JPH06315712A - 熱間圧延設備 - Google Patents
熱間圧延設備Info
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- JPH06315712A JPH06315712A JP13259193A JP13259193A JPH06315712A JP H06315712 A JPH06315712 A JP H06315712A JP 13259193 A JP13259193 A JP 13259193A JP 13259193 A JP13259193 A JP 13259193A JP H06315712 A JPH06315712 A JP H06315712A
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- roll
- rolls
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/04—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
- B21B45/06—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing of strip material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/04—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
- B21B45/08—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing hydraulically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/46—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 仕上圧延機の前だけで十分なデスケーリング
を行うことができ、スケールの押し込み傷などが発生せ
ず、品質の良い製品を得ることができる熱間圧延設備を
提供すること。 【構成】 １００mm以下に連続鋳造された粗バーＷを保
・加熱炉Ｈで所定温度にして仕上圧延機列Ｆで直接圧延
する熱間圧延設備１０の仕上圧延機Ｆ１の上流に、ロー
ル群３０とノズル４０とで構成したデスケーリング装置
２０を設ける。このロール群３０のロール３１，３２，
３３で粗バーＷに曲げ力と引張力を加えてスケールを剥
離し易くし、ノズル４１，４２，４３から高圧水を噴射
してスケールを除去するようにしている。これにより、
デスケーリング能力を従来に比べて強化することがで
き、薄スラブ連続鋳造機と仕上圧延機とを組合わせた熱
間圧延設備において、スケールの押し込み傷などの無い
品質の良い圧延製品を得ることができる。
を行うことができ、スケールの押し込み傷などが発生せ
ず、品質の良い製品を得ることができる熱間圧延設備を
提供すること。 【構成】 １００mm以下に連続鋳造された粗バーＷを保
・加熱炉Ｈで所定温度にして仕上圧延機列Ｆで直接圧延
する熱間圧延設備１０の仕上圧延機Ｆ１の上流に、ロー
ル群３０とノズル４０とで構成したデスケーリング装置
２０を設ける。このロール群３０のロール３１，３２，
３３で粗バーＷに曲げ力と引張力を加えてスケールを剥
離し易くし、ノズル４１，４２，４３から高圧水を噴射
してスケールを除去するようにしている。これにより、
デスケーリング能力を従来に比べて強化することがで
き、薄スラブ連続鋳造機と仕上圧延機とを組合わせた熱
間圧延設備において、スケールの押し込み傷などの無い
品質の良い圧延製品を得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、１００mm以下の薄ス
ラブを直接仕上圧延する熱間圧延設備の改良に関し、１
回しかチャンスのない仕上圧延機列の上流で十分なデス
ケーリングができるようにしたものである。
ラブを直接仕上圧延する熱間圧延設備の改良に関し、１
回しかチャンスのない仕上圧延機列の上流で十分なデス
ケーリングができるようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】熱間圧延設備は、たとえば図３に示すよ
うに、主として粗圧延機列Ｒ（Ｒ２，Ｒ４）と仕上圧延
機列Ｆ（Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４）とで構成されてお
り、仕上圧延機列Ｆの出側の帯板の温度がＦｅ−Ｃ平衡
図のＡ3 変態点の温度より僅かに高い温度とするのが最
適で、このような温度となるように各圧延機Ｒ２，Ｒ
