JPH06303126A - インターフェース回路 - Google Patents

インターフェース回路

Info

Publication number
JPH06303126A
JPH06303126A JP5084507A JP8450793A JPH06303126A JP H06303126 A JPH06303126 A JP H06303126A JP 5084507 A JP5084507 A JP 5084507A JP 8450793 A JP8450793 A JP 8450793A JP H06303126 A JPH06303126 A JP H06303126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
switch element
transistor
nmos transistor
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5084507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2888722B2 (ja
Inventor
Hiroshi Mobara
宏 茂原
Masanori Kinugasa
昌典 衣笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5084507A priority Critical patent/JP2888722B2/ja
Priority to DE69404726T priority patent/DE69404726T2/de
Priority to KR1019940007572A priority patent/KR0136233B1/ko
Priority to US08/226,683 priority patent/US5442307A/en
Priority to EP94105622A priority patent/EP0620650B1/en
Publication of JPH06303126A publication Critical patent/JPH06303126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2888722B2 publication Critical patent/JP2888722B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
    • H03K19/018521Interface arrangements of complementary type, e.g. CMOS
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0018Special modifications or use of the back gate voltage of a FET

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体基板上に形成された低電源電圧系の回路
の出力部に接続されている高電源電圧系信号分離用のM
OSトランジスタの閾値のばらつきに対する動作マージ
ンを大幅に拡大し、プロセス制御の容易化を図る。 【構成】半導体基板上に形成された第1のMOS回路1
1の出力ノードaと第1の出力ノードbとの間に直列に
接続され、ゲートがVccノードに接続された第1のMO
SトランジスタT1と、第1のMOSトランジスタの基
板とVssノードおよび第1の出力ノードbとの間に対応
して挿入され、相補的に制御される第1のスイッチ素子
SW1および第2のスイッチ素子SW2と、第2のスイ
ッチ素子SW2と第1の出力ノードbとの間に挿入さ
れ、ゲートがVccノードに接続され、基板が第1のMO
Sトランジスタの基板と同電位になるように形成された
第2のMOSトランジスタT2とを具備することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上に形成さ
れるインターフェース回路に係り、特に高電源電圧系の
回路とバスラインを共有する低電源電圧系の回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば0.8ミクロンのデザイン
ルールにより製造された半導体素子は、5Vの電源電圧
で動作させている。これに対して、例えば0.5ミクロ
ンのデザインルールの微細加工技術により製造された半
導体素子は、ゲート酸化膜が薄くなっており、耐圧が低
下している(一般的には、3.6Vと予想されてい
る。)ので、3.3Vあるいは3.0Vの電源電圧で動
作させようとしている。
【0003】このように素子の微細化に伴う耐圧低下に
より低電源電圧化を余儀無くされた半導体集積回路(I
C)を5V系のICと混在させて使用する際、低電源電
圧系のICを耐圧以上の信号振幅(例えば5V)を持つ
信号系とのインターフェース回路に使用する場合があ
る。
【0004】図8は、低電源電圧(例えば3.3V)系
のICと高電源電圧(例えば5V)系のICとがバスラ
インを共有する場合を示している。
【0005】ここで、91…は3.3V系のIC、91
aは3.3V系のICの出力回路、92は5V系のI
C、92aは5V系のICの出力回路、92bは5V系
のICの入力回路、93はバスラインである。
【0006】上記したようなインターフェース回路とし
て使用されている3.3V系のICの出力回路91aの
出力ノードには、バスライン93から5Vが印加される
場合がある。
【0007】図9は、図8中の3.3V系のICの出力
回路91aの一例を示す。
【0008】この出力回路において、CMOSインバー
タは、電源電圧Vcc(=3.3V)ノードと接地電位V
ssノードとの間にPMOSトランジスタP1およびNM
OSトランジスタN1が直列に接続されてなる。このC
MOSインバータは、それぞれのゲート電位が制御され
ることにより、その出力ノードが“H”レベル、“L”
レベル、高インピーダンス状態の3値状態(トライステ
ート)になる。そして、このCMOSインバータの出力
ノードaを5V系から分離するために、CMOSインバ
ータの出力ノードaとICの出力端子bとの間にデプレ
ッション型のNMOSトランジスタN2のソース・ドレ
イン間が接続されており、そのゲートはVccノードに接
続され、その基板はVss電位に固定されている。
【0009】上記デプレッション型のNMOSトランジ
スタN2は、CMOSインバータの出力ノードaが
“H”レベルの時にはVccに近い値をICの出力端子b
に出力する。この場合、デプレッション型のNMOSト
ランジスタN2の閾値が常に0Vであれば、ICの出力
端子bに3.3Vを出力する。
【0010】また、デプレッション型のNMOSトラン
ジスタN2は、CMOSインバータの出力ノードaが高
インピーダンスの時にその一端側(ICの出力端子b)
にバスラインから5Vが印加された場合、その他端側
(CMOSインバータの出力ノードa)に3.3V系の
素子の耐圧を越える電圧が現われないように設定されて
いなくてはならない。何故なら、上記ノードaに3.3
V系の素子の耐圧を越える電圧が現われると、この時、
PMOSトランジスタP1のゲートには3.3V、NM
OSトランジスタN1のゲートには0Vが印加されてい
るので、NMOSトランジスタN1のゲート・ドレイン
間に過大な電圧が印加され、NMOSトランジスタN1
の信頼性が劣化したり、そのゲート破壊を引き起こすお
それがあるので、上記ノードaの電圧を許容電圧範囲内
に抑制する必要がある。
【0011】上記したような2つの制約、つまり、ノー
ドaが“H”レベルの時にVccをICの出力端子bに出
力すること、および、ノードaが高インピーダンスの時
にICの出力端子bにバスラインから5Vが印加された
場合にノードaの電圧を許容電圧範囲内に抑制すること
を満足するように、デプレッション型のNMOSトラン
ジスタN2の閾値をバックゲートバイアス効果も考慮し
て決定する必要がある。
【0012】次に、上記デプレッション型のNMOSト
ランジスタN2の閾値Vthn2について考察する。
【0013】まず、3.3V系の電源電圧の範囲が3.
