JPH063593A - 光学反射素子 - Google Patents

光学反射素子

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JPH063593A
JPH063593A JP4180610A JP18061092A JPH063593A JP H063593 A JPH063593 A JP H063593A JP 4180610 A JP4180610 A JP 4180610A JP 18061092 A JP18061092 A JP 18061092A JP H063593 A JPH063593 A JP H063593A
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Hirokazu Tanaka
宏和 田中
Hiroshi Nakajima
中島  宏
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、光電変換装置等に備える光学反
射素子において、光を屈折させることなく入射させて、
全ての入射光を所定方向に効率よく反射させることがで
きる光学反射素子を開発すること。 【構成】 透明のガラス、合成樹脂材などに、焦点P2
を持つ放物線を軸回転して得られる湾曲面部53と、上
記焦点P2に向かう光の光路上に当該焦点P2を中心とし
て描いた円弧を軸回転して得られる円形外面部52とを
形成した構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学反射素子に関し、
例えば、光を利用した空中電送装置、POS(ポジショ
ンオペレ−ションシステム)、パソコンとプリンタ間の
光通信などに利用される光電変換装置に備える光学反射
素子に係る。
【0002】
【従来の技術】光による空中電送に利用される光電変換
装置には様々な構成のものがあるが、その一例を図6に
示す。1は断面形状がy2=4P1xで定義される放物線
断面からなる凹面鏡で、内面が反射面となっている。こ
の凹面鏡1は、光発信器が遠方の場合に、入射光L1
2・・・・・は軸線Zに対してほぼ平行となり焦点で
あるP1点に集光する。また、この凹面鏡1の中央奥底
部には透光孔1aが形成されている。
【0003】2は断面形状がy2=4P2xで定義される
放物線断面からなる小径の凸面鏡で、外面を反射面とし
てある。この凸面鏡2は、鏡面側を上記した凹面鏡1の
透光孔1aに対向させ、焦点P 2が凹面鏡1の焦点P1
同一位置となるように配置されている。
【0004】上記した凹面鏡1に入射した光発信器から
の光L1、L2・・・・・は、この凹面鏡1で反射されて
集光し、その後、凸面鏡2で反射され、その反射光が軸
線Zに対して平行な光となる。
【0005】すなわち、図7上において、軸線Z上にあ
る焦点P2より光Laが出たと仮定すると、凸面鏡2の
T点で軸線Zに平行に反射されてLbの光となる。凸面
鏡2のT点における接線をSとすれば、Q1=Q2とな
る。また、Lcの光がP2に向かうと仮定すると、Q1
3であるから光Lcの反射光をLdとすると、Q3=Q
4である。
【0006】これより、Q2=Q4となりLdは軸線Zに
平行な光となる。したがって、凸面鏡2で反射された光
は軸線Zと平行となり凹面鏡1の透光孔1aより凹面鏡
1の外方に出る。
【0007】また、凹面鏡1の外方には受光素子3が設
けられている。この受光素子3は、凸面鏡2の反射光路
上に備え、軸線Zを中心位置とするように設けられてい
る。
【0008】これより、凸面鏡2で反射され、透光孔1
aより凹面鏡1の外方に出た光は受光素子3の受光面に
入射して光電変換される。上記した受光素子3はインピ
−ダンス変換する電子回路部品4や他の電子回路部品5
と共に回路基板6に設けられている。
【0009】上記した光電変換装置は、光発信器が比較
的遠方にある場合に、発信された光が軸線Zに対して略
平行な光となって凹面鏡1に入射する。この入射光
1、L2・・・・は凹面鏡1の内面で反射して焦点P1
に向かう。焦点P1に向かった反射光L1、L2・・・・
・・は凸面鏡2の外面で反射し軸線Zに平行な光となっ
て透光孔1aより凹面鏡1の外方に出る。そして、上記
の如く集光した光L1、L2・・・・・を受光素子3によ
って受光し、光信号を電気信号に変換して信号出力回路
に送る。
【0010】また、光発信器が近距離にある場合は、図
8に示すように光発信器の位置を第1の焦点F1とし、
