JPH06292365A - Pwmインバータの制御方法および制御装置 - Google Patents

Pwmインバータの制御方法および制御装置

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JPH06292365A
JPH06292365A JP5249613A JP24961393A JPH06292365A JP H06292365 A JPH06292365 A JP H06292365A JP 5249613 A JP5249613 A JP 5249613A JP 24961393 A JP24961393 A JP 24961393A JP H06292365 A JPH06292365 A JP H06292365A
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JP
Japan
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pwm inverter
value
capacitor
instantaneous
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JP5249613A
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English (en)
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Kazuyoshi Umezawa
一喜 梅沢
Osamu Sato
佐藤  修
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69318247T priority patent/DE69318247T2/de
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/493Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode the static converters being arranged for operation in parallel
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
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    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
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    • H02M7/5387Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration
    • H02M7/53871Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration with automatic control of output voltage or current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】PWMインバータの出力側に設けられている正
弦化フィルタ内にダンピング用の抵抗を接続せずに、P
WMインバータ出力電圧に発生する振動波形を抑制し、
かつ正弦化フィルタの小型化を図るPWMインバータの
制御方法および制御装置の提供。 【構成】正弦化フィルタを構成するコンデンサに流れる
電流の瞬時値IC と、正弦化フィルタより負荷に対して
出力される出力電流の瞬時値Iとを検出し、この検出値
に基づいて出力電圧指令値の補正を行うことにより、正
弦化フィルタ内にダンピング用の抵抗を用いなくてもP
WMインバータ出力電圧に発生する振動波形を抑制する
ことができ、正弦化フィルタ内のコンデンサを複数のコ
ンデンサの並列回路にすることで、検出回路,制御回路
の小型化を図る。また、PWMインバータを複数台並列
運転する場合には、前記瞬時出力電流指令値IL * およ
び瞬時コンデンサ電流指令値IC * との差を減少させる
ように瞬時電圧指令値V* に補正を加えて、負荷へ供給
する電流の安定した電流分担を行い、PWMインバータ
間に流れる横流を抑制し、並列運転の安定化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PWMインバータの
出力側に接続する正弦化(LC)フィルタを小形のもの
にしてもPWMインバータの出力電圧に振動波形を生じ
させないPWMインバータの制御方法と該制御方法を用
いたPWMインバータの制御装置および、PWMインバ
ータ出力の瞬時電圧波形を制御しているPWMインバー
タを複数台並列に接続し、並列運転を行った場合にPW
Mインバータ間に生じる横流を抑制し、安定した並列運
転を行うPWMインバータの制御方法と該制御方法を用
いたPWMインバータの制御装置に関するものである。
詳しくは、PWMインバータを用いた無停電電源装置を
