JPH0629089Y2 - 車両用動力分配装置のシフト操作機構 - Google Patents

車両用動力分配装置のシフト操作機構

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JPH0629089Y2
JPH0629089Y2 JP1989021232U JP2123289U JPH0629089Y2 JP H0629089 Y2 JPH0629089 Y2 JP H0629089Y2 JP 1989021232 U JP1989021232 U JP 1989021232U JP 2123289 U JP2123289 U JP 2123289U JP H0629089 Y2 JPH0629089 Y2 JP H0629089Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用動力分配装置、特にエンジンの動力を前
後輪のそれぞれに分配する四輪駆動車用動力分配装置の
シフト操作機構に関する。
〔従来技術〕
車両用動力分配装置のシフト操作機構の一例として、動
力分配機構を収容するケーシング内にて両端部を軸支さ
れ軸方向の一端側への第1の摺動位置と他端側への第2
の摺動位置に選択的に摺動されるフォークシャフトと、
このフォークシャフト上に組付けられて切換スリーブに
係合し同スリーブを介して前記フォークシャフトの各摺
動位置に対応して前記動力分配機構を各種の切換状態に
構成するシフトフォークを備えてなるシフト操作機構が
あり、その一例が特開昭61−207219号公報に示
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この種のシフト操作機構を備えた車両用動力
分配装置においては、操作系統等に不具合が生じて緊急
脱出時、牽引時等特別の場合に他の切換状態に変更して
車両を走行させる形式のものがある。この形式の動力分
配装置においては、上記した不具合時シフト操作機構を
構成するフォークシャフトは手で直接摺動されて第1ま
たは第2の摺動位置にされる。この場合、フォークシャ
フトに軸方向の任意の負荷を付与して動かなくなった時
点でフォークシャフトが所定の摺動位置に達したものと
判断されるが、フォークシャフトに大きな抵抗が作用し
ている場合にはフォークシャフトが所定の摺動位置に達
する以前に同摺動位置に達したものと誤認され、動力分
配機構は所定の切換状態に変換されずまたは切換状態が
不完全な状態となり、その後の車両の走行により動力分
配機構が損傷するおそれがある。
また、かかる不具合を解消するために、検出スイッチを
備えた位置検出機構を具備したシフト操作機構がある
が、当該操作機構においては検出スイッチ、同スイッチ
の組付部位、同スイッチが動作するための検出部位等を
確保する必要があるため、位置検出機構およびその組付
部位が複雑な構造となる。
従って、本考案の目的は、検出スイッチを用いることな
くフォークシャフトの各摺動位置を視認し得るように構
成して、簡単な手段でフォークシャフトを常に確実に所
定の摺動位置に保持し得るようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記した形式の車両用動力分配装置のシフト操
作機構において、前記ケーシングにおける前記フォーク
シャフトの一端側支持孔の端部を開口させるとともに、
前記フォークシャフトを前記一端側支持孔の開口端部か
ら前記ケーシング外へ所定長さ突出可能に形成し、かつ
同フォークシャフトの突出端部の外周に軸方向へ延びる
凹所を設けるとともに、同凹所の軸方向の各末端と前記
一端側支持孔の開口端面とが一致するフォークシャフト
の摺動位置を同フォークシャフトの前記第1の摺動位置
および第2の摺動位置に対応させたことを特徴とするも
のである。
〔考案の作用・効果〕
かかる構成によれば、ケーシングの一端側支持孔の開口
端部側かフォークシャフトを押動、引抜き可能でフォー
クシャフトを所定の摺動位置へ摺動させることができ、
かつフォークシャフトの各摺動位置への到達をその凹所
の軸方向の各末端と一端側支持孔の開口端面との一致に
