JP2006061193A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】術者が施術中において操作盤に触れることなくプロセッサ装置又は光源装置の操作を行うことができる内視鏡システムを、提供する。
【解決手段】リモコン30には、光源プロセッサ装置20の各機能に対応した多数のスイッチ30aと、何れかのスイッチ30aが押下された時にその種類に対応したデータを無線送信するリモコン送信装置33とが備えられている。一方、光源プロセッサ装置20には、リモコン30から無線送信されたデータを受信するリモコン受信装置36と、このリモコン受信装置36が受信したデータに対応した処理を実行するシステムコントローラ42が備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、体腔内を観察するための内視鏡システムに関する。
周知のように、内視鏡は、光源プロセッサ装置に接続された状態で使用される。光源プロセッサ装置は、内視鏡の挿入部内に引き通されたライトガイドに照明光を供給する光源装置としての機能や、内視鏡の挿入部先端に対向した被写体を内視鏡の撮像部が撮像することよって得られた画像データに処理を施してモニタ上に画像表示するプロセッサ装置としての機能や、その他の機能を、備えている。
また、光源プロセッサ装置は、通常、その筐体の前面に操作盤を備えており、術者が、被検者に施術を行う最中にでも、照明光の点灯及び消灯や、表示装置に映し出された画像の色合いの変更や、その他の操作を、その操作盤を指で触れることによって行うことができるようになっている。
特開2003−275162号公報
ところで、内視鏡を用いた施術に際しては、前述した内視鏡は、一人の被検者に対する施術が終わるたびに洗浄及びガス滅菌されるため、保菌者の観察を通じて内視鏡に病原菌が付着してしまった場合でも、内視鏡を介して病原菌を別の被検者に感染させることがない。
しかしながら、前述した光源プロセッサ装置は、内視鏡とは異なり、洗浄したりガス滅菌することが困難な構造とならざるを得ないが、鉗子などの処置具に付着している体液に触れた手で、術者が光源プロセッサ装置の操作盤を操作すると、体液中の病原菌が光源プロセッサ装置の筐体の隙間(例えば、操作ボタンの周囲等)に入り込んでしまうことがある。このように病原菌が、容易に拭取消毒(アルコールを含ませたクリーニングクロスによる拭取消毒)し難い箇所に入り込んでしまうと、そこから、病原菌が繁殖して、内視鏡光源プロセッサ全体が汚染されてしまう可能性がある。このように内視鏡光源プロセッサ全体が汚染されてしまうと、この内視鏡光源プロセッサをその後の施術に使用した際に、術者の手と処置具とを介して被験者が病原菌に感染してしまうことがあるかも知れない。
本発明は、このような所謂院内感染の可能性を皆無にすべく、術者が施術中においてその操作盤に触れることなくプロセッサ装置又は光源装置の操作を行うことができる内視鏡システムの提供を、課題とする。
上記の課題を解決するために案出された本発明による内視鏡システム(プロセッサ装置を含む態様)は、その先端に設けられた撮像部によって被験者の体腔内の映像を撮像して画像信号を出力する内視鏡と、この内視鏡が出力した画像信号に対して処理を実行してビデオ信号に変換する回路を内蔵したプロセッサ装置と、このプロセッサ装置の前記回路による前記処理に関するデータに夫々対応付けられた複数のスイッチを備えたリモコンとからなる内視鏡システムであって、前記リモコンには、操作者によって何れかの前記スイッチが操作された場合に当該スイッチに対応付けられたデータを無線送信する送信装置が更に備えられ、前記プロセッサ装置には、前記リモコン装置の前記送信装置が送信したデータを受信して前記回路に入力する受信装置が更に備えられていることを、特徴とする。
同様に、本発明による内視鏡システム(光源装置を含む態様)は、被験者の体腔内の映像を撮像して画像信号を出力する撮像部がその先端に設けられているとともに前記撮像部の被写体に向けて照明光をガイドするライトガイド光学系を内蔵した内視鏡と、この内視鏡の前記ライトガイド光学系に対して照明光を導入する光源,及びこの光源を制御する回路を内蔵した光源装置と、この光源装置の前記回路による前記制御に関するデータに夫々対応付けられた複数のスイッチを備えたリモコンとからなる内視鏡システムであって、前記リモコンには、操作者によって何れかの前記スイッチが操作された場合に当該スイッチに対応付けられたデータを無線送信する送信装置が更に備えられ、前記光源装置には、前記リモコン装置の前記送信装置が送信したデータを受信して前記回路に入力する受信装置が更に備えられていることを、特徴とする。
