JPH06325115A - マイクロルート探索支援システムおよびそのプロフィールチャート作成方法 - Google Patents

マイクロルート探索支援システムおよびそのプロフィールチャート作成方法

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JPH06325115A
JPH06325115A JP5108147A JP10814793A JPH06325115A JP H06325115 A JPH06325115 A JP H06325115A JP 5108147 A JP5108147 A JP 5108147A JP 10814793 A JP10814793 A JP 10814793A JP H06325115 A JPH06325115 A JP H06325115A
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JP
Japan
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profile chart
topographic map
map image
image
microroute
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JP5108147A
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Hitoshi Okuda
仁 奥田
Yasunobu Tanaka
康伸 田中
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロフィール作成時間を短縮する。 【構成】 画像読取装置20または記憶装置40から入
力した地形図画像を表示装置30の表示画面に表示す
る。表示の地形図画像上で、マウス18によりマイクロ
ルートの送信位置、受信位置を指定する。CPU11は
指定された位置情報と、記憶装置40から入力された標
高メッシュデータに基づきRAM13上でプロフィール
チャートを作成し、作成のプロフィールチャートを表示
装置30に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、番組中継のためのマイ
クロルートを決定するためのマイクロルート探索支援シ
ステムおよびそのプロフィールチャート作成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ますます緊急報道の重要性が増し
て来ている。その際、緊急報道時のマイクロルートを確
保するために、まずマイクロルートの送受信点の位置
を、平面図形態の地形図に基づき確認する。具体的には
定規で地形図を測り、送受信点の位置の緯度、経度を検
出する。次に国土地理院発行の標高メッシュデータを利
用して、地形の断面形状図(以下、プロフィールチャー
トと称す)をコンピュータ等で作成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなマイクロル
ートの決定処理は煩雑であり、時間もかかってしまう。
特に緊急を要する場合に対応仕切れないという不具合が
あった。
【0004】そこで、本発明の第1目的は、上述の点に
鑑みて、迅速にプロフィールチャートを作成することの
可能なマイクロルート探索支援システムおよびそのプロ
フィールチャート作成方法を提供することにある。
【0005】また、上述のプロフィールチャートの作成
方法では作成されたプロフィールチャートの形状が実際
の断面形状と大幅に異なる可能性があるという不具合も
あった。すなわち、プロフィールチャートの作成に用い
られる上述の標高メッシュデータは緯度方向で480分
の1度、経度方向で320分の1度の間隔、概略250
m間隔で地形を平面的に縦横に細分化(メッシュ化)
し、細分化した各位置の標高を示すデータである。この
ため、この概略250mの間に突起や陥没があってもそ
の標高データは標高メッシュデータには現れていないの
で、作成されたプロフィールチャートの示す形状と、実
際の地形形状との間には誤差が発生する。また、定規等
の測定誤差も加わってしまう。
【0006】さらに、標高メッシュデータをもとに細分
化した2点の中間のポイントの標高を求めるには、メッ
シュの方向(縦または横)に対して補完することになる
が、この補完の方向と実際の地形図の等高線に直交する
方向(本来の補完方向)とは必ずしも一致しないため、
実際の地形形状との間に大きな誤差が発生するおそれが
ある。
【0007】そこで、本発明の第2の目的は、作成した