４，Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４の圧延スケジュールが決定
されて熱間圧延を行うようにしている。
うに、主として粗圧延機列Ｒ（Ｒ２，Ｒ４）と仕上圧延
機列Ｆ（Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４）とで構成されてお
り、仕上圧延機列Ｆの出側の帯板の温度がＦｅ−Ｃ平衡
図のＡ3 変態点の温度より僅かに高い温度とするのが最
適で、このような温度となるように各圧延機Ｒ２，Ｒ
４，Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ４の圧延スケジュールが決定
されて熱間圧延を行うようにしている。
【０００３】この熱間圧延設備を構成する粗圧延機列Ｒ
は、連続鋳造機などで作られた厚さが２００〜２５０mm
の連鋳材（スラブ）を加熱炉によって１２５０℃程度に
加熱した後、粗圧延機列Ｒで最終製品厚み２〜５mmに応
じて３０mm以下の粗バーに粗圧延するものであり、配列
として半連続式、全連続式、スリークウォータ式などが
ある。
は、連続鋳造機などで作られた厚さが２００〜２５０mm
の連鋳材（スラブ）を加熱炉によって１２５０℃程度に
加熱した後、粗圧延機列Ｒで最終製品厚み２〜５mmに応
じて３０mm以下の粗バーに粗圧延するものであり、配列
として半連続式、全連続式、スリークウォータ式などが
ある。
【０００４】これら粗圧延機列Ｒでは、スラブに発生す
るスケールを除去する必要から、各パスごとに高圧水を
噴射するデスケーリング装置Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅや１対
の水平ロールあるいは１対の垂直ロールを設置して圧下
を加えた機械的なデスケーリングを行なって最終製品の
品質向上を図っている。
るスケールを除去する必要から、各パスごとに高圧水を
噴射するデスケーリング装置Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅや１対
の水平ロールあるいは１対の垂直ロールを設置して圧下
を加えた機械的なデスケーリングを行なって最終製品の
品質向上を図っている。
【０００５】一方、図４に示すように、連続鋳造機を改
良した薄スラブ連続鋳造機ＴＳＣにより１００mm以下の
薄スラブを連鋳材として得るようにし、粗圧延機列を省
略し、保熱炉または加熱炉Ｈで１１００〜１０５０℃程
度にした後、仕上圧延機列Ｆ（Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ
４）に送って製品厚み２〜５mmまで圧延する熱間圧延設
備が開発されつつある。
良した薄スラブ連続鋳造機ＴＳＣにより１００mm以下の
薄スラブを連鋳材として得るようにし、粗圧延機列を省
略し、保熱炉または加熱炉Ｈで１１００〜１０５０℃程
度にした後、仕上圧延機列Ｆ（Ｆ１，Ｆ２，Ｆ３，Ｆ
４）に送って製品厚み２〜５mmまで圧延する熱間圧延設
備が開発されつつある。
【０００６】このような薄スラブ連続鋳造機ＴＳＣと保
熱炉または加熱炉Ｈと仕上圧延機列Ｆとを組み合わせて
熱間圧延設備を構成することで、設備の大幅なコンパク
ト化を図ることができるなどの利点がある。
熱炉または加熱炉Ｈと仕上圧延機列Ｆとを組み合わせて
熱間圧延設備を構成することで、設備の大幅なコンパク
ト化を図ることができるなどの利点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、薄スラブ連
続鋳造機ＴＳＣと４〜５スタンドの仕上圧延機Ｆ１〜Ｆ
５を組合わせた熱間圧延設備では、仕上圧延機列Ｆの入
側のバー温度が粗圧延機で圧延したのち送られる粗バー
のバー温度より高く、その分だけ圧延速度が遅くなり、
これらに起因してスケールの発生が増大する。
続鋳造機ＴＳＣと４〜５スタンドの仕上圧延機Ｆ１〜Ｆ
５を組合わせた熱間圧延設備では、仕上圧延機列Ｆの入
側のバー温度が粗圧延機で圧延したのち送られる粗バー
のバー温度より高く、その分だけ圧延速度が遅くなり、
これらに起因してスケールの発生が増大する。
【０００８】そこで、デスケーリングを十分行う必要が
あるが、粗圧延機がある場合には、図３に示したよう
に、たとえば粗圧延機Ｒ２，Ｒ４のスタンドの前後のデ
スケーリング装置Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄで何回もデスケーリン
グの機会があるとともに、仕上圧延機Ｆ１の前でもデス
ケーリング装置Ｅによってデスケーリングする機会があ
るが、粗圧延機を設置しない上記熱間圧延設備では、デ
スケーリングの機会が仕上圧延機Ｆ１の前に設置したデ
スケーリング装置Ｅによるデスケーリングの機会しかな
く、また、圧延速度が遅いため高圧水の噴射などによる
デスケーリングを行うと、温度降下が大きくなって製品