第2の焦点をF2とする楕円曲線断面の凹面鏡7を用い
て光L1、L2・・・・・を反射させる。この凹面鏡7も
中央奥底部に透光孔7aが設けられている。
【0011】凹面鏡7で反射した反射光L1、L2・・・
・・は凹面鏡7の焦点F2と同一位置に設けられた焦点
2の凸面鏡2によって反射させ、軸線Zに平行な反射
光として透光孔7aから射出させ、凸面鏡2の反射光路
上に備えた受光素子3に入射させて光電変換する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した光電変換装置
は、凹面鏡1内に凸面鏡2を配置する構成であることか
ら、凸面鏡2の支持手段が必要となるが、この支持手段
は光発光器からの光L1、L2・・・・・・を遮らないよ
うに構成しなければならない。
【0013】したがって、図9(A)に示したような光
学反射素子が凸面鏡2として使用される。この光学反射
素子8は、透明の合成樹脂で形成されており、円形断面
の胴部8aの前端に湾曲凹面8bが形成され、その後部
に受光素子9が埋設されている。
【0014】湾曲凹面8bは、焦点P2を持つ放物線を
軸線Zの回りに回転して得られる湾曲反射面となってお
り、この反射面で反射される光の光路に受光素子9が位
置している。
【0015】上記した光学反射素子8は、凹面鏡1の透
光孔1aより差し入れ、受光素子9の端子ピン9a、9
bを回路基板6に固着させるようにして取付ける。この
場合、湾曲凹面8bの焦点P2を凹面鏡1の焦点P1に一
致させるようにする。
【0016】このように構成した光電変換装置は、凹面
鏡1で反射された光が光学反射素子8の胴部8aより入
射し、湾曲凹面8bで反射されて受光素子9により受光
される。
【0017】ところが、上記した光学反射素子8は入射
面を形成している胴部8aが円形断面となっている関係
で、凹面鏡1の反射光が各々異なった入射角で光学反射
素子8に入射し、各々の入射角にしたがって屈折した光
となる。
【0018】つまり、凹面鏡1の反射光が焦点P2に向
かわないために湾曲凹面8bによって反射された光が軸
線Zと平行とならず、受光素子9の受光量が減少すると
いう問題がある。
【0019】本発明は上記した実情にかんがみ、上記し
たような光電変換装置などに用いて、入射する全ての光
を反射させるようにした光学反射素子を開発することを
目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、第1の発明として、焦点を持つ曲線
を軸回転して得られる反射面と、上記焦点に向かう光の
光路上に当該焦点を中心にして描いた円弧を軸回転して
得られる入射面とを有する透明材からなることを特徴と
する光学反射素子を提案する。
【0021】また、第2の発明として、第1の発明の光
学反射素子において、反射面の反射光路に位置させた受
光素子を埋設し、また、一体的に固着したことを特徴と
する光学反射素子を提案する。
【0022】さらに、第3の発明として、第1の発明の
光学反射素子において、反射面を鏡面として形成したこ
とを特徴とする光学反射素子を提案する。
【0023】
【作用】第1の発明の光学反射素子は、入射する全ての
光が同じ入射角で入射面より入射するため、光の屈折が
なく全ての入射光が焦点に向かうようになる。この結
果、入射した全ての光が反射面で一定方向に反射され
る。
【0024】受光素子を埋設し、また、一体的に固着し
た光学反射素子では、反射面で上記のように反射された
光が受光素子によって受光され、光電変換される。ま
た、反射面を鏡面形成すれば、光学反射素子の反射面形
状が特定されず、反射面形成の自由度が広くなる。
【0025】
【実施例】次に、本発明を光電変換装置の光学反射素子
として用いた実施例について図面に沿って説明する。図
1は本発明の第1実施例を示す光電変換装置の原理構成
図である。
【0026】50は中央奥底部に透光孔50aを有する
椀状の第1の反射鏡で、この反射鏡50は断面形状がy
2=4P1xで定義される放物面断面で、内面が鏡面形成
された凹面鏡となっている。この凹面鏡50は、光発信
器が遠方の場合、軸線Zとほぼ平行となる入射光L1
2・・・・・を反射し、焦点P1に集光させる。
【0027】51は、透明のガラスまたは合成樹脂材な
どで形成した光学反射素子で、第2の反射鏡となってい
る。この光学反射素子51は、円形外面部52と湾曲面
部53及び胴部54とから構成され、円形外面部52
は、凹面鏡50の焦点P1を中心とする円弧を軸線Zの