3V±0.3Vであり、素子のゲート耐圧の最大値が
3.6Vであり、バスラインに印加される5V系の信号
の範囲が5.0V±0.5Vである場合を考える。
【0014】バスラインに現われる信号を受信する側の
入力電圧範囲はTTLレベル(VH=2.0V、VL =
0.8V)として規定されているとする。この場合、V
H =2.0Vでは受信側の回路の貫通電流が大きいの
で、信号を出力する側は最終的にはVH =2.7Vを保
証しなくてはならないとする。この制約は特別なもので
はない。何故なら、TTLの出力電圧VoHは2.7Vで
ある。
【0015】従って、前記ノードaが“H”レベルの時
にICの出力電位は2.7V以上を保証しなくてはなら
ない。そして、“H”レベル出力モードにおいては、
3.3V系の最低電源電圧レベル(3V)の時に2.7
V以上の出力電位を保証する時が最も厳しく、Vthn2は
基板バイアス電位VBS=−2.7Vとすると、バックゲ
ートバイアス効果を考慮して、0.3V以下でなければ
ならない。
【0016】ここで、バックゲートバイアス効果とし
て、バックゲートVBSの−1V当り閾値Vthn2が0.3
V変化するものと仮定し、VBS=0Vの時(バックゲー
トバイアス効果がない状態)のデプレッション型のNM
OSトランジスタN2の閾値をVth(VBS=0) で表わす
と、 Vth(VBS=0) +2.7V×0.3=0.3V 即ち、Vth(VBS=0) =−0.51Vの関係を満足する必
要があり、図10中にaで示す特性が得られる。
【0017】これに対して、前記ノードaが“L”レベ
ルの時にはVthn2に関する問題は生じない。
【0018】一方、前記ノードaが高インピーダンスの
時にICの出力端子bにバスラインから5Vが印加され
た場合には、これに引きずられてノードaの電位が上昇
するが、NMOSトランジスタN1のゲート・ドレイン
間の耐圧を考えると、ノードaの電位が3.6以上にな
ってはいけない。
【0019】ノードaの電位Vaは、デプレッション型
のNMOSトランジスタN2のゲート電位VG2に支配さ
れる。つまり、 VG2−Va−Vthn2=0V の関係を満たす電位まで上昇する。従って、VG2=3.
6V、Va=3.6Vの時、Vthn2=0Vでなければな
らない。そして、 Vth(VBS=0) +3.6V×0.3=0V 即ち、Vth(VBS=0) =−1.08Vの関係を満足する必
要があり、図10中にbで示す特性が得られる。
【0020】上記したことから、Vthn2は図10中に示
す特性aとbとで挟まれた領域に存在しなくてはなら
ず、Vthn2のマージンは0.57Vである。
【0021】次に、上記したような3.3V系に対する
考察と同様に、図9の出力回路を有するICが3V系で
動作する場合を考える。ここで、3V系の電源電圧の範
囲が3.0V±0.3Vであり、素子のゲート耐圧の最
大値が3.6Vであり、バスラインに印加される5V系
の信号の範囲が5.0V±0.5Vであるものとする。
【0022】この場合、ノードaが“H”レベルの時に
ICの出力電位を2.7V以上保証するために必要なV
thn2として、図10中にcで示す特性が得られる。
【0023】また、ノードaが高インピーダンスの時に
ICの出力端子bにバスラインから5Vが印加された場
合にノードaの電位を3.6以下に抑制するために必要
なVthn2として、図10中にdで示す特性が得られる。
【0024】上記したことから、Vthn2は図10中に示
す特性cとdとで挟まれた領域に存在しなくてはなら
ず、Vthn2のマージンは0.48Vである。
【0025】上記Vthn2に関して、温度依存性(−2〜
3mV/℃)を考えると、例えば−40℃〜85℃の温
度範囲では、25℃の時の値に対して±0.2V程度の
変動が生じることになるので、3.3V系ではVthn2の
プロセス変動のばらつきをかなり精度よく制御する必要
があり、3V系ではVthn2のばらつきをさらに精度よく
制御する必要があることが分かる。
【0026】換言すれば、図9に示した従来のICの出
力回路は、CMOSインバータの出力ノードaとバスラ
インとを分離するために挿入されているデプレッション
型のNMOSトランジスタN2の閾値Vthn2のばらつき
に対する動作マージンが小さく、プロセス制御が困難で
ある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ICの出力回路は、出力用インバータの出力ノードとバ
スラインとを分離するためのMOSトランジスタの閾値
のばらつきに対する動作マージンが小さく、プロセス制
御が困難であるいう問題があった。
【0028】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、半導体基板上に形成された低電源電圧系の回
路の出力部に接続されている高電源電圧系信号分離用の
MOSトランジスタの閾値のばらつきに対する動作マー
ジンを大幅に拡大し、プロセス制御の容易化を図り得る
インターフェース回路を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明のインターフェー
ス回路は、半導体基板上に形成された第1のMOS回路
と、この第1のMOS回路の出力ノードと第1の出力ノ
ードとの間にソース・ドレイン間が接続され、ゲートが
第1の電源電位ノードに接続されたデプレッション型の
第1のMOSトランジスタと、この第1のMOSトラン
ジスタの基板領域と第2の電源電位ノードとの間に挿入
された第1のスイッチ素子と、上記第1のMOSトラン
ジスタの基板領域と前記第1の出力ノードとの間に接続
され、上記第1のスイッチ素子とはオン/オフ状態が相
補的に制御される第2のスイッチ素子と、上記第2のス
イッチ素子と前記第1の出力ノードとの間で第2のスイ
ッチ素子に直列にソース・ドレイン間が接続され、ゲー
トが第1の電源電位ノードに接続され、基板領域が前記
第1のMOSトランジスタの基板領域と同電位になるよ
うに形成されたデプレッション型の第2のMOSトラン
ジスタとを具備することを特徴とする。
【0030】
【作用】第1のMOSトランジスタの動作モードに応じ
て、第1のスイッチ素子、第2のスイッチ素子を制御す
ることにより、第1のMOSトランジスタのバックゲー
トバイアスを補償することが可能になる。
【0031】これにより、プロセス変動、温度依存性を
考えても、第1のMOSトランジスタの閾値および第2
のMOSトランジスタの閾値のばらつきの許容範囲を大
きくし、閾値のばらつきに対する動作マージンを大幅に
拡大し、プロセス制御の容易化を図ることが可能にな
る。
【0032】即ち、第1のMOS回路(例えばICの出
力バッファ回路)の出力ノードが高インピーダンスの時
に第1の出力ノード(例えばICの出力端子)に例えば
IC外部のバスラインから高電源電圧系の信号が印加さ
れた場合に第1のMOSトランジスタが第1のMOS回
路の出力ノードに伝達する第1の動作モードの時には、
第1のMOSトランジスタのバックゲートバイアス効果
を最大限にきかせてその閾値を最大限大きくし、伝達す
