JPH06336948A - 内燃機関用失火検出装置 - Google Patents

内燃機関用失火検出装置

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JPH06336948A
JPH06336948A JP12698693A JP12698693A JPH06336948A JP H06336948 A JPH06336948 A JP H06336948A JP 12698693 A JP12698693 A JP 12698693A JP 12698693 A JP12698693 A JP 12698693A JP H06336948 A JPH06336948 A JP H06336948A
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misfire
internal combustion
combustion engine
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JP12698693A
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Kiyotaka Sasaki
浄隆 佐々木
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一気筒または複数気筒の連続失火を検出する
こと。 【構成】 ECU9は各気筒の爆発行程における所定回
転角度間の回転に要した期間を算出する。そして、爆発
行程が連続する2つの気筒間の算出値の偏差を求めるこ
とにより第1の変動量を設定する。さらに、今回の第1
の変動量と360°CA前の第1の変動量との偏差を求
めることにより第2の変動量を設定する。そして、この
第1の変動量と第2の変動量とに基づいて内燃機関の失
火を検出する。またECU9は、失火状態を検出してか
ら、前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づい
て、エンジンの失火状態から正常燃焼状態への復帰を検
出する。そして、失火状態を検出してから、エンジンが
正常燃焼状態に復帰したことを検出するまでの間は連続
失火と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に連続失火を検出で
きる内燃機関用失火検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関に発生する失火を検出す
るものとして、失火発生時には内燃機関の燃焼室内で完
全な燃焼が得られず、内燃機関の回転数(機関回転数)
が低下することから、1点火サイクル内の少なくとも2
点で機関回転数を検出して機関回転数変動量を求め、機
関回転数変動量と内燃機関状態から設定される失火検出
値とを比較して、機関回転数変動量が失火検出値より大
きくなったときに失火と判別する装置がある(例えば、
特開昭61ー258955号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した手法による失
火の判別装置においては、失火が発生していない正常燃
焼時における点火周期毎(1燃焼周期毎)の平均回転数
ωn が、常に一定であるということを前提にして失火判
別するものである。しかしながら、気筒をクランクシャ
フトを中心としてV字型に配したV型内燃機関では、内
燃機関のピストンとクランクシャフトとを連結させる連
結棒(コネクティングロッド)が、クランクシャフトに
対して所定の角度傾いて配設されていることから、正常
燃焼時においても各気筒の慣性力の影響などにより内燃
機関の平均回転数ωn は一定にならず、平均回転数ωn
は360°CA(クランク角)周期の変動が発生すると
いうことが知られている。
【0004】さらに、V型内燃機関に限らず直列内燃機
関においても、直列内燃機関に配設されているクランク
角センサの製造行程でのばらつきやクランク軸の機械的
ながた等が原因となり上述したような回転角360°C
A周期の変動が発生するおそれがある。したがって、上
述した従来の失火判別方法では、各気筒の燃焼のばらつ
き等の影響により平均回転数ωn の変動が生じた場合、
実際には内燃機関に失火が発生していないにも拘らず、
失火発生と誤判定してしまうおそれがあった。
【0005】上記問題を解決するために、今回求めた連
続する2つの気筒間の回転変動偏差を、360°CAあ
るいは720°CA前に求めた連続する2つの気筒間の
回転変動偏差と比較して失火を判定すれば、機関回転に
同期する回転変動を取り除く方法も考えられる(例え
ば、特開平4−365958号公報)。ただし、この方
法は内燃機関所定回転毎の回転変動偏差を比較するため
に、失火を検出された気筒から360°CA後の気筒が
連続失火しても回転変動偏差としては現れないために正