回りに回転して得られる形状をなし、この円形外面部5
2の外側から焦点P1に向かう光を円形外面部52の入
射点において直進させるようになっている。
【0028】また、湾曲面部53は、光学反射素子51
の前面をy2=4P2xで定義される放物線にしたがって
湾曲させた形状となっている。また、胴部54は、円形
断面として凹面鏡50の透光孔50aに挿通可能に形成
されている。
【0029】この光学反射素子51は、図1に示すよう
に、受光素子55が予め埋設されており、光学反射素子
51の背面から突出した上記受光素子55の端子ピン5
6を回路基板57に固着して保持されている。
【0030】なお、光学反射素子51は、湾曲面部53
の焦点P2を凹面鏡50の焦点P1に一致させるように位
置決めされている。また、受光素子55は、光学反射素
子51内において、湾曲面部53の反射光路上に軸線Z
を中心位置とするようにして埋設される。さらに、端子
ピン56は、回路基板57に設けた信号回路に接続され
ている。
【0031】上記の如く構成した光電変換装置は、光発
信器が比較的遠方にある場合、発信された光が軸線Zに
対してほぼ平行な光となって凹面鏡50に入射する。こ
の入射光L1、L2・・・・・は凹面鏡50の内面で反射
して焦点P1に向かう。
【0032】焦点P1に向かった反射光L1、L2・・・
・・は光学反射素子51の円形外面部52より入射し、
この円形外面部52を直進して湾曲面部53に入射す
る。そして、湾曲面部53で再び反射し軸線Zに対して
平行な光となって光学反射素子51に備えた受光素子5
5に入射し、この受光素子55によって光信号が電気信
号に返還され回路基板57に備えた信号出力回路に送ら
れる。
【0033】上記した光電変換装置は、凹面鏡50で反
射された全ての光L1、L2・・・・・・が、光学反射素
子51の円形外面部52より同じ入射角で入射するた
め、この光が屈折せず、湾曲面部53によって同方向に
反射されて受光素子55に送られる。
【0034】また、光電変換装置は、光学反射素子51
に設けた受光素子55の端子ピン56を回路基板57の
所定位置に固着することによって保持するようにしてい
るので、光学反射素子51の保持構成が簡単となる。
【0035】図2は本発明の第2実施例を示す光電変換
装置の原理構成図である。この実施例は、光発信器が比
較的近距離にある場合を示し、光発信器からの光L1
2・・・・・・・を反射させる第1の反射鏡を楕円曲
線断面の凹面鏡59とし、光学反射素子60の湾曲面部
62を楕円曲線断面の凸面鏡として構成したものであ
る。凹面鏡59は、中央奥底部に透光孔59aが設けら
れている。
【0036】第2の反射鏡となる光学反射素子60は、
円形外面部61が凹面鏡59の焦点F3を中心とする円
弧を軸線Zの回りに回転して得られる形状をなし、ま
た、湾曲させて設けた湾曲面部62は楕円曲線を軸線Z
の回りに回転して得られる形状となっている。そして、
凹面鏡59の焦点F3と同位置を第1焦点F4、受光素子
63の受光面中心位置を第2の焦点F5としてある。ま
た、胴部64は、第1実施例に示した光学反射素子51
の胴部54に比べて小径のものとなっている。
【0037】この光学反射素子60は、湾曲面部62の
反射光路に受光素子63が埋設され、この受光素子63
の端子ピン65を回路基板66に固着して保持されてい
る。
【0038】光発信器が焦点F6のように近距離にある
場合、焦点F6、F3とする凹面鏡59で光L1、L2・・
・・・・を反射させる。凹面鏡59の反射光は光学反射
素子60の円形外面部61に入射し、この円形外面部6
1を直進して湾曲面部62に入射する。そして、湾曲面
部62で再度反射して受光素子63に入射し、この受光
素子63によって光電変換される。この実施例の場合、
湾曲面部62で反射する光は軸線Zに平行光とならず、
焦点F5に集光する。
【0039】このように構成すれば、前述した第1実施
例と同様の効果が得られる他、受光素子63の受光面を
縮小させることができる。
【0040】上記した第1、第2実施例において、光学
反射素子51、60の湾曲面部53、62を銀メッキ蒸
着したり、また、この湾曲面部53、62に鏡面形成し
た金属板を張り合わせて鏡面形成すれば、必ずしも湾曲
面部53、62を放物線断面、楕円曲線断面としなくと
も全反射させて反射光を受光素子55、63に導くこと
ができる。
【0041】また、上記第1、第2実施例においては、
受光素子55、63を光学反射素子51、60に埋設し
てあるが、図3に一例をもって示す如く、受光素子5
