JPH06311352A - 網目スクリーンの最適化方法 - Google Patents

網目スクリーンの最適化方法

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JPH06311352A
JPH06311352A JP5309186A JP30918693A JPH06311352A JP H06311352 A JPH06311352 A JP H06311352A JP 5309186 A JP5309186 A JP 5309186A JP 30918693 A JP30918693 A JP 30918693A JP H06311352 A JPH06311352 A JP H06311352A
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    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 限界値集合領域の周期的繰返しに基づく障害
作用をする構造の発生が十分に回避され当該限界値集合
領域自体における構造が最小化されること。 【構成】 本発明は(黒/白又は彩色)網目画像の記録
のための周波数(頻度)変調網目スクリーンの最適化方
法に関するそのつど記録さるべき画像が画素ごとに光電
的に走査され、デジタル的に、個々の画素に対応づけら
れたグレー(階調)値の形で画素メモリ内に記憶され
る。階調値を用いて限界値判定を実施し、該限界値判定
を用いて、画素の記録の際パイクセルがセットされるか
否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は限界値集合領域を用いて
(黒/白又は彩色)網目画像の記録のための周波数変調
(ないし頻度変調)網目スクリーンの最適化方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】再現複製さるべき画像の種々異なるハー
フトーン値(グレー値ないし階調値)は印刷においては
面積変調により生ぜしめられ得、ここにおいて、当該階
調値は2つの明るさ(輝度)値(黒と白)のみを有する
高分解能で分解された2進値に分解される。
【0003】ハーフトーン網目スクリーン化(点状網目
スクリーン化)の場合、当該面積変調は次のようにして
行なわれる、即ち、画像の階調値が異なった大きさの網
点に変換され印刷されるのである。その際当該網点は同
期的に繰返されるスクリーン網目を有する規則的な網目
スクリーン構造に配置されている。障害となるモアレ構
造を最小化するため、個々の印刷色の点状網目スクリー
ンは異なった網目スクリーン角度で配置される。
【0004】DE−A−2827596(ドイツ連邦共
和国特許出願公開第2827596号)では限界値集合
領域を用いて任意の網目スクリーン角度の点状網目スク
リーンを生じさせるためのハーフトーン網目スクリーン
方式が既に公知である。上記網目スクリーン方式では1
つのマトリクスが、多数のマトリクス要素(エレメン
ト)に細分化されており、各マトリクス要素に1つの限
界値が対応付けられている。当該限界値の全体(集合領
域)(限界値集合体又は限界値集りと称される)は点状
網目スクリーンのスクリーン網目に対する繰返される基
本構造を表わす。
【0005】網目化画像に対する記録材料は多数の面要
素(面エレメント)に細分化されている。出力機器(レ
コーダ)にて網目化画像の記録の際は点状網目スクリー
ン網の個々のスクリーン網目における網点は露光された
面要素(露光パイクセル;デバイスパイクセル)から合
成される。1つのデバイスパイクセル(露光パイクセ
ル)が1つの網点の部分として露光さるべきか否かのチ
ェックは画像の相応の階調値と、限界値集合(体)領域
の限界値と比較により行なわれ、その際、当該比較結果
はビットとしてビットマップ中に固定的に保持され、こ
こにおいて、各々のセットされたビットが、1つの露光
された面要素又はデバイスパイクセル(又は陰画表現の
場合は逆でも行なわれる)に相応する。ビットマップは
一般に記録面の大きさを有する。当該ビットマップを用
