JPH06344253A - ワイパーのブレードラバー再生機 - Google Patents

ワイパーのブレードラバー再生機

Info

Publication number
JPH06344253A
JPH06344253A JP5164204A JP16420493A JPH06344253A JP H06344253 A JPH06344253 A JP H06344253A JP 5164204 A JP5164204 A JP 5164204A JP 16420493 A JP16420493 A JP 16420493A JP H06344253 A JPH06344253 A JP H06344253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade rubber
grinding
lip
wiper
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5164204A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Murayama
克彦 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5164204A priority Critical patent/JPH06344253A/ja
Publication of JPH06344253A publication Critical patent/JPH06344253A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/38Wiper blades
    • B60S2001/3846Devices for renewing or renovating blade wiping edges, e.g. cutters

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は欠け等の欠損部を有するブレードラ
バーを研削し摺動面を均一化して再生しワイパーブレー
ドの耐久性を著しく向上させることのできる低原価で量
産性に優れたワイパーのブレードラバー再生機の提供を
目的とする。 【構成】 本発明のワイパーのブレードラバー再生機1
0は、ブレードラバー3のリップ部5及び/又はリップ
揺動部7を挟持する挟持部13,14と、ブレードラバ
ー3の摺動面4を研削する研削部17と、挟持部13,
14と研削部17を配設した基台11と、を備え挟持部
13,14が挟持口部15をブレードラバー3のリップ
部5及び/又はリップ揺動部7の幅の大小に合わせて拡
狭自在に基台11に装着され、挟持部13,14と研削
部17の対向面が開狭自在に挟持部13,14及び/又
は研削部17が基台11に配設された構成を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車や船舶,航空機等
の乗物のワイパーのブレードラバー再生機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車や船舶,航空機等の乗物に
皮やフェルト、合成ゴムをブレードに用いたワイパーブ
レードがワイパーに広く利用されている。特に自動車等
には合成ゴムからなるブレードラバーを用いたワイパー
が広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらブレード
ラバーは自動車等の走行中に土埃り中の土石粒子がガラ
ス面に付着し、その土石粒中の高硬度のものによりガラ
ス面を摺動中にブレードラバーの摺動面が部分的に削ら
れたり、裂けたりして、摺動面の一部が欠けるという問
題点があった。摺動面が部分的に欠けたブレードラバー
は使用中に拭き残しが筋となって自動車のガラス面に残
り運転の妨害になるので危険なことから、短時間しか使
用しなくても新品のワイパーブレードと取り替えねばな
らず耐久性に欠けるとともに自動車等の所有者にとって
は経済的にも大きな負担となっていた。特に砂塵の多い
地方ではブレードラバーの欠損がしばしば生じ、取り替
えないと欠損部に滞留した石粒等で自動車等のガラス面
をもキズつけるという問題点を有していた。また、ブレ
ードラバーの交換品があるが、値段が高い上にワイパー
ブレードへの取付けが極めて面倒でワイパーブレードの
係止部を切ったりして取付け作業が煩雑で手間を要すと
いう問題点があった。また、ブレードラバーの装着中に
ワイパーのラバー係止用ツメを折ったりするという事故
が絶えないという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、欠け等の欠損部を有するブレードラバーを研削し摺
