JPH0632654Y2 - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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JPH0632654Y2
JPH0632654Y2 JP2752089U JP2752089U JPH0632654Y2 JP H0632654 Y2 JPH0632654 Y2 JP H0632654Y2 JP 2752089 U JP2752089 U JP 2752089U JP 2752089 U JP2752089 U JP 2752089U JP H0632654 Y2 JPH0632654 Y2 JP H0632654Y2
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JP
Japan
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coil
air
core
core coil
pair
Prior art date
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JP2752089U
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洋一 篠崎
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TDK Corp
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TDK Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、インダクタやチョークコイル等に用いられる
コイル部品に関する。
(従来の技術) 従来のコイル部品は、第6図にインダクタとして構成さ
れるものについて示すように、樹脂製ボビン1に丸線で
なるコイル2を巻装し、ボビン1に植設した端子3にコ
イル2の端部をからげて半田付けし、ボビン1にコア4
を組合わせ、周囲を樹脂5によりモールドした構造を有
していた。
(考案が解決しようとする課題) この従来構造においては、コイル2の端部を引き出して
端子3にからげなくてはならず、手間がかかり、また、
この構造によると、小型化に限界があり、このコイル部
品構造により前記のようにインダクタ等を構成すると、
第7図に示されるように、縦横の寸法a、bで決定され
る床面積が広く、また高さhも大きなものとなり、プリ
ント基板への表面実装化の要求に応えることができなか
った。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、巻線の引き出
し部分が不要となり、製造工程が簡略化され、小型化が
達成される構造のコイル部品を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するため、自己融着性平角
線でなる1個以上の渦巻状空心コイルと2枚の端子板と
からなり、前記空心コイルの内端と外端の絶縁被覆を剥
離し、一方の端子板の対をなす一対の立上り片間で前記
空心コイル外端の絶縁被覆剥離部とコイル内周面間を挟
持し、他方の端子板の対をなす一対の立上り片間で前記
空心コイル内端の絶縁被覆剥離部とコイル外周面間を挟
持し、前記各絶縁被覆剥離部を前記各端子板にそれぞれ
半田付けしたことを特徴とする。
本考案において、前記空心コイルの外端と内端に、前記
立上り片間を係止する折り曲げ部を設ける場合もある。
(作用) 本考案によるコイル部品は、上記のように、コイルが渦
巻き状自己融着平角線でなる渦巻状空心コイルでなるの
で、コイル自体がブロック状をなし保形される。また、
このブロック状の空心コイルに対をなす立上り片が嵌合
されることにより端子板が機械的に組合わされ、かつ半
田付け部により電気的に接続され、一体化される。
空心コイルの内端および外端に立上り片を係止する折り
曲げ部を設けることにより、半田付け時に平角線の絶縁
被覆が溶融熱により融解しばらけることが防止される。
(実施例) 第1図ないし第3図は本考案によるコイル部品の一実施
例を説明するものであり、第1図は平面図、第2図は自
己融着性平角線の断面図、第3図はコイル部品の組立て
工程図である。
第1図に示すように、本考案の空心コイル10は、自己
融着性平角線11を渦巻状に巻いたもので、平角線11
は、第2図に示すように例えば銅等でなる線材12の表
面に例えばポリアミドイミド樹脂フィルム等の絶縁被覆
13を施したものを用い、第3図(A)に示すように、巻
き枠(図示せず)に渦巻状に巻きながらアルコール等の
溶剤処理または例えば200℃程度に加熱する処理を行
なうことにより、内外方向に隣接する層の絶縁被覆13
どうしを固着し、これにより、平角線11を密着し一体
化させた渦巻状空心コイル10を得る。
該空心コイル10は、第3図(B)に示すように、渦巻状
に形成する前に外端の外面と内端の内面に相当する部分
c、dの絶縁被覆13を機械加工により剥離しておき、
第3図(B)および第3図(C)に示すように、端子板用リー
ドフレーム14に形成した対をなす2組の立上り片15
と16、17と18間に空心コイル10の対向する2個
所を挟持させて空心コイル10をリードフレーム14に
セットする。この場合、リードフレーム14上には、空
心コイル10との間の絶縁を確保する絶縁紙19を予め
貼付けておく。また、リードフレーム14の一方の組の
外側の立上り片15が空心コイル10の外端の絶縁被覆
剥離部cに当接し、他方の組の内側の立上り片17が空
心コイル10の内端の絶縁被覆剥離部dに当接するよう
に、空心コイル10をリードフレーム14にセットし、
半田e、fにより立上り片15、17に絶縁被覆剥離部
c、dを接続する。
このように半田付けを行なう場合、第1図に示すよう
に、空心コイル10の外端と内端に折り曲げ部g、hを
形成しておき、各折り曲げ部g、hをそれぞれ立上り片
15、17に係止させておくことにより、半田付けの際
