JPH06329664A - 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法 - Google Patents

反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法

Info

Publication number
JPH06329664A
JPH06329664A JP5273829A JP27382993A JPH06329664A JP H06329664 A JPH06329664 A JP H06329664A JP 5273829 A JP5273829 A JP 5273829A JP 27382993 A JP27382993 A JP 27382993A JP H06329664 A JPH06329664 A JP H06329664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetaldehyde
aldoxane
crotonaldehyde
butylene glycol
aldol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5273829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3285439B2 (ja
Inventor
Kazuhisa Nishiguchi
和久 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP27382993A priority Critical patent/JP3285439B2/ja
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to DE69328043T priority patent/DE69328043T2/de
Priority to EP98113585A priority patent/EP0884297B1/en
Priority to DE69331565T priority patent/DE69331565D1/de
Priority to EP97104946A priority patent/EP0787709B1/en
Priority to EP93402815A priority patent/EP0616992B2/en
Priority to DE69320454T priority patent/DE69320454T3/de
Priority to TW082110290A priority patent/TW295577B/zh
Priority to US08/163,308 priority patent/US5345004A/en
Priority to KR1019930027356A priority patent/KR100276161B1/ko
Priority to US08/264,733 priority patent/US5583270A/en
Publication of JPH06329664A publication Critical patent/JPH06329664A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3285439B2 publication Critical patent/JP3285439B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 アセトアルデヒドをアルカリ触媒の存在下ア
ルド−ル縮合させて主としてアルドキサン、アセトアル
デヒド、水および少量のクロトンアルデヒドを含む反応
粗液を製造し、次いで該アルドキサンを熱分解しなが
ら、熱分解塔の塔頂から留出するアセトアルデヒドを精
製して実質的にクロトンアルデヒドが存在しないアセト
アルデヒドとしてアルド−ル縮合工程にリサイクルし、
アルドキサンおよびパラアルド−ルを主成分とする反応
粗液の製造する方法および得られたアルドキサンおよび
パラアルド−ルを主成分とする反応粗液を接触還元せし
める1,3-ブチレングリコ−ルの製造法。 【効果】 無臭の1、3-ブチレングリコ−ルを高い収率
で、かつ、アルコ−ル類の副生を抑制して製造する方法
を開発することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルドキサン(2,4−ジ
メチル−1,3 ジオキサン−6−オ−ル)およびパラアル
ド−ルを主成分とする反応粗液の製造方法および無臭の
1,3-ブチレングリコ−ルの製造法に関する。
【0002】1,3 ブチレングリコ−ルは塗料用溶剤とし
て、また、各種化合物を製造するための中間原料として
有用な化合物である。特に純度の高いグレ−ドのものは
化粧品業界において使用されている。
【0003】
【従来の技術】従来、1,3 ブチレングリコ−ルの製造方
法としては次の3方法が知られている。(I)アセトア
