JPH0637200B2 - 船舶用推進機のトリムタブ制御装置 - Google Patents
船舶用推進機のトリムタブ制御装置Info
- Publication number
- JPH0637200B2 JPH0637200B2 JP61175672A JP17567286A JPH0637200B2 JP H0637200 B2 JPH0637200 B2 JP H0637200B2 JP 61175672 A JP61175672 A JP 61175672A JP 17567286 A JP17567286 A JP 17567286A JP H0637200 B2 JPH0637200 B2 JP H0637200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- trim tab
- mode
- steering force
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/12—Means enabling steering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、船外機や船内外機の推進ユニットに設けた回
動可能なトリムタブを制御して、船体の直進性を向上さ
せるモードと、舵の効きを向上させるモードと、操舵力
を減少させるモードとを適宜選択できるようにした船舶
用推進機のトリムタブ制御装置に関するものである。
動可能なトリムタブを制御して、船体の直進性を向上さ
せるモードと、舵の効きを向上させるモードと、操舵力
を減少させるモードとを適宜選択できるようにした船舶
用推進機のトリムタブ制御装置に関するものである。
（発明の背景） 船外機や船内外機では、推進ユニットを左右に回動させ
ることにより操舵を行うが、この操舵力を軽減したり船
体の直進性を向上させるためにトリムタブを操舵動作に
連動させて回動させるように構成したものが提案されて
いる。（例えば米国特許第３９４３８７８号特許明細
書、特開昭５７−５５２９４号公報）。
ることにより操舵を行うが、この操舵力を軽減したり船
体の直進性を向上させるためにトリムタブを操舵動作に
連動させて回動させるように構成したものが提案されて
いる。（例えば米国特許第３９４３８７８号特許明細
書、特開昭５７−５５２９４号公報）。
一方船によっては天候や航走目的によって操舵力を軽く
したり、直進性を良くしたり、舵の切れを良くしたりし
て操舵特性を変更したいことがある。例えばスポーツ的
航走をしたい時には舵の切れを良くし、また良天候の下
で長距離を航走する場合には直進性を良くし、また悪天
候時には操舵力を軽くするというように、航走条件によ
り操舵特性を変えたいことがある。
したり、直進性を良くしたり、舵の切れを良くしたりし
て操舵特性を変更したいことがある。例えばスポーツ的
航走をしたい時には舵の切れを良くし、また良天候の下
で長距離を航走する場合には直進性を良くし、また悪天
候時には操舵力を軽くするというように、航走条件によ
り操舵特性を変えたいことがある。
しかし前記の従来のものはいずれも操舵力軽減または直
進性向上だけを図るものであって、前記のように操舵特
性を変更することは困難または不可能であった。
進性向上だけを図るものであって、前記のように操舵特
性を変更することは困難または不可能であった。
また船内からの手動操作によりトリムタブ角を調整でき
るようにしたものも提案されている（特開昭５６−１６
０２９７号）。しかしこの場合は希望の操舵特性に従っ
てトリムタブ角を手動調整しなければならず操作が繁雑
で熟練を要し、さらに最も効率の良いトリムタブ角を探
すのが困難でトリムタブ角を過大にして効率の悪い航走
を続けることが有りうるという問題があった。
るようにしたものも提案されている（特開昭５６−１６
０２９７号）。しかしこの場合は希望の操舵特性に従っ
てトリムタブ角を手動調整しなければならず操作が繁雑
で熟練を要し、さらに最も効率の良いトリムタブ角を探
すのが困難でトリムタブ角を過大にして効率の悪い航走
を続けることが有りうるという問題があった。
（発明の目的） 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、船
