JPH0637601A - 低電力消費のスタチックなエッジトリガされたdフリップ−フロップ - Google Patents

低電力消費のスタチックなエッジトリガされたdフリップ−フロップ

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JPH0637601A
JPH0637601A JP5128531A JP12853193A JPH0637601A JP H0637601 A JPH0637601 A JP H0637601A JP 5128531 A JP5128531 A JP 5128531A JP 12853193 A JP12853193 A JP 12853193A JP H0637601 A JPH0637601 A JP H0637601A
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flop
flip
inverter
latch
transistors
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JP5128531A
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English (en)
Inventor
Giona Fucili
ジョナ・フチリ
Alberto Gola
アルベルト・ゴラ
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SGS THOMSON MICROELECTRONICS
STMicroelectronics SRL
Original Assignee
SGS THOMSON MICROELECTRONICS
SGS Thomson Microelectronics SRL
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Publication date
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Publication of JPH0637601A publication Critical patent/JPH0637601A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/356Bistable circuits
    • H03K3/3562Bistable circuits of the master-slave type
    • H03K3/35625Bistable circuits of the master-slave type using complementary field-effect transistors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のフリップ−フロップは電力消費が比較
的大きく又そのサイズ(又は長さ)も大きく、経済性及
びコンパクト性に劣っていた。本発明は電力消費が小さ
く又デバイスのコンパクト化を可能にするフリップ−フ
ロップを提供することを目的とする。 【構成】 トリステートゲートと2個のインバータを含
んで成るフリップ−フロップの第2のインバータを4個
の電界効果相補対トランジスタ(MP1、MP2、MN
1及びMN2)で構成し、かつ第1の相補トランジスタ
対(MP2及びMN2)が一方のサプライノードに接続
されたソースと他方のサプライノードに接続されたゲー
トを有し、他の相補トランジスタ対が前記第2のインバ
ータの出力ノードに共通接続されたドレーンと第1のイ
ンバータの出力ノードに接続されたゲートを有し更に第
1の相補トランジスタ対のサイズより実質的に小さいサ
イズを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCMOS論理回路に関
し、より詳細には低電力消費型のマスター−スレーブタ
イプのスタチックなフリップ−フロップに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】フリップ−フロップ(F
F)はカウンタで頻繁に利用されている。それらがリプ
ルタイプのカウンタを形成するために使用されるという
事実にもかかわらず、一般にDタイプのフリップ−フロ
