JPH06335451A - 内視鏡用画像処理装置 - Google Patents
内視鏡用画像処理装置Info
- Publication number
- JPH06335451A JPH06335451A JP5336931A JP33693193A JPH06335451A JP H06335451 A JPH06335451 A JP H06335451A JP 5336931 A JP5336931 A JP 5336931A JP 33693193 A JP33693193 A JP 33693193A JP H06335451 A JPH06335451 A JP H06335451A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- signal
- ihb
- circuit
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
備えた内視鏡画像を得ることのできる内視鏡用画像処理
装置を提供すること。 【構成】 内視鏡画像に対応する色信号R,G,Bは逆
γ補正回路46を経てIHb算出部48に入力され、I
Hbの濃度分布データと、濃度の平均値<IHb>が求
められる。濃度分布データは平均値<IHb>からのず
れ量に対し、強調部49によってIHbが強調された濃
度分布データが生成される。その後、強調された濃度分
布データは変換部47によって、色信号におけるIHb
が平均値からのずれ量が強調された色信号に変換され
る。この色信号はγ補正回路50により、γ特性を有す
る色信号R′,G′,B′として出力される。
Description
た色素濃度分布の信号に基づき、可視領域で撮像された
内視鏡画像を強調して通常の内視鏡画像の特徴と色素濃
度分布の特徴を備えた内視鏡画像を得る画像処理を行う
内視鏡用画像処理装置に関する。
部を観察したり、必要に応じて処置具を使用することに
より治療処置等をすることのできる内視鏡が医療分野で
広く用いられるようになった。また、内視鏡により得ら
れた内視鏡画像に対し、画像処理することにより、正常
部位であるか病変部位であるかを識別し易くする等のた
めに画像処理が施されることがある。
しては、特開昭62−266028号公報のようにRG
B画像を色相、彩度、明度に変換した後、それぞれのパ
ラメータに対して強調処理を行う方法や、特開昭63−
54144号公報のように色相、明度、彩度のヒストグ
ラムを引き延ばしたり移動したりする方法とか、特公平
5−3295号公報のようにヘモグロビン量を算出し、
画像化する方法などがあった。
うに色分離された画像間の差分をとり、その情報を基に
強調する処理が行われていた。
62−266028号公報や、特開昭63−54144
号公報のような処理方法は、人間の視覚にマッチした強
調処理を目的としているため、例えば色彩強調を行った
場合、微妙な色彩の変化を全て強調してしまうため、コ
ントラストが強すぎ、長時間観察を行うには不適当な画
像であった。
ヘモグロビン量を画像化する方法では、通常の可視領域
で撮像された内視鏡画像との対比が必要になる。つま
り、この公報による画像では、患部等の輪郭とか立体的
構造が分からない2次元的模様状の画像になるので、通
常の内視鏡画像との対比により、患部等の位置とか形状
の確認等を行うことが必要不可欠になる。この場合、両
画像を同時に表示できないと、位置とか形状の確認等が
困難になるなどの欠点がある。
うな処理方法では、生体機能情報と、通常の内視鏡画像
との特徴を備えた画像が得られる可能性を全く否定でき
ないものの、診断に適した特徴を備えた画像を得ること
は非常に困難になる。
量にほぼ比例する差分信号と色信号との乗算を行うこと
に画像強調するので、通常の内視鏡画像の特徴がヘモグ
ロビン量により大きく、変形されてしまうことになる場
合が多い。従って、例えば患部等が目立つように色を変
えることができるが、正常な部位も色調が変わってしま
うので、患部等の注目したい部分を把握することが困難
になり、診断に適した特徴を備えた画像とはならない。
の状態に対して、僅かに異なるような特徴を備えた病変
初期の部位(病変初期部位と記す)を検出し易いような
画像が診断に適した特徴を備えた画像となる。この場
合、正常部位は通常の内視鏡画像の色調と殆ど変化しな
い特徴も備えていることが、病変初期部位等を簡単に識
別するために望まれる。
視鏡画像の色調を備え、且つ病変部位が目立つような特
徴を備えた画像が確実に得られる画像処理を行う画像処
理装置が診断に適したものとなる。
は、両画像の特徴を備え、診断に適した画像を確実に得
られるように改善する必要がある。
で、ヘモグロビン色素等の生体機能情報に基づいて診断
に適した特徴を備えた内視鏡画像を得ることのできる内
視鏡用画像処理装置を提供することを目的とする。
画像化する画像化手段と、前記画像化手段により得られ
た画像より少なくとも1つの色素量の分布を求める色素
量分布算出手段と、前記色素量を基準値からのずれ量を
拡大した色素量で置換した後、置換した色素量を備えた
内視鏡画像に変換することにより画像の強調を行う強調
手段とを備え、基準値より高い値についてはより高い色
素量に置き換え、基準値より低い値についてはより低い
色素量に置換し、その後、内視鏡画像に戻して画像強調
された内視鏡画像を得ることにより、通常の内視鏡画像
の特徴を備え、病変部が際立つように強調された特徴の
内視鏡画像が得られる。
する。図1に示すように、本実施例を備えた内視鏡装置
1は撮像手段を備えた電子内視鏡2と、この電子内視鏡
2に照明光を供給すると共に、信号処理するビデオプロ
セッサ3と、このビデオプロセッサ3から出力される映
像信号を表示するモニタ4と、このビデオプロセッサ4
に接続され、画像処理すると共に、画像のファイリング
をする画像ファイリング装置5とから構成され、この画
像ファイリング装置5はビデオプロセッサ3から出力さ
れる画像信号に対し、強調処理する画像強調ユニット6
を内蔵している。
入部7を有し、この挿入部7の後端に太幅の操作部8が
連設されている。この操作部8の後端側側部から可撓性
のユニバーサルコード9が延設され、このユニバーサル
コード9の端部にはコネクタ11が設けられている。
12及びこの先端部12に隣接する後方側に湾曲可能な
湾曲部13が順次設けられている。また、操作部8に設
けられた湾曲操作ノブ14を回動操作する事によって、
湾曲部13を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるよ
うになっている。また、操作部8には挿入部7内に設け
られた処置具チャンネルに連通する挿入口15が設けら
れている。
る照明窓及び観察窓には、照明レンズ16と対物光学系
17とがそれぞれ取り付けてある。照明レンズ16の後
端側には、ファイババンドルからなるライトガイド18
が連設され、このライトガイド18は、前記挿入部7、
操作部8、ユニバーサルコード9内を挿通され、前記コ
ネクタ11に接続されている。
ロセッサ3に接続する事により、このビデオプロセッサ
3内の光源装置3Aから出射される照明光が、前記ライ
トガイド18の入射端に入力されるようになっている。
光源装置3Aは、ランプ19と、このランプ19の照明
光路中に配設され、モータ20によって回転される回転
フィルタ21、及びこの回転フィルタ21とランプ19
とを備えている。
を出射するようになっている。回転フィルタ21には、
それぞれ、互いに異なる波長領域の光を透過する色透過
フィルタ21a,21b,21cが周方向に沿って配列
されている。この回転フィルタ21の色透過フィルタ2
1a,21b,21cの特性は、それぞれ図3に示した
R,G,Bの各波長域を通す特性に設定してある。
フィルタ21により、各波長領域に時系列的に分離され
て、ライトガイド18の入射端に入射されるようになっ
ている。この照明光は、ライトガイド18によって先端
部12に導かれて先端面の照明窓に取り付けた照明レン
ズ16を通って被検査部位45等の被写体を照射できる
ようになっている。
は、固体撮像素子として、例えば、CCD23が配設さ
れている。そして、前記面順次照明光によって照明され
た被写体像が、対物光学系17によってCCD23の光
電変換面に結像され、このCCD23により電気信号に
変換される。このCCD23からの画像信号は、信号処
理回路3B内に入力され、所定の範囲の電気信号(例え
ば、0〜1ボルト)に増幅するためのアンプ24に入力
されるようになっている。
回路25でγ補正された後、A/Dコンバータ26でデ
ィジタル信号に変換されて、1入力3出力のセレクタ2
7に入力される。時系列的に送られてくるRGB信号
は、このセレクタ27によって、R,G,Bの各色信号
に分離されて、メモリ部28に入力される。
れ、R,G,Bに対応するメモリ部28のR,G,Bメ
モリ28r,28g,28bに記憶されるようになって
いる。各メモリ28r,28g,28bから読み出され
た色信号R,G,Bは、それぞれ、D/Aコンバータ部
29のD/Aコンバータ29r,29g,29bでアナ
ログの3原色信号R,G,Bに変換され、スイッチSW
を経てR,G,Bの信号出力端からモニタ4に出力され
るようになっている。
信号発生回路30からの同期信号Sが、同期信号出力端
から出力されるようになっている。そして、3原色信号
R,G,B及び同期信号SがスイッチSW1を経てモニ
タ4に出力される。また、3原色信号R,G,B及び同
期信号Sは画像ファイリング装置5内のスイッチSW2
を経て画像記録/再生ユニット5Aに入力されるように
なっている。
部31が設けられ、この制御信号発生部31はA/Dコ
ンバータ26の変換、セレクタ27の切換え、メモリ2
8r,28g,28bの書き込み/読み出し、D/Aコ
ンバータ29r,29g,29bの変換等に対するタイ
ミングの制御を行う制御信号の他に、同期信号発生回路
30及びモータ20にもそれぞれ制御信号を送り出して
いる。
ル5Bのキーボード部5Cから記録する場合のファイル
名等を入力することにより、指定したファイル名で内視
鏡画像データが記録/再生ユニット5Aに記録される。
また、再生を指示する場合には、キーボード部5Cから
ファイル名を入力すると、指定されたファイル名の内視
鏡画像データが読み出されて画像強調ユニット6に入力
される。画像強調ユニット6で画像強調を行う場合に
は、フロントパネル5Bのキーボード部5Cとか選択ス
イッチ部5Dからさらに強調量の指示を行う。この指示
を行わないで、予め設定された既定値で強調を行うよう
にもできる。
ような強調処理が行われて、この強調処理された内視鏡
画像データはスイッチSW2を経て画像記録/再生ユニ
ット5Aに記録したり、ビデオプロセッサ3のスイッチ
SW1を介してモニタ4に出力し、強調処理された内視
鏡画像を表示することができる。
入力される3原色信号R,G,Bに対し、色素量として
のヘモグロビン量(IHbと略記)の分布を算出する。
つまり、ヘモグロビン濃度の分布を算出し、この濃度を
強調処理した後、3原色信号R′,G′,B′に変換し
てヘモグロビン量で強調処理されたビデオ信号として同
期信号Sと共に、出力端から出力する。
B′は画像記録/再生ユニット5Aで記録されると共
に、スイッチSW1の接点bを経てモニタ4に出力され
る。モニタ4はスイッチSW1の選択により、強調処理
されてないビデオ信号と強調処理されたビデオ信号との
一方が入力され、入力されたビデオ信号により対応する
未強調の又は強調された内視鏡画像が表示される。
ク図で示す。図4に示すように、図4は画像強調ユニッ
ト6の構成をブロック図で示す。図4に示すように、画
像強調ユニット6内には、画像記録/再生ユニット5A
より送られてくる3原色信号R,G,Bをディジタル信
号に変換するA/Dコンバータ32a〜32cが設けら
れている。コントローラ40は入力される同期信号Sに
同期してA/Dコンバータ32a〜32cによる3原色
信号R,G,Bの取り込等を制御する。
R,G,Bは後段に設けられたルックアップテーブル
(以下、LUTと略記)33a〜33cで逆γ補正変換
が行われ、LUT34a〜34cにおいて対数変換され
る。これらLUT34a〜34cの後段にはヘモグロビ
ン量を計算するマトリクス回路35が設けられており、
さらに後段にはROM36と平均値算出回路37が設け
られている。
36へ転送され、強調係数が算出される。ROM36を
通った信号は、フロントパネル5Cを介して術者の選択
により決定される重み付け係数のデータWDによって強
調量を調節するためのROM38へ転送される。術者は
フロントパネル5Cの選択スイッチ部5D等を操作する
ことによってこの重み付け係数WDを可変設定すること
により、術者の好みの強調の程度、色調に設定できるよ
うにしてある。
換用のROM39a〜39cにはLUT33a〜33c
より送られてくる信号線がタイミング調整用フレームメ
モリ41を介して接続されている。この後段にはD/A
コンバータ42a〜42cが接続され、D/A変換され
たアナログ信号は画像ファイリング装置5内の画像記録
/再生ユニット5Aに出力されると共に、ビデオプロセ
ッサ3内のスイッチSW1を経てモニタ4に出力され
る。
成は図5のようになる。色信号R,G,Bは逆γ補正回
路46でリニアな特性の色信号に変換された後、変換部
47に入力されると共に、IHb算出部48に入力され
る。このIHb算出部48はリニアな特性の色信号から
各画素ごとのIHbを算出する。
る。また、濃度の平均値<IHb>を求める。この濃度
分布データは平均値<IHb>からのずれ量に対し、強
調部49によってIHbが強調された濃度分布データが
生成される。その後、強調された濃度分布データは変換
部47によって、色信号におけるIHbが平均値からの
ずれ量が強調された色信号に変換される。この色信号は
γ補正回路50により、γ特性を有する色信号R′,
G′,B′として出力される。 強調部49は強調量設
定部49Aからの強調量設定データに応じた強調を行
う。
からIHbの濃度分布データを算出した後、算出された
IHbの濃度分布データで直接、原画像を強調するので
はなく、IHbの濃度分布を強調(IHbの平均値から
のずれに対する濃度分布の強調)を行った後、強調され
たIHbの濃度分布を有するように原画像に変換(原画
像のIHbを強調されたIHbに置換)し、結果的に原
画像に対し、IHbの濃度分布が平均値からのずれ量で
強調された画像を生成或は算出するようにしていること
が特徴になる。
施例により得られる内視鏡画像は、IHbの平均値を持
つ大部分の正常部位に対しては通常の内視鏡画像(R,
G,Bの可視領域で撮像された内視鏡画像)の特徴を有
すると共に、IHbが平均値からずれた色素量部分(正
常でない可能性の高い部分)が際立つようなIHbの濃
度分布を有する特徴を備えた強調画像が得られることに
なる。
の作用を以下に説明する。まず、図1に示すように電子
内視鏡2、ビデオプロセッサ3、モニタ4及び画像ファ
イリング装置5を接続し、電子内視鏡2の挿入部7を生
体44内に挿入し、患部等の被検査部位45を観察でき
る位置に設定する。この状態では図2に示す光源装置3
AからR,G,Bの各可視の波長域の照明光が電子内視
鏡2のライトガイド18の手元側端面に供給され、照明
光は伝送されて先端部12側の端面から前方に出射さ
れ、被検査部位45をR,G,Bの各光で順次照明す
る。
付けた対物光学系17によってCCD23の光電変換面
に結像され、CCD23から光電変換された画像信号、
つまり内視鏡画像に対応する画像信号がビデオプロセッ
サ3の信号処理回路3Bに出力される。この信号処理回
路3Bにより、標準的な映像信号を生成する処理が行わ
れ、3原色信号R,G,Bが生成される。
点a側に設定された場合には、可視領域で撮像された内
視鏡画像が表示される。また、3原色信号R,G,Bは
画像ファイリング装置5の画像記録/再生ユニット5A
に入力され、可視領域で撮像された内視鏡画像データが
記録される。
内視鏡画像データに対して、再生を指示し、かつ強調処
理が指示された場合には画像強調ユニット6に入力さ
れ、図6に示すような処理が行われる。
定を行う。この場合、フロントパネル5Bのキーボード
部5Cから再生及び強調処理する画像データのファイル
名の入力、選択スイッチ部5D等をON/OFF或はキ
ーボード部5Cから強調の重み係数WDの指定など、強
調処理に必要なデータを入力する。次に、ステップS2
に示すように指定されたRGB画像データが画像強調ユ
ニット6に入力される。つまり、入力されたファイル名
の画像データが画像記録/再生ユニット5Aから画像強
調ユニット6に読み込まれる。
出力特性をリニアにするためのγ補正がかけられている
ので、ステップS3に示すように逆γ補正を行い、画像
データをリニアなデータにする。
ロビン量(IHb)の算出を行う。生体組織の機能情報
であるヘモグロビン量を画素ごとに算出する。従って、
RGB画像におけるIHbの濃度分布が算出される。そ
してステップS5に示すように、1画面分のヘモグロビ
ン量の平均値を有効画素について求め、画素ごとに新た
なヘモグロビン量を平均値を基準にして決定する。
