JPH06320072A - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JPH06320072A
JPH06320072A JP13933593A JP13933593A JPH06320072A JP H06320072 A JPH06320072 A JP H06320072A JP 13933593 A JP13933593 A JP 13933593A JP 13933593 A JP13933593 A JP 13933593A JP H06320072 A JPH06320072 A JP H06320072A
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JP
Japan
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nozzle
glaze
liquid
air
nozzle hole
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Application number
JP13933593A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Kato
孝年 加藤
Shizuhisa Honda
鎭久 本多
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KATOO SEIKO KK
Original Assignee
KATOO SEIKO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/02Spray pistols; Apparatus for discharge
    • B05B7/06Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane
    • B05B7/062Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane with only one liquid outlet and at least one gas outlet
    • B05B7/066Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane with only one liquid outlet and at least one gas outlet with an inner liquid outlet surrounded by at least one annular gas outlet
    • B05B7/068Spray pistols; Apparatus for discharge with at least one outlet orifice surrounding another approximately in the same plane with only one liquid outlet and at least one gas outlet with an inner liquid outlet surrounded by at least one annular gas outlet the annular gas outlet being supplied by a gas conduit having an axially concave curved internal surface just upstream said outlet

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釉薬等の分離しやすい液を噴霧するものにお
いて、詰まりの発生のない噴霧装置を提供すること。 【構成】 噴霧装置9は、先端にノズル孔11が穿設さ
れたノズル本体79と、ノズル孔11へ釉薬Fを供給す
る釉薬通路13と、ノズル孔11へ空気Aを供給する噴
出空気通路38とを有し、空気Aを空気噴出孔47から
吹き出すことにより、釉薬Fをノズル孔11から噴霧状
に噴出する噴霧装置であって、釉薬通路13から釉薬を
回収する釉薬回収手段32を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルにより液体を噴
霧状にして対象物に吹き付ける噴霧装置に関し、さらに
詳細には、陶磁器のうわ薬として使用される釉薬や、樹
脂を揮発性溶剤に溶かしたワニス等の混合液体を噴霧す
るための噴霧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塗料等の流動性の高い液体を圧縮