ップ(D−FF)はノンリプルタイプのカウンタ、つま
りカウンタを作り上げている全てのFFに同時にクロッ
クシグナルが到達するカウンタで特に有用である。これ
らのカウンタの電力消費は2種の因子の関数である。第
1の因子はスイッチングの数に関連し、一方他の因子は
各サイクルのクロックシグナルにより充電され又放電さ
れることが必要な負荷キャパシタンスに関連している。
カウンタがn個のFFから構成され2n −1までカウン
トできるとすると、一般にFFを形成するために使用さ
れる回路のタイプとデバイスを製造するために使用され
る技術に依存する数Nが存在し、もしn>Nであると電
力消費に対する第2の寄与が第1の寄与より優先するこ
とを示すことが可能である(Nはある場合には零に等し
くなることもある)。
【0003】比較的頻繁なスイッチングを受けるマルチ
ビットのカウンタ又はより一般的にはFFの電力消費を
減少させるためには、クロックへの容量的負荷の減少が
重要であるが、同時にスイッチングの間の電力消費が小
さいFFを製造することが有利である。一般にクロック
シグナルはFFを直接駆動しないが、これらはそこから
誘導されるシグナル、好適な回路(一般に「クロックド
ライバ」の名称で参照される)によりクロックシグナル
から誘導されしはしばクロックフェーズf及びf’と呼
ばれるシグナルにより駆動される。
【0004】論理の観点からは、クロックフェーズ
(f、f’)又は単に2種のシグナルはf=クロックで
f’=ノットクロックとなる。各シグナルが負荷Cを駆
動するとすると、I=(C×Vdd)/(T/2)に等し
い平均電流消費が生じ、ここでTはクロックの周期でV
ddはサプライ電圧である。次にクロックドライバ回路も
固有の電力消費を有し、これは同じ動的性能に関し実質
的に駆動される負荷に比例する。
【0005】結論として、クロックフェーズf及びf’
が有する容量負荷をある量だけ減少させることにより、
スイッチング数に依存する一定の時間というよりむしろ
全体のカウンタ−プラス−ドライバシステムの消費の比
例する減少が得られる。この一定の時間はFFのために
使用される構造に緊密に関連し、2種の寄与を組み合わ
せたものにより示される。
【0006】(a)インバータの又は他のCMOS論理
ゲートの入力の電圧はCMOS構造の両相補MOSトラ
ンジスタをある時間のインターバルだけ伝導するため、
遷移(又は転換)状態の間にサプライレール及びグラウ
ンドから直流が流れる。 (b)論理ゲートの出力ノードの電圧は0からVddまで
あるいはその逆に変化し、その結果該出力ノードに接続
された論理ゲートの入力キャパシタンスは充電又は放電
されなければならない。この第2の寄与は一般に第1の
寄与と比較して優位である。 上述したことから、電力消費を減少するためにFFは最
小数のFFで形成されなければならずかつこれらは可能
な限り小さくなければならないことが明瞭である。特に
カウンタでは、クロックシグナルf及びf’により駆動
される可能な限り少ない数のトランジスタでなければな
らない。
【0007】文献では、クロックフェーズにより駆動さ
れる8個、4個あるいは2個のMOSトランジスタで形
成された多くのタイプのFFが述べられている。しかし
種々の理由でそれらはそれらをカウンタで使用するため
の特定の要件を満足しない。例えばそれらはスタチック
でなく及び/又は比較的低いサプライ電圧では動作する
ことができない。他方カスケード接続されかつ図1に示
すように逆位相のクロックシグナルにより使用可能にさ
れる、マスター−スレーブタイプの既知のスタチックな
FFつまり2種のラッチタイプのFF(つまり2種のレ
ベルの鋭敏なFF)により形成されたマスター−スレー
ブのFFの中には、準安定性の問題を回避するために開
発され独占的に使用されかつヒステリシスを有すること
により特徴付けられるタイプがある。このようなヒステ
リシスフリップ−フロップは、図1に概略的に示された
スタチックなFFのより古くからあるマスター−スレー
ブ構造の8個のトランジスタと比較して、クロックシグ
ナルにより駆動される4個のみのMOSトランジスタを
有している。
【0008】図2に示されたこのような既知のヒステリ
シスFFはスイッチング間の消費が比較的高くかつ比較
的遅い(ここでカウンタでは各クロックシグナルごとに
第1のFFがスイッチすることを思い出すべきであ
る)。実際にそれぞれリングIM−IMR及びIS−I