複数台並列に接続し、共通の負荷に対して電力を供給す
る場合において、無停電電源装置間を流れる横流を抑制
し、安定した電力の供給を行うためのPWMインバータ
の制御方法と該制御方法を用いたPWMインバータの制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPWMインバータの制御方法を図
4,図5に示す制御ブロック図を用いて説明する。はじ
めに、PWMインバータ1を単独で運転する場合の電圧
の制御について説明する。図4において、1はPWMイ
ンバータ、23はPWMインバータ1の出力側に接続さ
れる正弦化フィルタ、33はPWMインバータ1の制御
を行う制御回路である。正弦化フィルタ23はリアクト
ル25とコンデンサ27のL−Cフィルタにコンデンサ
28と抵抗29との直列回路が並列接続された構成であ
り、コンデンサ28と抵抗29との直列回路は、リアク
トル25とコンデンサ27との共振に伴う振動波形を
抑制するために設けられている。また、制御回路33
は、平均値回路2,自動電圧調整器(以下においてはA
VRと呼ぶ)3,瞬時電圧指令値発生器7,PWM信号
発生器9によって構成されている。
【0003】ここで図6に示すように、無停電電源装置
(以下においてはUPSと呼ぶ)50は、例えば、PW
Mインバータ1,正弦化フィルタ20,制御回路30の
他に図示していない整流器等を組み合わせることによっ
て構成されるものであるが、上記正弦化フィルタ20,
制御回路30に前記正弦化フィルタ23および制御回路
33を用いてUPS50を構成し、負荷に対して電力供
給を行うことができる。以下にPWMインバータ1の制
御方法について説明する。
【0004】前記PWMインバータ1の制御にあたっ
て、まず、正弦化フィルタ23の出力側に電圧検出器1
2を設け、PWMインバータ1より正弦化フィルタ23
を介して出力される交流電力の電圧V(以下においては
出力電圧Vと呼ぶ)を検出し、該検出値Vを平均値回路
2に入力して前記出力電圧の平均値VA を求める。この
電圧平均値VA とあらかじめ定めた電圧設定値VA *
の偏差ΔVA をAVR3に入力し、該偏差ΔVA が零に
なるよう前記電圧設定値を補正して補正電圧設定値VA
**を求めて瞬時電圧指令値発生器7に入力する。瞬時電
圧指令値発生器7には補正電圧設定値VA **とあらかじ
め設定した周波数設定値ω* が入力され、該瞬時電圧指
令値発生器7は補正電圧設定値VA **に基づく振幅を持
ち、周波数設定値ω* に基づく周波数を持った正弦波の
電圧指令値V* を出力する。
【0005】さらに、前記電圧指令V* と前記出力電圧
Vとの偏差ΔVA が調節器45に入力され、この調節器
45の出力により前記電圧指令V* を補正したうえでP
WM信号発生器9に入力し、前記補正後の電圧指令値V
* に基づいたパルス信号をPWMインバータ1に出力し
て該PWMインバータ1の制御を行う。次に、PWMイ
ンバータを複数台並列に接続し、共通の負荷に対して並
列運転を行う場合について説明する。
【0006】図5において、1はPWMインバータ、2
3はPWMインバータ1の出力側に接続される正弦化フ
ィルタ、34はPWMインバータ1の制御を行う制御回
路である。また図6と同様に、PWMインバータ1,正
弦化フィルタ20,制御回路30の他図示していない整
流器等を用い、UPS50を図7の如く構成し、後述す
る母線盤60を介して該UPS50複数台を並列運転を
行い、負荷70への給電を行うことは可能であるが、こ
こでは、図5の如く、PWMインバータ1の出力側それ
ぞれに正弦化フィルタを設け、該複数台のPWMインバ
ータ1を母線盤60に接続して、共通の負荷70に対す
る給電を行う場合において、複数台のPWMインバータ
のうち1台のPWMインバータの制御方法について説明
する。
【0007】図5において、正弦化フィルタ23と母線
盤60との間には電流検出器11および電圧検出器12
が設けられていて、正弦化フィルタ23より出力される
電流IL (以下においては出力電流IL と呼ぶ)および
電圧V(以下においては出力電圧Vと呼ぶ)が検出され
ている。また、PWMインバータ1と並列接続されてい
る他のPWMインバータ(以下においては他号機と呼
ぶ)との負荷の分配を司る母線盤60からは、並列運転
の投入台数に応じた出力電流指令値IL * がPWMイン
バータの制御回路34に出力されている。
【0008】ここで制御回路34は、図4に示した制御
回路33に無効成分同期整流器5,有効成分同期整流器
6,自動周波数調整器(以下においてはAFRと呼ぶ)
4を付加した構成になっていて、電流検出器11によっ
て検出される出力電流IL ,電圧検出器12によって検
出される出力電圧Vおよび母線盤60から出力される出
力電流指令値IL * を用いて制御を行っている。
【0009】即ち、PWMインバータ1から正弦化フィ
ルタ23を介し負荷に対して出力される出力電流IL
母線盤60より並列運転の投入台数に基づいて出力され
る出力電流指令値IL * とから次式によってPWMイン
バータ1と他号機との間に流れる横流IOUを求める。
【0010】