ルデヒドをアルド−ル縮合させてアセトアルド−ルを
得、接触還 元することによって、1,3 ブチレングリコ
−ルを得る方法(英国特許第853266号記載)。
【0004】(II)1,3 ブチレンオキサイドの加水反応
により1,3 ブチレングリコ−ルを得る方法。
【0005】(III)プリンス反応を利用してプロピレ
ンとホルムアルデヒドから1,3 ブレングリコ−ルを得る
方法。
【0006】しかしながら(II)の方法は工業的製造方
法が未だ確立していないので、実際的で無いことは明ら
かである。又、(III)の方法は収率が低いので実用的
では無い。工業的には(I)の方法で1,3 ブチレングリ
コ−ルが製造されているがアセトアルド−ルは構造的に
不安定な物質であり、脱水してクロトンアルデヒドを生
成したりするため、この方法においては種々の不純物、
例えばブタノ−ル2 −ブタノン等が副生する。
【0007】殊に、工業的製造における前記アセトアル
ド−ルは、それ自身かアセトアルデヒドの三量体である
アルドキサンを主成分としていることが知られている
[Ind.Eng.Chem.44,1003(1952)記載]。
【0008】このアルドキサンを接触還元すれば、反応
機構上、1,3 ブチレングリコ−ルとエタノ−ルに水添分
解され、前者の製造目的には不都合であることは明白で
ある。 この問題を解決する方法とし例えば、アルドキ
サンを熱分解し、アセトアルデヒドを留出させつつパラ
アルド−ルを主成分とする反応粗液を得、これを接触還
元して1,3 ブチレングリコ−ルを得る方法がある(特開
昭62−212384、特開昭62−246529)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、アルド−ル縮合
工程に引き続く、未反応アセトアルデヒドの除去およ
び、アルドキサンを熱分解し、パラアルド−ルを主成分
とする反応粗液を得ようとする工程において留出したア
セトアルデヒドは、アルド−ル縮合工程にリサイクルす
る方法がとられてきた。
【0010】このような方法であると、留出するアセト
アルデヒド中にはアルドキサン熱分解中に生成したクロ
トンアルデヒドが含まれ、このクロトンアルデヒドはア
ルド−ル縮合工程においてアセトアルデヒド等と反応し
種々の不純物を生成する。
【0011】この不純物は引き続く 1,3ブチレングリコ
−ルの製造工程において分離が困難であり、1,3 ブチレ
ングリコ−ルの製造特に化粧品向けなどの品質(臭気)
に悪影響を及ぼす。
【0012】このような状況に鑑み、本発明者は鋭意検
討した結果、本発明に到達した。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は「ア
セトアルデヒドをアルカリ触媒の存在下アルド−ル縮合
させて主としてアルドキサン、アセトアルデヒド、水お
よび少量のクロトンアルデヒドを含む反応粗液を製造
し、次いで該アルドキサンを熱分解することによりアル
ドキサンおよびパラアルド−ル主成分とする反応粗液を
製造する際、アルドキサンの熱分解工程において熱分解
塔の塔頂から留出するアセトアルデヒドを精製すること
により実質的にクロトンアルデヒドが存在しないアセト
アルデヒドをアルド−ル縮合工程にリサイクルすること
を特徴とするアルドキサンおよびパラアルド−ルを主成
分とする反応粗液の製造方法」および「上記の製造方法
で得られたアルドキサンおよびパラアルド−ルを主成分
とする反応粗液を接触還元せしめることを特徴とする1,
3-ブチレングリコ−ルの製造方法」である。
【0014】アルドキサンは2,4 −ジメチル−1,3 ジオ
キサン−6 −オ−ルの慣用名である。 以下、図1を用
いて本発明を説明する。
【0015】なお、本発明における“実質的にクロトン
アルデヒドが存在しないアセトアルデヒド”という表現
はリサイクルされるアセトアルデヒドに対するクロトン
アルデヒドの濃度が0.1%未満であることを意味す
る。
【0016】図1はアルドキサンおよびパラアルド−ル
を主成分とする反応粗液を得るための各機器を組み合わ
せたブロック図である。図1において、1−1がアルド
−ル縮合を行う反応器、1−2が触媒のアルカリを中和
するための中和槽、1−3が未反応のアセトアルデヒド
の分離とアルドキサンを熱分解するためのアルドキサン
分解塔、1−4がアセトアルデヒド精製塔である。
【0017】本発明のポイントは1−3から留出するア
セトアルデヒド中に含まれるクロトンアルデヒドを1−
4の蒸留塔で分離した後、アルド−ル縮合工程の反応器
1−1にリサイクルするところにある。
【0018】アセトアルデヒドを出発原料としてアルド
−ル縮合させる反応は通常、苛性ソ−ダ水溶液などのア
ルカリを添加しながら、温度10〜30℃で行われる。
【0019】反応終了後、酢酸のような有機酸でアルカ
リを中和して反応粗液が得られる。アルカリを中和する
際、無機酸を使用するのは機器の腐食の観点から好まし
くない。
【0020】この反応粗液[液流A]がアルドキサン分
解塔1−3に供給される。反応粗液中には通常出発原料
であるアセトアルデヒドが15〜30重量%、アルドキ