SRを閉じるインバータIMR及びISR(図2)は比
較的長いチャンネルを有するMOSで形成しなければな
らず、これにより2個のラッチのトリステート入力ゲー
トがそれぞれのフィードバックインバータ(ループを閉
じるインバータ)IMR及びISRの出力を好適な論理
値にする。他方、比較的長いチャンネルを有するMOS
トランジスタで第2のインバータIMR及びISRを形
成する必要性は同じインバータの入力に大きな容量性負
荷を掛けることを意味し、これはスイッチング間の高い
電力消費を生じさせる。
【0009】
【発明の目的及び構成】本発明の主目的は、特にノンス
イッチングサイクル間に比較的電力消費が小さく比較的
低いサプライ電圧でも動作できる改良されたマスター−
スレーブタイプのスタチックなフリップ−フロップ(F
F)を提供することである。
【0010】その内の2個のトランジスタがサプライノ
ードのいずれかに直接接続されたソースターミナルを有
しかつ各ラッチの入力トリステートゲートが都合良く適
切な論理値をインバータの出力ノードにつまりラッチの
入力ノードに加えるために十分なサイズ(又は長さ)を
有し、又他の2個のトランジスタがインバータの出力ノ
ードに共通して接続されたそれぞれのドレーンを有しか
つ前記第1の相補トランジスタ対より実質的に小さいサ
イズを有しかつ集積デバイスの製造技術により許容され
る最小サイズを有し更にラッチの第1のインバータによ
りゲートターミナルを通して駆動される相補対となった
4個の電界効果トランジスタを有する基本的なFF構造
を構成する2個のラッチ回路のループのつまりマスター
ラッチとスレーブラッチを形成することにより、上述の
目的が完全に達成され従って既知構造の限界が解消され
る。
【0011】
【図面の説明】図1は従来のスタチックなD−FFの機
能的なブロックダイアグラムである。図2は従来技術に
よるヒステリシスタイプのスタチックなD−FFの機能
的なダイアグラムである。図3は本発明に従って形成さ
れた電力消費の小さいスタチックなD−FFの回路を示
している。図4は図3のD−FFを形成する単一のラッ
チの構造を示している。図5は本発明に従って形成され
た電力消費の小さいスタチックなD−FFの完全な回路
を示している。図6は従来技術によるヒステリシスタイ
プのスタチックなD−FFの完全な回路である。図7及
び8は入力トリステートゲートを通して各ラッチ回路の
入力ノードを論理レベルにする機構を示す本発明の回路
の一部である。図9及び10はそれぞれ高い論理状態に上
昇しあるいは低い論理状態に下降する、ラッチの第1の
インバータの入力ノードの電圧を示すダイアグラムであ
る。図11はラッチの第2のフィードバックインバータを
形成するそれぞれのサイズのMOSトランジスタを示
す、図4に示された回路に類似する回路を示している。
【0012】図に示された回路は例示の目的を有し、本
発明を限定するものではない。簡略化の目的で、全ての
図はDタイプのスタチックなフリップ−フロップつまり
本発明に従って形成された単一のプレセット入力を有す
るフリップ−フロップの実現に関連している。勿論本分
野の当業者には周知なように、Dタイプのフリップ−フ
ロップの基本構造を使用しかつ単に好適な入力論理回路
を「付加」することにより、JKタイプのフリップ−フ
ロップつまりセット及びリセット入力を有するフリップ
−フロップ、又はセット及びリセット入力を有しないリ
ップ−フロップを実現することも可能である。
【0013】
【詳細な説明】図3及び図4を参照すると、本発明のF
Fはいわゆるマスター−スレーブタイプであり、2個の
実質的に同一なラッチ回路つまりそれぞれマスターラッ
チとスレーブラッチで形成されている。2個のラッチの
一方を図4に単一構造として示している。2個のラッチ
は、FFを形成する両ラッチのそれぞれの相補タイプの
MOSトランジスタを駆動する逆位相のクロックシグナ
ル対f及びf’(又はNf又はNOT(f))により駆
動される。
【0014】図に示した回路のいわゆるエッジトリガさ
れた駆動コンフィギュレーションでは、マスターラッチ
ではfで駆動されスレーブラッチではf’で駆動される
p−チャンネルMOSトランジスタそしてその逆になる
n−チャンネルMOSトランジスタはいわゆるポジティ
ブなエッジトリガFFを実現する。クロックシグナルを
反転することによりネガティブなエッジトリガFFが得
られる。