このように構成された場合、プロセッサ装置又は光源装置の回路に入力すべきデータは、そのデータに対応したリモコン上のスイッチを操作者が押下することによって、送信装置及び受信装置による無線通信を通じて、プロセッサ装置又は光源装置に入力される。従って、術者は、施術中にプロセッサ装置又は光源装置に触れる必要がないので、これらプロセッサ装置又は光源装置が、術者の手を通じて汚染されることが防止される。従って、これらプロセッサ装置又は光源装置に対する滅菌は簡易なもので足りる一方、リモコンに対しては内視鏡と同様の厳密な滅菌処理を施すことができる。従って、これら装置が汚染されたまま次の患者に用いられることが防止される。
本発明において、送信装置と受信装置との間の無線通信は、赤外線を用いたものであっても良いし、電波を用いたものであっても良い。手術室内の他の計器に対する影響が少ない点で赤外線を用いることが望ましいが、両装置の間に干渉物が入り込んだ場合の通信の確実性を優先するならば、電波を用いることも望ましい。
リモコンは、安価に製造することができるのであれば、施術の都度使い捨てにすることが望ましいが、滅菌処理を行って再利用する場合には、液密な構造とすることが望ましい。
以上に説明したように、本発明の内視鏡システムによれば、術者は、施術中において操作盤に触れることなくプロセッサ装置又は光源装置の操作を行うことができる。
次に、添付図面に基づいて、本発明を実施するための形態を、説明する。
図1は、本発明の実施の形態である光源プロセッサ装置(光源装置及びプロセッサ装置に相当)を用いた内視鏡システムの概略外観図であり、図2はその内部構造を示す概略構成図である。図1に示されるように、この内視鏡システムは、内視鏡10,光源プロセッサ装置20,リモコン30及びモニター60から、構成されている。
内視鏡10は、通常の電子内視鏡に蛍光観察用の改変を加えたものであり、体腔内に挿入されるために細長く形成されている体腔内挿入部10a,その体腔内挿入部10aの先端部分を湾曲操作するためのアングルノブ10fや各種スイッチ(スコープボタン)10c(図2では、一つのみ図示)を有する操作部10b,操作部10bと光源プロセッサ装置20とを接続するためのライトガイド可撓管10c,及び、このライトガイド可撓管10cの基端に設けられたコネクタ10dを、備えている。
図2の概略図に示すように、体腔内挿入部10aの先端面には、配光レンズ11及び対物レンズ12が夫々嵌め込まれた照明窓及び撮影窓が形成されている。そして、この体腔内挿入部10aの内部には、対物レンズ(対物光学系)12によって形成された被写体の像を撮影する撮像素子(カラーCCD)13,対物レンズ12から射出された光から後述する蛍光励起用のレーザー光に相当する波長成分を除去するためのレーザー光カットフィルター14が、組み込まれている。
撮像素子13を制御するための信号(同期信号,クロック信号等)を当該撮像素子13に入力するための制御信号ケーブル18a及び当該撮像素子13から出力された画像信号を伝送するための画像信号ケーブル18bは、体腔内挿入部10a,操作部10b及びライトガイド可撓管10c内を引き通されて、コネクタ10dの端面に設けられた電気コネクタ31に接続されている。これら信号ケーブル18a,bと並行して、体腔内挿入部10a,操作部10b及びライトガイド可撓管10c内には、石英ファイバからなるライトガイドファイババンドル16が引き通されている。このライトガイドファイババンドル16の先端は、体腔内挿入部10aの先端部内において配光レンズ11に対向し、その基端は、コネクタ10dの端面から突出した金属製のパイプ19内に挿入されて固定されている。さらに、各信号ケーブル18a,18bと並行に、操作部10b及びライトガイド可撓管10c内には、各スコープボタン10eと電気コネクタ31とを導通させるスイッチケーブル19が引き通されている。