いて、レコーダにて露光ビームの制御が行なわれる。
【0006】図1はハーフトーン網目スクリーン化用の
限界値集合領域の例を示す。これは5×5のマトリクス
要素2を有する1つの2次元の限界値マトリクス1であ
り、上記マトリクス要素は限界値1〜255で充填され
ており(埋められており)、それも、画像の個々の階調
値が0〜255の数値により表わされる場合に対して埋
められている。その際数値0は“黒”に相応し、数値2
55は“白”に相応する。限界値マトリクスは一般に、
点状網目スクリーンの網目の大きさを有する。例えば階
調値192(面被覆度25%)を生じさせるには限界値
マトリクス1内で、各マトリクス要素2に対して、当該
階調値192が当該マトリクス要素に対応づけられた限
界値より小であるか否かがチェックされる。そのような
場合には当該のビットはビットマップ中にセッティング
され、相応のデバイスパイクセルが黒化され、そうでな
い場合は相応のビットはセッティングされない。
【0007】図2は1つの網目3内での、ハーフトーン
網目スクリーン方式により生ぜしめられた網点を示す。
当該網点は1つの網目3内での25の可能なデバイスパ
イクセル4のうちの7つの露光されたパイクセル4から
成り、従って、ほぼ25%の面被覆度、ないし、階調値
192を呈示する。典型的には当該限界値は次のように
セッティング割付される、即ち、ビットマップにおける
セットされたビットないし、露光されたデバイスパイク
セルが、増大する階調値のもとで、つながっている(連
続的な)黒い面(網点、印刷点)を形成するようにセッ
ティング割付けられる。
【0008】当該限界値集合領域に対する限界値マトリ
クス1はビットマトリクスより著しく小さいので、限界
値マトリクス1の限界値へのビットマップのビットの対
応付け、(対応関係)が、ビットマップのX−及びY−
方向で連続的に繰返される(このことは図3に示す)。
【0009】図3はビットマップ5への点状網目スクリ
ーンの個々の網目3の限界値の対応関係を示す。夫々2
5×25のデバイスパイクセル4から成る網目3中に、
25%の面被覆度を有する幾つかの網点が示してある。
限界値マトリクス1の配列がX−及びY−方向で連続的
に繰返されるので、それにより格子構造の構成が得られ
る。
【0010】ハーフトーン網目スクリーン化の代わりに
選択的に印刷色の面積変調を、周波数変調網目スクリー
ン化方式、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開公報第
2931098号(DE−A−2931098)により
行なうこともできる。周波数変調網目スクリーンの場
合、画像の階調値は、小さい等しい大きさの印刷点(デ
バイス点)の配置により表わされ(再生され)、上記印
刷点は記録面にて多かれ少かれ(より多く又はより少な
く)ランダム的に選ばれる。各単位面積ごとのデバイス
パイクセルの数により再生される階調値が決定される。
【0011】周波数変調網目スクリーン化のためには種
々の手法、方式が公知であり、例えば、誤り拡散組織化
ディザ(error diffusion order
ddither)等が公知である。いずれの方式、手法
も以下の事項に立脚する、即ち、1つのデバイスパイク
セルがセットされるか否かの判定の際隣接パイクセルの
状態が所定の重み付けを以て考慮されるという事項に立
脚する。更に、或1つのデバイスパイクセルから次のも
のへの誤り(誤差)伝播も起る、換言すれば最後に(直
前に)セットされたデバイスパイクセルの状態が次の処
理さるべきパイクセルに影響を有する。
【0012】図4は周波数変調網目スクリーン化の例を
示す。ビットマップ5中にはセットされたビット、ない
し、相応のデバイスパイクセルが単位面積内に多かれ少
かれランダムに分布されており、従って、もはや連続す
る(つながっている)面を有しない。図示されているの
は25%の面被覆度である。
【0013】限界値集合領域によるハーフトーン網目ス
クリーン方式の利点とするところはソフトウエアでもハ
ードウエアでも著しく迅速に網目スクリーン化し得るこ
とである。従来の周波数変調網目スクリーン方式では十
分に各デバイスパイクセルに対して、多数の時間のかか