出する場合には、例えばヘモグロビン量を正確に算出で
きないと思われる部分(ハレーション、暗部、染色部、
鉗子等の生体以外の異物)を除いて算出する。また、始
めに入力された強調の重み係数WDと平均値を用いてス
テップS6に示すようにIHbから強調されたIHb′
を算出する処理、つまり強調されたIHb′濃度分布に
変換するデータ変換の処理を行う。
テップS7に示すようにIHb′を用いてRGB画像デ
ータに戻す強調画像の作成処理を行う。つまり、逆γ補
正された画像データに対し、ヘモグロビン量の平均値か
らずれるヘモグロビン量が強調された画像データを作成
する。
ステップS8に示すようにγ補正を行い、ステップS9
に示すように画像データを画像ファイルとして出力す
る。この画像ファイルは画像記録/再生ユニット5Aに
記録したり、モニタ4などの表示装置に出力される。
均値算出方法(図6のステップS4及びS5)につい
て、図7のフローチャートを用いて説明する。画像を2
次元配列IM(X,Y)で表すと、XはX方向の画像サ
イズ、YはY方向の画像サイズを意味するものとする。
R(i,j)は位置(i,j)におけるR信号の輝度レベ
ル、G(i,j)は位置(i,j)におけるG信号の輝度
レベル、また、IHb(i,j)は位置(i,j)におけ
るヘモグロビン量を表すものとする。AVGIHbは1
画面分のヘモグロビン量の平均値を表すものとする。
初期設定を行う。X方向の位置を示す変数iと、Y方向
の位置を示す変数jと、AVGIHbを初期化(0を代
入)する。ついで、以下のステップS12〜S19によ
り各画素のヘモグロビン量を算出する処理を行う。
G(i,j)の対数比に係数32を掛けたものを代入す
る(ステップS12)。
b(i,j)を実行する(ステップS13)。 (3)iを1カウントアップする(ステップS14)。
15)、i<Xならば(1)の処理に戻り、i≧Xなら
ば(5)を実行する。 (5)jを1カウントアップする(ステップS16)。
17)、j<Yならばi=0のステップS18を経て
(1)の処理に戻り、j≧Yならば(7)を実行する。 (7)AVGIHb=AVGIHb/(X+Y)を実行
する(ステップS19)◎。
出及び平均値の算出が行われる。
フローチャートを用いて説明する。IHb′(i,j)
は位置(i,j)における新たに決定されたヘモグロビ
ン量を表すとし、εr,εg,εbはそれぞれR、G、Bフ
ィルタ帯域におけるヘモグロビンの吸光係数を表すと
し、αr(i,j)、αg(i,j)、αb(i,j)はそれ
ぞれ位置(i,j)におけるR、G、B画像の強調係数
とする。
B′(i,j)はそれぞれ新たに決定される位置(i,
j)におけるR、G、Bの輝度レベルである。強調画像
作成処理は、以下のステップにより行われる。
テップS21)。 (2)IHb′(i,j)を計算する(ステップS2
2)。詳しくは後に述べる。
(i,j)−IHb′(i,j))/(εg−εr) αg(i,j)=εg・(IHb(i,j)−IHb′
(i,j))/(εg−εr) αb(i,j)=εb・(IHb(i,j)−IHb′
(i,j))/(εg−εr) を実行する(ステップS23)。
0^(αr(i,j)) G′(i,j)=G(i,j)・10^(αg(i,j)) B′(i,j)=B(i,j)・10^(αb(i,j)) を実行する(ステップS24)。
プS25)。 (6) i≧Xか否かを判断し(ステップS26)、i
<Xならば(1)の処理に戻り、i≧Xならば(7)の
処理を実行する。 (7)jを1カウントアップする(ステップS27)。
28)、j<Yならばi=0のステップS29を経て
(2)の処理に戻り、j≧Yならば次処理へ進む。 以上のステップにより、ヘモグロビン量に応じて強調処
理された強調処理画像データが作成される。ここで、以
上のステップの処理に用いられた式について述べる。こ
れらの式は全てランバートベールの法則より導き出され
る。
j)、c′(i,j)を位置(i,j)におけるヘモグロ
ビン濃度、Asを散乱などの補正項とし、生体のヘモグ
ロビン濃度c(i,j)からc′(i,j)に変化した
場合にR(i,j)はR′(i,j)に変化するとして、
ランバートベールの法則より、 Log(I0/R(i,j))=εr・l・c(i,j)+As ・・・(1) Log(I0/R′(i,j))=εr・l・c′(i,j)+As ・・・(2) を得る。
b′を決定すれば、原画像においてヘモグロビン量IH
b(i,j)をIHb′(i,j)へ変換した画像が得ら
れる。すなわち、新たに決定された画像より位置(i,
j)におけるヘモグロビン量を計算すれば、IHb′
(i,j)が得られる事になる。
を決定する方法として、画像内ヘモグロビンの平均値A
VGIHbより値の大きい画素をさらに大きな値のヘモ
グロビン量に、AVGIHbより値の小さい画素をさら
に小さい値のヘモグロビン量に変換する。Kを可変可能
な係数とすれば、 IHb′(i,j)=(IHb(i,j)−AVGIHb)・K+AVGIHb ・・・(9) となる。
事前に実験などで生体組織におけるヘモグロビン量をデ
ータ取りした結果などの固定値を用いても良い。また、
IHb′(i,j)を全て原画像のヘモグロビン量より
大きくなるように設定しても良い。
を説明する。画像記録/再生ユニット5Aより送られて
きた信号はA/Dコンバータ32a〜32cにてディジ
タル信号に変換する。ディジタル信号に変換されたRG
B信号は、LUT33a〜33cにより逆γ補正変換が
行われ、フレームメモリ41及びLUT34a〜34c
へ送られる。
ロビン算出処理におけるステップS12を行う前処理と
なる対数変換を行う。色信号R,G,Bがそれぞれ対数
変換された後、マトリクス回路35にて図7のヘモグロ
ビン算出処理におけるステップS12に相当する処理
(又は図6のステップS4)を行い、ヘモグロビン量I
Hbを算出する。
送られ、この平均値算出回路37において、図7におけ
るステップS19に相当する処理を行い、ヘモグロビン
量の平均値AVGIHbデータを算出する。算出された
AVGIHbデータとマトリクス回路35から出力され
る色素量データはROM36に送られ、このROM36
では色素量とAVGIHbデータをもとにして、図6に
おけるステップS6の強調処理、つまり強調処理された
IHb′(又は図8のステップS22)を算出するIH
b変換処理を行う。
ROM38により図8のステップS23に相当するデー
タ変換を行い、ROM39a〜39cへ転送する。RO
M39a〜39cでは、フレームメモリ41により、タ
イミング調整されたRGB信号と、ROM38により算
出されたαa、αb、αcより、図6のステップS7又は
図8のステップS24に相当するデータ変換を行う。
補正も行われる。ここで作成されたR′G′B′画像信
号は、D/Aコンバータ42a〜42cにてアナログ信
号に変換されたのち、ファイリング部5Aで記録される
と共に、ビデオプロセッサ3内のスイッチSW1の接点
bを経てモニタ4に表示される。また、本実施例ではR
OMやマトリクス回路を用いてデータ変換を行っている
が、ROMやマトリクス回路の代わりにフィールドプロ
グラマブルゲートアレイなどを用いて処理を行っても良
い。
血液が多いように、血液の少ない部分はより血液の少な
いように表示する事が可能であるので、血管部や病変部
のような血流状態が周辺粘膜から変化している部位など
の強調がより効果的に、且つ自然に表現する事が可能で
ある。
有する。この実施例では可視領域で撮像された内視鏡画
像に対し、IHbの濃度分布を算出すると共に、その平
均値を算出し、各IHbを平均値からのずれ量で拡大す
るように各IHbを置換した内視鏡画像に変換する強調
処理を行うようにしているので、平均値からIHbが僅
かにずれる発赤等の初期状態の病変部が平均値部分(つ
まり大部分の正常部位部分)から色調が目立つような画
像になる。このため、病変部分を初期の段階で識別で
き、術者が病変部を見落とす可能性を少なくできるし、
病変部の発見が容易になるので、術者の負担を軽減でき
る。
るので、治療も容易になる。また、平均値部分は強調さ
れないので、平均値部分に相当する正常部位部分は通常
の可視領域で撮像された色調と同じであるので、違和感
のない診断に適した強調内視鏡画像を得られる。また、
立体感のある画像であるので、通常の内視鏡画像との対
比は必要不可欠でない。
位のIHbから変化したIHbを有する部分のみが強調
され、その他は通常の内視鏡画像の特徴を備えた画像を
得ることができる。従って、通常の内視鏡画像と対比す
ることをしなくても、強調処理された画像のみからで
も、病変部位を識別できるメリットを有し、診断する場
合に非常に有効な画像を提供できる。
像された内視鏡画像からIHbを算出して上述のメリッ
トを有する画像が得られるメリットもある。つまり、特
殊な波長領域で撮像された画像を使用していないので、
既存の内視鏡画像記録装置等に既に記録されている内視
鏡画像に対しても、画像強調ユニット6を付加すること
により、上述したメリットを有し、診断に適した強調画
像を得ることが可能である。従って、ドクタに対し、適
用範囲の広い診断補助デバイスを提供できることにな
る。
素などの影響がない画像についての実施例であるが、メ
チレンブルーなどの染色色素によって染色された部分の
画像についてはヘモグロビン量IHb=0になるように
設定されているため、IHbの存在しない部分と同様の
強調係数で強調される。
束するような変換式を用いても良い。また、メチレンブ
ルーなどで染色された部分のヘモグロビン量IHbは負
の値になるのでそのまま強調処理を行えば染色について
も強調された画像が得られる。また、上記第1実施例に
おいては、ヘモグロビンのGとBの波長領域における吸
光係数を別にして計算を行っているが、簡易的に同じ吸
光係数として計算を行っても良い。
多い部分はより血液が多いように、血液の少ない部分は
より血液の少ないように表示する事が可能であるので、
血管部や病変部など血流状態が周辺粘膜から変化してい
る部位などを強調でき、病変部の識別を容易に行い易い
画像が得られる。且つ、自然に表現する事が可能であ
る。従って、血流状態を診断する場合に有効になるし、
病変部の見落とし防止にも有効となる。
1を示す。この変形例は図1において、画像ファイリン
グ装置5が画像強調ユニット6を内蔵しないで、ソフト
ウェアで図6に示す強調処理(或は図7及び図8に示す
強調処理)を行うパーソナルコンピュータ(パソコン)
52を内蔵している。その他は第1実施例と同様であ
る。この変形例の作用は図6(或は図7及び図8)で説
明した作用と同じであるので、その説明を省略する。
得ることは第1実施例より時間がかかるが、その他は同
様の効果が得られる。一方、第1実施例は殆どリアルタ
イムで強調処理された内視鏡画像を得ることができるメ
リットがある。
実施例の内視鏡装置は例えば第1実施例の変形例とハー
ドウェアの構成は同じ(ハードウェアの構成は図9と同
じ)であり、ヘモグロビン量計算処理及び強調画像作成
処理のみ計算方法(又は処理内容)が異なっている。こ
の実施例では染色色素を考慮にいれないIHb及び染色
色素を考慮にいれたIHbのいずれで強調された画像を
得られるようにしている。
の説明をする。ヘモグロビン量IHb(i,j)につい
ては第1実施例及びその変形例と同様の方法で計算を行
い、染色色素を考慮にいれたヘモグロビン量をIHbb
(i,j)で表すとした場合、以下のように(IHbb
(i,j)の)計算を行う。
期化を行う。このステップS11′は図7のステップS
11に対応する。次にステップS12′に示すように、
以下の計算を行う。
算も行う。
下の平均値を求めるための計算を行う。 AVGIHb=AVGIHb+IHb(i,j) AVGIHbb=AVGIHbb+IHbb(i,j) ・・・(11) つまり、図7のステップS13において、(11)式の計
算も行う。ステップS14ないしS18までは図7と同
様の処理を行い、ズテップS19′に示すように以下の
計算で平均値を求める。
算も行う。次に、強調画像作成方法について、図11の
フローチャートを用いて説明する。
1実施例と同様の処理を行うことになる。ステップS2
1で変数を初期化(i=0,j=0)した後、ステップ
S22′に示すようにIHb′(i,j),IHb′b
(i,j)を計算する。IHb′(i,j)は前述の
(5)式で計算する。IHb′b(i,j)は以下の式か
ら計算する。
(i,j),αg(i,j),αb(i,j)を吸光係数
εr,εg,εb等を用いて計算する。
bとは、(14)式で示すαbのみが異なる。
r,αg,αbを用いて、ステップS24に示すように
強調された画像データを算出する。 R′(i,j)=R(i,j)・10^(αr(i,
j)) G′(i,j)=G(i,j)・10^(αg(i,
j)) B′(i,j)=B(i,j)・10^(αb(i,
j)) これらの式は図8におけるステップS24と同じ表現上
では同じになる。
同様である。本実施例によれば、第1実施例の変形例と
同様の効果が得られ、さらに染色色素、主にメチレンブ
ルーなどにより生体内を染色した画像においても、効果
的にヘモグロビンについて強調する事が可能である。
の処理の一方を選択するようにしても良い。この場合に
は、染色色素で染色した画像及び染色しない画像のいず
れにも対処できる。
IHbとIHbbの両方の計算を行い、染色色素で染色
した画像に対してもヘモグロビン量で効果的に強調でき
るようにしているが、IHb又はIHbbの一方の平均
値を用いて計算しても良い。また、第1実施例で述べた
ように平均値の代わりに固定値を用いても良い。
す。この内視鏡装置60は、図9に示す内視鏡装置51
において、画像強調ユニット61を設けた構成であり、
ビデオプロセッサ3の後段に画像強調ユニット61が設
けられている。ビデオプロセッサ3の出力信号は画像強
調ユニット61に入力され、画像強調された後、モニタ
4及び画像ファイリング装置5に入力される構成となっ
ている。図12の画像ファイリング装置5はパソコン5
2を内蔵していない。
す。この画像強調ユニット61は図4の画像強調ユニッ
ト6において、そのフロントパネルには選択スイッチ部
62が設けてあり、この選択スイッチ部62のスイッチ
Sa〜SdのON/OFFの組み合わせでROM38に
対し、異なる重み付け係数WDを入力できるようにして
いる。11は、光源回路であり、出力光は、内視鏡先端
に導光する為のライトガイド9を経て配光レンズ10か
ら出力されるようになっている。
クス回路35′では、第2実施例における染色色素を考
慮にいれたヘモグロビン色素量IHbbと、通常のヘモ
グロビン色素量IHbとの両方を計算し、例えば染色色
素を考慮にいれた場合における色素強調画像を計算でき
るようにしている。
を例えばOFFにすると、通常のヘモグロビン色素量I
Hbのみを計算し、染色色素を考慮にいれない場合にお
ける色素強調画像を計算させることもできるようにして
いる。その他は図4と同じ構成である。
果が得られ、リアルタイムに強調された画像をモニタ4
などに表示する事が可能である。また、染色色素を考慮
にいれた場合及びいれない場合における色素強調画像を
得ることもできる。
路を用いてデータ変換を行っているが、ROMやマトリ
クス回路の代わりにフィールドプログラマブルゲートア
レイなどを用いて処理を行っても良い。本実施例におい
てはヘモグロビンの色素情報に基づきRGB画像の強調
処理を行ったが、染色色素もしくは蛍光剤の情報に基づ
く強調処理を行っても良い。
ける画像強調ユニット61の構成を示すブロック図であ
る。この変形例の内視鏡装置は第3実施例と同様の構成
であり、画像強調ユニット61の内部構成のみ異なって
いる。
1内には、ビデオプロセッサ3より送られてくるRGB
信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ32
a〜32cが設けられている。ディジタル信号に変換さ
れたRGB信号は後段に設けられたLUT33a〜33
cによって逆γ補正が行われる。LUT33a〜33c
の出力信号、LUT64a〜64cによってデータ変換
が行われると共に、ラインメモリ63に送られる。
差分回路65が設けられており、RGB各信号の差分が
とれるようになっている。さらに後段には、ROM66
a〜66cが設けられている。これらROM66a〜6
6cは、ラインメモリ63によってタイミング調整され
たRGB信号と、差分回路65からの信号により強調処
理データ変換が行われる。
画像データはA/Dコンバータ42a〜42cによりア
ナログ信号に変換され、モニタ4で表示を行ったり、画
像ファイリング装置5に転送され記録される。また、コ
ントローラ40は入力される同期信号Sに基づいてA/
Dコンバータ32a等を制御し、この同期信号Sに同期
して強調したR′,G′,B′信号を出力する。次に、
変形例の作用について説明する。
ビデオプロセッサ3よりRGB信号をディジタル信号に
変換され、さらにLUT33a〜33cで逆γ補正が行
われる。その後、LUT64a〜64cによって、第1
実施例のヘモグロビン量の算出処理(図7のステップS
12又は図6のステップS4)に相当する、R、G、B
画像の対数変換を行う。また、ディジタル変換された信
