JPH0638336Y2 - 押釦の取付構造 - Google Patents

押釦の取付構造

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JPH0638336Y2
JPH0638336Y2 JP1616887U JP1616887U JPH0638336Y2 JP H0638336 Y2 JPH0638336 Y2 JP H0638336Y2 JP 1616887 U JP1616887 U JP 1616887U JP 1616887 U JP1616887 U JP 1616887U JP H0638336 Y2 JPH0638336 Y2 JP H0638336Y2
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孝治 梅沢
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば車に搭載されるラジオ受信機のチュ
ーナにおけるプリセットボタン等の押釦の取付構造に関
する。
[考案の概要] この考案は、押釦の取付構造において、押釦取付用等の
開口部を有したパネルと、該開口部を覆うようにパネル
に取り付けられる釦本体とを樹脂によりそれぞれ形成
し、前記開口部の前記釦本体の一端側に対向する位置に
は、該釦本体を開口部の開く方向に付勢させる弾性脚部
を有した凹部を形成すると共に、前記開口部の釦本体の
他端側に対向する位置には係合部を形成し、前記釦本体
の一端には、先端部がその一部に切欠きテーパ面を有し
て前記凹部に挿入される断面円形状の弾性挿入部を形成
すると共に、前記釦本体の他端には前記係合部に抜け止
めされる係止部を形成し、かつ前記凹部の弾性脚部の前
記テーパ面に対向する位置には、前記釦本体の弾性挿入
部を抜け止め,付勢する突出部を形成したことにより、
バネ,クッション材等の別部材を用いずに押釦のガタ付
きを吸収して、押圧操作時の操作感を向上させることが
できるようにしたものである。
[従来の技術] 例えば、車に搭載されるCDプレーヤ付きラジオ受信機の
チューナには、周知のプリセットボタンが設けられてい
る。このプリセットボタンは、押圧操作時の操作感等を
良くしたり、ガタ付きを吸収するために、板バネ,クッ
ション材の別弾性部材を介してラジオ受信機のパネルに
取り付けられているものが多い。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、前記プリセットボタン等の押釦は、上述のよう
にパネルと釦本体との間に板バネ,クッション材等の別
弾性部材を設けているため、その分、部品点数及び取付
工数が多くて、コスト高であった。
また、釦本体の操作面に設けられた文字,マーク等を照
明する発光ダイオード(LED)を釦本体の裏側に配置す
る場合には、前記板バネ等の別部材や発光ダイオードの
配置場所が限られてしまい、近年の小型,軽量化に相俟
って一段と小型,軽量化が要求される押釦等の設計にお
ける自由度が著しく制限されてしまう点が指摘されてい
る。
そこで、この考案は、簡単な構造でしかもバネ等の別部
材を用いずにガタ付きを吸収したり、照明用のスペース
を充分確保することができる押釦の取付構造を提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段] この考案の押釦の取付構造は、開口部を有したパネル
と、該開口部を覆うようにパネルに取り付けられる釦本
体とを樹脂によりそれぞれ形成し、前記開口部の前記釦
本体の一端側に対向する位置には該釦本体を開口部の開
く方向に付勢させる弾性脚部を有した凹部を、その釦本
体の他端側に対向する位置には係合部をそれぞれ形成
し、前記釦本体の一端には先端部がその一部に切欠きテ
ーパ面を有して前記凹部に挿入される断面円形状の弾性
挿入部を、その他端には前記係合部に抜け止めされる係
止部をそれぞれ形成し、かつ前記凹部の弾性脚部の前記
テーパ面に対向する位置には前記釦本体の弾性挿入部を
抜け止め,付勢する突出部を形成してある。
[作用] 釦本体の弾性挿入部はパネルの開口部に形成された凹部
内に該凹部の弾性脚部により釦本体を開口部の開く方向
に付勢した状態で挿入されて回動し、釦本体の係止部は
前記開口部に形成された係合部に抜け止めされて係止さ
れる。これにより、従来のようにバネ等の別部材を用い
ずに、釦本体は開口部を覆うようにガタ付くことなくパ
ネルに取り付けられる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面と共に詳述する。
第6図において、符号1は車に搭載されるCDプレーヤ付
