JPH06300885A - インターナルポンプ用検査具 - Google Patents

インターナルポンプ用検査具

Info

Publication number
JPH06300885A
JPH06300885A JP5090364A JP9036493A JPH06300885A JP H06300885 A JPH06300885 A JP H06300885A JP 5090364 A JP5090364 A JP 5090364A JP 9036493 A JP9036493 A JP 9036493A JP H06300885 A JPH06300885 A JP H06300885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow shaft
cylinder
casing
water
stretch tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5090364A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Yagi
俊二 八木
Kazuo Sakamaki
和雄 酒巻
Shigeru Watanabe
茂 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Itel Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Itel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Itel Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5090364A priority Critical patent/JPH06300885A/ja
Publication of JPH06300885A publication Critical patent/JPH06300885A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/91Investigating the presence of flaws or contamination using penetration of dyes, e.g. fluorescent ink

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インターナルポンプの分解中に、ストレッチチ
ューブを取り出すことなく、装置が小型化で着脱が容易
で、簡単かつ確実にストレッチチューブの液体浸透検査
を行うことができる。 【構成】インターナルポンプのケーシング10内に中空軸
44を設け、この中空軸44内にブラックライト34およびレ
ンズ筒35を内蔵したホルダー33を挿入する。このホルダ
ー33にはファイバーケーブル42,43が接続されている。
中空軸44の上端部にはキー付きブッシュ45を介して各種
検査液類を放出する放出孔37をもった分配箱32が接続さ
れている。この分配箱32には各種検査液類が供給される
ホース38〜41が接続されている。中空軸44の外面にピス
トン48およびシリンダ49が設けられ、上下部水圧管61,
62によりピストン48が上下動し、それに伴って中空軸44
も上下動する。また、中空軸44はギヤ55を介してモータ
ー59に接続し、モーター59により回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改良型沸騰水型原子炉で
採用されているインターナルポンプ内のストレッチチュ
ーブを浸透探傷試験により表面状態を直接検査できるよ
うに構成したインターナルポンプ用検査具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5により従来の改良型沸騰水型原子炉
で採用されているインターナルポンプの概要を説明す
る。符号1は原子炉圧力容器の底部を部分的に示したも
ので、この原子炉圧力容器1の内面にはスタブチューブ
2が立設されている。スタブチューブ2の上部近傍にシ
ュラウド3が設けられており、シュラウド3と原子炉圧
力容器1との間にディフューザ4が設けられている。
【0003】インターナルポンプ5はポンプ部6とモー
ター部7とからなっており、ポンプ部6はインペラ8と