プロフィールチャートの修正部分(マイクロルートのク
リアランスが充分取れないおそれのある部分)をユーザ
ーが発見できるマイクロルート探索支援システムおよび
そのプロフィールチャート作成方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、地形図画像を入力する第
1入力手段と、該地形図画像の示す地形を細分化し、細
分化した位置の標高を示す標高メッシュデータを入力す
る第2入力手段と、当該入力された地形図画像を表示す
る表示手段と、当該表示された地形図画像上の特定位置
を指示することによりマイクロルートの送信位置および
受信位置を指示する第1指示手段と、当該指示された送
信位置および受信位置の間の地形断面形状を示すプロフ
ィールチャートを、前記標高メッシュデータを用いた補
完手法により作成する第1画像処理手段と、当該作成さ
れたプロフィールチャートを可視出力する第1出力手段
とを具えたことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、前記プロフィールチャ
ートの修正位置およびその位置の標高の修正値を指示す
る第2指示手段と、当該指示された位置の周辺のプロフ
ィールチャートを前記修正値に基づき予め定めた形状に
部分的に修正する第2画像処理手段と、当該修正された
プロフィールチャートを可視出力する第2出力手段とを
さらに具えたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、地形図画像を入力す第
1ステップと、該地形図画像の示す地形を細分化し、細
分化した位置の標高を示す標高メッシュデータを入力す
る第2ステップと、当該入力された地形図画像を表示す
る第3ステップと、当該表示された地形図画像上の特定
位置を指示することによりマイクロルートの送信位置お
よび受信位置を指示する第4ステップと、当該指示され
た送信位置および受信位置の間の地形断面形状を示すプ
ロフィールチャートを、前記標高メッシュデータを用い
た補完手法により作成する第5ステップと、当該作成さ
れたプロフィールチャートを可視出力する第6ステップ
とを具えたことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、前記プロフィールチャ
ートの修正位置およびその位置の標高の修正値を指示す
る第7ステップと、当該指示された位置の周辺のプロフ
ィールチャートを前記修正値に基づき予め定めた形状に
部分的に修正する第8ステップと、当該修正されたプロ
フィールチャートを可視出力する第9ステップとをさら
に具えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は、メッシュデータの示す3次元空間上
に2つの点が与えられるとこの2つの点の間のプロフィ
ール(側断面)はメッシュデータに基づき画像処理によ
り作成可能なことに着目し、請求項1、3の発明では、
マイクロルートの送信点および受信点の指定に地形図を
用いることにより、ユーザーが容易かつ迅速に、さらに
正確に指定操作を行えるようにする。これにより、作成
図形を正確にすることができる。また地形図上の2つの
位置(送信位置、受信位置)の指定により範囲が定まる
プロフィールチャートをメッシュデータの補完手法によ
り第1画像処理手段が作成するのでより早く作画でき
る。
【0013】請求項2、4の発明では、プロフィールチ
ャート(地形ライン)とプロフィールチャート上のマイ
クロルートとの鉛直方向の距離が接近している部分、す
なわちクリアランスが充分取れていないおそれのある部
分を表示画面上で発見することができ、この部分を修正
部分として修正値を第2画像処理手段に与えることで修
正部分をより正しい形状に補正することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】本発明の原理を最初に図1により説明す
る。図1は地形図上で設定されたマイクロルートと、標
高メッシュデータ上のマイクロルートおよびプロフィー
ルチャートの関係を示す図である。
【0016】標高メッシュデータは緯度、経度、及びこ
れらに対応した標高で構成される3次元データなので、
図1においては表記上、縦/横の線で各緯度/経度の位
置を示している。標高データ(不図示)は、縦横の線の
交点の位置の標高を示す。
【0017】本発明方法では地形図画像を用いてマイク
ロルートの送信点Aと受信点Bをユーザーが指示する
と、マイクロルート探索支援システムでは地形図画像上
の点A,点Bに対応する点を標高メッシュデータの示す
3次元空間上に設定する。この3次元空間上の点A,B
を結ぶ線分上の各点に対応の標高データを縦軸、2点間
