペーサ16
の方向転換路突出部18とによる方向転換路10が正確に形
成され、また同時に側板11、スペーサ16およびケーシン
グ7の位置決めにより方向転換路10とリターン路6との
継合が正確に行われる。位置決め後の側板11、スペーサ
16のケーシング7への固定は、側板11の取付孔27および
スペーサ16の取付孔25を挿通するボルト26による螺着で
で行われる。第13図は負荷路9、方向転換路10およびリ
ターン路6中を転動するボール12,12群のボール芯転動
軌跡32を含む面、従って第14図中半円柱状の方向転換路
突出部18の軸心と直角なXIII-XIII線断面で示す部分拡
大組立断面図であり、第14図は第13図中半円柱状の方向
転換路突出部18の軸心を含むXIV-XIV線断面で示す部分
拡大組立断面図であり、同図中31は方向転換路10を転動
するボール12のボール芯を示す。
なお前記側板11,11の外端面にはそれぞれシール27,27が
装着され、無限循環路内への異物の浸入を阻止する。ト
ラツクレール3にはレール取付孔28がケーシング7には
ケーシング取付孔29が突設されている。また側板11の方
向転換路凹溝14の内端部は負荷路9上のボール12を方向
転換路10にすくい上げるすくい部30が負荷路9へ突設さ
れている。前記諸部材の組立の関係は第1図,第2図で
も明らかであるが、第15図の分解斜視図により、より明
らかにされている。第5図〜第12図に示す第2の実施例
は、第8図、第10図に明示する如く、方向転換路のケー
シング進行方向への投影も下方へ凹の円弧状をなすもの
について示している。
本実施例では側板11aに凹設される方向転換路凹溝14aお
よびスペーサ16aの方向転換路突出部18aの内壁側面17a
が、いずれも前記下方へ凹の円弧状の方向転換路に合致
する形状とされている。なお本実施例においても、側板
11a、スペーサ16aおよびケーシング7の組立状態での方
向転換路付近の断面図は、第13図および第14図と略同じ
である。
前述のスペーサ16,16a、側板11,11aは通常の使用条件の
ものは、いずれも合成樹脂材料のインジエクシヨンモー
ルド等によつて形成され、複雑な形状も正確に同時に成
形可能である。
本考案は、ケーシング、スペーサ、側板、シールよりな
るスライドユニツトの負荷路に対するリターン路の関係
位置等については図示実施例に限られず、従来公知の小
形無限直線運動用玉軸受のいずれの形状のものの方向転
換路の構成構造にも実施可能である。
考案の効果 本考案は、断面矩形状のトラックレールの両側面にのみ
各1条列の無限循環路の負荷路を有し、ケーシングに形
成されるリターン路は負荷路の斜外下方に形成され、従
って方向転換路も外側に低く傾斜して側板内に形成され
て、小形無限直線運動用玉軸受のより小形化を図ること
ができたものであり、また従来の構成の小形無限直線運
動用玉軸受にあっては、組立に際し方向転換路を完成す
るため、極く小形化あれた部品をピンセット作業により
行うため作業性が悪く組立精度も劣り、また側板の方向
転換路とケーシングのリターン路とが側板とケーシング
との境界当接面でずれを生じ前記両路間でのボールの円
滑な転動が妨げられ、小形無限直線運動用玉軸受として
の抵抗増を招来していたが、本考案においてはケーシン
グと側板との間に薄板コ字状のスペーサを挟着せしめ、
該スペーサに短半円柱状の方向転換路突出部が一体に突
設され、該突出部の上下端は、側板に凹設される突出部
端部嵌合凹溝に嵌入可能とされ、前記側板の方向転換路
凹溝の近傍にはケーシング側に面して位置決め突出部が
突設され、該位置決め突出部がスペーサおよびケーシン
グの位置決め孔に嵌入可能とされているので、側板内に
方向転換路を形成することが正確かつ容易に行われ、ス
ペーサの方向転換路突出部と側板の方向転換路凹溝との
位置決め、およびケーシングのリターン路ならびに負荷
路と方向転換路との位置決めが、スライドユニツトの組
立に際し、方向転換路の近傍に形成された位置決め突出
部と位置決め孔との嵌合により正確且つ容易にセツト可
能であり、一つのスペーサの両側に小さな方向転換路突
出部が連設されているため従来のピンセツト作業を省
き、前述の位置決め嵌合と相俟つて方向転換路の組立形
成作業を極めて簡単迅速に行うことが可能となり、負荷
路内へのすくい部の突出形成と相俟って、小形無限直線
運動用玉軸受の直線運動抵抗の低下をもたらし、しかも
軸受として安価に製作可能である各種の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の一部切断斜視図、第2図は同上
右半部は側板を取外し、かつトラツクレールをレール取
付孔心で切断して示した拡大立面図、第3図は同上スペ
ーサ拡大斜視図、第4図は同上側板のケーシング側拡大
立面図、第5図は第2の実施例のスペーサの側板側立面
