JPH06320648A - 多角形筒状体の製造装置 - Google Patents

多角形筒状体の製造装置

Info

Publication number
JPH06320648A
JPH06320648A JP5109578A JP10957893A JPH06320648A JP H06320648 A JPH06320648 A JP H06320648A JP 5109578 A JP5109578 A JP 5109578A JP 10957893 A JP10957893 A JP 10957893A JP H06320648 A JPH06320648 A JP H06320648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
tubular body
rotating body
roller
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5109578A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Hattori
孝彦 服部
Masayuki Murase
正幸 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATAYAMA SEISAKUSHO
KATAYAMA SEISAKUSHO KK
NIPPON HAIPATSUKU KK
Original Assignee
KATAYAMA SEISAKUSHO
KATAYAMA SEISAKUSHO KK
NIPPON HAIPATSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATAYAMA SEISAKUSHO, KATAYAMA SEISAKUSHO KK, NIPPON HAIPATSUKU KK filed Critical KATAYAMA SEISAKUSHO
Priority to JP5109578A priority Critical patent/JPH06320648A/ja
Publication of JPH06320648A publication Critical patent/JPH06320648A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多角形筒状体を効率よく製造する 【構成】 吸着シリンダ28a、28bの吸盤26で吸
着した段ボール板102を水平移動シリンダ18を駆動
して水平移動し、回転体40上に載置する。回転体40
と巻取り押えローラ84とで段ボール板102を挟持す
る吸引孔44に段ボール板102を吸着する。端曲げロ
ーラ88を下降させ、段ボール板102を折曲げ、吸引
孔48a、48bに吸着させる。回転体40を回転駆動
し、段ボール板102を回転体40の側面に沿って巻取
って折曲げる。巻取りにともない、糊付けローラ70と
糊付け押えローラ80とで挟持された部分には糊が塗布
されるので、1層目と2層目とが糊付けされ、四角形筒
状体100が形成される。四角形筒状体100は、縦部
材32a、32bにて押圧、移動され、回転体40から
離脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば段ボールや厚紙
等のシート状物を多角形筒状に加工する多角形筒状体の
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば段ボールを横断面が正方形
状や三角形状等の多角形筒状に成形した多角形筒状体が
知られている。このような多角形筒状体は、例えば物品
を梱包する際の緩衝材等に使用して便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の多角形筒状体の製造は、ほとんどが手作業で行われて
おり、多角形筒状体を効率よく製造する製造装置は未だ
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の多角形筒状体の製造装置は、横断面形
状が多角形状で軸芯を回転軸として回転可能な回転体
と、該回転体の1または複数の側面に設置されてシート
状物を捕捉する捕捉手段とを備え、該捕捉手段にて捕捉
した前記シート状物を前記回転体の回転にて巻取って該
回転体の外形に応じた多角形筒状体とする巻取り機構
と、該巻取り機構が設定された位置に前記シート状物を
配置する配置機構と、前記シート状物の接着剤塗布域に
接着剤を塗布する接着剤塗布機構と、前記巻取られた多
角形筒状体を前記回転体の軸芯方向に沿って移動させて