の直進性を向上させるモードと、舵の効きを向上させる
モードと、操舵力を軽減するモードとを非常に簡単に切
換えることができ、航走条件により希望のモードを選択
できるようにし、しかも構造が非常に簡単な船舶用推進
機のトリムタブ制御装置を提供することを目的とする。
の直進性を向上させるモードと、舵の効きを向上させる
モードと、操舵力を軽減するモードとを非常に簡単に切
換えることができ、航走条件により希望のモードを選択
できるようにし、しかも構造が非常に簡単な船舶用推進
機のトリムタブ制御装置を提供することを目的とする。
（発明の構成） 本発明によればこの目的は、船体に操舵可能に取付けら
れた推進ユニットに、トリムタブを回動可能に設けた船
舶用推進機において、操舵力および操舵角の少くとも一
方を検出する操舵検出手段と、推進プロペラ回りの水流
の流速を検出する速度検出手段と、前記トリムタブの角
度を変えるトリムタブ駆動手段と、直進性向上モードと
舵効き向上モードと操舵力軽減モードとの切換え用のモ
ード選択手段と、前記直進性向上モードおよび舵効き向
上モードにおける最適トリムタブ角を記憶するメモリ
と、前記操舵力軽減モードで操舵力に対応したトリムタ
ブの反操舵方向への回動量を変更する操舵力設定手段
と、制御手段とを備え、前記制御手段は前記モード選択
手段で選択されたモードに従い前記メモリの内容あるい
は前記操舵力設定手段により決まるトリムタブ角度にな
るよう前記トリムタブ駆動手段を制御することを特徴と
する船舶用推進機のトリムタブ制御装置により達成され
る。
れた推進ユニットに、トリムタブを回動可能に設けた船
舶用推進機において、操舵力および操舵角の少くとも一
方を検出する操舵検出手段と、推進プロペラ回りの水流
の流速を検出する速度検出手段と、前記トリムタブの角
度を変えるトリムタブ駆動手段と、直進性向上モードと
舵効き向上モードと操舵力軽減モードとの切換え用のモ
ード選択手段と、前記直進性向上モードおよび舵効き向
上モードにおける最適トリムタブ角を記憶するメモリ
と、前記操舵力軽減モードで操舵力に対応したトリムタ
ブの反操舵方向への回動量を変更する操舵力設定手段
と、制御手段とを備え、前記制御手段は前記モード選択
手段で選択されたモードに従い前記メモリの内容あるい
は前記操舵力設定手段により決まるトリムタブ角度にな
るよう前記トリムタブ駆動手段を制御することを特徴と
する船舶用推進機のトリムタブ制御装置により達成され
る。
（実施例） 第１図は本発明の一実施例の全体構成図、第２図はその
動作流れ図である。
動作流れ図である。
第１図において符号１０は船外機の推進ユニットであ
り、アッパケーシング１２と、ロアケーシング１４と、
アッパケーシング１２の上方に搭載された火花点火式エ
ンジン１６と、ロアケーシング１４に取付けられエンジ
ン１６により回転駆動される推進プロペラ１８とを備え
る。またアッパケーシング１２には推進プロペラ１８の
上後方に垂下するトリムタブ２０が回動可能に取付けら
れている。このトリムタブ２０はモータ２２および減速
機２４からなる駆動手段２６により駆動される。
り、アッパケーシング１２と、ロアケーシング１４と、
アッパケーシング１２の上方に搭載された火花点火式エ
ンジン１６と、ロアケーシング１４に取付けられエンジ
ン１６により回転駆動される推進プロペラ１８とを備え
る。またアッパケーシング１２には推進プロペラ１８の
上後方に垂下するトリムタブ２０が回動可能に取付けら
れている。このトリムタブ２０はモータ２２および減速
機２４からなる駆動手段２６により駆動される。
２８は船体の船尾板に固定されるクランプブラケットで
あり、このクランプブラケット２８には略水平なチルト
軸３０によってスイベルブラケット３２が上下方向に回
動可能に取付けられている。スイベルブラケット３２に
は、図に示すチルトダウン状態で略垂直となる操舵軸３
４を介して、前記推進ユニット１０が左右へ転舵可能に
取付けられている。
あり、このクランプブラケット２８には略水平なチルト
軸３０によってスイベルブラケット３２が上下方向に回
動可能に取付けられている。スイベルブラケット３２に
は、図に示すチルトダウン状態で略垂直となる操舵軸３
４を介して、前記推進ユニット１０が左右へ転舵可能に
取付けられている。