動面を均一化して再生しワイパーブレードの耐久性を著
しく向上させることのできる低原価で量産性に優れたワ
イパーのブレードラバー再生機を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のワイパーのブレードラバー再生機は次の構成
からなる。請求項1に記載のワイパーのブレードラバー
再生機は、ワイパーブレードに装着されるブレードラバ
ーのリップ部及び/又はリップ揺動部を挟持する挟持部
と、前記ブレードラバーの摺動面を研削する研削部と、
前記挟持部と前記研削部を配設した基台と、を備えた構
成を有している。請求項2に記載のワイパーのブレード
ラバー再生機は、請求項1において、前記挟持部の挟持
口部が前記ブレードラバーのリップ部及び/又はリップ
揺動部の幅の大小に合わせて拡狭自在に前記基台に装着
された構成を有している。請求項3に記載のワイパーの
ブレードラバー再生機は、請求項1又は2の内いずれか
1において、前記挟持部と前記研削部の対向面が開狭自
在に前記挟持部及び/又は前記研削部が前記基台に配設
された構成を有している。請求項4に記載のワイパーの
ブレードラバー再生機は、請求項1乃至3の内いずれか
1において、前記挟持部が前記研削部に対し平行に前後
動自在に前記基台に装着されて形成されている構成を有
している。請求項5に記載のワイパーのブレードラバー
再生機は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前
記研削部が前記挟持部に保持された前記ブレードラバー
の摺動面に対し前後動自在に前記基台に装着されて形成
されている構成を有している。
【0006】ここで、研削部としてはといし車や平フラ
イス等のゴム面を研削できるものであればよい。挟持部
の拡狭手段としては手動、電動、油圧、空圧等で作動さ
れ、挟持部の挟持口部は金属板や硬貨の合成樹脂板、又
はこれらの積層体等で形成される。挟持口部がブレード
ラバーのリップ部を挟持する場合はリップ部の形状に追
従して挟持できるように略台形上に形成するか、又はシ
リコンゴム等の形状追従材で形成するのが望ましい。ま
た挟持口部がブレードラバーのリップ揺動部を挿着する
方式の場合は、リップ揺動部への当着面を薄く形成する
か、当着面を鋭角に形成するとリップ揺動部を強固に固
定できるので好ましい。また、挟持部又は研削部は任意
の幅で開狭されてもよいが、0.01〜3mm好ましくは
0.1〜1.5mmの開狭幅で手動もしくは電動、油圧、
空圧で微調整されながら保持されるようにすると微細な
欠損部も再生できる。
【0007】
【作用】この構成によって、ワイパーブレードを挟持部
に挿着するだけでブレードラバーの摺動面を挟持部の研
削面に突出して挟着し拘持することができる。ブレード
ラバーが拘持されているので摺動面を容易に均一に研削
することができる。摺動面を研削することにより新品の
ワイパーブレード同様に再生することができ、ワイパー
ブレードの耐久性を著しく向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1はワイパーブレードの要部断面
斜視図であり、図2は本発明の実施例のワイパーのブレ
ードラバー再生機の要部斜視図である。図1において、
1はワイパーブレード、2は自動車等の運転席のガラス
面に沿ってブレードラバーを摺動させるスプリング等か
らなるレバーヨークを備えたブレードレバー、3はブレ
ードレバー2に装着されるブレードラバー、4はガラス
面を清掃するブレードラバー3の摺動面、5は摺動面4
を支持するリップ部、6はリップ部5の左右への揺動を
支持するリップ支持板、7はブレードラバー3のリップ
支持板6の下部に溝状又は凹部状に形成されたリップ揺
動部である。図2において、10は本実施例のワイパー
のブレードラバー再生機、11は断面がコの字状に形成
され天板に研削部の摺動機構、床面にワイパー保持機構
を備えた基台、12は基台11を支える脚部、13は基
台11の下面に固定され逆L字状に形成され端面のリッ
プ揺動部7への挿着面13aが鋭角に形成されブレード
ラバー3のリップ揺動部7に挿着してブレードラバー3
を挟持する固定挟持部、14は固定挟持部13と同一形
状に形成され端面にリップ揺動部7の挿着面14aが鋭
角に形成され基台11上の床面の摺動面11aに摺動自
在に装着されブレードラバー3のリップ揺動部7に挿着
してブレードラバー3を挟持する可動挟持部、15は固
定挟持部13や可動挟持部14のリップ揺動部7の挿着
面13a,14aでリップ揺動部7を全長に渡り又は部
分的に挟持する挟持口部、16は可動挟持部14を挟持
口部15に対し基台11の摺動面11a上を進退させリ
ップ揺動部7を強固に保持したり、保持を解除しワイパ
ー1を基台11から取り外すのに便利な広さまで拡開さ