常燃焼と判定してしまい、正確な失火判定ができないと
いう問題がある。
【0006】そこで、本発明は機関回転に同期する変動
による失火誤判定を防ぐとともに、特定気筒の連続失火
も正確に検出することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による内燃機関用失火検出装置は図1に示す如
く、内燃機関の回転に応じて所定の回転角度毎に回転信
号を出力する回転信号出力手段と、前記回転信号出力手
段の出力信号に基づき各気筒の爆発行程における所定回
転角度間の回転に要した期間を計測することにより定ま
る実測値を求める実測値演算手段と、前記実測値演算手
段の演算結果に基づいて、前記爆発行程が連続する2つ
の気筒間の実測値の偏差を求めることにより第1の変動
量を演算する第1の変動量演算手段と、前記回転信号出
力手段および前記実測値演算手段からの情報に基づい
て、前記第1の変動量演算手段で演算された今回の前記
第1の変動量と、前記内燃機関のクランク角で360度
の整数倍回転前に演算された前記第1の変動量との偏差
を求めることにより第2の変動量を演算する第2の変動
量演算手段と、前記第1の変動量と前記第2の変動量と
に基づいて前記内燃機関の失火を検出する失火検出手段
と、前記失火検出手段により失火状態を検出してから、
前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて、前
記内燃機関の失火状態から正常燃焼状態への復帰を検出
する正常復帰検出手段と、前記失火検出手段により失火
状態を検出してから、前記正常復帰検出手段により前記
内燃機関が正常燃焼状態に復帰したことを検出するまで
の間は連続失火と判定する連続失火検出手段とを備える
ことを特徴とする内燃機関用失火検出装置を提供する。
【0008】
【作用】本発明によれば、実測値演算手段において各気
筒の爆発行程における所定回転角度間の実測値を設定す
る。そして、第1の変動量演算手段において上記爆発行
程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
により第1の変動量を演算し、また、第2の変動量演算
手段において上記第1の変動量演算手段で演算した今回
の第1の変動量と、内燃機関のクランク角360度の整
数倍回転前に演算された第1の変動量との偏差を求める
ことにより第2の変動量を演算する。この第1の変動量
と第2の変動量とに基づいて失火検出手段は内燃機関の
失火を検出する。
【0009】さらに、正常復帰検出手段は、前記第1の
変動量と前記第2の変動量とに基づいて内燃機関の失火
状態から正常燃焼状態への復帰を検出する。そして、連
続失火検出手段は、前記失火検出手段により失火を検出
してから、前記正常復帰検出手段により前記内燃機関が
正常燃焼状態に復帰したことを検出するまでの間は連続
失火していると判定する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例における装置の構成図
である。図2において、1は6つの気筒からなり直列に
配設された内燃機関(直列6気筒内燃機関)であり、2
は図示しないエアクリーナから導入された吸入空気を内
燃機関1内に導く吸気管である。3は吸気管2内の圧力
を検出する吸気管圧力センサであり、吸気管圧力センサ
3の検出信号は後述する電子制御装置9に入力される。
【0011】5は内燃機関1の図示しないクランク軸に
配設され、所定クランク角毎に信号を出力して、内燃機
関1の回転速度Ne(以下、機関回転数という)を求め
るための回転角センサ(回転信号出力手段)であり、6
は同じくディストリビュータ7に内蔵され、気筒を判別
するための信号を出力する、詳しくは、例えば第1気筒
のピストン13が最も上にきた時点毎(上死点:♯1T
DC)に信号を出力する基準位置センサである。なお、
回転角センサ5、基準位置センサ6からの検出信号も後
述する電子制御装置9に入力される。
【0012】8は内燃機関1の冷却水路に配設され、冷
却水の温度を検出する水温センサであり、水温センサ8
からの検出信号も後述する電子制御装置9に入力され
る。9は上記各センサおよび図示しないセンサからの検
出信号に基づいて燃料系および点火系の最適な制御量を
演算し、インジェクタ10およびイグナイタ11等を的
確に制御するための制御信号を出力する公知の電子制御
装置(以下、ECUという)である。
【0013】また、ECU9は演算処理を行う公知のC
PU9a、制御プログラムおよび演算に必要な制御定数
を記憶しておくための読み出し専用のROM9b、上記
CPU9a動作中に演算データを一時記憶するためのR
AM9c、およびECU9外部からの信号を入出力する
ためのI/Oポート9dにより構成されている。さら
に、ECU9は第1の変動量演算手段,第2の変動量演
算手段,失火検出手段,正常復帰検出手段,連続失火検
出手段をなし、回転角センサ5からの検出信号に基づ