３６は舵輪、３８はヘルムポンプ、４０は受動シリンダ
であり、この受動シリンダ４０のピストンロッド４２の
一端は推進ユニット１０に固定された操舵腕４３にボー
ルジョイントを介して連結されている。従ってヘルムポ
ンプ３８は舵輪３６の回転方向に従って作動軸を受動シ
リンダ４０に圧送し、ピストンロッド４２は舵輪３６の
回転方向に応じて進退動する。この結果推進ユニット１
０は操舵軸３４を中心にして左右に回動する。受動シリ
ンダ４０内のピストン（図示せず）で画成される各油室
には操舵力検出手段としての圧力センサ４４、４４が取
付けられ、操舵力を油圧から電気的に検出する。
であり、この受動シリンダ４０のピストンロッド４２の
一端は推進ユニット１０に固定された操舵腕４３にボー
ルジョイントを介して連結されている。従ってヘルムポ
ンプ３８は舵輪３６の回転方向に従って作動軸を受動シ
リンダ４０に圧送し、ピストンロッド４２は舵輪３６の
回転方向に応じて進退動する。この結果推進ユニット１
０は操舵軸３４を中心にして左右に回動する。受動シリ
ンダ４０内のピストン（図示せず）で画成される各油室
には操舵力検出手段としての圧力センサ４４、４４が取
付けられ、操舵力を油圧から電気的に検出する。
この実施例では、推進プロペラ１８の回りの水流の流速
としてエンジン１６の回転速度Ｎを便宜的に用いてい
る。すなわちエンジン１６の点火装置４６からなる速度
検出手段により検出する。この流速はプロペラ回りの水
流の流速を直接センサにより検出するのが望ましいのは
勿論である。しかし便宜上実施例のようにエンジン回転
速度Ｎで代用しても実際上問題はない。
としてエンジン１６の回転速度Ｎを便宜的に用いてい
る。すなわちエンジン１６の点火装置４６からなる速度
検出手段により検出する。この流速はプロペラ回りの水
流の流速を直接センサにより検出するのが望ましいのは
勿論である。しかし便宜上実施例のようにエンジン回転
速度Ｎで代用しても実際上問題はない。
４８は制御手段としてのＣＰＵ、５０は入力インターフ
ェース、５２は出力インターフェース、５４はメモリと
してのＲＯＭ、５６はＲＡＭ、また５８はトリムタブ駆
動手段２６のドライバ回路である。前記圧力センサ４４
が検出する操舵力Ｆと、点火装置４８から検出される回
転速度Ｎと、前記減速機２４から検出されるトリムタブ
角θとは入力インターフェース５０を介してＣＰＵ４８
に読込まれる。ＲＯＭ５４にはＣＰＵ４８の動作プログ
ラムや、回転速度Ｎに応じて直進航走に最適なトリムタ
ブ角Θ１や、操舵力Ｆに応じて舵の効きを向上させるの
に最適な操舵方向と同方向のトリムタブ角Θ２や、操舵
力Ｆに応じて操舵力を軽減するのに最適な最適トリムタ
ブ角Θ３が予め記憶されている。この最適トリムタブ角
Θ１、Θ２、Θ３は、回転速度Ｎや操舵力Ｆによって決
まる多数の数値をマップとして記憶してもよいし、また
操舵力Ｆの関数として記憶して演算により最適トリム角
Θを求めるようにしてもよい。このような回転速度Ｎや
操舵力Ｆと最適トリムタブ角Θ１、Θ２、Θ３との関係
は船の積荷などの航走条件により変化するものであるか
ら、この関係を示すマップや関数は、航走条件によって
複数種用意されてＲＯＭ５４に記憶されている。そして
手動の選択スイッチ６０により使用するマップや関数を
選択できるようになっている。
ェース、５２は出力インターフェース、５４はメモリと
してのＲＯＭ、５６はＲＡＭ、また５８はトリムタブ駆
動手段２６のドライバ回路である。前記圧力センサ４４
が検出する操舵力Ｆと、点火装置４８から検出される回
転速度Ｎと、前記減速機２４から検出されるトリムタブ
角θとは入力インターフェース５０を介してＣＰＵ４８
に読込まれる。ＲＯＭ５４にはＣＰＵ４８の動作プログ
ラムや、回転速度Ｎに応じて直進航走に最適なトリムタ
ブ角Θ１や、操舵力Ｆに応じて舵の効きを向上させるの
に最適な操舵方向と同方向のトリムタブ角Θ２や、操舵
力Ｆに応じて操舵力を軽減するのに最適な最適トリムタ
ブ角Θ３が予め記憶されている。この最適トリムタブ角
Θ１、Θ２、Θ３は、回転速度Ｎや操舵力Ｆによって決
まる多数の数値をマップとして記憶してもよいし、また
操舵力Ｆの関数として記憶して演算により最適トリム角
Θを求めるようにしてもよい。このような回転速度Ｎや
操舵力Ｆと最適トリムタブ角Θ１、Θ２、Θ３との関係