ディフューザ4とから構成され、インペラ8にはシャフ
ト9が取り付けられている。モーター部7はケーシング
10内のローター11およびステーター12からなる水浸型モ
ーター13と軸受14等から構成されている。
【0004】水浸型モーター13は冷却水によりコイルの
焼損を図るため、ローター11およびステーター12は内側
キャン21および外側キャン22で被覆されている。ケーシ
ング10はモーター部7を収納する太径管部10aと細径管
部10bとからなっている。
【0005】細径管部10bはスタブチューブ2内に挿入
してその先端部がスタブチューブ2の内面に溶接してい
る。スタブチューブ2の上端面にはディフューザ4から
派出しているディフューザボス15が載置され、そのシー
ト面には図示してない貼付パッキンを有し、このディフ
ューザボス15はストレッチチューブ16の上端によって固
定される。
【0006】ストレッチチューブ16の下端部にはめねじ
17が形成されており、このめねじ17に締付ナット18をね
じ込み、締付ナット18でケーシング10に対して締め付け
ている。締付ナット18はロックスリーブ19によって廻り
止めされ、ロックスリーブ19は常に締付ナット18と一体
に使用され、自身はケーシング10にねじ止めされる。締
付ナット18の下部には二次シール20が設けられている。
【0007】ケーシング10の下部開口端はモーターフラ
ンジ24および小フランジ25によって閉塞され、またケー
シング10の下端には冷却水入口管26が接続され、ケーシ
ング10の肩部にはリーク水管27、高圧水管28および冷却
水出口管29が順次下方向に沿って接続されている。冷却
水入口管26から冷却水出口管29にわたって強制通水を行
う。
【0008】モーターフランジ24はスタッド30によりケ
ーシング10の下端に形成したフランジに締結している。
小フランジ25はボルト23によりモーターフランジ24に接
続し、シャフト9と内側キャン21とを一体にする際の開
閉用のものである。
【0009】しかして、上記構成のインターナルポンプ
5においては、一般的に炉水中に設置されたディフュー
ザ4と一体のストレッチチューブ16を締め付ける際、締
付ナット18用の取扱具をケーシング10内にその開口端か
ら挿入して締付ナット18をストレッチチューブ16のめね
じ17にねじ込んで装着している。
【0010】ところで上記ストレッチチューブには締め
込み時の引張応力と、高温な炉水と、ストレッチチュー
ブとシャフトとの間に流れるリーク水が接する部分の熱
応力とが作用する。
【0011】この応力を浸透探傷試験でインターナルポ
ンプの停止時には検査する必要があるため、新規に検査
具が提案されている。ストレッチチューブの破壊は直ち
に炉水シールに結びつくからこの検査具は極めて重要で
あるといえる。
【0012】ケーシング10への炉水浸入防止の役目を果
たすには次に述べる三要素を全うすれば良しとされてい
る。すなわち、第1はストレッチチューブ16が締付ナッ
ト18で必要十分に締め付けられて、スタブチューブ2と
ディフューザボス15の面がパッキンを介して密着するこ
とによってディフューザボス15の外周からの炉水をシー
ルする。
【0013】第2はストレッチチューブ16とインペラ
8、シャフト9の外周は二次シール20に圧力水を加えて
シールし、ストレッチチューブ16の内側とシャフト9と
の外側との隙間流れを防止する。
【0014】第3はストレッチチューブ16の外周と、ケ
ーシング10の細径管部10bの内周との隙間およびストレ
ッチチューブ16内周とシャフト9外周の隙間にリーク水
管27からのシール水を溢流させて隙間流れを防止する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーナルポンプの運転中はストレッチチューブ16の点検は
全くできず、仮にもストレッチチューブ16の不都合が生
じた場合には炉水がケーシング10に流入する。
【0016】この炉水の挙動はディフューザボス15の外
側からと、ディフューザボス15の内側からと、ストレッ
チチューブ16の腹背とから細径管部10bに流入し、やが
て太径管部10aのケーシング内に浸入する。
【0017】この場合、水浸モーター13を冷却するた
め、ケーシング10内には冷却水が循環しているので、一
時的には冷却水が僅かに汚染されることになる。しかし