る電圧の降下を大きくして第1のMOS回路の出力ノー
ドの電位を所定値以下に抑制する。
【0033】また、第1のMOS回路の出力の“H”レ
ベルを第1のMOSトランジスタが第1の出力ノードに
伝達する動作モードの時には、第1のMOSトランジス
タのバックゲートバイアス効果がないようにしてその閾
値を小さくし、伝達する電圧の降下を小さくする。
【0034】また、第1のMOS回路の出力の“L”レ
ベルを第1のMOSトランジスタが第1の出力ノードに
伝達する動作モードの時には、第1のMOSトランジス
タのバックゲートバイアス効果が殆んど生じない状態
(基板バイアスとソース電位の差が殆んどない状態)に
し、通常の“L”レベル伝達時と同様の状態にする。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0036】図1は、本発明のインターフェース回路の
基本構成を示す回路図である。
【0037】このインターフェース回路は、半導体基板
上に形成された第1のMOS回路11と、この第1のM
OS回路11の出力ノードaと第1の出力ノードbとの
間にソース・ドレイン間が接続され、ゲートが第1の電
源電位ノード(例えばVccノード)に接続されたデプレ
ッション型の第1のMOSトランジスタT1と、この第
1のMOSトランジスタT1の基板領域と第2の電源電
位ノード(例えばVssノード)との間に挿入された第1
のスイッチ素子SW1と、上記第1のMOSトランジス
タT1の基板領域と前記第1の出力ノードbとの間に接
続され、上記第1のスイッチ素子SW1とはオン/オフ
状態が相補的に制御される第2のスイッチ素子SW2
と、上記第2のスイッチ素子SW2と前記第1の出力ノ
ードbとの間で第2のスイッチ素子SW2に直列にソー
ス・ドレイン間が接続され、ゲートが第1の電源電位ノ
ードに接続され、基板領域が前記第1のMOSトランジ
スタT1の基板領域と同電位になるように形成されたデ
プレッション型の第2のMOSトランジスタT2と、上
記第1のMOS回路11、第1のスイッチ素子SW1お
よび第2のスイッチ素子SW2を制御するための制御回
路12とを具備する。
【0038】上記制御回路12は、前記第1のMOS回
路11の入力を受けて制御信号を生成するが、上記制御
回路12および前記第1のMOS回路11は、図中に点
線で示すように、さらに別の制御信号(例えば/OE)
により制御される場合もある。
【0039】図2は、本発明のインターフェース回路
を、ICの出力回路に適用した第1実施例を示してい
る。
【0040】このICは、低電源電圧(例えば3.3V
あるいは3V)系で動作するものであるが、高電源電圧
(例えば5V)系のICとバスラインを共有しており、
それぞれの基準電位(接地電位Vss)は共通である。
【0041】また、このICは、N型半導体基板上に形
成され、このN型基板にPウエルおよびPMOSトラン
ジスタのソース・ドレイン領域が形成され、Pウエルに
NMOSトランジスタのソース・ドレイン領域が形成さ
れており、N型基板が電源電位Vccにバイアスされてお
り、Pウエルは、特に述べない限り、接地電位Vssにバ
イアスされているものとする。
【0042】図2の出力回路において、出力バッファ回
路であるCMOSインバータは、VccノードとVssノー
ドとの間にPMOSトランジスタP1およびNMOSト
ランジスタN1が直列に接続されてなる。このCMOS
インバータは、それぞれのゲート電位が制御されること
により、その出力ノードaが“H”レベル、“L”レベ
ル、高インピーダンス状態の3値状態になるように制御
される。
【0043】このCMOSインバータの出力ノードaと
ICの出力端子bとの間にデプレッション型の第1のN
MOSトランジスタN2のソース・ドレイン間が接続さ
れており、そのゲートはVccノードに接続されている。
【0044】この場合、第1のNMOSトランジスタN
2の基板電位は固定されていない。即ち、この第1のM
OSトランジスタN2の基板領域(ノードc)とVssノ
ードとの間に第1のスイッチ素子SW1が挿入されてお
り、第1のMOSトランジスタN2の基板領域とICの
出力端子bとの間に、第2のスイッチ素子SW2および
デプレッション型の第2のNMOSトランジスタN3の
ソース・ドレインの順に直列に接続されている。
【0045】上記第2のスイッチ素子SW2は、前記第
1のスイッチ素子SW1とはオン/オフ状態が相補的に
制御される。また、上記第2のNMOSトランジスタN
3は、そのゲートがVccノードに接続され、その基板領
域が前記第1のMOSトランジスタN2の基板領域と同
電位になるように例えば共通に形成されている。
【0046】なお、CTRLは3.3V系の制御信号で
あり、その“H”/“L”レベルに応じて第1のスイッ
チ素子SW1をオン/オフ状態に制御する。
【0047】また、CTRLBは上記CTRL信号の反
転信号であり、その“H”/“L”レベルに応じて第2
のスイッチ素子SW2をオン/オフ状態に制御する。
【0048】また、前記第1のスイッチ素子SW1とし
て、例えばノーマリーオフ型のNMOSトランジスタN
5が用いられ、その基板領域がVssノードに接続されて
いる。
【0049】また、前記第2のスイッチ素子SW2とし
て、例えばPMOSトランジスタP4およびNMOSト
ランジスタN4の各一端同士、各他端同士が接続され、
各ゲートが相補的な制御信号により制御されるアナログ
スイッチが用いられており、上記NMOSトランジスタ
N4の基板領域がVssノードに接続されている。
【0050】なお、前記CMOSインバータを3値状態
に制御するために、内部回路からの入力信号INおよび
出力イネーブル制御信号/OEが用いられている。この
場合、信号INおよび信号/OEが二入力ノア回路11
に入力し、その出力がCMOSインバータのNMOSト
ランジスタN1のゲートに入力する。また、信号/OE
がインバータ回路12により反転され、この反転信号O
Eおよび信号INが二入力ナンド回路13に入力し、そ
の出力がCMOSインバータのPMOSトランジスタP
1のゲートに入力する。また、上記反転信号OEおよび
信号INが二入力ナンド回路14に入力し、その出力が
前記信号CTRLとして用いられる。また、この信号C
TRLがインバータ回路15により反転されて前記信号
CTRLBとして用いられる。
【0051】次に、図2の出力回路を3つの動作モード
に分けて動作を詳述する。
【0052】(1)第1の動作モード。
【0053】これは、CMOSインバータの出力ノード
aが高インピーダンスの時にICの出力端子bに外部の
バスラインから5V系の信号が印加された場合に、IC
の出力端子bの信号をCMOSインバータの出力ノード
aに伝達する動作モードである。このモードの時には、
第1のスイッチ素子SW1、第2のスイッチ素子SW2
を対応してオン/オフ状態に制御することにより、ノー
ドcをVssノードに接続し、第2のNMOSトランジス
タN3の一端側(ノードd)をノードcから切り離す。
【0054】このように設定すれば、第1のMOSトラ
ンジスタN2のバックゲートバイアス効果を最大限にき