品質の低下となってしまう。
あるが、粗圧延機がある場合には、図３に示したよう
に、たとえば粗圧延機Ｒ２，Ｒ４のスタンドの前後のデ
スケーリング装置Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄで何回もデスケーリン
グの機会があるとともに、仕上圧延機Ｆ１の前でもデス
ケーリング装置Ｅによってデスケーリングする機会があ
るが、粗圧延機を設置しない上記熱間圧延設備では、デ
スケーリングの機会が仕上圧延機Ｆ１の前に設置したデ
スケーリング装置Ｅによるデスケーリングの機会しかな
く、また、圧延速度が遅いため高圧水の噴射などによる
デスケーリングを行うと、温度降下が大きくなって製品
品質の低下となってしまう。
【０００９】さらに、薄スラブ連続鋳造機ＴＳＣと仕上
圧延機列Ｆとを組合わせた設備では、保熱炉または加熱
炉Ｈで均一な温度にするため必要な時間が５〜２０分程
度で済むことから薄スラブに発生するスケール層は薄く
なるが、スケール層の機械的性質は厚さの影響を受け、
一般的には厚さが薄いほど強固となって密着することが
知られており、この点からも十分なデスケーリングが出
来ず、製品品質が大幅に劣化するという問題がある。
圧延機列Ｆとを組合わせた設備では、保熱炉または加熱
炉Ｈで均一な温度にするため必要な時間が５〜２０分程
度で済むことから薄スラブに発生するスケール層は薄く
なるが、スケール層の機械的性質は厚さの影響を受け、
一般的には厚さが薄いほど強固となって密着することが
知られており、この点からも十分なデスケーリングが出
来ず、製品品質が大幅に劣化するという問題がある。
【００１０】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、仕上圧延機の前だけで十分なデス
ケーリングを行うことができ、スケールの押し込み傷な
どが発生せず、品質の良い製品を得ることができる熱間
圧延設備を提供しようとするものである。
みてなされたもので、仕上圧延機の前だけで十分なデス
ケーリングを行うことができ、スケールの押し込み傷な
どが発生せず、品質の良い製品を得ることができる熱間
圧延設備を提供しようとするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、第１の発明の熱間圧延設備は、１０
０mm以下の厚さに連続鋳造された連鋳材を炉で保熱また
は加熱して仕上圧延機列で圧延する熱間圧延設備におい
て、前記仕上圧延機列の上流に、圧延材に曲げ力あるい
は曲げ力と引張力を加えるロール群と、これらロール群
のうち少なくとも１つのロール近傍に高圧水を噴射する
ノズルとでなるデスケーリング装置を設けたことを特徴
とするものである。
題を解決するため、第１の発明の熱間圧延設備は、１０
０mm以下の厚さに連続鋳造された連鋳材を炉で保熱また
は加熱して仕上圧延機列で圧延する熱間圧延設備におい
て、前記仕上圧延機列の上流に、圧延材に曲げ力あるい
は曲げ力と引張力を加えるロール群と、これらロール群
のうち少なくとも１つのロール近傍に高圧水を噴射する
ノズルとでなるデスケーリング装置を設けたことを特徴
とするものである。
【００１２】また、第２の発明の熱間圧延設備は、第１
の発明の前記仕上圧延機列の上流に設けるロール群に替
えて、軽圧下力を加える圧延ロールを設けたことを特徴
とするものである。
の発明の前記仕上圧延機列の上流に設けるロール群に替
えて、軽圧下力を加える圧延ロールを設けたことを特徴
とするものである。
【００１３】
【作用】第１の発明の熱間圧延設備によれば、１００mm
以下に連続鋳造された連鋳材を炉で所定温度にして仕上
圧延機列で直接圧延する熱間圧延設備の仕上圧延機の上
流にロール群とノズルとで構成したデスケーリング装置
を設けるようにしており、ロール群で圧延材に曲げ力あ
るいは曲げ力と引張力を加えてスケールを剥離し易く
し、ノズルから高圧水を噴射してスケールを除去するよ
うにしている。
以下に連続鋳造された連鋳材を炉で所定温度にして仕上
圧延機列で直接圧延する熱間圧延設備の仕上圧延機の上
流にロール群とノズルとで構成したデスケーリング装置
を設けるようにしており、ロール群で圧延材に曲げ力あ
るいは曲げ力と引張力を加えてスケールを剥離し易く
し、ノズルから高圧水を噴射してスケールを除去するよ
うにしている。
【００１４】これにより、デスケーリング能力を従来に
比べて強化することができ、薄スラブ連続鋳造機と仕上
圧延機とを組合わせた熱間圧延設備において、スケール
の押し込み傷などの無い品質の良い圧延製品を得ること
ができる。
比べて強化することができ、薄スラブ連続鋳造機と仕上
圧延機とを組合わせた熱間圧延設備において、スケール
の押し込み傷などの無い品質の良い圧延製品を得ること
ができる。