【数1】 IOU=IL * −IL (1) そして、この横流IOUを無効成分同期整流器5および有
効成分同期整流器6にそれぞれ導いて同期整流を行い、
無効成分同期整流器5により無効成分要素sinφを、
有効成分同期整流器6により有効成分要素cosφをそ
れぞれ求める。有効成分同期整流器6より出力される有
効成分要素cosφをAFR4に入力し、AFR4の比
例積分動作によってゲインの調整を行い、該AFR4出
力によりあらかじめ定めた周波数設定値ω* を補正して
周波数指令値ω**を求める。また、図4で説明した出力
電圧Vの平均値VA とあらかじめ定めた電圧設定値VA
*との偏差をさらに無効成分要素sinφを用いて補正
してAVR3に入力し、AVR3の比例積分動作によっ
てゲインの調整を行い、AVR3は平均電圧指令V A **
を出力する。
【0011】瞬時電圧指令値発生器7には、前記周波数
指令値ω**と平均電圧指令値VA **とが入力され、補正
電圧設定値VA **に基づく振幅を持ち、周波数指令値ω
**に基づく周波数を持った正弦波の電圧指令値V* を出
力する。さらに、前記電圧指令V* と前記出力電圧Vと
の偏差ΔVA が調節器45に入力され、この調節器45
の出力により前記電圧指令V* を補正したうえでPWM
信号発生器9に入力し、PWM信号発生器9の出力に基
づいたパルス信号をPWMインバータ1に出力して該P
WMインバータ1の制御を行う。
【0012】ここで、図5における42,43,44は
検出値や指令値に含まれるノイズを除去するフィルタで
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】PWMインバータの出
力側には該PWMインバータの単独運転あるいは並列運
転に係わらず、少なくともリアクトルとコンデンサから
なる正弦化フィルタが設けられていて、PWMインバー
タの出力に含まれ、PWM制御に伴うスイッチングリッ
プル等を除去している。ここで、例えばPWMインバー
タ装置の小型化を図るべく前記正弦化フィルタを単に小
型化すると、正弦化フィルタを構成するリアクトルとコ
ンデンサとが共振を起こし、該共振に伴う振動波形によ
ってPWMインバータの出力電圧波形が乱れることは先
に述べた。従来は、図4,図5の正弦化フィルタ23に
示すように、ダンピング用の抵抗29とコンデンサ28
との直列回路を正弦化フィルタのコンデンサ27に並列
接続することによって共振を抑制し、前記振動波形を吸
収していた。
【0014】しかしながら、上記従来の方法ではPWM
インバータと正弦化フィルタからなる主回路の内部にダ
ンピング用の抵抗を接続することになり、主回路の構成
が複雑になるばかりでなく、ダンピング用の抵抗に主回
路電流が流れるため大型のダンピング抵抗が必要にな
り、ダンピング抵抗による損失が増大するという問題が
ある。
【0015】また、複数台のPWMインバータの並列運
転を該PWMインバータの出力電圧の瞬時値を用いて制
御しようとすると、従来の制御回路では、検出されるP
WMインバータの出力電圧瞬時波形が、他号機の出力電
圧の瞬時波形と同一と見なされてしまう。このため正弦
化フィルタを構成するコンデンサに流れる電流の電圧源
が不明確になり、並列運転が行われているPWMインバ
ータ間で瞬時における電流の分担が崩れてしまうという
問題がある。
【0016】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、ダンピング用の抵抗を接続せず
に、インバータの出力電圧に振動波形が発生するのを抑
え、正弦化(LC)フィルタの小型化を図り、さらに、
PWMインバータのスイッチングに起因する出力電圧の
リップルを抑えることのできるPWMインバータの制御
方法の提供および、負荷電流の瞬時値を瞬時電圧制御の
PWMインバータで制御し、かつ、各号機の負荷分担を
明確にしてPWMインバータの並列運転を安定させるた
めのPWMインバータの制御方法の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明においては、正弦化フィルタを構成する
コンデンサに流れる電流を検出する電流検出器を設け、
該検出器によって検出されたコンデンサ電流によってP
WMインバータ出力電圧の変化分を求め、この値に基づ
いて出力電圧指令値を補正する。
【0018】また、第2の発明においては、前記正弦化
フィルタをリアクトルと複数の並列接続されたコンデン
サによって構成し、並列接続されたコンデンサのうち一
部のコンデンサに電流検出器を接続してコンデンサに流
れる電流を検出し、該電流検出値を並列接続されたコン
デンサ全部に流れる電流の大きさに換算し、換算後のコ
ンデンサ電流を用いて第1の発明と同様に出力電圧指令
値を補正する。
【0019】次に、第3の発明においては、複数のPW
Mインバータを用い共通の負荷に対して並列運転を行う
場合において、複数のPWMインバータ間の負荷分担、
即ち各PWMインバータが本来出力すべき出力電流の大
きさを明確にするため、正弦化フィルタを介してPWM
インバータが出力する電流を検出し、該PWMインバー
タの出力電流および並列台数に基づく出力電流指令値か