空気を用いて噴霧状にして対象物に吹き付ける噴霧装置
は、広く使用されている。図5に従来の噴霧装置を断面
図で示す。中央に穿設されたノズル本体79の左端にノ
ズル11が穿設されている。ノズル本体79の下側に塗
料継手14が形成され、ノズル本体79の中空部である
塗料通路13と塗料継手14とは連通している。塗料継
手14は、塗料の流れを遮断する図示しない塗料電磁弁
に接続している。また、ノズル11には、先端部が円錐
形をしたニードル12が、ノズル11に対して位置移動
可能に付設されている。
【0003】すなわち、ニードル12は、シリンダ80
内に摺動可能に嵌合されたニードルピストン43に固設
されている。ニードルピストン43は、戻りばね42に
より、左方向に付勢され、ニードル12は、ノズル11
に当接する方向に付勢されている。また、シリンダ80
のニードルピストン43の左室には、作動空気を流入さ
せるための作動空気孔81が穿設されている。作動空気
孔81は、作動空気制御弁に接続している。また、ノズ
ル本体79の外側にフレーム77が形成され、ノズル本
体79とフレーム77の間に空気を噴出する空気噴出口
47が形成されている。フレーム79のノズル11に対
抗する位置にノズル外孔78が形成されている。
【0004】ノズル外孔78の上下には、図3の(b)
に示すように、一対の第一空気ノズル20が穿設されて
いる。また、第一空気ノズル20の外側には、一対の角
部18が塗料の噴霧方向に平行に形成されている。一対
の角部18のノズル外孔78側の側面に、ノズル外孔7
8から約10mm程度外側に向かって空気を噴出する一
対の第二空気ノズル19が穿設されている。第一空気ノ
ズル20と第二空気ノズル19とは、装置本体に形成さ
れた空気室21により連通している。また、空気室21
は、円周全体に形成された空気噴霧通路29により、塗
料通路13と連通している。また、空気室21は、空気
通路22に連通している。空気通路22の上側に空気継
手23が形成され、空気通路22と空気継手23とは連
通している。空気継手23は、圧縮空気の流れを遮断す
る図示しない空気電磁弁に接続している。
【0005】上記構成を有する従来の噴霧装置の作用を
説明する。塗料Fを噴霧するときは、作動空気制御弁及
び空気電磁弁を開いて、塗料継手14に塗料Fを流し、
空気継手23に圧縮空気Aを流した状態とする。また、
このとき、作動空気の作用により、ニードル12がノズ
ル11と離間される。これにより、ノズル11から噴出
される塗料が、空気噴出口47から噴出される空気によ
り霧化され、ノズル外孔78から噴霧される。また、第
二空気ノズル19から噴出する空気は、ノズル11から
噴出する霧状に噴出された塗料を拡散させる働きをす
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、陶磁器
のうわ薬として使用される釉薬は、土を水で溶解させた
ものであり、常温で放置すると土と水とが分離してしま
うため、従来の噴霧装置を使用するとノズルがすぐに目
詰まりを発生し、釉薬が噴霧できなくなる問題があっ
た。また、ノズルの目詰まりにより、釉薬が均一に塗布
されない問題があった。それにより、仕上がった陶磁器
の表面にムラが発生し、商品価値を減じていた。このこ
とは、木材等に塗布するワニスも放置すると揮発性溶剤
が揮発して固形物が残留するため、同じ問題があった。
【0007】また、従来の噴霧装置では、図4に示すよ
うに、霧化された塗料が対流してノズル付近に戻りノズ
ル付着してノズルを詰まらせる問題が発生していた。本
発明は、上記問題を解決することを目的とし、釉薬等分
離しやすい液を噴霧するものにおいて、詰まりの発生の
ない噴霧装置を提供することを目的とする。また、塗料
の噴霧装置において、ノズルから噴霧された塗料の逆流
により発生するノズルの詰まりを防止する噴霧装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の噴霧装置は、先端にノズル孔が穿設され内
部に液体通路を備えるノズル本体と、ノズル本体の液体
通路へ液体を供給する液供給手段と、ノズル孔の近傍に
気体を供給する気体供給手段とを有し、気体をノズル孔
近傍で吹き出すことにより、液体をノズル孔から噴霧状
に噴出する噴霧装置であって、ノズル本体の液体通路か
ら液体を回収する液回収手段を有している。また、本発
明の噴霧装置は、上記構成に加えて、液回収手段に回収
される液体の量を調整する回収液量調整手段を有してい
る。
【0009】また、本発明の噴霧装置は、先端にノズル
孔が穿設されたノズル本体と、ノズル孔へ液体を供給す
る液供給手段と、ノズル孔の近傍へ気体を供給する気体
供給手段とを有し、気体をノズル孔近傍で吹き出すこと