ながら、長期的には炉水がケーシング10の細径管部10b
を通って太径管部10a内に流入することになる。
【0018】改良型沸騰水型原子炉においてはインター
ナルポンプ5が原子炉圧力容器1に直接固着される。ま
た、インペラ8とシャフト9が炉上側から挿着されるの
で、ケーシング10の細径管部10bの先端は当然開口され
る。
【0019】したがって、高温炉水と水浸モーターの冷
却水およびリーク水等のケーシング10の封水とがストレ
ッチチューブ16の上面付近で接触する。この接触部周囲
はストレッチチューブ16の熱応力が発生する要因とな
る。
【0020】また、シャフト9は高速回転をし、かつ、
ストレッチチューブ16の内側との間では隙間流れがあ
り、その状態で締付時の引張応力が発生しているので、
応力破損の対策も十分考えておかなければならない。
【0021】そこで、インターナルポンプの運転前、運
転後には確実な検査が必要となる。しかしながら、運転
前についてはモデル試験、非破壊検査等で十分確かめる
ことはできるが、運転後についてはストレッチチューブ
の取付状態で検査する場合、ケーシングの形状および内
部構造から制約され使用できない課題がある。
【0022】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、インターナルポンプ運転後の検査を行うに際
して、簡単かつ、確実で、インターナルポンプの分解中
にストレッチチューブの取付状態で簡単かつ確実にスト
レッチチューブの液体浸透検査を行うことができるイン
ターナルポンプ用検査具を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明はインターナルポ
ンプケーシングの細径管部内に挿着されたストレッチチ
ューブと、このストレッチチューブの上端を閉塞するプ
ラグと、このプラグの内面から前記ストレッチチューブ
内を貫挿して前記ケーシングの下端近傍まで延在する中
空軸と、この中空軸の上端面に設けられた各種検査液類
の放出孔を有する分配箱と、この分配箱内を挿通しブラ
ックライトおよびレンズ筒を保持したホルダーと、この
ホルダー内のブラックライトおよびレンズ筒に接続する
ファイバーケーブルおよび前記各種検査液類の放出孔に
各種検査液類を供給する各種検査液供給ホースと、前記
中空軸の外面に設けられたキー付きブッシュと、このキ
ー付きブッシュの下面でかつ前記中空軸の上部外面に設
けられた端栓およびピストンと、この端栓およびピスト
ンの外側面に設けられたシリンダと、このシリンダの外
面に上下一対のメタルを介して設けられた円筒状フレー
ムと、このフレームにギヤを介して設けられたモーター
と、前記ケーシングと前記フレームとの間に設けられ前
記ピストンの上面に加圧水を供給する上部水圧管と、前
記フレームと前記シリンダの下部との間に設けられ前記
中空軸と前記シリンダとの間に加圧水を供給する下部水
圧管と、前記各種検査液類を排出するドレン管と、前記
中空軸の下端から導出される前記ファイバーケーブルお
よび各種検査液供給管の外側面を結束する前記中空軸の
下端に設けられたエンドカラーとを具備したことを特徴
とする。
【0024】
【作用】定期点検等において、運転後に休止するインタ
ーナルポンプの分解、点検、補修の際にあらかじめイン
ペラとシャフトおよび水浸モーターをケーシング内から
取り出した後に、プラグによりディフューザボスの開口
部を盲栓して、原子炉圧力容器内からの炉水の浸入を防
止する。
【0025】その後、二次シール、締付ナット、ロック
スリーブ等を取り出す一連の作業工程の後に、ストレッ
チチューブを取り出すことなく、つまり、運転中と同じ
取付状態で、ディフューザボスの内側に係合し、ケーシ
ングの細径管部内側に接して、垂立した状態で検査具を
挿着して液体浸透試験を実施する。
【0026】検査具はスクリューロッドにより、ケーシ
ング内に挿入され、その頂部に設けたファイバースコー
プならびに浸透用の気液分配箱を自由に回転または垂直
移動してストレッチチューブの内面その他を検査する。
【0027】動きの支柱となる中空軸内空間のケーブル
と気液圧送用のホースを別置の光源装置、モニタ装置に
接続し、また、一方は除洗用のアセトンタンク、水洗用
の水タンク、蛍光浸透液用の液体タンク、乾燥空気用の
ヒーター等にホースを接続し、それぞれ遠方から制御す
る。これにより、簡易に、確実に運転後のストレッチチ
