JPH0631239Y2 - 変速機構 - Google Patents
変速機構Info
- Publication number
- JPH0631239Y2 JPH0631239Y2 JP1986145993U JP14599386U JPH0631239Y2 JP H0631239 Y2 JPH0631239 Y2 JP H0631239Y2 JP 1986145993 U JP1986145993 U JP 1986145993U JP 14599386 U JP14599386 U JP 14599386U JP H0631239 Y2 JPH0631239 Y2 JP H0631239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring body
- input shaft
- electromagnetic brake
- coupling
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主としてモーターからの回転を変速して出力軸
に伝達するための変速機構に関するものである。
に伝達するための変速機構に関するものである。
(従来技術) 従来より種々の変速機構が提案されているが大小数組の
歯車の組合せで行う場合、変速範囲を広く採用すると装
置が大嵩さとなり又重量が嵩む等の欠点があった。
歯車の組合せで行う場合、変速範囲を広く採用すると装
置が大嵩さとなり又重量が嵩む等の欠点があった。
(技術的課題) 而して本考案は従来技術の欠点に鑑みなされたもので、
小型にして構造が簡単で比較的変速範囲を広く採れるよ
うな変速機構を得ることを技術的課題とするものであ
る。
小型にして構造が簡単で比較的変速範囲を広く採れるよ
うな変速機構を得ることを技術的課題とするものであ
る。
(技術的手段) 本考案では上記の技術的課題を解決するために、入力軸
にハーモニックドライブ装置を取付け、該ハーモニック
ドライブ装置を電磁ブレーキ又はディスクブレーキと電
磁クラッチとの切換選択操作により減速機又はカップリ
ング装置として作動せしめて出力軸より回転出力を負荷
へ伝達すべく成してある。
にハーモニックドライブ装置を取付け、該ハーモニック
ドライブ装置を電磁ブレーキ又はディスクブレーキと電
磁クラッチとの切換選択操作により減速機又はカップリ
ング装置として作動せしめて出力軸より回転出力を負荷
へ伝達すべく成してある。
具体的には図示の実施例に示す如く下記の構成となる。
Pは変速機構本体、1は入力軸で減速機2を介してモー
ター3に連結してある。
ター3に連結してある。
尚、モーター3を入力軸1に直結してもよい。
4は入力軸1に一体的に固定した電磁コイル5を有する
電磁クラッチ、6はボールベアリング、7は外輪体で前
記電磁クラッチ4とΔ1なる間隙を有して対向せしめ
てあり、電磁コイル5に電流が流れて電磁クラッチ4が
働くと外輪体7は矢標A方向に吸引され電磁クラッチ4
と外輪体7とは一体的に結合し、電流を切ると外輪体7
はフリーの状態と成るように構成してある。24はボル
ト9により外輪体7と一体的に結合せしめた電磁ブレー
キアーマチュアで電磁コイルを有する電磁ブレーキ11
とΔ2なる間隙を有して対向せしめてある。
電磁クラッチ、6はボールベアリング、7は外輪体で前
記電磁クラッチ4とΔ1なる間隙を有して対向せしめ
てあり、電磁コイル5に電流が流れて電磁クラッチ4が
働くと外輪体7は矢標A方向に吸引され電磁クラッチ4
と外輪体7とは一体的に結合し、電流を切ると外輪体7
はフリーの状態と成るように構成してある。24はボル
ト9により外輪体7と一体的に結合せしめた電磁ブレー
キアーマチュアで電磁コイルを有する電磁ブレーキ11
とΔ2なる間隙を有して対向せしめてある。
この電磁ブレーキ11は支柱25に取付けてある。又電
磁ブレーキ11に代えてディスクブレーキ(図示せず)
を採用してもよい。しかして、電磁コイル10に電流を
流して電磁ブレーキ11を働かせると電磁ブレーキアー
マチュア24は矢標B方向に吸引され電磁ブレーキ11
と外輪体7とは一体的となる。又電流を切ると外輪体7
はフリーの状態となる。12は出力軸で、軸方向に移動
するが回転方向には出力軸12と一体的に回転するよう
にした内輪体8を有する。
磁ブレーキ11に代えてディスクブレーキ(図示せず)
を採用してもよい。しかして、電磁コイル10に電流を
流して電磁ブレーキ11を働かせると電磁ブレーキアー
マチュア24は矢標B方向に吸引され電磁ブレーキ11
と外輪体7とは一体的となる。又電流を切ると外輪体7
はフリーの状態となる。12は出力軸で、軸方向に移動
するが回転方向には出力軸12と一体的に回転するよう
にした内輪体8を有する。
13は入力軸1に一体的に取付けたハーモニックドライ
ブ装置で主として楕円状のカム体14とその外周縁に軸
方向に並列に出力軸側と入力軸側に遊嵌せしめた第1及
び第2のボールベアリング(15,16)と外周に歯部
17を有する金属弾性体よりなる可撓性環体18と該環
体18に適宜その一部を噛合せしめた歯部19及び19
Aを有する同じく並列に設けた出力軸側及び入力軸側の
第1及び第2の結合環体(20,21)とから構成して
ある。カム体14はキー14Aを介して入力軸に固定し
てあり、軸方向に移動するが回転方向には単独でずれ動
くことはない。結合環体21の歯部19Aと可撓性環体
18の歯部17の歯数は同数であるが、結合環体20の
歯部19の歯数は可撓性環体18の歯部17の歯数より
2枚歯数を多くしてある。
ブ装置で主として楕円状のカム体14とその外周縁に軸
方向に並列に出力軸側と入力軸側に遊嵌せしめた第1及
び第2のボールベアリング(15,16)と外周に歯部
17を有する金属弾性体よりなる可撓性環体18と該環
体18に適宜その一部を噛合せしめた歯部19及び19
Aを有する同じく並列に設けた出力軸側及び入力軸側の
第1及び第2の結合環体(20,21)とから構成して
ある。カム体14はキー14Aを介して入力軸に固定し
てあり、軸方向に移動するが回転方向には単独でずれ動
くことはない。結合環体21の歯部19Aと可撓性環体
18の歯部17の歯数は同数であるが、結合環体20の
歯部19の歯数は可撓性環体18の歯部17の歯数より
2枚歯数を多くしてある。
又結合環体21はボルト22を介して外輪体7に一体的
に取付けてあり、結合環体20はボルト23を介して内
輪体8に取付けてある。
に取付けてあり、結合環体20はボルト23を介して内
輪体8に取付けてある。
又入力軸1に対しカム体14、外輪体7は軸方向に多少
移動する回転方向には単独ですべり移動しないようにし
てある。更に出力軸12に対し内輪体8は軸方向に多少
移動するが回転方向には単独ですべり移動しないように
してある。
移動する回転方向には単独ですべり移動しないようにし
てある。更に出力軸12に対し内輪体8は軸方向に多少
移動するが回転方向には単独ですべり移動しないように
してある。
換言すれば、出力軸12、入力軸1に対し前記各部材
(8,14,7)は単独で軸方向に移動するが回転方向
には該出力軸12、入力軸1と一体的に回転するように
成してある。
(8,14,7)は単独で軸方向に移動するが回転方向
には該出力軸12、入力軸1と一体的に回転するように
成してある。
尚、ハーモニックドライブ装置13の原理的動作説明を
以下に簡単に述べる。
以下に簡単に述べる。
結合環体21を固定状態にしカム体14を回転せしめる
と可撓性環体18は楕円状に弾性変形し長軸部で結合環
体20及び21と歯が噛合し短軸部で歯は離反状態とな
り結合環体20及び21との噛み合い位置が順次移動す
る。
と可撓性環体18は楕円状に弾性変形し長軸部で結合環
体20及び21と歯が噛合し短軸部で歯は離反状態とな
り結合環体20及び21との噛み合い位置が順次移動す
る。
カム体14が1回転した時、結合環体20は可撓性環体
18より歯数が2枚多い為相対的に回転方向にズレを生
ずる。しかし結合環体21と可撓性環体18との歯数は
等しく結合環体21は固定状態にあるので可撓性環体1
8は回転方向にズレ移動しない。従って結合環体20が
カム体14の回転方向に歯数2枚分移動しその移動を減
速出力として取り出すものである。
18より歯数が2枚多い為相対的に回転方向にズレを生
ずる。しかし結合環体21と可撓性環体18との歯数は
等しく結合環体21は固定状態にあるので可撓性環体1
8は回転方向にズレ移動しない。従って結合環体20が
カム体14の回転方向に歯数2枚分移動しその移動を減
速出力として取り出すものである。
(作用) 上記の技術的手段は下記の如く作用する。
(A)減速機として使用する場合、 先ず、電磁クラッチ4を不作動状態にしておいてから電
磁ブレーキ11を作動状態にし、電磁ブレーキアーマチ
ュア24を矢標B方向に吸引固定する。
磁ブレーキ11を作動状態にし、電磁ブレーキアーマチ
ュア24を矢標B方向に吸引固定する。
然る時、電磁ブレーキアーマチュア24とボルト9を介
して一体の外輪体7及び該外輪体7とボルト22を介し
て一体の結合環体21は固定状態になされる。
して一体の外輪体7及び該外輪体7とボルト22を介し
て一体の結合環体21は固定状態になされる。
次に、モーター3を回転せしめるとその回転力は減速機
2を介して入力軸1を所定方向に回転せしめると共にカ
ム体14も同体に同方向に回転するが結合環体21は前
記した如く固定状態なので結合環体20は前記したハー
モニックドライブの動作原理により、カム体14に対し
同方向に減速回転せしめられることとなる。その減速回
転はボルト23、内輪体8を介して出力軸12に伝達さ
れ該出力軸12は所定の減速回転数で所定方向に回転せ
しめられ負荷(図示せず)にその回転力を伝達する。
2を介して入力軸1を所定方向に回転せしめると共にカ
ム体14も同体に同方向に回転するが結合環体21は前
記した如く固定状態なので結合環体20は前記したハー
モニックドライブの動作原理により、カム体14に対し
同方向に減速回転せしめられることとなる。その減速回
転はボルト23、内輪体8を介して出力軸12に伝達さ
れ該出力軸12は所定の減速回転数で所定方向に回転せ
しめられ負荷(図示せず)にその回転力を伝達する。
(B)カップリングとして使用する場合、 先ず、電磁ブレーキ11を不作動状態にしておいてか
ら、電磁クラッチ4を作動状態にし、外輪体7を矢標A
方向に吸引結合する。
ら、電磁クラッチ4を作動状態にし、外輪体7を矢標A
方向に吸引結合する。
然る時、外輪体7とボルト22を介して一体の結合環体
21も一体的に結合状態となる。
21も一体的に結合状態となる。
次にモーター3を回転せしめるとその回転力は減速機2
を介して入力軸1を所定方向に回転せしめると共にカム
体14も同体に同方向に回転する。
を介して入力軸1を所定方向に回転せしめると共にカム
体14も同体に同方向に回転する。
一方、下段の結合環体21と可撓性環体18と上段の結
合環体20とは三者一体的な状態にあるのでこれら三者
(21,18,20)は同体に同方向に回転し、結合環
体20とボルト23を介して一体の内輪体8及び出力軸
12を同体に同方向に回転せしめる。