かせてその閾値Vthn2を最大限に大きくし、伝達する電
圧の降下を大きくしてCMOSインバータの出力ノード
aの電位を所定値以下に抑制することが可能になる。
【0055】また、第2のNMOSトランジスタN3の
ゲート・ドレイン間にも、最大耐圧値3.6V以上がか
からないようにしなくてはならないが、それぞれのゲー
トにはVcc電位が印加されているので、このモードの時
にICの出力端子bにバスラインから5V系の信号が印
加されても問題はない。
【0056】さらに、前記第2のスイッチ素子SW2の
電圧降下を無視できるものとする。このSW2はオフ状
態に制御されているので、前記ノードdの電位Vd は Vd =Vcc−Vthn3 まで上昇する。ここで、Vthn3は第2のNMOSトラン
ジスタN3の閾値である。
【0057】従って、Vthn3をある値以下に設定すれ
ば、第2のスイッチ素子SW2を形成するNMOSトラ
ンジスタN4のゲート電位(この場合、Vss)とVd と
の電位差を3.6V(最大耐圧値)以下にすることがで
きる。
【0058】次に、上記Vthn2、Vthn3について考察す
る。
【0059】まず、3.3V系の電源電圧Vccの範囲が
3.3V±0.3Vであり、素子のゲート耐圧の最大値
が3.6Vであり、バスラインに印加される5V系の信
号の範囲が5.0V±0.5Vである場合を考える。
【0060】ノードaが高インピーダンスの時にICの
出力端子bにバスラインから5Vが印加された場合に
は、これに引き摺られてノードaの電位が上昇するが、
CMOSインバータのNMOSトランジスタN1のゲー
ト・ドレイン間の耐圧を考えると、ノードaの電位が
3.6以上になってはいけない。
【0061】ノードaの電位Vaは、第1のNMOSト
ランジスタN2のゲート電位VG2に支配される。つま
り、 VG2−Va−Vthn2=0V の関係を満たす電位まで上昇する。従って、VG2=Vcc
=3.6V、Va=3.6Vの時、Vthn2≧0Vでなけ
ればならない。Vthn2が0Vより低いと、Va>3.6
Vとなってしまう。そして、VBS=0Vの時(バックゲ
ートバイアス効果がない状態)の第1のNMOSトラン
ジスタの閾値N2をVthn2(VBS=0) で表わすと、 Vthn2(VBS=0) +3.6V×0.3=0V 即ち、Vthn2(VBS=0) =−1.08Vの関係を満足する
必要があり、図3中にbで示す特性が得られる。
【0062】また、ノードdの電位Vd は、上記第2の
NMOSトランジスタN3のゲート電位VG3に支配され
る。つまり、 VG3−Vd −Vthn3=0V の関係を満たす電位まで上昇し得る。
【0063】従って、VG3=Vcc=3.6V,Vd =
3.6Vの時、Vthn3≧0でなければならない。Vthn3
<0Vであると、Vd >3.6Vとなり、NMOSトラ
ンジスタN4においてVGS>3.6Vとなり、NMOS
トランジスタN4の耐圧を超過する。
【0064】即ち、第2のNMOSトランジスタN3の
特性(閾値Vthn3、バックゲートバイアス効果)を第1
のNMOSトランジスタN2の特性と同じにすれば、耐
圧上の問題はなくなる。
【0065】以上の説明から、Vthn2、Vthn3は、図3
中に示した特性bより上側の領域に存在するように設定
する必要がある。
【0066】次に、図2の出力回路を有するICが3V
系で動作する場合におけるVthn2、Vthn3のマージンに
ついて考える。ここで、3V系の電源電圧の範囲が3.
0V±0.3Vであり、素子のゲート耐圧の最大値が
3.6Vであり、バスラインに印加される5V系の信号
の範囲が5.0V±0.5Vであるものとする。
【0067】この場合、前記したような3.3V系に対
する考察と同様に、VG2=Vcc=3.3V、Va=3.
3Vの時、Vthn2≧−0.3Vでなければならない。従
って、Vthn2、Vthn3は、図3中に示した特性dより上
側の領域に存在するように設定する必要がある。
【0068】(2)第2の動作モード。
【0069】これは、CMOSインバータの出力ノード
aの“H”レベルをICの出力端子bに伝達する動作モ
ードである。このモードの時には、第1のスイッチ素子
SW1、第2のスイッチ素子SW2を対応してオフ/オ
ン状態に制御する。これにより、第1のMOSトランジ
スタN2の基板領域(ノードc)はVssノードから切り
離される。
【0070】また、第2のスイッチ素子SW2の電圧降
下を無視できるものとすれば、第2のMOSトランジス
タN3の一端側(第2のスイッチ素子SW2側)のノー
ドdはノードcと同電位になる。つまり、ノードcの電
位Vc 、ノードdの電位Vdおよび出力電圧Vout は、 Vout =Vcc−{Vthn2(VBS=0) +(Vout −Vc )×0.3} Vc =Vd =Vcc−Vthn3(VBS=0) まで上昇する。
【0071】このように設定すれば、第1のNMOSト
ランジスタN2のバックゲートバイアス効果は従来より
も小さい(第1のNMOSトランジスタN2の基板バイ
アス電位|VBS|はVthn3である)ので、第1のNMO
SトランジスタN2は伝達する電圧の降下を小さくし、
Vout を従来よりも高いレベルにすることが可能にな
る。
【0072】次に、上記第2の動作モードにおけるVth
n2、Vthn3について考察する。
【0073】まず、3.3V系の電源電圧の範囲が3.
3V±0.3Vであり、素子のゲート耐圧の最大値が
3.6Vであり、バスラインに印加される5V系の信号
の範囲が5.0V±0.5Vである場合を考える。
【0074】この動作モードの時、ICの出力電位Vou
t を2.7V以上保証しなくてはならないとする。この
保証は、3.3V系の最低電源電圧レベル(3V)の時
に最も厳しい。また、第1のNMOSトランジスタN2
および第2のNMOSトランジスタN3の特性(閾値、
バックゲートバイアス効果)を揃えておくものとする。
【0075】Vthn2(VBS=0) =Vthn3(VBS=0) との仮定
より、その値をVthn0と表わすと、 Vc =Vd =Vcc−Vthn0 Vout =Vcc−Vthn0 が成り立つ。
【0076】Vout ≧2.7Vでなければならないが、
Vcc=3.0Vの時が、最も上昇しにくい。
【0077】上式より、Vd ≧2.7Vでなければなら
ない。この時、Vthn0は、 0.3≧Vthn0 の範囲にある必要がある。
【0078】即ち、バックゲートバイアス効果として、
バックゲートVBSの−1V当り閾値Vthn2、Vthn3が
0.3V変化するものと仮定すると、Vthn2、Vthn3
は、図3中に示した特性aより下側の領域に存在するよ
うに設定する必要がある。
【0079】従って、3.3V系では、Vthn2、Vthn3
は図3中に示す特性aとbとで挟まれた領域に存在しな
くてはならず、そのマージンは1.38Vであり、従来
例の図10中に示したマージン0.57Vより0.81
V拡大している。
【0080】次に、図2の出力回路を有するICが3V
系で動作する場合におけるVthn2、Vthn3のマージンに
ついて考える。ここで、3V系の電源電圧の範囲が3.
