JPH06295803A - チップ型サーミスタ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型サーミスタ及びその製造方法

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JPH06295803A
JPH06295803A JP5080471A JP8047193A JPH06295803A JP H06295803 A JPH06295803 A JP H06295803A JP 5080471 A JP5080471 A JP 5080471A JP 8047193 A JP8047193 A JP 8047193A JP H06295803 A JPH06295803 A JP H06295803A
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JP
Japan
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electrode
thermistor
element body
inorganic
thermistor element
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Withdrawn
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JP5080471A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nakajima
弘明 中島
Masami Koshimura
正己 越村
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C17/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors
    • H01C17/28Apparatus or processes specially adapted for manufacturing resistors adapted for applying terminals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/02Housing; Enclosing; Embedding; Filling the housing or enclosure
    • HELECTRICITY
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    • H01C1/00Details
    • H01C1/14Terminals or tapping points or electrodes specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points or electrodes on resistors
    • H01C1/142Terminals or tapping points or electrodes specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points or electrodes on resistors the terminals or tapping points being coated on the resistive element

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 はんだ耐熱性とはんだ付着性に優れ、外包電
極のめっき処理による抵抗値の変化がなく、信頼性が高
く、抵抗値のばらつきが小さいチップ型サーミスタを容
易にかつ安価に製造する。 【構成】 サーミスタ用のグリーンシートから打抜いた
チップ体を焼成してサーミスタ素体10にした後、素体
10の両端部にこの両端部を包込むように内包電極11
を形成する。電極11を形成した素体10の全面に厚さ
0.1〜10μmの絶縁性無機物層14を被覆し、素体
10の両端部に金属粉末と無機結合材を含む導電性ペー
ストを内包電極より少ない包込み面積でその両端部を包
込むように塗布して無機物層の融点又は軟化点より低い
温度で焼成する。焼成によりペーストの無機結合材にペ
ーストの下地部分の無機物層の一部が反応溶融して外包
電極16が形成される。外包電極の表面にめっき層1