前記回転体から離脱させる離脱機構とを設けたことを特
徴とする。
【0005】
【作用】上記構成の多角形筒状体の製造装置において
は、予め製造される多角形筒状体の形状に応じた形状に
切断された、例えば段ボール、厚紙、合成樹脂板、金属
薄板等のシート状物を、配置機構が、巻取り機構の設定
された位置に配置する。
【0006】設定位置に配置されたシート状物を捕捉手
段が捕捉し、続いて回転体が回転して、このシート状物
を巻取る。該巻取りにより、シート状物は筒状となる。
この巻取りを完了する以前に、接着剤塗布機構が、シー
ト状物の接着剤塗布域に接着剤を塗布する。接着剤塗布
域とこれに重なるシート状物の部分は、塗布された接着
剤によって接着される。
【0007】したがって、シート状物は、上記巻取りに
よって少なくとも端部においては2層以上となるだけの
長さを要する。また、接着剤を塗布するための接着剤塗
布域は、巻取りによって筒状とされた際に2層以上とな
る部分に対応させる必要がある。なお、この接着剤塗布
域は、シート状物の表面側、裏面側のいずれでもよく、
表裏両面でもよい。
【0008】次に、離脱機構が、形成された多角形筒状
体を回転体の軸芯方向に沿って移動させて回転体から離
脱させる。この多角形筒状体の離脱後、新たなシート状
物について、上記操作を施して、次々と多角形筒状体を
製造する。このようにして、多角形筒状体を効率よく製
造することができる。
【0009】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。本実施例の多角形筒状体の製造装置10は、図
1に一部破断正面図、図2に一部破断平面図、図3に一
部破断側面図をそれぞれ示すように、複数のアンカーボ
ルト(図示略)を介して床12に固定された架台14
に、各構成部分が組み付けられている。
【0010】架台14は下層床部材14a、中層床部材
14b、上層床部材14cおよび吊下部材14dを備え
る4層構造で、下層床部材14a上には真空ポンプ16
が設置されている。中層床部材14bの図2における図
示左側ほぼ中央には、水平移動シリンダ18が設置され
ている。この水平移動シリンダ18には、水平移動シリ
ンダ18の軸方向と略直交する方向に沿ってアーム20
が、遊動部材18aを介して装着されている。アーム2
0には、中央部および両端部にほぼ水平にプレート22
a、22b、22cが装着されており、これら各プレー
ト22a〜22c上に、ほぼ垂直方向に沿って補助シリ
ンダ24a、24b、24cが、それぞれ取り付けられ
ている。さらにこれら補助シリンダ24a〜24cに
は、軸方向が補助シリンダ24a〜24cとほぼ平行で
上端に吸盤26を備えた吸着シリンダ28a、28b、
28cが、それぞれ対となって連結されている。
【0011】水平移動シリンダ18、補助シリンダ24
a〜24cおよび吸着シリンダ28a〜28cには、図
示しない空気経路を介して圧縮空気を供給可能である。
この圧縮空気の給排によって、水平移動シリンダ18の
遊動部材18aおよび遊動部材18aに装着されている
アーム20を水平移動シリンダ18の軸方向(水平方
向)に往復駆動可能である。同様に、補助シリンダ24
a〜24cおよび吸着シリンダ28a〜28cを垂直方
向に往復駆動可能であると共に、補助シリンダ24a〜
24cの往復動に応じて吸着シリンダ28a〜28cを
上下駆動可能である。
【0012】中層床部材14bには、水平移動シリンダ
18とほぼ平行して、水平押出しシリンダ30が設置さ
れている。この水平押出しシリンダ30には、図示しな
い空気経路を介して圧縮空気を給排可能である。また、
水平押出しシリンダ30には、遊動部材30aを介し
て、鉛直方向に配された一対の縦部材32a、32bを
備えた押出し部材34が装着されている。これにより、
水平押出しシリンダ30は、圧縮空気の給排に応じて、
押出し部材34を水平押出しシリンダ30の軸方向(水
平方向)に沿って往復駆動可能である。
【0013】さらに架台14の中層床部材14bと上層
床部材14cとの間の中層空間には、押出し部材34の
縦部材32a、32b間を貫通して管状の回転シャフト
36が、自身の周方向に沿って回転自在に配設されてい
る。この回転シャフト36の、図2における図示左側の
左端部36aには、減速ギヤ37を介してモータ(図示
略)が連結されており、該モータによって回転シャフト
36を回転駆動可能である。また回転シャフト36内に
は、左端部36aから右端部36bに至る空気通路38
が設けられている。この空気通路38の左端部36a側
は、図示省略した経路にて真空ポンプ16に接続されて
いる。また右端部36bには、四角柱状の回転体40が