0V±0.3Vであり、素子のゲート耐圧の最大値が
3.6Vであり、バスラインに印加される5V系の信号
の範囲が5.0V±0.5Vであるものとする。
【0081】この場合、前記したような3.3V系と同
様の考察により、Vthn2、Vthn3は、図3中に示した特
性cより下側の領域に存在するように設定する必要があ
る。
【0082】従って、3V系では、Vthn2、Vthn3は図
3中に示す特性cとdとで挟まれた領域に存在しなくて
はならず、そのマージンは1.29Vであり、従来例の
図10中に示したマージン0.48Vより0.81V拡
大している。
【0083】(3)第3の動作モード。
【0084】これは、CMOSインバータの出力ノード
aの“L”レベル(0V)を出力端子bに伝達する動作
モードである。このモードの時には、第1のスイッチ素
子SW1、第2のスイッチ素子SW2を対応してオン/
オフ状態に制御することにより、ノードcをVssノード
に接続し、ノードdをノードcから切り離す。
【0085】このように設定すれば、通常の“L”レベ
ル伝達時と同様に、“L”レベルを確実に伝達すること
が可能になる。
【0086】上述したように、上記第1実施例の出力回
路によれば、第1のMOSトランジスタN2の動作モー
ドに応じて第1のスイッチ素子SW1、第2のスイッチ
素子SW2を制御して第1のMOSトランジスタN2の
基板領域(Pウェル)のバイアスを制御することによ
り、第1のMOSトランジスタN2のバックゲートバイ
アスを補償することが可能になる。
【0087】これにより、3.3V系、3V系のいずれ
の場合にも、プロセス変動、温度依存性(−2〜3mV
/℃)を考えても、Vthn2、Vthn3のばらつきの許容範
囲を大きくし、閾値のばらつきに対する動作マージンを
従来例の2倍以上に大幅に拡大し、プロセス制御の容易
化を図ることが可能になる。
【0088】なお、上記第1実施例では、第2のスイッ
チ素子SW2の電圧降下を無視できるものとして説明し
たが、次に、第2実施例として、第2のスイッチ素子S
W2の電圧降下を無視できない場合について説明する。
【0089】図4に示す出力回路は、図2に示した出力
回路と比べて、第2のスイッチ素子SW2として、ノー
マリー・オフ型のNMOSトランジスタN4のみを用い
ており、このNMOSトランジスタN4の基板領域をV
ssノードに接続している点が異なり、その他は同じであ
るので図2中と同一符号を付している。
【0090】この出力回路の動作は、前述した図2の出
力回路の動作と基本的に同じであるが、CMOSインバ
ータの出力ノードaの“H”レベルをICの出力端子b
に伝達する第2の動作モードにおけるノードc、dの電
位が若干異なる。
【0091】即ち、NMOSトランジスタN4の閾値を
Vth4 であらわすと、第2の動作モードにおけるノード
cの電位Vc は、 Vc =Vcc−Vth4 (Vth4 >Vth3 の時) Vc =Vcc−Vth3 (Vth4 ≦Vth3 の時) まで上昇する。Vth4 ≦Vth3 の場合は、図2のN4及
びP4での電圧降下がなく、SW2での電圧降下がない
場合と同じである。Vth4 >Vth3 の時は、ノードdの
電位Vd はVc より高くなるので、図2のSW2での電
圧降下がある場合に相当する。Vth4 を適当に選べば、
第1のNMOSトランジスタN2の基板がVssに固定さ
れていた従来例よりもバックゲートバイアス効果による
Vthの上昇が小さいので、Vout は従来よりも高いレベ
ルになる。
【0092】以下の説明では、第1のNMOSトランジ
スタN2と第2のNMOSトランジスタN3および第3
のNMOSトランジスタN4の特性(閾値、バックゲー
トバイアス効果)を揃えておくと仮定する。
【0093】ここで、上記第2の動作モードにおけるV
thn2、Vthn3、Vthn4のマージンについて考察する。
【0094】電位Vout,Vc 、Vd は、以下の関係が成
り立つまで上昇し得る。
【0095】 Vc =Vcc−{Vthn4(VBS=0) +Vc ×0.3} Vd =Vcc−{Vthn3(VBS=0) +(Vd −Vc )×0.3} Vout =Vcc−{Vthn2(VBS=0) +(Vout −Vc )×0.3} 従って、 Vc ={VccーVthn4(VBS=0) }/1.3 Vd =[Vcc−Vthn3(VBS=0) +{Vcc−Vthn4(VBS=0) }×0.3/1.3 ] /1.3 Vout ={Vcc−Vthn2(VBS=0) +Vc ×0.3}/1.3 を得る。
【0096】Vthn2(VBS=0) =Vthn3(VBS=0) =Vthn4
(VBS=0) との仮定より、その値をVthn0と表わすと、 Vc =(VccーVthn0)/1.3 Vd =(Vcc−Vthn0)×1.6/1.69 Vout =(Vcc−Vthn0)×1.6/1.69 Vout ≧2.7Vでなければならないが、3.3V系で
は、Vcc=3.0Vの時が最も上昇しにくい。
【0097】上式より、Vd ≧2.7Vでなければなら
ない。この時、Vthn0は、 0.148≧Vthn0 の範囲にある必要がある。この時、Vc ≧2.194V
となる。
【0098】3.0V系では、Vcc=2.7Vの時が最
も上昇しにくい。
【0099】上式より、Vd ≧2.7Vでなければなら
ない。この時、Vthn0は、 −0.152≧Vthn0 の範囲にある必要がある。この時、Vc ≧2.194V
となる。
【0100】以上により、3.3V系では、Vthn2、V
thn3、Vthn4は、図5中に示した特性aより下側の領域
に存在するように設定する必要がある。
【0101】これに対して、前記したような3V系で
は、Vthn2、Vthn3、Vthn4は、図5中に示した特性c
より下側の領域に存在するように設定する必要がある。
【0102】一方、前記第1の動作モードの時には、V
thn2、Vthn3のマージンは、前述した図2の回路の場合
と同様になる。
【0103】従って、3.3V系では、Vthn2、Vthn
3、Vthn4は図5中に示す特性aとbとで挟まれた領域
に存在しなくてはならず、そのマージンは1.23Vで
あり、従来例の図10中に示したマージン0.57Vよ
り0.66V拡大している。
【0104】また、3V系では、Vthn2、Vthn3、Vth
n4は図5中に示す特性cとdとで挟まれた領域に存在し
なくてはならず、そのマージンは1.14Vであり、従
来例の図10中に示したマージン0.48Vより0.6
6V拡大している。
【0105】図6は、図4の出力回路の変形例を示して
いる。
【0106】この出力回路は、図4に示した出力回路と
比べて、第2のスイッチ素子用のNMOSトランジスタ
N4の基板領域をノードcと同電位に接続している(例
えば第1のNMOSトランジスタN2および第2のNM
OSトランジスタN3と基板領域と共通にしている)点
が異なる。
【0107】この出力回路の動作は、前述した図4の出
力回路の動作と基本的に同じであるが、NMOSトラン
ジスタN4がバックゲートバイアスを受けない分だけそ
の電圧降下が小さいので、Vthn2、Vthn3、Vthn4のマ
ージンが改善される。
【0108】即ち、NMOSトランジスタN4の閾値を
Vth4 で表わすと、第2の動作モードにおけるノードc
の電位Vc は、 Vc =Vcc−Vth4 (Vth4 >Vth3 の時) Vc =Vcc−Vth3 (Vth4 ≦Vth3 の時) まで上昇する。
【0109】Vth4 ≦Vth3 の場合は、図2のSW2で
の電圧降下がない場合と同じである。Vth4 >Vth3 の
時は、ノードdの電位Vd はVc より高くなるので、図
2のSW2での電圧降下がある場合に相当する。
【0110】Vth4 を適当に選べば、第1のNMOSト
ランジスタN2の基板がVssに固定されていた従来例よ
りもバックゲートバイアス効果によるVthの上昇が小さ
いので、Vout は従来よりも高いレベルになる。
【0111】以下の説明では、第1のNMOSトランジ
スタN2と第2のNMOSトランジスタN3および第3
のNMOSトランジスタN4の特性(閾値、バックゲー
トバイアス効果)を揃えておくと仮定する。
【0112】ここで、上記第2の動作モードにおけるV
thn2、Vthn3、Vthn4のマージンについて考察する。
【0113】電位Vout 、Vc 、Vd は、以下の関係が
成り立つまで上昇し得る。