8,19が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器の温度補
償用のセンサに、また表面温度測定用のセンサにそれぞ
れ適するチップ型サーミスタに関する。更に詳しくは、
プリント回路基板等に表面実装されるチップ型のNTC
サーミスタ、PTCサーミスタ等のサーミスタ及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ型サーミスタは、サーミス
タ素体の両端部に銀−パラジウムを主成分とする端子電
極が焼付けられている。電極成分に銀の他にパラジウム
を含有する理由は、基板にチップ型サーミスタをはんだ
付けする際に、銀がはんだ中に溶出して消失することを
防止し、電極のはんだ耐熱性を得るためである。しか
し、パラジウムの含有量を増加すると電極のはんだ付着
性が低下して基板へのサーミスタの固着力が弱くなるた
め、パラジウムの含有量には一定の限界があった。この
ため電極のはんだ付けが高温で長時間行われる場合に
は、従来のチップ型サーミスタはなおはんだ耐熱性が不
十分であった。
【0003】このはんだ耐熱性とはんだ付着性を向上さ
せるために、チップ型コンデンサと同様に、焼付け電極
の表面にめっき層を設けることが考えられるが、サーミ
スタ素体はコンデンサ用のセラミック素体と異なり導電
性を有するため、このサーミスタ素体を露出したままめ
っき処理した場合、素体表面にめっきが付着してサーミ
スタの抵抗値が所期の値と異なり、しかもサーミスタ素
体がめっき液で浸食されてサーミスタの信頼性が低下す
る等の不具合を生じる。
【0004】このめっき処理時の不具合を解消し、端子
電極の材料を広く選定し得ることを目的として、本出願
人は両端面に内包電極を形成したサーミスタ素体の全面
を絶縁性無機物層で被覆した後、このサーミスタ素体の
両端部を外包電極で包込み、更にこの外包電極の表面に
めっき層を形成したチップ型サーミスタを特許出願した
(特願平3−355048)。このサーミスタの絶縁性
無機物層は外包電極を形成するときの焼成温度より高い
融点又は軟化点を有し、外包電極の形成時にその導電性
ペーストの下地部分に相当する無機物層の一部が導電性
ペーストに含まれる無機結合材に反応溶融して外包電極
に吸収され消滅するように構成される。この外包電極に
吸収消滅させるために、無機物層は2〜10μmの極薄
の厚さに形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記チップ型
サーミスタには次の問題点があった。 (a) 製造条件等のばらつきにより絶縁性無機物層の厚さ
が2μm未満になった場合には、外包電極を形成すると
きにサーミスタ素体の端部包込み部分の無機結合材が無
機物層と溶融して外包電極の端部包込み部分がサーミス
タ素体に直接接触し、サーミスタ素体と電気的に導通す
るため、チップ型サーミスタの抵抗値にばらつきが生じ
る。 (b) これにより絶縁性無機物層の厚さは2μm以上に限
定され、しかも無機物層の厚さが2μm以上であって
も、導電性ペーストに含まれる無機結合材の種類及び無
機物層の種類によっては、なお同様の現象がみられ、サ
ーミスタの抵抗値がばらつくことがある。
【0006】(c) また2μm厚を越える無機物層の全面
形成はこれをスパッタリングにより形成する場合には、
無機物層の形成時間が長くなりサーミスタの生産性に劣
る。 (d) 更に無機物層の厚さが適切であって外包電極の端部
包込み部分がサーミスタ素体に直接接触しない場合に
は、サーミスタ素体への内包電極の接触面積がサーミス
タの抵抗値を決定するが、この内包電極がサーミスタ素
体の両端面にのみ有するため、サーミスタ素体の寸法に
ばらつきが生じたり、内包電極形成時にその導電性ペー
ストが端面から側面に垂れ込んだ場合には、サーミスタ
の抵抗値が所期の値とずれ易い。
【0007】本発明の目的は、はんだ耐熱性及びはんだ
付着性に優れ、電極のめっき処理による抵抗値の変化が
なく、信頼性の高いチップ型サーミスタを提供すること
にある。本発明の別の目的は導電性のあるサーミスタ素
体の両端部の電極にめっき処理を行っても所期の特性が
得られるチップ型サーミスタを提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は抵抗値のばらつきが小
さく、外包電極の材料を広く選定できるチップ型サーミ
スタを提供することにある。本発明の更に別の目的は、
上記優れたチップ型サーミスタを比較的容易にかつ安価
に製造でき、量産に適するチップ型サーミスタの製造方