より容易に視認することができる。従って、当該シフト
操作機構によれば、極めて簡単な手段でフォークシャフ
トの各摺動位置を確認して,フォークシャフトを各摺動
位置に確実に保持することができる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図には本考案に係るシフト操作機構を備えた動力分配
装置が示されている。当該動力分配装置は図示しない変
速機のケーシングに固着されるもので、ケーシング11
内にて入力軸12、第1出力軸13および第2出力軸1
4が回転可能に軸支され、かつ入力軸12と第1出力軸
13とは同軸的かつ相対回転可能、またこれら両軸1
2、13と第2出力軸14とは互に並列的に配置されて
いる。入力軸12の一端には変速機の出力軸がトルク伝
達可能に連結するとともに、第1出力軸13の他端には
後輪側プロペラシャフトがトルク伝達可能に連結する。
また、第1出力軸13上には中空状の中間軸15が回転
可能に組付けられており、第1図〜第3図に示すように
入力軸12と第1出力軸13間にはプラネタリギヤユニ
ット20が配設され、中間軸15上にはビスカスカップ
リング30が配設され、かつ中間軸15と第2出力軸1
4間には連結機構40とシフト操作機構50とが配設さ
れている。
プラネタリギヤユニット20はリングギヤ21、サンギ
ヤ22、キヤリヤ23および複数のピニオン24a、2
4bからなり、リングギヤ21は入力軸12の内端側の
フランジ部に一体回転可能に組付けられ、かつサンギヤ
22は第1出力軸13の外周に一体的に設けられてい
る。各ピニオン24a、24bはキヤリヤ23に回転可
能に支持されてリングギヤ21とサンギヤ22間に位置
して互に噛合し、かつ一方のピニオン24aがリングギ
ヤ21に噛合するとともに他方のピニオン24bがサン
ギヤ22に噛合している。リングギヤ21は後述するビ
スカスカップリング30のアウタメンバ32に一体回転
可能に組付けられており、かつキヤリヤ23は中間軸1
5に一体回転可能に組付けられている。
ビスカスカップリング30はインナメンバ31、アウタ
メンバ32、インナプレート33およびアウタプレート
34、シリコンオイル等の粘性流体からなり、アウタメ
ンバ32はインナメンバ31に液密的かつ回転可能に組
付けられ、インナメンバ31の外周に粘性流体を封入す
る密封室を形成している。両プレート33、34は密封
室に収容されていて、インナプレート33はインナメン
バ31の外周に一体回転可能に組付けられ、かつアウタ
プレート34はアウタメンバ32の内周に一体回転可能
に組付けられてインナプレート33と交互に位置してい
る。かかるビスカスカップリング30においては、イン
ナメンバ31の内周にて中間軸15の外周に一体回転可
能に組付けられ、かつアウタメンバ32は中間軸15の
外周に回転可能に支持されている。
連結機構40はドライブスプロケット41、ドリブンス
プロケット42、チェーン43、第1および第2切換ス
リーブ44,45にて構成されている。ドライブスプロ
ケット41は中間軸15上に一体回転可能に組付けられ
ている。第1切換スリーブ44は中間軸15の端部にて
第1出力軸13に一体的に組付けたクラッチハブ16の
外周にスプライン嵌合して軸方向へ摺動可能に組付けら
れていて、中間軸15上のスプライン15aと係脱して
第1出力軸13と中間軸15との結合を断続する。ドリ
ブンスプロケット42は第2出力軸14上に回転可能に
組付けられており、その外スプライン42aと第2出力
軸14上に一体的に組付けたクラッチハブ17の外スプ
ライン上には第2切換スリーブ45が摺動可能に組付け
られている。同スリーブ45は軸方向の摺動によりドリ
ブンスプロケット42と係脱し、同スプロケット42と
第2出力軸14とのトルク伝達を断続する。チェーン4
3は同スプロケット42とドライブスプロケット41間
に懸装されている。
シフト操作機構50はフォークシャフト51、一対のシ
フトフォーク52,53を備えてなり、フォークシャフ
ト51はケーシング11の各支持孔11a,11bに軸
方向へ摺動可能に組付けられて両出力軸13,14に平