光源プロセッサ装置20は、内視鏡10のライトガイドファイババンドル16の端面に照明光(白色光)又はレーザー光を選択的に導入するとともに、内視鏡10の電気コネクタ31を通じて撮像素子13を制御して当該撮像素子13から出力された画像信号に対して画像処理を行うことによって、ビデオ信号を生成してモニタ60へ出力する装置である。
この光源プロセッサ装置20の筐体の正面のパネルには、内視鏡10のパイプ19がその外面側から挿入される筒であるソケット20aが、設けられている。このソケット20aに穿たれた貫通孔は、光源プロセッサ装置20の内部空間に通じている。この光源プロセッサ装置20の内部空間内には、ソケット20aの中心軸(即ち、ソケット20aに挿入されたパイプ19内のライトガイドファイババンドル16の中心軸)の延長線に沿って順番に、集光レンズ28,ビームスプリッタ29,ロータリーシャッタ32,絞り31及び、ランプ33が、配置されている。
集光レンズ28は、その光軸に沿ってビームスプリッタ29側から入射してきた平行光をソケット20aに挿入されたパイプ19内のライトガイドファイババンドル16の基端面に集光するレンズである。
ランプ33は、ランプ用電源38によって電源電流が供給されて白色光を発光する電球(図示略)と、この電球から発散光として発した白色光を平行光にするためのレンズ又はリフレクター(図示略)とを備えている。その結果として、ランプ33は、白色光を、集光レンズ28の光軸に沿った平行光として、ビームスプリッタ29を通して集光レンズ28に向けて射出する。
ビームスプリッタ29は、集光レンズ28の光軸に対して45度傾けて配置されている。このビームスプリッタ29は、ランプ33からの白色光を透過するとともに、集光レンズ28の光軸に対して垂直な方向からの光を、集光レンズ28の光軸に沿って反射して当該集光レンズ28に入射させるハーフミラーである。
これらランプ33とビームスプリッタ29との間に介在しているロータリーシャッタ32は、円形の板からなり、シャッタ用駆動制御回路35によって駆動電力を供給される第1モータ34によって、回転自在に保持されている。図示は省略するが、このロータリーシャッタ32には、中心角が180度である扇状(1/2の円環状)の開口が穿たれており、第1モータ34によってロータリーシャッタ32が回転している間中、集光レンズ28の光軸に沿って進行する白色光を1/2周期毎に遮断する。
このロータリーシャッタ32とランプ33との間に介在している絞り31は、絞り用駆動制御回路26によって駆動され、通過する白色光のビーム断面積(即ち、光量)を調整する。
一方、ビームスプリッタ29によって90度折り曲げられた集光レンズ28の光軸上には、順番に、コリメータレンズ39及びLD(レーザーダイオード)モジュール40が配置されている。LDモジュール40には、レーザー用駆動制御回路41によって電源電流が供給されることによって特定波長帯域(紫外〜青)のレーザー光を射出するレーザーダイオードが内蔵されている。このレーザー光の波長帯域は、励起光カットフィルタ14の透過波長帯域の外にあり、このレーザー光によって励起される生体組織が発する蛍光の波長帯域が励起光カットフィルタ14の透過波長帯域に含まれている。
以上の光学構成により、ロータリーシャッタ32がその開口を白色光の光路に侵入させた状態で停止している時には、ランプ33から射出されてから絞り31によってその光量を調整された白色光は、常に、ビームスプリッタ29を透過して、集光レンズ28に入射し、更にライドガイド16に入射する。このとき、後述するシステムコントロール回路42の制御により、LDモジュール40からのレーザー光の射出は停止されている(この状態を、以下「通常観察モード」という)。
一方、ロータリーシャッタ32が回転している時には、ランプ33から射出されてから絞り31によってその光量を調整された白色光は、ロータリーシャッタ32の開口が集光レンズ28の光軸上に位置する期間のみ、このロータリーシャッタ32を通過して、ビームスプリッタ29を透過して集光レンズ28に入射する。このとき、後述するシステムコントロール回路42の制御により、レーザー光源40は、ロータリーシャッタ32が白色光を遮光している期間のみレーザー光を射出する。このレーザー光は、ビームスプリッタ29によって反射されて、白色光と交互に集光レンズ28に入射し、更にライトガイド16に入射する。ライトガイド16に入射した白色光及び励起光は、ライトガイド16によりガイドされ、配光レンズ11を通じて、交互に被検部に照射される(この状態を、以下「蛍光観察モード」という)。