サンが55〜70重量%水分が10〜25重量%クロト
ンアルデヒドが0.5〜2重量%およびその他の化合物が
1〜2重量%含まれている。
【0021】アルドキサン分解塔1−3において、常圧
下あるいは減圧下においてアセトアルデヒドを留出させ
つつ、供給された反応粗液中のアルドキサンを熱分解す
ることによりパラアルド−ルを目的生成物として得る。
【0022】熱分解する際の温度は適用する減圧度にも
よるが、例えば、400〜500Toorr では60〜12
0℃、好ましくは、85℃付近である。滞留時間は仕込
液基準で10分〜2時間、好ましくは1時間程度であ
る。この時、缶出液[液流B]の組成は概略以下のよう
になる。
【0023】すなわち、アルドキサンが5〜60重量
%、パラアルド−ルが5〜50重量%、水分が5〜20
重量%およびアルドキサンが分解して生じたクロトンア
ルデヒドが1〜3重量%その他の化合物が1〜4重量%
含まれている。
【0024】温度が高くなるほど、滞留時間は長くなる
ほど、パラアルド−ルの生成量は増加するが、逆にクロ
トンアルデヒド等不純物の生成量も増加する。
【0025】上記のような条件で分離された缶出液[液
流B]中のパラアルド−ルが次の工程で水添されて 1,3
ブチレングリコ−ルとなる。
【0026】従来、アルドキサンを熱分解させながらア
セトアルデヒドを留出させる際、水分、クロトンアルデ
ヒドも同時に留出され、アルド−ル縮合系にリサイクル
されてきた。クロトンアルデヒドはアルド−ル縮合工程
にリサイクルされるとアセトアルデヒド等と反応し種々
の不純物を生成する問題点があった。
【0027】本発明のように、クロトンアルデヒドを除
去する具体的な手段は以下の通りである。すなわち、ア
セトアルデヒド精製塔(1−4)にサイドカットライン
(1−4−5)を取り付けて溜出物の一部をサイドカッ
トしてその溜出物をコンデンサ−(1−4−3)で凝縮
させる。次いでその凝縮物をデカンタ−(1−4−4)
で2層に分離させる。
【0028】この時クロトンアルデヒドは主に上層に含
まれている。このクロトンアルデヒドを主成分とする上
層液は回収プロセスまたは焼却プロセスに送液される。
【0029】上層液の抜きだし量はデカンタ−(1−4
−4)の界面をコントロ−ルしながらコントロ−ルす
る。
【0030】これによってアルド−ル縮合系にリサイク
ルされるアセトアルデヒドからクロトンアルデヒドが除
去される。
【0031】アセトアルデヒド精製塔(1−4)は通
常、段数20〜30を有する泡鐘塔、多孔板塔、充填塔
等が用いられる。段数が20未満では分離不能となり、
段数が30以上になると経済的に不利となるので好まし
くない。
【0032】アセトアルデヒド精製塔(1−4)に取り
付けるサイドカットライン(1−4−5)の取り付け位
置は全段数の上から50%〜90%付近、好ましくは、
70%〜80%付近である。
【0033】50%より高い位置にすると溜出液中のク
ロトンアルデヒドの濃度が上昇することになり、逆に1
0%より低い位置にすると排水中のクロトンアルデヒド
の濃度が上昇するので好ましくない。
【0034】溜出物をコンデンサ−(1−4−3)で凝
縮させるには温度5〜20℃、好ましくは、10〜15
℃である。
【0035】凝縮させるには温度が20℃より高いと凝
縮されずに散逸するアセトアルデヒドの量が増加するの
で好ましくない。
【0036】2層に分離された下層液はアセトアルデヒ
ド精製塔(1−4)にリサイクルするのが好ましい。そ
の理由はクロトンアルデヒドを効率よく除去・回収する
ためである。下層液をアセトアルデヒド精製塔(1−
4)にリサイクルする際にはサイドカットライン(1−
4−5)の取り付け位置より上部にリサイクル(1−4
−6)させる方が望ましい。
【0037】その理由は回収されたクロトンアルデヒド
中のアセトアルデヒド濃度を低く抑えるためである。な
お、リサイクルされる液の組成は概略、クロトンアルデ
ヒド5〜15%、水85〜95%である。
【0038】アセトアルデヒド精製塔(1−4)の塔頂
にはコンデンサ−(1−4−2)を取り付けて、通常は
還流比0.5〜2.0で運転するのが好ましい。
【0039】また、アルドキサン分解塔(1−3)の塔
頂からの溜出物はコンデンサ−(1−3−2)で凝縮さ
せた後、アセトアルデヒド精製塔(1−4)のサイドカ
ットリサイクルラインの取り付け位置より上部に供給す
る必要がある。
【0040】アルドキサン分解塔(1−3)の塔頂から
の溜出物の組成は概略アセトアルデヒド60〜95%、
クロトンアルデヒド1〜10%、水5〜30%およびそ
の他の成分1〜5%である。
【0041】本発明のようにアセトアルデヒドと共に留
出するクロトンアルデヒドを分離することによりアルド
−ル縮合工程にリサイクルされるアセトアルデヒド中の
クロトンアルデヒドの濃度はアセトアルデヒドに対して
0.1%未満になる。
【0042】アルドキサン分解塔1−3の留出液は主と
してアセトアルデヒド、クロトンアルデヒドおよび水分
よりなる。この留出液がアセトアルデヒド精製塔1−4