の距離を横軸にしてプロットし、プロット点を接続した
図形がプロフィールチャートとなる。
【0018】このようなプロフィールチャートを作成す
るためには次のような演算処理をマイクロルート探索支
援システム内で実行する。すなわちメッシュの縦線もし
くは横線(図1参照)と線分A,Bとの交点位置を求め
る。この交点位置に対応する標高を補完演算により求め
る。より具体的には、たとえば、図1の点Eの交点の位
置が求まると、点Eを挟むメッシュ交点F,Gを選択
し、点F,Gの標高値を、これら点F,Gから点Eまで
の距離に対応させて比例配分することにより点Eの標高
値を算出する。このような演算をすべての交点に対して
実行するようにして、標高メッシュ空間上の線分A、B
上の複数の点のAまたはB点からの距離と標高データを
得る。これらのデータを用いてマイクロルート探索支援
システムのメモリ上でプロフィールチャートを作成し、
表示する。ユーザーは表示画面上のプロフィールチャー
ト(地形ライン)とプロフィールチャート上のマイクロ
ルートとの鉛直方向の距離が接近している部分、すなわ
ちクリアランスが充分取れてないおそれのある部分を表
示画面上で発見したら、この部分を修正部分としてその
位置Pと正しい標高の値P′を指示する。この指示を受
けてマイクロルート探索支援システムは指示された位置
周辺の地形断面形状を修正する。
【0019】本発明を適用したマイクロルート探索支援
システムのシステム構成を図2に示す。
【0020】図2において、たとえばパソコンのような
画像処理の可能なコンピュータ10に画像読取装置2
0,表示装置30,記憶装置40が接続されている。画
像読取装置はスキャナーとも呼ばれ、撮像素子(CC
D)を用いて地形図を読み取り、イメージ信号に光電変
換する。すなわち、地形図上の各ポイントを緯度経度の
情報を示す電気信号に変換して、記憶装置40に記憶す
るとともに、必要であれば後述するVRAM15へも電
気信号を供給し表示装置30で表示する。表示装置30
にはドットマトリクス型のたとえばCRT(陰極線管表
示器)を用いることができる。本実施例では、画像読取
装置20により読み取られた地形図画像および作成され
たプロフィールチャートが表示装置30の表示画面に表
示される。
【0021】記憶装置40にはフロッピーディスクやハ
ードディスクなどの記憶媒体に対して情報の読み書きを
行う。記憶装置40に装着の記憶媒体には本発明に関わ
るプロフィールチャート作成のためのアプリケーション
プログラムや地図データベースが記憶される。なお、地
図データベースは、複数の地形図画像から形成され、特
定の地形図画像をキーワード、たとえば地名や緯度、経
度により検索可能にしたデータベースである。また、上
記地形図画像に対応する標高メッシュデータも上記記憶
媒体に格納されており、コンピュータ10から指示され
た標高メッシュデータが記憶装置40からコンピュータ
10に入力される。したがって、記憶装置40が請求項
1の発明の第2入力手段として動作する。
【0022】コンピュータ10内の構成について説明す
る。
【0023】CPU(中央演算処理装置)11はコンピ
ュータ10全体の主制御および本発明に関わるプロフィ
ールチャートの作成を行う。ROM(リードオンリメモ
リ)12には各種固定情報を記憶する。ROM12に格
納されるプログラム情報はCPU11が装置制御のため
に実行するシステムプログラムである。
【0024】RAM(ランダムアクセスメモリ)13に
はCPU11の処理の対象となる各種情報をその種類に
対応させて以下の領域に記憶する。
【0025】ワーク領域にはCPU11の演算処理で用
いる一般情報を格納する。プログラム領域にはCPU1
1の実行の対象となるアプリケーションプログラムを格
納する。イメージデータ格納領域には作成目的のプロフ
ィールチャートの画像を格納する。
【0026】インターフェース(I/O)14は画像読
取装置20と接続し読み取り画像(イメージ信号)の転
送を行う。ビデオRAM(VRAM)15は表示装置3
0に表示する1画面分の画像を格納する。I/O16は
記憶装置40とCPU11等との間で情報転送を行う。
キーボード入力装置(以下キーボード)17はCPU1
1に対する動作指示、演算に用いるデータの入力に用い
る。
【0027】コンピュータ10のバス19にはマウス1
8(インターフェースを含む)のような座標入力装置が
接続されている。本実施例では表示画面上の地形図画像
をマウス18によりユーザーが位置指定することにより
マイクロルートの送受信位置を入力する。また、ユーザ
ーがプロフィールチャート上の位置を指定することによ
り形状修正箇所を指定する。