ューブの破壊等の検出の液体浸透検査ができる。
【0028】すなわち、中空軸上にファイバースコープ
と分配箱を固定し、同軸をシリンダ内に通し、また、同
軸のピストン部にシリンダに配管した上下の水管により
圧力水をチャージし、中空軸、ひいてはファイバースコ
ープおよび分配箱を上下移動する。
【0029】次にシリンダに***するボス部を上下2箇
所に設け、直接円筒フレームの相応する上下のメタルに
係合させ、回転自由、推力、自重をホールドする。ま
た、シリンダ外側から創成するギヤにモーター出力軸端
のピニオンを係合させる。モーターは円筒フレームの一
部を切り欠いて固着する。
【0030】円筒フレームは延長して下端にケーシング
のフランジに相応するフランジ部を有している。フラン
ジはケーシングのフランジと一対のスクリューロッドロ
ッド係止部を設け、スクリューロッドを駆動装置で回転
すると2本一対となって、ナット部と一体の円筒フレー
ムのフランジを上下降する。これに伴い円筒フレーム上
のコンパクトに構成された検査具全体が上下降する。な
お、スクリューロッド方式による補修用の工具の移送は
インターナルポンプのケーシング用として常設のものを
流用する。スクリューロッドを駆動し、ケーシングフラ
ンジに工具を差し込み、同フランジをケーシングフラン
ジに嵌着した後は工具を固定し、中空軸内のケーブルと
ホースならびに円筒フレーム内側を通った水管等は一切
ケーシング外に出る。
【0031】ケーブルには光源装置、モニタ装置を接続
し、分配箱にはアセトン、空気、水、浸透液の供給装置
を接続し、シリンダにはポンプ装置を接続する。これら
は全て遠隔操作で行うことができ、小型化して移動性が
容易なのでインターナルポンプのストレッチチューブの
液体浸透検査を定期検査中に実施できる。
【0032】
【実施例】図1から図4を参照しながら本発明に係るイ
ンターナルポンプ用検査具の一実施例を説明する。図1
は図5におけるインターナルポンプ5のインペラ8、モ
ーター部7、締付ナット18、ロックスリーブ19およびモ
ーターフランジ24を取り外し、本実施例に係る検査具を
ディフューザ4からケーシング10内に挿着した状態を示
している。
【0033】図2はインターナルポンプケーシング10内
から取り出し格納した状態を示している。図3は検査方
法の一例を示し、図4はファイバーケーブルに接続した
検査装置を示している。
【0034】図1において、符号31はディフューザボス
15内に挿入され、かつ、ストレッチチューブ16の上端面
に載置されたプラグを示している。このプラグ31は内部
がくり抜かれ下端が開口した中空部31aが形成され、上
部に吊り棒31bが取着されている。
【0035】このプラグ31の中空部31a内には分配箱32
が挿入され、この分配箱32の上部には図2に拡大して示
したようにホルダー33によりブラックライト34およびレ
ンズ筒35が支持されている。
【0036】分配箱32は仕切り36により4つに区画され
た室a,b,c,dを有し、各室a,b,c,dにはそ
れぞれ放出孔37が形成されている。分配箱32の各室a,
b,c,dには検査液類を供給する各種検査液供給ホー
スとして浸透液ホース38、アセトンホース39、空気ホー
ス40、水ホース41が接続されている。
【0037】また、ホルダー33からブラックライト34に
接続するファイバーケーブル42と、レンズ筒35に接続す
るファイバーケーブル43とが導出されている。これらの
ファイバーケーブル42,43と前記各ホース38〜41は中空
軸44内を挿通してその端末部のエンドカラー52に結束さ
れている。
【0038】中空軸44はプラグ31の内面からストレッチ
チューブ16内を貫挿し、ケーシング10の太径管部10aの
下端近傍まで延在して設けられる。ケーシング10に接続
した冷却水出口管29が位置する近傍の中空軸44の外面に
はキー付きブッシュ45が設けられ、このキー付きブッシ
ュ45の下面には上部端栓46を有し、かつ、加圧水流路47
を介してピストン48が設けられている。上部端栓46は中
空軸44の摺動を許すとともにシリンダ49の端部を閉塞す
る。
【0039】この上部端栓46およびピストン48の外面に
はシリンダ49が設けられている。このシリンダ49の下部
内面と中空軸44の下部外面には下部端栓50が設けられ、
この下部端栓50の下面にはエンドカバー51が設けられて
いる。ピストン48は溶接等で中空軸44に固着される。