【００１５】また、第２の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第１の発明の構成のロール群に替えて軽圧下を加え
る圧延ロールを設けるようにしており、圧延ロールによ
って軽圧下を加えた直後にノズルから高圧水を噴射して
スケールを除去するようにしている。
ば、第１の発明の構成のロール群に替えて軽圧下を加え
る圧延ロールを設けるようにしており、圧延ロールによ
って軽圧下を加えた直後にノズルから高圧水を噴射して
スケールを除去するようにしている。
【００１６】こうすることによっても、デスケーリング
能力を従来に比べて強化することができ、薄スラブ連続
鋳造機と仕上圧延機とを組合わせた熱間圧延設備におい
て、スケールの押し込み傷などの無い品質の良い圧延製
品を得ることができる。
能力を従来に比べて強化することができ、薄スラブ連続
鋳造機と仕上圧延機とを組合わせた熱間圧延設備におい
て、スケールの押し込み傷などの無い品質の良い圧延製
品を得ることができる。
【００１７】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図１は第１の発明の熱間圧延設備の一実施
例にかかる主要部のみの概略構成図である。
に説明する。図１は第１の発明の熱間圧延設備の一実施
例にかかる主要部のみの概略構成図である。
【００１８】この熱間圧延設備１０は、薄スラブ連続鋳
造機ＴＳＣ（図４参照）と、保熱炉または加熱炉Ｈと、
デスケーリング装置２０と、仕上圧延機列Ｆとを主たる
構成設備として構成されており、デスケーリング装置２
０の構成に特徴がある。
造機ＴＳＣ（図４参照）と、保熱炉または加熱炉Ｈと、
デスケーリング装置２０と、仕上圧延機列Ｆとを主たる
構成設備として構成されており、デスケーリング装置２
０の構成に特徴がある。
【００１９】すなわち、この熱間圧延設備１０のデスケ
ーリング装置２０は、加熱炉Ｈの下流で仕上圧延機列Ｆ
の上流に設置されており、圧延材である粗バーＷに曲げ
力および引張力を加えるロール群３０と、高圧水を噴射
するノズル４０とで構成されている。
ーリング装置２０は、加熱炉Ｈの下流で仕上圧延機列Ｆ
の上流に設置されており、圧延材である粗バーＷに曲げ
力および引張力を加えるロール群３０と、高圧水を噴射
するノズル４０とで構成されている。
【００２０】ロール群３０は、たとえば図１に示すよう
に、３個のロール３１，３２，３３で構成され、両端の
ロール３１，３３のロール頂部を結ぶ線より中間のロー
ル３２の底部が下方に位置するように配置されており、
これらロール群３０を通過する粗バーＷに曲げ力あるい
は曲げ力と引張力を加えることができるようにしてあ
る。
に、３個のロール３１，３２，３３で構成され、両端の
ロール３１，３３のロール頂部を結ぶ線より中間のロー
ル３２の底部が下方に位置するように配置されており、
これらロール群３０を通過する粗バーＷに曲げ力あるい
は曲げ力と引張力を加えることができるようにしてあ
る。
【００２１】一方、ノズル４０は、たとえば図１に示す
ように、３個のノズル４１，４２，４３で構成され、ロ
ール群３０の各ロール３１，３２，３３に巻き掛けられ
て曲がっている粗バー（圧延材）Ｗの表面に向けて高圧
水を噴射できるように配置されている。
ように、３個のノズル４１，４２，４３で構成され、ロ
ール群３０の各ロール３１，３２，３３に巻き掛けられ
て曲がっている粗バー（圧延材）Ｗの表面に向けて高圧
水を噴射できるように配置されている。
【００２２】このように構成したデスケーリング装置２
０を備えた熱間圧延設備１０では、デスケーリング装置
２０を通過する粗バーＷにロール群３０の３個のロール
３１，３２，３３によって曲げ力あるいは曲げ力と引張
力が加えられ、粗バーＷの表面に発生するスケールの剥
離が促進され、しかも曲げ力や引張力が加えられる近傍
にノズル４０の各ノズル４１，４２，４３から１５０kg
/cm2程度の高圧水が噴射されるので、剥離されたスケー
ルが粗バーＷの表面から完全に除去されることになる。
０を備えた熱間圧延設備１０では、デスケーリング装置
２０を通過する粗バーＷにロール群３０の３個のロール
３１，３２，３３によって曲げ力あるいは曲げ力と引張
力が加えられ、粗バーＷの表面に発生するスケールの剥
離が促進され、しかも曲げ力や引張力が加えられる近傍
にノズル４０の各ノズル４１，４２，４３から１５０kg
/cm2程度の高圧水が噴射されるので、剥離されたスケー
ルが粗バーＷの表面から完全に除去されることになる。
【００２３】したがって、従来のノズルから高圧水を噴
射するだけのデスケーリングに比べてデスケーリング能
力が大幅に向上し、スケールの噛み込み傷が生じること
もなく、品質の良い圧延製品を得ることができる。
射するだけのデスケーリングに比べてデスケーリング能
力が大幅に向上し、スケールの噛み込み傷が生じること