【0028】このような構成において実行されるプロフ
ィールチャートの作成処理、修正処理を図3のフローチ
ャートを参照して説明する。図3のフローチャートはC
PU11が実行する制御手順を示し、予めRAM13の
プログラム領域に記憶装置40からローディングされて
いる。この制御手順はCPU11の実行可能な言語たと
えばC言語で記載されており、各処理を機能的に表記し
ている。ユーザーは地形図画像の入力操作を行う。本実
施例では以下の2つの方法のいずれかを用いる。
【0029】1)画像読取装置20により地形図を読み
取り、コンピュータ10に入力する。この場合の画像読
取装置20が請求項1の発明の第1入力手段として動作
する。
【0030】2)ユーザがキーボード17から記憶装置
40上の地形図画像を指定し、コンピュータ10の指令
で記憶装置40から指定の地形図画像を入力する。この
場合は、記憶装置40が請求項1の発明の第1入力手段
として動作する。
【0031】このようにして地形図画像を入力するステ
ップ(請求項3の発明の第1ステップ、図3のステップ
S10)を実行する。この入力された地形図画像は表示
のためにVRAM15に格納される。
【0032】また、ユーザーはキーボード17から地形
図に対応する標高メッシュデータの指定を行う。この指
定に応じて、コンピュータ10のCPU11は記憶装置
40から指定の標高メッシュデータおよびその位置情報
を読み出しRAM13に一時格納する。この処理ステッ
プが請求項3の発明の第2ステップに対応する。また記
憶装置40が請求項1の発明の第2入力手段として動作
する。
【0033】次にCPU11の指示に応じ、VRAM1
5に書き込まれた地形図画像を表示装置30が読み出
し、表示画面上に図5のように表示する(図3のS2
0)。したがって、CPU11,VRAM15,表示装
置30が請求項1の発明の表示手段を構成する。また、
このときの表示処理ステップが請求項3の発明の第3ス
テップに対応する。
【0034】ユーザーはマウス(請求項1の発明の第1
指示手段)18を用いて図5の送信点A,受信点Bを表
示画面上で指示する(図3のステップS30、請求項3
の発明の第4ステップ)。CPU11は指示された送受
信点の位置を示す図形および送受信点を結ぶ線分画像を
VRAM15の地形図画像に上書きすることによりマイ
クロルートを地形図画像と重ねて表示する。CPU11
は指示された送受信位置を標高メッシュ空間上に展開し
(図1参照)、送受信位置の間に挟まれたプロフィール
チャートをRAM13上で作成する。この時のCPU1
1が請求項1の発明の第1画像処理手段に対応する。こ
の作成処理ステップが請求項3の発明の第5ステップに
対応する。
【0035】また、送信点を示す図形、マイクロルート
を示す線分画像を作成されたプロフィールチャートに加
える。プロフィールチャートの作成方法は図1を用いて
説明したので、詳細な説明を省略する。なお、参考のの
ために、図4にCPU11の処理手順を示した。このよ
うにしてVRAM15上に作成されたプロフィールチャ
ートは、表示画面上で地形ラインRおよびマイクロルー
トSとして図6のように表示される(図3のS40)。
この時のCPU11,VRAM15,表示装置30が請
求項1の発明の第1出力手段に対応する。また、この可
視表示処理が請求項3の発明の第6ステップに対応す
る。
【0036】この時、ユーザーがマウス18を操作し
て、表示画面を地形図画像の表示に切り替えるように指
示すると、CPU11は、VRAM15に格納の地形図
画像を読み出すことができる。また、さらに、マウス1
8の操作で、表示画面をプロフィールチャートの表示に
戻すことも可能である。ユーザーはプロフィールチャー
ト(地形ラインR)とマイクロルートSとの鉛直方向の
距離が接近している部分、すなわちクリアランスが充分
取れてないおそれのある部分を表示画面上で発見する
と、プロフィールチャート表示または地形図画像表示に
おいてマウス18により修正位置(図6の符号P)を指
定する。また、キーボード17から正しい標高値を入力
する(図3のS50〜S50)。この時のマウス18お
よびキーボード17が請求項2の発明の第2指示手段に
対応する。この時の指示、入力処理ステップが請求項4
の発明の第7ステップに対応する。CPU11は指示さ
れた修正位置を、緯度、経度に換算した後、正しい標高
値を用いて、修正位置周辺のプロフィールチャートの部
分画像を修正する。なお、正しい標高値は修正位置近傍
の地形図画像から等高線内挿により求めることができ
る。
【0037】このようにして修正の形状を作成すると、
CPU11は修正形状をVRAM15内のプロフィール
チャートに加えると共に、修正前の部分画像を消去す