は船の積荷などの航走条件により変化するものであるか
ら、この関係を示すマップや関数は、航走条件によって
複数種用意されてＲＯＭ５４に記憶されている。そして
手動の選択スイッチ６０により使用するマップや関数を
選択できるようになっている。
６２はモード選択手段としてのモードスイッチである。
このモードスイッチ６２は直進性向上モードと、舵効き
向上モードと、操舵力軽減モードとの３モードのうち、
希望するモードを選択し、その信号を入力インターフェ
ース５０を介してＣＰＵ４８に入力する。前記ＲＯＭ５
４にはこれら３つのモードに対応する３種の動作プログ
ラムが記憶され、ＣＰＵ４８はこのモードスイッチ６２
で選択されたモードの動作プログラムに従って所定の演
算を行う。
このモードスイッチ６２は直進性向上モードと、舵効き
向上モードと、操舵力軽減モードとの３モードのうち、
希望するモードを選択し、その信号を入力インターフェ
ース５０を介してＣＰＵ４８に入力する。前記ＲＯＭ５
４にはこれら３つのモードに対応する３種の動作プログ
ラムが記憶され、ＣＰＵ４８はこのモードスイッチ６２
で選択されたモードの動作プログラムに従って所定の演
算を行う。
次に第２図に基づいて動作を説明する。まず電源投入に
より動作開始し、ＣＰＵ４８は回路を初期化する。一方
運転者は希望するモードをモードスイッチ６２により入
力する。ＣＰＵ４８はこの選択されたモードに従い所定
の動作プログラムをＲＯＭ５４から読出し、その演算に
必要なデータを順次読込む。すなわち直進性向上モード
であれば（第２図ステップ１００）、回転速度Ｎおよび
トリムタブ角θを読込む（ステップ１０２）。舵効き向
上モードであれば（ステップ１０４）、あるいは操舵力
軽減モードであれば、操舵力Ｆおよびトリムタブ角θを
読込む（ステップ１０６、１０８）。これらのデータは
ＲＡＭ５６に一時記憶される。
より動作開始し、ＣＰＵ４８は回路を初期化する。一方
運転者は希望するモードをモードスイッチ６２により入
力する。ＣＰＵ４８はこの選択されたモードに従い所定
の動作プログラムをＲＯＭ５４から読出し、その演算に
必要なデータを順次読込む。すなわち直進性向上モード
であれば（第２図ステップ１００）、回転速度Ｎおよび
トリムタブ角θを読込む（ステップ１０２）。舵効き向
上モードであれば（ステップ１０４）、あるいは操舵力
軽減モードであれば、操舵力Ｆおよびトリムタブ角θを
読込む（ステップ１０６、１０８）。これらのデータは
ＲＡＭ５６に一時記憶される。
一方運転者は選択スイッチ５８により航走条件に最適な
トリムタブ角を与えるマップを指定する。ＣＰＵ４８は
選択したモードに対応し読込んだデータにより決まる最
適トリムタブ角Θ１、Θ２、Θ３をこの選択されたマッ
プから読み出し、これをＲＡＭ５６に記憶する。なお最
適トリムタブ角Θを関数としてＲＯＭ５４に記憶してい
る場合には、ＣＰＵ４８はこの関数を用いて演算を行う
（ステップ１１０、１１２、１１４）。
トリムタブ角を与えるマップを指定する。ＣＰＵ４８は
選択したモードに対応し読込んだデータにより決まる最
適トリムタブ角Θ１、Θ２、Θ３をこの選択されたマッ
プから読み出し、これをＲＡＭ５６に記憶する。なお最
適トリムタブ角Θを関数としてＲＯＭ５４に記憶してい
る場合には、ＣＰＵ４８はこの関数を用いて演算を行う
（ステップ１１０、１１２、１１４）。
次にＣＰＵ４８は減速機２４から検出した実際のトリム
タブ角θをこの最適トリムタブ角Θと比較する（ステッ
プ１１６）。例えばΘ＞θならＣＰＵ４８はモータ２２
を正転させ（ステップ１１８）、Θ＜θならモータ２２
を逆転させる（ステップ１２０）。Θ＝θとなればモー
タ２２を停止する（ステップ１２２）。そして一定の時
間毎に以上の動作を繰り返しトリムタブ２０を航走中は
常に最適なトリムタブ角Θに保つ。なお舵効き向上モー
ドでは最適トリムタブ角Θ２は舵の効きを良くする方向
すなわち操舵方向と同方向に設定され、操舵力軽減モー
ドでは最適トリムタブ角Θ３は操舵力Ｆを軽減する方向
すなわち操舵方向と逆方向に設定されている。
タブ角θをこの最適トリムタブ角Θと比較する（ステッ
プ１１６）。例えばΘ＞θならＣＰＵ４８はモータ２２
を正転させ（ステップ１１８）、Θ＜θならモータ２２
を逆転させる（ステップ１２０）。Θ＝θとなればモー
