JPH0631010B2 - フロントストラットタワ−構造 - Google Patents

フロントストラットタワ−構造

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JPH0631010B2
JPH0631010B2 JP62197194A JP19719487A JPH0631010B2 JP H0631010 B2 JPH0631010 B2 JP H0631010B2 JP 62197194 A JP62197194 A JP 62197194A JP 19719487 A JP19719487 A JP 19719487A JP H0631010 B2 JPH0631010 B2 JP H0631010B2
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JP
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air box
front strut
strut tower
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聡 車田
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Nissan Shatai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フロントストラットタワーの剛性を向上させ
る構造に関する。
(従来の技術) 従来フロントストラットタワー構造としては、例えば、
雑誌「モーターファン7月号」(昭和62年 7月,
(株)三栄書房発行)の第61ページに記載されているよ
うなものが知られている。
この従来構造は、エンジンルーム内の左右にフロントサ
スペンションのストラットを収納支持するフロントスト
ラットタワーが設けられ、この左右のフロントストラッ
トタワーの上部同士を連結するストラットタワーバーが
設けられたものであった。
このようにフロントストラットタワー同士をストラット
タワーバーで連結することにより、フロントストラット
タワーの車幅方向の変形が抑えられて剛性が向上し、操
縦安定性が向上するものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の構造にあっては、スト
ラットタワーバーという大きな強度部材を追加せねばな
らないから、部品点数増となるし、また、重量増も招く
という問題点があった。特に、ストラットタワーバーに
剛性の高いものを用いようとすると重量がその分だけ重
くなるものであった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点に着目し、車室容積を拡
大できる構造において、フロントストラットタワーの補
強を効率的に行い、かつ、フロントストラットタワーに
入力される振動・騒音がエアボックス内で共鳴し難くす
ることを目的としている。
この目的達成のため、本発明では、車体前側のエンジン
ルームとその後側の車室とを区画するダッシュパネルよ
りも前側に、箱断面形状に形成されたエアボックスが配
置され、該エアボックスの左右両端部が、エンジンルー
ムの側壁を形成する箱断面形状のフードリッジに結合さ
れ、前記フードリッジの側面に形成されて車体フロント
サスペンションのストラットを収納支持するフロントス
トラットタワーが、前記エアボックスの左右両端部で、
エアボックスの車両前後方向の幅内の下方位置にエアボ
ックスのとの間に上下方向に隙間を有して配置され、前
記隙間には、ガセットが設けられ、該ガセットが、フロ
ントストラットタワーの上面に結合されているととも
に、フードリッジとエアボックスとの結合部に結合され
ている手段とした。
(作用) フロントサスペンションからフロントストラットタワー
への突き上げ方向の入力は、フロントストラットタワー
の上面からガセットを介して、それぞれ箱断面形状のエ
アボックスとフードリッジとの結合部に伝達されて、エ
アボックスならびにフードリッジで強固に支持される。
この場合、フロントストラットタワーの突き上げ入力の
方向である真上にエアボックスが存在しているから、エ
アボックスに作用するモーメントは小さくなり、強度上
有利である。また、フロントストラットタワーからフー
ドリッジへ作用する捻じれ入力も、箱断面形状のエアボ
ックスにより強固に支持することができる。
また、フロントサスペンションからフロントストラット
タワーへ入力される振動・騒音は、フロントストラット
とエアボックスとの間に隙間を設けている分だけエアボ
ックスに伝達し難い。
また、フロントストラットタワーにストラットを取り付
ける時には、フロントストラットとエアボックスとの間
の隙間を利用して作業を行うことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は第1実施例のフロントストラットタワー構造を
示す側方から見た断面図であって、1はエンジンルーム
を示し、このエンジンルーム1は、ダッシュパネル2に
より車室3と区画され、上方をエンジンフード4に覆わ
れている。また、このエンジンルーム1内には、前方か
ら見た断面図である第2図及び第3図の斜視図にも示す
ように、左右には、図外フロントサスペンションのスト
ラットを収納すると共にその上端を支持するフロントス
トラットタワー10が形成されている。尚、第1図で5
はフロントウインドである。
前記フロントストラットタワー10は、第2図に示すよ
うにハウジングパネル11とアッパシート12で形成さ
れ、かつ、アッパシート12はエンジンルーム1の内側
壁を形成するフードリッジパネル21に接合され、ま
た、ハウジングパネル11の下端はフードリッジパネル
21と合さってサイドメンバ101に接合されている。
尚、前記アッパシート12の上面とフードリッジパネル
21との間には、両者の結合を補強するガセット22が
三角形閉断面を形成するように設けられている。
前記フードリッジパネル21の外側にフードリッジレイ
ンフォース23が、また、上方にカウルトップサイド2
4が設けられ、これらを箱断面形状を成すように接合し
てフードリッジ20が形成されている。このようにフー
ドリッジ20は、箱断面であるので剛性が高い。
前記フロントストラットタワー10の真上位置にはエア
ボックス30が設けられ、すなわち、第1図に示すよう
にエアボックス30の車両前後方向の幅の範囲内にフロ