【0015】f=0の場合、マスターラッチは入力デー
タを読み取る。f→1になると、トリステート入力ゲー
トが高いインピーダンス状態を取るため入力ノードが外
部ワードからデカップリングし、かつ閉じたループが出
力ノードと入力ノードの間に存在しかつそれがラッチの
第2の4個のMOS「フィードバック」インバータによ
り実現されるためデータがf=1フェーズの間保持され
る。同様にf=1の場合、スレーブラッチが入力データ
を読み取り、その後のf=0フェーズの間それを保持す
る。このような駆動コンフィギュレーションでは、FF
はクロックシグナルのポジティブなフロント(ポジティ
ブエッジトリガ)上に入力データを再生する。
【0016】MP2のゲートが接地されかつMN2のゲ
ートがVddに接続され従って各遷移(又は転換)後にキ
ャパシタンスの充電及び放電があるため、FFの各ラッ
チの4個のトランジスタの「フィードバック」インバー
タのトランジスタMP2及びMN2のドレーンは各遷移
(又は転換)時にある電圧エクスカーションを受ける。
しかし同じサイズのトランジスタを示した図2のよう
に、従来技術のヒステリシスタイプのFFで起こること
とは反対に遷移(又は転換)の間の電気的充電はポジテ
ィブであり本発明の構造の場合にはかなり小さくなる。
その理由は、 1)従来技術のスタチックなヒステリシスタイプのD−
FFのフィードバックインバータIMR及びISRのM
OSトランジスタ(図2)では、ドレーン電圧だけでな
くゲート電圧も変化するが、本発明の構造のMOSトラ
ンジスタMP2及びMN2では前述した通りドレーン電
圧のみが変化を受ける。トランジスタMP2及びMN2
のエクスカーションに伴う電力消費がトランジスタMP
1及びMN2のターミナルを横切る電圧変化に起因する
消費に加えられなければならないという事実にもかかわ
らず、本発明の回路中の後者のトランジスタがその製造
プロセスにより許容されるように都合の良いことに最小
のサイズを有するため、これらの消費は比較的小さい。
【0017】2)従来の回路(図2)では、フィードバ
ックインバータIMR及びISRのMOSトランジスタ
のゲートの電圧エクスカーションはサプライ電圧に等し
い振幅を有し、それとは対照的に本発明の回路(図4)
の等価のインバータのトランジスタMP2及びMN2の
ドレーンはVdd−Vs にほぼ等しい電圧スイングを有
し、ここでVs は第1のインバータIのしきい値であ
る。実際にインバータI(図4)の出力ノードに記憶さ
れた論理値が零であると仮定すると、同じインバータI
の入力(ノードA)、従って第2の4個のMOSフィー
ドバックインバータの出力ノード(ノードA)には論理
状態1つまりVddに等しい電圧が存在する。更にトリス
テートゲートが伝導状態になったときに入力トリステー
トゲート(反転ゲートである)入力ノードに存在するデ
ータが1に等しいと仮定すると、前記4個のMOSフィ
ードバックインバータの出力(ノードA)を論理0状態
にする。従ってVddから0Vまで変化することにより、
第1のインバータIの入力ノード(ノードA)の電圧は
反転しきい値Vs を横切る。その時点で第1のインバー
タIの出力が0からVddにスイッチし(明らかに遅れを
伴って)、従ってMP1が伝導を停止し一方MN1は伝
導を開始する。したかってMP2のドレーンはグラウン
ド電圧(0V)に達することがなく、そして逆の遷移
(又は転換)の間にMN2のドレーンはサプライ電圧
(Vdd)に達することがない。より正確な計算はトラン
ジスタMP1及びMN1を横切るドレーン−ソース電圧
降下も考慮すべきであるが、これらのトランジスタは比
較的小さいサイズを有し、従ってこれらの電圧降下は比
較的小さく殆ど無視できる。その代わりに重要なこと
は、それがMP2及びMN2のドレーン電圧スイングを
もたらすため、しきい値Vs を通る第1のインバータI
の入力(ノードA)の経路と出力ノードの結果として生
ずるスイッチング間の遅れである。しかし明らかなよう
に、インバータIは最小サイズを有するMOSトランジ
スタ(MP1及びMN1)を独占的に駆動するため、こ
のような遅れは最小となる。
【0018】従って電力消費が小さいことに加えて、F
Fを形成する各ラッチ回路の第1のインバータIが駆動
しなければならない比較的小さい固有の負荷のおかげ
で、本発明によるFFは比較的迅速である。回路がヒス
テリシスを有するという事実は回路が卓越したノイズ拒