る計算操作が必要であり、このことは動作速度に不都合
な影響を及ぼす。
【0014】また、ハーフトーン網目スクリーン方式と
周波数変調網目スクリーン方式を相互に組合せ結合し
て、限界値集合領域をランダム性の限界値列で埋めるこ
とも既に公知であり、その際そのランダム性の限界値列
は連続的な(つながっている)面を形成しない。図5は
周波数変調網目スクリーン化のための5×5の限界値の
ランダム列を有する限界値マトリクス1を示し、図6は
単位面7内の7つのランダムに分布された露光されたデ
バイスパイクセル4から成る、周波数変調網目スクリー
ン化により生ぜしめられる網点を示す。
【0015】上記の手法の欠点とするところは一定の階
調値を有する彩色面の場合、限界値のランダム分布の最
も巧みな良好な選択のもとでも障害のある残留構造が生
じることである。限界値集合領域はX−及びY−方向で
繰返されるので、当該の残留構造は記録面全体に亘って
も繰返される。そのような残留構造には肉眼は特に敏感
であるので、当該残留構造は許容され得ないものであ
る。
【0016】
【発明の目的】本発明の目的ないし課題とするところ
は、限界値集合領域の周期的繰返しに基づく障害作用を
する構造の発生が十分に回避され当該限界値集合領域自
体における構造が最小化されるような網目画像の記録の
ため周波数変調網目スクリーンの最適化方法を提供する
ことにある。
【0017】有利な発展形態は引用請求項に示されてい
る。
【0018】図1〜図6を用いて従来技術を説明する。
【0019】図7〜図18を用いて本発明を詳細に説明
する。
【0020】本発明の方法は記録面の周期的構造の最小
化のため、及び限界値集合領域内の構造の最小化のため
用いられる。
【0021】1.周期的構造の最小化 周期的構造の最小化のため先ず、次のことを観測、考察
し得る、即ち、限界値集合領域を、寸法拡がりにおい
て、比較的に大に選ぶ際、例えば256×256の限界
値(128×128の代わりに)を選ぶ際、比較的小さ
な構造も可視的になる、(それというのは反復周期が比
較的に大になるから)ことを観測、考察し得る。理論的
に当該問題を次のようにして解決し得る、即ち、当該繰
返周期がもはや目立たないような大きさに限界値集合領
域を選ぶのである。実際上著しく迅速に限界に衝き当た
り得る、それというのは所要のメモリロケーション容量
が2乗的に増大するからである。実地の試行により示さ
れたところによれば、そのために多数のメガバイトメモ
リが必要になることとなる。現存の機器におけるコスト
及び可用性のほかに、そのように大きなデータ量の処理
操作上の著しい欠点も生じることとなる(ハードディス
クのロード時間)。
【0022】そのような問題の解消を、所要のメモリ容
量を著しく増大させずに行ない得るとよい。目標とする
ところはわずかな所要メモリ容量を以て、次のような繰
返周期を達成する、即ち、肉眼にとって滑らかな階調値
の領域にて構造が可視的でなく、又は少なくとも低減緩
和されるような繰返周期を達成することである。このこ
とを達成するため、本発明によれば限界値メモリは一方
の(或1つの)方向(例えばX−方向)にて、他方の方
向におけるより著しく長く選定するのである。例えば矩
形の限界値マトリクスのディメンション(次元)を、2
56×256でなく、4096×16の限界値を以て選
ぶ。それによりX方向にて繰返周期は先ず著しく増大し
ており、Y方向では一層小さくされている。
【0023】このことを補償するため限界値−マトリク
スはX方向にて相変らず、ビットマップ5のそれ自体周
期的に繰返されるビットに対応づけられる。これに対し
Y方向では周期的配列はずれ(オフセット)を以て重畳
的に行なわれる。上記ずれ(オフセット)は常に何度も
新たに決定されるべき(求められるべき)乱数であり
得、(その際Y方向にて無限の繰返周期が生じることと
なる)、又は次のような固定的なずれ値(オフセット
値)であり得る、即ち、十分な繰返周期も達成されるよ
うに当該の選定を行なうべき固定的ずれ値(オフセット
値)であり得る。
【0024】図7はビットマップ5内での限界値マトリ
クスの固定的ずれ(オフセット)8による改善された繰