法を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】図1及び図2に示すよ
うに、本発明のチップ型サーミスタは、サーミスタ素体
10と、このサーミスタ素体10の両端部に設けられた
内包電極11と、この内包電極11が形成されたサーミ
スタ素体10の全面を被覆する絶縁性無機物層14と、
この無機物層14を被覆したサーミスタ素体10の両端
部に設けられた外包電極16と、この外包電極16の表
面に形成されためっき層18,19とを備える。そして
その特徴ある構成は、内包電極11がサーミスタ素体1
0の両端部を包込むように形成され、外包電極16が金
属粉末と無機結合材を含む導電性ペーストを内包電極1
1より少ない包込み面積でサーミスタ素体10の両端部
を包込むように塗布して焼付けることにより形成され、
無機物層14は厚さが0.1〜10μmであって、外包
電極16を形成する時の焼成温度より高い融点又は軟化
点を有し、かつそのペーストの下地部分の無機物層の一
部が外包電極16の形成時に無機結合材に反応溶融して
外包電極16に吸収され消滅したことにある。
【0010】図3〜図6に示すように、本発明のチップ
型サーミスタの製造方法は、金属酸化物粉末と結合材と
を混合してスラリーを調製する工程と、このスラリーを
成膜乾燥してグリーンシートを形成する工程と、このグ
リーンシートからチップ体2を打抜く工程と、このチッ
プ体2を焼成してサーミスタ素体10にする工程と、こ
のサーミスタ素体10の両端面にこの両端部を包込むよ
うに内包電極11を形成する工程と、この内包電極11
が形成されたサーミスタ素体10の全面に厚さ0.1〜
10μmの絶縁性無機物層14を被覆する工程と、この
無機物層14を被覆したサーミスタ素体10の両端部に
金属粉末と無機結合材32を含む導電性ペースト30を
内包電極11より少ない包込み面積でその両端部を包込
むように塗布する工程と、このペースト30を塗布した
サーミスタ素体10を無機物層14の融点又は軟化点よ
り低い温度で焼成し、塗布したペーストの無機結合材3
2にそのペーストの下地部分の無機物層の一部を反応溶
融させることにより消滅させて外包電極16を形成する
工程と、この外包電極16の表面にめっき層18,19
を形成する工程とを含む方法である。
【0011】以下、本発明を詳述する。 (a) サーミスタ素体の製造 本発明のサーミスタ素体は次の方法により作られる。先
ずMn,Fe,Co,Ni,Cu,Al等の金属の酸化
物粉末を1種又は2種以上採取して混合する。2種以上
混合するときは、所定の金属原子比になるように各金属
酸化物を秤量する。この混合物を仮焼し粉砕した後、有
機結合材及び溶剤を加え混練してスラリーを調製する。
次いでこのスラリーをドクターブレード法等により成膜
乾燥してグリーンシートを形成する。このグリーンシー
トから図3(a)に示すチップ体2を打抜き、これを焼
成して図3(b)に示すチップ状のサーミスタ素体10
を得る。
【0012】(b) 内包電極の形成 図3(c)に示すようにサーミスタ素体の両端部にこの
両端部を包込むように導電性ペーストを塗布した後、乾
燥し焼付けることにより内包電極11を形成する。この
塗布は導電性ペースト中にサーミスタ素体の両端部を浸
漬させるディッピング法が好ましい。このペースト中に
含まれる金属粉末はサーミスタ素体10と導電性を維持
するものであれば特に制限されない。これを例示すれ
ば、Ag,Au,Pd,Pt等の貴金属、又はこれらを
混合した粉末が挙げられる。
【0013】(c) サーミスタ素体への絶縁性無機物層の
被覆 内包電極11が形成されたサーミスタ素体10はその全
面に厚さ0.1〜10μmの絶縁性無機物層が被覆され
る(図3(d))。10μmより厚いと、後述する外包
電極の形成時に溶融した無機物層が外包電極中に完全に
吸収されず、無機物層が外包電極と内包電極の界面に絶
縁性皮膜として残留するため外包電極と内包電極とが導
通しない。また0.1μmより薄いと、後述するめっき
処理に際して、まためっき処理後のサーミスタ素体の保
護機能に劣る。この絶縁性無機物層14(図1及び図
2)を例示すると、SiO2膜、又は50重量%以上の
SiO2と残部がAl23,MgO,ZrO2及びTiO
2の1種又は2種以上の酸化物により構成された薄膜、
或いはSiO2,B23,Na2O,PbO,ZnO及び
BaOの1種又は2種以上の酸化物を主成分とするガラ
スにより構成された薄膜が挙げられる。この無機物層1
4は後述する外包電極を形成するときの焼成温度より高
