JPH06316135A - 制御機器 - Google Patents

制御機器

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JPH06316135A
JPH06316135A JP5108487A JP10848793A JPH06316135A JP H06316135 A JPH06316135 A JP H06316135A JP 5108487 A JP5108487 A JP 5108487A JP 10848793 A JP10848793 A JP 10848793A JP H06316135 A JPH06316135 A JP H06316135A
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JP
Japan
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control
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signal
printer
memory
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Withdrawn
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JP5108487A
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English (en)
Inventor
Junichi Arakawa
淳一 荒川
Akira Kuribayashi
明 栗林
Yuichi Kaneko
雄一 兼子
Hideo Horigome
英雄 堀米
Tetsuto Ikeda
哲人 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】処理プログラムの誤動作が起こらない制御機器
を提供する。 【構成】プログラムの選択信号を、起動スイッチ104
の押下による起動信号107にてラッチし、それをRO
Mアドレスの上位ビットに割り当てて複数の制御プログ
ラムを選択的に切り換える。そして、制御プログラムの
動作中に選択素子103の状態が変化してもラッチ出力
108は変化しないので、ROM101のアドレスがそ
の都度変化して、プログラムが暴走するという事態には
ならない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御プログラム
を選択的に実行し、また、ホストからの情報に従って記
録処理を行なう制御機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像記録装置等、マイクロプ
ロセッサ(MPU)にて制御される装置では、例えば、
8bitのMPUの場合、そのプログラム領域は通常6
4Kバイトであり、それ以上のプログラム領域をアクセ
スすることはできない。よって、1つの読出し専用メモ
リ(以後、ROMと称す)に複数の制御プログラムを格
納し、その合計が64Kバイトを越える場合には、RO
Mの上位アドレスを疑似的に切り換えて、それぞれの制
御プログラムを64Kバイト単位でアクセスする手法が
とられている。
【0003】図6,図7は、従来の、単一のROMに格
納された複数の制御プログラムを選択的に切換える方式
を示す図であり、例えば、図6に示すように、不図示の
電源回路からMPU102に電源が既に供給されてお
り、制御プログラム起動スイッチ104(例えば、見か
け上の電源スイッチとして機能するモーメンタリーなス
イッチ)からのパルス状の起動信号107により制御プ
ログラムが起動されるような制御回路では、選択素子1
03によって状態が定められる選択信号114を直接R
OM101のアドレス上位ビットに接続し、アドレスを
切換える方式をとっている。
【0004】また、図7に示すように、起動信号107
により制御プログラムが起動した後、その制御プログラ
ムによって選択信号114のレベルをMPU102で認
識し、その結果に基づいてMPUよりアドレス切換信号
120を出力し、その信号をROM101の上位ビット
に接続することでアドレスを切換える方式がある。一
方、従来より画像記録装置等に使用されるプリンタで
は、ホストから送信されてきた画像データや制御命令コ
ードを、一旦、プリンタに内蔵されたメモリ(受信メモ
リ)に蓄え、これを逐次読み出して解析し、同じく内蔵
されたメモリ(ビットマップメモリ)に画像データをド