返周期を有するビットマップ5の例を示す。個々の矩形
状のビットマップ−領域9内でのデバイス−パイクセル
4は13%の周波数変調された階調値を示す。
【0025】図8は限界値マトリクスないしビットマッ
プ領域9の夫々のずれ(オフセット)がランダムに選ば
れているビットマップ5の例を示す。
【0026】殊に、固定的なずれ値(オフセット値)を
用いる場合、矩形状の基本形態を有する限界値マトリク
スないし限界値集合領域の使用に限られない。それらの
限界値ないしマトリクスが隙なくつなぎ合される場合、
いずれの任意の形態、形状、例えばL字状限界値マトリ
クスないし限界値集合領域を選択してもよい。
【0027】図9は限界値マトリクスの非矩形状基本形
態の使用下で改善された繰返し付きの周波数変調された
網目スクリーン化の別の例を示す。当該の技術思想発展
形態において同じく複数の部分限界値集合領域(これら
は再び相応につなぎ合され得る)を使用することもでき
る。
【0028】図10は複数の部分限界値集合領域の使用
下での改善された繰返し付きの周波数変調された網目ス
クリーン化の例を示す。
【0029】2.限界値集合領域内における構造の最小
周波数変調された網目スクリーン化のための限界値集合
領域の限界値を生じさせる最も簡単な手法は乱数発生器
による限界値のセッティング割付けの順序をランダム化
(スクランブリング)することである。残念乍らそのよ
うな手法では良好な結果が得られない、それというの
は、乱数事象ないしランダム事象の均一性に問然すべき
ところがあるからである。その結果所定の階調値のもと
で、小さな面上での限界値の一部が合わさって塊にな
る。以下述べる手法によってはそのような欠点が十分に
回避される。
【0030】わかり易くするため、先ず、当該の幅と高
さが2のべき乗である正方形状の限界値集合領域が前提
とされる。上述の設定状況にて限界値が1と255との
間で用いられることがセッティングされる場合、限界値
集合領域の大きさに従ってすべての限界値が現われるの
ではない、又は限界値が2倍ないし2重にセッティング
割付られる。ここで述べられている手法の目標とすると
ころはセッティング割付られるべき限界値の順序を固定
的に設定するのであり、限界値自体を固定的に設定する
のではない。
【0031】当該手法の目的とするところは限界値集合
領域の連続的2乗化により、及びサブ正方形におけるエ
レメント(要素)のランダム的な決定(検出)によりラ
ンダム性の分布を達成できるが、面全体に亘っては黒化
されたデバイス−パイクセルの近似的な均等分布しか得
られない。当該サブ正方形の形成及び選択の際の措置は
“組織化ディザ”として知られている手法に拠ってい
る。
【0032】図11は当該の列の第1のエレメントに対
して乱数発生器ごとに、1つのエレメントが、当該の限
界値集合領域から求められ(決定され)、それに数0が
割当てられる。しかる後当該限界値集合領域は1次の4
つの象限に細分化され、当該の象限に対向する象限にお
いて、(該象限では第1のエレメントが位置する)各乱
数発生器ごとに当該列の第2のエレメント(要素)が決
定され、これに順序数1が割当てられる。しかる後、2
つの残る象限についても同じように過程が行なわれる。
【0033】次に、1次の4つの象限が2次の4つの象
限の4つのグループに細分化される(図12に示すよう
に)。それにより、それまでセッティング割付(設定付
与)された4つの順序数が、各グループにおける2次の
各1つの象限内に入ることとなる。
【0034】次のステップでは順序数4〜7がセッティ
ング割付けられる。成程各乱数発生器ごとに各グループ
からの2次の各1つの象限に1つの順序数が対応付けら
れる。このために各グループのうちから選ばれた象限は
次のようなものである、即ち、既に或1つの順序数を有
する象限に対角線方向で対向する象限である。当該の対
角線方向で対向する象限の選択の目標とするところは比
較的高い均一分布を達成し水平方向及び垂直方向の構造
を回避することである。象限グループにおいても同じよ
うに手段が講ぜられ、換言すれば、順序数4が上方左の
グループにてセッティング割付けられ、次のものは下方