通常観察モード下及び蛍光観察モード下での白色光照射時に被検部に照射された白色光は、この被検部の表面において乱反射され、その一部が対物レンズ11に入射することによって、撮像素子13の撮像面に被検部の像を結ぶ。撮像素子13は、この白色光による被検部の像を撮像し、画像信号に変換して、画像信号ケーブル18b及び電気コネクタ31を介して内視鏡光源プロセッサ装置20(前段信号処理回路44)に入力する。一方蛍光観察モード下での励起光照射時に被検部に照射された励起光は、被検部の表面にて一部乱反射されるとともに、被検部内部の生体組織を励起して蛍光を発散させる。この蛍光の一部は、励起光の反射光の一部と共に対物レンズ11に入射され、レーザー光カットフィルタ14によって励起光成分から分離された上で、撮像素子13の撮像面に被検部の像を結ぶ。撮像素子13は、この蛍光による被検部の像を撮像し、画像信号に変換して、画像信号ケーブル18b及び電気コネクタ31を介して内視鏡光源プロセッサ装置20(前段信号処理回路44)に入力する。
光源プロセッサ装置20の筐体の正面側パネルには、パイプ19がソケット20aに挿入された状態において電気コネクタ31を構成する各端子と夫々導通する多数の電極からなる電気ソケットとともに、図1及び図3に示すように、外部から操作される複数のスイッチ23aを有する操作パネル23が、設けられている。そして、操作パネル23上の各スイッチ23aは、夫々、システムコントロール回路42に接続されている。その結果、操作パネル23上の各スイッチ23aに対する操作によって生じた操作信号は、夫々、システムコントロール回路42に入力され、システムコントロール回路42の動作を制御する(例えば、白色光や励起光の照射を開始させる,白色光の光量目標値を上下させる,等の制御を行う)。さらに、このシステムコントロール回路42には、上述したスコープボタン10eがスイッチケーブル19及び電気コネクタ31を介して接続されている。その結果、このスコープスイッチ10eに対する操作を通じて入力された操作信号も、システムコントロール回路42の動作を制御する(例えば、画像信号を静止画像信号としてセーブさせる,等の制御を行う)。
さらに、システムコントロール回路42は、上述したシャッタ用駆動制御回路35,ランプ用電源38,絞り用駆動制御回路26及びレーザ用駆動制御回路41に接続され、これら各回路35,38,26,41を制御するとともに、前段信号処理回路44,映像信号処理回路43,後段信号処理回路45にも接続されて、これら各回路44,43,45による画像処理を制御する。
前段信号処理回路44は、撮像素子13から送られてくる画像信号に対して所定の処理を施すための回路である。この前段映像信号処理回路44が画像信号に施す処理としては、高周波成分除去,増幅,ブランキング,クランピング,ホワイトバランス,ガンマ補正,アナログデジタル変換,及び、色分離がある。
映像信号処理回路43は、前段信号処理回路44から渡された画像信号に対して各種処理を実行することによって、モニター60上に画面を表示させるための画像信号を合成する。例えば、通常観察モード時においては、前段信号処理回路44からの画像信号に基づく画像(通常観察画像)と被験者に関する文字情報とを並べて表示させるための画像信号を合成する。また、蛍光観察モード時においては、白色光照射時に得られた画像信号と励起光照射時に得られた画像信号とを比較して、前者において明るいが後者において暗い箇所を抽出し、抽出した箇所を前者において特定色で示す画像信号を合成し、更に、この画像信号と被験者に関する文字情報とを並べて表示させるための画像信号を合成する。
後段映像信号処理回路45は、映像信号処理回路43によって合成された画像信号に対して、デジタルアナログ変換,エンコーディング,及び、インピーダンスマッチング等の処理を施してモニタ60へ出力する。