号はラインメモリ63へ送られ、差分回路65などを経
由してくる信号とタイミング調整された後、ROM66
a〜66cへ送られる。
信号は差分回路65により、RとGの対数変換された信
号の差分が計算される。この値が第1実施例のヘモグロ
ビン算出処理のIHbに相当する。計算されたIHbは
ROM66a〜66cへ送られ、第1実施例の強調画像
作成処理(図6のステップS6又は図8のステップS2
2)に相当するデータ変換を行う。
ず、実験などで事前に得られた、ある基準値をもとにI
Hb′を計算する事とする。ROM66a〜66cにて
作成されたR′G′B′画像はD/Aコンバータ62a
〜62cによりアナログ信号に変換されたのち、モニタ
4もしくは画像ファイリング装置5へ転送される。
データの変換を行っているが、ROMや差分回路の代わ
りにフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPG
A)等を用いて処理を行う事も可能である。また、本変
形例の回路を画像強調ユニットとして構成せずに、ビデ
オプロセッサ3または画像ファイリング装置5に内蔵し
ても良い。本変形例によれば、第1実施例と同様の効果
が得られ、且つ簡単な回路構成にて実現が可能である。
強調ユニット61の構成を示すブロック図である。本実
施例の内視鏡装置は第3実施例と同様の構成であり、画
像強調ユニット61の内部構成のみ異なっている。
1内には、ビデオプロセッサ3よいR送られてくるRG
B信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ3
2a〜32cが設けられている。
後段に設けられたLUT33a〜33cで逆γ補正変換
が行われ、さらにLUT34a〜34cにおいて対数変
換される。また、LUT33a〜33cで逆γ補正変換
が行われた信号は、ラインメモリ63へ送られる。
トリクス回路35が設けられており、さらに後段にはR
OM36と平均値算出回路37、ROM67と平均値算
出回路68が設けられている。平均値算出回路37を通
った信号はROM36へ転送され、平均値算出回路68
を通った信号はROM67へ転送される。
均値から強調係数へデータ変換を施し、RO6M37に
おいてもう1つの色素量とその平均値から強調係数へデ
ータ変換を施す。ROM36、67を通った信号はフロ
ントパネルの選択スイッチ部62A、62Bのスイッチ
Sa〜Sd、Sa′〜Sd′よりそれぞれ送られてくる
重み付け係数WD、WD′のデータにより強調量の程度
変換を行うためのROM38、69へそれぞれ送られ
る。
a〜39cには、LUT33a〜33cより送られてく
る信号線がタイミング調整用ラインメモリ63を介して
接続されている。
OM69からの信号をもとにデータ変換を行うROM7
0a〜70cが接続されている。この後段にはD/Aコ
ンバータ42a〜42cが接続され、モニタ4、画像フ
ァイリング装置5に接続される。次に、本実施例の作用
について説明する。
号はA/Dコンバータ32a〜32cにてディジタル信
号に変換する。ディジタル信号に変換されたRGB信号
はLUT33a〜33cにより逆γ補正変換が行われ、
ラインメモリ63及びLUT34a〜34cへ送られ
る。
モグロビン算出処理における対数変換を行う。RGB信
号それぞれ対数変換された後、マトリクス回路35にて
第1実施例の(1)に相当するデータ変換を行い、ヘモ
グロビン量IHbを算出する。
ロビン以外の色素量についても計算する事が可能であ
る。これらの色素量はそれぞれROM36、67へ送ら
れ、また、平均値算出回路37、38へ送られる。平均
値算出回路37、68では第3実施例の平均値算出回路
37と同様の処理を行い、算出されたデータをそれぞれ
ROM36、67へ送る。
M36と同様に、色素量と色素量の画像内平均値より強
調係数へデータ変換する。この強調係数は、ROM3
8、69に送られ、フロントパネルなどで設定された重
み付け係数WD,WD′のデータによりさらに強弱の付
けられた強調係数へ変換する事が可能である。
はROM39a〜39cへ送られ、ラインメモリ63に
てタイミング調整されたRGB信号とROM38からの
信号により、第1実施例の強調画像作成処理に相当する
データ変換を行い、γ補正処理を行う。
量に基づいて強調された画像が得られる。この後、RO
M70a〜70cにて、さらにROM69にてデータ変
換されたもう1つの色素量に基づいて、ROM39a〜
39cと同様に強調処理変換を行う。
てアナログ信号に変換したのち、モニタ4や画像ファイ
リング装置5へ転送され、画像表示及び記録が行われ
る。本実施例ではROMやマトリクス回路を用いてデー
タ変換を行ったが、第3実施例及びその変形例と同様に
FPGAなどを用いても良い。
場合においても、それぞれ別々に強調処理を行うため、
たとえば、染色色素などが違う色に変わってしまうなど
の不具合が減少される。また、効果的にそれぞれの色素
について強調を行う事が可能である。
像強調ユニット61の構成を示すブロック図である。本
変形例の内視鏡装置は第3実施例のものと同様の構成で
あり、画像強調ユニット61の内部構成が図13に示す
画像強調ユニット61と少し異なっている。
1内の構成は、マトリクス回路35の後段に設けられて
いる反射系補正変換を行うROM71と、強調係数をヘ
モグロビン量から決定するためのROM36の前段設け
られている基準値決定回路72のみ異なっている。この
基準値決定回路72は例えばキーボード部62Cからの
データ入力により基準値を決定する。なお、図16では
簡単化のため、コントローラ40を省略している。
マトリクス回路35の後段に設けられているROM71
では、算出されたヘモグロビン量を、さらに精度をあげ
るために、内視鏡のような反射系での補正変換を行う。
内視鏡ではライトガイド18により伝送された照明光で
患部等の被検査部位を照明し、被検査部位で反射された
照明光を対物レンズ17を経て被写体像として取り込
む。
に対する伝送特性等により、光源装置3Aから出射され
る照明光の強度分布が波長依存性が無い場合でも、ライ
トガイド18の末端から実際に出射される強度分布が変
化するため、その影響を考慮した補正を行うと算出され
るヘモグロビン量の精度を上げることができる。
られる。また、基準値決定回路72では、フロントパネ
ルのキーボード部62Cからのデータ入力等より、IH
bを強調するための基準値が選ばれる。
送られ、ROM71より送られてきたIHbの値に基づ
き、第3実施例と同様の方法で強調係数が決定され、後
段のROM38へ送られる。ROM38以降の回路での
処理は、第3実施例と同様である。本実施例によれば、
内視鏡装置のような反射系においても精度良くヘモグロ
ビン量が計算される為、より精度の高い強調処理が行わ
れる事になる。
強調ユニット61の構成を示す。ブロック図、図13は
強調係数変換テーブルの変換グラフである。
様であり、画像強調ユニット61の内部構成が異なって
いる。図17に示すように画像強調ユニット61内の構
成は、ROM38の後段に強調係数変換テーブル73が
設けられており、ROM39a、39b、39cの後段
に、それぞれレンジ補正テーブル74a、74b、74
cが設けられている。
同様である。次に、本実施例の作用について説明する。
ROM38にて変換された強調係数は、強調係数変換テ
ーブル73にて、例えば、図18に示すような変換関数
により、強調処理後の画像が白飛びを軽減させるため、
ある一定値以上の強調係数にならないようにする。
ず、例えば、0以下の値は全て0になるような変換関数
を用いても良い。また、ROM39a、39b、39c
により変換された強調処理画像は、レンジ補正テーブル
74a、74b、74cにて、0から255の値から外
れるものに関して、0もしくは255に変換を行う。
た場合においても、ヘモグロビン量の少ない白い部分が
白飛びする事を軽減できる。その他の作用及び効果につ
いては第3実施例と同様である。
例えば狭帯域のフィルタにて照明した画像について処理
しても良く、この場合は一般的に知られているようにR
(i,j)については805nmで照明された画像、G
(i,j)については580nmで照明された画像を用
いれば良く、さらに精度の良い強調画像が得られる。
5nm、900nmもしくは569nm、577nm、
586nmの波長の光を透過するものを用いる事で、マ
トリクス回路25にて所定の演算を行い、ヘモグロビン
酸素飽和度の情報について得る事が可能となる。このヘ
モグロビン酸素飽和度の情報に基づき強調処理を行う事
も可能である。
ロビンの平均値に基づき強調を行ったが、ヒストグラム
のフラットニングによる強調でも良い。また、本実施例
においては面順次式内視鏡について述べたが、同時式内
視鏡においても、得られた画像をRGB画像に変換した
後、同様の処理を行えば良い。
る電子内視鏡に限らず、ファイバスコープ、硬性鏡など
の肉眼観察が可能な内視鏡の接眼部に、あるいは接眼部
と交換してCCD等の固体撮像素子を有する外付けテレ
ビカメラを接続して使用する内視鏡にも適用する事がで
きる。
によれば、生体機能情報、つまり内視鏡画像の色彩にお
いて支配的なヘモグロビン色素濃度分布の情報に基づい
て強調処理が行えるため、血流状態の微妙に変化してい
る部位などを効果的且つ自然に強調でき、診断能がより
向上されるという効果がある。また、染色色素などにつ
いても効果的な強調ができ、両方の色素が存在する場合
にもそれぞれについて強調が可能である。
第6実施例の内視鏡装置は図12に示す構成と同じであ
り、画像強調ユニット61の内部構成が異なる。図19
はその画像強調ユニット61の構成を示す。
信号は、A/Dコンバータ114に入力され、アナログ
信号からディジタル信号に変換される。ビデオプロセッ
サ3の出力RGB信号は、モニタの入出力特性がフラッ
トではないために、非線形な特性であるγ補正処理が施
されている。
場合に不具合が生じるので、この補正を解除するため
に、ROMなどにより構成される逆γ補正回路115へ
入力され、線形なRGB信号に変換される。変換された
RGB信号は、フレームメモリ116、術者が注目する
領域としての関心領域を検出する関心領域検出回路11
7、色素量算出回路(この実施例ではIHb算出回路)
118へそれぞれ入力される。
B信号は、その信号レベルにより、反射光が戻らない管
腔部分等の暗部、反射光量が大きすぎて正常に撮像され
ないハレーション部などの、観察時において正常粘膜と
は異なり、IHb算出には不適当な部分を検出し、平均
値算出回路119に正常部、もしくは異常部の識別信号
を出力する。この関心領域検出回路117の構成は、例
えばウインドウタイプのコンパレータ117a,117
b,117cとオアゲート118d等を用いて構成され
る。
続されたE1,E2は関心領域を抽出するレベルを決定
するもので、逆γ補正回路115を経て入力されるB信
号のレベルEbがE1>Eb>E2の条件をみたす場合
(つまりEb≧E1又はE2≧Eb)は関心領域と判断
され、この条件を満たさない場合には関心領域でないと
みなされて、平均値の算出等の計算に利用されない。
信号は、ROMなどにより対数変換され、R、G、B信
号間で演算が行われ、IHbに相関する値が算出され
る。例えば、血液中に含まれているヘモグロビンに相関
する色素量(IHb)を算出する場合は、以下の式を用
いる事により算出可能である。
/G(Cは係数) また、IHb算出回路118の構成は、ROMと減算器
によるものに限らず、マトリクス演算が行えるIC等を
用いても良い。尚、算出されたIHbの色素量に相関す
る値は、後段の平均値算出回路119へ出力される。
算器にて構成されており、関心領域検出回路117にて
判別された正常部の画素におけるIHbのみ累積加算器
により加算され、画像1枚分の累積加算が終了したとこ
ろで累積加算された回数で割り算が行われる。
を求める事となる。この平均値を中心に強調する事によ
り、正常粘膜色と比較して微妙にヘモグロビン量が変化
している部分(発赤、退色等)を効果的に強調する事が
可能となる。尚、平均値算出回路119の構成をプログ
ラマブルゲートアレイなどを用いて実現しても良い。
Hbは、IHb強調回路として機能するROM120に
入力される。そして、フロントパネル112の強調レベ
ル設定スイッチ113のON/OFFの組み合わせによ
り設定される可変設定される強調レベルを入力する事に
より、RGB画像のIHbを強調した強調IHbに変換
される。
16のRGB画像と共に、強調画像に変換する強調画像
生成用のROM121a,121b,121cへ出力さ
れる。ROM120で強調されたIHbの色素量は、例
えば、以下の式により計算される。
ROM121a〜c,では、強調IHbとR、G 、B
の信号により、IHbを強調した強調RGB画像に変換
される。例えば、強調RGB画像における強調R画像は
以下の式により変換される。
数)(16)式に(15)式を代入して書き直すと、 R′=R・10^{αr・(1ーK)・(IHb−平均値)}・・・(16′) (16′)式から分かるように強調R画像は強調されてい
ないR画像に対し、IHbの平均値からのIHbずれ量
で指数関数的に強調したものとなる。他のG,B画像も
同様の特徴を有する。
へ入力され、逆γ補正回路115にて解除されたγ補正
を施して、D/Aコンバータ123へ出力する。D/A
コンバータ123では、ディジタル信号をアナログ信号
に変換して強調画像を出力する。本実施例によれば、正
常粘膜と比べ微妙に変化を見せている発赤や退色などを
効果的に強調する事が可能であり、診断能の向上にメリ
ットがある。
像強調ユニット61の内部構成を示すブロック図であ
る。
3実施例の内視鏡装置60と同様のものであり、画像強
調ユニット61の内部構成のみが異なる。図20に示す
ように、第6実施例の画像強調ユニット61における関
心領域検出回路117が設けてなく、平均値算出回路1
19の代わりにヒストグラム算出回路124が設けられ
ている。
bの色素量に相関する値は、後段のヒストグラム算出回
路124へ入力される。ヒストグラム算出回路124
は、ヒストグラム算出用ICもしくはCPUなどで構成
されており、1画像分のIHbの色素量のヒストグラム
を計算し、その内の最も頻度の高い、最多値の色素量デ
ータを後段のROM120に出力する。ROM120に
おいては、以下の式により強調色素量が計算され、後段
のROM121a〜121cにIHbと共に出力され
る。
データ)+最多値IHbデータ (Kは強調レベル) その他の構成及び動作は、第6実施例と同様である。本
実施例によれば、第6実施例と同様の効果を得る事が可
能である。
強調ユニット61の内部構成を示す。本実施例の内視鏡
装置は、第3実施例の内視鏡装置と同様のものであり、
画像強調ユニット61の内部構成が異なる。図21に示
すように、第7実施例の画像強調ユニット61における
ヒストグラム算出回路124の代わりにヒストグラム処
理回路125が設けられており、ROM120が取り外
されている。
り入力されるIHbの色素量の1画像分のヒストグラム
を算出し、そのヒストグラムについて、最も頻度の高い
色素量を中心としてヒストグラムを拡大する処理を行
う。
が算出された場合、最も頻度の高い最多値から例えばa
の値だけずれた位置にあるIHbの値を、図22bに示
すように最多値からkaの値だけずれた位置となるよう
に拡大変換する処理を行うようにしている(ここで、k
はk>1である)。
して拡大しても良く、もしくは固定値を中心とした拡大
しても良い。さらに、ヒストグラムの拡大を行わずに、
ヒストグラムの形を保ったまま全体を値の高い方または
値の低い方へ移動する処理を行っても良い。
った後、後段のROM121a〜121cにより、第2
実施例と同様の処理が行われる。また、その他の構成、
動作及び効果は、第7実施例と同様である。
調ユニット61の内部構成を示す。本実施例の内視鏡装
置は、第3実施例の内視鏡装置60と同様であり、画像
強調ユニット61の内部構成が異なる。図23に示すよ
うに第8実施例の画像強調ユニット61におけるヒスト
グラム処理回路125の代わりに、強調処理部126が
設けられている。
用いて図24に示す手順で強調処理を行う。また、後述
する重み付け関数W(t)を生成する重み付け関数生成
回路126aを有し、この重み付け関数W(t)はフロ
ントパネル112のキーボード部111から入力される
パラメータPDにより決定される。
れたIHbの色素量に対して、図24のステップS31
における2次元離散的フーリエ変換を施し、実数項Ar
(t)及び虚数項Ai(t)を生成する。ついで、ステ
ップS32におけるフィルタリング、即ち、ステップS
31における2次元離散的フーリエ変換によって生成さ
れたデータの実数項Ar(t)及び虚数項Ai(t)
と、後述する重み付け関数W(t)との乗算が行われ、
強調後のIHbの色素量データの実数項Br(t)及び
虚数項Bi(t)が生成される。
テップS33でステップS31の2次元離散的フーリエ
変換の逆変換、つまり、2次元離散的フーリエ逆変換が
施され、強調処理結果のIHbの色素量データが生成さ
れ、強調処理されたIHbの色素量及び強調前のIHb