せる内部に可動挟持部14に固定された棒状の可動部1
6aと可動部16aを前後動させるモータ16b等を備
えた可動挟持部用駆動部、17はブレードラバー3の摺
動面4を研削し欠けや引き裂き部等の欠損部を均一にす
る回転といし等からなる研削部、18は研削部17を回
転させる研削モータ、19は研削部17を任意の当接圧
でブレードラバー3の摺動面4に当接させるため研削モ
ータ18を所定の高さに調節自在に保持する研削部用高
さ調整部、20は研削部用高さ調整部19で研削モータ
18を上下動自在に保持する保持用ロッド、21は基台
11の天板下面に固定され研削部17をブレードラバー
3の摺動面4に沿って案内する研削用案内部、22は研
削用案内部21に形成され端部にストッパー等を必要に
応じて備えたガイドレール、23は研削モータ18を案
内溝部22に沿って前後動させるピニオンやラック又は
チェーンやベルトとこれらを稼働させるモータ等やレー
ル等を備えた研削モータ移動部、24は研削モータ移動
部23に研削部用高さ調整部19を保持する研削部保持
用ロッド、25は可動保持用駆動部16や研削用高さ調
整部19,研削モータ移動部23をコントロールするコ
ントロールボックスである。
【0009】以上のように構成された本実施例のワイパ
ーのブレードラバー再生機について、以下そのブレード
ラバーの再生方法を説明する。図3(a)は欠損部を示
すブレードラバーの部分斜視図であり、図3(b)は図
3(a)のA部の拡大図であり、図4は研削時の要部側
面図であり、図5はワイパーブレードをブレードラバー
再生機に取り付けた状態を示す斜視図である。26はブ
レードラバー3の摺動面4の欠け部、27は摺動面4の
引き裂き部、28は欠け部26や引き裂き部27の欠損
部22の最深部の深さ、29はワイパーブレード1のブ
レードレバー2のレバーヨークにブレードラバー3を係
止する複数の爪を有するブレードラバーホルダー部、3
0は車両のワイパーアームに脱着自在に取り付けられる
クリップである。まず、研削用高さ調整部19で研削モ
ータ18を基台11の天井方向に上げるとともに、可動
挟持部用駆動部16のスイッチを入れ可動挟持部14を
基台11の摺動面11a上を摺動させて挟持口部15を
ブレードラバー3のリップ揺動部7の幅よりも少し広め
に開く。次いで、挟持部13,14の一側部から挟持口
部15にワイパーブレード1のクリップ30等を握りな
がら固定挟持部13と可動挟持部14の間にワイパー1
を挿入し、リップ揺動部7を挿着し、次いで可動挟持部
用駆動部16を稼動させ、可動挟持部14を基台11の
摺動面11a上を摺動させ、可動挟持部14と固定挟持
部13でリップ揺動部7を挟着する。次に,研削部用高
さ調整部19で研削部17をブレードラバー3の摺動面
4に所定深さに押し当てた後、研削モータ18と研削モ
ータ移動部23のスイッチを入れる。研削部17はブレ
ードラバー3の摺動面4上を欠損部26,27の最深部
28にあわせて研削しながら研削用案内部21のガイド
レール22を往復させ該摺動面4を均一化し欠損部2
6,27を摺動面4と面一にする。面一化した後先の手
順と逆の手順でワイパーブレード3をブレードラバー再
生機10から取り出す。
【0010】以上のように本実施例によれば、挟持口部
15が拡狭自在なのでワイパーブレード1をそのまま簡
単にブレードラバー再生機に挿着挟持でき、かつ研削部
17でブレードラバー3の摺動面4を欠損部の最深部2
8の深さに簡単に均一化し欠損部26,27を摺動面4
と面一化できるので、容易にワイパーブレード1を再生
できる。又構造は極めて簡単な機械構成でかつコンパク
トにまとまっているのでガソリンスタンドや駐車場等の
隅に置くこともでき、かつ、操作が簡単なので誰でも容
易にワイパーブレードを再生できる。尚、本実施例のワ
イパーのブレードラバー再生機は基台を床面と平行に設
置した例を説明したが、床面と垂直に又は基台を脚部に
対し回動自在に配設してもよい。設置場所の広狭等に応
じて設置し易くするためである。また、ブレードラバー
の切削粉の飛散を防止するため粉塵吸引具等を脚部間に
配設し研削部の周囲に該粉塵吸引具の吸引口を配置する
と、周囲の切削粉による汚れを防止できるので好まし
い。挟持口部は本実施例ではリップ揺動部に挿着する型
式のもので説明したが、ブレードラバーの摺動面部を残
してリップ部を挟持するようにしてもよい。この場合挟
持口部は寸法安定性等に優れた硬質のゴム等で形成する
と各種の形状をしたリップ部を挟持できるので汎用性に
優れる。挟持部は本実施例では摺動形式としたがクリッ
プ状に構成してもよい。研削部に市販の接触式センサー
や張力センサー等のセンサーを設置し、欠損部の最深部
に合わせて研削部用高さ調整部で研削部の高さを調整
し、ブレードラバーの摺動面を研削するように構成する