絶能を示すため、上述の利点に更に固有の利点を加え
る。本発明に従って形成された低電力消費のD−タイプ
フリップ−フロップの好ましい態様が図5により詳細に
示されている。迅速な比較を容易にするために、従来技
術により形成されたD−タイプのヒステリシスフリップ
−フロップが図6に示されている。
【0019】
【本発明の低電力消費FFのプルアップとプルダウンの
ディメンジョン】図3及び4に示された低電力消費FF
ではデータを記憶するためにインバータIのしきい電圧
s に打ち勝つ電圧をノードAに掛けることが必要であ
る。例えばその機能的構造が図11に再現されているラッ
チの入力に「論理1」が記憶されていると仮定すると、
ノードAは「論理0」となる。もしD=0で入力トリス
テートゲートが伝導状態になると(つまりf→1)、こ
のような記憶されたデータは出力に転送されなければな
らず、従ってノードAは「論理1」となる。これはVA
が0からVs +r(r>0)になるときにのみ起こり、
これはこのような場合にプルダウントランジスタMN2
はインバータのスイッチングにより生ずるトランジスタ
MN1のスイッチングオフの結果切断されているからで
ある。
【0020】論理「1」は、Vs がVddからVs −r
(r>0)まで変化し切断されているトランジスタがプ
ルアップトランジスタMP2であるという僅かな変化の
下で、同一機構で記憶される。これら2種の電圧変化機
構はそれぞれ図7及び8に明らかにされている。該図面
で参照される動作条件は次の通りである。 VA >Vs (図7) VA <Vs (図8) できる限り小さいサイズのMOSトランジスタでインバ
ータを構成することを意図する現在の製造プロセスで
は、Vddの1/3 から2/3 であるしきい電圧Vs が得られ
る。従って上記条件が満足されることを確保するために
は、VA >2/3 Vdd(図7)及びVA <1/3 Vdd(図
8)が必要である。
【0021】他方図7及び8のそれぞれのコンフィギュ
レーションに従って電圧ステップシグナルで入力トリス
テートゲートのMPD−MPF及びMND−MNF M
OSトランジスタのゲートを駆動することにより、図9
及び10に示すように時間に対する値VA を表す特性曲線
が得られる。容易に判るように、最終的な値は徐々にV
A に到達する。従ってプロセスのパラメーターの広がり
に対する安全性の限界を確保するために及びFFの応答
時間を比較的短くするために、これらの最終的な値をし
きい電圧Vs から十分に明確に区別しておくことが有利
である。これを達成するためには、MOSであるMN2
及びMB2を十分に大きくしなければならない(消費が
増加する傾向になるためそれらを過度に大きくすること
は避けるべきである)。見出された良好な妥協は、MS
2を使用される製造プロセス用として最小のディメンジ
ョンp−チャンネルMOSより約15倍長くし、かつMP
2トランジスタの長さをプロセスにより許容される最小
長さを有するn−チャンネルトランジスタの約3倍とす
る(つまり全ての場合にチャンネル幅を製造プロセスが
許容する最小値とし、p−MOS及びn−MOSと等し
くする)ことである。
【0022】図11の回路ダイアグラムでは、このような
好ましい相対ディメンジョンが、通常の形態のMOSト
ランジスタの相対ディメンジョンをn−MOS及びp−
MOS用のものと等しいと推測できる製造プロセスによ
り許容される最小ディメンジョンに対して示すことによ
り表示され、第1の数字は全てのトランジスタに対して
同一であるチャンネル幅(w)を示し、第2の数字(ス
ラッシュの後)はチャンネルの長さ(l)を示してい
る。MN2とMP2の長さ間の顕著な相違は、空孔の移
動度が電子のそれの約半分であるという事実に起因す
る。全てのトランジスタがMN2及びMP2を例外とし
て都合良く最小サイズを有しなければならず他の全ての
条件が同一であるとすると、n−MOSトランジスタは
p−MOSトランジスタの約2倍「伝導し」(キャリア
の異なった移動度のため)、これら2個のトランジスタ
の特別に好ましいディメンジョンは次のように定義でき
る。
【0023】lMN2 =15×lp-MOSmin 及び l
MP2 =3×ln-MOSmin より一般的には「アドホック」デザインのために、MN
2及びMP2のディメンジョンは次の限界間で変化する