【0040】シリンダ49の上下両端部外面にはカラー5
3,54が形成され、また側面にはギヤ55が取り付けられ
ている。カラー53,54の外面にはメタル56,57を介して
円筒状フレーム58が設けられている。メタル56,57は円
筒状フレーム58にボルト等で固着される。
【0041】円筒状フレーム58の一部にモーター59がボ
ルト等で締着され、このモーター59はピニオン60を介し
て前記ギヤ55と噛合し、モーター59の駆動により前記シ
リンダ49を回転させる。
【0042】上部端栓46とピストン48との間の加圧水流
路47に加圧水を供給するための上部水圧管61が円筒状フ
レーム58とケーシング10との間に設けられ、また、下部
端栓50から中空軸44とシリンダ49との間に加圧水を供給
するため下部水圧管62が円筒状フレーム58とシリンダ49
の下部外面との間に設けられている。
【0043】キー付きブッシュ45の外側を包囲し、上部
メタル56の上端面にはスタッド等で円錐桶状のドレンパ
ン63が固着され、このドレンパン63にはその底部傾斜面
からケーシング10の下端まで延在してドレン管64が設け
られている。
【0044】なお、図1および図2中符号65はケーシン
グ10の下端面に接続する大型フランジで、この大型フラ
ンジ65には一対のスクリューロッド66,67がねじ込みに
より取り付けられる。
【0045】次に上記実施例の作用を説明する。キー付
きブッシュ45はシリンダ49の頭部にキャップ状態で取り
付けられ内面にキー(図示せず)を備え付け、中空軸44
のキーウェイに係合して回転時、中空軸44にシリンダ49
の回転を伝える。ドレンパン63は、水洗用水に含まれる
アセトン、浸透液等を受け流す受け皿で、ドレン管64で
排水する。
【0046】上下一対のメタル56,57はいずれも円筒状
フレーム58に固着され外形は円筒形状で鍔付きであっ
て、中空軸44の外側の***したカラー53,54部を支える
一対の軸受装置である。
【0047】シリンダ49の内側はピストン48を移動フリ
ーに内蔵し、これに加圧水を送りつけてピストン48と一
体の中空軸44を上下する役目を有する。上下両端の端栓
46,50はシリンダ49を閉鎖するとともに、Oリングを介
して中空軸44の摺動を許す。中空軸44の上端のホルダー
33にはファイバースコープが内蔵される。
【0048】ブラックライト34およびレンズ筒35はいず
れもプリズムを介してストレッチチューブ16の内側を照
射し、かつ、受光して、それぞれファイバーケーブル4
2,43を介してそれぞれの装置に結線される。
【0049】分配箱32は分配箱内壁に囲まれて中空状に
なるが、内外壁の空間を仕切り36により4つの室に区画
し、上からアセトン、洗浄水、下には乾燥空気、浸透液
を収容し、かつ、圧送力によって放出孔37からそれぞれ
ストレッチチューブ16に向けて噴出する。
【0050】円筒状フレーム58は内部空間を有する円筒
で下端に大型フランジ65と溶接等で固着される。なお、
図示してないが、スクリューロッド66,67に係合するナ
ット部分を大型フランジ65の外側に一対2箇所もってい
る。ケーシング10の対応部には大型フランジ65の外側に
スクリューロッド66,67の推力受け装置が既設されてい
る。
【0051】図1中、鎖線表示の部分は中空軸44が下降
した状態を示しており、あらかじめピストン48のストロ
ークを予測して長さを決めた前記ケーブルおよびホース
類は中空軸44の最下端に突出してジョイント部をもち、
図示しない別置の浸透検査用のタンク設備に接続してい
る。
【0052】図2は図1に示した検査具の上部詳細図で
あるが、中空軸44が下降して保管される状態で示してあ
る。すなわち、カバー80はあらかじめキー付きブッシュ
45の外面に螺着する。上部水圧管61はシリンダ用で、加
圧するとピストン48は下降する。下部水圧管62は上昇時
に役立つものである。
【0053】図3は各ホース38〜41の接続状態を示す系
統図である。最初に除洗する時は、アセトンタンク68か
らアセトンホース39を介して分配箱32に圧送される。こ
の圧力源には例えば圧縮空気を使ってもよい。
【0054】次に水洗する時は水タンク69から水ホース
41を使って同様に分配箱32に圧送する。次の浸透液は蛍
光浸透液タンク70から浸透液ホース38を使って圧送す
る。同じく点検時にはファイバースコープ71で例えば浸