こともできる。研削時間の短縮化を向上させるとともに
省エネルギーを達成できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブレードラバー
を挟持する挟持部とブレードラバーの摺動面を研削する
研削部を有するので、ブレードラバーの摺動面のきずや
裂け部等の欠損部を研削部で確実かつ容易に極めて短時
間で研削するとともに摺動面を面一化して再生すること
ができる。摺動面の研削量は欠損部の深さに合わせて調
整できるので簡単な作業でブレードラバーを再生しワイ
パーブレードの耐久性を著しく向上させることができ
る。構造は極めて簡単な機械構成でコンパクトにまとま
るので小型化でき設置場所を要さず、かつ省エネルギー
性に優れ低原価で量産性に適したワイパーのブレードラ
バー再生機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイパーブレードの要部断面斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるワイパーのブレード
ラバー再生機の要部斜視図
【図3】(a)欠損部を示すブレードラバーの部分斜視
図 (b)図3(a)のA部の拡大図
【図4】本実施例のワイパーのブレードラバー再生機の
研削時の要部側面図
【図5】ワイパーブレードの本実施例のワイパーのブレ
ードラバー再生機に取り付けた状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 ワイパーブレード 2 ブレードレバー 3 ブレードラバー 4 摺動面 5 リップ部 6 リップ支持板 7 リップ揺動部 10 ワイパーのブレードラバー再生機 11 基台 11a 基台の摺動面 12 脚部 13 固定挟持部 13a,14a リップ揺動部への挿着面 14 可動挟持部 15 挟持口部 16 可動挟持部用駆動部 17 研削部 18 研削モータ 19 研削部用高さ調整部 20 保持用ロッド 21 研削用案内部 22 ガイドレール 23 研削モータ移動部 24 研削部保持用ロッド 25 コントロールボックス 26 欠け部 27 引き裂き部 28 欠損部の最深部の深さ 29 ブレードラバーホルダー部 30クリップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車や船舶,航空機等
の乗物のワイパーのブレードラバー再生機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車や船舶,航空機等の乗物に
皮やフェルト、合成ゴムをブレードに用いたワイパーブ
レードがワイパーに広く利用されている。特に自動車等
には合成ゴムからなるブレードラバーを用いたワイパー
が広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらブレード
ラバーは自動車等の走行中に土埃り中の土石粒子がガラ
ス面に付着し、その土石粒中の高硬度のものによりガラ
ス面を摺動中にブレードラバーの摺動面が部分的に削ら
れたり、裂けたりして、摺動面の一部が欠けるという問
題点があった。摺動面が部分的に欠けたブレードラバー
は使用中に拭き残しが筋となって自動車のガラス面に残
り運転の妨害になるので危険なことから、短時間しか使
用しなくても新品のワイパーブレードと取り替えねばな
らず耐久性に欠けるとともに自動車等の所有者にとって
は経済的にも大きな負担となっていた。特に砂塵の多い
地方ではブレードラバーの欠損がしばしば生じ、取り替
えないと欠損部に滞留した石粒等で自動車等のガラス面
をもキズつけるという問題点を有していた。また、ブレ
ードラバーの交換品があるが、値段が高い上にワイパー
ブレードへの取付けが極めて面倒でワイパーブレードの
係止部を切ったりして取付け作業が煩雑で手間を要すと
いう問題点があった。また、ブレードラバーの装着中に
ワイパーのラバー係止用ツメを折ったりするという事故
が絶えないという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、欠け等の欠損部を有するブレードラバーを研削し摺
動面を均一化して再生しワイパーブレードの耐久性を著
しく向上させることのできる低原価で量産性に優れたワ
イパーのブレードラバー再生機を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のワイパーのブレードラバー再生機は次の構成
からなる。請求項1に記載のワイパーのブレードラバー
再生機は、ワイパーブレードに装着されるブレードラバ
ーのリップ部及び/又はリップ揺動部を挟持する挟持部
と、前記ブレードラバーの摺動面を研削する研削部と、
前記挟持部と前記研削部を配設した基台と、を備えた構