ットマトリクスの形で展開する。そして、このドットマ
トリクスデータに従い、被記録材に画像を形成するよう
に構成されている。
【0005】プリンタの制御命令には、主にシリアルプ
リンタ用として考案されたエスケープシーケンスやペー
ジプリンタ用のページ記述言語がある。しかし、エスケ
ープシーケンスやページ記述言語は、いずれもプリンタ
メーカによって命令の種類や構成が異なり、統一されて
いないため、市場には互換性のないプリンタが出回り、
ほとんどのプリンタは、どのパーソナルコンピュータに
も使用可能というわけにはいかないのが現状である。
【0006】例えば、プリンタにて出力する場合、その
プリンタが内蔵している制御命令体系に合ったプリンタ
ドライバ(パーソナルコンピュータ内部で、プリンタへ
の出力を制御しているソフトウエア)がパーソナルコン
ピュータに組み込まれている必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す方式では、制御プログラムが起動して、このプログ
ラムによりシステムが動作を始めた後に選択素子103
を操作すると、現在実行中の制御プログラムのアドレス
が、その都度変化するためプログラムが暴走するという
問題が発生する。そして、この暴走という問題があるた
めに、選択スイッチは、通常、操作できないように配置
されるので、装置においての利用価値が低くなる。
【0008】一方、図7に示した方式では、装置の起動
時にのみ選択信号114の状態を判断することで、図6
に示す方式のような問題は起こらないが、制御プログラ
ムによって切換処理を行なうため、MPU102からア
ドレス切換信号120が出力された時点で、図8に示す
ように、ROM101へのアドレスが、例えば0100
Hから4100Hへ移る。
【0009】よって、ROM101に格納される2つの
制御プログラム(制御プログラム1と制御プログラム
2)の起動後から、少なくとも切換処理が終了するまで
の処理(図8に示す制御プログラム1のA部、及び制御
プログラム2のB部)は、全く同一構成になっていなけ
れば、プログラムの暴走という問題が発生する。そこ
で、制御プログラムの各処理のアドレスを合わせる等、
煩雑な処理が増え、A,Bという全く同一のプログラム
を1つのROM内に持つことから、ROMエリアを有効
に利用できないという問題がある。
【0010】また、プリンタドライバが合わない場合、
プリンタは、送信された制御命令を解釈できないためそ
の印字動作がデタラメになり、期待通りの印字結果が得
られないばかりでなく、いたずらに記録用紙を浪費する
結果を招くという問題がある。特に制御命令体系の種類
が多い場合、このような問題が起こりやすい。そして、
このような不具合が、プリンタに内蔵された制御命令体
系とパーソナルコンピュータのプリンタドライバの不一
致によるものであるという結論を得、プリンタに合致し
たプリンタドライバを選択してパーソナルコンピュータ
に組み込み直すには、使用者側に経験と知識が必要とな
り、プリンタの使い勝手を低下させる原因の一つとなっ
ている。
【0011】さらに、プリンタに合ったプリンタドライ
バに組み替えた後、再度プリントアウトすると、プリン
タの受信メモリに前回受信したコード等が残っているた
め正しい出力結果が得られず、再び記録用紙を浪費する
ことになる。そして、この問題を回避するために、例え
ば、一旦プリンタの電源を切り、受信メモリの内容をク
リアした後、再度電源を投入してプリンタを立ち上げな
ければならず、このことが、さらにプリンタを不便なも
のにする。
【0012】本発明の目的は、プログラムが起動後にお
いてプログラム選択が行なわれても、プログラムが誤動
作しない制御機器を提供することである。また、本発明
の他の目的は、プリンタのエミュレーションモード設定
とホストのプリンタドライバ設定が不一致の場合、無駄
な印字を行なわない制御機器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、単一の記憶素子に格納さ
れた複数の制御プログラムを選択的に切り替えて実行す
る制御機器において、前記制御プログラムの起動信号を
発生する手段と、前記制御プログラムの選択信号を発生
する手段と、前記起動信号にて前記選択信号をラッチす
るラッチ手段と、前記ラッチ手段からの出力信号に基づ
いて前記記憶素子のアドレスを制御する手段とを備え、
前記制御プログラムが起動中は前記選択信号の受付を
拒否する。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、ホストか