タ２２を停止する（ステップ１２２）。そして一定の時
間毎に以上の動作を繰り返しトリムタブ２０を航走中は
常に最適なトリムタブ角Θに保つ。なお舵効き向上モー
ドでは最適トリムタブ角Θ２は舵の効きを良くする方向
すなわち操舵方向と同方向に設定され、操舵力軽減モー
ドでは最適トリムタブ角Θ３は操舵力Ｆを軽減する方向
すなわち操舵方向と逆方向に設定されている。
この実施例はエンジン回転速度Ｎから推進プロペラ回り
の水流の流速を求めているが、本発明はこの流速を他の
手段、例えば推進プロペラの回転速度やピトー管等によ
り求めた船速により検出してもよい。
の水流の流速を求めているが、本発明はこの流速を他の
手段、例えば推進プロペラの回転速度やピトー管等によ
り求めた船速により検出してもよい。
またこの実施例では回転速度Ｎあるいは操舵力Ｆから最
適トリムタブ角Θを求めているが、本発明はこれら以外
の条件を用いてあるいは付加して最適トリムタブ角Θを
求めるようにしてもよい。
適トリムタブ角Θを求めているが、本発明はこれら以外
の条件を用いてあるいは付加して最適トリムタブ角Θを
求めるようにしてもよい。
例えば操舵検出手段は、直進性向上モードでは操舵力Ｆ
に代えて角度センサ６４により検出した操舵角Ψを用い
ることができる。また推進ユニット１０をチルトダウン
した状態での推進ユニット１０のチルト軸３０回りの回
動角（チルト角という）φを角度センサ６６により求め
たり、前記操舵角Ψを用いて、これらチルト角φや操舵
角Ψと回転速度Ｎあるいは操舵力Ｆとの組合せに基づい
て最適トリムタブ角Θを設定してもよい。この場合には
ＲＯＭ５４には各モードに従いこれらφ、Ψ、Ｎ、Ｆに
より決まる最適トリムタブ角Θを予めマップとして記憶
したり、φ、Ψ、Ｎ、Ｆの関数として最適トリム角Θを
記憶し読出す際にはこの関数を演算するようにしてもよ
い。なおこれらチルト角φ、回転速度Ｎ、操舵角Ψの他
に、船速、船体傾斜角度、操舵速度等の他の条件を組合
せるようにしてもよい。
に代えて角度センサ６４により検出した操舵角Ψを用い
ることができる。また推進ユニット１０をチルトダウン
した状態での推進ユニット１０のチルト軸３０回りの回
動角（チルト角という）φを角度センサ６６により求め
たり、前記操舵角Ψを用いて、これらチルト角φや操舵
角Ψと回転速度Ｎあるいは操舵力Ｆとの組合せに基づい
て最適トリムタブ角Θを設定してもよい。この場合には
ＲＯＭ５４には各モードに従いこれらφ、Ψ、Ｎ、Ｆに
より決まる最適トリムタブ角Θを予めマップとして記憶
したり、φ、Ψ、Ｎ、Ｆの関数として最適トリム角Θを
記憶し読出す際にはこの関数を演算するようにしてもよ
い。なおこれらチルト角φ、回転速度Ｎ、操舵角Ψの他
に、船速、船体傾斜角度、操舵速度等の他の条件を組合
せるようにしてもよい。
なお前記実施例では操舵力Ｆは受動シリンダ４０内に発
生する油圧により検出するようにしたが、本発明はワイ
ヤにより舵輪の操舵力を推進ユニットに伝える場合には
ワイヤの張力を検出するように構成できる。また操舵力
を伝える他の部品に加わる伸び力や圧縮力さらには曲げ
力に基づいて操舵力を歪みゲージなどにより検出するよ
うにしてもよい。
生する油圧により検出するようにしたが、本発明はワイ
ヤにより舵輪の操舵力を推進ユニットに伝える場合には
ワイヤの張力を検出するように構成できる。また操舵力
を伝える他の部品に加わる伸び力や圧縮力さらには曲げ
力に基づいて操舵力を歪みゲージなどにより検出するよ
うにしてもよい。
以上の実施例ではＲＯＭ５４に予め記憶した複数のマッ
プ（あるいは関数）から航走条件に最適なものを選択す
るようにしたものであり、特に操舵力軽減モードにおけ
る操舵力設定手段はＲＯＭ５４、選択スイッチ５８等で
構成したものである。この操舵力軽減モードにおける操
舵力設定手段は操舵力が所定値以下になるまでトリムタ
ブを反操舵方向に回動し続けるように構成してもよい。
この場合には所定値を変える可変抵抗器などを操舵力設
定手段として設け、この所定値と操舵力とを比較器で比
較し、両者が一致するまでトリムタブ駆動手段を駆動し
続けるように構成すればよい。
プ（あるいは関数）から航走条件に最適なものを選択す
るようにしたものであり、特に操舵力軽減モードにおけ
る操舵力設定手段はＲＯＭ５４、選択スイッチ５８等で