成を有している。請求項2に記載のワイパーのブレード
ラバー再生機は、請求項1において、前記挟持部の挟持
口部が前記ブレードラバーのリップ部及び/又はリップ
揺動部の幅の大小に合わせて拡狭自在に前記基台に装着
された構成を有している。請求項3に記載のワイパーの
ブレードラバー再生機は、請求項1又は2の内いずれか
1において、前記挟持部と前記研削部の対向面が開狭自
在に前記挟持部及び/又は前記研削部が前記基台に配設
された構成を有している。請求項4に記載のワイパーの
ブレードラバー再生機は、請求項1乃至3の内いずれか
1において、前記挟持部が前記研削部に対し平行に前後
動自在に前記基台に装着されて形成されている構成を有
している。請求項5に記載のワイパーのブレードラバー
再生機は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前
記研削部が前記挟持部に保持された前記ブレードラバー
の摺動面に対し前後動自在に前記基台に装着されて形成
されている構成を有している。
【0006】ここで、研削部としてはといし車や平フラ
イス等のゴム面を研削できるものであればよい。挟持部
の拡狭手段としては手動、電動、油圧、空圧等で作動さ
れ、挟持部の挟持口部は金属板や硬貨の合成樹脂板、又
はこれらの積層体等で形成される。挟持口部がブレード
ラバーのリップ部を挟持する場合はリップ部の形状に追
従して挟持できるように略台形上に形成するか、又はシ
リコンゴム等の形状追従材で形成するのが望ましい。ま
た挟持口部がブレードラバーのリップ揺動部を挿着する
方式の場合は、リップ揺動部への当着面を薄く形成する
か、当着面を鋭角に形成するとリップ揺動部を強固に固
定できるので好ましい。また、挟持部又は研削部は任意
の幅で開狭されてもよいが、0.01〜3mm好ましく
は0.1〜1.5mmの開狭幅で手動もしくは電動、油
圧、空圧で微調整されながら保持されるようにすると微
細な欠損部も再生できる。
【0007】
【作用】この構成によって、ワイパーブレードを挟持部
に挿着するだけでブレードラバーの摺動面を挟持部の研
削面に突出して挟着し拘持することができる。ブレード
ラバーが拘持されているので摺動面を容易に均一に研削
することができる。摺動面を研削することにより新品の
ワイパーブレード同様に再生することができ、ワイパー
ブレードの耐久性を著しく向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1はワイパーブレードの要部断面
斜視図であり、図2は本発明の実施例のワイパーのブレ
ードラバー再生機の要部斜視図である。図1において、
1はワイパーブレード、2は自動車等の運転席のガラス
面に沿ってブレードラバーを摺動させるスプリング等か
らなるレバーヨークを備えたブレードレバー、3はブレ
ードレバー2に装着されるブレードラバー、4はガラス
面を清掃するブレードラバー3の摺動面、5は摺動面4
を支持するリップ部、6はリップ部5の左右への揺動を
支持するリップ支持板、7はブレードラバー3のリップ
支持板6の下部に溝状又は凹部状に形成されたリップ揺
動部である。図2において、10は本実施例のワイパー
のブレードラバー再生機、11は断面がコの字状に形成
され天板に研削部の摺動機構、床面にワイパー保持機構
を備えた基台、12は基台11を支える脚部、13は基
台11の下面に固定され逆L字状に形成され端面のリッ
プ揺動部7への挿着面13aが鋭角に形成されブレード
ラバー3のリップ揺動部7に挿着してブレードラバー3
を挟持する固定挟持部、14は固定挟持部13と同一形
状に形成され端面にリップ揺動部7の挿着面14aが鋭
角に形成され基台11上の床面の摺動面11aに摺動自
在に装着されブレードラバー3のリップ揺動部7に挿着
してブレードラバー3を挟持する可動挟持部、15は固
定挟持部13や可動挟持部14のリップ揺動部7の挿着
面13a,14aでリップ揺動部7を全長に渡り又は部
分的に挟持する挟持口部、16は可動挟持部14を挟持
口部15に対し基台11の摺動面11a上を進退させリ
ップ揺動部7を強固に保持したり、保持を解除しワイパ
ー1を基台11から取り外すのに便利な広さまで拡開さ
せる内部に可動挟持部14に固定された棒状の可動部1
6aと可動部16aを前後動させるモータ16b等を備
えた可動挟持部用駆動部、17はブレードラバー3の摺
動面4を研削し欠けや引き裂き部等の欠損部を均一にす
る回転といし等からなる研削部、18は研削部17を回
転させる研削モータ、19は研削部17を任意の当接圧
でブレードラバー3の摺動面4に当接させるため研削モ
ータ18を所定の高さに調節自在に保持する研削部用高
さ調整部、20は研削部用高さ調整部19で研削モータ
18を上下動自在に保持する保持用ロッド、21は基台
