JPH06304772A - レーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接方法

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JPH06304772A
JPH06304772A JP5123418A JP12341893A JPH06304772A JP H06304772 A JPH06304772 A JP H06304772A JP 5123418 A JP5123418 A JP 5123418A JP 12341893 A JP12341893 A JP 12341893A JP H06304772 A JPH06304772 A JP H06304772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
welding
preheating
welding torch
laser
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5123418A
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English (en)
Inventor
Naohito Soma
直仁 相馬
Tomonori Sumi
知則 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接用レーザビームを用いて予熱及び後熱の
少なくともいずれか一方を行う場合の装置を簡単な構造
にしかつ低廉化する。 【構成】 レーザヘッド1の溶接トーチ4の側面にレー
ザ光の光軸に沿って延在するラック8を固着し、駆動モ
ータユニット9により駆動されるギア11とラック8と
を噛み合わせ、ギア11を正逆回転させることにより、
溶接トーチ4を光軸方向に変位可能にする。予熱及び後
熱時に、溶接トーチ4をストリップ2・3の溶接部の上
方に所定距離遠ざけることにより、レーザビーム7の焦
点の位置が上方に位置し、広い範囲のレーザビームを溶
接部に照射し得る。 【効果】 レーザビームをスキャンさせるような駆動機
構を設ける必要がなく、予熱及び後熱を行い得るレーザ
溶接装置を簡単な構造にて低廉化し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザヘッドから溶接
部位に向けて照射されるレーザビームにより溶接を行う
ようにしたレーザ溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザヘッドから溶接部に向けて
照射されるレーザビームにより溶接を行うようにしたレ
ーザ溶接があるが、例えば特開昭61−92792号公
報に開示されているように、溶接部の整形精度及び溶接
部強度を向上するべく溶接前後に行う予熱あるいは後熱
を、レーザビームを用いて行うようにしたものがある。
しかしながら、薄板の突き合わせ溶接を行う場合のよう
に溶接ビードの幅を狭くするべくレーザビームをできる
だけ集光させた状態にし、その状態のレーザビームを用
いて予熱及び後熱を行うと、溶接ビード幅よりも狭い範
囲にしか予熱及び後熱の影響が現れないため、溶接部の
強度向上の効果が小さいという問題がある。
【0003】上記予熱及び後熱の影響範囲を広げるに
は、例えば特開昭61−111792号公報に開示され
ているようにレーザビームを溶接線に対して交差させる
向きに振幅させることが考えられるが、この方法では、
レーザビームを横方向に振幅させながら溶接線方向に移
動させる機構が必要であり、装置が複雑かつ高価にな
り、さらに大型化する虞が生じるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、溶接用レーザビー
ムを用いて予熱及び後熱の少なくともいずれか一方を行
う場合の装置を簡単な構造にしかつ低廉化し得るレーザ
溶接方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、レーザヘッドから溶接部に向けて照射され
るレーザビームにより溶接を行うようにしたレーザ溶接
方法であって、前記溶接部に対する予熱及び後熱の少な
くともいずれか一方を行う際に、前記レーザビームの溶
接時に於ける焦点位置を光軸方向にずらして照射するこ
とを特徴とするレーザ溶接方法を提供することにより達
成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、レーザビームの焦点位置を
光軸方向にずらすことにより、溶接部に対して溶接時の
照射範囲よりも広い範囲の照射を行うことができ、レー
ザビームによる予熱や後熱の影響範囲を広げることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本発明が適用された溶接用レーザ
ヘッドの要部を示す模式的側断面図である。このレーザ
ヘッド1は、ストリップの送給路中にて先行ストリップ
2と後行ストリップ3とを突き合わせ溶接して結合する
べく配設された溶接装置に用いられている。この溶接装
置にあっては、両ストリップ2・3を図示されないクラ
ンプ装置によりそれぞれ挟持し、さらに両突き合わせ端
部を図示されない補助クランプ装置により位置決め固定
するようになっている。
【0009】レーザヘッド1は、その筒状をなす溶接ト
ーチ4を、溶接装置の図示されない支持アームにより、
ストリップ2・3間の溶接部に接離する向きである図の
矢印Aに示される向きに変位可能に支持されていると共
に、溶接トーチ4の図に於ける上面に、図示されないレ
ーザ発生装置からの光ファイバ5を接続されている。光