ことができる。 lMN2 =0からlp-MOSminの30倍 lMP2 =2からln-MOSminの15倍 この概略見積もりは本発明の実際の態様において顕著な
効果的な結果をもたらす。本発明の回路のこょような実
際的な態様によると、記録された性能は次の通りであ
る。
【0024】最小サプライ電圧: 1.2 V、及び全ての
場合に常に2種のしきい値の合計より小さい(|Vtp
+Vtn)。クロックドライバ(Vdd=5.5 V)を含みク
ロック周波数が32768 Hzでフロントが2μsであり2
23−1までカウントできる23段のカウンタの平均消費:
<0.7 μA 最大クロック周波数: >50MHz
【0025】勿論本発明の改良された回路はD−ダイア
グラムのフリップ−フロップ、例えばJK、T、リセッ
ト付T、プレセット付T、プレセット及びリセット付
T、E(使用可能)、フリップ−フロップ等に基づく任
意のタイプのフリップ−フロップの実施に利用できる。
更にフリップ−フロップの機能的構造を構成するマスタ
ー及びスレーブラッチの一方が結合ネットワークの入力
に他方が出力に実際に「分離して」配置されている同期
結合ネットワークを実現する技術も当業者には周知であ
る。類似構造もどの場合にもD−FFを実現しこの場合
にも機能的フリップ−フロップ回路を構成する2個のラ
ッチは他の多数のゲートにより分離されていても、本発
明に従って実現されることができ、これにより電力消費
を低減でき、このような態様は本発明のクレームの範囲
内であると意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスタチックなD−FFの機能的なブロッ
クダイアグラム。
【図2】従来技術によるヒステリシスタイプのスタチッ
クなD−FFの機能的なダイアグラム。
【図3】本発明に従って形成された電力消費の小さいス
タチックなD−FFの回路を示す図。
【図4】図3のD−FFを形成する単一のラッチの構造
を示す図。
【図5】本発明に従って形成された電力消費の小さいス
タチックなD−FFの完全な回路を示す図。
【図6】従来技術によるヒステリシスタイプのスタチッ
クなD−FFの完全な回路を示す図。
【図7】入力トリステートゲートを通して各ラッチ回路
の入力ノードを論理レベルにする機構を示す本発明の回
路の一部を示す図。
【図8】入力トリステートゲートを通して各ラッチ回路
の入力ノードを論理レベルにする機構を示す本発明の他
の回路の一部を示す図。
【図9】高い論理状態に上昇するラッチの第1のインバ
ータの入力ノードの電圧を示すダイアグラム。
【図10】低い論理状態に下降するラッチの第1のインバ
ータの入力ノードの電圧を示すダイアグラム。
【図11】ラッチの第2のフィードバックインバータを形
成するそれぞれのサイズのMOSトランジスタを示す、
図4に示された回路に類似する回路を示す図。
【符号の説明】
f、f’・・・クロックシグナル MN1、MP1、M
N2、MP2・・・相補トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベルト・ゴラ イタリア国 ブローニ 27043 ヴィア・ グラムスチ 52

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆位相のクロックシグナル対により駆動
    されるマスターラッチ及びスレーブラッチを含んで成
    り、各ラッチが実質的に入力トリステートゲート及び接
    続されてループを形成する第1及び第2のインバータを
    含んで成りかつ前記両ラッチの前記第2のフィードバッ
    クインバータが回路のサプライノード間に直列に機能的
    に接続された4個の電界効果相補対トランジスタから構
    成されているフリップ−フロップにおいて、 両ラッチの前記第2の4−トランジスタインバータの第
    1の相補トランジスタ対がそれぞれ一方のサプライノー
    ドに接続されたソース及びそれぞれ他方のサプライノー
    ドに接続されたゲートを有し、 前記2個のラッチの前記4−トランジスタの第2のイン
    バータの他の相補トランジスタ対が前記第2のインバー
    タの出力ノードに共通接続されたドレーン及びそれぞれ
    のラッチの前記第1のインバータの出力ノードに接続さ
    れたゲートを有し更に第1の相補トランジスタ対のサイ
    ズより実質的に小さいサイズを有していることを特徴と
