JPH0637603U - 建設機械における油圧モ−タの駆動回路 - Google Patents

建設機械における油圧モ−タの駆動回路

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JPH0637603U
JPH0637603U JP7938892U JP7938892U JPH0637603U JP H0637603 U JPH0637603 U JP H0637603U JP 7938892 U JP7938892 U JP 7938892U JP 7938892 U JP7938892 U JP 7938892U JP H0637603 U JPH0637603 U JP H0637603U
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JP
Japan
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valve
relief
piston
back pressure
poppet
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JP7938892U
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浩之 塚本
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械の旋回・走行時の起動及び制動を行
った際に発生するショックをより軽減できる油圧回路を
提供する。 【構成】 油圧モ−タ29の駆動回路に設けたクロスオ
−バ−リリ−フ弁9,10のリリ−フ圧設定用バネ2
7,28を流出側に設け、又流入側とクロスオ−バ−リ
リ−フ弁9,10のポペットの背圧室31を連通するオ
リフィスを設け、背圧室31より下流にピストン23,
24とこのピストンを押圧するバネ室を設置し、バネ室
をリリ−フ弁9,10の流出側に連通させて、ピストン
23,24とポペットの背圧室31とを連通する流路
と、合流弁17,18からの2次側流路を合流させ、前
記合流弁17,18はカウンタ−バランス弁4より上流
のリリ−フ弁と同一油路にある主回路より分岐させたパ
イロット油路からの圧油により切換わり、合流弁作動時
にはこの圧油が合流弁内のオリフィスを介して、前記ポ
ペットの背圧室とピストンとを連通する流路に合流する
構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建設機械における油圧モ−タの駆動回路に関するものである。特に建 設機械の旋回や走行等に於いて、起動及び制動を行った際に発生するショックを 軽減する為の油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ショックを軽減する従来技術として特公昭61−37481号(図4)が知られ ている。これは起動,制動初期に於いて、リリ−フ圧を或る一定時間低圧に保持 することでショックを軽減しようというものであるが、一定時間経過すると高圧 設定となる為、どうしても停止間際のショックを軽減する事が不可能であった。 又別の技術として特公昭47−9646号(図5)がある。これは駆動圧を駆動 側リリ−フ弁のバネ室の背圧室に作用させる事で駆動時には高トルクを発生させ る為高圧設定とし、制動時に於いては低圧設定にて制動作用を行いショックを低 減させるものである。しかし同低圧設定のままでは走行に於ける降坂制動時には 制動時間及び距離が延びてしまうという不具合が発生するので、それほど低圧設 定にすることは不可能であり、大幅なショック低減には至らなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
建設機械の旋回・走行時の起動及び制動を行った際に発生するショックをより 軽減できる油圧回路を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