5、63を光学反射素子51、60の外方に配置した
り、光学反射素子51、60の外面に固着する構成とす
ることもできる。
【0042】なお、図3に示すように構成する場合は、
光学反射素子51の胴部54と凹面鏡50の透光孔50
aとをほぼ同径に形成して胴部54を透光孔50aに挿
着させ、光学反射素子51を凹面鏡50で保持するよう
に構成することができる。
【0043】図4は本発明の第3実施例を示す光電変換
装置の原理構成図である。67は中央奥底部に透光孔6
7aを有する椀状の第1の凹面鏡で、この凹面鏡67は
断面形状がy2=4P3xで定義される放物面鏡で、内面
が鏡面形成されている。
【0044】この凹面鏡67は、軸線Zより一定距離は
なれた点を焦点P3とする放物線断面で、軸線Zを中心
にこの焦点P3を回転させて得た円環状の集光部をも
ち、光発信器が遠方の場合に軸線Zに対して平行となる
入射光L1、L2・・・・・を凹面鏡67で反射して集光
部に集光する。
【0045】68は第2の反射鏡として備えた光学反射
素子で、この光学反射素子68は、凹面鏡67の焦点P
3を中心とする円弧を軸線Zを中心に回転して得られる
トロイダル状の円形外面部69と、上記した凹面鏡67
の焦点P3と同じ位置を焦点F7とする放物線を軸線Zの
回りに回転して得られる形状の湾曲面部70と、凹面鏡
67の透光孔67aに挿入させるように形成した胴部7
1とから構成されている。なお、この光学反射素子68
はガラス、合成樹脂材などの透明材で形成してある。
【0046】光学反射素子68には受光素子72を埋設
し、受光素子72の端子ピン73を回路基板74に固着
するようにして、光学反射素子68を回路基板74に保
持させてある。この光学反射素子68は、焦点F7を凹
面鏡67の焦点P3と一致させるように位置決めして凹
面鏡67内に設けてある。さらに、受光素子72は、湾
曲面部70の反射光路上に軸線Zを中心位置とするよう
にして光学反射素子68に埋設されている。
【0047】上記した光電変換装置は、光発信器が比較
的遠方にある場合、発信された光は軸線Zに対してほぼ
平行な光L1、L2・・・・・となって凹面鏡67に入射
する。この入射光L1、L2・・・・・は凹面鏡67の内
面で反射して焦点P3に向かう。
【0048】焦点P3に向かった反射光L1、L2・・・
・・は光学反射素子68の円形外面部69に入射し、こ
の円形外面部69を直進して湾曲面部70に入射する。
そして、湾曲面部70で再び反射し、軸線Zに対して平
行な光となって受光素子72に入射し光電変換される。
この光電変換装置も、前述した第1実施例と同様の効果
が得られる。
【0049】図5は本発明の第4実施例を示す光電変換
装置の原理構成図である。この実施例は、光発信器が比
較的に近距離にある場合を示し、第1の反射鏡を楕円曲
線断面の凹面鏡75とし、光学反射素子76の湾曲面部
78を楕円曲面で構成したものである。
【0050】凹面鏡75は、焦点F8、F9をもつ楕円曲
線を軸線Zの回りを回転させて得られた断面形状となっ
ている。この凹面鏡75の中央奥底部には透光孔75a
が設けられている。
【0051】第2の反射鏡となる光学反射素子76は、
円形外面部77が、軸線Zより一定距離はなれた凹面鏡
75の焦点F9を中心とする円弧を軸線Zを中心に回転
して得られる形状をなし、湾曲面部78が凹面鏡75の
焦点F9と同じ位置を第1の焦点F10、後述する受光素
子79の受光面中心を第2の焦点F11とする楕円曲線を
軸線Zの回りを回転させて得られた断面形状をなしてい
る。また、胴部80は凹面鏡75の透光孔75aに挿入
可能に形成すると共に、上記透光孔75aの外方に向か
って小径となるように形成してある。
【0052】この光学反射素子76も第2実施例と同様
にガラス、合成樹脂材などの透明材で形成し、受光面を
小形にした受光素子79を埋設し、受光素子79の端子
ピン81を回路基板82に固着してある。
【0053】また、光学反射素子76は、湾曲面部78
が凹面鏡75の内方において、その焦点F10を凹面鏡7
5の焦点F9に一致させるように位置決めして固定し、
さらに、受光素子79は、湾曲面部78の反射光路上に
軸線Zを中心位置とするようにして光学反射素子76に
埋設してある。
【0054】光発信器が焦点F8のように近距離にある
場合、焦点F8、F9とする凹面鏡75で光L1、L2・・
・・・・を反射させる。凹面鏡75の反射光L1、L2
・・・・・は光学反射素子76の円形外面部77に入射