11の天板下面に固定され研削部17をブレードラバー
3の摺動面4に沿って案内する研削用案内部、22は研
削用案内部21に形成され端部にストッパー等を必要に
応じて備えたガイドレール、23は研削モータ18を案
内溝部22に沿って前後動させるピニオンやラック又は
チェーンやベルトとこれらを稼働させるモータ等やレー
ル等を備えた研削モータ移動部、24は研削モータ移動
部23に研削部用高さ調整部19を保持する研削部保持
用ロッド、25は可動保持用駆動部16や研削用高さ調
整部19,研削モータ移動部23をコントロールするコ
ントロールボックスである。
【0009】以上のように構成された本実施例のワイパ
ーのブレードラバー再生機について、以下そのブレード
ラバーの再生方法を説明する。図3(a)は欠損部を示
すブレードラバーの部分斜視図であり、図3(b)は図
3(a)のA部の拡大図であり、図4は研削時の要部側
面図であり、図5はワイパーブレードをブレードラバー
再生機に取り付けた状態を示す斜視図である。26はブ
レードラバー3の摺動面4の欠け部、27は摺動面4の
引き裂き部、28は欠け部26や引き裂き部27の欠損
部22の最深部の深さ、29はワイパーブレード1のブ
レードレバー2のレバーヨークにブレードラバー3を係
止する複数の爪を有するブレードラバーホルダー部、3
0は車両のワイパーアームに脱着自在に取り付けられる
クリップである。まず、研削用高さ調整部19で研削モ
ータ18を基台11の天井方向に上げるとともに、可動
挟持部用駆動部16のスイッチを入れ可動挟持部14を
基台11の摺動面11a上を摺動させて挟持口部15を
ブレードラバー3のリップ揺動部7の幅よりも少し広め
に開く。次いで、挟持部13,14の一側部から挟持口
部15にワイパーブレード1のクリップ30等を握りな
がら固定挟持部13と可動挟持部14の間にワイパー1
を挿入し、リップ揺動部7を挿着し、次いで可動挟持部
用駆動部16を稼動させ、可動挟持部14を基台11の
摺動面11a上を摺動させ、可動挟持部14と固定挟持
部13でリップ揺動部7を挟着する。次に,研削部用高
さ調整部19で研削部17をブレードラバー3の摺動面
4に所定深さに押し当てた後、研削モータ18と研削モ
ータ移動部23のスイッチを入れる。研削部17はブレ
ードラバー3の摺動面4上を欠損部26,27の最深部
28にあわせて研削しながら研削用案内部21のガイド
レール22を往復させ該摺動面4を均一化し欠損部2
6,27を摺動面4と面一にする。面一化した後先の手
順と逆の手順でワイパーブレード3をブレードラバー再
生機10から取り出す。
【0010】以上のように本実施例によれば、挟持口部
15が拡狭自在なのでワイパーブレード1をそのまま簡
単にブレードラバー再生機に挿着挟持でき、かつ研削部
17でブレードラバー3の摺動面4を欠損部の最深部2
8の深さに簡単に均一化し欠損部26,27を摺動面4
と面一化できるので、容易にワイパーブレード1を再生
できる。又構造は極めて簡単な機械構成でかつコンパク
トにまとまっているのでガソリンスタンドや駐車場等の
隅に置くこともでき、かつ、操作が簡単なので誰でも容
易にワイパーブレードを再生できる。尚、本実施例のワ
イパーのブレードラバー再生機は基台を床面と平行に設
置した例を説明したが、床面と垂直に又は基台を脚部に
対し回動自在に配設してもよい。設置場所の広狭等に応
じて設置し易くするためである。また、ブレードラバー
の切削粉の飛散を防止するため粉塵吸引具等を脚部間に
配設し研削部の周囲に該粉塵吸引具の吸引口を配置する
と、周囲の切削粉による汚れを防止できるので好まし
い。挟持口部は本実施例ではリップ揺動部に挿着する型
式のもので説明したが、ブレードラバーの摺動面部を残
してリップ部を挟持するようにしてもよい。この場合挟
持口部は寸法安定性等に優れた硬質のゴム等で形成する
と各種の形状をしたリップ部を挟持できるので汎用性に
優れる。挟持部は本実施例では摺動形式としたがクリッ
プ状に構成してもよい。研削部に市販の接触式センサー
や張力センサー等のセンサーを設置し、欠損部の最深部
に合わせて研削部用高さ調整部で研削部の高さを調整
し、ブレードラバーの摺動面を研削するように構成する
こともできる。研削時間の短縮化を向上させるとともに
省エネルギーを達成できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブレードラバー
を挟持する挟持部とブレードラバーの摺動面を研削する
研削部を有するので、ブレードラバーの摺動面のきずや
裂け部等の欠損部を研削部で確実かつ容易に極めて短時
間で研削するとともに摺動面を面一化して再生すること
ができる。摺動面の研削量は欠損部の深さに合わせて調
整できるので簡単な作業でブレードラバーを再生しワイ