い融点又は軟化点を有することが必要である。例えば、
外包電極としてAgのペーストを焼付ける場合にはその
焼成温度は600〜850℃であるため、この温度より
高い融点又は軟化点を有するものが選ばれる。この理由
はペーストの焼付け温度より融点又は軟化点が大幅に低
いと、ペースト焼付け時に無機物層が電極表面に浮き上
がったり、或いはサーミスタ素体同士又は素体と焼成治
具との貼り付きが生じて歩留りが低下し易いからであ
る。
【0014】無機物層14は、この要件以外は耐めっき
性があって、後述する導電性ペーストに含まれる無機結
合材と反応して溶融する性質を有するものであれば特に
制限はなく、結晶質であっても非結晶質であってもよ
い。しかし、上記ガラスが結晶質であって、無機物層1
4を結晶化ガラスにするとサーミスタの抗折強度が高ま
り好ましい。このサーミスタ素体への無機物層の被覆は
真空蒸着法、スッパタリング法、イオンプレーティング
法のような物理蒸着法(PVD法)又は化学蒸着法(C
VD法)により行われる。この中でスパッタリング法が
量産に適しているため好ましい。この方法で量産するに
は、図4に示すように水平軸20を中心に回動可能なス
テンレススチール製の篭22を用意し、この中に多数の
サーミスタ素体10を収納する。この篭22を図示しな
いスパッタリング装置内に入れる。装置内には所期の無
機物層を得るためのターゲット24を装着しておく。例
えば、無機物層がSiO2膜であれば石英ガラスを用
い、またSiO2,Al23,MgO,ZrO2,TiO
2,B23,Na2O,PbO,ZnO,BaO等の複合
酸化物膜であれば、これらを粉末冶金でディスク状に成
形するか、或いはこれらを溶融後冷却しディスク状の複
合ガラスにして用いる。水平軸20を中心に篭22を揺
動させながらスパッタリングを実施すると、ターゲット
24から叩き出されたターゲット材料がサーミスタ素体
10の全面に凝縮し、ターゲット材料からなる無機物層
14が形成される。
【0015】(d) 外包電極の形成 図3(e)に示すように、絶縁性無機物層14を被覆し
たサーミスタ素体10の両端部に金属粉末と無機結合材
を含む導電性ペースト30を塗布する。この塗布は導電
性ペースト30を内包電極11より少ない包込み面積で
サーミスタ素体の両端部を包込むように行う。この塗布
は内包電極の形成法と同様に導電性ペースト中にサーミ
スタ素体の両端部を浸漬させるディッピング法が好まし
い。また導電性ペーストに含まれる金属粉末も内包電極
と同種のAg,Au,Pd,Pt等の貴金属、又はこれ
らを混合した粉末が挙げられる。導電性ペースト30に
含まれる無機結合材を例示すれば、SiO2,B23
Na2O,PbO,ZnO及びBaOの1種又は2種以
上の酸化物を主成分とする、ほうけい酸系ガラス、ほう
酸亜鉛系ガラス、ほう酸カドミウム系ガラス、けい酸鉛
亜鉛系ガラス等のガラス微粒子が挙げられる。
【0016】図5に示すように、塗布された導電性ペー
スト30中には無機結合材32が均一に分散しており、
この無機結合材32は導電性ペーストの焼付け時にペー
スト30に接触する無機物層14と反応して、図6に示
すようにこの無機物層14の一部を溶融消滅させる性質
を有することが必要である。図3(f)及び図6に示す
ように導電性ペースト30は焼付けによって外包電極1
6を生成し、この外包電極16はその焼付け時に無機物
層14の一部が消滅することによって、内包電極11に
電気的に接続する。
【0017】(e) めっき層の形成 外包電極16の表面にめっき層が形成される。このめっ
き層は図3(g)に示すようにNiめっき層18を形成
した後、図3(h)に示すようにSnめっき層19を形
成して二重構造にすることが好ましい。Niめっき層1
8ははんだ耐熱性を向上して、はんだによる外包電極の
電極食われを防止し、Snめっき層19ははんだ付着性
を向上する。内包電極11、外包電極16、めっき層1
8及び19により端子電極12が形成される(図1及び
図2)。
【0018】
【作用】外包電極用の導電性ペーストを塗布したサーミ
スタ素体を無機物層の融点又は軟化点より低い温度で焼
成すると、図3(f)及び図6に示すように外包電極1
6が形成される。即ち、この焼成時にはペースト中に均
一に分散した無機結合材32が無機物層14の一部と反
応してこれを溶融させる。流動化した無機物層14の無
機物は金属が焼結する際にできる外包電極16内の細孔
に侵入する。無機物層14の厚さは0.1〜10μmに
設定されているため、無機物層14の一部は焼成の過程
で上記細孔内に吸収されて内包電極11の表面から部分