もなく、品質の良い圧延製品を得ることができる。
【００２４】これにより、薄スラブ連続鋳造機と仕上圧
延機とを組合わせたコンパクトな熱間圧延設備１０にお
いても仕上圧延機上流のデスケーリングで品質の良い圧
延製品を得ることができる。
延機とを組合わせたコンパクトな熱間圧延設備１０にお
いても仕上圧延機上流のデスケーリングで品質の良い圧
延製品を得ることができる。
【００２５】次に、第２の発明の熱間圧延設備の一実施
例について、図２により説明する。
例について、図２により説明する。
【００２６】この熱間圧延設備５０では、上記熱間圧延
設備１０のデスケーリング装置２０のロール群３０を圧
延ロール６０に替えてさらに、ノズル４１，４２を圧延
ロールの下流に設けて構成してあり、他の構成は、上記
熱間圧延設備１０と同一である。
設備１０のデスケーリング装置２０のロール群３０を圧
延ロール６０に替えてさらに、ノズル４１，４２を圧延
ロールの下流に設けて構成してあり、他の構成は、上記
熱間圧延設備１０と同一である。
【００２７】この熱間圧延設備５０を構成するデスケー
リング装置２０の圧延ロール６０は、たとえば上下１対
のロール６１，６２で構成され、軽圧下力を加えること
ができるようになっている。なお、この場合の軽度の圧
下力は、たとえば圧下率で１〜５％程度であれば良く、
粗バーＷに変形が生じるような値ではない。
リング装置２０の圧延ロール６０は、たとえば上下１対
のロール６１，６２で構成され、軽圧下力を加えること
ができるようになっている。なお、この場合の軽度の圧
下力は、たとえば圧下率で１〜５％程度であれば良く、
粗バーＷに変形が生じるような値ではない。
【００２８】そして、これらロール６１，６２の出側に
高圧水を噴射するノズル４０が配置され、圧延ロール６
０を出た直後の粗バーＷの上下に２つのノズル４１，４
２から高圧水を噴射できるようにしてある。
高圧水を噴射するノズル４０が配置され、圧延ロール６
０を出た直後の粗バーＷの上下に２つのノズル４１，４
２から高圧水を噴射できるようにしてある。
【００２９】このように構成したデスケーリング装置２
０を備えた熱間圧延設備５０では、デスケーリング装置
２０を通過する粗バーＷに圧延ロール６０の上下のロー
ル６１，６２によって軽度の圧下力が加えられ、粗バー
Ｗの表面に発生するスケールの剥離が促進され、しかも
圧下力が加えられた直後にノズル４０の各ノズル４１，
４２から１５０kg/cm2程度の高圧水が噴射されるので、
剥離されたスケールが粗バーＷの表面から完全に除去さ
れることになる。
０を備えた熱間圧延設備５０では、デスケーリング装置
２０を通過する粗バーＷに圧延ロール６０の上下のロー
ル６１，６２によって軽度の圧下力が加えられ、粗バー
Ｗの表面に発生するスケールの剥離が促進され、しかも
圧下力が加えられた直後にノズル４０の各ノズル４１，
４２から１５０kg/cm2程度の高圧水が噴射されるので、
剥離されたスケールが粗バーＷの表面から完全に除去さ
れることになる。
【００３０】したがって、従来のノズルから高圧水を噴
射するだけのデスケーリングに比べてデスケーリング能
力が大幅に向上し、スケールの噛み込み傷が生じること
もなく、品質の良い圧延製品を得ることができる。
射するだけのデスケーリングに比べてデスケーリング能
力が大幅に向上し、スケールの噛み込み傷が生じること
もなく、品質の良い圧延製品を得ることができる。
【００３１】これにより、薄スラブ連続鋳造機と仕上圧
延機とを組合わせたコンパクトな熱間圧延設備５０にお
いても仕上圧延機上流のデスケーリングで品質の良い圧
延製品を得ることができる。
延機とを組合わせたコンパクトな熱間圧延設備５０にお
いても仕上圧延機上流のデスケーリングで品質の良い圧
延製品を得ることができる。
【００３２】なお、これら発明は上記実施例に限らず、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素を変更し
ても良いことは言うまでもない。
この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素を変更し
ても良いことは言うまでもない。
【００３３】
【発明の効果】以上、実施例とともに具体的に説明した
ように第１の発明の熱間圧延設備によれば、１００mm以
下に連続鋳造された連鋳材を炉で所定温度にして仕上圧
延機列で直接圧延する熱間圧延設備の仕上圧延機の上流
にロール群とノズルとで構成したデスケーリング装置を
設けるようにしたので、ロール群で圧延材に曲げ力ある
いは曲げ力と引張力を加えてスケールを剥離し易くし、
その近傍にてノズルから高圧水を噴射してスケールを除
去することができる。
ように第１の発明の熱間圧延設備によれば、１００mm以
下に連続鋳造された連鋳材を炉で所定温度にして仕上圧
延機列で直接圧延する熱間圧延設備の仕上圧延機の上流