右のグループ(対角線方向で対向のもの)、次いで、上
方右、そして、最後に下方左、換言すれば、交差するよ
うなセッティング割付けが行なわれる。
【0035】これまでは、各グループからの2次の各2
つの象限が、各1つの順序数で占有され、そして、さら
なる2つの過程では各グループの夫々の象限が、さらな
る1つの順序数で占有される(図13に示すように)。
【0036】今や、2次のすべての象限が1つの順序数
で占有されている。従って、今や順次、3次の4つの象
限グループから成るグループ4つが形成される。
【0037】先ず、差当り、4つの象限グループから成
る1つのグループが形成される(図14に示すよう
に)。当該配置の意義は最大の均等分布である。当該の
グループの3次の個々の象限における次の4つの順序数
のセッティング割付けは既述の交差構造で行なわれる。
【0038】しかる後、4つの象限グループに対し、さ
らなる1つの対角線方向でずれたグループが形成され、
そして、4つのさらなる順序数で占有される(図15に
示すように)。
【0039】上記過程は2度繰返される(図16に示す
ように)。
【0040】図17は3次の1つの象限グループの各2
つの象限が順序数で占有される様子を示す。3次の4つ
の象限グループから成るグループ全部で4つのあらたな
2度の形成処理によりそれらの象限の各々に1つの順序
数が割当てられる。
【0041】象限形成の過程が次の状態生起まで継続さ
れる、即ち、1つの象限がたんに1つの要素から成り、
限界値集合地域のすべての要素に順序数が割当てられる
まで継続される。しかる後本来の限界値がセッティング
割付けられる。
【0042】上述の手法の少なくとも2つの変形が可能
である。
【0043】一方では上述の手法では50%の階調値の
もとで、非常に頻繁に、デバイスパイクセルの市松模様
パターンが生じる。このことは必ずしも好ましいことで
はない。従って、象限がたんに1つの要素から成る場
合、対角線方向で対向する要素の代わりに、当該グルー
プからの1つの任意のものを利用するとよい。そのよう
にすると市松模様形成がなされなくなる。
【0044】他方では、光学的に白いデバイスパイクセ
ルを黒い背景(地)上に有する比較的暗い(黒い)階調
値に対して、当該手法を2つに分けると比較的に有利で
ある。最後の次数の象限に到達した場合、象限グループ
ごとにたんに2つの順序数をセッティング割付け、換言
すれば、全部で、唯当該要素(エレメント)の50%の
みが占有される。以て、擬似的に、すべてのデバイスパ
イクセルを白の背景(地)上にセットしてある。
【0045】しかる後、継続された2乗化の過程を再度
繰返し、順序数のセッティング割付けの際最も高い数値
から開始し、そして、下降する順序で当該数値を生じさ
せる。それにより、基本的に黒い背景の上に白を描き、
暗い(黒い)階調値にて一層良好な分布が得られる。
【0046】図18は2つの上述の変形の組合せにより
生じた1つの完全な限界値集合領域を示す。
【0047】順序数のセッティング割付けの説明は正方
形の限界値集合領域に限ってある。第1の部分(セクシ
ョン)にて述べた限界値集合領域を充填するために、そ
れの寸法、大きさを次のように選定し、即ち、それの高
さが2のべき乗であり、それの幅が高さの倍数であるよ
うに選定し、上述の手法により生ぜしめられた相応の数
の正方形の基本形状を以て当該集合領域を充填する。
【0048】
【発明の効果】本発明により限界値集合領域の周期的繰
返しに基づく障害作用をする構造の発生が十分に回避さ
れ当該限界値集合領域自体における構造が最小化される
ような網目画像の記録のため周波数変調網目スクリーン
の最適化方法を実現できるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハーフトーン網目スクリーン化のための限界値
集合領域の例(従来技術)を示す図である。
【図2】ほぼ25%の面被覆度の場合のハーフトーン網
点の例(従来技術)を示す図である。
【図3】ほぼ25%の面被覆度の幾つかの網点を示し
た、ビットマップに対するハーフトーン限界値集合領域
の周期的対応配列関係を表わす(従来技術)図である。