行に配置されている。フォークシャフト51は図示しな
いシフトレバーの操作により軸方向へ摺動し、フォーク
シャフト51上に嵌着した一対のスナップリング54
a,54bおよびディテント機構の作用にてその摺動量
がL1に規制されて、第2図に示す一端側に摺動した第
1摺動位置と第3図に示す他端側に摺動した第2摺動位
置とに選択的に位置する。第1シフトフォーク52はフ
ォークシャフト51上に軸方向へ移動可能に組付けられ
ていて、第1切換スリーブ44に係合している。第2シ
フトフォーク53は第1シフトフォーク52の図示左側
にてフォークシャフト51上に固定的に組付けられてい
て、第2切換スリーブ45に係合している。第1シフト
フォーク52の図示右側に位置するスナップリング54
aは係合部材に該当するもので、同シフトフォーク52
とスナップリング54aの最大離間量がL2になるよう
にしている。上記したフォークシャフト51の摺動量L
1は第2切換スリーブ45の必要摺動量に相当するもの
で、上記した最大離間量L2は第1切換スリーブ44の
必要摺動量をL3(<L1)とした場合L1=L2+L
3の関係になるよう設定されている。
フォークシャフト51上のスナップリング54aに近接
する部位には2つのV溝51a,51bが軸方向に所定
間隔を保って形成されていて、各V溝51a,51bの
内側傾斜面がカム面51a1,51b1として機能す
る。各V溝51a,51bの底部間の間隔は最大離間量
L2よりわずかに大きくなっている。一方、第1シフト
フォーク52には内孔52aが形成されていて、同内孔
52a内に圧縮スプリング55aを介してボール55b
が嵌着されている。ボール55bはカムフォロアに該当
するもので、圧縮スプリング55aの付勢力にて各V溝
51a,51bのカム面51a1,51b1に選択的に
弾撥的に係合する。ボール55bは第1シフトフォーク
52が第2シフトフォーク53に当接している状態では
カム面51a1に係合して第1シフトフォーク52を第
2シフトフォーク53側へ付勢し、かつ第1シフトフォ
ーク52がスナップリング54aに係合している状態で
はカム面51b1に係合して第1シフトフォーク52を
スナップリング54a側へ付勢する。
しかして、ケーシング11における一方の支持孔11a
の外端は開口していて、その外端内周部には第4図〜第
6図に示すようにネジ部11bが形成されている。支持
孔11aは本考案の一端側支持孔に該当する。一方、フ
ォークシャフト51の長さは第1摺動位置に位置してい
るとき第4図に示すように所定長さL4だけ支持孔11
aから突出し、かつ第2摺動位置に位置していとき第5
図および第6図に示すように同シャフト51の一端面と
支持孔11aの外端面(開口端面)とが一致する長さ
(突出量零)に形成されている。かかるフォークシャフ
ト51の一端外周部にはその一端から軸方向へ長さL4
だけ延びる切欠凹所51cが形成され、かつその軸心に
は一端から所定深さ延びるネジ孔51dが形成されてい
る。従って、切欠凹所51cの一端はフォークシャフト
51の一端面に対応しているとともに、その他端は同シ
ャフト51の突出長さL4と一致しており、換言すれば
切欠凹所51cの一端および他端と支持孔11aの外端
面とが一致するフォークシャフト51の各摺動位置は、
同シャフト51の第2摺動位置および第1摺動位置に対
応している。ケーシング11の支持孔11aの外端はプ
ラグ56により液密的に閉塞されている。
プラグ56は第4図〜第6図に示すように有底筒状を呈
しており、筒部56aの開口端側の外周および底部56
bに設けた突起部の外周にそれぞれ大径ネジ部56c、
小径ネジ部56dが形成されている。かかるプラグ56
はその大径ネジ部56cにて支持孔11aのネジ部11
bに脱着可能に螺着されるとともに、小径ネジ部56d
にてフォークシャフト51のネジ孔51dに脱着可能に
螺着される。なお、プラグ56の筒部56aの深さはケ
ーシング11の支持孔11aに螺着された状態におい
て、第1摺動位置に位置するフォークシャフト51に干
渉しない深さに形成されている。プラグ56は通常はケ
ーシング11の支持孔11aに螺着され、小径ネジ部5