構成したものである。この操舵力軽減モードにおける操
舵力設定手段は操舵力が所定値以下になるまでトリムタ
ブを反操舵方向に回動し続けるように構成してもよい。
この場合には所定値を変える可変抵抗器などを操舵力設
定手段として設け、この所定値と操舵力とを比較器で比
較し、両者が一致するまでトリムタブ駆動手段を駆動し
続けるように構成すればよい。
（発明の効果） 本発明は以上のように、モード選択手段により選択され
たモードに対応し、直進性向上モードおよび舵効き向上
モードではメモリに記憶した最適トリムタブ角になるよ
うに、また操舵力軽減モードでは操舵力設定手段により
設定された回動量だけそれぞれトリムタブを回動させる
ように制御するものであるから、航走条件に応じて３つ
のモードが自由に選択できる。すなわち制御手段の動作
プログラムあるいはメモリの内容によって、操舵特性を
変更でき、構造も簡単である。
たモードに対応し、直進性向上モードおよび舵効き向上
モードではメモリに記憶した最適トリムタブ角になるよ
うに、また操舵力軽減モードでは操舵力設定手段により
設定された回動量だけそれぞれトリムタブを回動させる
ように制御するものであるから、航走条件に応じて３つ
のモードが自由に選択できる。すなわち制御手段の動作
プログラムあるいはメモリの内容によって、操舵特性を
変更でき、構造も簡単である。
第１図は本発明の一実施例の全体構成図、第２図はその
動作流れ図である。 １０……推進ユニット、 ２０……トリムタブ、 ２６……トリムタブ駆動手段、 ４４……操舵検出手段としての圧力センサ、 ４８……制御手段としてのＣＰＵ、 ５４……メモリとしてのＲＯＭ、 ６２……モード選択手段としてのモードスイッチ Ｆ……操舵力、 Θ……最適トリムタブ角、 Ψ……操舵角。
動作流れ図である。 １０……推進ユニット、 ２０……トリムタブ、 ２６……トリムタブ駆動手段、 ４４……操舵検出手段としての圧力センサ、 ４８……制御手段としてのＣＰＵ、 ５４……メモリとしてのＲＯＭ、 ６２……モード選択手段としてのモードスイッチ Ｆ……操舵力、 Θ……最適トリムタブ角、 Ψ……操舵角。
Claims (1)
- 【請求項１】船体に操舵可能に取付けられた推進ユニッ
トに、トリムタブを回動可能に設けた船舶用推進機にお
いて、 操舵力および操舵角の少くとも一方を検出する操舵検出
手段と、推進プロペラ回りの水流の流速を検出する速度
検出手段と、前記トリムタブの角度を変えるトリムタブ
駆動手段と、直進性向上モードと舵効き向上モードと操
舵力軽減モードとの切換え用のモード選択手段と、前記
直進性向上モードおよび舵効き向上モードにおける最適
トリムタブ角を記憶するメモリと、前記操舵力軽減モー
ドで操舵力に対応したトリムタブの反操舵方向への回動
量を変更する操舵力設定手段と、制御手段とを備え、前
記制御手段は前記モード選択手段で選択されたモードに
従い前記メモリの内容あるいは前記操舵力設定手段によ
り決まるトリムタブ角度になるよう前記トリムタブ駆動
手段を制御することを特徴とする船舶用推進機のトリム
タブ制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61175672A JPH0637200B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 船舶用推進機のトリムタブ制御装置 |
| US07/078,109 US4908766A (en) | 1986-07-28 | 1987-07-27 | Trim tab actuator for marine propulsion device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61175672A JPH0637200B2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 船舶用推進機のトリムタブ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6331898A JPS6331898A (ja) | 1988-02-10 |
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