的に消滅する。この結果、外包電極16と内包電極11
は無機物層14の消滅した部分を通じて直接接着し、互
いに電気的に導通する。内包電極11はサーミスタ素体
10と導電性を維持するように形成されているから、外
包電極16とサーミスタ素体10とは電気的に導通す
る。
【0019】また、外包電極16の両端部の包込み面積
は内包電極11の包込み面積より狭いため、外包電極1
6は内包電極11が存在しない部分の無機物層14上を
被覆しない。このため無機物層14の厚さが下限値であ
る0.1μmの極薄であっても、外包電極16が直接サ
ーミスタ素体10に接触することはなく、電流は外包電
極16、内包電極11、サーミスタ素体10を通じて流
れる。一方、外包電極用の導電性ペーストが塗布されて
いない無機物層14の部分はペーストを焼付けても、そ
の無機物層の融点又は軟化点が焼成温度より高いため、
何ら変化を生じることなくサーミスタ素体10の表面に
残留し、その絶縁保護機能を保持する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、従来の製造方法で
は、工程数が多く複雑であったものが、本発明の製造方
法によれば、少ない工程で比較的容易にチップ型サーミ
スタの端子電極を形成できるため、量産に適し、電極形
成コストが安価になる。また本発明のチップ型サーミス
タは、外包電極が接触する部分を除いてサーミスタ素体
が絶縁性無機物層で被覆され、サーミスタ素体がこの無
機物層で保護されているため、めっき処理してもめっき
液の素体への浸食やめっき付着による特性の変化がな
い。外包電極の表面にめっき層を形成することにより、
はんだ耐熱性とはんだ付着性に優れた効果を奏する。特
に、外包電極の包込み面積が内包電極の包込み面積より
狭いため、内包電極を設けているためサーミスタの抵抗
値はこの内包電極で正確に設定できるとともに、外包電
極の材料を広く選定できる。またこれにより絶縁性無機
物層の厚さを極薄にでき、無機物層の形成が蒸着法によ
る場合には、無機物層の形成時間が短縮され、サーミス
タの生産性が向上する。
【0021】
【実施例】次に本発明の具体的態様を示すために、本発
明を実施例に基づいて説明する。以下に述べる実施例は
本発明の技術的範囲を限定するものではない。 <実施例1>次の方法により図1及び図2に示すチップ
型サーミスタを作製した。先ず市販の炭酸マンガン、炭
酸ニッケル、炭酸コバルトを出発原料とし、これらをM
nO2:NiO:CoOに換算して金属原子比3:1:
2の割合でそれぞれ秤量した。秤量物をボールミルで1
6時間均一に混合した後に脱水乾燥した。次いでこの混
合物を900℃で2時間仮焼し、この仮焼物を再びボー
ルミルで粉砕して脱水乾燥した。粉砕物100重量%に
対してポリビニルブチラール6重量%、エタノール30
重量%及びブタノール30重量%の結合材を加え、均一
に混合してスラリーを調製した。このスラリーをドクタ
ーブレード法により成膜乾燥して厚さ0.80mmのグ
リーンシートを形成した。このシートから2.34mm
×1.48mmの大きさのチップ体を打抜き、大気圧
下、1200℃で4時間焼成し、長さ1.9mm、幅
1.2mm、厚さ0.65mmの焼結体を得た。
【0022】この焼結体を図3(b)に示すサーミスタ
素体10とし、このサーミスタ素体の両端部に銀ペース
トをディッピング法により塗布した。両端部の銀ペース
トを乾燥した後、大気圧下、800℃で焼付けて内包電
極11を形成した(図3(c))。
【0023】次に内包電極11を形成したサーミスタ素
体10を図4に示すスパッタリング装置を用いてその表
面全体にSiO2膜からなる絶縁性無機物層を形成し
た。即ち、石英ガラスをターゲット24とするスパッタ
リング装置の中に多数のサーミスタ素体10を入れたス
テンレススチール製の篭22を設置し、この篭22を揺
動させながらスパッタリングを行い、サーミスタ素体1
0の表面全体にSiO2膜を2μmの厚さで形成した
(図3(d))。
【0024】更に全面がSiO2膜14で被覆されたサ
ーミスタ素体10の両端部に端子電極12を設けた。こ
の端子電極12は、内包電極11と外包電極16とNi
めっき層18とSnめっき層19により構成される。先
ず無機物層14を形成したサーミスタ素体の両端部に導
電性ペーストをディッピング法により塗布した(図3
(e))。この塗布は導電性ペーストを内包電極11よ
り少ない包込み面積でサーミスタ素体の両端部を包込む
ように行った。導電性ペーストは市販の銀ペースト(デ