らの情報をメモリに記憶し、該情報に従って画像を形成
する制御機器において、前記情報が、あらかじめ決めら
れた規則に従って解釈可能か否かの判断をする判断手段
と、前記判断手段にて前記情報が解釈不可能と判断され
た場合、前記メモリに記憶された情報を抹消する情報抹
消手段と、前記抹消が行なわれた旨を通知する手段とを
備える。動作し、かつ複数の制御プログラムの自由度を
広げ、効率の良いROMの利用を可能としたものであ
る。
【0015】
【作用】以上の構成において、複数の制御プログラム実
行の自由度を広げ、プログラムメモリの使用効率を改善
するよう機能する。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は、本発明の第1の実施例に係る画
像記録装置の主要部の構成を示すブロック図である。同
図において、符号101は、複数の制御プログラムを格
納するROM、102はMPU、103は、ROM10
1内に格納された複数の制御プログラムの内の一つを選
択するための選択素子、104はプログラムを起動させ
るトリガ信号を発生する起動スイッチ、105は、起動
スイッチ104により選択素子103の状態を保持する
ラッチ、そして、106は、MPU102からのアドレ
スに応じてROM101を選択する信号を作るデコーダ
である。
【0017】また、符号107は、起動スイッチ104
の状態をMPU102へ伝える起動信号、108はラッ
チ105のラッチ出力信号、109はMPU102から
出力されるゲート信号、110は、デコーダ106によ
ってROM101を選択するチップセレクト信号、11
1はMPU102のリード信号、そして、112,11
3はプルアップ抵抗、114はORゲートである。
【0018】そこで、選択素子103がオープン状態
で、プルアップ抵抗112によりラッチ105の入力が
論理“H”レベルである場合を考える。起動スイッチ1
04が押され、起動信号107として負のパルスが発生
すると、このパルスは、一方の入力端子にMPU102
から論理“L”レベルを付与されているORゲート11
4に入力され、そのゲートの出力は、上記の負パルスと
同じパルス幅を持つ負パルスとなり、それがラッチ10
5のクロック端子の入力となる。ラッチ105は、この
負パルスで選択素子103の状態を示す“H”レベルを
ラッチし、ROM101の上位ビット(A16)は
“H”レベルに固定される。
【0019】起動信号107は、MPU102の割込み
端子INTにも接続され、上記の負パルスの立上りエッ
ジからMPU102の割込みベクタに対応したアドレス
(例えば、0000H)から制御プログラムがスタート
する。このとき、MPU102から出力されるアドレス
0000Hは、デコーダ106に入力され、ROM10
1のチップセレクト信号110をイネーブル状態にする
とともに、ROM101のアドレス端子(A0〜A1
5)へ入力され、リード出力信号111により0000
H番地のデータを読み込む処理を行なう。
【0020】よって、ROM101の上位ビットA16
は、ラッチ105により“H”に固定されているため、
ROM101からは、図2に示す制御プログラム2の先
頭アドレス10000Hのデータが、データバス150
を介して読み込まれる。以後、MPU102は、その内
部では、アドレス0000HからFFFFHまでのアド
レスをアクセスするが、ROM102からは、アドレス
10000Hから1FFFFHのアドレスに対応したデ
ータ(制御プログラム2)が読み込まれることになる。
【0021】MPU102は、各制御プログラムの先頭
部分で、不図示のRAMに制御プログラムが動作中であ
るフラグをセットし、かつ、ゲート信号109を“H”
とする。これにより、ORゲート114はデスエーブル
状態になり、ラッチ105にクロックが入力されないこ
とになるため、制御プログラムの動作中に選択素子10
3の状態が変化してもラッチ出力108は変化しない。
その結果、ROM101のアドレスがその都度変化し
て、プログラムが暴走するという事態にはならない。
【0022】次に、再び起動スイッチ104が押され、
MPU102の割込み端子に負のパルスが入力される
と、MPU102は、その割込み処理の中で上記のフラ
グを判定し、フラグがセットされている場合、制御プロ
グラムの終了処理を行なって、最後に、例えば、HAL
T状態で停止する。そして、この終了処理においては、
フラグをリセットするとともに、ゲート信号109を
“L”にしてORゲートをイネーブルとし、さらに、次
の起動スイッチ104の入力によるラッチクロックを有