さらに、システムコントローラ42には、リモコン受信装置36及びリモコン送信装置37が接続されている。このリモコン送信装置37は、光源プロセッサ装置20の筐体の前面パネルに嵌め込まれた赤外線窓22の内側に配置された赤外線発光ダイオード(図示略)を備えている。また、リモコン受信装置36は、赤外線窓22の内側に配置された赤外線受信用フォトダイオード(図示略)を備えている。これらリモコン受信装置36及びリモコン送信装置37は、リモコン30との間で赤外線を用いた無線通信を行うための赤外線ポートである。なお、システムコントロール回路42は、リモコン受信装置36からパケット化された操作信号(各スイッチに対応付けられているとともに回路による処理に関するデータ)を受信すると、受信内容を確認するためのアクノレッジメントをパケット化し、リモコン送信装置37に出力して赤外線送信させるとともに、当該操作信号を用いて動作を行う(例えば、モードを切り替える,映像信号処理回路43に対して映像の表示態様を切り替えさせる,前段信号処理回路44に対してホワイトバランスを調整させる,ランプ用電源回路38に対してランプ33の出力を調整させる,等の制御を行う)。
さらに、システムコントロール回路42は、タイミングコントローラ46に接続されている。このタイミングコントローラ46は、各回路の動作を一致させるためのタイミング信号(クロック信号)を生成して、上述したシャッタ用駆動制御回路35,絞り用駆動制御回路26,レーザ用駆動制御回路41,前段信号処理回路44,映像信号処理回路43,後段信号処理回路45の他、CCD駆動制御回路47に供給する。
CCD駆動制御回路47は、上述した電気コネクタ31及び制御信号ケーブル18aを通じて撮像素子13にクロック信号,同期信号等の制御信号を供給する回路である。
一方、図4は、リモコン30の平面図であり、図5は、リモコン30内の回路構成を示すブロック図である。図4に示されるように、このリモコン30の表面には、光源プロセッサ装置20の操作盤23に含まれる各スイッチ23aと同じ機能を夫々割り当てられた複数のスイッチ30aが埋め込まれている。但し、これら全スイッチ23aを含むリモコン30の表面には、半透明の柔軟な樹脂からなる一枚のフィルムが液密に被せられているので、各スイッチ23aの周囲から病原菌を含む体液がリモコン30内に侵入することはない。また、図5に示されるように、各スイッチ30aは、システムコントローラ31に接続されている。そして、このシステムコントローラ31には、各スイッチ30aの他、各スイッチ30aに夫々設けられたLED34,リモコン受信装置32及びリモコン送信装置33が、接続されている。
このリモコン送信装置33は、リモコンの上端縁に嵌め込まれた赤外線窓30bの内側に配置された赤外線発光ダイオード(図示略)を備えている。また、リモコン受信装置32は、赤外線窓30bの内側に配置された赤外線受信用フォトダイオード(図示略)を備えている。これらリモコン受信装置32及びリモコン送信装置33は、内視鏡光源プロセッサ装置20のリモコン受信装置36及びリモコン送信装置37との間で赤外線を用いた無線通信を行うための赤外線ポートである。
システムコントローラ31は、図6のフローチャートに示されるように、何れかのスイッチ30aが押下されると(S1)、そのスイッチ30aの種類を特定する操作信号をパケット化し、リモコン送信装置33に出力して赤外線送信させる(S2)。このパケットが、光源プロセッサ装置20のリモコン受信装置36に正常に受信されると、上述したように、光源プロセッサ装置20のリモコン送信装置37がアクノレッジメントのパケットを送信してくる。そこで、システムコントローラ31は、アクノレッジメントのパケットがリモコン受信装置32に受信されたかどうかをチェックし(S3)、一定時間の間に受信できなかった場合,及びアクノレッジメントによって確認された操作内容がS2にて送信したものと齟齬している場合には、「誤り」であるとみなして、再度、操作信号のパケットを送信させる(S2)。これに対して、アクノレッジメントによって確認された操作内容がS2にて送信したものと一致している場合には、「正しい」とみなして、押下されたスイッチ30aに対応したLED34を点灯させる(S4)。
なお、図示は省略したが、リモコン30内部には、図5に示す各回路に電源を供給する二次電池とこの二次電池を充電するための充電回路が組み込まれている。この充電回路は、図7に示す形状のクレードル40にリモコンがセットされた状態において、このクレードル40に内蔵された交流磁界発生装置によって発生した交流磁界を誘導電流に変換して、二次電池を充電する構造となっている。このように、充電は非接触で行われるので、リモコン30の筐体の表面には充電用の電極は露出していない。