ュポン社製JPN−1176J)であって、Ag粉末
と、SiO2,TiO2,B23,Na2O及びK2Oから
なるガラス微粒子と、有機ビヒクルとからなる。導電性
ペーストを塗布したサーミスタ素体を大気圧下、乾燥し
た後、30℃/分の速度で、820℃まで昇温しそこで
10分間保持し、30℃/分の速度で室温まで降温して
Agからなる外包電極16を得た(図3(f))。次い
で電解バレルめっき法で電極16の表面に厚さ2〜3μ
mのNiめっき層18を形成し、続いて厚さ1〜2μm
のSnめっき層19を形成した。 <比較例1>内包電極をサーミスタ素体の両端部を包込
まずにその両端面のみに形成し、外包電極をサーミスタ
素体の両端部を包込んで形成した以外は、上記実施例1
と同じ方法で、めっき層付きチップ型サーミスタを作製
した。
【0025】<実施例2>絶縁性無機物層をSiO
PbO,K2O系のガラス膜にし、外包電極の導電性ペ
ーストを塗布後の焼成温度を600℃とした以外は、実
施例1と同じ方法で、めっき層付きチップ型サーミスタ
を作製した。
【0026】<比較例2>内包電極をサーミスタ素体の
両端部を包込まずにその両端面のみに形成し、外包電極
をサーミスタ素体の両端部を包込んで形成した以外は、
上記実施例2と同じ方法で、めっき層付きチップ型サー
ミスタを作製した。
【0027】<比較試験と結果>実施例1、実施例2、
比較例1及び比較例2の各サーミスタを100個ずつ用
意した。 ・抵抗値のばらつき これらのサーミスタのそれぞれの抵抗値を測定し、その
抵抗基準値に対する抵抗値平均値のずれ及びその平均値
と標準偏差から抵抗値のばらつきを計算した。その結果
を表1に示す。
【0028】・研磨断面の顕微鏡観察 これらのサーミスタをそれぞれ図2に示す断面が現れる
ように研磨してその断面を顕微鏡で観察し、外包電極が
サーミスタ素体に直接接続しているチップ数をカウント
した。その結果を表1に示す。 表1から明かなように、実施例1及び実施例2のサーミ
スタは、比較例1及び比較例2のサーミスタと比べて、
外包電極がサーミスタ素体に接続しているものは皆無
で、かつ抵抗値のずれやばらつきは少なく良好な特性が
得られていた。
【0029】
【表1】
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ型サーミスタの要部破断斜視
図。
【図2】その中央断面図。
【図3】本発明のサーミスタ素体からチップ型サーミス
タを作るまでの工程における素体の斜視図。
【図4】そのサーミスタ素体表面に絶縁性無機物層を被
覆するためのスパッタリング装置の概略斜視図。
【図5】そのサーミスタ素体に外包電極用の導電性ペー
ストを塗布した状態の要部拡大断面図。
【図6】その導電性ペーストを焼付けて、外包電極を形
成した状態の要部拡大断面図。
【符号の説明】
2 チップ体 10 サーミスタ素体 11 内包電極 12 端子電極 14 絶縁性無機物層 16 外包電極 18 Niめっき層 19 Snめっき層 30 導電性ペースト 32 無機結合材
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】以下、本発明を詳述する。 (a) サーミスタ素体の製造 本発明のサーミスタ素体は次の方法により作られる。先
ずMn,Fe,Co,Ni,Cu,Al等の金属の酸化
物粉末を1種又は2種以上採取して混合する。2種以上
混合するときは、所定の金属原子比になるように各金属
酸化物を秤量する。この混合物を仮焼し粉砕した後、有
機結合材及び溶剤を加え混練してスラリーを調製する。
次いでこのスラリーをドクターブレード法等により成膜
乾燥してグリーンシートを形成する。このグリーンシー
トから図3(a)に示すチップ体2を打抜き、これを焼
成して図3(b)に示すチップ状のサーミスタ素体10
を得る。このサーミスタ素体10をチップ型積層コンデ
ンサと同様にバレル研磨処理してサーミスタ素体の角取
りをしておくことが好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【実施例】次に本発明の具体的態様を示すために、本発
明を実施例に基づいて説明する。以下に述べる実施例は
本発明の技術的範囲を限定するものではない。 <実施例1>次の方法により図1及び図2に示すチップ
型サーミスタを作製した。先ず市販の炭酸マンガン、炭
酸ニッケル、炭酸コバルトを出発原料とし、これらをM
nO2:NiO:CoOに換算して金属原子比3:1:
2の割合でそれぞれ秤量した。秤量物をボールミルで1
6時間均一に混合した後に脱水乾燥した。次いでこの混