油圧モ−タ29の駆動回路に設けたクロスオ−バ−リリ−フ弁9,10のリリ −フ圧設定用バネ27,28を流出側に設け、又流入側と上記クロスオ−バ−リ リ−フ弁9,10のポペットの背圧室31を連通するオリフィスを設け、背圧室 31より下流にピストン23,24とこのピストンを押圧するバネ室を設置し、 バネ室をリリ−フ弁9,10の流出側に連通させて、ピストン23,24とポペ ットの背圧室31とを連通する流路と、合流弁17,18からの2次側流路を合 流させ、前記合流弁17,18はカウンタ−バランス弁4より上流のリリ−フ弁 と同一油路にある主回路より分岐させたパイロット油路からの圧油により切換わ り、合流弁作動時にはこの圧油が合流弁内のオリフィスを介して、前記ポペット の背圧室とピストンとを連通する流路に合流する構成とした。 平地での制動時には制動側に位置するリリ−フ弁9,10のピストン23,24 がストロ−クエンドに達しない構成とした。
【0005】
【実施例】
図1〜図3に基いて説明する。図1は本考案による油圧モ−タの駆動回路、図 2は図に示す回路の機構図である。同一部品には同一記号を付した。又図3は図 2の作動状況を示す。 さて、図1で1は油圧ポンプ、2はタンク、3は切換弁で、操作レバ−3aで操 作する。4はカウンタ−バランス弁、5,6はパイロット油路である。7,8は 主回路、9,10はクロスオ−バ−リリ−フ弁、11,12はポペット内絞り、 13,14はハウジング内絞り、15,16は第3絞りである。17,18は合 流弁、17a,18aは合流弁内絞り、17b,18bは合流弁復帰用バネである。19,20 ,21,22は油路である。23,24はピストン、25,26はピストン復帰 用バネ、27,28はリリ−フ圧設定用バネである。29は油圧モ−タ、30は ポペット、31はポペット背圧室、32はハウジングである。
【0006】
【作動】
図1〜図3をもとに切換弁3を(イ)の位置に切換えた場合について説明する。 起動時:主回路7に圧油が供給され、カウンタ−バランス弁4が(イ)位置に切 換わり、戻り側主回路8が開放され、油圧モ−タ29が駆動される。同時にパイ ロット油路5より、合流弁17の背圧室に圧油が供給され合流弁17を(ロ)位置 に切換える。したがって、ピストン23の背圧室には主回路7からポペット内絞 り11,ハウジング内絞り13,第3絞り15を経由した圧油と、パイロット油 路5から合流弁内絞り17a を介して圧油が供給され、ある設定された時間で図3 の如くピストン23をストロ−クエンドまで移動させる。この間ポペット30の 背圧室31は低圧に保持され、これにより主回路7の圧が低圧設定となるので、 起動初期のトルクが下がりショック低減が可能となる。
【0007】 駆動中:駆動圧により図3の如くピストン23も合流弁17もストロ−クエン ドに保持された状態のため、ポペット30の背圧室31と主回路7は同圧となり 、ポペット30の前後面の面積差分にこの圧力が作用する事となり、リリ−フ圧 は高圧設定となり常時最高トルクを発生させる事ができる。
【0008】 制動時:切換弁3を(ロ)位置に戻すとカウンタ−バランス弁4も(ロ)位置に復 帰し、戻り側主回路8が閉止され、慣性力によって油圧モ−タ29から圧油が吐 出され、回路圧が上昇する。これと同時に圧油は主回路8よりポペット内絞り1 2,ハウジング内絞り14,第3絞り16を介してピストン24の背圧室に供給 され、ピストン24を移動させる。これによりポペットの背圧室が低圧に保持さ れ、リリ−フ設定圧が低圧のまま制動作用が行われるので、制動時及び停止時の ショックが低減される。ここで重要とされる事は慣性体が完全に停止するまでピ ストン24がストロ−クエンドまで達しないようにポペット内絞り12,ハウジ ング内絞り14,第3絞り16の径及びピストン24のストロ−クを設定するこ とである。降坂制動時にはカウンタ−バランス弁4の作用により走行中に制動側 主回路8に保持圧が発生し、これにより制動以前にピストン24はストロ−クエ ンドに達している為、制動初期よりポペット前後での圧力降下がなく、ポペット 前・後の面積差分のみに油圧力が作用し、リリ−フ設定圧は高圧となっている為 、慣性体の流れ量を最少に押さえて安全に停止させる事が出来る。
【0009】 なお起動時に本実施例では、リリ−フ圧が低圧から高圧に切換わる前に慣性体 を停止させる構成にしたことから、ピストン23,24のストロ−ク時間を多少 長目に設定している。起動時に於いて、制動時と同様に第3絞り15或いは16 からの流量のみでピストン23或いは24をストロ−クさせると、主回路7或い は8が高圧に達する時間が遅れ、慣性体が定常速度になるまでの時間が長くなり 応答遅れという問題が生じる。そこでカウンタ−バランス弁4より上流の主回路 7,8より分岐させたパイロット油路5,6の圧油を自己圧で作動する合流弁1 7,18を介して第3絞り15,16からの圧油と合流させ、起動時のみピスト ン23,24の背圧室に作用する圧油の流量を増大させ、低圧でのリリ−フ時間 を制動時より短かくする事で応答性を確保しつつ起動時のショックを低減してい る。