に供給され、塔中間部より気相部をサイドカットしてコ
ンデンサ−1−4−3で凝縮させた後、デカンタ−1−
4−4により分液させ上層より、クロトンアルデヒド90
〜95重量%、水分5 〜10重量%の組成の液を得る。
【0043】デカンタ−下層液はアセトアルデヒド精製
塔(1−4)本体にリサイクルされる。以上の手段によ
り塔頂より99.7〜100重量%のアセトアルデヒド
を得、アルド−ル縮合工程にリサイクルすることができ
る。
【0044】水分は塔底より抜き取り排水とするか、ア
ルド−ル縮合工程にリサイクルされる。上記のように処
理すれば、クロトンアルデヒドに由来する不純物の生成
量を抑制でき、1,3-ブチレングリコ−ルの収率を向上さ
せることが可能となった。
【0045】〈実施例〉以下、本発明を実施例により具
体的に説明するが、本発明はこの実施例のみに限定され
るものではない。
【0046】なお、各組成成分の測定においては水分は
カ−ルフィシャ−分析器、その他の成分はガスクロマト
グラフィ−、NMR 分析器を用いて同定、定量を行った。
【0047】[実施例1]図1に示したプロセスを用い
てアルド−ル縮合、アルドキサン分解、アセトアルデヒ
ド溜出、アセトアルデヒド精製(クロトンアルデヒド除
去)後アルド−ル縮合工程へのリサイクル[液流F]及
びアルドキサン分解塔缶出液[液流B]の水添反応によ
り1,3-ブチレングリコ−ルの製造を行った。
【0048】1リットルのジャケット付アルド−ル縮合
反応器(1−1)に予め調合したアセトアルデヒド水溶
液(アセトアルデヒド/水=90/10、アセトアルデヒ
ド中のクロトンアルデヒドは検出されなかった)500
gを仕込み、温度15〜20℃に冷却した。
【0049】ついで、強力に攪拌しながら、0.5%苛
性ソ−ダ水溶液10gを少しずつ滴下し、7時間反応さ
せた。その間、反応温度20℃に維持した。
【0050】次いで、中和槽(1−2)において、希酢
酸でpHが6.2になるように厳密に中和し、2時間熟成
させた。
【0051】ついで、アルド−ル縮合反応で生成したア
ルドキサンを含む反応粗液の熱分解を連続フラッシュ蒸
発装置(アルドキサン分解塔、1−3)において行っ
た。
【0052】アルドキサン分解塔への仕込液[液流A]
(すなわち、中和後のアルド−ル縮合反応粗液)の組成
は、アセトアルデヒド24.88 重量%、アルドキサン63.7
4 重量%、水10.46 重量%クロトンアルデヒド 0.30 重
量%、その他 0.62 重量%であった。
【0053】アルドキサン分解塔において、加熱調節し
ながら缶液温度80℃、滞留時間は86分(缶出基準)
でアセトアルデヒドを含む液[液流C]を留出させた。
留出率は、46.5%であった。
【0054】次に、アルドキサン分解塔の塔頂から得ら
れたアセトアルデヒドを含む液をサイドカットライン
(1−4−5)、コンデンサ−(1−4−3)、デカン
タ−(1−4−4)およびリサイクルライン(1−4−
6)を有するアセトアルデヒド精製塔(1−4)に仕込
み、塔頂温度約20℃、塔底温度約100℃、常圧でサイド
カットラインからクロトンアルデヒドを除去しながら精
製されたアセトアルデヒド192gを得た。
【0055】得られた精製アセトアルデヒド中のクロト
ンアルデヒド濃度は0.1%未満であった。また、アル
ドキサン分解塔からの缶出液[液流B]の組成はアルド
キサン54.50 重量%、パラアルド−ル31.35 重量%、水
10.56 重量%、クロトンアルデヒド 1.63 重量%、その
他 1.95 重量%であった。
【0056】次に1リットルのオ−トクレ−ブを利用し
て、上記で得られた、缶出液200gを仕込み、触媒と
してラネ−ニッケルを15%添加した後、水素圧力80
kg/cm2の下で120℃で30分間反応させた。
【0057】この反応粗液を順次、脱アルコ−ル蒸留、
脱水蒸留、脱塩、脱高沸蒸留、脱低沸蒸留して無臭の1,
3-ブチレングリコ−ルを得た。
【0058】この時、臭気評点8の無臭の1,3-ブチレン
グリコ−ルの蒸留収率(反応粗液中の1,3-ブチレングリ
コ−ルのうち無臭の1,3-ブチレングリコ−ルとなったも
のを%で示した値)は76.6%であった。また、アル
コ−ル類の副生率は200であった。
【0059】なお、臭気の評価は5名の熟練パネラ−が
大気中にてすみやかに臭いをかぎ、比較する方法によっ
て行った。
【0060】[実施例2]表1に示したごとく、アルド
キサン分解の操作条件(温度)を変更し、かつ、実施例
1で得られた精製アセトアルデヒドを一部使用した以外
は、実施例1と同様に処理した。結果は第1表に示した
通りである。
【0061】得られた、無臭の1,3-ブチレングリコ−ル
の蒸留収率(反応粗液中の1,3-ブチレングリコ−ルのう
ち無臭の1,3-ブチレングリコ−ルとなったものを%で示
した値)は78.0%であった。また、アルコ−ル類の
副生率は280であった。
【0062】[比較例1〜3]図1におけるアルドキサ
ン分解塔留出液[液流C]をアセトアルデヒド精製塔で
処理せず、直接アルド−ル縮合工程にリサイクル[液流
F]したこと以外は実施例1と同じ条件で行った。結果