回転シャフト36と共に回転可能に外嵌、固着されてい
る。この回転体40には、第1側面42に開口する吸引
孔44および第2側面46に開口する一対の吸引孔48
a、48bが穿設されており、これらの吸引孔44、4
8a、48bは空気通路38に連通している。このた
め、真空ポンプ16を稼動させて、空気通路38および
吸引孔44、48a、48b内を減圧可能である。
【0014】回転シャフト36の右端部36bは、軸受
50を介して回転自在に柱状の矯正枠52に連結されて
いる。この矯正枠52の回転シャフト36側にはテーパ
部54が設けられており、回転シャフト36から離れた
側にはテーパ部54に連なって矯正部56が設けられて
いる。この矯正部56と回転体40とは、回転シャフト
36の軸と直交する方向に沿った横断面形状がほぼ一致
している。また、矯正部56には、図2において上下位
置に相対向する一対の側面に、それぞれ溝58a、58
bが設けられている。
【0015】矯正枠52の回転シャフト36と反対側
は、四角筒状の芯部材60に連結されている。矯正枠5
2および芯部材60は、内側4面それぞれにフリーロー
ラコンベア62を設置された乾燥ケース64内に挿通さ
れており、矯正枠52および芯部材60とフリーローラ
コンベア62との間に形成された断面口形の空間内を物
体が移動可能である。なお、相対向するフリーローラコ
ンベア62の間隔は、製造される四角形筒状体100の
サイズに合わせて変更可能である。
【0016】この乾燥ケース64の側面64a、64b
には、一対のストッパシリンダ66a、66bが、水平
方向に沿い且つ乾燥ケース64の側面64a、64bに
対してほぼ垂直に、互いに対向して設置されている。こ
れらストッパシリンダ66a、66bには、水平方向断
面がL字状のストッパ68a、68bが、乾燥ケース6
4の側面64a、64bを貫通して、装着されている。
これらストッパ68a、68bは、ストッパシリンダ6
6a、66bによって乾燥ケース64の側面64a、6
4bとほぼ直交する水平方向に沿って互いに鏡像的に往
復駆動され、互いに近接する方向に駆動された際には、
ストッパ68a、68bは、その先端を矯正枠52の溝
58a、58bに嵌合可能である。
【0017】他方、中層床部材14b上には、水平移動
シリンダ18と回転シャフト36との間に位置して、回
転シャフト36とほぼ平行な回転軸を有する糊付けロー
ラ70が設置されている。この糊付けローラ70は、自
身の回転に伴って、図3において糊付けローラ70の下
方に示す供給ローラ72を介して供給される糊を、糊付
けローラ70に接触するシート状物に塗布可能である。
【0018】架台14の上層床部材14c上には、横断
面形状が「コの字」状で対をなす供給ケース74、76
が互いに開放側を対向させて、立設されている。これら
供給ケース74、76間には、両者にわたって横臥させ
た段ボール等のシート状の物体を複数枚積層して保持可
能である。また、図3に示すように、保持するシート状
の物体の長さに応じて供給ケース76を移動させること
が可能である。さらに、これら供給ケース74、76の
直下の上層床部材14cには、シート状の物体を水平向
きで通過させることが可能な通過孔77が設けられてお
り、通過孔77を貫通して吸着シリンダ28a〜28c
が昇降可能である。
【0019】上層床部材14cの上方に配された吊下部
材14dには、ほぼ鉛直方向の軸芯を有する糊付け押え
シリンダ78が糊付けローラ70の直上に配されてお
り、その下端には、糊付けローラ70と平行な回転軸の
糊付け押えローラ80が装着されている。この糊付け押
えローラ80は、糊付け押えシリンダ78によって昇降
駆動可能であり、下降した際には、糊付けローラ70と
の間にシート状の物体を挟持して回転可能である。また
吊下部材14dには、ほぼ鉛直方向の軸芯を有する巻取
り押えシリンダ82が回転体40の直上に設置されてお
り、その下端には、回転シャフト36とほぼ平行な回転
軸の巻取り押えローラ84が装着されている。この巻取
り押えローラ84は、巻取り押えシリンダ82によって
昇降駆動可能であり、下降した際には、回転体40との
間にシート状の物体を挟持して回転可能である。さら
に、吊下部材14dには、ほぼ鉛直方向の軸芯を有する
端曲げシリンダ86が巻取り押えシリンダ82に並置設
置されており、その下端には、回転シャフト36とほぼ
平行な回転軸の端曲げローラ88が装着されている。こ
の端曲げローラ88は、端曲げシリンダ86によって昇
降駆動可能であり、その昇降域は、回転体40の側面
(図2および図3に示す状態では第2側面46)に平行
でこの側面からわずかに離れている。このため、回転体