の色素量は、後段のROM121a〜121cへ出力さ
れ、強調RGB画像へ変換される。
重み付け関数W(t)を作成する処理は以下のように行
う。いわゆる光学的フーリエ変換では、画像の全体的な
濃度値を決定する直流成分が空間周波数平面上の中心に
位置し、その付近に空間周波数的にいうところの低周波
成分が存在する。
け離れた点を強調の最高点とし、その点を境界として低
周波成分及び高周波成分に対する重み付けの値を減少さ
せるようなものとする。このような性質を持つ重み付け
関数は種々のものが考えられ、以下に示すフィルタはそ
の1例である。
v0)、同平面上の注目点Pの座標を(u,v)とする
と、OPの距離tの平方t・tは、 t・t={(u−u0)・(u−u0)+(v−u0)・(u−u0)} ・・・(17) で表される。また、重み付けの値をWとすると、Wはt
についての関数W(t)として表され、その値は0≦W
(t)≦αを満たす。ここで,αは重みの最大値であ
る。
し、W(t)の最大値を与える点の集合からなる円の直
径をpとすると、0≦t≦p/2及びp/2≦tのそれ
ぞれの場合に対して別個の関数からなるもので、0≦t
≦p/2においてはcos関数、p/2≦tにおいては
正規分布関数を利用する。
て、その振幅をAとする。cos関数部は正規分布関数
部とt=p/2において連続であり、W(p/2)=α
であるものとする。また、t=0で極小値をとらねばな
らない。これらの条件を満たす関数として、式(18)を
得る。
(空間周波数領域上の中心)において最小値α−2・A
をとる。
て最大値αをとり、cos関数と連結する。このような
関数において標準偏差をσとすると、式(19)が得られ
る。 W(t)=α・exp(−0.5・((t・(p/2))/(σ・σ)) ・・・(19) ここで、p/2≦tである。
する。
及びrをパラメータとする事により、強調の程度の異な
るフィルタを得る事が可能である。図25は、以上の条
件により作成されるフィルタの形状の例であり、α=
4、A=1.5、p=60、r=4が与えられている。
ICG利用による赤外光画像に対して適用する場合に
は、例えば、α=4、A=1.5、p=12、r=3を
与えれば良い。
おける低周波領域を強調するフィルタリング処理を行う
事によって、色素量分布画像に対してノイズとなる高周
波成分を減少ないしは抑圧できるので、粘膜内の血管の
走行状態などをより鮮明にでき、診断しやすい強調画像
を得られる事になる。従って、内視鏡画像によって診断
する場合、非常に有益な画像処理手段となる。
的フーリエ変換、フィルタリング、2次元離散的フーリ
エ逆変換の処理部は、畳み込みによるマスク演算として
も実現可能である。
果を得られ、各パラメータの値を変化させる事により、
色素量分布画像の様々な周波数成分に関して強調処理す
る事が可能である。
の実施例はICG(Indo-cyaninegreen)の濃度分布を
算出し、このICG濃度分布を強調した内視鏡画像を得
られるようにしたものである。
1は、電子内視鏡2と、この電子内視鏡2と接続される
ビデオプロセッサ83と、このビデオプロセッサ83に
接続され、内視鏡画像を表示するモニタ4と、このビデ
オプロセッサ83に接続され、画像処理する画像処理装
置84と、この画像処理装置84に接続され、画像処理
された内視鏡画像を表示する第2のモニタ85とを備え
ている。また、注射器78によりICG液79を生体の
静脈に注入し、ICGの色素量で強調した画像を得られ
るようにしている。
と同じである。図27はこのビデオプロセッサ83の構
成を示す。このビデオプロセッサ83は光源装置83A
と、信号処理回路83Bとからなる。この信号処理回路
83Bは図2における信号処理回路3Bにおいて、スイ
ッチSW1を有しないものと同じ構成である。また、こ
の光源装置83Aは図2において、ランプ19と回転フ
ィルタ21との間の光路上にフィルタターレット80が
配置されている。
1に取り付けたR,G,B色透過フィルタ21a′,2
1b′,21c′は図28に示すような透過特性を有す
る。つまり、G,B色透過フィルタ21b′,21c′
は通常のG,Bの波長域の透過特性の他に、実線及び破
線で示すように赤外域の透過特性を有するものが使用さ
れている。
示すように遮光円板の中心から対称的な位置に2つの窓
が形成され、第1の波長制限フィルタ86aと、第2の
波長制限フィルタ86bとがそれぞれ取り付けてある。
このフィルタターレット80の中心は、例えばモータ8
7の回転軸に取り付けられ、フットスイッチ88をON
すると、フィルタターレット80は180°回転され、
光路上に配置されるフルタを切換えることができるよう
にしてある。
波長制限フィルタ86bとは図23に示すような透過特
性を有する。つまり、第1の波長制限フィルタ86aは
可視領域の透過特性を有し、一方、第2の波長制限フィ
ルタ86bは800nmより少し短い波長域から900nm
より少し長い波長域の光を透過する。
限フィルタ86aが光路上に設定された状態では可視領
域の光のみがフィルタ86aを透過し、回転フィルタ2
1によって、図31に示すようなR,G,Bの照明光に
分離され、時系列的に照射される。この照明光により可
視領域の照明光による通常観察が可能である。
路上に挿入された場合には、赤外領域の光のみがフィル
タ86bを透過し、回転フィルタ21によって、図32
に示すような805nmの狭帯域の波長光と900nmの狭
帯域の波長光が時系列的に照射される。この照明光によ
り、赤外領域の照明光による特殊光観察が可能である。
ロック図である。ビデオプロセッサ83より出力された
映像信号としてのR,G,Bは、A/Dコンバータ92
に入力され、アナログ信号からディジタル信号に変換さ
れる。ついで、逆γ補正回路93に入力され、γ補正を
解除する。前記逆γ補正回路93の出力は、フレームメ
モリ94及びICG濃度算出回路95に入力される。
た赤外RGB信号よりICG濃度指数=C*LogG/
R、もしくはC*LogB/R(Cは係数)を計算す
る。その構成を図34aに示す。各赤外R,G,B信号
はそれぞれ対数変換用ROM101r、101g、10
1bに入力され、それぞれ対数変換される。
02により、どちらかの信号がCPU98からのセレク
ト信号SSにより選択される。選択された信号とR信号
は、減算器103に入力され、LogG/R又はLog
B/Rが計算される。その後、乗算器104によりCP
U98から係数cの信号と掛け算され、ICG濃度指数
が算出される。
OM96に入力される。なお、ICG濃度算出回路95
は、上記の構成に限定されるものでなく、ROM内蔵の
マトリクス回路にて実現しても良い。フットスイッチ9
7は画像処理装置84内のCPU98に接続されてお
り、CPU98は、フットスイッチ97が押されると押
された回数、または押されたボタンなどにより強調の程
度を決定し、ROM96へ転送する。
度算出回路95からの信号により、強調係数を決定し、
ROM99r,99g,99bへ転送する。ROM99
r,99g,99bでは、フレームメモリ94からの出
力と前記ROM96で決定された強調係数より強調処理
画像を出力する。ROM99で変換された強調処理画像
は、γ補正回路90にて所定のγ補正を行った後、D/
Aコンバータ91へ入力され、ディジタル信号からアナ
ログ信号へ変換された後、モニタ85などに表示され
る。
ランプ19から出射される紫外から赤外にかけての光
は、図29に示されるような構成のフィルタターレット
80の第1の波長制限フィルタ86a、または第2の波
長制限フィルタ86bを透過した後、モータ20によっ
て回転される回転フィルタ21に入射する。
挿入される場合、可視領域の光のみがフィルタ86aを
透過し、回転フィルタ21によって、図31に示すよう
なR,G,Bの照明光に分離され、時系列的に照射され
る。この照明光により可視領域の照明光による通常観察
が可能である。
制限フィルタ86bが光路上に挿入されるようにした場
合には、赤外領域の光のみがフィルタ86bを透過し、
回転フィルタ21によって、図32に示すような805
nmの狭帯域の波長光と900nmの狭帯域の波長光が時系
列的に照射される。この照明光により、赤外領域の照明
光による特殊光観察が可能である。
フットスイッチ88に限定されるものでなく、ビデオプ
ロセッサ83などのフロントパネルに切換えスイッチを
設けるなどして行えるようにしても良い。
a又は第2の波長制限フィルタ86bが光路上に挿入さ
れた状態で、回転フィルタ21の色透過フィルタ群によ
り分離された照射光は、ライトガイド18を経由して体
腔内に導かれ、配光レンズ16を介して体腔内に照明光
として照射される。各照明光による被写体像は、対物光
学系17によってCCD23上に結像され、電気信号に
変換される。このCCD23の出力信号は、アンプ24
で増幅され、γ補正回路25にて所定のγ特性に変換さ
れる。
バータ26でディジタル信号に変換され、セレクタ27
を経由し、時系列的に各波長に分解され、画像としてメ
モリ28r,28g,28bに記憶される。つまり、セ
レクタ27は、回転フィルタ21の回転に同期して、出
力を切り替えている。メモリ28r,28g,28bか
ら読み出された映像信号は、同時化され、D/Aコンバ
ータ29r,29g,29bにてアナログ映像信号に変
換され、R,G,Bの色信号として出力される。
が光路上に挿入されると特殊観察が可能となり、図32
に示すような805nmの波長光と900nmの波長光が時
系列的に照明される。生体に注射器78等でICGが静
脈注射されると図35に示すように、805nm近傍にお
いてICGは強い吸収特性を持っているため、ICGを
含んだ血管は照射光を吸収するために、周辺の粘膜より
も黒く表示される。
の波長近傍においてICGはあまり吸収しないため、I
CGを静脈注射しても画像には変化が現れない。ICG
濃度算出回路95において、900nmで照射された画像
と805nmで照射された画像との画像間演算を行う事に
より、照射光量の影響を除外したICG濃度に相関した
画像が得られる。
調処理を行うために、フットスイッチ97を押す事によ
り発生される信号から、CPU98において、どの程度
強調を行うかの強調レベルを決定する。フットスイッチ
97はどのような形状でも良く、複数のスイッチを設
け、強調レベルによってスイッチを分けても良く、1つ
のスイッチを用い、スイッチを押すたびに強調レベルが
変化するようにしても良い。
り、ICG濃度に相関する画像に対して強調処理を行
い、各画素においてのICG濃度を擬似的に変化させ
る。この擬似的に決定されたICG濃度分布から、原画
像に対して強調処理を行うために、ROM99r,99
g,99bにて原画像の信号をICG濃度分布画像の信
号から強調処理画像に変換する。変換された強調画像
は、γ補正回路90にて所定のγ補正が行われた後、D
/Aコンバータ91でディジタル信号からアナログの色
信号R′,G′,B′に変換され、モニタ85に表示さ
れる。この実施例におけるICG濃度で強調した画像を
表示する処理内容は図36のようになる。
IGCの注入(投与)を行い、次のステップS42で、
フットスイッチ88を操作して第2の波長制限フィルタ
86bが光路上に配置されるようにして赤外光による照
明状態にする。
ップS43に示すように撮像された赤外RGB信号は画
像処理装置84に入力される。そして、A/D変換され
た後、ステップS44に示すように逆γ補正が施され、
さらに次のステップS45でICG濃度がICG濃度計
算回路95で算出される。
CG濃度はROM96により、フットスイッチ97等の
入力データに応じてICG濃度の強調が行われる。次に
ROM99r,99g,99bによってステップS47
に示すように強調されたICG濃度を有するRGB画像
(もちろん、擬似的なRGB画像である)に変換する処
理が行われ、さらにステップS48でγ補正が施され、
ステップS49に示すように強調された強調画像がモニ
タ85で擬似カラー表示される。
に、点線で示すステップS47′のようにモノクロ画像
に変換し、さらにγ補正(ステップS48)を経てモノ
クロ画像でICGで強調された強調画像を表示する(ス
テップS49′)ようにしても良い。本実施例によれ
ば、得られた強調処理画像は、擬似的にICGの濃度を
変化させた画像であるため、見た目に違和感のない画像
が得られる。また、ICG濃度の影響を受けない900
nmの照明光により得られた画像によって、805nmの照
射光により得られた画像を正規化する事により、照明光
量の違いによって暗い部分とICG濃度が濃い部分の区
別が明確になるため、病変部などの診断能が向上する。
系列的に観察する事で、血行動態をリアルタイムに診断
可能となる。尚、本実施例は上記の構成に限らず、例え
ば、ビデオプロセッサ83から画像処理装置84へ画像
信号を転送する場合、アナログ信号ではなく、ディジタ
ル信号によって行っても良い。
はなく、ICG濃度分布を強調したモノクロ画像や、擬
似カラー処理を行った画像を表示するようにしても良
い。また、モニタ85に強調画像を表示するのではな
く、画像処理装置84を介してモニタ4を接続し、通常
可視観察を特殊光観察の切り替えに同期して切り替わる
セレクタなどを画像処理装置84内に設け、通常可視観
察時には、ビデオプロセッサ83の出力をそのままモニ
タ4へ表示するようにし、特殊光観察時には、画像処理
装置84内において画像処理を行い、モニタ4へ表示す
るようにしても良い。
て、帯域強調処理を施し、微小なICG濃度変化を強調
しても良い。また、本実施例においては、フットスイッ
チ97を用いて強調レベルの切り替えを行ったが、ビデ
オプロセッサ83のフロントパネルなどに切り替えスイ
ッチなどを設けて切り替えを行っても良く、リモコンな
どを用いて通常可視観察と特殊光観察及び強調係数の切
り替えなどを行っても良い。
置84を1つの筐体内に収納しても良い。また、ICG
濃度の算出や強調係数の決定などの計算をCPUなどで
行うようにしても良い。
m、G,Bは900nm)を用いて照明光量の影響を排
除したICG濃度指数を算出する場合の構成を示した。
単波長(R,G,Bとも805nm)を用いてICG濃
度指数を算出する場合の構成を図34bに示す。R,
G,Bで入力される信号は輝度信号Yを算出する輝度計
算マトリクス回路105に入力され、Y=0.3R+
0.6G+0.1Bの計算が行われた後、この輝度信号
YはROM106に入力され、Log255/Yとなる
ような変換が行われてICG濃度指数が算出される。
るので、図34aの構成の方が精度の高いICG濃度指
数の算出に適する。
置131を示す。第10実施例ではビデオプロセッサ8
3と画像処理装置84が別体になっていたが、本実施例
においては画像処理部132(図38参照)はビデオプ
ロセッサ133に内蔵されている。また、この実施例に
おける電子内視鏡2′は第10実施例の電子内視鏡2に
おいて、CCD23の前面に色分離フィルタアレイ13
4(図38参照)が取り付けてある。この実施例は同時
式の電子内視鏡2′で第10実施例と同様の機能を実現
するものである。
成を示す。このビデオプロセッサ133は照明光を出力
する光源装置133Aと、標準的な映像信号を生成する
信号処理を行う信号処理回路133Bと、画像処理を行
う画像処理部132とを有する。
ランプ19の前方には、モータ87で180°づつ回転
できるフィルタターレット80が配置されている。この
フィルタターレット80の2つの窓には図30に示すよ
うな特性を有する第1の波長制限フィルタ86aと第2
の波長制限フィルタ86bとがそれぞれ取り付けてあ
る。第1の波長制限フィルタ86aと第2の波長制限フ
ィルタ86bは第10実施例と同様の特性(図30参
照)である。
87はモータドライバ140により回転駆動が制御され
る。また、このモータドライバ140は、例えばフロン
トパネル141の選択スイッチ142を操作することに
よって、光路上にフィルタ86a,86bの一方を配置
できるようにしてある。
れるたびに、フィルタターレット80は180°回転さ
れる。例えば、図38の状態で選択スイッチ142をO
Nすると、フィルタターレット80は180°回転さ
れ、フィルタ86bが光路上に配置されることになる。
照明光は、ライトガイド18の入射端に入射され、この
ライトガイド18を介して先端部12の出射端面に導か
れ、出射端面から出射されて、観察部位を照明するよう
になっている。この照明光によって照明された被写体の
光学像は、対物レンズ系17にて、CCD23の撮像面
に結像される。
って色分離される。この色分離フィルタアレイ134
は、図39に示されるように、G(緑),Cy(シア
ン),Ye(イエロ)の3色の色透過フィルタをモザイ
ク状に配列したものである。G,Cy,Yeの各フィル
タの透過特性を図40に示す。
の信号処理回路133Bを構成するドライバ147から
のドライブ信号の印加により読み出され、アンプ148
で増幅された後、LPF149,150及びBPF15
1を通される。
,0.8MHz のカットオフ特性を示すもので、これら
をそれぞれ通した信号は、高域の輝度信号YHと低域輝
度信号YLに分けられて、それぞれプロセス回路15