の溶融熱によって絶縁被覆13が融解して空心コイル1
0が2点鎖線iのようにばらけることを防止することが
できる。
このように空心コイル10にリードフレーム14を取付
けた後、金型を用いて切断、折り曲げを行ない、第3図
(D)に示すように、左右の分割された端子板20、21
が空心コイル10に組合わされたコイル部品を得る。本
実施例の端子板20、21には、それぞれ2個の表面実
装型半田付け部j、kが形成されているが、これらはそ
れぞれ1個でもよく、また、半田付け部j、kは必ずし
も表面実装型でなくても良い。まお本実施例のコイル部
品は、コアに組合わされて構成される後述のインダクタ
に用いられるものについて示しているので、これらの端
子板20、21の両側には、コアに組合わせるためのそ
れぞれ垂直に曲成された位置決め片22、23が設けら
れている。
第4図は前記コイル部品の適用例であるインダクタの分
解斜視図、第5図はその組立て状態を示す斜視図であ
る。第4図および第5図において、24、25は分割コ
ア、26、27は分解コア24、25と空心コイル10
および端子板20、21とを絶縁する絶縁紙、28は絶
縁紙でなるスペーサーリングである。
このインダクタは次のように組合わされる。まず、絶縁
紙27の穴lを分割コア25の心部25bに嵌めて分割
コア25の凹部25a内に絶縁紙27を装着する。次に
その上に空心コイル10に組合わされた端子板20、2
1の立上り片16、17が絶縁紙27の垂直片m、mの
外側に嵌まり、かつ端子板20、21の両側が絶縁紙2
7の垂直片n、n間に嵌まり込み、さらに位置決め片2
2、23間で分割コア25を垂直片p、pを介して挟持
させてセットする。この構造により、第5図の矢印A方
向および矢印B方向について空心コイル10が分割コア
25に対して位置決めされる。
次に、スペーサーリング28をその下縁が端子板20、
21の上面に当接し、かつ空心コイル10を囲むように
装着する。一方、予め分割コア24の凹部24a、心部
24bに対し、絶縁紙26を、前記絶縁紙27の分割コ
ア25に対する装着と同様に装着しておき、絶縁紙26
の垂直片m、mが立上り片16、17の内側になるよう
に分割コア24を装着する。このように分割コア24、
25をその間に空心コイル10に挟持して組合わせた状
態とし、第5図に示すように、締付け用テープ30をコ
ア外周に巻付ける。この場合、スペーサーリング28の
高さを、絶縁紙26、27の間隔より大としておくこと
により、スペーサーリング28を介して端子板20、2
1が絶縁紙27を介して分割コア25に押し付けられ
る。
このような構造のインダクタは、非常に小型に構成でき
る。具体的には、第7図に示した各部寸法a=31.5mm、b
=28.0mm、h=31.0mmのものと同一特性の本考案によるコ
イル部品を用いたインダクタは、a=29.0mm、b=27.0m
m、h=9.8mmのサイズで構成可能であり、面積で約11%
削減され、高さを従来品の約1/3とすることができた。
上記実施例においては、1個の空心コイル10に対して
端子板20、21を取付けたが、2個以上の空心コイル
を重ねてこれらに一対の端子板20、21を組合わせて
も良い。
(考案の効果) 請求項1によれば、ブロック状でかつ渦巻状の空心コイ
ルに対をなす立上り片が嵌合されることにより端子板が
機械的に組合わされ、かつ半田付け部により電気的に接
続されるため、端子への引き出し部分が不要となり、か
らげ作業が不要となるので、製造工程が簡略化される。
また、コイルが自己融着性平角線を渦巻状に一体に形成
したものでなるため、比較的電流容量の大きなコイル部
品であってもコンパクトに構成され、小型化が達成され
る。
請求項2によれば、空心コイルの内端および外端に立上
り片を係止する折り曲げ部を設けたので、半田付け時に
平角線の絶縁被覆が溶融熱により融解しばらけることが
防止され、ばらけ防止のための治具を必要としないの
で、作業性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるコイル部品の一実施例を示す平面
図、第2図は本考案において要いる自己融着性平角線を
示す一部切断斜視図、第3図は本考案の製造工程図、第
4図および第5図はそれぞれ該実施例のコイル部品を用
いて構成されるインダクタの分解斜視図および組立て状
態を示す斜視図、第6図は従来のコイル部品を用いたイ
ンダクタの断面図、第7図はその斜視図である。 10:空心コイル、11:自己融着性平角線、12:線
材、13:絶縁被覆、15〜18:立上ち片、20、2
1:端子板、c、d:絶縁被覆剥離部、e、f:半田、
g、h:折り曲げ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己融着性平角線でなる1個以上の渦巻状
    空心コイルと2枚の端子板とからなり、前記空心コイル
    の内端と外端の絶縁被覆を剥離し、一方の端子板の対を
    なす一対の立上り片間で前記空心コイル外端の絶縁被覆
    剥離部とコイル内周面間を挟持し、他方の端子板の対を
    なす一対の立上り片間で前記空心コイル内端の絶縁被覆
    剥離部とコイル外周面間を挟持し、前記各絶縁被覆剥離
    部を前記各端子板にそれぞれ半田付けしたことを特徴と
    するコイル部品。
  2. 【請求項2】前記空心コイルの外端と内端に、前記立上
    り片間を係止する折り曲げ部を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のコイル部品。
JP2752089U 1989-03-11 1989-03-11 コイル部品 Expired - Lifetime JPH0632654Y2 (ja)

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JPH02118919U JPH02118919U (ja) 1990-09-25
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