る。この時のCPU11が請求項2の発明の第2画像処
理手段に対応する。またこの修正処理ステップが請求項
4の発明の第8ステップに対応する。このようにして修
正箇所を修正すると、CPU11は修正済みのプロフィ
ールチャート全体を表示画面に表示させる(図3のS8
0〜S90)。この時のCPU11,VRAM15,表
示装置30が請求項2の発明の第2出力手段に対応す
る。また、この可視表示処理ステップが請求項4の発明
の第9ステップに対応する。
【0038】以上、説明したようにユーザーは地形図が
表示された表示画面上で、送受信点の位置を指定できる
ので、マイクロルートの設定状態およびその周辺環境を
地形図情報から把握することができる。また、作成され
たプロフィールチャートとマイクロルートとを目視で比
較することができるので、その設定したマイクロルート
の中でクリアランスが充分取れてないおそれのある箇所
を発見すことができる。また、クリアランスが充分取れ
てないおそれのある箇所を修正する際のユーザの行う処
理は指示操作のみであり、容易にプロフィールチャート
の精度を上げることができる。
【0039】本実施例の他に次の例を実施できる。
【0040】1)本実施例では入力に用いる地形図の範
囲と標高メッシュデータの範囲とを1対1に対応させて
いるが、縮尺の異なる地形図を用いる場合は表示画面に
表示された範囲に対応する標高メッシュデータを記憶装
置40から取り出す。また、表示された地形図の縮小、
拡大機能をコンピュータ10に持たせてもよいこと勿論
である。
【0041】2)送信点または受信点が固定基地の場合
は、自動的に地形図画像上に表示することが可能であ
る。この場合は、記憶装置40の標高メッシュデータに
付随させて固定基地の緯度、経度、標高についての情報
を登録しておき、このメッシュデータが読み出された時
に、固定基地の位置情報に基づき、CPU11により固
定基地を示す図形を地形図画像と合成し、表示する。
【0042】3)図6のプロフィールチャートの示す地
形ラインRとマイクロルートS(点A,Bを結ぶ線分)
との鉛直方向の距離をCPU11により計算し、予め定
めた値よりも計算結果が小さい箇所がある場合にはCP
U11の指示によりその箇所を矢印記号等で地形図画像
及びプロフィールチャートの表示画面上で警告表示する
とクリアランスが充分取れてないおそれのある箇所の発
見が容易となる。
【0043】4)コンピュータ10に無線、電話回線を
用いた通信手段を接続し、コンピュータ10の通信手段
から、たとえば決定されたマイクロルートを固定基地等
の外部に知らせ、特定の送受信点を自動方調することも
可能である。
【0044】5)プロフィールチャート作成後、地形図
画像上のマイクロルートの表示に標高情報を加えること
もできる。この場合は、標高メッシュデータの中から送
受信位置、マイクロルートと等分した位置の標高データ
をCPU11により取り出し数値形態で地形図表示上に
表示させる。
【0045】6)本実施例では地形図画像表示と、プロ
フィールチャートの表示との画面切替を行っているが、
他の表示形態として、上記2つの表示を1画面上で表示
するようにしてもよいこと勿論である。
【0046】7)本実施例では、作成のプロフィールチ
ャートを表示装置30に表示しているが、プリンタによ
り可視出力しても良い。
【0047】8)作成されたプロフィールチャートをデ
ータベースの形態で蓄積することも可能であり、必要に
応じてこのデータベース検索機能をコンピュータ10に
付加すると良い。
【0048】9)本実施例では、プロフィールチャート
の作成に際し、メッシュとメッシュの間のメッシュデー
タにはない標高値を得るために比例配分という補完手法
を用いているが、他にも2つの標高値の間を曲線で近似
させるような従来周知の補完手法を用いることができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザーはプロフィールチャートの作画処理に必要な指
示のための入力操作を行えばよいので、プロフィールチ
ャートの作成時間が大幅に短縮される。また、プロフィ
ールチャート(地形ライン)と、マイクロルートとの対
比によりクリアランスが充分取れてないおそれのある箇
所を検出し、その箇所をより正しく修正することができ
る。さらには、標高メッシュデータはメッシュ間隔が細
かいものを使用する必要はなく、その結果、メッシュデ
ータを記憶しておく記憶装置の容量を大型化する必要が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロフィールチャート作成手順、修正
手順を示す説明図である。