透液の分布状態をチェックする。また、水洗は当然水タ
ンク69から水ホース41を経由して行われる。
【0055】次に乾燥時は例えばヒーター72を経由した
高温、乾燥空気を空気ホース40で圧送すればよい。その
後、浸透探傷をはっきりさせるためには冷却時間が必要
で、その後ファイバースコープ71の所見による検査を行
う。
【0056】図4は図3におけるファイバースコープ71
によるモニタするまでの系統図を示している。ホルダー
33内のブラックライト34およびレンズ筒35において、レ
ンズ筒35には採光プリズム73とレンズ74があって、ファ
イバーケーブル43によってカメラ75で撮像してビデオタ
イプライター76で、要すればNo.等を印字し、ビデオ
デッキ77で再生録画し、モニタテレビ78上に放映する。
【0057】また、ブラックライト34により照光し、そ
の光源は光源装置79から求める。なお、図4では暗所の
ため照光には紫外線を用いるとよい。これをブラックラ
イトという。
【0058】次に上記実施例の使用例を説明する。定期
検査時には、炉冷却のため、若干のインターナルポンプ
を運転するが、大半のインターナルポンプは運転を停止
する。この運転停止のポンプのうち、さらに寿命から逆
算して順位を決め、逐次ポンプの分解点検、補修を行
う。ポンプの到達寿命時には全ポンプが、分解、点検、
補修が終了している。その他事故に至らなくても異常が
見出だされた当然優先的に分解点検、補修を随時実施す
る。
【0059】この分解点検の際に本検査具を準備する。
まず、気液補修用のタンク設備と水圧ポンプ設備とファ
イバースコープ設備とを炉底側、例えばペデスタルに設
置する。続いて、専用分解工具用のスクリューロッド6
6,67をインターナルポンプ5の真下に位置決めする。
【0060】分解作業はケーシング10の太径管部10aの
開口フランジをあけ、水浸型モーター13を引き抜き、次
いで再び開口フランジを閉塞し、清水を充満してインペ
ラ8とシャフト9を引き抜く。
【0061】その後、ディフューザボス15部にプラグ31
を嵌着し、ケーシング10内の清水を抜き取り、再び太径
管部10aのフランジを開口し、取扱具をスクリューロッ
ド66,67で挿入し、二次シール20を外し、次いで締付ナ
ット18に喰込んでいるロックスリーブ19の係合を解き、
締付ナット18を外す。
【0062】しかして、取扱具をスクリューロッド66,
67で、引き抜いた後に再びこのスクリューロッド66,67
に本実施例の検査具のフランジを螺合させ、スクリュー
ロッド66,67を下方の減速機で回転させ、検査具を上昇
させるが、要すれば検査具のカバー80を外し、また上部
水圧管61側から加圧して中空軸44を引き降ろして、か
つ、上下揺動を防いでおくのがよい。
【0063】ケーシング10内に挿入を果たしたら、ケー
シングフランジと検査具のフランジをボルト締結し固定
する。続いて空気ホース40、水ホース41、ファイバーケ
ーブル42,43、アセトンホース39、浸透液ホース38、上
部水圧管61、下部水圧管62、ドレン管64をそれぞれ気液
補給用のタンク設備を水圧ポンプ設備およびファイバー
スコープ71の設備につなげる。
【0064】以上、作業の前段階が終了したので、ま
ず、下部水圧管62の系統から加圧して、中空軸44を押し
上げ、そのまま位置を止めてアセトンを圧送し、分配箱
32の放出孔37からアセトンを噴射させて除洗を開始す
る。この場合モーター59を励磁して、シリンダを回転
し、次いで中空軸44も回すので、ストレッチチューブ16
の内側に隅々まで散布し始める。
【0065】次に、下部水圧管62から水を抜いて上部水
圧管61から加圧して、中空軸44を徐々に引き降ろしスト
レッチチューブ16の内壁面の必要全面に散布する。この
ようにすると、運転中の汚れが落ち始める。引き続いて
アセトンを止め、水洗用の加圧水を送り、再び中空軸44
を上から下に動かして水洗を行う。
【0066】水洗後は前述と同様に、水洗を止めて、浸
透液を前述と同じようにストレッチチューブ16に塗布す
る。この場合一般に浸透液の隅無き塗布は事後の探傷検
査の良否に影響するので、一度点検を要する。
【0067】まず、ブラックライト34を発し、レンズで
受光して、まえと同じように回しながら降ろしていき、
浸透液が十分塗布されているかどうか確かめる。この場
合は例えばビデオタイプライター76でシリーズ、No.