き、後述する手法を用いて第1,第2の変動量を演算
し、この第1,第2の変動量に基づいて内燃機関1の失
火,正常復帰,連続失火を検出する。
【0014】12はECU9において失火発生と判断さ
れたときに、失火発生を運転者等に知らせるための警告
ランプである。次に、ECU9内で実行される失火検出
処理について図3に示すフローチャートを用いて説明す
る。なお、図3のルーチンは所定クランク角毎(本実施
例では30℃A毎)に割り込み処理される。
【0015】ステップ100では前回の割り込み時刻と
今回の割り込み時刻との偏差から30℃A回転するのに
要した時間T30iを算出する。ステップ110では今
回の割り込みタイミングが上死点(TDC)であるか否
かを判別し、上死点でないならステップ120におい
て、ステップ130で120°CA回転するのに要する
時間を算出するための前段階として、T30i をT30
i-1 、T30i-1 をT30i-2 、T30i-2 をT30
i-3 として本ルーチンを終了する。一方、今回の割り込
みタイミングが上死点であるならステップ130に進
む。
【0016】ステップ130ではステップ100におい
て算出した30℃A回転するのに要する時間T30
i と、前回、前々回、および3回前の実行時にそれぞれ
求めたT30i-1 、T30i-2 、およびT30i-3 の全
4回分のデータを累計して、120°CA回転するのに
要する時間T120n を算出する。ステップ140では
クランク角120°CA間の平均回転数ωn を算出す
る。詳しくは、ステップ130で求めた時間T120n
の逆数を求め、平均回転数ω n とする。
【0017】ステップ150では次式(数式1)に基づ
いて平均回転数変化量Δωn を算出する。
【0018】
【数1】 Δωn =(ωn-1 −ωn )−(ωn-4 −ωn-3 ) なお、ωn はステップ140で算出した今回の平均回転
数であり、ωn-1 は前回の平均回転数である。そして、
(ωn-1 −ωn )は爆発行程が連続する気筒の変動量
(第1の変動量)である。また、ωn-3 は3回前の平均
回転数であり、ω n-4 は4回前の平均回転数である。そ
して、(ωn-4 −ωn-3 )はクランク角360℃A前に
おける爆発行程が連続する気筒の変動量(第2の変動
量)である。
【0019】また、ここでは上記第1の変動量と第2の
変動量を同じルーチンの処理で求めたが、第2の変動量
を予め別のルーチンで求めてECU9内のRAM9cに
格納し、このルーチンの実行時に第2の変動量をRAM
9cから読み込むというようにしてもよい。ステップ1
60ではステップ150で算出した平均回転数変化量Δ
ωn と失火判定値C1とを比較し、平均回転数変化量Δ
ωn が失火判定値C1より大きいときには失火と判断し
てステップ170に進み、失火が発生したことを示す失
火検出フラグXMFをセットし、さらに、ステップ18
0で仮連続失火検出フラグXMFTn をセットしてステ
ップ250に進む。
【0020】一方、平均回転数変化量Δωn が失火判定
値C1より大きくないときはステップ190にて、3点
火前に失火判定が行われたかを判定し、失火判定が行わ
れていたときにはステップ200に進む。3点火前に失
火がない場合は失火なしと判断してステップ240に進
む。ステップ240では、失火判定フラグXMFをリセ
ットし、ステップ250に進む。
【0021】ステップ200は内燃機関が正常復帰した
かを判定するものである。平均回転数変化量Δωn の計
算式を見れば分かるように、3点火前が正常で今回失火
した場合はΔωn は失火判定値C1より大きくなる。逆
に3点火前が失火しており、今回正常復帰した場合はΔ
ωn は失火判定値C1より非常に小さく、通常負の値に
なる。これに着目し失火判定値C1とは別にC2を設定
する。
【0022】平均回転数変化量Δωn が正常判定値C2
より小さい場合は正常復帰と判定し、ステップ220に
て連続失火判定フラグXMFSをリセットし、さらにス
テップ230にて仮連続失火検出フラグXMFTn をリ
セットする。平均回転数変化量Δωn が正常判定値C2
より大きい場合は連続失火中と判定し、ステップ210
にて連続失火判定フラグXMFSをセットし、ステップ
250に進む。
【0023】ステップ250では次回の判定に備えるた
めに、今回の平均回転数ωn を前回の平均回転数ωn-1
とし、前回の平均回転数ωn-1 を前々回の平均回転数ω
n-2とし、前々回の平均回転数ωn-2 を3回前の平均回
転数ωn-3 とし、3回前の平均回転数ωn-3 を4回前の
平均回転数ωn-4 としてECU9内のRAM9cに格納
する。
【0024】ステップ260では次回の判定に備えるた
めに、今回の仮連続失火検出フラグXMFTn を前回の
仮連続失火検出フラグXMFTn-1 とし、前回の仮連続
失火検出フラグXMFTn-1 を前々回の仮連続失火検出