効とする。
【0023】よって、終了処理を行なうトリガとなる起
動スイッチ104の入力時は、ゲート信号109は
“H”であるため、ラッチ105の出力信号108は変
化せず、このときにもプログラムの暴走は起こらない。
以上説明したように、本実施例によれば、プログラムの
選択信号を制御プログラムの起動信号でラッチし、それ
をROMアドレスの上位ビットに割り当てて複数の制御
プログラムを選択的に切り換えるようにすることで、制
御プログラムを作成する上での負荷を軽減するととも
に、簡単なハードウエア構成にて、誤って切換え操作を
しても制御プログラムが暴走することを防止できる。
【0024】なお、ここでは、プログラムの選択スイッ
チである選択素子103がオープン状態にある場合につ
いて説明したが、選択素子103がクローズ状態のとき
には、ラッチ出力108が“L”に固定され、制御プロ
グラム1が動作する。次に、上記第1実施例の変形例に
ついて説明する。 <変形例1>図3は、変形例1に係る画像記録装置の主
要部の構成を示すブロック図である。なお、図3におい
て、上記第1実施例に係る装置と同一構成要素には同一
符号を付してある。
【0025】本変形例に係る装置では、上記第1実施例
のように、通常、システムに電力が供給されている場合
とは異なり、システムの電源自体がON/OFFし、シ
ステムリセット回路の出力を利用して、上記第1実施例
と同一の効果を得るものである。図3において、リセッ
ト回路117は、電源スイッチがONしてシステムに電
源が供給され始めてから、各電源が立上って安定するま
での一定時間、論理“L”レベルの信号を出力する。ま
た、MPU102のリセット入力Resにリセット信号
118が入力されると、MPU102は、リセットのス
タート番地からプログラムを開始するが、リセット信号
118は、ラッチ105のクロック入力にもなっている
ので、電源が入力されて制御プログラムがスタートする
直前の選択素子103のレベルが、上記第1実施例と同
様に、ROM101の上位ビットに与えられる。そし
て、その後、選択素子103の状態が変化しても、ラッ
チ出力108は、電源OFFまで一定レベルを保つ。
【0026】よって、本変形例の如き回路構成にても、
プログラムの暴走を防止できる。 <変形例2>図4は、変形例2に係る装置の構成を示す
ブロック図である。上記第1実施例及びその変形例1で
は、プログラムの選択素子が1ビットの場合を示した
が、本変形例では、図4に示すように選択素子を複数と
し、それらに対応した複数の入出力を行なうラッチ10
5´を用いている。
【0027】そして、ラッチ105´の出力をROM1
01の上位ビットに割り当てることで、図5に示すよう
に、複数の制御プログラムの切換えを容易に行なえる。 [第2実施例]図9は、本発明の第2の実施例に係る記
録装置の制御系の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、符号201はプログラマブルペリフェラルイン
タフェース(以下、PPIという)であり、不図示のホ
スト装置から送信されてくる画像データや制御命令コー
ド(コマンド)を並列に受信し、それをマイクロプロセ
ッサ(MPU)202に転送するとともに、キースイッ
チや表示ランプ等が設けられたコンソール206の制御
及びキャリジホーム位置センサ207の入力処理を行な
う。
【0028】MPU202は、本記録装置内の以下に説
明する各部を制御する。すなわち、符号203はRAM
であり、ホスト装置から送信されてくるデータを格納す
るための受信メモリ及び1回の走査で印字する分のドッ
トマトリクスデータを格納するためのビットマップメモ
リ等の役割を持つ。また、4は文字や記号等の画像を出
力するフォント発生用ROM、5は、後述する、MPU
202が実行する処理手順等が格納された制御用ROM
である。なお、これらの制御ブロックは、アドレスバス
217及びデータバス218を介して制御される。
【0029】符号208は、記録ヘツド212を搭載し
たキャリジを移動させるためのキャリジモータ、210
は、被記録材をキャリジの移動方向に対して垂直方向に
搬送するための用紙送りモータである。また、215
は、キャリジモータ208を駆動するためのドライバ、
216は用紙送りモータ210を駆動するためのモータ
である。
【0030】上述のホーム位置センサ207は、キャリ
ジがホーム位置に到達したことを検知するものであり、
209は、記録用紙等の被記録材が記録部に供給されて
いるか否かを検知するためのシートセンサである。ま
た、211は、記録ヘツド212内の記録素子を画像情