【図2】本実施例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2のCPU11が実行する処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図4】図2のCPU11が実行する処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図5】本実施例の地形図画像の表示例を示す説明図で
ある。
【図6】本実施例のプロフィールチャートの表示例を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 11 CPU 12 ROM 13 RAM 15 VRAM 17 キーボード 18 マウス 19 バス 20 画像読取装置 30 表示装置 40 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地形図画像を入力する第1入力手段と、
    該地形図画像の示す地形を細分化し、細分化した位置の
    標高を示す標高メッシュデータを入力する第2入力手段
    と、 当該入力された地形図画像を表示する表示手段と、 当該表示された地形図画像上の特定位置を指示すること
    によりマイクロルートの送信位置および受信位置を指示
    する第1指示手段と、 当該指示された送信位置および受信位置の間の地形断面
    形状を示すプロフィールチャートを、前記標高メッシュ
    データを用いた補完手法により作成する第1画像処理手
    段と、 当該作成されたプロフィールチャートを可視出力する第
    1出力手段とを具えたことを特徴とするマイクロルート
    探索支援システム。
  2. 【請求項2】 前記プロフィールチャートの修正位置お
    よびその位置の標高の修正値を指示する第2指示手段
    と、当該指示された位置の周辺のプロフィールチャート
    を前記修正値に基づき予め定めた形状に部分的に修正す
    る第2画像処理手段と、当該修正されたプロフィールチ
    ャートを可視出力する第2出力手段とをさらに具えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のマイクロルート探索支
    援システム。
  3. 【請求項3】 地形図画像を入力す第1ステップと、 該地形図画像の示す地形を細分化し、細分化した位置の
    標高を示す標高メッシュデータを入力する第2ステップ
    と、 当該入力された地形図画像を表示する第3ステップと、 当該表示された地形図画像上の特定位置を指示すること
    によりマイクロルートの送信位置および受信位置を指示
    する第4ステップと、 当該指示された送信位置および受信位置の間の地形断面
    形状を示すプロフィールチャートを、前記標高メッシュ
    データを用いた補完手法により作成する第5ステップ
    と、 当該作成されたプロフィールチャートを可視出力する第
    6ステップとを具えたことを特徴とするマイクロルート
    探索支援システムのプロフィールチャート作成方法。
  4. 【請求項4】 前記プロフィールチャートの修正位置お
    よびその位置の標高の修正値を指示する第7ステップ
    と、当該指示された位置の周辺のプロフィールチャート
    を前記修正値に基づき予め定めた形状に部分的に修正す
    る第8ステップと、当該修正されたプロフィールチャー
    トを可視出力する第9ステップとをさらに具えたことを
    特徴とする請求項3に記載のマイクロルート探索支援シ
    ステムのプロフィール作成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004279508A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Hitachi Kokusai Electric Inc 電波伝播経路表示方法および表示装置
JP2008014684A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Juki Corp 部品実装機のカメラスケーリング取得方法
JP2012138022A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Keisoku:Kk 送電線下横断面図生成方法および装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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