により、液体をノズル孔から噴霧状に噴出する噴霧装置
であって、ノズル孔に向かって外側から気体を吹き付け
ることにより、ノズル孔から噴出した液体がノズル孔へ
逆流することを防止する液体逆流防止手段を有してい
る。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明の噴霧装置の液供給
手段は、噴霧すべき液をノズルに供給する。また、気体
供給手段は、ノズルへ圧縮気体を供給する。そして、ノ
ズルは、圧縮気体を吹き出すことにより、液体を噴霧状
に噴出する。また、液回収手段は、噴霧が行われていな
いときにノズルから液体を回収する。これにより、ノズ
ル付近で液が絶えず流れ滞留しないため、釉薬等の分離
しやすい液を噴霧する場合でも液が分離して固形物がノ
ズルに詰まるというトラブルを防止できる。また、回収
液量調整手段は、液回収手段に回収される液体の量を調
整する。また、本発明の噴霧装置の液体逆流防止手段
は、ノズルの小孔部に向かって外側から気体を吹き付け
ることにより、ノズルから噴出した液体がノズルへ逆流
することを防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である陶
磁器にうわ薬である釉薬を塗布するための噴霧装置9を
図面を参照して説明する。図1に噴霧装置9を上方向よ
り見た場合であって中心線で切断した平面部分断面図を
示し、図2に側面方向より見た場合であって中心線で切
断した側面断面図を示す。始めに、釉薬Fの通路関係を
説明する。噴霧装置9の中心部に中空状のノズル本体7
9が付設されている。ノズル本体79の中空部は、釉薬
を搬送するための釉薬通路13を形成している。釉薬通
路13には、釉薬を供給するための釉薬供給口31、お
よび釉薬を回収するための釉薬回収口32が連通してい
る。釉薬供給口31には、釉薬供給継手76が取り付け
られている。釉薬回収口32には、釉薬回収継手75が
取り付けられている。
【0012】釉薬供給継手76に接続されるチューブ
は、図示しない釉薬供給ポンプの吐出口に連通してい
る。また、釉薬回収継手75に接続されるチューブは、
図示しない釉薬タンクに接続している。また、ノズル本
体79の左端部には、釉薬Fを噴出するための細孔であ
るノズル11が開口している。ノズル11は、釉薬通路
13と連通している。釉薬通路13の中心であってノズ
ル11に対抗する位置には、先端部が円錐形をしたニー
ドル12が付設されている。釉薬通路13の左端部の外
側には、フレーム77が付設されている。フレーム77
のノズル11と対抗する位置には、ノズル外孔78が穿
設されている。
【0013】一方、釉薬回収口32には、釉薬を回収す
る量を調整するための平板状の回収量調整弁70が、釉
薬回収口32を開閉する方向に摺動可能に取り付けられ
ている。すなわち、回収調整弁70のピストン部70a
は楕円形状であり、同じく楕円形状のガイド孔72と摺
動可能に嵌合している。また、ピストン部70aに当接
する回収ばね71により、回収調整弁70は、釉薬回収
口32を開放する方向に付勢されている。また、回収量
調整ネジ73が回収ばね71と反対方向からピストン部
70aに当接している。回収量調整ネジ73には、固定
ナット74が取り付けられている。
【0014】また、ニードル12の途中には、ニードル
12を摺動可能に保持するニードル保持部材37が本体
45にねじで嵌合されている。ニードル12の右端部
は、ニードルピストン43に固設されている。ニードル
ピストン43は、中空状のシリンダ80に摺動可能に嵌
合している。シリンダ80のニードルピストン43より
左側の室にシリンダ空気孔81が穿設されている。シリ
ンダ空気孔81は、作動空気継手82に連通している。
作動空気継手82に接続するチューブは、作動空気を制
御して噴霧装置9を駆動するための噴霧制御弁と連通し
ている。ニードルピストン43の右面には、戻りばね4
2が当接して、ニードル12をノズル11を塞ぐ方向に
付勢している。戻りばね42の右端は、戻りばね受け4
4と当接している。戻りばね受け44の中心には雌ネジ
が形成されており、その雌ネジ部に釉薬噴霧量調整ネジ
40が取り付けられている。釉薬噴霧量調整ネジ40に
は、固定ナット41が取り付けられている。
【0015】次に、空気通路の関係を説明する。ノズル
本体79とフレーム77の間には、釉薬を霧化するため
の空気噴出口47が形成されている。空気噴出口47
は、円周状に形成された空間である噴出空気通路38に
連通している。噴出空気通路38は、第一空気孔39に
連通している。第一空気孔39には、第一空気継手33
が取り付けられている。第一空気継手33に接続するチ
ューブは、第一空気制御弁に接続している。また、噴出
空気通路38の外周に円周状に第二噴出空気通路21が