2,153に入力され、γ補正などが行われる。
信号YHは、水平補正回路154で水平輪郭補正、水平
アパーチャ補正などが行われた後、カラーエンコーダ1
55に入力される。また、プロセス回路153を通した
低域側の輝度信号YLは、映像表示用のマトリクス回路
156に入力され、トラッキング補正が行われる。
58±0.5MHz の通過帯域のBPF151を通す事に
よって色信号成分が抽出され、この色信号成分は1HD
L(1Hディレイライン)157、加算器158及び減
算器159に入力され、色信号成分BとRとが分離抽出
される。
プロセス回路153で処理し、さらに、垂直補正回路1
60で垂直アパーチャ補正した低域側の輝度信号YLと
混合器161で混合され、この混合出力が、加算器15
8及び減算器159に入力される。
159の色信号Rとは、それぞれ、γ補正回路162,
163に入力され、補正回路164を通した低域側の輝
度信号YLを用いてγ補正される。さらに、γ補正され
た色信号BとRは、それぞれ復調器165,166に入
力され、復調された色信号BとRに変換された後、マト
リクス回路156に入力される。
R−Y,B−Yが生成され、その後、カラーエンコーダ
155に入力され、輝度信号YLとYHとを混合した輝度
信号と、色差信号R−Y,B−Yをサブキャリアで直交
変調したクロマ信号とが混合され、さらに、同期信号が
重畳されて、NTSC出力端から複合映像信号が出力さ
れる。また、マトリクス回路156の前段より出力され
るYL、R、B信号はRGB生成用マトリクス回路14
3でRGB信号に変換された後、画像処理部132へ入
力される。
路168により同期信号が入力され、このドライバ14
7は、同期信号に同期したドライブ信号をCCD23へ
出力する。また、上記映像複合信号は、カラーモニタ4
によって観察部位がカラー表示されるようになってい
る。
実施例と同様である。次に、本実施例の作用について説
明する。通常可視観察時においては、図38に示すよう
に光路上に第1の波長制限フィルタ86aが挿入され、
このフィルタ86aにより照明光の波長領域が可視領域
に制限される。従って、図41に示すような可視領域の
波長帯域の照明光が被写体に照射され、通常の可視観察
画像が得られる。
は、選択スイッチ142をONすることにより、フィル
タターレット80が180°回動し、光路上に第2の波
長制限フィルタ86bが挿入され、図42に示すような
赤外波長帯域の照明光が照射される。
まで全てを透過し、Cyフィルタは850nm付近から長
波長側を透過し、Gフィルタは890nm付近から長波長
側を透過する特性になっている。
を静脈注射する前、805nm及び900nmの範囲では、
血液量などの変化に対してほぼ変化が見られないため、
白っぽい画像になる。ところが、ICGの静脈注射によ
って805nm近傍の照明光のみが強く吸収されるため、
G,Cyフィルタを透過した信号は変化せず、Yeフィ
ルタを透過した信号のみが大きく減少する。即ち、IC
G濃度の変動が赤色の変動にて表される。よって、IC
Gを含んだ血管部分などがシアンに浮き出て見える画像
が得られる。
の走行状態を観察する事は可能であるが、少ないICG
濃度でも観察を可能にするために、画像処理部132に
より、強調画像を作成する。
に第10実施例と同様であるが、図34aに示すICG
濃度算出回路95において、G/R、もしくはB/Rを
計算する事により、照明光量の変化を受けないICG濃
度に相関した値を算出する事が可能である。以下の処理
は、第10実施例と同様である。
射する事なく、十分に血管の走行状態を把握する事が可
能な強調処理画像が得られるため、患者に与える精神的
影響を軽減し、また、病変部などの診断能が向上する。
記の方法に限ったものではない。
実施例の内視鏡装置は、図26に示す第10実施例の内
視鏡装置81のビデオプロセッサ83の一部が異なるビ
デオプロセッサ173が用いてあり、また画像処理装置
84の代わりに画像処理装置172が設けられている。
セッサ173の構成を示す。このビデオプロセッサ17
3は光源装置173Aと、信号処理回路173Bとから
構成され、信号処理回路173Bは図27の信号処理回
路83Bと同じである。
トガイド18との間にフィルタターレット169と回転
フィルタ170とが設けられている。このフィルタター
レット169には2つの窓が形成され、第1の波長制限
フィルタ86aと、第2の波長制限フィルタ169bと
がそれぞれ取り付けてある。
図44に示すように、805nmを中心波長とする狭帯域
の光のみを透過する特性になっている。第1の波長制限
フィルタ86aは前述した特性(図30参照)である。
る各色透過フィルタ170a,170,b,170cの
特性は、図45に示すようにそれぞれR,G,Bの波長
域を透過する特性を有すると共に、各フィルタ170
a,170,b,170cとも赤外領域(805nm付
近)において透過する複合的な透過特性を有している。
構成は第10実施例のビデオプロセッサ83と同じ構成
である。
に示す。画像処理装置172に入力されたR,G,B信
号は、A/Dコンバータ171r,171g,171b
に入力され、ディジタル信号に変換された後、LUT1
74r,174g,174bに入力され、逆γ補正が施
される。
75とLUT176r,176g,176bに入力され
る。LUT176r,176g,176bに入力された
信号は、対数変換され、マトリクス回路177に入力さ
れる。マトリクス回路177ではRGB信号から輝度信
号が計算され、ICGに相関した値Log255/Yが
計算される。
回路179に入力され、平均値計算回路179では、1
画面内のICG相関値の内、赤外画像において有効な、
あるレベル範囲に属している画素(例えば、ハレーショ
ンや暗部などを除く)の平均値を算出し、ROM178
に結果を出力する。
関値から、その画素が実際のICG量より多く表示され
るのか、少なく表示されるのかを決定し、ROM180
へ出力する。ROM180では、例えばフロントパネル
等から入力される強調係数データEDにより、さらにI
CG量を上下させる事が可能である。尚、強調係数デー
タEDは、第10実施例と同様に、どのような方法で入
力或は設定しても良い。ROM180を出力された信号
は、ROM181r,181g,181bへ入力され、
フレームメモリ175から出力される原画像を強調画像
に変換する。ROM181r,181g,181bの出
力は、D/Aコンバータ182r,182g,182b
に入力され、ディジタル信号からアナログ信号へ変換さ
れて画像処理装置172から出力される。
第1の波長制限フィルタ86aが光路上に挿入された場
合、第10実施例で説明したのと同様の可視領域の照明
光が時系列的に被写体に照射され、通常可視観察が可能
である。また、第2の波長制限フィルタ169bが光路
上に挿入された場合、図44に示すような、805nmの
赤外狭帯域の照射光が被写体に照射され、赤外観察画像
が得られる。赤外観察時において、ICGが静脈注射さ
れるとICGを含んだ血管部分において強い吸収がみら
れるため(第10実施例の図35参照)、血管の走行状
態や病変部辺縁などの確定など、診断能が向上する。
濃度について強調処理を行う事により、少ないICG量
で多量のICGを静脈注射した場合と同様の効果を得る
事が可能になり、患者に対する苦痛を軽減する事も可能
である。
ICG濃度分布を算出した後、帯域強調を施し、ICG
濃度の急激に変化する箇所を強調して表示するようにし
ても良い。また、通常観察時においても、画像処理装置
172でヘモグロビンに対する強調処理などを行っても
良く、ヘモグロビン色素の濃度分布に対しても、帯域強
調などを施しても良い。
の実施例は蛍光観察が可能な内視鏡装置である。図47
に示すように、本実施例の蛍光観察用内視鏡装置213
は、電子内視鏡201を備えている。この電子内視鏡2
01は、細長で例えば可撓性を有する挿入部202を有
し、この挿入部202の後端に太径の操作部203が連
設されている。
のユニバーサルコード204が延設され、このユニバー
サルコード204の端部にコネクタ205が設けられて
いる。電子内視鏡201は、前記コネクタ205を介し
て、光源装置及び信号処理回路が内蔵されたビデオプロ
セッサ206に接続されるようになっている。さらに、
ビデオプロセッサ206には、モニタ207が接続され
るようになっている。また、ビデオプロセッサ206に
は、画像ファイリング装置208が接続されるようにな
っている。
209及びこの先端部209に隣接する後方側に湾曲可
能な湾曲部210が、順次設けられている。また、操作
部203に設けられた湾曲操作ノブ211を回動操作す
ることによって、湾曲部210は、左右方向あるいは上
下方向に湾曲するようになっている。また、操作部20
3には、挿入部202内に設けられた処置具チャンネル
に連通する挿入口212が、設けられている。また、注
射器191により蛍光剤としての例えばフルオレッセン
液192を生体の静脈に注入できるようにしている。
挿入部202内には、照明光を伝達するライトガイド2
14が挿通されている。このライトガイド214の先端
面は、挿入部202の先端部209に配置され、この先
端面から照明光を出射できるようになっている。また、
ライトガイド14の入射端側は、ユニバーサルコード2
04内を挿通されて、コネクタ205に接続されてい
る。
15が設けられ、この対物レンズ系215の結像位置
に、撮像手段としの固体撮像素子、例えばCCD216
が配設されている。このCCD216の撮像面が設けら
れている前面には、色分離フィルタアレイ217が配置
されている。前記CCD216には、信号線218、2
19が接続され、これら信号線218、219は、挿入
部202及びユニバーサルコード204内を挿通され
て、コネクタ205に接続されている。
外光から赤外光にいたる広帯域の光を発光するランプ2
20が設けられている。このランプ220としては、一
般的なキセノンランプやストロボランプ等を用いること
ができる。前記キセノンランプやストロボランプは、可
視光のみならず、紫外光及び赤外光を大量に発光するよ
うになっている。
力が供給されるようになっている。ランプ220の前方
には、モータ(M)222によって回転駆動される回転
フィルタ223が配設されている。この回転フィルタ2
23には、赤(R)、緑(G)、青(B)の各波長領域
の光をそれぞれ透過するフィルタ223a,223b,
223cが、周方向に沿って配列されている。また、回
転フィルタ223は、光路上より挿脱可能になってい
る。回転フィルタ223の各フィルタ223a,223
b,223cの透過特性を図49に示す。
24によって、回転が制御されて駆動されるようになっ
ている。すなわち、回転フィルタ223の回転が、制御
されるようになっている。
の各波長領域の光に時系列的に分離された光は、ライト
ガイド214の入射端に入射され、このライトガイド2
14を介して先端部209に導かれる。導かれた光は、
先端部209のライトガイド214出射端から出射され
て、観察部位を照明するようになっている。
は、対物レンズ系215にて、CCD216の撮像面に
結像される。その際、色分離フィルタアレイ217によ
って色分離される。この色分離フィルタアレイ217
は、図50に示すように、G(緑)、Cy(シアン)、
Ye(黄)の3色の色透過フィルタをモザイク状に配列
したものである。図51には、G、Cy、Yeの各フィ
ルタの透過特性を示している。CCD216は、ビデオ
プロセッサ206内のドライバ225からのドライブ信
号の印加により読み出される。
デオプロセッサ206内のアンプ226で増幅された
後、LPF227、228及びBPF229を通され
る。LPF227、228は、例えば3MHz、0.8
MHzのカットオフ特性を示すものである。これらをそ
れぞれ通された前記信号は、高域の輝度信号YHと低域
の輝度信号YLに分けられて、それぞれプロセス回路2
30、231に入力され、γ補正などの処理が行われ
る。プロセス回路230を通した高域側の輝度信号YH
は、水平補正回路232で水平輪郭補正、水平アパーチ
ャ補正などが行われた後、カラーエンコーダ233に入
力される。また、プロセス回路231を通した低域側の
輝度信号YLは、映像表示用のマトリクス回路234に
入力され、トラッキング補正が行われる。
のBPF229を通すことによって、CCD216から
読み出された信号は、色信号成分が抽出され、この色信
号成分は1HDL(1Hディレイライン)235、加算
器236及び減算器237に各入力され、色信号成分B
と成分Rとが分離抽出される。
以下の混合処理がなされる。すなわちプロセス回路23
1で処理し、さらに垂直補正回路238で垂直アパーチ
ャ補正された低域側の輝度信号YLと、1HDL235
の出力とが、混合器239で混合される。
算器237に入力され、それぞれ色信号BとRが生成さ
れる。加算器236から出力される色信号Bと、減算器
237から出力される色信号Rとは、それぞれγ補正回
路240、241に入力され、補正回路242を通した
低域側の輝度信号YLを用いてγ補正され、それぞれ復
調器243、244に入力される。復調器243、24
4に入力された各信号は、それぞれ復調された色信号
B,Rにされた後、マトリクス回路234に入力され
る。
と色信号R,Bとを用いて、色差信号R−Y、B−Yを
生成する。これら低域の輝度信号YL及び色差信号R−
Y、B−Yと、高域の輝度信号YHとは、カラーエンコ
ーダ233に入力される。
とYHとを混合した輝度信号と、色差信号R−Y、B−
Yをサブキャリアで直行変調したクロマ信号とを混合
し、さらに、図示しない同期信号を重畳して、NTSC
出力端から複合映像信号を出力する。また、マトリクス
回路234の前段より出力されるYL、R、B信号はマ
トリクス回路200でRGB信号に変換された後、信号
処理回路246へ入力される。
路245により同期信号が入力され、このドライバ22
5は、同期信号に同期したドライブ信号がCCD216
へ供給される。また、前記複合映像信号は、カラーモニ
タ207によって、観察部位がカラー表示されるように
なっている。本実施例では、回転フィルタ223を光路
上より退避させて、白色光を照射して通常可視画像を得
ることができる。
て観察中に、図52に示すような吸収、蛍光特性を有す
る例えばフルオレッセンという蛍光物質を静脈注射する
と、時間の変化にともない、血液中のフルオレッセン濃
度が変化する。この変化は、血液量の変化及び血流の変
化に依存する。
ように、Bの波長領域に一致する吸収特性を有し、この
波長の光を吸収して蛍光を発する。従って、回転フィル
タ223によって時系列的にR、G、Bの各波長領域の
光が照明された場合、R、Gの照明時には、Bによる照
明時に比べ、蛍光が弱くなる。即ち、B照明時に例えば
粘膜中のフルオレッセンの濃度が高いと、この粘膜は、
R、Gの波長領域において蛍光を発する。また、白色光
照明時においても、B波長領域の光を吸収し、R、Gの
波長領域において蛍光を発する。従って、色調の変化に
よって、フルオレッセンの濃度分布、及びその時系列的
変化を観察することができる。
23が光路上に配置された状態でのR,G,B光の照明
のもとで撮像した信号に対し、図53に示すような信号
処理回路246によって蛍光剤濃度分布の観察及び計測
が可能にある。
クス回路200(図48参照)から出力されるR、G、
B信号がA/Dコンバータ247r,247g,247
bへ入力され、アナログ信号からディジタル信号へ変換
される。ディジタル信号に変換されたR、G、B、信号
は、逆γ補正回路として機能するLUT248r,24
8g,248bへ入力され、逆γ補正が行われる。
出力は、対数変換する働きをするLUT249r,24
9g,249bと、フレームメモリ256とへそれぞれ
入力される。
は、対数をとることで蛍光剤濃度及びヘモグロビン濃度
と、反射分光特性が略直線関係となることから、R、
G、B信号を対数変換する。LUT249r,249
g,249bは、例えば対数変換用の集積回路で構成さ
れる。
濃度算出回路250へ入力されて蛍光剤濃度が、ヘモグ
ロビン濃度より分離され、算出される。この蛍光剤濃度
算出回路250の構成を図54に示す。蛍光剤濃度算出
回路250は蛍光強度を算出する蛍光強度算出回路25
0aと、ヘモグロビン濃度を算出するヘモグロビン濃度
算出回路250bと、ヘモグロビン濃度の影響を排除す
る正規化回路250cとから構成される。
Fを IF=LogRr/Rb で算出する。ここで、RrはRの照明光の時のR画像を
表し、RbはBの照明光の時のR画像を表す。蛍光剤と
してフルオレッセンが使用された場合、Bの照明光を照
射した時のみ、蛍光が発生する。従って、Rの照明光を
照射した時のR画像で正規化することにより、照明光量
の影響をキャンセルできる。この段階では、ヘモグロビ
ン量の影響をキャンセルできない。
0bではヘモグロビン濃度IHbを IHb=LogRr/Gg で算出する。ここで、GgはGの照明光の時のG画像を
表す。
光強度IFとヘモグロビン濃度算出回路250bで算出
されたヘモグロビン濃度IHbは正規化回路250cに