ら横流を求める。そして、この横流を同期整流して有効
成分要素および無効成分要素を求め、有効成分要素によ
って周波数指令値を、無効成分要素によって平均電圧指
令値をそれぞれ導き前記周波数指令値と平均電圧指令値
とによって瞬時コンデンサ電流指令値を求める。該瞬時
コンデンサ電流指令値と前記出力電流指令値との和であ
る瞬時全電流指令値を用いて瞬時電圧指令値を補正す
る。
【0020】第4の発明においては、例えば第1,第2
の発明を用いて正弦化フィルタを構成するコンデンサに
流れるコンデンサ電流を検出し、該コンデンサ電流と正
弦化フィルタより出力される出力電流との和である全電
流検出値を求め、該全電流検出値と前記全電流指令値と
の偏差を求め、該偏差を用いて瞬時電圧指令値を補正す
る。
【0021】
【作用】第1,第2の発明において、出力電圧指令値の
補正を出力電圧の瞬時値による補正に加え、フィルタの
コンデンサを流れる電流によってPWMインバータ出力
電圧の変化分を求めて出力電圧指令値を補正することに
より、PWMインバータ出力に生じる振動をダンピング
抵抗を用いることなく抑制できる。
【0022】第2の発明においては、正弦化フィルタに
複数のコンデンサの並列接続回路を用いており、電流検
出器は前記複数のコンデンサのうち一部のコンデンサに
のみ接続したので、電流検出器による配線インピーダン
スの影響が一部のコンデンサにとどめられる。また、第
3,第4の発明においては、PWMインバータの制御を
行うPWMパルスを補正することによりPWMインバー
タの出力電流の瞬時値と負荷電流の瞬時値とPWMイン
バータの出力側に接続される正弦化フィルタのコンデン
サに流れる電流の瞬時値が各指令値に一致し、瞬時の横
流が抑制される。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明内容を詳細に説
明する。まず、PWMインバータより出力される電力を
リアクトルとコンデンサとから構成される正弦化フィル
タを介して負荷に供給し、前記正弦化フィルタから出力
される電圧の瞬時値と、あらかじめ定めた出力電圧設定
値より導出される瞬時電圧指令値とを一致させるように
制御する方法について説明する。
【0024】図1は、第1実施例を適用するPWMイン
バータ制御回路の構成図である。図1において、21は
正弦化フィルタであって、該正弦化フィルタ21はリア
クトル25とコンデンサC26とによって構成されてい
て、図4の正弦化フィルタ23に設けられていた抵抗2
9とコンデンサ28は省かれている。10は電流検出器
であって、コンデンサ27に流れる電流を検出し、コン
デンサ電流検出値を後述する制御回路31に出力する。
この他の図4で説明したものと同様の機能を有するもの
には同じ符号を付して説明を省略する。
【0025】電流検出器10はリアクトル25とコンデ
ンサ26との接続点と、前記コンデンサ26との間に設
けられていて、コンデンサ26を流れるコンデンサ電流
Cを検出する。正弦化フィルタ21のコンデンサ26
を流れるコンデンサ電流ICはPWMインバータ1が出
力する電圧の変化分(dV/dt)と等価であるため、
この変化分に基づいて電圧指令値を補正することによ
り、PWMインバータ出力電圧に生じる振動が抑制でき
る。
【0026】即ち、制御回路31においては、前記電流
検出器10の出力をフィルタ41を介して調節器48へ
導かれ、ゲイン調節を行い次に述べる電圧指令値を補正
する。ここで電圧指令値は、図4の制御回路33と同様
に、正弦化フィルタの出力側に設けられた電圧検出器1
2によってPWMインバータ1より正弦化フィルタ21
を介して出力される交流電力の電圧V(以下においては
出力電圧Vと呼ぶ)を検出し、該検出値Vを平均値回路
2に入力して前記出力電圧の平均値VA を求める。この
電圧平均値VA とあらかじめ定めた電圧設定値VA *
の偏差ΔVをAVR3に入力し、該偏差ΔVが零になる
よう前記電圧設定値を補正して補正電圧設定値VA **
求めて瞬時電圧指令値発生器7に入力する。瞬時電圧指
令値発生器7には補正電圧設定値VA **とあらかじめ設
定した周波数設定値ω* が入力され、該瞬時電圧指令値
発生器7は補正電圧設定値VA **に基づく振幅を持ち、
周波数設定値ω* に基づく周波数を持った正弦波の電圧
指令値V* を出力する。
【0027】前記電圧指令V* を調節器45より得られ
る出力電圧Vとの偏差ΔVにより補正し、さらに、前記
電流検出器10によって検出されたコンデンサ電流IC
に基づいて求めた補正量を用いて前記電圧指令V* を補
正してPWM信号発生器9に入力し、該補正後の電圧指
令値V* に基づいたパルス信号をPWMインバータ1に
出力して該PWMインバータ1の制御を行う。
【0028】また、図2は第2実施例を適用した正弦化
フィルタ22の構成図である。図2において26a ,2
b ,…,26n はコンデンサ部を構成するコンデン
サ、10’は電流検出器であり、25はリアクトルであ
る。本実施例においては、図2に示すように、図1に示
した正弦化フィルタ21のコンデンサ26に該当するコ
ンデンサ部を、複数のコンデンサ26a ,26b ,…,
26n を並列接続した並列接続回路によって構成し、該
並列接続されたコンデンサのうちコンデンサ26a に電
流検出器10’を設けてコンデンサ電流を検出してい
る。そして電流検出器10’によって得られる電流検出
値ICAを、調節器49に入力し、並列接続された全コン
デンサの合成容量に比例させることによって、第1実施
例のコンデンサ26に流れる電流IC と同等の電流検出
値を得ることができる。
【0029】即ち、第2実施例では第1実施例のコンデ
ンサ26をコンデンサ26a ,26 b ,…,26n の並
列回路に置き換えたことになり、PWMインバータの制
御に関しては、第1実施例と同じ制御回路31によって
同様の制御を行うことができる。第2実施例の如く、正
弦化フィルタのコンデンサ部を複数のコンデンサの並列
回路によって構成することにより、1つのコンデンサに
流れる電流は小さくなり、当然電流検出器に流れる電流
も小さくなる。つまり、電流検出器10’は電流検出器
10に比べ小容量のものでよく、電流検出部を小型化す
ることができ、主回路,正弦化フィルタ,電流検出器に
よって発生する配線インピーダンスの影響を抑制するこ
とができる。
【0030】次に、上述のPWMインバータを複数台並
列に接続し、共通の負荷に対して並列運転を行う場合
(以下においては第3実施例と呼ぶ)について説明す
る。第3実施例においてもPWMインバータの制御量に
正弦化フィルタのコンデンサに流れるコンデンサ電流を
用いるが、上記第1,第2実施例いずれの構成を用いて
も実施可能であるので、以下においては、コンデンサ電
流の検出に際して第1実施例に示した構成を用いて説明
する。
【0031】図3は第3実施例によるPWMインバータ
の制御回路32の構成図である。図3において21は正
弦化フィルタ、26は正弦化フィルタを構成するコンデ
ンサ、10はコンデンサ電流検出器、8は瞬時コンデン
サ電流指令値発生器、45,46,47,48’は後述
する制御回路より出力される各種補正量のゲインを調節
する調節器、41,42,43,44はフィルタであ
る。上記以外の図5に示した制御ブロック図と同様の機
能を有するものには同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0032】また、図7の如くUPS50を、PWMイ
ンバータ1,正弦化フィルタ20,制御回路30,等に
よって構成することができ、本実施例の正弦化フィルタ
21,制御回路32も適用可能であるが、ここでは、P
WMインバータ1の制御に関して制御回路32について
説明する。第3実施例において、正弦化フィルタ21の
出力側に設けられた電流検出器11と、前記第1,第2
実施例で説明した電流検出器10とによってPWMイン
バータ1の出力電流の瞬時値IL とコンデンサ3を流れ
るコンデンサ電流の瞬時値IC を検出する。母線盤60
より並列台数に応じた出力電流指令値IL * と出力電流
の瞬時値IL から前述した(1)式により横流IOUを求
める。従来の技術と同様に、前記横流IOUから有効成分
要素cosφおよび無効成分要素sinφを求めて有効
成分要素により、平均電圧指令値VA **を求め、また、
無効成分要素により電圧偏差を補正して周波数指令値ω
**を求める。
【0033】まず、前記平均電圧指令値VA **と周波数
指令値ω**とを瞬時電圧指令値発生器7および瞬時コン
デンサ電流指令値発生器8へ導いて、電圧指令値V*
よび瞬時コンデンサ電流指令値IC * を求める。そし
て、前記電圧指令値V* とPWMインバータ1の出力電
圧Vとの差である瞬時電圧偏差ΔVを求め、該瞬時電圧
偏差ΔVを調節器45へ導き調節器45の出力によって
電圧指令値V* に補正を加える。
【0034】さらに、瞬時コンデンサ電流指令値IC *
と出力電流指令値IL * とを加えて、瞬時電流指令値I
* を得る。該瞬時電流指令値I* を調節器46へ導き調
節器46の出力によって電圧指令値V* に補正を加え
る。また、前記コンデンサ電流の瞬時値IC と前記出力
電流の瞬時値IL との和であるPWMインバータ電流値
Iを求め、前記瞬時電流指令値I* と前記PWMインバ
ータ電流値Iとの差である瞬時電流偏差ΔIを求め、瞬
時電流偏差ΔIを調節器47へ導き調節器47の出力に
よって電圧指令値V* に補正を加える。
【0035】つぎに、前記コンデンサ電流の瞬時値IC
を調節器48へ導き調節器48の出力によって電圧指令
値V* に補正を加える。従来のPWMインバータ1の出
力電流,出力電圧の平均値を用いて制御される電圧指令
値V* に対し、上述した出力電流,出力電圧の瞬時値を
用いた補正を加えた後、PWM信号発生器5によってP
WM信号を発生させてPWMインバータ1を制御する。
【0036】
【発明の効果】これまで述べたように、正弦化フィルタ
のコンデンサに流れる瞬時電流を検出して、瞬時出力電
圧指令値をPWMインバータへの1パルス毎に補正して
PWMインバータ出力電圧の制御を行うことにより、前
記正弦化フィルタを構成するリアクトルとコンデンサの
共振や、PWMインバータのスイッチングに伴ってPW
Mインバータの出力に発生する振動を、正弦化フィルタ
内にダンピング抵抗Rを設けることなく抑制することが