報に応じて駆動するためのドライバ、224は、上記各
ブロックへ電力を供給する電源である。
【0031】以下、本実施例に係る記録装置におけるM
PU202の画像記録のための制御手順を説明する。図
10,図11は、本実施例における画像記録手順を示す
フローチャートである。なお、ここでは、記録装置がシ
リアルプリンタであるとして説明する。図10のステッ
プS1で装置の電源が投入されると、図9に示す電源2
24から装置各部に適正な電力が供給され、MPU20
2が制御用のROM205内のプログラムに従って制御
を開始する。すなわち、ステップS2では、パワーオン
後の初期処理として、ハードウエアでは、PPI201
の入出力ポートの初期設定、RAM203の動作チェッ
クと初期化、フォント発生用ROM204、制御ROM
205の動作チェック等を行なう。また、ソフトウエア
では、各処理上で使用されるパラメータやフラグの初期
設定等を行なう。
【0032】以上の初期化が終了したならば、処理をス
テップS3へ進め、ホスト装置からの送信を待つ。つま
り、ホスト装置からデータやコマンドの送信があれば、
ステップS4で、それをRAM203内の受信メモリ領
域に格納していく。次のステップS5では、上記の受信
メモリに格納したのみで、解析処理をしていないデータ
が存在するか否かを調べ、その結果がYESであればス
テップS6に、また、NOであればステップS4に戻
り、ホスト装置からのデータを受信する。
【0033】ステップS6では、受信メモリに格納され
た未処理の受信データを逐次読み出し、それを解析す
る。次のステップS7では、イレギュラーコマンドの有
無の判定、つまり、受信メモリから読み出した受信デー
タに、プリンタのエミュレーションモードの設定と異な
る制御命令が存在するかどうかの判断を行なう。ステッ
プS7でイレギュラーコマンドがないと判断されれば、
ステップS8で、ステップS6での解析結果に従って、
例えば、受信データが文字や記号のコードであれば、対
応するビットマップデータをフオント発生用ROM20
4から読み出し、また、文字や記号の拡大・縮小命令等
の文字修飾命令のコードならば、フオント発生用ROM
204から読み出したビットマップデータをさらに処理
して、それぞれをRAM203内のビットマップメモリ
領域に格納する。
【0034】そして、ステップS9では、RAM203
内にて、シリアルプリンタである記録装置の記録ヘツド
212を1回走査して印字する分のビットマップデータ
の展開が終了したかどうかを判断し、それが終了してい
なければ、処理をステップS3へ戻す。ステップS9
で、記録ヘツド212を1回走査する分のデータ展開が
終了したならば、ステップS10で記録ヘツド212を
駆動して用紙に印字する。続くステップS11では、印
字処理済みのビットマップメモリのデータをクリアして
初期化し、その後、処理をステップSへ戻す。
【0035】以上の処理は、通常の記録動作の制御手順
であるが、上述のようにプリンタのエミュレーションモ
ードの設定とパーソナルコンピュータのプリンタドライ
バの設定が合っていない場合、プリンタが内蔵していな
い制御命令がパーソナルコンピュータから送信され、意
味のない画像が用紙に印字されることになる。そこで、
ステップS7でイレギュラーコマンドがあると判断され
た場合、その時点でビットマップメモリへのデータ展開
を中止し、処理を図11に示すステップS12へ進め
る。このステップS12では、既にビットマップメモリ
へ展開したデータを印字処理し、次のステップS13で
は、上記ステップS11と同様、ビットマップメモリを
クリアする。
【0036】ステップS14ではプリンタをオフライン
状態にして、パーソナルコンピュータからの送信データ
の受付を禁止する。そして、ステップS15で、あらか
じめ制御用ROM205に格納しておいたエラーメッセ
ージの文字データを読み出し、それらをビットマップメ
モリに展開する。続くステップS16では、記録用紙に
エラーメッセージを印字し、装置の使用者にプリンタド
ライバの設定が誤っている旨を通知する。なお、このエ
ラーメッセージの表示方法としては、例えば、コンソー
ル206の表示LEDを使用してもよい。
【0037】ステップS17では、使用者が上記のエラ
ーメッセージを参照して、パーソナルコンピュータのド
ライバを正しく組み替えた後、再度印字を行なう場合に
備えて、プリンタの受信メモリとビットマップメモリを
初期化し、ステップS18で、ステップS16でエラー
メッセージを印字した用紙を排出する。この処理にて、
使用者がプリンタを再度立ち上げ直すテーマを省くこと