40の上側面(図2および図3に示す状態では第1側面
42)から端曲げローラ88の移動域に突出しているシ
ート状の物体を、端曲げローラ88の下降によって押圧
し回転体40を支点として折曲げ可能である。
【0020】次に上記構造を備えた多角形筒状体の製造
装置10にて、図10に示す四角形筒状体100を製造
する場合について説明する。この四角形筒状体100の
製造材料は、図4に示す平面形状の段ボール板102で
ある。この段ボール板102は、2ヶ所の略長方形の切
取り104、106および2ヶ所の略台形の切取り10
8、110を備えた帯状で、端から順に第1面112、
第2面114、第3面116、第4面118、第5面1
20、第6面122、第7面124および第8面126
が設定されている。第1面にはほぼ段ボール板102の
板厚に相当する幅の張り出し128が設けられており、
切取り104から第1面112および第3面116に、
また切取り106から第3面116および第5面120
ほぼ段ボール板102の板厚に相当する幅の切込み13
0a、130b、130cおよび130dが形成されて
いる。さらに、第5面120〜第8面126の各面12
0〜126の境界に相当する位置で、折曲げ線を形成し
やすくするための曲げ目132a、132b、132c
として、不連続切開線が施されている。ただし、この曲
げ目132a〜132cは段ボール板102を貫いては
いないので、これら曲げ目132a〜132cで段ボー
ル板102が切断されることはない。
【0021】まず図5に示すように、この段ボール板1
02を、供給ケース74、76間に、設定枚数積層して
保持させる。この状態で補助シリンダ24a〜24cお
よび吸着シリンダ28a〜28cを伸張させて、吸着シ
リンダ28a、28bの吸盤26で段ボール板102を
吸着する(図5(a)参照)。なお、段ボール板102
の長さが短いので、吸着シリンダ28cの吸盤26は作
用しない。したがって、以下補助シリンダ24cおよび
吸着シリンダ28cについての説明は省略する。続いて
吸着シリンダ28a、28bを短縮させて、吸盤26に
吸着された段ボール板102を供給ケース74、76の
底から抜き取る(図5(b)参照)。
【0022】この後、水平移動シリンダ18を駆動し
て、段ボール板102の第2面114が回転体40の第
1側面42上の設定位置となるまで、アーム20、補助
シリンダ24a、24bおよび吸着シリンダ28a、2
8bと共に段ボール板102を図2における右方向に水
平移動させる。段ボール板102が設定位置に至った際
には、上述のように回転体40の第1側面42上に第2
面114が位置すると共に糊付けローラ70上に第5面
120が位置する(図6(a)参照)。図6(b)に示
すように、この状態では、段ボール板102と回転体4
0の第1側面42および糊付けローラ70との間には空
隙がある。この図6(b)に示す状態から補助シリンダ
24a、24bを短縮させて段ボール板102と回転体
40および糊付けローラ70とを接触させる(図6
(c)参照)。
【0023】次に糊付け押えシリンダ78を伸張させて
糊付け押えローラ80を下降させ、糊付けローラ70と
糊付け押えローラ80とで段ボール板102を挟持す
る。併せて、巻取り押えシリンダ82を伸張させて巻取
り押えローラ84を下降させ、回転体40の第1側面4
2と巻取り押えローラ84とで段ボール板102を挟持
すると共に真空ポンプ16を稼動させて吸引孔44に段
ボール板102の第2面114を吸着する(図7(a)
参照)。またこの間に吸着シリンダ28a、28bを段
ボール板102から離脱させる。さらに水平移動シリン
ダ18を上記とは逆に、図2における左方向に駆動し、
補助シリンダ24a、24b、吸着シリンダ28a、2
8b他の部材をアーム20と共に、図2に示す位置に戻
す。
【0024】ここで端曲げシリンダ86を伸張させて端
曲げローラ88を下降させ、段ボール板102の第1面
112を矢印V方向に折曲げる。折曲げられた第1面1
12は回転体40の第2側面46に開口している吸引孔
48a、48bに吸着される。続いて端曲げシリンダ8
6を短縮させて端曲げローラ88を上昇させる。
【0025】端曲げローラ88を上昇させた後、回転シ
ャフト36を介して回転体40を、図7において矢印W
で示す方向に沿って回転駆動する。回転体40の回転に
従って段ボール板102は回転体40の側面に沿って折
曲げられて巻回されていく。これに伴って、第5面12
0〜第8面126には、糊付けローラ70と糊付け押え
ローラ80との間を通過する際に、糊付けローラ70と
接触する面に糊を塗布される(図7(b)参照)。図7