パーブレードの耐久性を著しく向上させることができ
る。構造は極めて簡単な機械構成でコンパクトにまとま
るので小型化でき設置場所を要さず、かつ省エネルギー
性に優れ低原価で量産性に適したワイパーのブレードラ
バー再生機を実現できるものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパーブレードに装着されるブレード
    ラバーのリップ部及び/又はリップ揺動部を挟持する挟
    持部と、前記ブレードラバーの摺動面を研削する研削部
    と、前記挟持部と前記研削部を配設した基台と、を備え
    たことを特徴とするワイパーのブレードラバー再生機。
  2. 【請求項2】 前記挟持部の挟持口部が前記ブレードラ
    バーのリップ部及び/又はリップ揺動部の幅の大小に合
    わせて拡狭自在に前記基台に装着されていることを特徴
    とする請求項1に記載のワイパーのブレードラバー再生
    機。
  3. 【請求項3】 前記挟持部と前記研削部の対向面が開狭
    自在に前記挟持部及び/又は前記研削部が前記基台に配
    設されていることを特徴とする請求項1又は2の内いず
    れか1に記載のワイパーのブレードラバー再生機。
  4. 【請求項4】 前記挟持部が前記研削部に対し平行に前
    後動自在に前記基台に装着されていることを特徴とする
    請求項1乃至3の内いずれか1に記載のワイパーのブレ
    ードラバー再生機。
  5. 【請求項5】 前記研削部が前記挟持部に保持された前
    記ブレードラバーの摺動面に対し前後動自在に前記基台
    に装着されていることを特徴とする請求項1乃至3の内
    いずれか1に記載のワイパーのブレードラバー再生機。
JP5164204A 1993-06-08 1993-06-08 ワイパーのブレードラバー再生機 Withdrawn JPH06344253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5164204A JPH06344253A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ワイパーのブレードラバー再生機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5164204A JPH06344253A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ワイパーのブレードラバー再生機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06344253A true JPH06344253A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15788650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5164204A Withdrawn JPH06344253A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 ワイパーのブレードラバー再生機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06344253A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734224A1 (fr) * 1995-05-17 1996-11-22 Valeo Systemes Dessuyage Raclette d'essuyage pour un essuie-glace de vehicule automobile
KR101665494B1 (ko) * 2016-07-30 2016-10-24 정석화 윈도우 브러시의 블레이드 재생장치
CN109866001A (zh) * 2019-04-14 2019-06-11 梁书龙 一种用于雨刮拆解的辅助装置及方法
CN117532439A (zh) * 2024-01-09 2024-02-09 泰州市永宁亚克力制品有限公司 一种亚克力板材半成品用的可调式毛边打磨装置
WO2024071174A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 キヤノン株式会社 ブレードラバーの再生装置、ブレードラバーの再生方法及び再生ブレードラバーの製造方法
WO2024071181A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 キヤノン株式会社 ブレードラバーの再生装置、ブレードラバーの再生方法及び再生ブレードラバーの製造方法