【0114】 Vc =Vcc−Vthn4(VBS=0) Vd =Vcc−{Vthn3(VBS=0) +(Vd −Vc )×0.3} Vout =Vcc−{Vthn2(VBS=0) +(Vout −Vc )×0.3} 従って、 Vc =VccーVthn4(VBS=0) Vd =[Vcc−Vthn3(VBS=0) +{Vcc−Vthn4(VBS=0) }×0.3] /1.3 Vout ={Vcc−Vthn2(VBS=0) +Vc ×0.3}/1.3 を得る。Vthn2(VBS=0) =Vthn3(VBS=0) =Vthn4(VBS
=0) との仮定より、その値をVthn0と表わすと、 Vc =Vd =Vout =VccーVthn0 となる。
【0115】Vout ≧2.7Vでなければならないが、
3.3V系では、Vcc=3.0Vの時が最も上昇しにく
い。上式より、Vd ≧2.7Vでなければならない。こ
の時、Vthn0は、 0.3≧Vthn0 の範囲にある必要がある。
【0116】3.0V系では、Vcc=2.7Vの時が最
も上昇しにくい。上式より、Vd ≧2.7Vでなければ
ならない。この時、Vthn0は、 0≧Vthn0 の範囲にある必要がある。
【0117】以上より、Vthn2、Vthn3、Vthn4は、図
3に示す特性a(3.3V系の時)、特性c(3.0V
系の時)より下側の領域に存在するよう設定する必要が
ある。
【0118】一方、前記第1の動作モードの時には、V
thn2、Vthn3のマージンは、前述した図3の回路の場合
と同様になる。
【0119】従って、3.3V系では、Vthn2、Vthn
3、Vthn4は図3中に示す特性aとbとで挟まれた領域
に存在しなくてはならず、そのマージンは1.38Vで
あり、従来例の図10中に示したマージン0.57Vよ
り0.81V拡大している。
【0120】また、3V系では、Vthn2、Vthn3、Vth
n4は図3中に示す特性cとdとで挟まれた領域に存在し
なくてはならず、そのマージンは1.29Vであり、従
来例の図10中に示したマージン0.48Vより0.8
1V拡大している。
【0121】図7は、本発明の第3実施例に係るICの
出力回路を示している。
【0122】この出力回路は、図2に示した出力回路と
比べて、CMOSインバータのPMOSトランジスタP
1とNMOSトランジスタN1との間に、ゲートがVcc
ノードに接続された第1のNMOSトランジスタN2お
よびゲートがVccノードに接続されたNMOSトランジ
スタN6が直列に挿入されている点が異なり、上記第1
のNMOSトランジスタN2に対する第2のNMOSト
ランジスタN3、第1のスイッチ素子SW1および第2
のスイッチ素子SW2の接続関係は同じであるので図2
中と同一符号を付している。
【0123】この出力回路においては、CMOSインバ
ータのNMOSトランジスタN1のドレインとICの出
力端子bの間にNMOSトランジスタN6を挿入し、そ
のゲートをVccノードに接続することにより、ICの出
力端子bに5V系の信号が印加された場合のNMOSト
ランジスタN1の耐圧の問題を解決している。
【0124】また、上記各実施例は、N型基板内にPウ
ェルを有するICを示し、Pウェルの電位を制御する例
を示したが、本発明は上記実施例に限られるものではな
く、さらに、P型基板に形成されたNウェル内にPウェ
ルを有し、このPウェルにNMOSトランジスタを形成
したトリプルウェル構造を有するICにも適用可能であ
る。
【0125】また、図7においては、NMOSトランジ
スタN3の基板電位をN2と同電位にしたが、これはV
ssノードに接続してもよいことは、図4及び図6の説明
から明らかである。
【0126】また、上記各実施例は、CMOSインバー
タをその出力がトライステートになるように制御した場
合を示したが、本発明は上記実施例に限られるものでは
なく、CMOSインバータの出力が“H”レベルあるい
は“L”レベルの2値を持つ(高インピーダンス状態を
持たない)ように制御する場合にも適用可能である。こ
の場合には、図3中の特性b、d、図5中の特性b、d
で示される制約がなくなる。
【0127】また、図2、図4、図6では、ノードaに
インバータ出力のみを接続したが、他の回路(例えば、
ナンドゲート、ノアゲート、排他的ノアゲート、アナロ
グスイッチ回路等)の出力をノードaに接続する場合で
も本発明は有効である。
【0128】なお、上記各実施例の説明の中では、2つ
の制約、即ち、ノードaが”H”レベルの時にVccに近
い電圧(例えば2.7V)を出力端子bに出力するこ
と、および、ノードaが高インピーダンスの時に出力端
子bにバスラインから5Vが印加された場合にノードa
の電圧をデバイスのゲート耐圧以内に抑制することを考
慮して発明の効果を示した。
【0129】しかし、図2の回路のノードa、ノードd
にはPMOSトランジスタがつながっており、そのソー
ス・ドレインを構成するP型拡散とVccにバイアスされ
たN型拡散とにより形成された寄生ダイオードが存在す
る。例えばVcc=3.0Vの時、デバイスのゲート耐圧
である3.6Vをノードaの最大印可可能電圧と考えて
Vthの範囲を決めると、寄生ダイオードが順方向にバイ
アスされる場合がある。この時、寄生ダイオードに順方
向電流が流れるが、この電流は必ずしも致命的ではない
ので、上記各実施例の説明の中では制約として扱わなか
った。
【0130】この制約を考慮した場合、Vthの範囲は以
下のようになる。
【0131】(1)3.3V系 Vcc=3.0Vの時、Vthn2=0Vでなければならない
から、図3、図5、図10において、特性bが上側に持
ち上がる。この時、Vthn の管理幅は、 従来例の場合 : 0.39V 図2、図6の回路の場合 : 1.2V 図4の回路の場合 : 1.048V である。
【0132】(2)3.0V系 Vcc=2.7Vの時、Vthn2=0Vでなければならない
から、図3、図5、図10において、特性dが上側に持
ち上がる。この時、Vthn の管理幅は、 従来例の場合 : 0V 図2、図6の回路の場合 : 0.81V 図4の回路の場合 : 0.66V である。
【0133】寄生ダイオードの順方向電流をなくすると
いう制限を加えれば、Vthの範囲はさらに狭くなるが、
従来例に比して大幅に改善される点は変わらない。
【0134】また、上記各実施例において、第1のMO
SトランジスタN2のゲートは、例えばVccノードに接
続されているが、他の電圧値(例えばVee)を持つ電源
ノードに接続しても、従来の方式と比べてVth範囲の拡
大が可能であることは言うまでもない。
【0135】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、低電源
電圧系の回路の出力側に接続されている高電源電圧系信
号分離用のMOSトランジスタの閾値のばらつきに対す
る動作マージンを大幅に拡大でき、プロセス制御の容易
化を図り得るインターフェース回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターフェース回路の基本構成を示
す回路図。
【図2】本発明の第1実施例に係るICの出力回路を示
す回路図。
【図3】図2の出力回路におけるトランジスタN2およ
びN3の閾値のマージンを説明するために示す特性図。
【図4】本発明の第2実施例に係るICの出力回路を示
す回路図。
【図5】図4の出力回路におけるトランジスタN2、N
3およびN4の閾値のマージンを説明するために示す特
性図。
【図6】図4の出力回路の変形例を示す回路図。
【図7】本発明の第3実施例に係るICの出力回路を示
す回路図。
【図8】低電源電圧系のICと高電源電圧系のICとが
バスラインを共有するシステムを示すブロック図。
【図9】従来の低電源電圧系のICの出力回路を示す回
路図。
【図10】図9の出力回路におけるトランジスタN2の
閾値のマージンを説明するために示す特性図。
【符号の説明】
11…第1のMOS回路、T1、N2…第1のMOSト
ランジスタ、T2、N3…第2のMOSトランジスタ、
SW1…第1のスイッチ素子、SW2…第2のスイッチ
素子、a…第1のMOS回路の出力ノード、b…出力ノ
ード。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された第1のMOS
    回路と、 この第1のMOS回路の出力ノードと第1の出力ノード
    との間にソース・ドレイン間が接続され、ゲートが第1
    の電源電位ノードに接続された第1のMOSトランジス
    タと、 この第1のMOSトランジスタの基板領域と第2の電源
    電位ノードとの間に挿入された第1のスイッチ素子と、 上記第1のMOSトランジスタの基板領域と前記第1の
    出力ノードとの間に接続され、上記第1のスイッチ素子
    とはオン/オフ状態が相補的に制御される第2のスイッ
    チ素子と、 この第2のスイッチ素子と前記第1の出力ノードとの間