また、リモコン30の筐体には、他の如何なる種類の電極も露出していないし、全スイッチ30aに液密に被せられた1枚のシート以外に如何なる可動部もないし、非液密な継ぎ目もない。さらに、このリモコン30の筐体は、耐薬品・耐候性に優れた材料から製造されている。よって、このリモコン30は、内視鏡と同様の洗浄やガス滅菌のような滅菌処理を受けることができる。
以上のように構成される本実施形態の内視鏡システムによると、術者は、施術中に内視鏡光源プロセッサ装置20の操作盤23に触れる必要がない。即ち、操作盤23上の各スイッチ23aと同機能のスイッチ30aがリモコン30に備えられているので、術者は、施術中には、このリモコン30のスイッチ30aのみを操作すれば足りる。このリモコン30のスイッチ30aを押下すれば、上述したように、その操作内容が、リモコン送信装置33及びリモコン受信装置36を介してシステムコントローラ42に通知され、このシステムコントローラ42は、押下されたスイッチ30aに対応した動作を行うことができるのである。その結果、図1に示されるように、リモコン30は、術者の手が触れることによって汚染する可能性があるが、内視鏡光源プロセッサ装置20は、モニタ60と同じく、清潔に保たれる。従って、内視鏡光源プロセッサ装置20に対する滅菌処理は拭き取り消毒で足りる一方、リモコン30に対しては、内視鏡10と同様の滅菌処理を施すことができる。従って、次の被験者に対する術時において、これらの装置が汚染されたままとなっている状況を防止することができる。
本発明の実施形態による内視鏡システムの外観を示す外観図 リモコンを除いた内視鏡システムの内部構成を示す概略図 操作盤の拡大図 リモコンの平面図 リモコンの内部構成を示すブロック図 システムコントローラの処理を示すフローチャート 充電時の状態を示す説明図
符号の説明
10 内視鏡
12 対物光学系
13 撮像素子
20 光源プロセッサ装置
23 フロントパネル操作部
30 リモコン受信装置
30a スイッチ
32 リモコン送信装置
42 システムコントローラ
43 映像信号処理回路

Claims (3)

  1. その先端に設けられた撮像部によって被験者の体腔内の映像を撮像して画像信号を出力する内視鏡と、この内視鏡が出力した画像信号に対して処理を実行してビデオ信号に変換する回路を内蔵したプロセッサ装置と、このプロセッサ装置の前記回路による前記処理に関するデータに夫々対応付けられた複数のスイッチを備えたリモコンとからなる内視鏡システムであって、
    前記リモコンには、操作者によって何れかの前記スイッチが操作された場合に当該スイッチに対応付けられたデータを無線送信する送信装置が、更に備えられ、
    前記プロセッサ装置には、前記リモコン装置の前記送信装置が送信したデータを受信して前記回路に入力する受信装置が、更に備えられている
    ことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 被験者の体腔内の映像を撮像して画像信号を出力する撮像部がその先端に設けられているとともに前記撮像部の被写体に向けて照明光をガイドするライトガイド光学系を内蔵した内視鏡と、この内視鏡の前記ライトガイド光学系に対して照明光を導入する光源,及びこの光源を制御する回路を内蔵した光源装置と、この光源装置の前記回路による前記制御に関するデータに夫々対応付けられた複数のスイッチを備えたリモコンとからなる内視鏡システムであって、
    前記リモコンには、操作者によって何れかの前記スイッチが操作された場合に当該スイッチに対応付けられたデータを無線送信する送信装置が、更に備えられ、
    前記光源装置には、前記リモコン装置の前記送信装置が送信したデータを受信して前記回路に入力する受信装置が、更に備えられている
    ことを特徴とする内視鏡システム。
  3. 前記送信装置は、前記データを赤外光に変換して送信し、前記受信装置は、前記送信装置から送信された赤外光を受信して前記データに復元する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡システム。
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