    するフリップ−フロップ。
  2. 【請求項2】 サプライノードに接続されたソースを有
    する前記第1の相補トランジスタ対が、前記入力トリス
    テートゲートが前記第2のインバータの出力ノードに論
    理状態を設定することを許容するために十分大きい長さ
    を有している請求項1に記載のフリップ−フロップ。
  3. 【請求項3】 各ラッチの前記第1のインバータが2個
    の相補電界効果トランジスタにより構成されている請求
    項1に記載のフリップ−フロップ。
  4. 【請求項4】 前記第1の相補トランジスタ対を除くそ
    れを構成する全てのトランジスタが集積デバイスの製造
    プロセスが許容する最小幅及び最小長さを有し、前記対
    のp−チャンネル−プルアップトランジスタが正のサプ
    ライノードに接続されたソースと接地されたゲートを有
    しその長さが集積回路のn−チャンネルトランジスタの
    最小長さの2から15倍の間にあり、前記対のn−チャン
    ネル−プルダウントランジスタが接地されたソースと前
    記正のサプライノードに接続されたゲートを有しその長
    さが集積回路のp−チャンネルトランジスタの最小長さ
    の10から30倍の間にある請求項1に記載のフリップ−フ
    ロップ。
  5. 【請求項5】 そのフリップ−フロップが前記マスター
    ラッチ中にシグナルプレセット入力ノードを有するD−
    タイプフリップ−フロップである請求項1に記載のフリ
    ップ−フロップ。
  6. 【請求項6】 そのフリップ−フロップが第1のプレセ
    ット入力ターミナル及び第2のリセット入力ターミナル
    を有するJKタイプのフリップ−フロップである請求項
    1に記載のフリップ−フロップ。
  7. 【請求項7】 プリセット及びリセット入力ターミナル
    のないTタイプのフリップ−フロップである請求項1に
    記載のフリップ−フロップ。
  8. 【請求項8】 実質的に入力トリステートゲート及び互
    いに接続されてループを形成する第1及び第2のインバ
    ータを含んで成り、前記第2のフィードバックインバー
    タが回路の2個のサプライノード間に機能的かつ直列に
    接続された4個の電界効果相補対トランジスタにより形
    成されたラッチ回路であって、 第1の相補トランジスタ対がそれぞれ一方のサプライノ
    ードに接続されたソース及びそれぞれ他方のノードに接
    続されたゲートを有し、 相補トランジスタの他の対が前記第2のインバータの出
    力ノードに接続されたドレーン及びそれぞれのラッチの
    前記第1のインバータの出力ノードに接続されたゲート
    を有し、かつ前記第1の相補トランジスタ対のサイズよ
    り実質的に小さいサイズを有しているラッチ回路。
JP5128531A 1992-04-30 1993-04-30 低電力消費のスタチックなエッジトリガされたdフリップ−フロップ Pending JPH0637601A (ja)

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EP92830201A EP0567716A1 (en) 1992-04-30 1992-04-30 Static edgetriggered D flip-flop with a low power consumption
IT92830201.7 1992-04-30

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JPH0637601A true JPH0637601A (ja) 1994-02-10

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JP5128531A Pending JPH0637601A (ja) 1992-04-30 1993-04-30 低電力消費のスタチックなエッジトリガされたdフリップ−フロップ

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EP0567716A1 (en) 1993-11-03

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