    で第2のスイッチ素子に直列にソース・ドレイン間が接
    続され、ゲートが第1の電源電位ノードに接続され、基
    板領域が前記第1のMOSトランジスタの基板領域と同
    電位になるように形成された第2のMOSトランジスタ
    とを具備することを特徴とするインターフェース回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインターフェース回路に
    おいて、 前記第2のスイッチ素子として、PMOSトランジスタ
    およびNMOSトランジスタの各一端同士、各他端同士
    が接続され、各ゲートが相補的な制御信号により制御さ
    れるアナログスイッチが用いられていることを特徴とす
    るインターフェース回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインターフェース回路に
    おいて、 前記第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子とし
    て、それぞれMOSトランジスタが用いられ、第1のス
    イッチ素子用のMOSトランジスタの基板領域は第2の
    電源電位ノードに接続され、第2のスイッチ素子用のM
    OSトランジスタの基板領域は前記第2の電源電位ノー
    ドあるいは前記第1のMOSトランジスタの基板領域に
    接続されていることを特徴とするインターフェース回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    インターフェース回路において、 前記第1のMOSトランジスタおよび第2のMOSトラ
    ンジスタとして、それぞれNMOSトランジスタが用い
    られていることを特徴とするインターフェース回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    インターフェース回路において、 前記第1のMOS回路はCMOS回路であり、このCM
    OS回路の出力は3値状態に制御される、あるいは、オ
    ン/オンの2値状態に制御されることを特徴とするイン
    ターフェース回路。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成され、第1の電源電
    位ノードと第2の電源電位ノードとの間に直列に接続さ
    れたCMOS回路を形成するPMOSトランジスタおよ
    びNMOSトランジスタと、 このPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタ
    の間にソース・ドレイン間が直列に挿入され、ゲートが
    第1の電源電位ノードに接続された第1のNMOSトラ
    ンジスタと、 上記第1のNMOSトランジスタの基板領域と第2の電
    源電位ノードとの間に挿入された第1のスイッチ素子
    と、 上記第1のNMOSトランジスタの基板領域と第1の出
    力ノードとの間に接続され、上記第1のスイッチ素子と
    はオン/オフ状態が相補的に制御される第2のスイッチ
    素子と、 前記第1のNMOSトランジスタの基板領域と前記第1
    の出力ノードとの間で上記第2のスイッチ素子に直列に
    ソース・ドレイン間が接続され、ゲートが第1の電源電
    位ノードに接続され、基板領域が前記第1のNMOSト
    ランジスタの基板領域あるいは前記第2の電源電位ノー
    ドに接続された第2のMOSトランジスタと、 前記第1のNMOSトランジスタと前記CMOS回路の
    NMOSトランジスタの間にソース・ドレイン間が直列
    に挿入され、ゲートが第1の電源電位ノードに接続され
    た第3のNMOSトランジスタとを具備することを特徴
    とするインターフェース回路。
JP5084507A 1993-04-12 1993-04-12 インターフェース回路 Expired - Fee Related JP2888722B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5084507A JP2888722B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 インターフェース回路
DE69404726T DE69404726T2 (de) 1993-04-12 1994-04-12 Schnittstellenschaltung
KR1019940007572A KR0136233B1 (ko) 1993-04-12 1994-04-12 인터페이스 회로
US08/226,683 US5442307A (en) 1993-04-12 1994-04-12 Interface circuit with backgate bias control of a transistor
EP94105622A EP0620650B1 (en) 1993-04-12 1994-04-12 Interface circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5084507A JP2888722B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 インターフェース回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06303126A true JPH06303126A (ja) 1994-10-28
JP2888722B2 JP2888722B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=13832564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5084507A Expired - Fee Related JP2888722B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 インターフェース回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5442307A (ja)
EP (1) EP0620650B1 (ja)
JP (1) JP2888722B2 (ja)
KR (1) KR0136233B1 (ja)
DE (1) DE69404726T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721300B1 (ko) * 2005-03-29 2007-05-28 후지쯔 가부시끼가이샤 톨러런트 입력 회로
JP2009540750A (ja) * 2006-06-14 2009-11-19 シオプティカル インコーポレーテッド 帯域幅制限負荷用のトライステートドライバ

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3311133B2 (ja) * 1994-02-16 2002-08-05 株式会社東芝 出力回路
US5694075A (en) * 1994-12-30 1997-12-02 Maxim Integrated Products Substrate clamp for non-isolated integrated circuits
US5675809A (en) * 1995-02-10 1997-10-07 Ncr Corporation Voltage control circuit for a dual voltage bus computer system
JP3441238B2 (ja) * 1995-06-02 2003-08-25 株式会社東芝 出力回路
JP2827963B2 (ja) * 1995-06-02 1998-11-25 日本電気株式会社 半導体集積回路装置
US5543733A (en) * 1995-06-26 1996-08-06 Vlsi Technology, Inc. High voltage tolerant CMOS input/output circuit
FR2738424B1 (fr) * 1995-09-05 1997-11-21 Sgs Thomson Microelectronics Interrupteur analogique basse tension
US5808956A (en) * 1995-12-20 1998-09-15 Seiko Epson Corporation Bus-line drive circuit and semiconductor storage device comprising the same