入力され、蛍光剤濃度CIFが CIF=IF/IHb により算出される。この蛍光剤濃度CIFはヘモグロビ
ン濃度IHbの影響をキャンセルされたものとなる。
算出された蛍光剤濃度分布画像は、ROM257及び平
均値計算回路258へ入力され、この平均値計算回路2
58では、1画面内の蛍光剤濃度の平均値が計算され、
その値がROM257へ出力される。
び各画素における蛍光剤濃度が入力される。このROM
257は、蛍光剤濃度の平均値と、各画素における蛍光
剤濃度とを比較し、下述する所定の変換を行うものであ
る。すなわち、ROM257は、各画素の蛍光剤濃度値
について、蛍光剤濃度の平均値より濃度値が大きい場合
は、より大きい濃度値へ、平均値より濃度値が小さい場
合はより小さい濃度値へ変換する。すなわち、このRO
M257は、各画素毎の蛍光剤濃度値について、強調処
理を施している。
され、フロントパネル291のデータ入力部291aか
らの情報(強調係数データ)をもとに、蛍光剤濃度値を
さらに変化させることが可能になっている。すなわち、
このROM259は、例えば画面全体で一律に、蛍光剤
濃度値について、強調したり、強調の程度を弱めたりす
ることができる。
260g,260bへ入力され、フレームメモリ256
よりタイミング調整された画像、及び強調画像が同時に
格納される。ROM260r,260g,260bの読
み出しの制御により、例えば、通常画像に強調画像が合
成された画像を構築でき、D/Aコンバータ255r,
255g,255bへ出力される。
55bに入力されたディジタル信号は、R′G′B′ア
ナログ信号に変換され、カラーモニタ207によって、
蛍光強調画像と通常観察画像とが、カラーモニタ207
の入力切り換えにより表示される。
複合映像信号例えばNTSCも入力されているので、
R、G、B信号入力端から入力されるR′G′B′信号
と、NTSC信号入力端から入力されるNTSC信号と
を切り換えることによって、蛍光剤濃度分布で強調され
た内視鏡画像と、通常の可視領域での画像とを選択して
観察可能となる。
より、蛍光剤濃度分布で強調された画像と、通常の画像
とを対応づけて記録すると共に、検索し表示することも
できる。
強調処理を行うので蛍光発光分布の特徴を効果的に捕ら
えることが可能になり、且つ通常の観察画像と蛍光発光
している箇所が一致して観察可能となる。これにより本
実施例では、蛍光剤濃度強調画像より生体粘膜面の血行
動態の把握が可能になり、病変部の観察能が向上し、診
断能の向上が可能である。
の内視鏡装置は図47において、ビデオプロセッサ20
6の代わりにビデオプロセッサ306が用いてある。図
55はこのビデオプロセッサ306の構成を示す。この
ビデオプロセッサ306は図48のビデオプロセッサ2
06において、回転フィルタ223の代わりに図56に
示す回転フィルタ264が配置されている。
に、励起光を含むBの波長領域を透過するBフィルタ2
64aと、励起光を含まないG及びRの波長領域を透過
するイエロフィルタ264bとが設けられている。これ
らのフィルタの透過特性を図57に示す。
06における信号処理回路246の代わりに、図58に
その構成を示す信号処理回路265が設けられている。
B信号はA/Dコンバータ266によりディジタル信号
に変換される。変換された信号はセレクタ267へ入力
され、回転フィルタ264にの回転に同期する同期信号
により、蛍光画像及びイエロ画像として、それぞれ蛍光
画像用フレームメモリ268、イエロ画像用フレームメ
モリ269へ入力される。蛍光画像用フレームメモリ2
68の出力は、D/Aコンバータ270へ入力され、ア
ナログ信号に変換され、RGB信号として蛍光画像が出
力される。
力は、蛍光強度正規化用除算器271、通常可視画像用
フレームメモリ272、及びD/Aコンバータ273へ
各入力される。また、フレームメモリ268のR信号の
出力は、蛍光強度正規化用除算器271へ入力される。
の出力は、D/Aコンバータ273へ入力され、アナロ
グ信号に変換された後、通常可視画像として出力され
る。また、フレームメモリ269のG信号の出力は、ヘ
モグロビン量算出用除算器274と通常可視画像用フレ
ームメモリ272へ入力される。また、フレームメモリ
269のR信号の出力は、ヘモグロビン量算出用除算器
274と通常可視画像用フレームメモリ272とへ各入
力される。
た信号は、R/Bが計算され、励起光の影響の無い蛍光
強度が出力される。また、ヘモグロビン量算出用除算器
274に入力された信号は、R/Gが計算され、ヘモグ
ロビン量のインデックスが出力される。除算器271、
274の各出力は、蛍光強度正規化用除算器275へ入
力され、ヘモグロビン量の影響を受けない蛍光強度が出
力される。
蛍光強度変換用ROM276へ入力され、外部から可変
可能な強度係数などにより蛍光強度の強調が行えるよう
になっている。ROM276の出力は、蛍光強度強調画
像変換用ROM277へ入力される。また、ROM27
7には、通常可視画像用フレームメモリ272の出力信
号が入力される。ROM277では、フレームメモリ2
72から出力された可視画像にROM276からの蛍光
強度を合成して、蛍光強度強調画像を出力する。ROM
277から出力された蛍光強度強調画像は、D/Aコン
バータ278へ入力され、アナログ信号に変換されて出
力される。
作用については、図及び説明を省略すると共に、異なる
点についてのみ説明する。次に、本実施例の作用につい
て説明する。
写体は、Bフィルタ264aの照明光が照明されたとき
に、G、Rの波長領域において蛍光を発する。また、イ
エロフィルタ264bの照明光が照明された場合は、蛍
光を発生しないイエロー画像が得られる。これらの画像
は、例えばCCD等の受光面に色分離フィルタを設けた
撮像手段により、B画像、蛍光発光したG画像、蛍光発
光したR画像、蛍光発光していないG画像、蛍光発光し
ていないR画像に分離されて得ることが可能である。
ロ画像とは、信号処理回路265へ入力され、回転フィ
ルタ264に同期して駆動するセレクタ267により、
フレームメモリ268、269によりそれぞれ同時化さ
れる。同時化された5種類の画像は、それらの組み合わ
せにより、通常可視画像と蛍光発光画像とに合成でき
る。また、除算器271、274、275により、励起
光強度及びヘモグロビン量により変動する蛍光強度が正
規化され、精度の高い蛍光強度値が得られる。この蛍光
強度値を強調するなどして、前述の組み合わせにより合
成された通常可視画像と合成すれば、蛍光強度強調画像
が得られる。
や蛍光画像専用の撮像手段を用いること無く、通常可視
画像と蛍光画像と蛍光強度強調画像が得られる。
光したR画像と励起光であるB画像より算出したが、蛍
光発光したG画像と励起光であるB画像とより算出して
も良い。また、これらの両方を算出して正規化された蛍
光発光画像を得ることも可能である。さらに、回転フィ
ルタは、従来の可視領域の波長を複数の領域に時分割し
て照明可能なRGB回転フィルタを用いても良い。
の内視鏡装置では図48におけるビデオプロセッサ20
6内の信号処理回路246の代わりに図59に示す信号
処理回路246Aが用いてある。
247r,247g,247bによってアナログ信号か
らディジタル信号へ変換される。ディジタル信号に変換
されたR、G、B信号は、逆γ補正回路288r,28
8g,288bへ各入力され、逆γ補正が行われる。逆
γ補正回路288r,288g,288bの各出力は、
ROM249r,249g,249bへ各入力される。
ROM249r,249g,249bでは、対数軸をと
ることで蛍光剤濃度及びヘモグロビン濃度の反射分光特
性が略直線関係となることから、R、G、B各信号を対
数変換する。
クス回路290へ入力され、蛍光剤濃度がヘモグロビン
濃度より分離され、算出される。マトリクス回路290
において、算出された蛍光剤濃度分布画像は、γ補正回
路251へ入力され、γ補正が行われる。
/Aコンバータ252へ入力され、ディジタル信号から
アナログ信号へ変換され、アナログのR、G、B信号と
して出力される。
07に入力され、(R,G,Bが同じであるため)モノ
クロで蛍光剤濃度分布画像が表示される。さらに、カラ
ーモニタ207には、前述の複合映像信号例えばNTS
Cも入力されており、R、G、B信号入力とNTSC信
号入力とを切り換えることによって、蛍光剤濃度分布画
像と、通常観察画像が観察可能となっている。また、画
像ファイリング装置208により、蛍光剤濃度分布画像
と、通常観察画像とを対応づけて記録すると共に、検索
し表示することができる。
ルタ223が光路上に挿入されていない場合には、同時
撮像方式により撮像された信号が、ビデオプロセッサ2
06にて処理され、通常画像であるNTSC信号が出力
される。一方、前記回転フィルタ223が、前記光路上
に挿入されると図示しないBフィルタによる照明光によ
り、被検査対象からの蛍光、つまりR,G光により蛍光
画像をモニタに表示することができる。
を必要とすることなく、通常観察を行いながら、必要に
応じてカラーモニタの入力信号を切り換えることで、フ
ルオレッセン静脈注射後粘膜の蛍光剤濃度分布画像の時
系列的変化が得られる。すなわち、本実施例では、生体
粘膜面の血行動態を把握することができ、病変部の観察
能が向上し、診断能が向上する。尚、通常観察と蛍光観
察との切り替え装置をビデオプロセッサ206内に設け
ても良い。
に挿入した場合、照明用のランプ220の発光波長が順
次制限され、図49に示すように、R、G、Bの各波長
の光に色分離される。本実施例の変形例としては、色分
離された光を生体粘膜面などに時系列的に照射し、通常
の可視光域のカラー画像を得るように構成することがで
きる。CCD216にて時系列に撮像された画像は、マ
トリクス回路234において同時化も兼用する構成とす
る。
に得られる低域,高域の輝度信号と各色信号とを、例え
ば図示しないメモリにより同時化する。このとき、輝度
成分については、各照明色で得られた低域及び高域の輝
度成分を例えば図示しない加算器で各加算し、輝度信号
YL,YHをそれぞれ得る。
は、同時化された輝度信号YLと色信号R,Bとを用い
て、色差信号R−Y、B−Yを生成する。そして、低域
の輝度信号YL及び色差信号R−Y、B−Yと、高域の
輝度信号YHとは、前記カラーエンコーダ233に入力
され、前記同様の処理がなされる。
することなく、通常観察を行いながら、カラーモニタの
入力信号を切り換えることで、フルオレッセン静脈注射
後粘膜の蛍光剤濃度分布画像の時系列的変化が得られ
る。
し、同時化を図っても良い。また、マトリクス回路29
0は、前述の同時化・マトリクスと同様に、時系列的に
撮像された画像を同時化も兼務する構成にしても良い。
号処理回路246Bを示す。本実施例の蛍光観察用内視
鏡装置は、第13実施例における信号処理回路246に
代えて、信号処理回路246Bを有している。その他は
第13実施例と同様の構成及び作用については、同じ符
号を付して説明を省略すると共に、異なる点についての
み説明する。
Dコンバータ247r,247g,247bからマトリ
クス回路290までは図59と同じである。このマトリ
クス回路290には対数変換されたR、G、B各信号が
入力され、このマトリクス回路290によって、蛍光剤
濃度が、ヘモグロビン濃度より分離され、算出される。
光剤濃度分布画像は、それぞれROM253r,253
g,253bへ入力され、擬似カラー画像に変換され
る。例えば、蛍光剤濃度が高い画素は赤く表示され、蛍
光剤濃度が低い画素は青く表示される様に変換処理す
る。
画像は、γ補正回路254r,254g,254bへ入
力され、γ補正が行われる。γ補正が行われた蛍光剤分
布擬似カラー画像は、D/Aコンバータ255r,25
5g,255bへ入力され、ディジタル信号からアナロ
グ信号へ変換され、カラーモニタ207に入力される。
このカラーモニタ207においては、R、G、B信号入
力とNTSC信号とを切り換えることによって、蛍光剤
分布擬似カラー画像と、通常観察画像との観察可能とな
る。
に、特別な光源を必要とすることなく、通常観察を行い
ながら、カラーモニタ207の入力信号を切り換えるこ
とで、フルオレッセン静脈注射後粘膜の蛍光剤濃度分布
画像の時系列的変化が得られる。また、蛍光剤濃度分布
が疑似カラーで色付けされていることにより、蛍光剤濃
度の画素による違いが明確になるため、生体粘膜面の血
行動態を把握することができ、病変部の観察能が向上
し、且つ診断能も向上させることができる。
デオプロセッサの構成を示す。この第17実施例の蛍光
観察用内視鏡装置は、第13実施例のビデオプロセッサ
206に代えて、図61に示すビデオプロセッサ206
Aを備えている。このビデオプロセッサ206Aは、図
48におけるビデオプロセッサ264において、図59
に示す信号処理回路264Aが用いてあると共に、赤外
光を照射できる機能を有する構成になっている。
20と回転フィルタ223との間に、図62に示すフィ
ルタターレット261が配置されている。このフィルタ
ターレット261は、図63に示す透過特性を有する赤
外BPF(バンドパスフィルタ)262aとフィルタ無
しの開口262bで構成されている。赤外BPF262
aは、ランプ20が発する光のうち、赤外光の帯域だけ
を効率よく透過するようになっている。
3の回転により、各フィルタの位置が制御されるように
なっている。すなわち、モータ263により、フィルタ
無しの開口62bの部分または赤外BPF262aのい
ずれか一方が、光路上に挿入されるように可動される。
本実施例では、フィルタターレット261のフィルタ無
しの開口262bが光路上にセットされている場合は、
第15実施例と同様の作用及び効果を有する。すなわ
ち、通常の面順次照明光が照射される。
62aが光路上にセットされた場合は、光量アップのた
めに回転フィルタ223が光路上より退避して、赤外光
が照明されることになり、赤外観察画像が得られる。
長領域を透過する紫外BPFを設ければ、紫外観察も可
能である。あるいは、両方のBPFを設ければ、赤外観
察と紫外観察両方観察することが可能である。また、本
実施例では、回転フィルタに設けられたブルーの波長領
域が励起光を含んでいるが、励起光の波長領域を透過す
る励起光BPFをフィルタターレットに設けても良い。
効果が得られると同時に、赤外観察画像を得ることも可
能であるので、より病変部などの観察能を向上させるこ
とができる。
ものに限らず、第16実施例の構成でも良い。また、そ
の他の信号処理を行っても良い。尚、第13実施例以降
において、フルオレッセン以外の蛍光剤、例えば、ヘマ
トポルフィリン誘導体、アクリジンオレンジ、アドレア
マイシン等でも同様の効果を得ることが可能である。こ
の場合、どの蛍光剤もBの波長の光を吸収するが、アク
リジンオレンジ、ヘマトポルフィリン誘導体は、Rから
近赤外の波長領域において発光する。
であるが、ビデオスコープでは明瞭に観察可能である。
また、前記実施例においては、前記ビデオプロセッサ6
内に信号処理回路を設けたが、信号処理回路を独立さ
せ、画像処理ユニットとして別体に構成しても良い。
ファイリング装置208を接続し、前記画像ファイリン
グ装置8内に信号処理回路を設けても良い。また、血管
内の蛍光剤ではなく、組織中の蛍光剤濃度を観察するこ
とも可能であり、蛍光剤を用いること無く、NADHの
変化や生体組織の固有蛍光を観察しても良い。
素子を有する電子内視鏡に限らず、ファイバスコープ、
硬性鏡などの肉眼観察が可能な内視鏡の接眼部に、ある
いは接眼部と交換してCCDなどの固体撮像素子を有す
る外付けテレビカメラを接続して使用する内視鏡にも適
用することができる。
同時方式と面順次方式の処理回路を設け、光源の照明光
を変更することで、面順次スコープにより通常カラー画
像と赤外観察を可能とし、同時方式で通常、蛍光及び赤
外観察を行うシステムとしても良い。また、上述した実
施例等を組み合わせて異なる実施例を構成することも可
能であり、それらも本発明に属する。
用いて得られる内視鏡画像に対応する画像信号に対して
色素量を算出する色素量算出手段と、前記色素量算出手
段で算出される色素量に基づき、前記画像に強調処理を
行う強調手段と、前記強調手段で強調処理された強調処
理画像を表示する表示手段とを設けてあるので、色素量
で強調された内視鏡画像により、病変部等を正常部から
識別しやすいくできる。
図。
明図。
フローチャート図。
示す側面図。
及び平均値計算処理のフローチャート図。
面図。
トの構成を示すブロック図。
トの構成を示すブロック図。
トの構成を示すブロック図。
を示すブロック図。
図。
トの構成を示すブロック図。
トの構成を示すブロック図。
を示すブロック図。
を示すブロック図。
ト、
関数の1例を示す説明図。
図。
示す説明図。
タの透過特性を示す説明図。
より照射される照明光の波長を示す説明図。
より照射される照明光の波長を示す説明図。
図。
内容を示すフロチャート、
図。
アレイの構成を示す説明図。
過波長特性を示す説明図。
明光の波長を示す説明図。
明光の波長を示す説明図。
波長制限フィルタの透過波長特性を示す説明図。
透過波長特性を示す説明図。
図。
透過波長領域を示す特性図。
性を示す特性図。