きラジオ受信機である。このラジオ受信機1の前部を構
成する箱型のパネル2の前面にはチューナ部3を設けて
あると共に、該パネル2の前面下部には複数個のプリセ
ットボタン(押釦)10を取り付けてある。これらパネル
2及びプリセットボタン10は、アクリル樹脂,ABS等によ
り樹脂成形してある。
前記パネル2の前面下部には、第3図及び第6図に示す
ように、その下縁に沿って横一列に後述するタクトスイ
ッチ20,照明用の発光ダイオード21を露出するための複
数の矩形の開口部4をそれぞれパネル2と一体形成して
ある。そして、この各開口部4は前記各プリセットボタ
ン10の釦本体11で覆われるようになっている。詳述する
と、該開口部4のプリセットボタン10の釦本体11の図中
上端側(一端側)に対向する位置には、該釦本体11を開
口部4の開く方向に付勢させる薄板バネ状の弾性脚部5
を有した凹部6を形成してあると共に、該開口部4の釦
本体11の図中下端側(他端側)に対向する位置には、釦
形の係合部7を形成してある。
前記凹部6は、第3図に示すように、開口部4の上縁面
4aと、この上縁面4aと平行に形成された前記弾性脚部5
等とで細長の矩形状に形成されており、その中央に貫通
した中空部6aと、両側に閉塞した一対の軸受部6b,6bと
をそれぞれ有している。この弾性脚部5の中央には後述
する釦本体11の弾性挿入部12を抜け止めし、かつ図中上
方に回転付勢させる突出部8を形成してある。この突出
部8に対向する開口部4の上縁部4aの中央にも前記釦本
体11の弾性挿入部12を抜け止めする突出部9を形成して
ある。また、前記一対の軸受部6b,6bの内部には、対角
線状に対向する一対の円弧面を形成してあり、後述する
前記弾性挿入部12の先端部12aの軸受となって該先端部1
2aを回動自在に支持してある。
前記プリセットボタン10は、第1図,第2図等に示すよ
うに、断面略コ字状に形成してあり、その釦本体11の前
面11aが押圧操作面になっている。この釦本体11の図中
上端(一端)には、先端部12aが断面円形状の所定の弾
性力を有した弾性挿入部12を形成してある。この弾性挿
入部12の幅は前記凹部6の幅より少し小さくなってお
り、その両側には切欠部12b,12bを形成してある。ま
た、この弾性挿入部12の先端部12aは、該弾性挿入部12
の胴部よりも断面半円形状分上方に突出して形成してあ
り、その下部の中央には斜め上方に傾斜したテーパ面12
cを有している。このテーパ面12cから先端部12aの外周
面までの最大径の寸法は、前記弾性脚部5の突出部8と
開口部4の上縁面4aの突出部9との間の寸法より少し小
さくしてある。さらに、前記釦本体11の図中下端(他
端)には、前記係合部7に抜け止めされる係止部13を形
成してある。この係止部13及び係合部7の対向する位置
にはテーパ面13a及び7aをそれぞれ形成してある。
また、前記釦本体11の第6図中左側には半透明の文字
(数字)11bを施してあり、この半透明部11bの反対側の
釦本体11背面には、タクトスイッチ20に当設する操作部
14弾性挿入部12と平行に突出形成してある。また、前記
半透明部11bは発光ダイオード(LED)21により照明され
るようになっている。尚、符号22はCDの挿入口である。
以上実施例の押釦の取付構造によれば、プリセットボタ
ン10をパネル2に取り付ける際に、第1図の二点鎖線に
示すように、釦本体11の弾性挿入部12のテーパ面12cが
水平になるように該釦本体11を傾斜させて、前記パネル
2の開口部4の凹部6に挿入する。そして、弾性挿入部
12の先端部12aが凹部6の両側の軸受部6b,6bに保持され
た後で、釦本体11の下部を押圧すると、釦本体11の係止
部13は、前記開口部4の係合部7に各テーパ面13a,7aを
介して係合されることによし、プリセットボタン10はパ
ネル2に簡単に取り付けることができる。
上記のようにしてパネル2に取り付けられたプリセット
ボタン10の釦本体11は、第4,5図に示すように、凹部6
の弾性脚部5の弾性力により該釦本体11の弾性挿入部12
を常時図中上方に付勢しているので、釦本体11の係止部
13が開口部4の係合部7で係合された状態、即ち、第4,
5図中一点鎖線で示す状態に上方に浮き上がった状態に
なってガタ付くことはない。この状態から、釦本体11の
前面11aを押圧操作すると、該釦本体11の弾性挿入部12
は、前記凹部6の一対の軸受部6b,6bを支点として下方
に滑らかに回転し、その操作部14でタクトスイッチ20を
ON,OFF動作させる。この際に釦本体11の弾性挿入部12及
び凹部6の弾性脚部5が相互に弾性変形するので、ガタ
付くことはなく、釦本体11の押圧操作時の操作感は非常