ントストラットタワー10が配置されている。このエア
ボックス30は車室内の空調装置(図示省略)に連通さ
れ、空調装置への外気をこのボックス空間31に一旦取
り入るためのもので、第1図に示すようにカウルトップ
パネル32とダッシュアッパパネル33とで箱断面形状
に形成され、左右方向に延在しその左右両端は、第2図
に示すようにフードリッジパネル21及びカウルトップ
サイド24に接合され、フードリッジ20とエアボック
ス30との結合部が構成されている。このエアボックス
30は箱断面に形成されているから剛性が高い。
即ち、このエアボックス30の左右両端部は、剛性の高
いフードリッジ20にガセット22を加えた強度部材に
より、フロントストラットタワー10に結合されてい
る。
従って、この実施例の構造では、フロントサスペンショ
ンのストラットからフロントストラットタワー10への
入力は強度部材としてフードリッジ20及びガセット2
2を介してエアボッス30に伝達され、この剛性の高い
エアボックス30で受けられるため、フロントストラッ
トタワー10の変形が防止される。この場合、フロント
ストラットタワー10への突き上げ方向の入力は、フロ
ントストラットタワー10の上面からガセット22を介
して、それぞれ箱断面形状のエアボックス30とフード
リッジ20とで強固に支持され、フロントストラットタ
ワー10の突き上げ入力の方向である真上にエアボック
ス30が存在しているから、エアボックス30に作用す
るモーメントは小さくなり、強度上有利である。また、
フロントストラットタワー10からフードリッジ20へ
作用する捻じれ入力も、箱断面形状のエアボックス30
により強固に支持される。
これにより、車体剛性が向上して操縦安定性や車室の静
粛性が向上する。
また、ガセット22によりアッパシート12の上面の一
部を覆って、面積を減少していることで、アッパシート
12の共振周波数が高くなり、サスペンション側から入
力される低周波ノイズ振動に共振し難くなるので車室の
静粛性が向上する。
以上のように、本実施例では、ストラットタワーバー等
のような専用の剛性部材を設けることなく、既存のエア
ボックスにより、それを設けたのと同様に操縦安定性や
車室の静粛性が向上するという効果が得られる。
次に、第4図に示す第2実施例について説明する。
この第2実施例は、ガセット22の上端側フランジ22
1を、フードリッジ20とエアボックス30との結合部
に結合させるべく、エアボックス30のダッシュアッパ
パネル33と、フードリッジ20のカウルトップサイド
24とに重合させた状態で結合させた例である。尚、他
の構成は第1実施例と同じであるので説明を省略する。
従って、第1実施例に比べてフロントストラットタワー
10とエアボックス30との結合強度が向上する。
次に、第5図及び第6図に示す第3実施例について説明
する。
この第3実施例は、ガセット320をエアボックス30
とフードリッジ20との結合部のエアボックス30側に
結合させた例であって、前記ガセット320はボルト3
21で図外のストラットと共締めされ、また、このガセ
ット320には左右にフランジ322が立てられ、エア
ボックス30のダッシュアッパパネル33に接合されて
いる。尚、他の構成は第1実施例と同じであるので説明
を省略する。
従って、この第3実施例では、第1,2実施例より、さ
らに、フロントストラットタワー10とエアボックス3
0の結合強度が向上する。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明のフロントストラット
構造にあっては、以下に列挙する効果を同時に得ること
ができる。
ダッシュパネルよりも前側にエアボックスを配置し
て、室内容積の拡大を図ることができる。
ストラットタワーバーのような大型の専用の剛性部
材を設けることなしに、フロントストラットタワーへの
荷重入力に対して効率的な補強を行うことができる。す
なわち、フロントストラットタワーにおける突き上げ方
向の入力を、ガセットから箱断面のフードリッジならび
に箱断面のエアボックスで、強固に支持することがで
き、また、フロントストラットタワーの捻じれによるフ
ードリッジへの捻じれ入力を箱断面のエアボックスによ
り強固に支持することができ、しかも、フロントストラ
トタワーへの入力の方向(真上方向)にエアボックスが
存在しているので、車体に作用するモーメントが小さく
なる。
フロントストラットタワーとエアボックスとの間に
上下方向に隙間を有しているので、フロントストラット
タワーの振動・騒音がエアボックス内に伝わり難く、エ
アボックス内で共鳴することがない。
フロントストラットタワーにストラットを取り付け
るにあたり、エアボックスに取り付け用の穴を開ける必
要がなく、エアボックスの剛性を確保することがでる。
エアボックスの形状も簡単な形状でよく設計自由度
が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明第1実施例のフロントストラ
ットタワー構造を示す断面図、第3図は第1実施例の要
部を示す斜視図、第4図は第2実施例構造の要部を示す
断面図、第5図は第3実施例構造の要部を示す斜視図、
第6図は第3実施例構造を示す断面図である。 10……フロントストラットタワー 20……フードリッジ(強度部材) 22……ガセット(強度部材) 30……エアボックス 320……ガセット(強度部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前側のエンジンルームとその後側の車
    室とを区画するダッシュパネルよりも前側に、箱断面形
    状に形成されたエアボックスが配置され、 該エアボックスの左右両端部が、エンジンルームの側壁
    を形成する箱断面形状のフードリッジに結合され、 前記フードリッジの側面に形成されて車体フロントサス
    ペンションのストラットを収納支持するフロントストラ
    ットタワーが、前記エアボックスの左右両端部で、エア
    ボックスの車両前後方向の幅内の下方位置にエアボック
    スのとの間に上下方向に隙間を有して配置され、 前記隙間には、ガセットが設けられ、 該ガセットが、フロントストラットタワーの上面に結合
    されているとともに、フードリッジとエアボックスとの
    結合部に結合されていることを特徴とするフロントスト
    ラットタワー構造。
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