およびアルドキサン分解塔の操作条件は表1に示した通
りである。
【0063】実施例1および2のフラッシュ蒸発で得ら
れた留出液232.5gとアセトアルデヒド水溶液(ア
セトアルデヒド/水=91/9)267.5gを1リッ
トルのジャケット付フラスコを利用して、実施例と同様
の条件で反応させた。
【0064】引続いて、連続フラッシュ蒸発を用いて、
上記生成液を仕込み、加熱調節しながらこれも実施例と
同条件下で行った。
【0065】次に1リットルのオ−トクレ−ブを利用し
て、上記で得られた、缶出液を実施例と同条件で接触還
元した。
【0066】この反応粗液を順次実施例と同条件で、脱
アルコ−ル蒸留、脱水蒸留、脱塩脱高沸蒸留、脱低沸蒸
留し無臭の1,3-ブチレングリコ−ルを得た。
【0067】比較例1において得られた無臭の1,3-ブチ
レングリコ−ルの蒸留収率は59.6%であった。ま
た、アルコ−ル類の副生率は200であった。
【0068】比較例2において得られた無臭の1,3-ブチ
レングリコ−ルの蒸留収率は70.0%であった。ま
た、アルコ−ル類の副生率は280であった。
【0069】比較例3において得られた無臭の1,3-ブチ
レングリコ−ルの蒸留収率は34.1%であった。ま
た、アルコ−ル類の副生率は150であった。
【0070】本発明の方法を実施すれば無臭の1,3-ブチ
レングリコ−ルの蒸留収率が高いだけでなく、表1に示
されたデ−タから明らかなように、比較例1および比較
例2におけるよりもブタノ−ルの生成量、高沸物の生成
量およびその他物質の生成量すべてが減少することが判
明した。
【0071】[実施例3]アルドキサン分解の操作条件
(温度)を85℃変更し、かつ、実施例1で得られた精
製アセトアルデヒドを一部使用した以外は、実施例1と
同様に処理した。得られた、無臭の1,3-ブチレングリコ
−ルの蒸留収率(反応粗液中の1,3-ブチレングリコ−ル
のうち無臭の1,3-ブチレングリコ−ルとなったものを%
で示した値)は65.0%であった。また、アルコ−ル
類の副生率は150であった。
【0072】なお、アルコ−ル類の副生率の単位は目的
製品である1,3-ブチレングリコ−ル1000Kgに対するKgで
ある。
【0073】アルコ−ル類の副生率を横軸に、無臭の1,
3-ブチレングリコ−ルの蒸留収率を縦軸にとって前記実
施例および比較例で得られた数値をプロットすると図1
のようになる。
【0074】 表1 実施例1 実施例2 比較例1 比較例2 アルドキサン分解塔の操作条件 缶出温度[℃] 80 75 80 75 圧力 [torr] 760 760 760 760 滞留時間[min ] 86 86 86 86 アルド−ル縮合反応器へのリサイクル液の組成 アセトアルデヒド/水 90/10 88/12 85/15 87/13 アセトアルデヒド中のクロトンアルデヒド含有量 0% <0.1% 3.60 2.34 アルドキサン分解塔への仕込み液重量% アセトアルデヒド 24.88 25.19 25.06 22.29 アルドキサン 63.74 61.96 59.76 65.04 パラアルド−ル - - - - 水 10.46 11.93 12.00 11.00 クロトンアルデヒド 0.30 0.45 1.61 0.81 その他 0.62 0.91 1.57 1.10 アルドキサン分解塔からの缶出液重量% アセトアルデヒド - - - - アルドキサン 54.50 41.44 38.92 56.71 パラアルド−ル 31.35 44.12 43.44 28.39 水 10.56 11.16 11.50 10.50 クロトンアルデヒド 1.63 1.59 2.46 1.70 その他 1.95 1.68 3.68 2.69 表1(続き) 実施例1 実施例2 比較例1 比較例2 水添後の粗液 エタノ−ル 14.00 10.81 13.03 19.03 水 11.42 18.39 11.76 10.75 ブタノ−ル 1.63 1.68 2.51 1.74 1,3-ブチレングリコ−ル 71.14 67.01 68.12 65.11 高沸物 1.62 1.72 3.53 2.60 その他 0.19 0.39 1.06 0.77
【0075】
【発明の効果】表1および図2から、本発明のクロトン
アルデヒドが存在しないアセトアルデヒドをアルド−ル
縮合工程にリサイクルする方法を実施すればどのアルド
キサン分解温度においても、また、アルコ−ル類の副生
量をいずれの値にコントロ−ルしても無臭の1,3-ブチレ
ングリコ−ルの蒸留収率が高くなることが明らかであ
る。 なお、一般的にアセトアルデヒドをアルカリ触媒
の存在下アルド−ル縮合させて1,3-ブチレングリコ−ル
を製造する方法においては、アルコ−ル類の副生量を抑
制できる条件で運転すれば無臭の1,3-ブチレングリコ−
ルの蒸留収率が低くなり、逆に副生量を抑制しないよう
な条件で運転すれば無臭の1,3-ブチレングリコ−ルの蒸
留収率が高くなることが知られている。(以下余白)
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の方法を実施するための機器を組