形成されている。第二噴出空気通路21は、第二空気孔
22に連通している。第二空気孔22には、第二空気継
手34が取り付けられている。第二空気継手34に接続
するチューブは、第二空気制御弁に接続している。
【0016】また、図3に噴霧装置9のノズル部の正面
図を示す。中心位置に釉薬Fを噴霧するためのノズル外
孔78が穿設されている。ノズル外孔78の上下各2箇
所に第一空気ノズル20が穿設されている。また、ノズ
ル外孔78の左右各1箇所にも第一空気ノズル46が穿
設されている。6つの第一空気ノズル20,46は、噴
出空気通路38に連通している。ノズル外孔78の上下
にある第一空気ノズル20の外側の位置に、角部18が
形成されている。角部18には中空部である空気室21
が形成されている。空気室21は、本体45内において
円周状に連通している。角部18の本体よりに、逆流防
止ノズル35が穿設されている。角部18の先端側に
は、第二空気ノズル19が穿設されている。逆流防止ノ
ズル35および第二空気ノズル19とは、空気室21に
連通している。
【0017】次に、上記説明した構成を有する噴霧装置
9の作用を説明する。本実施例の噴霧装置9は、ロボッ
トハンド等に取り付けられて、自動的に陶磁器に釉薬を
一様に塗布することを目的としている。はじめに、陶磁
器のうわ薬である釉薬Fを図示しない釉薬タンクに入
れ、釉薬ポンプにより、釉薬Fを噴霧装置9に送る。噴
霧装置9は、噴霧制御弁が駆動していないので、作動空
気が供給されていない。また、第一空気制御弁および第
二空気制御弁も駆動されておらず、空気は全く噴出して
いない。従って、ニードルピストン43は、戻りばね4
2により左方向に付勢されており、ニードル12も左方
向に付勢され、ノズル11に当接している。ノズル11
のニードル12と当接する部分には、ノズル11の先端
部と同じ傾斜を有した弁座が形成されているので、ニー
ドル12とノズル11とが密着するため、釉薬Fは噴霧
されない。
【0018】釉薬Fは噴霧されていないが、本実施例で
は、回収量調整弁70が釉薬回収口32の半分を開いて
いるので、釉薬供給口31から一定の吐出圧で供給され
た釉薬Fが、釉薬回収口32から釉薬タンクに戻り、釉
薬Fが釉薬通路13に滞留することがないため、釉薬F
の水と土とが分離することがなく、噴霧開始時に土がノ
ズル11を詰まらせるトラブルを防止することができ
る。
【0019】次に、噴霧制御弁が駆動されて作動空気が
供給された場合を説明する。ニードルピストン43が作
動空気により右方向に移動され、釉薬噴霧量調整ネジ4
0に当接して止まる。従って、ニードル12も、ノズル
11から離間する。ここで、ニードル12とノズル11
との離間量を釉薬噴霧量調整ネジ40を用いて調整する
ことにより、釉薬Fの噴霧量を調整することができる。
ニードル12とノズル11とが離間されると、ノズル1
1から釉薬Fが噴出される。釉薬回収口32が回収量調
整弁70により半分閉じられているため、釉薬通路13
内の釉薬Fに一定の圧力がかかっているからである。
【0020】一方、噴霧制御弁と同時に第一および第二
空気制御弁も駆動されるため、空気噴出口47から空気
が勢いよく噴出して、ノズル11から噴出する釉薬Fを
吹き飛ばして霧化させる。また、6つの第一空気ノズル
20,46から噴出する空気は、霧化された釉薬Fを微
粒化し一定の範囲に平均的に分散させる働きをする。ま
た、第二空気ノズル19も霧化された釉薬Fの進行方向
に空気を噴出することにより、釉薬Fを微粒化し一定の
範囲に平均的に分散させる働きをする。霧化されてノズ
ル外孔78から噴霧された釉薬Fは、図4に示すよう
に、ノズル外孔78付近で対流Tを発生して、再びノズ
ル11に戻ろうとする。しかし、本実施例では、逆流防
止ノズル35がノズル外孔78、ノズル11付近に空気
を噴出しているので、逆流しようとする釉薬が吹き飛ば
される。これにより、逆流した釉薬Tによりノズル11
が詰まるトラブルが防止される。
【0021】次に、釉薬Fの塗布が終了したときは、は
じめに、噴霧制御弁の駆動が停止され、作動空気の供給
が停止される。これにより、ニードルピストン43が戻
りばね42により付勢され左方向に移動し、ニードル1
2とノズル11とが当接して釉薬Fの噴出が停止され
る。しばらく時間を経過した後、第一および第二空気制
御弁の駆動が停止され空気の噴出が停止される。逆流防
止ノズル35からしばらくの時間空気を噴出することに
より、霧化された釉薬Fを完全にノズル11周辺から排
除できるため、釉薬Fによるノズル11の詰まりを防止
することができる。
【0022】以上詳細に説明したように、本発明の噴霧
装置によれば、ノズルから釉薬Fを回収するための釉薬
回収口32を有しているので、噴霧が行われていない時