(b)は、回転体40が180°回転した状態で、段ボ
ール板102の第1面112〜第4面118で四角形筒
状体100の1層目が形成されている。さらに回転体4
0を回転させると、第5面120〜第8面126の部分
が2層目として、上記1層目上に積層、巻回される。第
5面120〜第8面126は、糊付けローラ70によっ
て糊を塗布されているので、2層目として巻回された際
には、1層目部分と互いに糊付けされることになる。
【0026】図8に示すように、形成された四角形筒状
体100は、回転体40の外周に巻回されている。この
ため、水平押出しシリンダ30を稼動させて、押出し部
材34を矢印X方向に沿って移動させることで、縦部材
32a、32bを四角形筒状体100の後端面100a
に当接、押圧して四角形筒状体100を矢印X方向に沿
って移動させ、回転体40から離脱させる。なお、真空
ポンプ16は可動を停止し、吸引口44、48a、48
bによる吸着は解除されている。
【0027】この際、図8(a)に示す状態からストッ
パシリンダ66a、66bを短縮駆動して、図9(a)
に示すように、ストッパ68a、68bの先端部をそれ
ぞれ溝58a、58bに嵌合させておく。こうして押出
し部材34を矢印X方向に移動させると、縦部材32
a、32bにて押圧されて四角形筒状体100が矢印X
方向に移動し、四角形筒状体100の前端面100bが
ストッパ68a、68bに当接する。ここでさらに縦部
材32a、32bによる押圧を継続すると、四角形筒状
体100は縦部材32a、32bとストッパ68a、6
8bとの間で挟持され、上記巻回による成形時の層間の
ずれ等が矯正される。また、これと併せて回転体を18
0°回転させて初期の状態として、次回の作業に備え
る。
【0028】次に、ストッパシリンダ66a、66bを
伸張駆動して、図9(b)に示すように、ストッパ68
a、68bの先端部をそれぞれ溝58a、58bから離
脱させる。続いて水平押出しシリンダ30をさらに稼動
させて、押出し部材34の縦部材32a、32bをさら
に矢印X方向に移動させる。これにより、四角形筒状体
100はストッパ68a、68b間を通過して芯部材6
0に外嵌した状態となる。これに続いて水平押出しシリ
ンダ30を上記とは逆方向に稼動させて、遊動部材30
aと共に押出し部材34を初期状態に戻す。
【0029】さらに順次四角形筒状体100を、上記と
同様に形成して押出し部材34の縦部材32a、32b
で矢印X方向に沿って押し出せば、前方に位置する(先
に形成された)四角形筒状体100は、順次フリーロー
ラコンベア62に誘導されて乾燥ケース64内を通過
し、乾燥ケース64の出口(図示略)にて多角形筒状体
の製造装置10から排出される。四角形筒状体100
は、排出されるまでに乾燥ケース64内で糊を乾燥され
て完成品とされる。
【0030】上記一連の操作を繰り返せば四角形筒状体
100を効率よく製造することができる。なお、上記実
施例のおいて、真空ポンプ16の操作や各シリンダへの
圧縮空気の給排操作等に関わるスイッチや弁の切換は、
作業員によって行われても、例えばマイクロコンピュー
タ等を備えたコントローラにて行われてもよい。
【0031】以上、実施例について説明したが、本発明
はこのような実施例になんら限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々に実施できる。例
えば上記実施例では、シート状物として段ボール板を採
用したが、段ボールに限らず、紙、プラスチックその他
の素材によるシート状物を対象とできる。供給ケースか
らのシート状物の取出しは、吸盤を使用する他に水平方
向への突き出し等によってもよい。また、上記実施例で
は四角形筒状体を製造したが、回転体の形状を変更すれ
ば、三角や五角以上の多角形筒状体を製造可能である。
さらに、折曲げ巻回による積層数は、上述の2層に限ら
ず3層以上としてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の多角形筒状体の
製造装置によれば、多角形筒状体を効率よく製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の多角形筒状体の製造装置の一部破断
正面図である。
【図2】 実施例の多角形筒状体の製造装置の一部破断
平面図である。
【図3】 実施例の多角形筒状体の製造装置の一部破断
側面図である。
【図4】 実施例にて使用した段ボール板の平面図であ
る。
【図5】 実施例の多角形筒状体の製造装置において供
給ケースから段ボール板を取り出す際の説明図である。
【図6】 実施例の多角形筒状体の製造装置において回