【0010】
【効果】
油圧モ−タ29の駆動回路に設けたクロスオ−バ−リリ−フ弁9,10のリリ −フ圧設定用バネ27,28を流出側に設け、又流入側と上記クロスオ−バ−リ リ−フ弁9,10のポペットの背圧室31を連通するオリフィスを設け、背圧室 31より下流にピストン23,24とこのピストンを押圧するバネ室を設置し、 バネ室をリリ−フ弁9,10の流出側に連通させて、ピストン23,24とポペ ットの背圧室31とを連通する流路と、合流弁17,18からの2次側流路を合 流させ、前記合流弁17,18はカウンタ−バランス弁4より上流のリリ−フ弁 と同一油路にある主回路より分岐させたパイロット油路からの圧油により切換わ り、合流弁作動時にはこの圧油が合流弁内のオリフィスを介して、前記ポペット の背圧室とピストンとを連通する流路に合流する構成とした。 このような構成にしたので、建設機械の旋回・走行時の起動及び制動を行った 際に発生するショックをより軽減できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回路図。
【図2】図1の回路の機構図。
【図3】図2の作動状態を示す。
【図4】公知駆動回路図。
【図5】同じく公知駆動回路図。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 タンク 3 切換弁 3a 操作レバ− 4 カウンタ−バランス弁 5,6 パイロット
油路 7,8 主回路 9,10 クロスオ−
バ−リリ−フ弁 11,12 ポペット内絞り 13,14 ハウジング
内絞り 15,16 第3絞り 17,18 合流弁 17a,18a 合流内絞り 17b,18b 合流弁復
帰用バネ 19,20,21,22 油路 23,24 ピストン 25,26 ピストン復帰用バネ 27,28 リリ−フ圧
設定用バネ 29 油圧モ−タ 30 ポペット 31 ポペット背圧室 32 ハウジング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モ−タ(29)の駆動回路に設けたクロ
    スオ−バ−リリ−フ弁(9,10)のリリ−フ圧設定用バネ(2
    7,28)を流出側に設け、又流入側と上記クロスオ−バ−
    リリ−フ弁(9,10)のポペットの背圧室(31)を連通するオ
    リフィスを設け、背圧室(31)より下流にピストン(23,2
    4)とこのピストンを押圧するバネ室を設置し、バネ室を
    リリ−フ弁(9,10)の流出側に連通させて、ピストン(2
    3,24)とポペットの背圧室(31)とを連通する流路と、合
    流弁(17,18)からの2次側流路を合流させ、前記合流弁
    (17,18)はカウンタ−バランス弁(4)より上流のリリ−
    フ弁と同一油路にある主回路より分岐させたパイロット
    油路からの圧油により切換わり、合流弁作動時にはこの
    圧油が合流弁内のオリフィスを介して、前記ポペットの
    背圧室とピストンとを連通する流路に合流する構成とし
    たことを特徴とする建設機械における油圧モ−タの駆動
    回路。
  2. 【請求項2】 平地での制動時には制動側に位置するリ
    リ−フ弁(9,10)のピストン(23,24)がストロ−クエンド
    に達しない構成とした請求項1の建設機械における油圧
    モ−タの駆動回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133856A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 ナブテスコ株式会社 制御装置及び建設機械
CN112377479A (zh) * 2020-11-30 2021-02-19 三一海洋重工有限公司 一种平衡阀、液压设备以及工程机械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020133856A (ja) * 2019-02-25 2020-08-31 ナブテスコ株式会社 制御装置及び建設機械
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