合物を900℃で2時間仮焼し、この仮焼物を再びボー
ルミルで粉砕して脱水乾燥した。粉砕物100重量%に
対してポリビニルブチラール6重量%、エタノール30
重量%及びブタノール30重量%の結合材を加え、均一
に混合してスラリーを調製した。このスラリーをドクタ
ーブレード法により成膜乾燥して厚さ0.80mmのグ
リーンシートを形成した。このシートから2.34mm
×1.48mmの大きさのチップ体を打抜き、大気圧
下、1200℃で4時間焼成し、長さ1.9mm、幅
1.2mm、厚さ0.65mmの焼結体を得た。この焼
結体をバレル研磨処理して焼結体の角取りを行った。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】更に全面がSiO2膜14で被覆されたサ
ーミスタ素体10の両端部に電極を設けた。これによ
り、内包電極11と外包電極16とNiめっき層18と
Snめっき層19からなる端子電極12が形成された。
先ず無機物層14を形成したサーミスタ素体の両端部に
導電性ペーストをディッピング法により塗布した(図3
(e))。この塗布は導電性ペーストを内包電極11よ
り少ない包込み面積でサーミスタ素体の両端部を包込む
ように行った。導電性ペーストは市販の銀ペースト(デ
ュポン社製JPN−1176J)であって、Ag粉末
と、SiO2,TiO2,B23,Na2O及びK2Oから
なるガラス微粒子と、有機ビヒクルとからなる。導電性
ペーストを塗布したサーミスタ素体を大気圧下、乾燥し
た後、30℃/分の速度で、820℃まで昇温しそこで
10分間保持し、30℃/分の速度で室温まで降温して
Agからなる外包電極16を得た(図3(f))。次い
で電解バレルめっき法で電極16の表面に厚さ2〜3μ
mのNiめっき層18を形成し、続いて厚さ1〜2μm
のSnめっき層19を形成した。 <比較例1>内包電極をサーミスタ素体の両端部を包込
まずにその両端面のみに形成し、外包電極をサーミスタ
素体の両端部を包込んで形成した以外は、上記実施例1
と同じ方法で、めっき層付きチップ型サーミスタを作製
した。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(c) サーミスタ素体への絶縁性無機物層の
被覆 内包電極11が形成されたサーミスタ素体10はその全
面に厚さ0.1〜10μmの絶縁性無機物層が被覆され
る(図3(d))。10μmより厚いと、後述する外包
電極の形成時に溶融した無機物層が外包電極中に完全に
吸収されず、無機物層が外包電極と内包電極の界面に絶
縁性皮膜として残留するため外包電極と内包電極とが導
通しない。また0.1μmより薄いと、後述するめっき
処理に際して、まためっき処理後のサーミスタ素体の保
護機能に劣る。この絶縁性無機物層14(図1及び図
2)を例示すると、SiO2膜、又は50重量%以上の
SiO2と残部がAl23,MgO,ZrO2又はTiO
2のいずれか1種又は2種以上の酸化物により構成され
た薄膜、或いはSiO2,B23,Na2O,PbO,Z
nO又はBaOのいずれか1種又は2種以上の酸化物を
主成分とするガラスにより構成された薄膜が挙げられ
る。この無機物層14は後述する外包電極を形成すると
きの焼成温度より高い融点又は軟化点を有することが必
要である。例えば、外包電極としてAgのペーストを焼
付ける場合にはその焼成温度は600〜850℃である
ため、この温度より高い融点又は軟化点を有するものが
選ばれる。この理由はペーストの焼付け温度より融点又
は軟化点が大幅に低いと、ペースト焼付け時に無機物層
が電極表面に浮き上がったり、或いはサーミスタ素体同
士又は素体と焼成治具との貼り付きが生じて歩留りが低
下し易いからである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】(d) 外包電極の形成 図3(e)に示すように、絶縁性無機物層14を被覆し
たサーミスタ素体10の両端部に金属粉末と無機結合材
を含む導電性ペースト30を塗布する。この塗布は導電
性ペースト30を内包電極11より少ない包込み面積で
サーミスタ素体の両端部を包込むように行う。この塗布
は内包電極の形成法と同様に導電性ペースト中にサーミ
スタ素体の両端部を浸漬させるディッピング法が好まし
い。また導電性ペーストに含まれる金属粉末も内包電極
と同種のAg,Au,Pd,Pt等の貴金属、又はこれ
らを混合した粉末が挙げられる。導電性ペースト30に
含まれる無機結合材を例示すれば、SiO2,B23
Na2O,PbO,ZnO又はBaOのいずれか1種又