を示す特性図。
号処理回路の構成を示すブロック図。
示すブロック図。
透過波長領域を示す特性図。
示すブロック図。
示すブロック図。
成を示すブロック図。
する。図1に示すように、本実施例を備えた内視鏡装置
1は撮像手段を備えた電子内視鏡2と、この電子内視鏡
2に照明光を供給すると共に、信号処理するビデオプロ
セッサ3と、このビデオプロセッサ3から出力される映
像信号を表示するモニタ4と、このビデオプロセッサ3
に接続され、画像処理すると共に、画像のファイリング
をする画像ファイリング装置5とから構成され、この画
像ファイリング装置5はビデオプロセッサ3から出力さ
れる画像信号に対し、強調処理する画像強調ユニット6
を内蔵している。
1内には、ビデオプロセッサ3よりR送られてくるRG
B信号をディジタル信号に変換するA/Dコンバータ3
2a〜32cが設けられている。
強調ユニット61の内部構成を示す。本実施例の内視鏡
装置は、第3実施例の内視鏡装置60と同様であり、画
像強調ユニット61の内部構成が異なる。図23に示す
ように第8実施例の画像強調ユニット61におけるヒス
トグラム処理回路125の代わりに、強調処理部126
が設けられている。
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡を用いて得られる内視鏡画像に対
応する画像信号に対して色素量を算出する色素量算出手
段と;前記色素量算出手段で算出される色素量に基づ
き、前記画像に強調処理を行う強調手段と;前記強調手
段で強調処理された強調処理画像を表示する表示手段
と;を有する内視鏡用画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33693193A JP3228627B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-12-28 | 内視鏡用画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6063193 | 1993-03-19 | ||
JP5-60631 | 1993-03-30 | ||
JP5-72471 | 1993-03-30 | ||
JP7247193 | 1993-03-30 | ||
JP33693193A JP3228627B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-12-28 | 内視鏡用画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06335451A true JPH06335451A (ja) | 1994-12-06 |
JP3228627B2 JP3228627B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=27297246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33693193A Expired - Fee Related JP3228627B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-12-28 | 内視鏡用画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228627B2 (ja) |
Cited By (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000041942A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2006061193A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-09 | Pentax Corp | 内視鏡 |
JP2008023041A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Fujifilm Corp | 画像処理方法、および装置、並びに電子内視鏡システム |
JP2008079937A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fujifilm Corp | 画像処理装置、内視鏡装置、及び画像処理プログラム |
US7450151B2 (en) | 2002-03-14 | 2008-11-11 | Olympus Corporation | Endoscope image processing apparatus |
JP2008309685A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Olympus Corp | 画像処理装置および画像処理プログラム |
JP2009039561A (ja) * | 2008-10-27 | 2009-02-26 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
JP2009270890A (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-19 | Olympus Corp | 画像処理装置および画像処理プログラム |
WO2009145157A1 (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-03 | オリンパス株式会社 | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
JP2010022595A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Olympus Corp | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
JP2011083388A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Hoya Corp | 電子内視鏡システムおよび電子内視鏡用プロセッサ |
JP2011147797A (ja) * | 1999-09-24 | 2011-08-04 | Natl Research Council Of Canada | 術中血管造影を行なうための方法および装置 |
US8111286B2 (en) | 2006-09-28 | 2012-02-07 | Fujifilm Corporation | Image processing apparatus, endoscope, and computer readable medium |
WO2013035531A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-14 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及び画像表示方法 |
WO2013042395A1 (ja) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 画像処理装置及び内視鏡システム |
KR101453766B1 (ko) * | 2013-03-15 | 2014-10-22 | 주식회사 인트로메딕 | pH 검출 내시경 장치 및 이의 제어방법 |
US8892190B2 (en) | 1999-09-24 | 2014-11-18 | National Research Council Of Canada | Method and apparatus for performing intra-operative angiography |
JP5662623B1 (ja) * | 2013-03-27 | 2015-02-04 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置及び内視鏡システムの作動方法 |
WO2015064435A1 (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置及びその作動方法 |
US9421280B2 (en) | 2005-04-26 | 2016-08-23 | Novadaq Technologies Inc. | Real time imaging during solid organ transplant |
US9610021B2 (en) | 2008-01-25 | 2017-04-04 | Novadaq Technologies Inc. | Method for evaluating blush in myocardial tissue |
JP2017185267A (ja) * | 2013-08-27 | 2017-10-12 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム |
US9816930B2 (en) | 2014-09-29 | 2017-11-14 | Novadaq Technologies Inc. | Imaging a target fluorophore in a biological material in the presence of autofluorescence |
US10041042B2 (en) | 2008-05-02 | 2018-08-07 | Novadaq Technologies ULC | Methods for production and use of substance-loaded erythrocytes (S-IEs) for observation and treatment of microvascular hemodynamics |
US10219742B2 (en) | 2008-04-14 | 2019-03-05 | Novadaq Technologies ULC | Locating and analyzing perforator flaps for plastic and reconstructive surgery |
US10265419B2 (en) | 2005-09-02 | 2019-04-23 | Novadaq Technologies ULC | Intraoperative determination of nerve location |
US10278585B2 (en) | 2012-06-21 | 2019-05-07 | Novadaq Technologies ULC | Quantification and analysis of angiography and perfusion |
US10434190B2 (en) | 2006-09-07 | 2019-10-08 | Novadaq Technologies ULC | Pre-and-intra-operative localization of penile sentinel nodes |
US10492671B2 (en) | 2009-05-08 | 2019-12-03 | Novadaq Technologies ULC | Near infra red fluorescence imaging for visualization of blood vessels during endoscopic harvest |
WO2020008527A1 (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-09 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置、内視鏡装置の作動方法及びプログラム |
WO2020008528A1 (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-09 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置、内視鏡装置の作動方法及びプログラム |
US10631746B2 (en) | 2014-10-09 | 2020-04-28 | Novadaq Technologies ULC | Quantification of absolute blood flow in tissue using fluorescence-mediated photoplethysmography |
US10992848B2 (en) | 2017-02-10 | 2021-04-27 | Novadaq Technologies ULC | Open-field handheld fluorescence imaging systems and methods |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014156938A1 (ja) | 2013-03-27 | 2014-10-02 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置及び内視鏡システムの作動方法 |
JP5932894B2 (ja) | 2014-03-24 | 2016-06-08 | 富士フイルム株式会社 | 医用画像処理装置及びその作動方法 |
JP6121368B2 (ja) | 2014-06-27 | 2017-04-26 | 富士フイルム株式会社 | 医用画像処理装置及びその作動方法並びに内視鏡システム |
JP6050286B2 (ja) | 2014-06-27 | 2016-12-21 | 富士フイルム株式会社 | 医用画像処理装置及びその作動方法並びに内視鏡システム |
JP6099603B2 (ja) | 2014-08-04 | 2017-03-22 | 富士フイルム株式会社 | 医用画像処理装置及びその作動方法並びに内視鏡システム |
CN110573056B (zh) | 2017-05-02 | 2021-11-30 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜*** |
CN115209784A (zh) | 2020-03-13 | 2022-10-18 | 奥林巴斯株式会社 | 内窥镜装置、处理器、色彩强调方法 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33693193A patent/JP3228627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (49)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000041942A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡装置 |
JP2011147797A (ja) * | 1999-09-24 | 2011-08-04 | Natl Research Council Of Canada | 術中血管造影を行なうための方法および装置 |
US8892190B2 (en) | 1999-09-24 | 2014-11-18 | National Research Council Of Canada | Method and apparatus for performing intra-operative angiography |
US7450151B2 (en) | 2002-03-14 | 2008-11-11 | Olympus Corporation | Endoscope image processing apparatus |
JP2006061193A (ja) * | 2004-08-24 | 2006-03-09 | Pentax Corp | 内視鏡 |
US9421280B2 (en) | 2005-04-26 | 2016-08-23 | Novadaq Technologies Inc. | Real time imaging during solid organ transplant |
US10265419B2 (en) | 2005-09-02 | 2019-04-23 | Novadaq Technologies ULC | Intraoperative determination of nerve location |
JP2008023041A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Fujifilm Corp | 画像処理方法、および装置、並びに電子内視鏡システム |
US10434190B2 (en) | 2006-09-07 | 2019-10-08 | Novadaq Technologies ULC | Pre-and-intra-operative localization of penile sentinel nodes |