合環体20とは三者一体的な状態にあるのでこれら三者
(21,18,20)は同体に同方向に回転し、結合環
体20とボルト23を介して一体の内輪体8及び出力軸
12を同体に同方向に回転せしめる。
(効果) 而して、本考案は下記の如き特有の効果がある。
入力軸と出力軸との同一軸上で減速と常速との速度切換
えを簡単な構成により容易に行い得、又、重量も軽く、
更にコンパクト化することも出来る利点がある。
えを簡単な構成により容易に行い得、又、重量も軽く、
更にコンパクト化することも出来る利点がある。
第1図は本考案の要部の拡大縦断側面図、第2図は第1
図のX−X線部分の縮小平面図である。 第3図はハーモニックドライブ装置の要部の分解斜視図
である。 1……入力軸、4……電磁クラッチ 7……外輪体、8……内輪体 13……ハーモニックドライブ装置 14……カム体
図のX−X線部分の縮小平面図である。 第3図はハーモニックドライブ装置の要部の分解斜視図
である。 1……入力軸、4……電磁クラッチ 7……外輪体、8……内輪体 13……ハーモニックドライブ装置 14……カム体
Claims (1)
- 【請求項1】入力軸1と出力軸12とを同一軸心上に配
置すると共に、ハーモニックドライブ装置13を、入力
軸1に取り付けたカム体14と、このカム体14の外周
に位置し軸方向に並列に出力軸側と入力軸側に設けた第
1及び第2のボールベアリング15,16と、これらボ
ールベアリングの外側に設けた可撓性環体18と、可撓
性環体18の外側に位置し同じく並列に設けた出力軸側
の第1の結合環体20及び入力軸側の第2の結合環体2
1とから構成する一方、前記入力軸1に、外輪体7と前
記ハーモニックドライブ装置13とを夫々軸方向に移動
可能に装着し、該外輪体7に電磁クラッチ4を対向配設
する他方、出力軸12に内輪体8を軸方向に移動可能に
装着し、該内輪体8の外側にこの内輪体とは別体の電磁
ブレーキアーマチュア24を設け、この電磁ブレーキア
ーマチュア24を上記外輪体7に固定し、この電磁ブレ
ーキアーマチュア24に電磁ブレーキ11、ディスクブ
レーキ等のブレーキを対向配設すると共に、上記ハーモ
ニックドライブ装置13の第1の結合環体20と内輪体
8とをボルト23により連結し、同じく第2の結合環体
21と外輪体7とをボルト22により連結してあること
を特徴とする変速機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986145993U JPH0631239Y2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 変速機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986145993U JPH0631239Y2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 変速機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6353042U JPS6353042U (ja) | 1988-04-09 |
JPH0631239Y2 true JPH0631239Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=31058043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986145993U Expired - Lifetime JPH0631239Y2 (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 変速機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631239Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3805607A4 (en) * | 2018-06-02 | 2022-03-02 | Unipres Corporation | TWO-STAGE TRANSMISSION FOR ELECTRIC VEHICLE |
WO2019230021A1 (ja) * | 2018-06-02 | 2019-12-05 | ユニプレス株式会社 | 電気自動車用2段変速機 |
CN111425569A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-07-17 | 常州岩马机械有限公司 | 一种电磁控制的正反装装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3211616C1 (de) * | 1982-03-30 | 1983-12-22 | Balcke-Dürr AG, 4030 Ratingen | Schaltgetriebe |
JPS59212556A (ja) * | 1983-05-17 | 1984-12-01 | Haamonitsuku Drive Syst:Kk | 動力伝達装置 |
-
1986
- 1986-09-24 JP JP1986145993U patent/JPH0631239Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6353042U (ja) | 1988-04-09 |
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