等を記録し、ビデオデッキ77で録画し、モニタテレビ78
で放映して、それを検査員が目視のうえ確かめる。
【0068】次に、再び水洗を行うが、前述の水洗と同
じ要領で行う。水洗後、高温の乾燥空気を圧送し、回し
ながらまた上から下に移動しながらストレッチチューブ
16の内壁面を乾燥する。壁面の温度も上昇してくるから
乾燥後はしばらくの冷却時間、要すれば約20分間以上そ
のままの状態で待機する。待機中は一般にモーターの励
磁を解き、中空軸44は最下端まで押し下げる。
【0069】気液の回路は作業工程の順序で終了したも
のから全て止めてある。所要時間経過後は再び最後の検
査に入るが、このため再び、中空軸44を押し上げ、スト
レッチチューブ16の上部からなめるようにしてファイバ
ースコープ71を機能させ、下部までモニタ上の放映を行
い検査員の検査を受ける。
【0070】異常のないときは合格として、検査具を初
期状態に納める。つまり、中空軸の最下端まで上部水圧
管61から加圧する。そして、シリンダ49の前面キー付き
ブッシュ45まで、ファイバースコープのホルダー毎分配
箱を下げて接地し、そのままの状態で上下揺動が起こら
ないように要すればポンプ吐出側を加圧したままの状態
で弁の閉鎖を行う。
【0071】次いで、配線、配管の結合を解き、再びス
クリューロッドを回転し、検査具を大型フランジ65上に
マウントしたままの状態で、ケーシング10から引き抜い
て、事後スクリューロッド66,67からフランジ横のナッ
ト部を外し、検査具をフリーにして指定する格納場所に
収容する。
【0072】以上の作業において、要すれば一般にコネ
クタは外して閉じて、開のコネクタを利用する方が便利
である。シリンダ49は短期間ならば水封状態で、待機ま
たは保管する方が便利であり、かつ、腐食の心配が少な
い。以上の作業中、ドレン管64は開放し、開放端をラド
溝に接続し、作業停止の際に接続した各ホースを取り外
してドレン管64を閉とする。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、装置が小型化で、着脱
が容易であり、また遠隔操作により直接目視した場合と
同様な検査を行うことができる。さらにインターナルポ
ンプの分解時に直ちに実施できるため、分解作業工程が
短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインターナルポンプ用検査具の一
実施例を示す縦断面図。
【図2】図1における検査具の格納時の状態を拡大し一
部断面で示す立面図。
【図3】図1における検査具による検査工程を説明する
ためのブロック図。
【図4】図3における検査工程のファイバースコープ検
査装置を示すブロック図。
【図5】従来のインターナルポンプを示す縦断面図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…スタブチューブ、3…シュラ
ウド、4…ディフューザ、5…インターナルポンプ、6
…ポンプ部、7…モーター部、8…インペラ、9…シャ
フト、10…ケーシング、10a…太径管部、10b…細径管
部、11…ローター、12…ステーター、13…モーター、14
…軸受、15…ディフューザボス、16…ストレッチチュー
ブ、17…めねじ、18…締付ナット、19…ロックスリー
ブ、20…二次シール、21…内側キャン、22…外側キャ
ン、23…ボルト、24…モーターフランジ、25…小フラン
ジ、26…冷却水入口管、27…リーク水管、28…高圧水
管、29…冷却水出口管、30…スタッド、31…プラグ、31
a…中空部、31b…吊り棒、32…分配箱、33…ホルダ
ー、34…ブラックライト、35…レンズ筒、36…仕切り、
37…放出孔、38…浸透液ホース、39…アセトンホース、
40…空気ホース、41…水ホース、42,43…ファイバーケ
ーブル、44…中空軸、45…キー付きブッシュ、46…上部
端栓、47…加圧水流路、48…ピストン、49…シリンダ、
50…下部端栓、51…エンドカバー、52…エンドカラー、
53,54…カラー、55…ギヤ、56,57…メタル、58…円筒
状フレーム、59…モーター、60…ピニオン、61…上部水
圧管、62…下部水圧管、63…ドレンパン、64…ドレン
管、65…大型フランジ、66,67…スクリューロッド、68
…アセトンタンク、69…水タンク、70…蛍光浸透液タン
ク、71…ファイバースコープ、72…ヒーター、73…採光
プリズム、74…レンズ、75…カメラ、76…ビデオタイプ
ライター、77…ビデオデッキ、78…モニタテレビ、79…
光源装置、80…カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21C 15/243 520 A 8607−2G (72)発明者 渡辺 茂 東京都港区芝4−7−7 アイテル技術サ ービス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターナルポンプケーシングの細径管
    部内に挿着されたストレッチチューブと、このストレッ
    チチューブの上端を閉塞するプラグと、このプラグの内
    面から前記ストレッチチューブ内を貫挿して前記ケーシ
    ングの下端近傍まで延在する中空軸と、この中空軸の上
    端面に設けられた各種検査液類の放出孔を有する分配箱
    と、この分配箱内を挿通しブラックライトおよびレンズ
    筒を保持したホルダーと、このホルダー内のブラックラ
    イトおよびレンズ筒に接続するファイバーケーブルおよ
    び前記各種検査液類の放出孔に各種検査液類を供給する
    各種検査液供給ホースと、前記中空軸の外面に設けられ
    たキー付きブッシュと、このキー付きブッシュの下面で
    かつ前記中空軸の上部外面に設けられた端栓およびピス
    トンと、この端栓およびピストンの外側面に設けられた