フラグXMFTn-2 とし、前々回の仮連続失火検出フラ
グXMFTn-2 を3回前の仮連続失火検出フラグXMF
n-3 としてECU9内のRAM9cに格納し、メイン
ルーチンにリターンする。
【0025】図4はダイアグ処理を実行するためのダイ
アグ処理ルーチンであり、所定時間毎に実行される。ス
テップ300では例えばアクチュエータが正常に作動し
ているか等の各センサからの情報を記憶したダイアグ検
出フラグや、図3で示した処理によって失火発生と判断
された際にセットされる失火検出フラグXMFや連続失
火判定フラグXMFSを読み込む。
【0026】ステップ310では、ステップ300で読
み込んだダイアグ検出フラグの有無を判別し、例えば失
火検出フラグXFMや連続失火判定フラグXMFSがセ
ットされているならステップ320に進み、セットされ
ていないならメインルーチンにリターンする。ステップ
320では例えば運転者等に失火が発生したことを知ら
せるための警告ランプ12を点灯させるなどの周知のフ
ェイルセーフ処理を実行する。
【0027】図5は直列6気筒内燃機関における平均回
転数ωn の変動特性を示し、特に第6気筒と第1気筒と
が1回失火したときの特性である。なお、図5は各気筒
の燃焼行程における平均回転数ωn をそれぞれその気筒
の上死点(TDC)位置にプロットしたものである。ま
た、図6は図5における各気筒の平均回転数変化量Δω
n を各気筒の上死点位置にプロットしたものである。な
お、C1,C2はそれぞれ失火判定値と正常判定値とを
示している。この図からも分かるように、一度失火がお
こると回転数はすぐには復帰せず、徐々に回復する。
【0028】従来技術においては、図5のように、第6
気筒と第1気筒とが失火していると、360°CA前に
おける平均回転数ωn の変動量(第2の変動量(ωn-4
−ω n-3 ))と今回の平均回転数ωn の変動量(第1の
変動量(ωn-1 −ωn ))との偏差(平均回転数変化量
Δωn )に差がない(Δωn <C1)ので失火判定がで
きない(図6のA点)。
【0029】本発明においては、図5のように、第6気
筒が正常復帰した場合には正常復帰判定手段(平均回転
数変化量Δωn <C2)により正常復帰を検出して、そ
の間は360°CA毎に連続失火していると判定できる
ので、図6に示したように正確に失火判別することがで
きることがわかる。本実施例において、回転角センサ
5,基準位置センサ6が回転信号出力手段に、ステップ
100,ステップ120,ステップ130,ステップ1
40が実測値演算手段に、ステップ150で演算される
数式の前2項が第1の変動量演算手段に、ステップ15
0が第2の変動量演算手段に、ステップ160,ステッ
プ170が失火検出手段に、ステップ200,ステップ
220,ステップ230が正常復帰検出手段に、ステッ
プ210が連続失火検出手段にそれぞれ相当し、機能す
る。
【0030】なお、本実施例では6気筒内燃機関につい
て、本発明を採用した場合について説明したが、もちろ
ん他の気筒数の内燃機関に本発明を採用してもよく、例
えば、4気筒内燃機関では第1の変動量(ωn-1
ωn )より360°CA前の平均回転数の変動量として
第2の変動量が(ωn-3 −ωn-2 )として設定される。
また、本実施例では第1の変動量より360°CA前の
平均回転数の変動量として第2の変動量を設定したが、
内燃機関2回転(720°CA)前の平均回転数の変動
量として第2の変動量を設定しても同様である。この場
合、第1の変動量(ωn-1 −ωn )より720°CA前
の平均回転数の変動量として第2の変動量が(ωn-7
ωn-6 )として設定され、単一気筒の連続失火判定が行
われる。他にも、第1の変動量より1080°CA,1
440°CA前等、360°CAの整数倍の内燃機関回
転前の第1の変動量との偏差より第2の変動量を求めて
もよい。
【0031】また、本実施例では連続失火を最初の失火
から正常復帰するまでの間として判定しているが、最初
の失火から復帰するまでのあいだ、特定気筒の平均回転
数とその他の気筒の平均回転数とを比較し、所定値以上
差がある場合のみ連続失火と判定することにより精度を
上げることも可能である。また、本実施例では所定回転
角(30°CA)回転するのに要した時間T30 i を求
め、この値から平均回転数ωn を算出して平均回転数ω
n から第1の変動量および第2の変動量を求めたが、所
定回転角回転するのに要した時間T30iから直接第1
の変動量および第2の変動量を求めてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、各
気筒の爆発行程における所定回転角度間の実測値を設定
する。そして、第1の変動量設定手段において上記爆発
行程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めるこ
とにより第1の変動量を設定し、また、第2の変動量設
定手段において上記第1の変動量設定手段演算された今
回の第1の変動量と、内燃機関のクランク角360度の
整数倍回転前に演算された第1の変動量との偏差を求め
ることにより第2の変動量を設定する。
【0033】この第1の変動量と第2の変動量とに基づ
いて内燃機関の失火状態を検出するとともに、正常復帰
検出手段により前記第1の変化量と第2の変化量とに基
づいて前記内燃機関の失火状態から正常燃焼状態への復
帰を検出し、連続失火検出手段から前記失火検出手段に
より失火状態を検出してから、前記正常復帰検出手段に
より内燃機関が正常燃焼状態に復帰したことを検出する
までの間は連続失火と判定することにより、特定気筒の
連続失火を精度よく検出することができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明を用いた実施例の装置の構成を示す全体
構成図である。
【図3】本実施例の失火検出作動の説明に供するフロー
チャートである。
【図4】本実施例の失火検出作動の説明に供するフロー
チャートである。
【図5】本実施例の第6気筒と第1気筒とがそれぞれ1
回失火したときの内燃機関の平均回転数ωn の特性を示
す図である。
【図6】本実施例の第6気筒と第1気筒とがそれぞれ1
回失火したときの内燃機関の平均回転数変化量Δωn
特性を示す図である。
【符号の説明】
5 回転角センサ 6 基準位置センサ 9 電子制御装置(ECU)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の回転に応じて所定の回転角度
    毎に回転信号を出力する回転信号出力手段と、 前記回転信号出力手段の出力信号に基づき各気筒の爆発
    行程における所定回転角度間の回転に要した期間を計測
    することにより定まる実測値を求める実測値演算手段
    と、 前記実測値演算手段の演算結果に基づいて、前記爆発行
    程が連続する2つの気筒間の実測値の偏差を求めること
    により第1の変動量を演算する第1の変動量演算手段
    と、 前記回転信号出力手段および前記実測値演算手段からの
    情報に基づいて、前記第1の変動量演算手段で演算され
    た今回の前記第1の変動量と、前記内燃機関のクランク
    角で360度の整数倍回転前に演算された前記第1の変
    動量との偏差を求めることにより第2の変動量を演算す
    る第2の変動量演算手段と、 前記第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて前記
    内燃機関の失火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火状態を検出してから、前記
    第1の変動量と前記第2の変動量とに基づいて、前記内
    燃機関の失火状態から正常燃焼状態への復帰を検出する
    正常復帰検出手段と、 前記失火検出手段により失火状態を検出してから、前記
    正常復帰検出手段により前記内燃機関が正常燃焼状態に
    復帰したことを検出するまでの間は連続失火と判定する
    連続失火検出手段とを備えることを特徴とする内燃機関
    用失火検出装置。
  2. 【請求項2】 前記失火検出手段は、前記第1の変動量
    と前記第2の変動量とを比較する失火比較手段と、この
    失火比較手段により比較された結果、前記第1の変動量
    が前記第2の変動量より所定値以上大きいときに失火と
    判定する失火判定手段とを備え、 前記正常復帰検出手段は、失火が検出された気筒に対す
    る前記第1の変動量と前記第2の変動量とを比較する復
    帰比較手段と、この復帰比較手段により比較された結
    果、前記第1の変動量が前記第2の変動量より所定値以
    上小さいときに前記内燃機関が失火状態から正常状態に
    復帰したと判定する復帰判定手段とを備えることを特徴
    とする請求項1記載の内燃機関用失火検出装置。
  3. 【請求項3】 前記実測値演算手段は、前記爆発行程に
    おける平均回転時間を演算するものであることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の内燃機関用失火検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記実測値演算手段は、前記爆発行程に
    おける前記内燃機関の機関回転数を演算するものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の内燃機
    関用失火検出装置。
JP12698693A 1993-05-28 1993-05-28 内燃機関用失火検出装置 Withdrawn JPH06336948A (ja)

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