JP2008079937A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fujifilm Corp | 画像処理装置、内視鏡装置、及び画像処理プログラム |
US8111286B2 (en) | 2006-09-28 | 2012-02-07 | Fujifilm Corporation | Image processing apparatus, endoscope, and computer readable medium |
JP2008309685A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Olympus Corp | 画像処理装置および画像処理プログラム |
US11564583B2 (en) | 2008-01-25 | 2023-01-31 | Stryker European Operations Limited | Method for evaluating blush in myocardial tissue |
US10835138B2 (en) | 2008-01-25 | 2020-11-17 | Stryker European Operations Limited | Method for evaluating blush in myocardial tissue |
US9610021B2 (en) | 2008-01-25 | 2017-04-04 | Novadaq Technologies Inc. | Method for evaluating blush in myocardial tissue |
US9936887B2 (en) | 2008-01-25 | 2018-04-10 | Novadaq Technologies ULC | Method for evaluating blush in myocardial tissue |
US10219742B2 (en) | 2008-04-14 | 2019-03-05 | Novadaq Technologies ULC | Locating and analyzing perforator flaps for plastic and reconstructive surgery |
US10041042B2 (en) | 2008-05-02 | 2018-08-07 | Novadaq Technologies ULC | Methods for production and use of substance-loaded erythrocytes (S-IEs) for observation and treatment of microvascular hemodynamics |
JP2009270890A (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-19 | Olympus Corp | 画像処理装置および画像処理プログラム |
JP2009285084A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Olympus Corp | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
US8805061B2 (en) | 2008-05-28 | 2014-08-12 | Olympus Corporation | Signal processing system and signal processing program |
WO2009145157A1 (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-03 | オリンパス株式会社 | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
US8532376B2 (en) | 2008-07-18 | 2013-09-10 | Olympus Corporation | Signal processing system and computer readable medium for recording signal processing program |
JP2010022595A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Olympus Corp | 信号処理システム及び信号処理プログラム |
JP2009039561A (ja) * | 2008-10-27 | 2009-02-26 | Olympus Corp | 内視鏡装置 |
US10492671B2 (en) | 2009-05-08 | 2019-12-03 | Novadaq Technologies ULC | Near infra red fluorescence imaging for visualization of blood vessels during endoscopic harvest |
JP2011083388A (ja) * | 2009-10-14 | 2011-04-28 | Hoya Corp | 電子内視鏡システムおよび電子内視鏡用プロセッサ |
US9918613B2 (en) | 2011-09-05 | 2018-03-20 | Fujifilm Corporation | Endoscope system and operating method thereof |
WO2013035531A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-14 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及び画像表示方法 |
JPWO2013035531A1 (ja) * | 2011-09-05 | 2015-03-23 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム及びその作動方法 |
WO2013042395A1 (ja) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 画像処理装置及び内視鏡システム |
US8917319B2 (en) | 2011-09-20 | 2014-12-23 | Olympus Medical Systems Corp. | Image processing apparatus and endoscope system |
US10278585B2 (en) | 2012-06-21 | 2019-05-07 | Novadaq Technologies ULC | Quantification and analysis of angiography and perfusion |
US11284801B2 (en) | 2012-06-21 | 2022-03-29 | Stryker European Operations Limited | Quantification and analysis of angiography and perfusion |
KR101453766B1 (ko) * | 2013-03-15 | 2014-10-22 | 주식회사 인트로메딕 | pH 검출 내시경 장치 및 이의 제어방법 |
JP5662623B1 (ja) * | 2013-03-27 | 2015-02-04 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置及び内視鏡システムの作動方法 |
JP2017185267A (ja) * | 2013-08-27 | 2017-10-12 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡システム |
WO2015064435A1 (ja) * | 2013-10-28 | 2015-05-07 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置及びその作動方法 |
JPWO2015064435A1 (ja) * | 2013-10-28 | 2017-03-09 | 富士フイルム株式会社 | 画像処理装置及びその作動方法 |
US10488340B2 (en) | 2014-09-29 | 2019-11-26 | Novadaq Technologies ULC | Imaging a target fluorophore in a biological material in the presence of autofluorescence |
US9816930B2 (en) | 2014-09-29 | 2017-11-14 | Novadaq Technologies Inc. | Imaging a target fluorophore in a biological material in the presence of autofluorescence |
US10631746B2 (en) | 2014-10-09 | 2020-04-28 | Novadaq Technologies ULC | Quantification of absolute blood flow in tissue using fluorescence-mediated photoplethysmography |
US12028600B2 (en) | 2017-02-10 | 2024-07-02 | Stryker Corporation | Open-field handheld fluorescence imaging systems and methods |
US10992848B2 (en) | 2017-02-10 | 2021-04-27 | Novadaq Technologies ULC | Open-field handheld fluorescence imaging systems and methods |
US11140305B2 (en) | 2017-02-10 | 2021-10-05 | Stryker European Operations Limited | Open-field handheld fluorescence imaging systems and methods |
WO2020008527A1 (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-09 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置、内視鏡装置の作動方法及びプログラム |
JPWO2020008527A1 (ja) * | 2018-07-03 | 2021-07-08 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置、内視鏡装置の作動方法及びプログラム |
JPWO2020008528A1 (ja) * | 2018-07-03 | 2021-07-01 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置、内視鏡装置の作動方法及びプログラム |
WO2020008528A1 (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-09 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置、内視鏡装置の作動方法及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3228627B2 (ja) | 2001-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3228627B2 (ja) | 内視鏡用画像処理装置 | |
JP2807487B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
US5512940A (en) | Image processing apparatus, endoscope image sensing and processing apparatus, and image processing method for performing different displays depending upon subject quantity | |
US5515449A (en) | Endoscope image processing apparatus | |
JP3012341B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
US7892169B2 (en) | Endoscope apparatus | |
US5675378A (en) | Endoscope-image processing apparatus for performing image processing of emphasis in endoscope image by pigment concentration distribution | |
JP7021183B2 (ja) | 内視鏡システム、プロセッサ装置、及び、内視鏡システムの作動方法 | |
US6293911B1 (en) | Fluorescent endoscope system enabling simultaneous normal light observation and fluorescence observation in infrared spectrum | |
US7179222B2 (en) | Fluorescent endoscope system enabling simultaneous achievement of normal light observation based on reflected light and fluorescence observation based on light with wavelengths in infrared spectrum | |
JPH0584218A (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2003126028A (ja) | 電子内視鏡装置 | |
WO2006120798A1 (ja) | 生体観測装置 | |
JPH01113022A (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2006061620A (ja) | 内視鏡用映像信号処理装置 | |
JP2000041942A (ja) | 内視鏡装置 | |
KR20040069332A (ko) | 내시경 화상 처리 장치 | |
JP2001137174A (ja) | 蛍光画像表示方法および装置 | |
JP3478504B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2660009B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP3315188B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2761238B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JPH01113018A (ja) | 内視鏡色彩強調装置 | |
JP4225864B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2002345734A (ja) | 内視鏡装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010820 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080907 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080907 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090907 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090907 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110907 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120907 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130907 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |