JPH0629386A - 半導体装置の分割方法 - Google Patents

半導体装置の分割方法

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JPH0629386A
JPH0629386A JP18366792A JP18366792A JPH0629386A JP H0629386 A JPH0629386 A JP H0629386A JP 18366792 A JP18366792 A JP 18366792A JP 18366792 A JP18366792 A JP 18366792A JP H0629386 A JPH0629386 A JP H0629386A
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JP
Japan
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semiconductor device
wafer
semiconductor devices
holes
semiconductor
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Application number
JP18366792A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Tsuji
秀行 辻
Mitsuo Matsunami
光雄 松浪
Kazumasa Kioi
一雅 鬼追
Manabu Yumoto
学 湯元
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ダイシング工程を省略することができ、クラ
ックのない半導体装置を形成することのできる半導体装
置の分割方法を提供する。 【構成】 複数個のそれぞれ独立の半導体装置が形成さ
れたウェハ1に、フォトリソグラフィ法によってそれぞ
れの半導体装置のスルーホール用の孔7と分割ラインと
なる領域の溝8とを同時にかつ同じ深さになるように形
成し、この後にウェハを薄層にして半導体装置を分割す
ることを特徴とする半導体装置の分割方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の分割方
法に関する。ことに、立体的に積層して作製される高集
積度のDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ
装置)等の製造に用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の集積度は3年で
4倍の割合で増加しており、西暦2000年のDRAM
ではデザインルール約0.15μmの1Gの集積度にな
っていると予想される。ところが、これら高集積回路は
設計、製造、検査のすべての面で技術的困難を招いてい
る。例えば、ROM、RAM、ALU、CPU、I/O
コントローラ等を含めた1チップマイクロコンピュータ
があるが、1チップの集積素子数が増大するにつれ設計
に要する時間が長くなり製造歩留りも低下し、検査時間
も長くなると共に、完全な検査が困難となる。そこで、
平面的な微細化ではなくチップやウェハを立体的に接着
・積層化する研究開発が活発に進められている。
【0003】立体的に半導体装置を接着・積層化する場
合、小型化の面からそれらを薄層化し、上下半導体装置
間の信号授受を行う配線を通すスルーホールが必要であ
る。スルーホールの形成は、薄層化する前のウェハに形
成された半導体装置にスルーホールとなる孔を形成して
おき、全面に接着剤を用いて支持用の基板を接着し、ウ
ェハの裏面からスルーホール底部まで研磨することで形
成している。また薄層化された半導体装置の分割は、ダ
イシングによって行う次の方法が提案されている。すな
わち図4(a)、(b)のB−B’間の断面工程説明図
である図3(a)〜(e)に示すように、まず、素子が
形成された10〜40μm深さのスルーホール17を有
するウェハ11(図3(a)、図4(a))上に接着剤
である熱溶融ワックス18により支持基板19を接着す
る(図3(b))。
【0004】つぎに、ウェハ11の他面からスルーホー
ル底部17’まで研磨する(図3(c))。この薄層化
されたウェハ11’をチップに分割するため、ダイシン
グソー20によって一定間隔で縦横方向にスクライブラ
イン20aを形成し(図4(b))、薄層化されたウェ
ハ11’のみを判断する(図3(d))。加熱してワッ
クス18を溶融させた後、有機溶剤等に浸漬して支持基
板19から分離させ、チップに分割された薄層のウェハ
11’を得ている(図3(e))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法では、薄層化したウェハの他面からダイシングソ
ーを用いてチップに切断する際に、薄層化されたウェハ
のダイシングソーが当たる部分の周辺にクラックが発生
するという問題が見い出された。この発明は、上記問題
を解決するためになされたものであって、ダイシング工
程を省略することができ、クラックのない半導体装置を
形成することのできる半導体装置の分割方法を提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、複数
個のそれぞれ独立の半導体装置が形成されたウェハに、
フォトリソグラフィ法によってそれぞれの半導体装置の
スルーホール用の孔と分割ラインとなる領域の溝とを同
時にかつ同じ深さになるように形成し、この後にウェハ
を薄層にして半導体装置を分割することを特徴とする半
導体装置の分割方法が提供される。上記ウェハは、半導
体基板上に複数個のそれぞれ独立した半導体装置が形成
されている。この半導体基板は、通常、直径が3〜8イ
ンチ厚さが400〜800μmである。上記半導体装置
は、立体的に積層された高集積度の回路を形成するため
のものであって、積層した半導体装置間で信号授受ので
きる、配線層を形成しうるスルーホールを有するのがよ
く、それぞれ独立単位に分割して用いられる。上記孔
は、スルーホールを形成するためのものであって、通常
大きさが5〜50μm□深さが15〜105μmであ
る。上記溝は、ウェハ上の複数個のそれぞれ独立の半導
体装置を個別に分割するためのものであって、分割ライ
ンとなる領域に形成され、通常幅が50〜100μm深
さが15〜105μmである。なお、上記孔と溝は、フ
ォトリソグラフィ法によって同時にかつ同じ深さに形成
できる。
【0007】フォトリソグラフィ法は、フォトレジスト
パターンをマスクにして、例えばRIE(Reactive Ion
Ecthing)法、弗酸・硝酸系水溶液を用いるウェットエッ
チング法等を用いて行うことができる。この発明におい
ては、この後にウェハを薄層にして半導体装置を分割す
る。ウェハを薄層にする方法は、通常複数個の半導体装
置に支持部材を形成する工程とウェハの下部を除去する
工程と支持部材を除去する工程とによって行なわれる。
支持部材を形成する工程は、まず複数の半導体装置を保
護膜で被覆した後全面に接着剤を塗布してこの上に基板
を接着させる。上記保護膜は、例えばSiN等を用いて
形成することができる。また、この被覆は、溝以外の領
域の半導体装置上に行なわれる。上記接着剤は、粘度が
低く均一に塗布できかつ後工程で除去の容易なものがよ
く、例えば溶融ワックス、紫外線硬化性樹脂等を用いる
ことができる。上記ウェハの下部を除去する工程は、例
えばラッピング法、ポリッシング法等によって行なわれ
る。ラッピング法は、例えば固定ダイヤモンド砥石等を
用いて行うことができる。ポリッシング法は、例えばコ
ロイダルシリカ含有アルカリ水溶液等を用いて行うこと
ができる。この除去は、上記孔と溝の底部を構成する領
域のウェハが取り除かれるまで行なわれる。上記支持部
材を除去する工程は、通常接着剤を溶剤によって溶解さ
せることによって行なわれる。接着剤の溶解によって、
支持用基板が除去され独立の半導体装置にそれぞれスル
ーホールが形成され、分割ラインとなる領域の溝で独立
の半導体装置がそれぞれに分割される。
【0008】
【作用】フォトリソグラフィ法によって形成された溝
が、溝の底面を構成する領域を除去して行なわれるウェ
ハを薄層にする工程でウェハに衝撃を与えることなく独
立の半導体装置を分割する。
【0009】
【実施例】図2及びそのA−A’断面の図1を用いて、
この発明の実施例を説明する。まず、図1(a)に示す
ように、525μm厚の4インチφ単結晶シリコン基板
1上にゲート酸化膜2、ゲート電極3、層間絶縁膜4、
電極配線5を選択的に形成し、通常のトランジスタを作
製する。電極縦配線を行う5〜50μm□のスルーホー
ル7とチップ分離のための50〜100μm幅のスクラ
イブラインである溝8をRIE(Reactive Ion Etching)
法によって15〜105μmの同じ深さで形成する。チ
ップ分離のための溝8は、図2(a)に示すように、あ
る一定間隔で格子状に設ける。
【0010】次いで、溝8以外の部分に選択的にSiN
の表面保護膜6を形成する。次に、紫外線硬化型樹脂9
を全面に塗布し、ガラス基板10を接着する(図1
(b))。次に、固定ダイヤモンド(直径〜20μm)
砥石を用いる機械式研磨法(グラインディング)によっ
て、単結晶シリコン基板1の裏面から425〜515μ
m研磨を行い、10〜100μm厚の薄層化単結晶シリ
コン基板1’を得る。この時、スルーホール7と溝8
は、薄層化単結晶シリコン基板1’を貫通するものとな
り、スルーホール7’と溝8’が形成される(図1
(c))。次に、紫外線硬化型樹脂9を有機溶剤等を用
いて溶解させることで、ガラス基板10からチップを溝
8’によって分離する(図1(d)、図2(b))。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、薄層化した半導体基
板にクラックが生じやすいダイシング工程を省略するこ
とができクラックのない積層用の薄層の半導体装置を作
製でき、また、エッチングによる半導体装置の分離を用
いるので、側壁が非常に滑らかで、任意に角度調節をす
ることで、積層する半導体装置の側壁を用いた上下半導
体装置間の配線形成も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で作製した半導体装置の分離
工程の説明図である。
【図2】この発明の実施例で作製した半導体装置の分離
工程の説明図である。
【図3】従来の半導体装置の分離と工程の説明図であ
る。
【図4】従来の半導体装置の分離と工程の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 1’ 薄層化単結晶シリコン基板 2 ゲート酸化膜 3 ゲート電極 4 層間絶縁膜 5 電極配線 6 表面保護膜 7 スルーホール用孔 7’ スルーホール 8 溝 9 紫外線硬化型樹脂 10 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯元 学 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のそれぞれ独立の半導体装置が形
    成されたウェハに、フォトリソグラフィ法によってそれ
    ぞれの半導体装置のスルーホール用の孔と分割ラインと
    なる領域の溝とを同時にかつ同じ深さになるように形成
    し、この後にウェハを薄層にして半導体装置を分割する
    ことを特徴とする半導体装置の分割方法。
JP18366792A 1992-07-10 1992-07-10 半導体装置の分割方法 Pending JPH0629386A (ja)

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