でき、また、これまでダンピング抵抗Rに主回路電流が
流れることによって発生していた大きな損失を抑制し、
大型のダンピング抵抗を配置するスペースも省略でき
る。
【0037】さらに、正弦化フィルタ内の並列接続され
た複数個のコンデンサのうち、一部のコンデンサに流れ
る電流を検出する構成にすることにより、小容量の電流
検出器で電流検出が可能となり検出回路の小型化が図れ
る。また、正弦化フィルタと主回路と電流検出器によっ
て発生する配線インピーダンスの影響は電流検出器を接
続したコンデンサに限られ、他のコンデンサに対しては
前記配線インピーダンスの影響を排除することができ、
前記電流検出器も小容量のものであることから、主回路
のスイッチングによって発生する出力電圧リップルを消
滅することができる。
【0038】この他、PWMインバータの並列接続,並
列運転の制御に際しては、PWMインバータの出力電圧
の瞬時値によって制御を行うため歪みのない出力電圧を
供給することができ、出力電流およびコンデンサ電流に
関しても瞬時値によって制御を行うため、横流について
も瞬時値によって制御することができ、PWMインバー
タを並列接続して非線形負荷に対し電力を供給する際に
も安定した電流分担を行うことができ、並列運転の安定
化を図ることができる。
【0039】また、横流より有効成分要素cosφ,無
効成分要素sinφを求めて、周波数指令値ω**と平均
電圧指令値VA **より瞬時コンデンサ電流指令値IC *
を求めることで定常的な横流を抑制し、安定した電流分
担を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す図
【図2】第2実施例を適用する正弦化フィルタの構成を
示す図
【図3】第3実施例を示す図
【図4】従来例を示す図
【図5】従来例を示す図
【図6】無停電電源の構成例を示す図
【図7】無停電電源の接続構成例を示す図
【符号の説明】
1 PWMインバータ 2 平均値回路 3 自動電圧調整器(AVR) 4 自動周波数調整器(AFR) 5 無効成分同期整流器 6 有効成分同期整流器 7 瞬時電圧指令値発生器 8 瞬時コンデンサ電流指令値発生器 9 PWM信号発生器 10,11 電流検出器 12 電圧検出器 20,21,22,23 正弦化フィルタ 26,26a ,26b ,…,26n ,27,28 コ
ンデンサ 29 抵抗 30,31,32,33,34 制御回路 41,42,43,44 フィルタ 45,46,47,48,48’49 調節器 50 無停電電源装置 60 母線盤 70 負荷
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、図7の如くUPS50を、PWMイ
ンバータ1,正弦化フィルタ20,制御回路30,等に
よって構成することができ、本実施例の正弦化フィルタ
21,制御回路32も適用可能であるが、ここでは、P
WMインバータ1の制御に関して制御回路32について
説明する。第3実施例において、正弦化フィルタ21の
出力側に設けられた電流検出器11と、前記第1,第2
実施例で説明した電流検出器10とによってPWMイン
バータ1の出力電流の瞬時値IL とコンデンサ3を流れ
るコンデンサ電流の瞬時値IC を検出する。母線盤60
より並列台数に応じた出力電流指令値IL * と出力電流
の瞬時値IL から前述した(1)式により横流IOUを求
める。従来の技術と同様に、前記横流IOUから有効性分
要素cosφおよび無効性分要素sinφを求めて、有
効性分要素により周波数指令値ω**を求め、また、無効
性分要素により電圧偏差を補正して平均電圧指令値VA
**を求める。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PWMインバータより出力される電力を少
    なくともリアクトルとコンデンサとから構成される正弦
    化フィルタを介して負荷に供給し、前記正弦化フィルタ
    から出力される電圧の瞬時値と、あらかじめ定めた出力
    電圧設定値より導出される瞬時電圧指令値とを一致させ
    るように前記PWMインバータを制御するPWMインバ
    ータの制御方法において、 前記正弦化フィルタを構成するコンデンサに流れる電流
    を検出する検出手段を設け、該検出手段によって検出さ
    れたコンデンサ電流検出値に基づいて補正量を求め、該
    補正量によって前記瞬時電圧指令値を補正することを特
    徴とするPWMインバータの制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のPWMインバータの制御
    方法において、前記正弦化フィルタを構成するコンデン
    サを複数個のコンデンサを並列接続することによって構
    成し、前記複数個のコンデンサのうち一部のコンデンサ
    に電流検出手段を設け、該電流検出手段によって検出さ
    れたコンデンサ電流検出値に基づいて前記補正量を算出
    し、該補正量によって前記瞬時電圧指令値を補正するこ
    とを特徴とするPWMインバータの制御方法。
  3. 【請求項3】PWMインバータの出力側に少なくともリ
    アクトルとコンデンサとから構成される正弦化フィルタ
    を設け、該正弦化フィルタから出力される電圧の瞬時値
    と、あらかじめ定めた出力電圧設定値より導出される瞬
    時電圧指令値とを一致させるように制御するPWMイン
    バータの制御装置において、 PWMインバータが出力する出力電圧を検出する第3手
    段と、 前記第3手段によって検出されたPWMインバータの出
    力電圧の平均値を演算する第6手段と、 前記第6手段出力とあらかじめ定めた平均電圧設定値と
    の偏差を求める第3加算器と、 第3加算器の出力を受け比例積分補正を行う第2調整器
    と、 第2調節器出力とあらかじめ定めた周波数設定値とから
    前記PWMインバータに対する電圧指令を出力する第7
    手段と、 該第7手段の出力と前記第3手段による検出値との偏差
    を求める第4加算器と、 第4加算器の出力のゲインを調整する第1調節器と、 PWMインバータの出力側に設けられた正弦化フィルタ
    を構成するコンデンサに流れる電流を検出する第9手段
    と、 第9手段の出力のゲインを調整する第2調節器と、 前記第1調節器出力と前記第7手段出力との和を求める
    第5加算器と、 前記第2調節器出力と前記第7手段出力との偏差を求め
    る第6加算器と、 前記第7手段の出力である電圧指令値に基づいて前記P
    WMインバータの制御を行うパルス信号を発生する第8
    手段とを備え、 前記第5,第6加算器の出力によって前記電圧指令値を
    補正することを特徴とするPWMインバータの制御装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のPWMインバータの制御
    装置において、PWMインバータの出力側に設けられた
    正弦化フィルタのコンデンサを複数のコンデンサを並列
    接続して構成し、前記第9手段を前記複数のコンデンサ
    のうち一部のコンデンサに設けたことを特徴とするPW
    Mインバータの制御装置。
  5. 【請求項5】複数台のPWMインバータの出力側に少な
    くともリアクトルとコンデンサとから構成される正弦化
    フィルタをそれぞれ設け、該PWMインバータを共通の
    負荷に対して並列に接続し、各PWMインバータについ
    て前記正弦化フィルタから出力される電圧の瞬時値と、
    あらかじめ定めた出力電圧設定値より導出される瞬時電
    圧指令値とを一致させるように制御するPWMインバー
    タの制御方法において、 前記正弦化フィルタを構成するコンデンサに流れる電流
    を検出する検出手段を設け、該検出手段によって検出さ
    れたコンデンサ電流検出値に基づいて補正量を求め、該
    補正量によって前記瞬時電圧指令値を補正することを特
    徴とするPWMインバータの制御方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のPWMインバータの制御
    方法において、前記正弦化フィルタを構成するコンデン
    サを複数個のコンデンサを並列接続することによって構
    成し、前記複数個のコンデンサのうち一部のコンデンサ
    に電流検出手段を設け、該電流検出手段によって検出さ
    れたコンデンサ電流検出値に基づいて前記補正量を算出
    し、該補正量によって前記瞬時電圧指令値を補正するこ
    とを特徴とするPWMインバータの制御方法。
  7. 【請求項7】複数台のPWMインバータの出力側に少な
    くともリアクトルとコンデンサとから構成される正弦化
    フィルタをそれぞれ設け、該PWMインバータを共通の
    負荷に対して並列に接続し、各PWMインバータについ
    て前記正弦化フィルタから出力される電圧の瞬時値と、
    あらかじめ定めた出力電圧設定値より導出される瞬時電
    圧指令値とを一致させるように制御するPWMインバー
    タの制御方法において、 前記PWMインバータより正弦化フィルタを介して出力
    される出力電流の瞬時値が、1台のPWMインバータが
    出力すべき電流をPWMインバータの並列台数に応じた
    瞬時出力電流指令値に一致するように前記瞬時電圧指令
    値を補正することを特徴とするPWMインバータの制御
    方法。
  8. 【請求項8】複数台のPWMインバータの出力側に少な
    くともリアクトルとコンデンサとから構成される正弦化
    フィルタをそれぞれ設け、該PWMインバータを共通の
    負荷に対して並列に接続し、各PWMインバータについ
    て前記正弦化フィルタから出力される電圧の瞬時値と、
    あらかじめ定めた出力電圧設定値より導出される瞬時電
    圧指令値とを一致させるように制御するPWMインバー
    タの制御方法において、 前記検出手段によって検出されたコンデンサ電流の瞬時
    値が、該コンデンサを流れる電流を定めた瞬時コンデン
    サ電流指令値に一致するように前記出力電圧指令を補正
    することを特徴とするPWMインバータの制御方法。