6dには防食用にキャップ57が嵌着されている。
かかる構成の動力分配装置においては、図示しない変速
機からの動力が入力軸12に伝達されると、プラネタリ
ギヤユニット20のリングギヤ21が入力軸12と一体
的に回転し、キヤリヤ23およびサンギヤ22を回転さ
せる。これにより、サンギヤ22の回転に伴って第1出
力軸13が回転し、入力された動力が後輪側へ出力され
る。一方、キヤリヤ23の回転に伴って中間軸15が回
転し、連結機構40のドライブスプロケット41を回転
させる。しかして、操作機構50が第2図に示す状態に
あってフォークシャフト51が第1摺動位置に位置し、
第1切換スリーブ44が第1出力軸13と中間軸15と
を非結合状態にし、かつ第2切換スリーブ45が第2出
力軸14とドリブンスプロケット42とを結合状態にし
ている場合、キヤリヤ23の動力が第2出力軸14に伝
達され、車両は四輪駆動走行する。この場合、前後両輪
間に差動が生じても同差動はプラネタリギヤユニット2
0により許容され、タイトコーナブレーキング現象の発
生が防止される。また、プラネタリギヤユニット20の
リングギヤ21とキヤリヤ23間にビスカスカップリン
グ30が配設されているため、同カップリング30は両
出力軸13,14間の差動制限機構として機能し、悪路
等における車両の走破性を向上させる。
かかる状態において、図示しないシフトレバー、負圧作
動のダイアフラムピストン、電動モータ等アクチュエー
タを操作してフォークシャフト51を図示左方へ摺動量
L1摺動して第2摺動位置に位置させると、第3図に示
すように同シャフト51と一体の第2シフトフォーク5
3およびこれに係合する第2切換スリーブ45が図示左
方へL1だけ摺動して、第2出力軸14とドリブンスプ
ロケット42とを非結合状態とする。また、フォークシ
ャフト51がL2だけ摺動した時点で第1シフトフォー
ク52にスナップリング54aを係合させ、その後同フ
ォーク52をL3だけ移動させる。このため、同フォー
ク52に係合する第1切換スリーブ44はL3だけ左方
へ摺動して第1出力軸13と中間軸15とを結合状態と
する。この結果、動力はプラネタリギヤユニット20お
よびビスカスカップリング30の機能を無効にした状態
にて第1出力軸13にのみ伝達され、車両は後輪駆動の
二輪駆動走行状態となる。
また、フォークシャフト51を図示右方へL1摺動して
第1摺動位置に位置させると、第2切換スリーブ45は
第2シフトフォーク53によりL1摺動し、かつ第2シ
フトフォーク53はL2移動後第1シフトフォーク52
に当接し同フォーク52をL3移動させ、第1切換スリ
ーブ44をL3移動させる。これにより、当該動力分配
装置は第2図に示す状態に復帰する。このように、本実
施例の操作機構50によれば、1本のフォークシャフト
51の摺動により各スリーブ44,45を同時に、かつ
互に異なる設定量だけ確実に摺動させることができる。
また、当該動力分配装置においては、第2図に示す四輪
駆動状態時にはボール55bがフォークシャフト51の
一方のカム面51a1に弾撥的に係合していて、第1シ
フトフォーク52を第2シフトフォーク53側へ付勢し
て同フォーク53に確実に当接して保持し、また第3図
に示す二輪駆動状態時にはボール55bは一方のカム面
51a1を乗越えて他方のカム面51b1に弾撥的に係
合し、第1シフトフォーク52をスナップリング54a
に確実に係合して保持する。このため、第1シフトフォ
ーク52の非操作時における位置決めが的確かつガタな
く行われ、当該ガタに起因する異音の発生が防止される
とともに、同フォーク52に係合する第1切換スリーブ
44の軸方向の位置決めが的確になされ、同スリーブ4
4とドライブスプロケット41,軸受等との端面間の磨
耗損傷が防止される。
しかして、当該動力分配装置において操作系統に不具合
が生じて四輪駆動状態に保持したい場合、車両牽引時二
輪駆動状態に保持したい場合には次のごとく操作する。
例えば四輪駆動状態から二輪駆動状態に変更したい場合
には、第4図に示す状態にあるプラグ56をケーシング
11の支持孔11aから取外してフォークシャフト51