み合わせたフロ−シ−トである。
【図2】図2は本発明のクロトンアルデヒドが存在しな
いアセトアルデヒドをアルド−ル縮合工程にリサイクル
する方法と従来法であるクロトンアルデヒドが存在する
アセトアルデヒドをアルド−ル縮合工程にリサイクルす
る方法における無臭の1,3-ブチレングリコ−ルの蒸留収
率を比較したグラフである。
【符号の説明】
1−1:アルド−ル縮合反応器 1−2:中和槽 1−3:アルドキサン分解塔 1−3−1:リボイラ− 1−3−2:コンデンサ− 1−4:アセトアルデヒド精製塔 1−4−1:リボイラ− 1−4−2:コンデンサ− 1−4−3:コンデンサ− 1−4−4:デカンタ− 1−4−5:サイドカットライン 1−4−6:リサイクルライン (以下余白)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセトアルデヒドをアルカリ触媒の存在
    下アルド−ル縮合させて主としてアルドキサン、アセト
    アルデヒド、水および少量のクロトンアルデヒドを含む
    反応粗液を製造し、次いで該アルドキサンを熱分解する
    ことによりアルドキサンおよびパラアルド−ル主成分と
    する反応粗液を製造する際、アルドキサンの熱分解工程
    において熱分解の塔頂から留出するアセトアルデヒドを
    精製することにより実質的にクロトンアルデヒドが存在
    しないアセトアルデヒドをアルド−ル縮合工程にリサイ
    クルすることを特徴とするアルドキサンおよびパラアル
    ド−ルを主成分とする反応粗液の製造法。
  2. 【請求項2】 デカンタ−を具備したサイドカットライ
    ンを有する蒸留塔を使用してアセトアルデヒドを精製す
    る請求項1記載の反応粗液の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1の製造方法で得られたアルドキ
    サンおよびパラアルド−ルを主成分とする反応粗液を接
    触還元せしめることを特徴とする1,3-ブチレングリコ−
    ルの製造法。
JP27382993A 1992-06-12 1993-11-01 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法 Expired - Lifetime JP3285439B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27382993A JP3285439B2 (ja) 1993-03-24 1993-11-01 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法
EP98113585A EP0884297B1 (en) 1993-03-24 1993-11-19 An improved process for the preparation of 1,3-butylene glycol
DE69331565T DE69331565D1 (de) 1993-03-24 1993-11-19 Ein verbessertes Verfahren zur Herstellung von 1,3-Butylenglykol
EP97104946A EP0787709B1 (en) 1993-03-24 1993-11-19 An improved process for the preparation of 1,3-betylene glycol
EP93402815A EP0616992B2 (en) 1993-03-24 1993-11-19 Process for the preparation of 1,3-butylene glycol
DE69320454T DE69320454T3 (de) 1993-03-24 1993-11-19 Verfahren zur Herstellung von 1,3-butylenglykol
DE69328043T DE69328043T2 (de) 1993-03-24 1993-11-19 Verbessertes Verfahren zur Herstellung von 1,3-Butylenglykol
TW082110290A TW295577B (ja) 1992-06-12 1993-12-06
US08/163,308 US5345004A (en) 1993-03-24 1993-12-08 Process for the preparation of 1,3-butylene glycol
KR1019930027356A KR100276161B1 (ko) 1993-03-24 1993-12-11 개선된 1,3-부틸렌글리콜의 제조방법
US08/264,733 US5583270A (en) 1993-03-24 1994-06-23 Process for the preparation of 1,3-butylene glycol