  9. 【請求項9】複数台のPWMインバータの出力側に少な
    くともリアクトルとコンデンサとから構成される正弦化
    フィルタをそれぞれ設け、該PWMインバータを共通の
    負荷に対して並列に接続し、各PWMインバータについ
    て前記正弦化フィルタから出力される電圧の瞬時値と、
    あらかじめ定めた出力電圧設定値より導出される瞬時電
    圧指令値とを一致させるように制御するPWMインバー
    タの制御方法において、 並列接続されたPWMインバータ間に流れる横流を検出
    し、該横流を同期整流信号によって同期整流して得られ
    た無効成分要素によって出力電圧設定値に補正を加えて
    平均出力電圧指令値を求め、 また、同期整流して得られた有効成分要素によって、あ
    らかじめ定めた周波数設定値に補正を加えて周波数指令
    値を求め、 前記瞬時コンデンサ電流指令値を、平均出力電圧指令値
    と周波数指令値とによって求めることを特徴とするPW
    Mインバータの制御方法。
  10. 【請求項10】複数台のPWMインバータの出力側に少
    なくともリアクトルとコンデンサとから構成される正弦
    化フィルタをそれぞれ設け、該PWMインバータを共通
    の負荷に対して並列に接続し、各PWMインバータにつ
    いて前記正弦化フィルタから出力される電圧の瞬時値
    と、あらかじめ定めた出力電圧設定値より導出される瞬
    時電圧指令値とを一致させるように制御するPWMイン
    バータの制御装置において、 PWMインバータより正弦化フィルタを介して出力され
    る出力電流を検出する第1手段と、 並列運転されるPWMインバータの投入台数に応じて各
    PWMインバータが負担すべき瞬時出力電流の大きさを
    PWMインバータに指令する瞬時出力電流指令値を出力
    する第2手段と、 PWMインバータが出力する電圧を検出する第3手段
    と、 前記第1,第2手段の出力の偏差を求める第1加算器
    と、 第1加算器の出力を同期整流信号によって同期整流を行
    い有効成分要素を演算する第4手段と、 第1加算器の出力を同期整流信号によって同期整流を行
    い無効成分要素を演算する第5手段と、 前記第3手段によって検出されたPWMインバータの出
    力電圧の平均値を演算する第6手段と、 第4手段より出力される有効成分要素とあらかじめ定め
    た周波数設定値との和を求める第2加算器と、 第5手段より出力される無効成分要素とあらかじめ定め
    た平均電圧設定値との和および前記第6手段出力との偏
    差を求める第3加算器と、 第2加算器の出力を受け比例積分補正を行う第1調整器
    と、 第3加算器の出力を受け比例積分補正を行う第2調整器
    と、 第1,第2調整器出力より前記PWMインバータに対す
    る電圧指令値を出力する第7手段と、 該第7手段の出力と前記第3手段による検出値との偏差
    を求める第4加算器と、 第4加算器の出力のゲインを調整する第1調節器と、 PWMインバータの出力側に設けられた正弦化フィルタ
    を構成するコンデンサに流れる電流を検出する第9手段
    と、 第9手段の出力のゲインを調整する第2調節器と、 前記第1,第2調整器出力を受けて、前記コンデンサに
    流れる電流を指令するコンデンサ電流指令値を出力する
    第10手段と、 該第10手段より出力されるコンデンサ電流指令値と、
    前記第2手段より出力される瞬時出力電流指令値との和
    を求める第7加算器と、 第7加算器の出力のゲインを調整する第3調節器と、 前記第9手段出力と前記第1手段出力との和を求める第
    8加算器と、 第7加算器出力と第8加算器出力との偏差を求める第9
    加算器と、 第9加算器の出力のゲインを調整する第4調節器と、 前記第1調節器出力と前記第7手段出力との和を求める
    第5加算器と、 前記第2調節器出力と前記第7手段出力との偏差を求め
    る第6加算器と、 前記第3調節器出力と前記第7手段出力との偏差を求め
    る第10加算器と、 前記第4調節器出力と前記第7手段出力との和を求める
    第11加算器と、 前記第7手段の出力である電圧指令値に基づいて前記P
    WMインバータの制御を行うパルス信号を発生する第8
    手段とを備え、 前記第5,第6,第10および第11加算器の出力によ
    って、前記電圧指令値を補正することを特徴とするPW
    Mインバータの制御装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載のPWMインバータの
    制御装置において、PWMインバータの出力側に設けら
    れた正弦化フィルタのコンデンサを複数のコンデンサを
    並列接続して構成し、前記第9手段を前記複数のコンデ
    ンサのうち一部のコンデンサに設けたことを特徴とする
    PWMインバータの制御装置。
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