転体上に段ボール板を載置する際の説明図である。
【図7】 実施例の多角形筒状体の製造装置において回
転体上に段ボール板を捕捉する際の説明図である。
【図8】 実施例の多角形筒状体の製造装置において回
転体上に四角形筒状体を巻回、形成した際の説明図であ
る。
【図9】 実施例の多角形筒状体の製造装置において形
成された四角形筒状体を回転体から押出す際の説明図で
ある。
【図10】 実施例の多角形筒状体の製造装置において
形成された四角形筒状体の斜視図である。
【符号の説明】
10・・・多角形筒状体の製造装置、18・・・水平移
動シリンダ(配置機構)、18a・・・遊動部材(配置
機構)、20・・・アーム(配置機構)、22a・・・
プレート(配置機構)、24a・・・補助シリンダ(配
置機構)、26・・・吸盤(配置機構)、28a・・・
吸着シリンダ(配置機構)、30・・・水平押出しシリ
ンダ(離脱機構)、30a・・・遊動部材(離脱機
構)、32a、32b・・・縦部材(離脱機構、矯正機
構)、34・・・押出し部材(離脱機構、矯正機構)、
36・・・回転シャフト(巻取り機構)、40・・・回
転体(巻取り機構)、44、48a、48b・・・吸引
孔(捕捉手段)、52・・・矯正枠(矯正機構)、68
a、68b・・・ストッパ(矯正機構)、70・・・糊
付けローラ(接着剤塗布機構)、74、76・・・供給
ケース、80・・・糊付け押えローラ(接着剤塗布機
構)、82・・・巻取り押えシリンダ、84・・・巻取
り押えローラ、86・・・端曲げシリンダ、88・・・
端曲げローラ、100・・・四角形筒状体(多角形筒状
体)、102・・・段ボール板(シート状物)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状が多角形状で軸芯を回転軸と
    して回転可能な回転体と、該回転体の1または複数の側
    面に設置されてシート状物を捕捉する捕捉手段とを備
    え、該捕捉手段にて捕捉した前記シート状物を前記回転
    体の回転にて巻取って該回転体の外形に応じた多角形筒
    状体とする巻取り機構と、 該巻取り機構が設定された位置に前記シート状物を配置
    する配置機構と、 前記シート状物の接着剤塗布域に接着剤を塗布する接着
    剤塗布機構と、 前記巻取られた多角形筒状体を前記回転体の軸芯方向に
    沿って移動させて前記回転体から離脱させる離脱機構と
    を設けたことを特徴とする多角形筒状体の製造装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記多角形筒状体の軸方向長さ
    を矯正する矯正機構を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の多角形筒状体の製造装置。
JP5109578A 1993-05-11 1993-05-11 多角形筒状体の製造装置 Withdrawn JPH06320648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5109578A JPH06320648A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 多角形筒状体の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5109578A JPH06320648A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 多角形筒状体の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06320648A true JPH06320648A (ja) 1994-11-22

Family

ID=14513826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5109578A Withdrawn JPH06320648A (ja) 1993-05-11 1993-05-11 多角形筒状体の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06320648A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102253651B1 (ko) * 2020-12-15 2021-05-18 다이센 주식회사 원목빨대 제조장치
KR102253653B1 (ko) * 2020-12-15 2021-05-18 다이센 주식회사 원목빨대 제조장치