ができる。なお、メモリを初期化する方法は、例えば、
メモリにデータとして0を書き込むか、あるいは、メモ
リの書込みアドレスポインタを初期値に戻すことを行な
う。
【0038】印字を再開するには、ステップS19でオ
ンラインキーの操作があったと判断された場合、続くス
テップS20でプリンタをオンラインにする。以上説明
したように、本実施例によれば、プリンタドライバの設
定に誤りがあった場合、ビットマップメモリ内の必要な
データを印字してからエラーメッセージを出力し、設定
に誤りがある旨、使用者に通知することで、プリンタド
ライバの設定誤りによるデタラメな印字を回避でき、記
録用紙の無駄を防止できると同時に、エラーメッセージ
表示によりトラブルシューテイングが容易になる。 <変形例>以下、上記第2実施例の変形例について説明
する。なお、本変形例に係る記録装置は、上記第2実施
例に係る装置と同一構成をとるので、ここでは、その図
示と説明を省略する。
【0039】現在、市場に出回っているパーソナルコン
ピュータは、プリンタへデータ出力中に、一定時間以上
プリンタが使用状態になっていると、データの送出を自
動的に中止するが、パーソナルコンピュータの機種によ
ってはデータ送出を中止せず、プリンタがready状
態になるまで待つものもある。この場合、使用者が、パ
ーソナルコンピュータのデータ送出を強制的に中止する
前にプリンタがbusy状態(オフライン状態もbus
yとなる)になると、データ送出の中止ができなくな
り、パーソナルコンピュータが使用者に解放されないと
いう事態が発生する。
【0040】この事態を回避するため、本変形例では、
図10に示す上記第2実施例に係る制御処理と同様な処
理を行ない、図11に示す制御手順のステップS7での
判断がYESの場合、図12に示す手順に従って記録動
作を行なう。本変形例では、データ受信を禁止する前に
エラーメッセージの表示と記録用紙の排出を行なう。す
なわち、受信メモリから読み出した受信データに、プリ
ンタのエミュレーションモードの設定と異なる制御命令
が存在する場合、続くステップS62でビットマップメ
モリ内のデータを印字処理し、その後、ステップS63
でビットマップメモリを初期化する。そして、データ受
信を禁止する前にエラーメッセージの表示と記録用紙の
排出を行なう(ステップS64〜S66)。
【0041】ステップS67〜S68では、ホストから
のデータ送信が終了するまで、つまり、一定時間以上デ
ータ送信が途絶えるまでデータ送信を続ける。ただし、
ここでは、受信データの解析、ビットマップメモリへの
展開、印字等の処理は行なわず、受信のみを行なう。ま
た、データ送信終了後は、パーソナルコンピュータは使
用者に解放され、使用者は、上記ステップS65で表示
したエラーメッセージに従ってプリンタドライバの組み
替えを行なうことができる。
【0042】そして、ステップS69でプリンタはオフ
ラインにされ、続くステップS70で、パーソナルコン
ピュータからのデータ送信再開に備えてプリンタを初期
化、具体的には、受信メモリとビットマップメモリをク
リアする。なお、印字を再開するには、上記第2実施例
と同様、ステップS71でオンラインキーの操作があっ
たと判断された場合、続くステップS72でプリンタを
オンラインにする。
【0043】このように、プリンタのエミュレーション
モードに合致しない制御命令が送信されてきた場合、す
ぐにはプリンタをオフラインモードにせず、パーソナル
コンピュータからの送信が終了するまで待ってからプリ
ンタをオフラインにして初期化することで、プリンタド
ライバの設定誤りによる記録紙の浪費を防止でき、同時
にトラブルシューティング操作が簡略化できる。
【0044】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の制御プログラムの選択的な実行が容易になり、制
御プログラムを作成する上での負荷が軽減されるととも
に、簡単な構成で制御プログラムの暴走を防止できる。
また、あらかじめ決められた規則に従って受信情報の解
釈が不可能な場合でも無駄な印字を回避でき、機器の使
い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像記録装置の主
要部の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例に係る制御プログラムの構成を示す
図である。