図、第6図は同上スペーサの側面図、第7図は第5図中
矢視VII方向部分拡大底面図、第8図は同上側板のスペ
ーサ側立面図、第9図は第8図中IX-IX線断面図、第10
図は同上側板の部分拡大立面図、第11図は第10図中矢視
XI方向部分拡大上面図、第12図は第10図中XII-XII線部
分拡大断面図、第13図は第1の実施例の、第14図中XIII
-XIII線部分拡大断面図、第14図は同上第13図中XIV-XIV
線部分拡大断面図、第15図は同上分解斜視図である。 1:側面、2:レール軌道溝、3:トラツクレール、4:内側
面、5:内側軌道溝、6:リターン路、7:ケーシング、8:端
面、9:負荷路、10:方向転換路、11,11a:側板、12:ボー
ル、13:垂下部、14,14a:方向転換路凹溝、15:突出部端
部嵌合凹溝、16,16a:スペーサ、17,17a:内壁側面、18,1
8a:方向転換路突出部、19:薄肉部、20:端部、21:位置決
め突出部、22,23:位置決め孔、30:すくい部、31:スペー
サ挟着凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向にレール軌道溝が凹設されている
    断面矩形状のトラックレールと、該トラックレールと対
    峙する内側面に前記レール軌道溝に対峙しうる内側軌道
    溝が長手方向に凹設されかつ該内側軌道溝のそれぞれに
    平行してリターン路が形成されているケーシングと、該
    ケーシングの進行方向の両端に取付け固着可能とされ、
    かつ前記対峙する両軌道溝よりなる負荷路と前記リター
    ン路とを連絡する略半円弧状の方向転換路が形成されて
    いる側板と、前記負荷路、リターン路および側板の両方
    向転換路よりなる無限循環路中に無限循環可能に配列保
    持される多数のボールとよりなり、前記トラックレール
    上に前記負荷路中のボールを介して前記ケーシングが摺
    動自在に跨架嵌合された無限直線運動用玉軸受におい
    て、前記レール軌道溝はトラックレールの左右両側面に
    のみ各1条列凹設され、前記ケーシングの内側軌道溝も
    内側面の左右両側面にのみ各1条列凹設され、前記両軌
    道溝が直接相対峙して前記トラックレールとケーシング
    との相対する左右両側面にのみ各1条列の負荷路が形成
    され、ケーシングの左右両側の前記負荷路より外側のよ
    り低い位置にリターン路が各1条列形成され、前記負荷
    路とリターン路とを連絡する略半円弧状の左右の方向転
    換路はそれぞれ外側に向けて低く傾斜して両側板内に形
    成され、前記断面矩形状のトラックレールに跨架される
    前記両側板には、スペーサ挟着凹部が凹設され、またそ
    のコ字状垂下部にはそれぞれ前記外側下方に傾斜した方
    向転換路の外側壁面を形成する方向転換路凹溝および該
    方向転換路凹溝に直交して上端が外方に傾斜した突出部
    端部嵌合凹溝が凹設され、前記方向転換路凹溝の内端
    は、前記負荷路内を転動するボールの方向転換路へのす
    くい部とされ、組立てられたとき前記レール軌道溝内へ
    突出され、前記ケーシングと側板のスペーサ挟着凹部と
    の間には薄板コ字状のスペーサが挟着可能とされ、該ス
    ペーサには前記側板の垂下部より短く前記方向転換路凹
    溝に達しない長さのコ字状の薄肉部が形成され、また該
    薄肉部のコ字状垂下部の下端には前記方向転換路の内側
    壁面を形成する短半円柱状の方向転換路突出部が組立て
    られたとき前記傾斜した突出部端部嵌合凹溝と合致する
    位置に上端が外側に傾斜して左右に一体に突設され、前
    記スペーサの両方向転換路突出部の上下両端部は前記側
    板の突出部端部嵌合凹溝にそれぞれ嵌入可能とされてお
    り、前記側板の方向転換路凹溝の近傍にはケーシング側
    に面して位置決め突出部が突設され、前記スペーサおよ
    びケーシングにはそれぞれ位置決め孔が穿設され、前記
    位置決め突出部が前記スペーサおよびケーシングの位置
    決め孔に嵌入可能とされ、前記位置決め突出部の位置決
    め孔への嵌入により前記ケーシング、スペーサおよび側
    板の位置決め固定が可能とされ、かつ方向転換路が正確
    に形成されることを特徴とする小形無限直線運動用玉軸
    受の方向転換路の構成構造。
JP1987025054U 1987-02-23 1987-02-23 小形無限直線運動用玉軸受の方向転換路の構成構造 Expired - Lifetime JPH0639143Y2 (ja)

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