    シリンダと、このシリンダの外面に上下一対のメタルを
    介して設けられた円筒状フレームと、このフレームにギ
    ヤを介して設けられたモーターと、前記ケーシングと前
    記フレームとの間に設けられ前記ピストンの上面に加圧
    水を供給する上部水圧管と、前記フレームと前記シリン
    ダの下部との間に設けられ前記中空軸と前記シリンダと
    の間に加圧水を供給する下部水圧管と、前記各種検査液
    類を排出するドレン管と、前記中空軸の下端から導出さ
    れる前記ファイバーケーブルおよび各種検査液供給管の
    外側面を結束する前記中空軸の下端に設けられたエンド
    カラーとを具備したことを特徴とするインターナルポン
    プ用検査具。
JP5090364A 1993-04-19 1993-04-19 インターナルポンプ用検査具 Pending JPH06300885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090364A JPH06300885A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 インターナルポンプ用検査具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090364A JPH06300885A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 インターナルポンプ用検査具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06300885A true JPH06300885A (ja) 1994-10-28

Family

ID=13996493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5090364A Pending JPH06300885A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 インターナルポンプ用検査具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06300885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100510053B1 (ko) * 1997-02-14 2005-10-19 안드리츠-파텐트페르발퉁스-게젤샤프트 엠.베.하. 펌프축
JP2009041503A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ebara Corp 立軸ポンプ及びポンプシステム並びにポンプ点検方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100510053B1 (ko) * 1997-02-14 2005-10-19 안드리츠-파텐트페르발퉁스-게젤샤프트 엠.베.하. 펌프축
JP2009041503A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ebara Corp 立軸ポンプ及びポンプシステム並びにポンプ点検方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5985687B2 (ja) 磁気検査車両を利用する検査システムおよび検査プロセス
CN112697707A (zh) 多角度缺陷检测装置
US6240155B1 (en) Preventive maintenance apparatus for structural members in a nuclear pressure vessel
US9177677B2 (en) Underwater remote inspection device and method for underwater remote inspection
JPH06300885A (ja) インターナルポンプ用検査具
JP2003337192A (ja) 原子炉圧力容器内構造物の点検予防保全装置および点検方法
KR100497972B1 (ko) 증기발생기 슬러지 세정 및 이물질 제거장치
ES2238899B1 (es) Accesorio para camara de inspeccion de tubos guias y procedimiento de uso.
JP4352255B2 (ja) 水中検査装置および水中検査方法
JPH11304985A (ja) ジェットポンプ保全装置
JPH085578A (ja) 原子炉内の浸透探傷試験方法および装置
JPH1172484A (ja) 原子炉のフランジ関連検査装置
JP2654266B2 (ja) インターナルポンプ溶接部の検査方法および検査装置
JP2001013283A (ja) 原子炉内ポンプの検査装置
CN111323213A (zh) 弹簧盐雾疲劳测试装置
KR200284334Y1 (ko) 초음파 탐상용 지그의 물 순환장치
KR102547747B1 (ko) 스프레이 노즐 테스트 장치
JP3357779B2 (ja) 原子炉の耐圧・漏洩検査における水取扱い装置および水取扱い方法
JPH0875890A (ja) 原子炉のシュラウド点検用ガイド
JPH05333188A (ja) 原子炉内点検・補修方法および装置
JPH06249990A (ja) インターナルポンプ用取扱具
KR200225832Y1 (ko) 원자로 클로우저 헤드의 검사장치
JP2005030764A (ja) 水中検査装置
JPH06138280A (ja) インターナルポンプ用掃除具
JP2955380B2 (ja) インターナルポンプの押上装置