JP2022125114A (ja) * 2017-03-06 2022-08-26 パックサイズ,エルエルシー ボックス組立ての方法およびシステム
US11642864B2 (en) 2018-09-05 2023-05-09 Packsize Llc Box erecting method and system
US11752725B2 (en) 2019-01-07 2023-09-12 Packsize Llc Box erecting machine
US12017430B2 (en) 2017-12-18 2024-06-25 Packsize Llc Apparatus, system, and method for erecting boxes

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022125114A (ja) * 2017-03-06 2022-08-26 パックサイズ,エルエルシー ボックス組立ての方法およびシステム
US11738897B2 (en) 2017-03-06 2023-08-29 Packsize Llc Box erecting method and system
US12017430B2 (en) 2017-12-18 2024-06-25 Packsize Llc Apparatus, system, and method for erecting boxes
US11642864B2 (en) 2018-09-05 2023-05-09 Packsize Llc Box erecting method and system
US11752725B2 (en) 2019-01-07 2023-09-12 Packsize Llc Box erecting machine
KR102253651B1 (ko) * 2020-12-15 2021-05-18 다이센 주식회사 원목빨대 제조장치
KR102253653B1 (ko) * 2020-12-15 2021-05-18 다이센 주식회사 원목빨대 제조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102209233B1 (ko) 무겹침 방식 원단 연결 장치
EP3049241B1 (de) Maschine und verfahren zum falten und kleben von zuschnitten für die herstellung von faltschachteln
CN114043771B (zh) 内衬纸加工装盒工艺
JPH06320648A (ja) 多角形筒状体の製造装置
JP2001179859A (ja) 紙製箱の組立方法及び組立装置
KR200426474Y1 (ko) 제함기
CN112060695B (zh) 一种包装用纸护板的加工工艺
ITVI980185A1 (it) Macchina fustellatrice
WO2019219539A1 (de) Wellpappeanlage
JPH01258940A (ja) 所定寸法の積層平板の製造装置並びに製造方法
JPH0986786A (ja) シート材の剥離方法およびその装置
KR100366606B1 (ko) 하니콤 내장재와 그 제조장치
KR200247260Y1 (ko) 포장용 종이앵글의 연속 성형장치
KR100339207B1 (ko) 종이앵글의 제조방법 및 그 장치
KR101606884B1 (ko) 시트 이송 장치
US3986917A (en) Apparatus for fabricating bolsters
JPH10114316A (ja) 袋押込み式敷設装置
DE10100430B4 (de) Verfahren zum Herstellen eines Datenträgers
CN216659067U (zh) 桶型结构成型装置及具有双桶型结构的盒型生产线
JP3485869B2 (ja) 箱形成装置
CN218931133U (zh) 一种纸张定位机构
JPH0611178Y2 (ja) 函体の底壁の糊付装置
JPH0718572Y2 (ja) シート挿入装置の真空吸引パッド
IT201600095500A1 (it) Apparato di confezionamento
DE2642708A1 (de) Verfahren und vorrichtung zum herstellen von insbesondere zigarettenpackungen

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801