ファイバ5を介して溶接トーチ4内に送られたレーザ光
は、内部の集光レンズ6により集束光に変えられ、溶接
トーチ4の図の下方の開口からレーザビーム7として出
射するようにされている。
【0010】上記溶接トーチ4の側面には、溶接トーチ
4内を通るレーザ光の光軸に平行して延在するようにさ
れたラック8が固設されており、そのラック8には、上
記支持アームに取り付けられた駆動モータユニット9に
より駆動されるギア11が噛み合わされている。従っ
て、ギア11を適宜正逆回転させることにより、溶接ト
ーチ4を図の矢印Aに示される向きに変位可能である。
【0011】このようにして構成されたレーザヘッド1
による溶接の要領を以下に示す。前記したようにして両
ストリップ2・3を位置決め固定しておき、その溶接部
である両ストリップ2・3の突き合わされる各縁部2a
・3aに対して予熱を行う。予熱では、溶接により形成
される溶接ビード12の幅よりも広い範囲を熱する必要
があり、本装置では、レーザビーム7の焦点Fの位置を
図2に示されるように各縁部2a・3aの上方に所定の
距離L離隔させるべく、溶接トーチ4をその距離Lだけ
上昇する。
【0012】このようにすることにより、図2に良く示
されるように、両縁部2a・3aの上方の距離Lの位置
でレーザビーム7の焦点が結ばれるため、両縁部2a・
3aに達した時点ではビームの照射範囲が広範囲に広が
っている。従って、レーザビーム7を振幅させることな
く、溶接部に対する十分な予熱を行うことができる。な
お、溶接トーチ4を図示されないスライド装置により図
の表裏方向に移動して、溶接線全体に渡って予熱を行
う。
【0013】予熱終了後には、焦点Fの位置を両縁部2
a・3a上に合わせてレーザ溶接を行うべく、溶接トー
チ4を上記距離Lだけ下降する。そして、上記と同様に
溶接トーチ4をスライド装置により図の表裏方向に移動
して、溶接線全体に渡って溶接を行う。また、溶接後に
後熱を行う際には、予熱と同様に溶接トーチ4を上昇し
て行う。
【0014】溶接トーチ4の上下動の制御を任意に行う
ことができ、予熱及び後熱の際の溶接トーチ4の離隔距
離をそれぞれ別個に設定可能であり、予熱及び後熱の各
場合に応じた好適な処理を行うことができる。このよう
にして、予後熱処理により溶接部の強度を好適に向上し
得る。
【0015】なお、溶接トーチ4の上下動の駆動装置
は、本実施例のラックとギアとの組み合わせに限るもの
ではなく、リニア駆動モータや直動型シリンンダなど種
々の駆動機構を用いることができるが、いずれにして
も、溶接トーチ4を上下方向に変位させることができれ
ば良く、従来例で示した振幅させる構造のものに対して
極めて簡単な構造にすることができる。また、レンズを
変位させても可能である。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、レーザビー
ムの焦点位置をずらして、予熱や後熱と溶接とを行うこ
とができるため、レーザヘッドを光軸方向に上下動作せ
る機構を設けるだけで良く、構造が簡単であって低廉化
された装置により、溶接ビード幅よりも広い範囲に予熱
や後熱を行うことによる高品質の溶接ビードを形成でき
るなど、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたレーザヘッドの模式的要部
側断面図。
【図2】本発明に基づくレーザ溶接要領を示す要部拡大
図。
【符号の説明】
1 レーザヘッド 2・3 ストリップ 2a・3a 縁部 4 溶接トーチ 5 光ファイバ 6 集光レンズ 7 レーザビーム 8 ラック 9 駆動モータユニット 11 ギア 12 溶接ビード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザヘッドから溶接部に向けて照射さ
    れるレーザビームにより溶接を行うようにしたレーザ溶
    接方法であって、 前記溶接部に対する予熱及び後熱の少なくともいずれか
    一方を行う際に、前記レーザビームの溶接時に於ける焦
    点位置を光軸方向にずらして照射することを特徴とする
    レーザ溶接方法。
JP5123418A 1993-04-26 1993-04-26 レーザ溶接方法 Withdrawn JPH06304772A (ja)

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JP5123418A JPH06304772A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 レーザ溶接方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010086691A (ko) * 2000-03-02 2001-09-15 추후제출 레이저 가공방법 및 레이저 가공장치
JP2008212993A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Toyota Motor Corp レーザ接合方法
JP2010118362A (ja) * 2010-03-04 2010-05-27 Ntn Corp 微細パターン修正方法
DE102014202835A1 (de) * 2014-02-17 2015-08-20 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum Laserschweißen von Kavitäten aufweisenden Bauteilen

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