に良い。また、この押圧操作を解除すると、弾性脚部5
及び弾性挿入部12の弾性力によりスムーズにガタ付くこ
となく元の状態に復帰する。
このように、前記釦本体11の弾性挿入部12及び凹部6の
弾性脚部5自体にそれぞれ弾性力(バネ機能)を持たせ
たことにより、簡単な構造でしかも従来のようにバネ等
の別部材を用いずに釦本体11をパネル2にガタ付かせる
ことなく取り付けることができ、取付後も釦本体11の弾
性挿入部12と凹部6の弾性脚部5の弾性力によりガタ付
きを吸収することができる。
また、パネル2の開口部4が従来のガタ付き吸収用のバ
ネ等の別部材で邪魔されることがないので、タクトスイ
ッチ20及び照明用の発光ダイオード21等の設置スペース
を充分確保することができると共に、釦本体11を一段と
小型,軽量化することができる。
尚、前記凹部6の弾性脚部5及び釦本体11の弾性挿入部
12の板厚,幅,長さの数値及び形状を変えることによ
り、釦本体11の押圧操作時の操作感(フィーリング)を
変えることができることは勿論である。また、押釦の対
象も車に搭載されるラジオ受信機のチューナにおけるプ
リセットボタンに限られるものではない。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、釦本体の弾性挿入部及
びパネルの開口部に形成された凹部の弾性脚部自体にそ
れぞれ弾性力を持たせ、前記釦本体の弾性挿入部を前記
凹部内に該凹部の弾性脚部により釦本体を開口部の開く
方向に付勢した状態で挿入して回動させ、かつ前記釦本
体の係止部を前記開口部に形成された係合部に抜け止め
させたことにより、簡単な構造でしかも従来のようにバ
ネ等の別部材を用いずに釦本体をパネルにガタ付かせる
ことなく取り付けることができ、取付後も釦本体の弾性
挿入部とパネルの凹部の弾性脚部等によりガタ付きを吸
収することができる。
また、パネルの開口部が従来のガタ付き吸収用のバネ等
の別部材で邪魔されることがないので、照明用等のスペ
ースを充分確保することができると共に、釦本体を一段
と小型,軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図はこの考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は第6図中I-I線に沿う断面図、第2図は押
釦の斜視図、第3図はパネルの押釦取付部の正面図、第
4図は第3図中IV-IV線に沿う断面図、第5図は第3図
中V-V線に沿う断面図、第6図は全体斜視図である。 2……パネル、4……開口部、5……弾性脚部、6……
凹部、7……係合部、8……突出部、10……プリセット
ボタン(押釦)、11……釦本体、12……弾性挿入部、12
a……先端部、12c……テーパ面、13……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有したパネルと該開口部を覆うよ
    うにパネルに取り付けられる釦本体とを樹脂によりそれ
    ぞれ形成し、前記開口部の前記釦本体の一端側に対向す
    る位置には該釦本体を開口部の開く方向に付勢させる弾
    性脚部を有した凹部を、その釦本体の他端側に対向する
    位置には係合部をそれぞれ形成し、前記釦本体の一端に
    は先端部がその一部に切欠きテーパ面を有して前記凹部
    に挿入される断面円形状の弾性挿入部を、その他端には
    前記係合部に抜け止めされる係止部をそれぞれ形成し、
    かつ前記凹部の弾性脚部の前記テーパ面に対向する位置
    には前記釦本体の弾性挿入部を抜け止め,付勢する突出
    部を形成したことを特徴とする押釦の取付構造。
JP1616887U 1987-02-06 1987-02-06 押釦の取付構造 Expired - Lifetime JPH0638336Y2 (ja)

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JPS63125331U JPS63125331U (ja) 1988-08-16
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JP6100067B2 (ja) * 2013-04-12 2017-03-22 日立マクセル株式会社 スイッチ構造、およびこのスイッチ構造を備えた小型電気機器
JP6776982B2 (ja) * 2017-03-31 2020-10-28 ブラザー工業株式会社 キー入力装置

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