にロール群とノズルとで構成したデスケーリング装置を
設けるようにしたので、ロール群で圧延材に曲げ力ある
いは曲げ力と引張力を加えてスケールを剥離し易くし、
その近傍にてノズルから高圧水を噴射してスケールを除
去することができる。
【００３４】これにより、デスケーリング能力を従来に
比べて強化することができ、薄スラブ連続鋳造機と仕上
圧延機とを組合わせた熱間圧延設備において、スケール
の押し込み傷などの無い品質の良い圧延製品を得ること
ができる。
比べて強化することができ、薄スラブ連続鋳造機と仕上
圧延機とを組合わせた熱間圧延設備において、スケール
の押し込み傷などの無い品質の良い圧延製品を得ること
ができる。
【００３５】また、第２の発明の熱間圧延設備によれ
ば、第１の発明の構成のロール群に替えて軽圧下を加え
る圧延ロールを設けるようにしたので、圧延ロールによ
って軽圧下を加えた直後にノズルから高圧水を噴射して
スケールを除去することができる。
ば、第１の発明の構成のロール群に替えて軽圧下を加え
る圧延ロールを設けるようにしたので、圧延ロールによ
って軽圧下を加えた直後にノズルから高圧水を噴射して
スケールを除去することができる。
【００３６】こうすることによっても、デスケーリング
能力を従来に比べて強化することができ、薄スラブ連続
鋳造機と仕上圧延機とを組合わせた熱間圧延設備におい
て、スケールの押し込み傷などの無い品質の良い圧延製
品を得ることができる。
能力を従来に比べて強化することができ、薄スラブ連続
鋳造機と仕上圧延機とを組合わせた熱間圧延設備におい
て、スケールの押し込み傷などの無い品質の良い圧延製
品を得ることができる。
【図１】第１の発明の熱間圧延設備の一実施例にかかる
主要部のみの概略構成図である。
主要部のみの概略構成図である。
【図２】第２の発明の熱間圧延設備の一実施例にかかる
主要部のみの概略構成図である。
主要部のみの概略構成図である。
【図３】従来の粗圧延機列を備える熱間圧延設備の概略
構成図である。
構成図である。
【図４】この発明が適用される薄スラブ連続鋳造機と仕
上圧延機列を備える熱間圧延設備の概略構成図である。
上圧延機列を備える熱間圧延設備の概略構成図である。
１０ 熱間圧延設備 ２０ デスケーリング装置 ３０ ロール群 ４０ 高圧水噴射用のノズル ５０ 熱間圧延設備 ６０ 圧延ロール Ｆ 仕上圧延機列 Ｒ 粗品圧延機列 Ｗ 粗バー（圧延材，連鋳材）
Claims (2)
- 【請求項１】１００mm以下の厚さに連続鋳造された連鋳
材を炉で保熱または加熱して仕上圧延機列で圧延する熱
間圧延設備において、前記仕上圧延機列の上流に、圧延
材に曲げ力あるいは曲げ力と引張力を加えるロール群
と、これらロール群のうち少なくとも１つのロール近傍
に高圧水を噴射するノズルとでなるデスケーリング装置
を設けたことを特徴とする熱間圧延設備。 - 【請求項２】前記仕上圧延機列の上流に設けるロール群
に替えて軽圧下力を加える圧延ロールを設けたことを特
徴とする請求項１記載の熱間圧延設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13259193A JPH06315712A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 熱間圧延設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13259193A JPH06315712A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 熱間圧延設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06315712A true JPH06315712A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=15084928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13259193A Pending JPH06315712A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 熱間圧延設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06315712A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1993
- 1993-05-10 JP JP13259193A patent/JPH06315712A/ja active Pending
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