【図4】25%の面被覆度を示す周波数変調を示す周波
数変調の例(従来技術)を示す図である。
【図5】周波数変調網目スクリーン化用の限界値集合領
域の例(従来技術)を示す図である。
【図6】ほぼ25%の面被覆度を有する周波数変調網点
の例(従来技術)の図である。
【図7】13%の周波数変調階調を示した固定のずれ値
により改善された繰返周期を有する限界値集合領域の例
の図である。
【図8】ランダムのずれ値により改善された繰返周期を
有する周波数変調の限界値集合領域の例の図である。
【図9】非矩形の基本形態使用下での改善された繰返周
期を有する周波数変調限界値集合領域の図である。
【図10】複数の部分限界値集合領域使用下での改善さ
れた繰返周期を有する限界値集合領域の例を示す図であ
る。
【図11】乱数発生器により決定される、限界値集合領
域からの1つの要素への数値0の対応関係を示す図であ
る。
【図12】2次の4つの象限のグループ4つの細分化を
示す図である。
【図13】さらなる順序数を有する各グループの象限の
夫々の占有状態を示す図である。
【図14】4つの象限グループから成る1つのグループ
の形成の様子を示す図である。
【図15】4つのさらなる順序数を有する4つの象限グ
ループのさらなる1つの対角線方向にずれたグループの
占有状態の様子を示す図である。
【図16】4つのさらなる順序数を有する4つの象限グ
ループのさらなる1つの対角線方向にずれたグループの
占有状態の様子を示す図である。
【図17】4つの象限グループから成るグループ全部で
4つの2倍の形成処理による象限への1つの順序数の割
当ての様子を示す図である。
【図18】2つの変形の組合せにより生じた限界値集合
領域の図である。
【符号の説明】
1 限界値マトリクス 2 マトリクス要素 3 網目 4 パイクセル 5 ビットマップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 7232−5C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (黒/白又は彩色)網目画像の記録のた
    めの周波数変調(ないし頻度変調)網目スクリーンの最
    適化方法であって、そのつど記録さるべき画像が画素ご
    とに光電的に走査され、デジタル的に、個々の画素に対
    応づけられたグレー(階調)値の形で画素メモリ内に記
    憶され、その際階調値を用いて限界値判定を実施し、該
    限界値判定を用いて、画素の記録の際パイクセルがセッ
    トされるか否かを判定するようにした方法において、下
    記の構成要件a)〜c)を有し、即ち a) 限界値判定のため2次元の限界値メモリを使用
    し、該限界値メモリの内容ないし値を、限界値判定の実
    施のための2次元の周期的繰返によって、画素メモリの
    内容ないし値に重畳し、上記限界値メモリの限界値は当
    該限界値メモリ内で(第3次元において)トポグラフィ
    つまり1つ又は複数の限界値集合領域を形成するように
    選定され、 b) 上記限界値メモリの1方の次元(デ
    ィメンション)の拡がり寸法を他方のディメンション
    (寸法)におけるより大に選定し、 c) 上記限界値メモリの2次元の周期的繰返しの場合
    当該の繰返しの一方のディメンションにて、ずれ(オフ
    セット)を生じさせ d) 限界値メモリはサブメモリに細分化され該サブメ
    モリは合さって限界値メモリ全体を形成するようにし、 e) 上記サブメモリの限界値での充填を、限界値集合
    領域の限界値のランダムの選択により、限界値の連続的
    なべき乗化により、上記サブメモリ内での当該の値のラ
    ンダム分布により行なうようにしたことを特徴とする網
    目スクリーンの最適化方法。
  2. 【請求項2】 一定のずれ(オフセット)を以て当該の
    繰返し動作過程を行なわせる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 可変のずれ(オフセット)を以て当該の
    繰返し動作過程を行なわせ、該可変ずれは何度も決定さ