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6518693 1993-03-24
JP5-65186 1993-03-24
JP27382993A JP3285439B2 (ja) 1993-03-24 1993-11-01 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06329664A true JPH06329664A (ja) 1994-11-29
JP3285439B2 JP3285439B2 (ja) 2002-05-27

Family

ID=26406314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27382993A Expired - Lifetime JP3285439B2 (ja) 1992-06-12 1993-11-01 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3285439B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213825A (ja) * 2000-02-04 2001-08-07 Daicel Chem Ind Ltd 高純度1,3−ブチレングリコール
JP2021091625A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 昭和電工株式会社 パラアルドールの製造方法
WO2021132368A1 (ja) 2019-12-28 2021-07-01 株式会社ダイセル 1,3-ブチレングリコールの製造方法
JP2021098657A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 昭和電工株式会社 パラアルドールの製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6075478A (ja) * 1983-08-04 1985-04-27 バスフ アクチェンゲゼルシャフト 市販のホルムアルデヒド水溶液からトリオキサンを製造する方法及び装置
JPS6165834A (ja) * 1984-09-07 1986-04-04 Daicel Chem Ind Ltd 1,3−ブチレングリコ−ルの精製法
JPS62212384A (ja) * 1986-03-13 1987-09-18 Daicel Chem Ind Ltd パラアルド−ルの製造方法
JPS62246529A (ja) * 1986-03-24 1987-10-27 Daicel Chem Ind Ltd 1,3−ブチレングリコ−ルの製造方法
JPS63162686A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 Asahi Chem Ind Co Ltd トリオキサンの回収法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6075478A (ja) * 1983-08-04 1985-04-27 バスフ アクチェンゲゼルシャフト 市販のホルムアルデヒド水溶液からトリオキサンを製造する方法及び装置
JPS6165834A (ja) * 1984-09-07 1986-04-04 Daicel Chem Ind Ltd 1,3−ブチレングリコ−ルの精製法
JPS62212384A (ja) * 1986-03-13 1987-09-18 Daicel Chem Ind Ltd パラアルド−ルの製造方法
JPS62246529A (ja) * 1986-03-24 1987-10-27 Daicel Chem Ind Ltd 1,3−ブチレングリコ−ルの製造方法
JPS63162686A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 Asahi Chem Ind Co Ltd トリオキサンの回収法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213825A (ja) * 2000-02-04 2001-08-07 Daicel Chem Ind Ltd 高純度1,3−ブチレングリコール
JP2021091625A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 昭和電工株式会社 パラアルドールの製造方法
JP2021098657A (ja) * 2019-12-20 2021-07-01 昭和電工株式会社 パラアルドールの製造方法
WO2021132354A1 (ja) 2019-12-28 2021-07-01 株式会社ダイセル 1,3-ブチレングリコールの製造方法、及び1,3-ブチレングリコール製品
WO2021132342A1 (ja) 2019-12-28 2021-07-01 株式会社ダイセル 1,3-ブチレングリコールの製造方法、及び1,3-ブチレングリコール製品