でも、釉薬通路13内の釉薬Fを滞留させることがない
ため、釉薬Fが水と土とに分離することがなく、分離し
た土がノズル11を詰まらせることがない。また、本発
明の噴霧装置によれば、逆流防止ノズル35が、ノズル
11に向かって外側から気体を吹き付けているので、ノ
ズル11から噴出した釉薬Fがノズル11へ逆流するこ
とを防止できるため、逆流した釉薬Fがノズル11付近
に付着してノズル11を詰まらせることがない。
【0023】本発明は、上記説明した実施例に限定され
ることなく、本発明の技術的思想の範囲内で色々な変形
が可能である。例えば、本実施例では、釉薬Fを回収す
る釉薬回収口32に回収調整弁70を付設して、噴霧す
るときに釉薬Fがノズル11から噴出するようにしてい
るが、回収調整弁70を設けずに、回収制御弁を付設し
て、噴霧するときは、回収制御弁を閉じてノズル11か
ら釉薬Fを噴出させ、噴霧しないときは、回収制御弁を
開放して釉薬Fの流れをつくることにより釉薬Fの滞留
を防止してもよい。また、回収調整弁70と回収制御弁
とを併用してもよい。また、回収制御弁として比例弁を
使用して回収調整弁70の機能を回収制御弁に持たせて
もよい。
【0024】また、本実施例では、第二空気ノズル19
が穿設されているのと同じ角部18に逆流防止ノズル3
5を穿設したが、どの様なものであっても、ノズル11
に直接空気が吹き付けられるようにノズルを設ければ、
本発明の目的は達成可能である。また、本実施例では、
釉薬Fの噴霧装置について説明したが、逆流防止ノズル
は、一般塗料用の噴霧装置で使用しても同様の効果が得
られる。
【0025】
【発明の効果】本発明の噴霧装置によれば、ノズルから
釉薬を回収するための釉薬回収経路を有しているので、
噴霧が行われていない時でも、釉薬を常に流した状態に
保ち滞留させることがないため、釉薬が水と土とに分離
することがなく、分離した土がノズルを詰まらせること
がない。従って、ノズルの詰まりを原因とする塗布ムラ
等のトラブルの発生を防止することができる。
【0026】また、本発明の噴霧装置によれば、逆流防
止ノズルが、ノズルに向かって外側から気体を吹き付け
ているので、ノズルから噴出した液体がノズルへ逆流す
ることを防止できるため、逆流した液体がノズル付近に
付着してノズルを詰まらせることがない。従って、ノズ
ルの詰まりを原因とする塗布ムラ等のトラブルの発生を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である噴霧装置の平面部分断
面図である。
【図2】噴霧装置の側面断面図である。
【図3】噴霧装置主要部の正面図である。
【図4】噴霧装置のノズル孔付近の側面断面図である。
【図5】従来の噴霧装置の側面断面図である。
【符号の説明】
9 噴霧装置 11 ノズル孔 12 ニードル 13 釉薬通路 20 第一空気ノズル 32 釉薬回収口 35 逆流防止ノズル 38 噴出空気通路 43 空気噴出口 70 回収調整弁 73 回収量調整ネジ 77 フレーム 78 ノズル外孔 79 ノズル本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にノズル孔が穿設され内部に液体通
    路を備えるノズル本体と、ノズル本体の液体通路へ液体
    を供給する液供給手段と、ノズル孔の近傍に気体を供給
    する気体供給手段とを有し、気体をノズル孔近傍で吹き
    出すことにより、液体をノズル孔から噴霧状に噴出する
    噴霧装置において、 前記ノズル本体の液体通路から前記液体を回収する液回
    収手段を有することを特徴とする噴霧装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する噴霧装置において、 前記液回収手段に回収される液体の量を調整する回収液
    量調整手段を有することを特徴とする噴霧装置。
  3. 【請求項3】 先端にノズル孔が穿設されたノズル本体
    と、ノズル孔へ液体を供給する液供給手段と、ノズル孔
    の近傍へ気体を供給する気体供給手段とを有し、気体を
    ノズル孔近傍で吹き出すことにより、液体をノズル孔か
    ら噴霧状に噴出する噴霧装置において、 前記ノズル孔に向かって外側から気体を吹き付けること
    により、前記ノズル孔から噴出した前記液体が前記ノズ
    ル孔へ逆流することを防止する液体逆流防止手段を有す
    ることを特徴とする噴霧装置。
JP13933593A 1993-05-17 1993-05-17 噴霧装置 Pending JPH06320072A (ja)

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