【図3】変形例1に係る装置の主要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】変形例2に係る装置の主要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】変形例2に係る制御プログラムの構成を示す図
である。
【図6】従来の複数の制御プログラムを選択的に切換え
る方式を示す図である。
【図7】従来の複数の制御プログラムを選択的に切換え
る方式を示す図である。
【図8】従来のメモリマップを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る記録装置の制御系
の構成を示すブロック図である。
【図10】第2実施例における画像記録手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】第2実施例における画像記録手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第2実施例の変形例に係る記録手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】 101 ROM 102 MPU 103 選択素子 104 起動スイッチ 105 ラッチ 106 デコーダ 107 起動信号 108 ラッチ出力信号 109 ゲート信号 110 チップセレクト信号 111 リード信号 112,113 プルアップ抵抗 114 ORゲート
フロントページの続き (72)発明者 堀米 英雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 池田 哲人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の記憶素子に格納された複数の制御
    プログラムを選択的に切り替えて実行する制御機器にお
    いて、 前記制御プログラムの起動信号を発生する手段と、 前記制御プログラムの選択信号を発生する手段と、 前記起動信号にて前記選択信号をラッチするラッチ手段
    と、 前記ラッチ手段からの出力信号に基づいて前記記憶素子
    のアドレスを制御する手段とを備え、 前記制御プログラムが起動中は前記選択信号の受付を拒
    否することを特徴とする制御機器。
  2. 【請求項2】 前記制御プログラムの起動信号は機器の
    リセット信号であることを特徴とする請求項1に記載の
    制御機器。
  3. 【請求項3】 ホストからの情報をメモリに記憶し、該
    情報に従って画像を形成する制御機器において、 前記情報が、あらかじめ決められた規則に従って解釈可
    能か否かの判断をする判断手段と、 前記判断手段にて前記情報が解釈不可能と判断された場
    合、前記メモリに記憶された情報を抹消する情報抹消手
    段と、 前記抹消が行なわれた旨を通知する手段とを備えること
    を特徴とする制御機器。
  4. 【請求項4】 前記情報抹消手段は、前記判断手段にて
    情報が解釈不可能と判断された場合、ホストからの情報
    送出が終了してから前記メモリに記憶された情報を抹消
    することを特徴とする請求項3に記載の制御機器。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、あらかじめ決められた
    規則としてプリンタのエミュレーションモード設定とホ
    ストのプリンタドライバ設定の一致を判断することを特
    徴とする請求項3に記載の制御機器。
JP5108487A 1993-05-10 1993-05-10 制御機器 Withdrawn JPH06316135A (ja)

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Family

ID=14486012

Family Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166443A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Canon Inc 印刷制御装置、方法及びプログラム

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JP2012166443A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Canon Inc 印刷制御装置、方法及びプログラム

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