は2種以上の酸化物を主成分とする、ほうけい酸系ガラ
ス、ほう酸亜鉛系ガラス、ほう酸カドミウム系ガラス、
けい酸鉛亜鉛系ガラス等のガラス微粒子が挙げられる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーミスタ素体(10)と、このサーミスタ
    素体(10)の両端部に設けられた内包電極(11)と、この内
    包電極(11)が形成されたサーミスタ素体(10)の全面を被
    覆する絶縁性無機物層(14)と、この無機物層(14)を被覆
    したサーミスタ素体(10)の両端部に設けられた外包電極
    (16)と、この外包電極(16)の表面に形成されためっき層
    (18,19)とを備えたチップ型サーミスタであって、 前記内包電極(11)は前記サーミスタ素体(10)の両端部を
    包込むように形成され、 前記外包電極(16)は金属粉末と無機結合材を含む導電性
    ペーストを前記内包電極(11)より少ない包込み面積で前
    記サーミスタ素体(10)の両端部を包込むように塗布して
    焼付けることにより形成され、 前記無機物層(14)は厚さが0.1〜10μmであって、
    前記外包電極(16)を形成する時の焼成温度より高い融点
    又は軟化点を有し、かつ前記ペーストの下地部分の前記
    無機物層の一部が前記外包電極(16)の形成時に前記無機
    結合材に反応溶融して前記外包電極(16)に吸収され消滅
    するように構成されたことを特徴とするチップ型サーミ
    スタ。
  2. 【請求項2】 絶縁性無機物層(14)がSiO2又は50
    重量%以上のSiO2と、残部がAl23,MgO,Z
    rO2及びTiO2の1種又は2種以上の酸化物とにより
    構成され、外包電極(16)を形成するための導電性ペース
    トに含まれる無機結合材がSiO2,B23,Na2O,
    PbO,ZnO及びBaOの1種又は2種以上の酸化物
    を主成分とするガラス微粒子により構成された請求項1
    記載のチップ型サーミスタ。
  3. 【請求項3】 絶縁性無機物層(14)がSiO2,B
    23,Na2O,PbO,ZnO及びBaOの1種又は
    2種以上の酸化物を主成分とするガラスにより構成さ
    れ、外包電極(16)を形成するための導電性ペーストに含
    まれる無機結合材がSiO2,B23,Na2O,Pb
    O,ZnO及びBaOの1種又は2種以上の酸化物を主
    成分とするガラス微粒子により構成された請求項1記載
    のチップ型サーミスタ。
  4. 【請求項4】 絶縁性無機物層(14)が結晶化ガラスから
    なる請求項3記載のチップ型サーミスタ。
  5. 【請求項5】 金属酸化物粉末と結合材とを混合してス
    ラリーを調製する工程と、 前記スラリーを成膜乾燥してグリーンシートを形成する
    工程と、 前記グリーンシートからチップ体(2)を打抜く工程と、 前記チップ体(2)を焼成してサーミスタ素体(10)にする
    工程と、 前記サーミスタ素体(10)の両端部にこの両端部を包込む
    ように内包電極(11)を形成する工程と、 前記内包電極(11)が形成された前記サーミスタ素体(10)
    の全面に厚さ0.1〜10μmの絶縁性無機物層(14)を
    被覆する工程と、 前記無機物層(14)を被覆したサーミスタ素体(10)の両端
    部に金属粉末と無機結合材(32)を含む導電性ペースト(3
    0)を前記内包電極(11)より少ない包込み面積で前記両端
    部を包込むように塗布する工程と、 前記ペースト(30)を塗布したサーミスタ素体(10)を前記
    無機物層(14)の融点又は軟化点より低い温度で焼成し、
    前記塗布したペーストの無機結合材(32)にそのペースト
    の下地部分の前記無機物層の一部を反応溶融させること
    により消滅させて外包電極(16)を形成する工程と、 前記外包電極(16)の表面にめっき層(18,19)を形成する
    工程とを含むチップ型サーミスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 サーミスタ素体(10)への絶縁性無機物層
    (14)の被覆が物理蒸着法により行われる請求項5記載の
    チップ型サーミスタの製造方法。
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