に螺着し、第6図に示すようにプラグ56の底部56b
の端面が支持孔11aの外端面に当接するまで押込め
ば、フォークシャフト51をL1だけ確実に摺動して第
2摺動位置に位置させ、二輪駆動状態とすることができ
る。その後、プラグ56をフォークシャフト51から外
して支持孔11aに螺着し、第5図に示す状態とする。
また、二輪駆動状態から四輪駆動状態に変更したい場合
には、第5図に示す状態にあるプラグ56をケーシング
11の支持孔11aから取外して第6図に示すようにフ
ォークシャフト51に螺着し、同シャフト51を切欠凹
所51cの端部が支持孔11aの外端面に一致するまで
引抜く。これにより、フォークシャフト51をL1だけ
確実に摺動して第1摺動位置に位置させ、四輪駆動状態
とすることができる。その後、プラグ56をフォークシ
ャフト51から取外して支持孔11aに螺着し、第4図
に示す状態とする。
なお、本考案は上記実施例の動力分配装置に限らず、動
力分配機構を収容するケーシング内にて軸支され軸方向
の一端側への第1の摺動位置と他端側への第2の摺動位
置に選択的に摺動されるフォークシャフトと、このフォ
ークシャフト上に組付けられて切換スリーブに係合し同
スリーブを介して前記フォークシャフトの各摺動位置に
対応して前記動力分配機構を各種の切換状態に構成する
シフトフォークを有するシフト操作機構を備えた各種の
動力分配装置にも実施し得る。
また、本実施例においては、フォークシャフト51の支
持孔11aの開口端部にプラグ56を取外し可能に螺着
して、同開口端部を密閉した例について示したが、本考
案においてはプラグ56を省略することができるととも
に、フォークシャフト51の押動、引抜き操作をプラグ
56以外の適宜の治具を使用して行うことができる。な
お、切欠凹所51cについては、その一端をフォークシ
ャフト51の外端面と一致させる必要はなく、同外端面
からわずかに内側から他端側へ所定長さ延びるように形
成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシフト操作機構を備え
た動力分配装置の断面図、第2図および第3図は同装置
のそれぞれの作動状態を示す要部拡大断面図、第4図は
第2図の矢印IV部分の拡大断面部、第5図は第3図の矢
印V部分の拡大断面図、第6図はフォークシャフトの操
作法を示す第4図、第5図に対応する断面図である。 符号の説明 11……ケーシング、11a……支持孔、12……入力
軸、13,14……出力軸、15……中間軸、20……
プラネタリギヤユニット、30……ビスカスカップリン
グ、40……連結機構、44,45……スリーブ、50
……シフト操作機構、51……フォークシャフト、5
2,53……シフトフォーク、56……プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力分配機構を収容するケーシング内にて
    両端部を軸支され軸方向の一端側への第1の摺動位置と
    他端側への第2の摺動位置に選択的に摺動されるフォー
    クシャフトと、このフォークシャフト上に組付けられて
    切換スリーブに係合し同スリーブを介して前記フォーク
    シャフトの各摺動位置に対応して前記動力分配機構を各
    種の切換状態に構成するシフトフォークを備えてなる車
    両用動力分配装置のシフト操作機構において、前記ケー
    シングにおける前記フォークシャフトの一端側支持孔の
    端部を開口させるとともに、前記フォークシャフトを前
    記一端側支持孔の開口端部から前記ケーシング外へ所定
    長さ突出可能に形成し、かつ同フォークシャフトの突出
    端部の外周に軸方向へ延びる凹所を設けるとともに、同
    凹所の軸方向の各末端と前記一端側支持孔の開口端面と
    が一致するフォークシャフトの摺動位置を同フォークシ
    ャフトの前記第1の摺動位置および第2の摺動位置に対
    応させたことを特徴とする車両用動力分配装置のシフト
    操作機構。
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