    るべきランダム数(乱数)により定められるようにした
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 a) サブ象限特性領域として構成され
    たサブメモリを使用し、該サブ象限特性領域は列配置構
    成された要素(エレメント)から形成されるようにし、 b) 上記サブ象限特性領域の要素の充填を、限界値集
    合領域の連続的2乗化及び上記サブ象限特性領域内での
    当該の要素のランダムな決定により行なう請求項1から
    3までのうちいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 a) 或1つの列の第1の要素を乱数発
    生器を用いて限界値集合領域のなかから探し、上記の第
    1要素に数値0を対応させ、 b) 上記限界値集合領域を1次の4つの象限に細分化
    し、そして、1次の当該象限にて、当該の列の第2要素
    を決定し、これに順序数1を対応させ、上記の1次の象
    限は上記の第1要素の位置存在する1次の象限に対向す
    るものであるようにし、 c) 当該の残りの2つの1次の象限に対しては順序数
    2と3のセッティング割付により、前記の2つの1次の
    第1の象限に対するのと同じ処理過程を施し、 d) 上記の1次の4つの象限を、2次の4つの象限か
    ら成るグループ4つに細分化し、ここにおいて、上記の
    セッティング割付けられた4つの順序数は夫々上記の4
    つのグループのうちの1つの内部における2次の各1つ
    の象限内に入るようにし、 e) 4つの象限から成る各グループの当該順序数4〜
    7がセッティング割付され、ここにおいて、上記順序数
    は既に順序数1〜3のうちの1つを有する象限に対向す
    る象限に割当てられ、 f) 2つのさらなる動作サイクルにて各グループの各
    1つの象限が、さらなる1つの順序数で占有され、ここ
    において、2次のすべての象限が1つの順序数で占有さ
    れるまで当該の占有を行なうようにし、 g) 相次いで3次の象限のグループ4つを形成し、こ
    こにおいて、先ず上記の4つのグループのうちの1つを
    形成し、4つの順序数をセッティング割付け、次いで、
    当該の第1グループに対して対角線方向に位置するさら
    なる1つの別のグループを形成し、このさらなるグルー
    プを同様に4つの順序数で占有し、それにひきつづい
    て、第3及び第4のグループを形成し、この第3、第4
    グループを同様に夫々4つの順序数で占有するように
    し、 h) 構成要件g)の過程を2度繰返すようにし、 i) 3次の4つの象限グループから成るグループ4つ
    のグループの新たな2度の形成処理を行ない、ここにお
    いて、それらの象限の各々に1つの順序数が割当てられ
    るようにした請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 当該象限がたんに1つの要素(エレメン
    ト)から成る場合において当該順序数のセッティング割
    付けが当該の対向する要素に対して行なわれるのでな
    く、任意の1つのの要素(エレメント)に対して行なわ
    れるようにした請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 最後の次数の象限への到達の際各象限ご
    とにたんに2つの順序数のみをセッティング割付けるよ
    うにした請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 限界値集合領域の大きさないし寸法を選
    定する際、当該集合領域の高さが2のべき乗の値であ
    り、それの幅が高さの倍数の大きさであり、更に上記集
    合領域は多数の正方形の基本形態で充填されるようにし
    た請求項1から7までのうちいずれか1項記載の方法。
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