し、この円形外面部77を直進して湾曲面部78に入射
する。そして、湾曲面部78が再び反射して受光素子7
9に入射し、この受光素子79によって光電変換され
る。
【0055】この場合、湾曲面部78で反射する光は軸
線Zに平行光とならず、焦点F11に集光する。この実施
例の場合も、前述した第2実施例と同様の効果が得られ
る。
【0056】上記した第3、第4実施例において、光学
反射素子68、76の湾曲面部70、78を銀メッキ蒸
着したり、また、この湾曲面部70、78に鏡面形成し
た金属板を張り合わせて鏡面形成すれば、必ずしも湾曲
面部70、78を放物線断面、楕円曲線断面としなくと
も全反射させて反射光を受光素子72、79に導くこと
ができる。
【0057】また、上記第3、第4実施例は、受光素子
72、79を光学反射素子68、76に埋設して構成し
てあるが、受光素子72、79を光学反射素子68、7
6の外方に配置したり、光学反射素子68、76の外面
に固着する構成とすることも可能である。
【0058】この場合は、光学反射素子68、76の胴
部71、80と凹面鏡67、75の透光孔67a、75
aとをほぼ同径に形成して、胴部71、80を透光孔6
7a、75aに挿着させて保持することができる。
【0059】以上、本発明の実施例について説明した
が、第1の反射鏡及び第2の反射鏡として備えた光学反
射素子における湾曲面部については、放物線断面や楕円
曲線断面に限らず、断面をこのような二次曲線に近似し
た他の曲線としても同様の効果を得ることができる。
【0060】また、各実施例で示した光学反射素子5
1、60、68、76は一体構造のものとなっている
が、図1の鎖線Aで示すように二体構造に分離したもの
とすることもできる。
【0061】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係る光学反射素
子によれば、入射する全ての光が入射面より同じ入射角
で入射するため、反射面によって全ての光が所定方向に
反射される。この結果、入射する光を集光して反射させ
る光学手段として極めて有効なものとなると共に、取付
けに便利な光学反射素子となる。また、受光素子と一体
的に構成できるため、光電変換用の光学反射素子として
有効となり、さらに、反射面を鏡面形成することによっ
て、この反射面の形状を任意に形成できる光学反射素子
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す光電変換装置の原理
構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す光電変換装置の原理
構成図である。
【図3】第1実施例の変形例を示す光電変換装置の原理
構成図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す光電変換装置の原理
構成図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す光電変換装置の原理
構成図である。
【図6】従来の光電変換装置の原理構成図である。
【図7】従来の光電変換装置に用いた凸面鏡の性質を説
明するための光学系図である。
【図8】従来の光電変換装置の他の原理説明図である。
【図9】図9(A)は従来の光電変換装置に備えられた
光学反射素子の断面図、図9(B)は当該光学反射素子
の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
50、59、67、75 凹面鏡 51、60、68、76 光学反射素子 52、61、69、77 円形外面部 53、62、70、78 湾曲面部 55、63、72、79 受光素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点を持つ曲線を軸回転して得られる反
    射面と、上記焦点に向かう光の光路上に当該焦点を中心
    にして描いた円弧を軸回転して得られる入射面とを有す
    る透明材からなることを特徴とする光学反射素子。
  2. 【請求項2】 反射面の反射光路に位置させた受光素子
    を埋設し、また、一体的に固着したことを特徴とする請
    求項(1)記載の光学反射素子。
  3. 【請求項3】 反射面を鏡面として形成したことを特徴
    とする請求項(1)記載の光学反射素子。
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