WO2021132361A1 (ja) 2019-12-28 2021-07-01 株式会社ダイセル 1,3-ブチレングリコールの製造方法、及び1,3-ブチレングリコール製品
WO2021132368A1 (ja) 2019-12-28 2021-07-01 株式会社ダイセル 1,3-ブチレングリコールの製造方法
WO2021132343A1 (ja) 2019-12-28 2021-07-01 株式会社ダイセル 1,3-ブチレングリコールの製造方法、及び1,3-ブチレングリコール製品
KR20220119711A (ko) 2019-12-28 2022-08-30 주식회사 다이셀 1, 3-부틸렌 글리콜의 제조 방법 및 1, 3-부틸렌 글리콜 제품
KR20220119718A (ko) 2019-12-28 2022-08-30 주식회사 다이셀 1, 3-부틸렌 글리콜의 제조 방법 및 1, 3-부틸렌 글리콜 제품
KR20220119717A (ko) 2019-12-28 2022-08-30 주식회사 다이셀 1, 3-부틸렌 글리콜의 제조 방법 및 1, 3-부틸렌 글리콜 제품
KR20220119713A (ko) 2019-12-28 2022-08-30 주식회사 다이셀 1, 3-부틸렌 글리콜의 제조 방법
KR20220119712A (ko) 2019-12-28 2022-08-30 주식회사 다이셀 1, 3-부틸렌 글리콜의 제조 방법 및 1, 3-부틸렌 글리콜 제품

Also Published As

Publication number Publication date
JP3285439B2 (ja) 2002-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5426249A (en) Process for the simultaneous production of 1,2- and 1,3-propanediol
JP3243623B2 (ja) プロピレンオキシドとスチレンモノマーの共製造法
JP2010159212A (ja) アルコールの分離方法
US6692616B2 (en) Method for purifying trimethylolpropane, which is produced by hydrogenation, by means of continuous distillation
US7301058B2 (en) Method for increasing yield in the production of polyvalent alcohols by splitting by-products containing acetal
JP4284477B2 (ja) 高純度トリメチロールプロパンの製造法
KR20010102420A (ko) 고순도 1,3-부틸렌글리콜, 1,3-부틸렌글리콜의 제조 방법,및 부생 부탄올과 초산부틸의 제조 방법
US2848500A (en) Preparation of purified formaldehyde
JP3244350B2 (ja) 高純度酢酸の製造方法
KR100884121B1 (ko) 반응 혼합물로부터 트리메틸올프로판의 단리 방법
US3972955A (en) Process for preparation of isoprene
CN1331070A (zh) 丙酮合成甲基异丁基酮的分离方法
KR102224243B1 (ko) 트리메틸올프로판의 제조장치 및 이를 이용한 제조방법
JP2009519320A (ja) 精製メチルイソブチルケトンを製造するための方法および装置
EP1960340A2 (en) Method and apparatus for producing purified methyl isobutyl ketone
KR101611371B1 (ko) 1,2-프로판디올의 제조 방법
US4935555A (en) Purification of neopentyl glycol
JP3285439B2 (ja) 反応粗液の製造法および1,3−ブチレングリコ−ルの製造法
TW202124351A (zh) 清除甲基丙烯酸甲酯之低沸點組分的方法
KR20020062666A (ko) 다가 알콜의 합성에서 생성된 고비점 부생성물의 분해 방법
JPH07116081B2 (ja) 1,3−ブチレングリコ−ルの精製法
JP4530461B2 (ja) 1,3−ブチレングリコールの精製方法
JPS58183641A (ja) (メタ)アクリル酸メチルの精製法
EP0030109B1 (en) Process for producing isoprene
JP2001213824A (ja) 精製1,3−ブチレングリコールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090308

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11