WO2024071206A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 キヤノン株式会社 ブレードラバーの再生装置、ブレードラバーの再生方法及び再生ブレードラバーの製造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2734224A1 (fr) * 1995-05-17 1996-11-22 Valeo Systemes Dessuyage Raclette d'essuyage pour un essuie-glace de vehicule automobile
EP0744326A1 (fr) * 1995-05-17 1996-11-27 Valeo Systemes D'essuyage Raclette d'essuyage pour un essuie-glace de véhicule automobile
KR101665494B1 (ko) * 2016-07-30 2016-10-24 정석화 윈도우 브러시의 블레이드 재생장치
CN109866001A (zh) * 2019-04-14 2019-06-11 梁书龙 一种用于雨刮拆解的辅助装置及方法
WO2024071174A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 キヤノン株式会社 ブレードラバーの再生装置、ブレードラバーの再生方法及び再生ブレードラバーの製造方法
WO2024071181A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 キヤノン株式会社 ブレードラバーの再生装置、ブレードラバーの再生方法及び再生ブレードラバーの製造方法
WO2024071206A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 キヤノン株式会社 ブレードラバーの再生装置、ブレードラバーの再生方法及び再生ブレードラバーの製造方法
CN117532439A (zh) * 2024-01-09 2024-02-09 泰州市永宁亚克力制品有限公司 一种亚克力板材半成品用的可调式毛边打磨装置
CN117532439B (zh) * 2024-01-09 2024-03-29 泰州市永宁亚克力制品有限公司 一种亚克力板材半成品用的可调式毛边打磨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06344253A (ja) ワイパーのブレードラバー再生機
US3733751A (en) Method of and apparatus for sharpening small hand tools
CN1464812A (zh) 手持式磨削工具机
CN220074258U (zh) 一种汽车装饰条打磨装置
EP0499371A1 (en) Manufacture of laminated windows
US20060283537A1 (en) Method and device for selectively removing a surplus interlayer portion in a laminated glass structure
JPH09505528A (ja) 工作物に沿って工具を案内するキャリッジ
JP3007816B2 (ja) ばり取り具を備えた切断装置
JP2000061890A (ja) 柔軟性を有する部材の切断機
JP3129786U (ja) ワイパーゴム払拭面再生用研磨具
JP2000158310A (ja) バリ取り機
JP2002307282A (ja) 手押し式研削装置
JPH09123060A (ja) 研削装置
JP2000238001A (ja) 走行丸のこ盤の切断装置
CN217122238U (zh) 车辆加工用底盘焊接定位支架
JPS5830088B2 (ja) 車体外板接合部の仕上げ装置
CN216830311U (zh) 一种小型汽车排气管打磨夹具
KR20060074035A (ko) 알루미늄 용접 비드 드레싱장치
CN220446198U (zh) 一种夹砂纸机构
JPS63169240A (ja) 金属製建具等の溶接仕上加工機
JPH09165996A (ja) コンクリート型枠のケレン方法およびコンクリート型枠のケレン装置
CN213470680U (zh) 一种印石打磨装置
JPH0957588A (ja) 刃物の刃付装置および刃付方法
KR200312261Y1 (ko) 철도차량용 용접부 소형 가공장치
JPH0825133A (ja) 切断方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905