EP0782269B1 (en) * 1995-12-26 2002-06-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit
JPH09293789A (ja) * 1996-04-24 1997-11-11 Mitsubishi Electric Corp 半導体集積回路
US5844425A (en) * 1996-07-19 1998-12-01 Quality Semiconductor, Inc. CMOS tristate output buffer with having overvoltage protection and increased stability against bus voltage variations
JP3437719B2 (ja) * 1996-07-24 2003-08-18 株式会社東芝 アナログ・スイッチ回路
US5818099A (en) * 1996-10-03 1998-10-06 International Business Machines Corporation MOS high frequency switch circuit using a variable well bias
TW382670B (en) * 1996-11-21 2000-02-21 Hitachi Ltd Low power processor
JP3746273B2 (ja) * 2003-02-12 2006-02-15 株式会社東芝 信号レベル変換回路
JP3984222B2 (ja) * 2003-12-15 2007-10-03 株式会社東芝 信号レベル変換回路
JP2006071763A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Fuji Photo Film Co Ltd 科学現象の評価装置、及びその装置を使用した科学現象の評価方法
JP2006301840A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Toshiba Corp 信号レベル変換バススイッチ
US7826275B2 (en) * 2007-12-10 2010-11-02 Macronix International Co., Ltd. Memory circuit with high reading speed and low switching noise
US10044354B2 (en) * 2016-07-11 2018-08-07 Ricoh Company, Ltd. I/O cell
KR102037903B1 (ko) 2019-08-01 2019-10-29 주식회사 블럭나인 트로이덜 코일 권선장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3720848A (en) * 1971-07-01 1973-03-13 Motorola Inc Solid-state relay
DE3226339C2 (de) * 1981-07-17 1985-12-19 Tokyo Shibaura Denki K.K., Kawasaki, Kanagawa Analoge Schaltervorrichtung mit MOS-Transistoren
DE3729926A1 (de) * 1987-09-07 1989-03-23 Siemens Ag Cmos-ausgangsstufe
JPH057149A (ja) * 1991-06-27 1993-01-14 Fujitsu Ltd 出力回路
JP3321188B2 (ja) * 1991-07-26 2002-09-03 株式会社東芝 出力回路
US5191244A (en) * 1991-09-16 1993-03-02 Advanced Micro Devices, Inc. N-channel pull-up transistor with reduced body effect

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721300B1 (ko) * 2005-03-29 2007-05-28 후지쯔 가부시끼가이샤 톨러런트 입력 회로
US7501852B2 (en) 2005-03-29 2009-03-10 Fujitsu Microelectronics Limited Tolerant input circuit
JP2009540750A (ja) * 2006-06-14 2009-11-19 シオプティカル インコーポレーテッド 帯域幅制限負荷用のトライステートドライバ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0620650A3 (en) 1995-07-12
DE69404726T2 (de) 1998-03-19
US5442307A (en) 1995-08-15
EP0620650B1 (en) 1997-08-06
DE69404726D1 (de) 1997-09-11
KR0136233B1 (ko) 1998-05-15
KR940025179A (ko) 1994-11-19
JP2888722B2 (ja) 1999-05-10
EP0620650A2 (en) 1994-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06303126A (ja) インターフェース回路
US6462611B2 (en) Transmission gate
US4096398A (en) MOS output buffer circuit with feedback
EP0614279B1 (en) Overvoltage tolerant output buffer circuit
JPH0440798B2 (ja)
US20060097769A1 (en) Level shift circuit and semiconductor circuit device including the level shift circuit
US7554361B2 (en) Level shifter and method thereof
US5764077A (en) 5 volt tolerant I/O buffer circuit
US6946892B2 (en) Level transforming circuit
US6046622A (en) Electronic analogue switch
US6441651B2 (en) High voltage tolerable input buffer
US5973544A (en) Intermediate potential generation circuit
US5880617A (en) Level conversion circuit and semiconductor integrated circuit
US5469097A (en) Translator circuit with symmetrical switching delays
US6064231A (en) CMOS input buffer protection circuit
US6614291B1 (en) Low voltage, high speed CMOS CML latch and MUX devices
JPH05347550A (ja) 半導体集積回路
KR100241201B1 (ko) 버스홀드회로
US7095249B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP2003188706A (ja) 入出力バッファ回路
JP3198225B2 (ja) 低電圧出力回路
US5952866A (en) CMOS output buffer protection circuit
US6838915B2 (en) Input and output circuit of semiconductor device
US6236235B1 (en) Output circuit
US6545506B1 (en) CMOS output driver that can tolerant a high input voltage

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees